JP2004092707A - 油圧緩衝器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部に油と分離された気室を有する油圧緩衝器にあって、発生減衰力を高低調整する減衰力調整バルブを有するときに、減衰力調整バルブにおける操作部を常時操作し易い環境に維持する。
【解決手段】外筒2とこの外筒2の内側に配在されるシリンダ4との間にリザーバ室Rを画成すると共に、このリザーバ室Rをシリンダ4内にピストン8で画成されるピストン側油室R2にシリンダ4の下端内部に配在のベースバルブ部5を介して連通する一方で、上記のリザーバ室Rに収装した環状隔壁部材(6)と外筒2およびシリンダ4のヘッド端を封止しながら先端をピストン8に連設のピストンロッド9を軸芯部に貫通させる封止部材10との間に環状油室R3を画成し、この環状油室R3を封止部材10に配在の減衰力調整バルブに連通させると共に、上記のピストン側油室R2をシリンダ4に開穿の連通孔4bとこの連通孔4bに連通する流路4cとからなるバイパス路を介して上記の環状油室R3に連通してなる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両に塔載される油圧緩衝器の改良に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】
車両に塔載される油圧緩衝器については、種々の提案があるが、その中に、油圧緩衝器が利用される状況からして、いわゆる気液分離型に形成されるとし、そのため、ゴムなどで形成されて弾性に富むプラダや所定位置に定着される隔壁部材で内部に油と分離された気室を画成する油圧緩衝器がある。
【0003】
それゆえ、このプラダなどで画成された気室を有する油圧緩衝器にあっては、たとえば、車両がオフロード走行することで高速で大きく伸縮するだけでなく、車両が転倒するなどで天地が逆になるような場合にも、油中にエアを混入させるとがなく、設定通りの減衰力を発生し得ることになる。
【0004】
その一方で、この種の油圧緩衝器の中には、車両の態様に応じて、あるいは、車両が走行する路面の状況に応じて、発生減衰力を高低調整し得るように減衰力調整バルブを有するものがある。
【0005】
そして、その場合に、減衰力調整バルブにおける操作部が油圧緩衝器を構成して下端側部材とされるシリンダ体側に配在されるとするきに、その配在場所が選択されることになる。
【0006】
すなわち、たとえば、シリンダ体の下端内部に配在のベースバルブ部で発生される減衰力を減衰力調整バルブで高低調整する場合には、このベースバルブ部に近くなるシリンダ体のボトム部に減衰力調整バルブにおける操作部を配在することが好ましいと言い得る。
【0007】
しかしながら、たとえば、オフロード走行する車両に塔載される油圧緩衝器にあっては、泥や水がかかり易いシリンダ体のボトム部に上記の操作部が配在されるよりも、泥や水がかかり難いシリンダ体のヘッド端に上記の操作部が配在される方が好ましいことになる。
【0008】
この発明は、上記した事情を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、内部に油と分離された気室を有する油圧緩衝器にあって、発生減衰力を高低調整する減衰力調整バルブを有するときに、その操作部が泥や水に晒され難くなり、操作部を常時操作し易い環境に維持するのが容易となり、たとえば、オフロード走行をするなどの車両への塔載に最適となる油圧緩衝器を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、この発明による油圧緩衝器の構成を、基本的には、外筒とこの外筒の内側に配在されるシリンダとの間にリザーバ室を画成すると共に、このリザーバ室をシリンダ内にピストンで画成されるピストン側油室にシリンダの下端内部に配在のベースバルブ部を介して連通する一方で、上記のリザーバ室に収装した環状隔壁部材と外筒およびシリンダのヘッド端を封止しながら先端をピストンに連設のピストンロッドを軸芯部に貫通させる封止部材との間に環状油室を画成し、この環状油室を封止部材に配在の減衰力調整バルブに連通させると共に、上記のピストン側油室をシリンダに開穿の連通孔とこの連通孔に連通する流路とからなるバイパス路を介して上記の環状油室に連通してなるとする。
【0010】
このとき、減衰力調整バルブの操作端は、外筒およびシリンダのヘッド端を封止する封止部材の端面に露呈されてなるとする。
【0011】
そして、上記した構成において、より具体的には、バイパス路を構成する流路は、シリンダの外周に形成の凹部あるいは凹溝からなると共に、この凹部あるいは凹溝がシリンダの外周に隣設されるシリンダカバーでリザーバ室と画成されてなるとする。
【0012】
また、減衰力調整バルブは、圧側減衰力の高低調整を可能にする圧側減衰力調整バルブ、または、伸側減衰力の高低調整を可能にする伸側減衰力調整バルブからなるとする。
【0013】
なお、減衰力調整バルブとしては、上記の他に、ピストン速度が低速域にあるときの減衰力の高低調整を可能にする低速域減衰力調整バルブが付加されるとしても良い。
【0014】
ちなみに、圧側減衰力は、外筒の内側に配在されて内側にピストンを摺動させるシリンダの下端内部に配在のベースバルブ部における圧側減衰バルブと、上記のピストンに配在の背面バルブとで発生されるとする。
【0015】
また、伸側減衰力は、シリンダ内に摺動可能に収装のピストンに配在の伸側減衰バルブで発生されるとする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、図示した実施形態に基づいて、この発明を説明するが、この発明による油圧緩衝器は、図1に示すところでは、外筒2の内周に連設のプラダ1で画成される気室Aにおける気圧を高低調整し得るエアバルブ3を外筒2のボトム部2aに有してなる。
【0017】
このとき、プラダ1の図中で上下端となる両端は、同じく図中で上下の一対となる環状ガイド部材6,7で外筒2の内周に気密状態に密着されており、プラダ1の外周と外筒2の内周との間を気室Aに設定し、プラダ1の内周とシリンダ4の外周との間をいわゆるリザーバ室Rに設定している。
【0018】
そして、下方の環状ガイド部材7の内周には、通路7aが形成されていて、ベースバルブ部5を介してであるが、シリンダ4内にピストン8で画成されるピストン側油室R2を上記のリザーバ室Rに連通させている。
【0019】
なお、上方の環状ガイド部材6は、後述する環状油室R3を画成する観点からすれば、図示しないが、気室Aを画成する環状隔壁部材として機能することになる。
【0020】
ちなみに、上記のピストン8は、シリンダ4内に摺動可能に収装されながら上記のピストン側油室R2とピストン8を挟んで対向することになるロッド側油室R1を画成している。
【0021】
そして、このピストン8には、ピストンロッド9の図中で下端となる基端が連設されており、このピストンロッド9の図中で上端側となる先端側が外筒2の開口端たるヘッド端2bおよびシリンダ4の開口端たるヘッド端4aを封止する封止部材10の軸芯部を貫通している。
【0022】
また、ベースバルブ部5には、圧側チェック弁5aと、この圧側チェック弁5aに並列する圧側減衰バルブ5bが配在されており、ピストン8には、伸側チェック弁としても機能する背面バルブ8aと、この背面バルブ8aに並列する伸側減衰バルブ8bが配在され、この伸側減衰バルブ8bには、圧側チェック弁8cが直列されている。
【0023】
ところで、図示する油圧緩衝器にあっては、プラダ1で画成される気室Aにおける気圧をボトム部2aに配在のエアバルブ3で高低調整し得るとしているが、そのため、外筒2のボトム端の内側には、断面を凹状にしてこのボトム端の内側を覆うカバー部材11を有している。
【0024】
そして、このカバー部材11の上端は、プラダ1の内側の気室Aに臨在されていて、このカバー部材11の外周と外筒2のボトム端の内周との間のエアが通過できる隙間を有するとしている。
【0025】
そしてまた、この隙間は、外筒2のボトム部2aと間に形成される通路11aに連通し、この通路11aがエアバルブ3に連通するとしている。
【0026】
それゆえ、この油圧緩衝器にあっては、エアバルブ3を介して、気室Aに圧気を供給しあるいは排出することでバネ力を高低調整し得ることになり、シリンダ4内から突出するピストンロッド9における支持力、すなわち、ロッド反力を高低調整し得ることになる。
【0027】
一方、この油圧緩衝器にあっては、外筒2のヘッド端2bおよびシリンダ4のヘッド端4aを封止する封止部材10と前記した上方のガイド部材6の間に環状油室R3を画成しており、この環状油室R3がシリンダ4内のピストン側油室R2に連通するとしている。
【0028】
すなわち、シリンダ4には、ピストン側油室R2をシリンダ4外に連通させるを連通孔4bが開穿されてなると共に、シリンダ4の外周に連通孔4bに連通する凹部あるいは凹溝からなる流路4cが形成されていて、この連通孔4bおよび流路4cからなるバイパス路を介してピストン側油室R2が上記の環状油室R3に連通するとしている。
【0029】
そして、上記の流路4cは、図示するところでは、上端部が前記した環状ガイド部材6に保持されながら垂下されてシリンダ4の外周に隣設する筒状のシリンダカバー41でリザーバ室Rと画成されている。
【0030】
それゆえ、この油圧緩衝器にあっては、シリンダ4内をピストン8が下降する収縮作動時には、ピストン側油室R2からの油がピストン8に配在の背面バルブ8aを介してロッド側油室R1に流入する。
【0031】
そして、この収縮作動時には、前記したバイパス路を介してピストン側油室R2からの油が環状油室R3にも流入し、この環状油室R3の油が後述する減衰力調整バルブを介してロッド側油室R1に流入することになる。
【0032】
その一方で、ピストン側油室R2において余剰となるロッド侵入体積分に相当する量の油がベースバルブ5における圧側減衰バルブ5bを介してリザーバ室Rに流入する。
【0033】
そして、この油圧緩衝器にあって、シリンダ4内をピストン8が上昇する伸長作動時には、ロッド側油室R1からの油がピストン8に配在の伸側減衰バルブ8bを介してピストン側油室R2に流入する。
【0034】
そして、この伸長作動時には、ロッド側油室R1からの油が上記の減衰力調整バルブを介して環状油室R3に流出し、この環状油室R3からの油がバイパス路を介してピストン側油室R2に流入することになる。
【0035】
そしてまた、このとき、ピストン側油室R2で不足することになるロッド退出体積分に相当する量の油がベースバルブ5におけるチェック弁5aを介してリザーバ室Rから補給される。
【0036】
上記したところに加えて、この油圧緩衝器にあっては、封止部材10に減衰力調整バルブを有してなるとしており、この減衰力調整バルブは、図示するところでは、圧側減衰力調整バルブ12,伸側減衰力調整バルブ13および低速域減衰力調整バルブ14からなるとしている。
【0037】
ちなみに、この封止部材10には、ドレンポート10aが開穿されていて、このドレンポート10aを介しての作動油の注入を可能にしているが、このドレンポート10aを封止部材10に開穿するにあって、この油圧緩衝器の伸縮作動方向に沿うように開穿されるとしている。
【0038】
それゆえ、このドレンポート10aを閉塞する封止栓10bは、封止部材10の図中で上端面となる端面に露呈されるとしている(図2参照)。
【0039】
このとき、この封止部材10の端面には、上記した圧側減衰力調整バルブ12,伸側減衰力調整バルブ13および低速域減衰力調整バルブ14の各後端たる操作端が同様に露呈するとしている(図2参照)。
【0040】
ところで、封止部材10に配在の圧側減衰力調整バルブ12,伸側減衰力調整バルブ13および低速域減衰力調整バルブ14について少し説明する。
【0041】
まず、圧側減衰力調整バルブ12は、封止部材10に出没可能に螺装されたアジャスタ12aが附勢バネ12bの配在下に弁体12cを附勢するとしており、この弁体12cが封止部材10に開穿されて前記した環状油室R3に連通する通路10cを閉塞するとしている。
【0042】
それゆえ、この圧側減衰力調整バルブ12にあっては、環状油室R3からの油圧が作用するときに、弁体12cが附勢バネ12bのバネ力に抗して後退することで、いわゆるバルブ開になり、所定の大きさの圧側減衰力を発生させることになる。
【0043】
つぎに、伸側減衰力調整バルブ13は、封止部材10に出没可能に螺装されたアジャスタ13aが附勢バネ13bの配在下にポペット型の弁体13cを附勢するとしており、この弁体3cが封止部材10に開穿されて上記の環状油室R3に連通する通路10dを閉塞するとしている。
【0044】
それゆえ、この伸側減衰力調整バルブ13にあっては、ロッド側油室R1からの油圧が作用するときに、ポペット型の弁体13cが附勢バネ13bのバネ力に抗して後退することで、いわゆるバルブ開になり、所定の大きさの伸側減衰力が発生することになる。
【0045】
さらに、低速域減衰力調整バルブ14は、図中で下端となる先端部をニードル部とする弁体14aが封止部材10に出没可能に螺装されてなるとしており、この弁体14aの回動時に、封止部材10に開穿されて環状油室R3に連通する通路10eに臨在する尖端がこの通路10eで進退するとしている。
【0046】
それゆえ、この低速域減衰力調整バルブ14にあっては、シリンダ4内をピストン8が低速で昇降するときに、上記の通路10eと弁体14aにおけるニードル部との間に形成される環状のオリフィスを油が通過することになり、このときに、所定の大きさの減衰力が発生することになる。
【0047】
以上のように形成された減衰力調整バルブ、すなわち、圧側減衰力調整バルブ12,伸側減衰力調整バルブ13および低速域減衰力調整バルブ14は、前記したドレンポート10aを封止部材10に開穿する場合と同様に、その軸線方向がこの油圧緩衝器の伸縮作動方向に沿うことになるように設定されている。
【0048】
それゆえ、この各減衰力調整バルブ12,13および14、さらには、ドレンポート10aを封止部材10に配在する提案にあっては、プラダ1で画成される気室Aにおける気圧を高低調整し得る一方で、伸縮作動時に発生する圧側減衰力および伸側減衰力さらには伸圧両側の低速域の減衰力を高低調整し得ることになる。
【0049】
のみならず、この発明にあっては、この油圧緩衝器を車両たる、たとえば、雪上車などに塔載する実際を勘案すると、いわゆる雪まみれあるいは氷まみれになる下端側に上記の各減衰力調整バルブ12,13および14における操作端が露呈する場合に比較して、雪まみれあるいは氷まみれになることが少ない封止部材10の端面に上記の各減衰力調整バルブ12,13および14における操作端が露呈している場合の方が操作し易くなる点で有利となる。
【0050】
前記したところでは、気室Aがプラダ1で画成されるとしているが、この発明が意図するところからすれば、図示しないが、プラダ1の配設を省略して、環状隔壁部材をもって、リザーバ室Rと環状油室R3が画成されるとしても良い。
【0051】
すなわち、封止部材10に配在された減衰力調整バルブが連通すると共にシリンダ4内に画成されるピストン側油室R2がシリンダ4の下端内部に配在のベースバルブ部5を介することなく連通する環状油室R3を封止部材10との間に画成することからすれば、外筒2とシリンダ4との間に画成されるリザーバ室R内に前記した環状ガイド部材6と同一視できる態様の環状隔壁部材を配在して、この環状隔壁部材の下方にリザーバ室Rを画成すると共に、この環状隔壁部材の上方に環状油室R3を画成するとしても良い。
【0052】
そして、この場合には、油圧緩衝器を車両に塔載する際にピストンロッド9を上方部材にすると共に気室Aにおける気圧の高低調整を省略する場合の利用に便利となり、プラダ1を有しないことから、生産コスト的にも有利となり、安価に提供できることになる点で有利となる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明にあっては、油圧緩衝器において、減衰力調整バルブ自体がいわゆる路面に近くなるシリンダ体のボトム部に配在されるのではなく、車体側に近くなるシリンダ体のヘッド部における封止部材に配在されるとするから、減衰力調整バルブにおける操作部が上記の封止部材の端面に露呈されることになる。
【0054】
それゆえ、たとえば、この油圧緩衝器をオフロード走行する車両や雪上車などに塔載するときに、いわゆる泥まみれや氷まみれになり易いシリンダ体のボトム部に上記の操作部が配在される場合に比較して、この操作部が泥や水に晒され難くなり、操作部を常時操作し易い環境に維持するのが容易となる利点がある。
【0055】
そして、請求項2の発明によれば、バイパス路を構成する流路の形成が容易になり、たとえば、配管でバイパス路を形成する場合に比較して、シリンダの外径をいたずらに大きくしない点で有利となる。
【0056】
また、請求項3の発明によれば、塔載される車両の仕様や用途などに応じて、発生される圧側の減衰力を、あるいは、伸側の減衰力を高低調整することが可能になる。
【0057】
その結果、この発明によれば、内部に油と分離された気室を有する油圧緩衝器でありながら、発生減衰力を高低調整する減衰力調整バルブを有するときに、たとえば、オフロード走行をするなどの車両への塔載に最適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による油圧緩衝器を一部破断して示す縦断面図である。
【図2】図1の油圧緩衝器におけるシリンダ体側の上端面を示す図である。
【図3】封止部材に圧側減衰力調整バルブが配在されている状態を示す部分縦断面図である。
【図4】封止部材に低速域減衰力調整バルブが配在されている状態を図3と同様に示す図である。
【符号の説明】
1 プラダ
2 外筒
2a ボトム部
2b,4a ヘッド端
3 エアバルブ
4 シリンダ
4b 連通孔
4c 流路
5 ベースバルブ部
5a 圧側チェック弁
5b 圧側減衰バルブ
6,7 環状ガイド部材
7a,10c,10d,10e,11a 通路
8 ピストン
8a 背面バルブ
8b 伸側減衰バルブ
8c 伸側チェック弁
9 ピストンロッド
10 封止部材
10a ドレン通路
10b 封止栓
11 カバー部材
12 圧側減衰力調整バルブ
12a,13a アジャスタ
12b,13b 附勢バネ
12c,13c,14a 弁体
13 伸側減衰力調整バルブ
14 低速域減衰力調整バルブ
41 シリンダカバー
A 気室
R リザーバ室
R1 ロッド側油室
R2 ピストン側油室
R3 環状油室

Claims (3)

  1. 外筒とこの外筒の内側に配在されるシリンダとの間にリザーバ室を画成すると共に、このリザーバ室をシリンダ内にピストンで画成されるピストン側油室にシリンダの下端内部に配在のベースバルブ部を介して連通する一方で、上記のリザーバ室に収装した環状隔壁部材と外筒およびシリンダのヘッド端を封止しながら先端をピストンに連設のピストンロッドを軸芯部に貫通させる封止部材との間に環状油室を画成し、この環状油室を封止部材に配在の減衰力調整バルブに連通させると共に、上記のピストン側油室をシリンダに開穿の連通孔とこの連通孔に連通する流路とからなるバイパス路を介して上記の環状油室に連通してなることを特徴とする油圧緩衝器
  2. バイパス路を構成する流路がシリンダの外周に形成の凹部あるいは凹溝からなると共に、この凹部あるいは凹溝がシリンダの外周に隣設されるシリンダカバーでリザーバ室と画成されてなる請求項1に記載の油圧緩衝器
  3. 減衰力調整バルブが圧側減衰力の高低調整を可能にする圧側減衰力調整バルブ、または、伸側減衰力の高低調整を可能にする伸側減衰力調整バルブからなる請求項1に記載の油圧緩衝器
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