JP2004089982A - 空気清浄化フィルター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ケーシングとフィルター部からなる空気清浄化フィルターであって、該フィルター部が可撓性フィルターであり、且つ、該ケーシングに対して脱着可能であることを特徴とする空気清浄化フィルターとする。可撓性フィルターが可撓性コルゲートフィルター、可撓性プリーツフィルターであること、プレフィルターを使用すること、難燃性を有すること及びまたは可撓性枠部を設けることを特徴とする空気清浄化フィルターである。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体製造工業、医薬品製造工業、食品工業、病院などの分野で使用されるクリーンルーム用エアーフィルター、オフィスの空調及び家庭用エアコンなどの生活空間で使用される空気清浄化フィルター、自動車、鉄道、飛行機、船舶等の交通車両内に使用されるエアーフィルター等の空気清浄化フィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、空気清浄化フィルターは、除塵や脱臭を目的とし、必要に応じて抗菌・防かびなどの性能を付与したフィルター部とフィルター形状を保持するケーシングで固定された状態で構成されるのが一般的であった。
【0003】
フィルター部の開口面積あたりの通過流量が大きい場合、金属、木、プラスチックなど、強固なケーシングが使用されることが多く、容易にフィルター部の脱着が出来ない問題があった。また、これらのケーシングは高価であること、廃棄物減量・省資源化の観点から、再利用が強く要望されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、圧力損失が少なく、除塵性能あるいは脱臭性能に優れ、フィルター部、ケーシングを壊すことなくフィルター部の脱着が容易で、ケーシング、フィルター部は繰り返し使用でき、脱着を繰り返し行っても、ケーシングおよびフィルター部の破損がない、空気漏洩の少ない空気清浄化フィルターを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、本発明に到達したものである。
【0006】
第1の発明は、ケーシングとフィルター部からなる空気清浄化フィルターであって、該フィルター部が可撓性フィルターであり、且つ、該ケーシングに対して脱着可能であることを特徴とする空気清浄化フィルターに関するものである。
【0007】
第2の発明は、第1の発明に記載のフィルター部が可撓性プリーツフィルターであることを特徴とする空気清浄化フィルターに関するものである。
【0008】
第3の発明は、第1の発明に記載のフィルター部のセルの開口面が空気の流入方向に対して平行な可撓性コルゲートフィルターであることを特徴とする請求項1記載の空気清浄化フィルターに関するものである。
【0009】
第4の発明は、第3の発明に記載のフィルター部のセルの開口面が空気の流入方向に対して平行な可撓性コルゲートフィルターを少なくとも2段以上積層してなることを特徴とする空気清浄化フィルターに関するものである。
【0010】
第5の発明は、第1の発明に記載のフィルター部のセルの開口面が空気の流入方向に対して垂直な可撓性コルゲートフィルターであることを特徴とする空気清浄化フィルターに関するものである。
【0011】
第6の発明は、第1の発明に記載のフィルター部の1層がセルの開口面が空気の流入方向に対して垂直である可撓性コルゲートフィルターであり、且つ、該可撓性コルゲートフィルターに可撓性プリーツフィルターまたはセルの開口面が空気の流入方向に対して平行な可撓性コルゲートフィルターを積層してなる可撓性フィルターであることを特徴とする空気清浄化フィルターに関するものである。
【0012】
第7の発明は、第1〜6の発明の何れかに記載のフィルター部がケーシングに密着するようにフィルター部側面に可撓性の枠部を設けたことを特徴とする空気清浄化フィルターに関するものである。
【0013】
第8の発明は、第1〜7の発明の何れかに記載のフィルター部の上流側にJIS B9908に準じた圧力損失が5.3cm/秒において2Pa以下のプレフィルターを装着したことを特徴とする空気清浄化フィルターに関するものである。
【0014】
第9の発明は、第1〜8の発明の何れかに記載のフィルター部及びプレフィルターが難燃性であることを特徴とする空気清浄化フィルターに関するものである。
【0015】
第10の発明は、第1〜9の発明の何れかに記載の空気清浄化フィルターが乗り物用のフィルターとして使用することを特徴とする空気清浄化フィルターに関するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の空気清浄化フィルターについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
請求項1および請求項2の発明は、図1の符号1に示されるケーシング、符号2に示されるフィルター部である可撓性プリーツフィルターの主フィルター部、及び必要に応じて符号3に示される可撓性プリーツフィルターの枠部を設けて構成される。プリーツフィルターが可撓性であることで、従来不可能であったケーシングを壊さずにフィルターを変形させることにより脱着ができる。図2は請求項1および請求項2の可撓性プリーツフィルターを装着した図である。図3は請求項1〜請求項7で用いる図1の符号1に示されるケーシングを表す図である。図4は図1の符号1に示されるケーシングに装着する前の符号2に示される可撓性プリーツフィルターの主フィルター部、及び符号3に示される可撓性プリーツフィルターの枠部により構成される可撓性プリーツフィルターである。
【0018】
請求項3の発明は、フィルター部が図5の符号4に示されるフルート部、符号5に示されるライナー部により構成されフィルターのセルの開口面が空気の流入方向に対して平行な可撓性コルゲートフィルターと、図3の符号1に示されるケーシングからなる空気清浄化フィルターである。ライナー部、コルゲート部が1段である単段可撓性コルゲートフィルターであるのが特徴であり、コルゲートの手法によりフィルター部を作製することでセルサイズピッチが2mmから10mmの細かなピッチのフィルターを作製することができる。請求項1および請求項2で使用した様に必要であれば枠部をライナーに対して垂直に巻いて使用しても良い。
【0019】
請求項4の発明は、フィルター部が図6の符号4に示されるフルート部、符号5に示されるライナー部により構成され2段以上積層して用いる可撓性コルゲートフィルターと、図3の符号1に示されるケーシングからなる空気清浄化フィルターである。請求項1および請求項2で必要により使用した符号3の枠部をライナーに対して垂直に巻いて使用しても良い。ライナー部、コルゲート部が2段以上ある可撓性コルゲートフィルターであるのが特徴であり、請求項3の単段可撓性コルゲートフィルターに比べ除塵効率および脱臭効率がアップする。
【0020】
請求項4の発明は、図6の符号4に示されるごとくフルート部、符号5に示されるライナー部により構成され、2段以上積層して用いる可撓性コルゲートフィルターである。ライナー部、コルゲート部が2段以上ある可撓性コルゲートフィルターであるのが特徴であり、請求項3の単段可撓性コルゲートフィルターに比べ除塵効率あるいは脱臭効率がアップする。
【0021】
請求項5の発明は、フィルター部が、図7の符号4に示されるフルート部、符号5に示されるライナー部、必要により符号6に示される可撓性コルゲートフィルターの枠部により構成され、セルの開口面が空気の流入方向に対して垂直である可撓性コルゲートフィルターと、図3の符号1に示されるケーシングからなる空気清浄化フィルターである。空気の流れがセルの開口面からストレートであり、通気性が良いのが特徴である。尚、図8に示される様に符号1に示されるケーシングに開口面に対して垂直に装着して使用する。
【0022】
請求項6の発明は、フィルター部が、図9あるいは図10に示されるように符号2に示される可撓性プリーツフィルターの主フィルター部、必要により符号3に示される可撓性プリーツフィルターの枠部により構成される可撓性プリーツフィルターと、符号4に示されるフルート部、符号5に示されるライナー部、符号6に示される可撓性コルゲートフィルターの枠部により構成され、セルの開口面が空気の流入方向に対して垂直である可撓性コルゲートフィルターを組み合わせたものと、図3の符号1に示されるケーシングからなる空気清浄化フィルターである。
【0023】
図9で示すように、可撓性コルゲートフィルターを上流側に可撓性プリーツフィルターを下流側に組み合わせることにより、除塵ならびに脱臭を同時に効率よく行うことができる。
【0024】
また、図10で示すように、可撓性プリーツフィルターを上流側に可撓性コルゲートフィルターを下流側に組み合わせることによっても同様である。
【0025】
請求項7の発明は、フィルター部が、図4で示すように、主フィルター部の周囲に可撓性の枠部を設けた可撓性フィルターと、図3の符号1に示されるケーシングからなる空気清浄化フィルターである。ケーシングとの密着性をあげることにより空気の漏洩が少ない空気清浄化フィルターを得ることができる。
【0026】
請求項8の発明は、図11により説明するが、請求項1〜6の可撓性フィルター、及びまたは可撓性プリーツフィルター、及びまたは可撓性コルゲートフィルターの上流側に符号7で示されるJIS B9908に準じた圧力損失が5.3cm/秒において2Pa以下のプレフィルターを装着することが特徴であり、プレフィルターを装着することにより下流側に装着する可撓性フィルター、及びまたは可撓性プリーツフィルター、及びまたは可撓性コルゲートフィルターのフィルター寿命が延びる。
【0027】
請求項9の発明は、図1の符号3により示される枠部が可撓性である主フィルター部と図1の符号1に示されるケーシングからなる空気清浄化フィルターである。
【0028】
請求項10の発明は、図1の符号2に示される主フィルター部、符号3に示される枠部からなるフィルター部、図11の符号7に示されるプレフィルターと、図3の符号1に示されるケーシングからなる空気清浄化フィルターである。例えば鉄道車両用途に必要な難燃性は、図11の社団法人日本鉄道車両機械技術協会が定める燃焼試験燃焼試験器等により調査し、これに合格したものが用いられる。
【0029】
なお、本発明においては必要に応じて、可撓性フィルター、可撓性プリーツフィルター、可撓性コルゲートフィルター、プレフィルターには、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、脱臭、抗菌、防黴、抗ウイルス、防虫、殺虫、消臭、芳香、感温、保温、畜温、蓄熱、発熱、吸熱、防水、耐水、撥水、疎水、親水、除湿、調湿、吸湿、撥油、親油、油などの吸着、および水や揮発性薬剤などの蒸散または徐放などの各種機能を付加したものであっても良い。
【0030】
以下に、本発明の空気清浄化フィルターに係わる構成要素を詳細に説明する。
【0031】
本発明で使用する空気清浄化フィルターは、フィルター部が可撓性であることを特徴とする。本発明で言う可撓性とは、フィルター部に圧縮、伸張、ねじれなどの外力が加わり変形した後、これらの外力が取り除かれると、破壊なく元の形状に復元する性能を言う。
本発明で使用するフィルター部の可撓性とは、通常のハンドリング(鷲づかみ等)によって、フィルター部を変形させ、変形しないケーシングから脱着した後、洗浄(水洗、気吹き)取り替え等の作業を行い、再び変形させ、ケーシングに装着し、前と同様の形状に復元させ、着脱前と同等のフィルター性能を発揮するために必要不可欠なものである。
【0032】
その実現手段は、フィルター部を構成する素材の持つ弾性、復元性を利用するものである。
具体的には、フィルター性能を設計する上で重要である通気性と除塵性を制御しやすいこと、脱臭等の性能を付加しやすいことから、不織布が好ましい材料である。
厚さとしては0.1〜50mm、好ましくは0.5〜30mm、嵩密度としては0.003〜0.5g/cm3、好ましくは0.005〜0.05g/cm3、さらに好ましくは0.01〜0.02g/cm3のものを用いることができる。
【0033】
本発明で用いる不織布を構成する繊維に特に制限はないが、有機合成繊維、半合成繊維、再生繊維等が例示される。有機合成繊維としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、およびこれらのコポリマー等のポリエステル系繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等のポリオレフィン系繊維、ポリアクリロニトリル、モダクリル等のアクリル系繊維、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12等のポリアミド系繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ウレタン繊維、フェノール繊維芳香族ポリアミド、全芳香族ポリエステル、ポリベンザゾール、ポリベンズイミダゾール、ポリエーテルエーテルケトン等のエンプラ繊維等、半合成繊維としてはトリアセテート繊維、ジアセテート繊維等、再生繊維としてはビスコースレーヨン、銅アンモニアレーヨン、ポリノジックレーヨン、リヨセル等の再生セルロース系繊維、コラーゲン、アルギン酸、キチン質などを溶液にし紡糸したものが好ましい。これらの繊維を構成するポリマーは、ホモポリマー、変性ポリマー、ブレンド、共重合体などの形でも利用できる。当然ではあるが、これら複数の材質からなる複合繊維を用いてもよい。また、本発明のフィルター部の可撓性を阻害しない範囲であればガラス、カーボン、活性炭、ステンレス、銅などの金属等の無機繊維を用いることも可能である。
【0034】
また、これらの繊維自体に、吸水性、吸湿性、抗菌性、保温性、抗アレルギー性、脱臭性などの機能を付与したものであってもよい。ここで用いる繊維の断面形状に特に制限はなく、円形、楕円形のみならず偏平、三角、Y型、T型、U型、星型、ドッグボーン型など、いわゆる異型断面形状をとるもの、中空状のもの、枝別れ状のもの、パルプ状のものであってもよい。
【0035】
不織布の製造方法についても特に制限はなく、乾式法、湿式抄造法、メルトブローン法、スパンボンド法などで得られたウェブを水流交絡法、ニードルパンチ法、ステッチボンド法などの物理的方法、サーマルボンド法などの熱による接着方法、レジンボンドなどの接着剤による接着方法で強度を発現させる方法など、先にあげた原料繊維との組み合わせて、可撓性が発現する方法ものを作ればよい。また、これら複数のウェブ、不織布を複数積層したものでもよい。
【0036】
中でも、サーマルボンド、レジンボンド法により得られた不織布は、折り曲げた後の反発弾性も強く、復元性、形状保持性にも優れているので好ましい不織布である。
レジンボンド不織布に用いる接着剤としては、パウダー状、液状等から、やはりフィルター部の可撓性を積極的に発現させるもの、繊維のもつ可撓性を阻害しないものを適宜選択して使用することができる。
【0037】
本発明に係わるフィルター部を構成する主フィルター部、プレフィルターの素材としては、不織布の他に、編織布、ネット、及びスポンジ状発泡体等の他、多孔質フィルム状物や薄板等が挙げられるが、通気性に乏しい素材は、微細な穴をあけて通気性を向上させて、単独または複数組み合わせて使用することもできる。
【0038】
また、先にあげた素材をプリーツ加工、またはコルゲート加工して立体構造にすることによって、除塵、ダスト保持、脱臭といった濾過に有効な表面積を増やすことができるだけでなく、プリーツやコルゲートのフルート部がバネのような役目を果たし、外力に対して復元可能な可撓性のあるフィルター部を実現すしやすくなる。
【0039】
さらに、フィルターの側面に弾性を持つ可撓性の枠部を設けることにより、より安定した可撓性を実現することができる。また、可撓性の枠部を設けることにより、ケーシングとフィルターとの密着性も向上する利点も得ることができる。
【0040】
また、必要に応じて、大気中の塵埃等の浮遊粒子を高効率で除去できるエレクトレットフィルター、HEPAフィルター、中・高性能フィルターなどを併用して使用することも好ましい方法である。
【0041】
また、先に述べた様に脱臭剤等の機能性材料を担持させることも、本発明を逸脱しない範囲においては、何ら制限はない。
【0042】
脱臭剤としての吸着剤を例に挙げて説明する。具体的な例としては、活性炭、添着活性炭、活性白土、天然および合成ゼオライト、セピオライト、酸化鉄などの鉄系化合物、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、シリカ、シリカ−酸化亜鉛複合物、シリカ−アルミナ−酸化亜鉛複合物、二酸化マンガン、複合フィロケイ酸塩、シクロデキストリン、アスコルビン酸と二価鉄塩の混合物、ビタミンB群とリン酸塩の混合物、あるいはこれらの混合物などが挙げられる。これらの吸着剤の形状は特に限定されるものではなく、粒子状、粉体状、液状、繊維状のものが一例として挙げられる。
【0043】
吸着剤の担持方法は特に制限はない。一例としては吸着性能を阻害しない接着剤を用いて、抄紙工程等の不織布製造工程で混合・内添する方法、塗工機で塗布する方法、印刷機で印刷する方法、スプレーで吹き付ける方法、基材(フィルター形状のまま)を丸ごと吸着剤分散液の中につけ込む方法など考え得るいかなる方法でも良い。また、二層のシート間に封入加工してもよい。耐水性接着剤を用いることで、水洗耐性を付与することができる。
【0044】
本発明に係わる可撓性プリーツフィルターとはプリーツ加工を施した可撓性フィルター、すなわち山谷状の折り加工されたフィルターであり、一定の開口面積に対して、フィルター基材の濾過に寄与する面積を増すことができる。
プリーツの形状は特に限定されるものではなく、使用する基材の面積や厚さなどに応じて適宜設定すればよいが、山の高さ(H)と山と山の間隔であるピッチ(P)とがH/P=2〜20の関係を満たすことが好ましい。H/Pが2より小さい場合や、H/Pが20より大きいと隣り合う基材の面同士が接近し過ぎて、通気性が阻害される場合がある。
【0045】
本発明に係わる可撓性コルゲートフィルターとはコルゲート加工した可撓性フィルターのことでありライナー部とフルート部から構成され、JIS−Z−1516に記載の「外装用段ボール」に準じて作製される。フルート部のピッチと山の高さは、必要に応じて調整することができる。
【0046】
本発明に係わる可撓性プリーツフィルターや可撓性コルゲートフィルターを製造する上で使用される接着剤に特に制限はない。水溶性のPVA系接着剤やセルロース系接着剤、ラテックス系接着剤、ホットメルト系接着剤、有機溶剤系接着剤などを用いることができる。
【0047】
また、耐水性接着剤を使用することにより水洗性を付与することは、本発明の可撓性フィルターの発現する性能をより効果的にする上でも、好ましい方法である。耐水性接着剤としてはユリア樹脂系接着剤、メラミン樹脂系接着剤、フェノール樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、アクリルエマルジョン系接着剤、ポリウレタン系接着剤、レゾルシン系接着剤、酢酸ビニル系接着剤、ホットメルト接着剤などを用いることができる。その中でもアクリル系接着剤がハンドリング性、加工性の面からさらに好ましく用いることができる。
【0048】
本発明に係わる可撓性フィルター、可撓性プリーツフィルター、可撓性コルゲートフィルターは、必要に応じて枠部により形状を保持し、可撓性を発現しやすくすることができる。枠部に使用される素材としては不織布、不織布、軟質ウレタンフォーム、硬質ウレタンフォームなどを好ましく用いることができる。その中でも加工性、ケーシングとの密着性に優れる軟質ウレタンフォームが特に好ましい。
【0049】
軟質ウレタンフォームを使用することでケーシングとの密着性が向上し、例えば列車、自動車、飛行機、船などの振動が発生する場所などでも、ケーシングとフィルター部の隙間が発生することなく、空気の漏洩が少なく好適である。
【0050】
軟質ウレタンフォームの密度は14〜300kg/m3のものが使用され、その中でも40〜60kg/m3のものが好ましい。セル数は16〜60個/25mmのものが使用され、その中でも40〜60個/25mmのものが好ましい。伸び率は100〜300%のものが好ましい。
厚みは、フィルター部とケーシングが実用上問題がなく、濾材の開口面積を極端に阻害することがない様、ケーシングと密着する厚みのものを選択することができる。また、軟質ウレタンフォームは水・中性洗剤による洗浄も可能なため、本発明の可撓性フィルターでのと組み合わせは有効である。さらに、スキ、タチ、ヌキなどの加工が容易であるのも特徴である。
【0051】
本発明に係わる、可撓性フィルター、可撓性プリーツフィルターや可撓性コルゲートフィルターと枠部の固定、可撓性コルゲートフィルターの積層、あるいはこれらフィルターの複合化には必要に応じて接着剤を使用することができる。使用される接着剤に特に制限はない。一例として、水溶性のPVA系接着剤やセルロース系接着剤、ラテックス系接着剤、ホットメルト系接着剤、有機溶剤系接着剤などを用いることができる。また、耐水性が必要な場合は、耐水性の不織布を選択し、耐水性接着剤を使用することに水洗性を付与することができる。
【0052】
本発明の主フィルター部は可撓性であることを利用して取り外し、再利用の為、洗浄する場合があるが、耐水性接着剤を使用することにより水洗性を付与することも可能である。耐水性接着剤としてはユリア樹脂系接着剤、メラミン樹脂系接着剤、フェノール樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、アクリルエマルジョン系接着剤、ポリウレタン系接着剤、レゾルシン系接着剤、酢酸ビニル系接着剤、ホットメルト接着剤などを用いることができる。その中でもアクリル系接着剤がハンドリング性、加工性の面からさらに好ましく用いることができる。
【0053】
本発明に係わるケーシングとしては、紙、不織布、金属、アルミニウム、木、プラスチックなどが用いられるが、加工性に優れ、素材がしっかりしていることから金属、アルミニウム製のものが好ましい。
【0054】
また、ケーシングの形状は、図12に示すように開口面に対して垂直なフラット型、図13に示すような空気の流入側または流出側が折れ曲がり形がアルファベットのLに似ているL型、図14および図15に示すようなL型の先端が曲がり、コ型に近い形状の変則コ型、開口面に対して垂直で、フィルターの端部がケーシングに引っかかり、状態を保持できる額縁型が通常のフィルター用ケーシングとして用いられる。
【0055】
フラット型はケーシングとフィルター部の接着が必要であり、L型は空気の流出側にフィルター押さえ用の折り返し部が必要となり好ましくない。一方、変則コ型、額縁型を用いることによりケーシングと必要により使用するフィルターの枠を固定するための接着剤が不要となり容易に脱着が可能となるため好ましい。
【0056】
額縁型の折り返し部に関しての長さの制限は特にないが、大きく取り過ぎると空気の流れを阻害してしまい、小さ過ぎるとフィルター端部から空気漏洩の可能性が生じるため5〜30mmが多く用いられる。フィルター性能を発揮するのに必要な、フィルター部の開口面積を阻害しない範囲であることが好ましい。
【0057】
本発明に係わるプレフィルターについて説明する。本発明に係わるプレフィルターはケーシングを備えたフィルター部の上流に設置する特性上、スペースを要さず、かつフィルター部の性能を阻害しない範囲であることが好ましい。従って、はシート状で用いられることが好ましい。
【0058】
主フィルター部の性能を阻害しない範囲のプレフィルターの性能はJIS B9908に準じて測定される圧力損失が5.3cm/秒において2Pa以下が好ましい。2Paより大きいと、フィルター部と合わせた圧力損失が大きくなり、空気清浄機器の運転性能を阻害する可能性がある。プレフィルターに使用される基材の目付けとしては15〜100g/m2のものが好ましい。
【0059】
プレフィルターを用いることにより、組み合わせて使用する可撓性フィルター、可撓性プリーツフィルター、可撓性コルゲートフィルターの寿命を延長することができる。また、プレフィルターは一定期間毎に取り替えて使用することにより、主フィルター部の維持管理を簡便化でき、さらに有効である。
【0060】
本発明に於いては、プレフィルターを用いることにより、組み合わせて使用する可撓性フィルター、可撓性プリーツフィルター、または可撓性コルゲートフィルターへの塵埃量が著しく減り、綿埃のような一旦、フィルター内で捕集されると除去しにくい繊維状の比較的大きな塵埃をプレフィルターが捕集する事により、前記各種可撓性フィルターでの捕集の負荷が軽減でき、また可撓性フィルターの寿命を著しく延ばすことができる。このように、プレフィルターは再生しにくい繊維状の塵埃捕集があった場合、一定期間毎に取り替えて使用するとさらに有用である。
本発明においてプレフィルターを組み合わせてエアコンなどで使用する場合では吸引フィンなどの機器への負荷が大幅に減り、装置の部品交換期間の延長や、部品をいためないなどの高価な機器にかかる費用よりも安価な可撓性フィルター、さらに安価なプレフィルターを交換する経済的なメリットがある。
【0061】
本発明に係わる難燃性について説明する。本発明の空気清浄化フィルターは難燃性、防炎性を付与することが可能である。特に、鉄道、自動車、飛行機、船などのフィルターとしてで使用する場合には、法律により難燃性を付与することが義務づけられる場合がある。
【0062】
本発明に係わる難燃性とは、不織布等の繊維製品の場合に、一般的なJIS L1091、A−1法で評価される方法のほかに、自動車、鉄道、飛行機、船舶等の乗り物用フィルターとして用いた場合に、使用する分野により、それぞれの属する分野の機関が定める難燃性の規格に合致するよう付与したものである。例えば、鉄道車両用に使用する場合には、社団法人日本鉄道車両機械技術協会が定める鉄道車両用燃焼試験を行い認定を得る必要がある。
【0063】
難燃性を付与する方法に特に制限はなく、難燃性樹脂を用いる方法、あるいは樹脂に難燃材を練り込む方法、基材に難燃材を後から付与する方法などが挙げられる。難燃樹脂としては、塩化ビニル、塩化ビニリデン、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合、ポリクラール、モダアクリル等のハロゲン系樹脂、難燃剤としては塩素系、臭素系等のハロゲン系、リン系、アンチモン系等の無機系、これらの複合系のものを適宜組み合わせて用いることができる。
【0064】
【実施例】
以下、実施例によりさらに本発明を詳細に説明するが、本発明はその主旨を越えない限りこれらに限定されるものではない。
【0065】
実施例1
[可撓性プリーツ用基材の作製]
可撓性プリーツフィルター用基材として不織布を、ポリエチレンテレフタレート繊維40質量%、塩化ビニリデン・アクリルニトリル供重合体繊維40質量%、エチレン酢酸ビニール・塩化ビニール供重合体樹脂16質量%、ハロゲン・リン酸エステル(難燃剤)4質量%を原料として、乾式レジンボンド法により(目付け:200g/m2、厚さ:10mm)作製した。
【0066】
[可撓性プリーツ用枠部の作製]
プリーツ用枠部として、軟質ウレタンフォーム(密度:60Kg/m3、セル数:55±10個/25mm、引張強度:98KPa以上、伸び:100%以上)を厚さ5mmにスライスし、400mm(長さ)×50mm(幅)、300mm(長さ)×50mm(幅)の大きさに作製した。
【0067】
次に作製した可撓性プリーツ用基材をレシプロ折り機にて折り高さ:50mmのプリーツ加工を施し、ピッチ(プリーツの頂点と頂点の間隔)が20mmとなるよう加工し、作製した可撓性プリーツ用枠部をホットメルト接着剤により固定し、サイズ:390mm(長さ)×290mm(幅)×50mm(高さ)、ピッチ20mmの可撓性プリーツフィルターを作製した。作製した可撓性プリーツフィルターはサイズ:400mm(長さ)×300mm(幅)×54mm(高さ)折り返し部15mmの額縁形状のアルミ製ケーシングに装着し、実施例1の空気清浄化フィルターを作製した。
【0068】
実施例2
[可撓性コルゲート用ライナー基材の作製]
実施例1で作製したウェブに、該ウェブ100質量部に対し、活性炭粉体40部、熱可塑性樹脂バインダーであるスチレン・アクリル酸エステル共重合体樹脂10部となるよう、乾式レジンボンド法により(目付け:40g/m2、厚さ:1mm、)作製した。
【0069】
[可撓性単段コルゲートフィルターの作製]
次に作製した可撓性コルゲート用ライナー基材をライナー部に使用し、ポリプロピレンを主体とするメルトブローン法により作製した不織布(坪量:50g/m2、厚さ:1.4mm)をフルート部に使用して、JIS−Z−1516に記載の「外装用段ボール」に準じて、サイズ:500mm(長さ)×500mm(幅)×10mm(高さ)セルサイズピッチが10mmでライナー部が1段の可撓性単段コルゲートフィルターを作製した。
【0070】
次に作製した単段コルゲートフィルターの端面に実施例1同様に空気の流入面に対して平行なフィルター面に、密度40〜60kg/m3、セル数40〜60個/25mmの軟質ウレタンフォームをホットメルト接着剤をもちいて接着し、サイズ:390mm(長さ)×290mm(幅)×10mm(高さ)セルサイズピッチ10mmの可撓性単段コルゲートフィルターを作製した。次に、サイズ:400mm(長さ)×300mm(幅)×14mm(高さ)、折り返し部15mmの額縁形状のアルミ製ケーシングに装着し、実施例2の空気清浄化フィルターを作製した。
【0071】
実施例3
実施例2と同様の手順により作製した可撓性単段コルゲートフィルターを5段に積層接着し、実施例2同様に空気の流入面に対して平行なフィルター面に、軟質ウレタンフォームを接着、枠部とし、サイズ:390mm(長さ)×290mm(幅)×50mm(高さ)、セルサイズピッチ10mmの可撓性コルゲートフィルターを作製した。次に、サイズ:400mm(長さ)×300mm(幅)×54mm(高さ)折り返し部15mmの額縁形状のアルミ製ケーシングに装着し実施例3の空気清浄化フィルターを作製した。
【0072】
実施例4
実施例2と同様に作製した可撓性単段コルゲートフィルターを29段に重ね接着し、セルの開口面に対して平行に厚さが50mmとなるようにスライスし、セルの開口面に対して垂直な端面に、実施例2同様に軟質ウレタンフォームを接着、枠部とし、サイズ:390mm(長さ)×290mm(幅)×50mm(高さ)セルサイズでピッチ10mmの可撓性コルゲートフィルターを作製した。次に、サイズ:400mm(長さ)×300mm(幅)×54mm(高さ)折り返し部15mmの額縁形状のアルミ製ケーシングに装着し、実施例4の空気清浄化フィルターを作製した。
【0073】
実施例5
実施例1と同様の手順により、サイズ:390mm(長さ)×290mm(幅)×40mm(高さ)、ピッチ20mmに加工し、可撓性プリーツフィルターを作製した。次に作製した可撓性コルゲートフィルターを実施例4と同じ手順により、サイズ:390mm(長さ)×290mm(幅)×10mm(高さ)、セルサイズピッチ10mmの可撓性コルゲートフィルターを作製した。作製した可撓性プリーツフィルター、可撓性コルゲートフィルターは、可撓性プリーツフィルターが上流側になる様組み合わせ、サイズ:400mm(長さ)×300mm(幅)×54mm(高さ)折り返し部15mmの額縁形状のアルミ製ケーシングに装着し、実施例5の空気清浄化フィルターを作製した。
【0074】
実施例6
実施例1と同様の手順により、サイズ:390mm(長さ)×290mm(幅)×30mm(高さ)、ピッチ20mmに加工し、可撓性プリーツフィルターを作製した。次に作製した可撓性コルゲートフィルターを実施例4と同じ手順により、サイズ:390mm(長さ)×290mm(幅)×20mm(高さ)、セルサイズピッチ10mmの可撓性コルゲートフィルターを作製した。作製した可撓性プリーツフィルター、可撓性コルゲートフィルターは、可撓性プリーツフィルターが上流側になる様組み合わせ、サイズ:400mm(長さ)×300mm(幅)×54mm(高さ)折り返し部15mmの額縁形状のアルミ製ケーシングに装着し、実施例6の空気清浄化フィルターを作製した。
【0075】
実施例7
可撓性コルゲートフィルターが上流側になる以外は、実施例5と同様の手順で空気清浄化フィルターを作製した。
【0076】
実施例8
[プレフィルターの作製]
プレフィルターとして、ポリエチレンテレフタレート繊維(テトロン、7.7dtex、102mm/3.3dtex、51mm)70質量%とポリエチレン繊維(3.3dtex、51mm)30質量%からなるウェブを作製した。該ウェブ100質量部に臭素系芳香族化合物とアンチモン系化合物からなる難燃剤50質量部にポリウレタン系樹脂10質量部を、繊維に付着させプレフィルター(目付け:40g/m2、厚さ:1mm)を作製した。
【0077】
次に上流側に作製したプレフィルター、下流側に実施例1と同様の方法で作製した可撓性プリーツフィルターを組み合わせ、サイズ:400mm(長さ)×300mm(幅)×54mm(高さ)折り返し部15mmの額縁形状のアルミ製ケーシングに装着し、実施例8の空気清浄化フィルターを作製した。
【0078】
実施例9
上流側に実施例8と同様の手順にて作製したプレフィルター、下流側に実施例4と同様の手順にて作製した可撓性コルゲートフィルターを組み合わせ、サイズ:400mm(長さ)×300mm(幅)×54mm(高さ)折り返し部15mmの額縁形状のアルミ製ケーシングに装着し、実施例9の空気清浄化フィルターを作製した。
【0079】
実施例10
上流側に実施例8と同様の手順にて作製したプレフィルター、下流側に実施例5と同様の手順にて作製した可撓性コルゲートフィルターを組み合わせ、サイズ:400mm(長さ)×300mm(幅)×54mm(高さ)折り返し部15mmの額縁形状のアルミ製ケーシングに装着し、実施例10の空気清浄化フィルターを作製した。
【0080】
実施例11
ハロゲン・リン酸エステルを除く以外は、実施例1と同様の方法で実施例11の空気清浄化フィルターを作製した。
【0081】
実施例12
プリーツフィルター用枠部として、通常プリーツで使用する厚さ5mmの不織布製枠部を使用した以外は実施例1と同様の手順により可撓性プリーツフィルターを作製し、サイズ:400mm(長さ)×300mm(幅)×54mm(高さ)、折り返し部15mmの額縁形状のアルミ製ケーシングに装着し、実施例12の空気清浄化フィルターを作製した。
【0082】
実施例13
プリーツフィルター用枠部として、通常プリーツで使用する厚さ5mmの不織布製枠部にてプリーツ形状を保持する目的で、天地面のみに使用した以外は、実施例1と同様の手順により可撓性プリーツフィルターを作製し、サイズ:400mm(長さ)×300mm(幅)×54mm(高さ)、折り返し部15mmの額縁形状のアルミ製ケーシングに装着し、実施例13の空気清浄化フィルターを作製した。
【0083】
比較例1
実施例1と同様の方法及び同じ材料を使用して、折り高さ:50mmのプリーツ加工を施し、ピッチ(プリーツの頂点と頂点の間隔)が20mmとなるよう加工し、400mm(長さ)×300mm(幅)×54mm(高さ)折り返し部15mmの額縁形状のアルミ製ケーシングにホットメルト接着剤により接着し、比較例1の空気清浄化フィルターを作製した。
【0084】
比較例2
プリーツ用基材として、実施例1と同等の捕集効率、圧力損失で可撓性ではない中性能フィルター(M6020LS:三菱製紙(株)製)をレシプロ折り機にて折り高さ:50mmのプリーツ加工を施し、ピッチ(プリーツの頂点と頂点の間隔)が20mmとなるよう加工し、395mm(長さ)×295mm(幅)×50mm(高さ)、ピッチ20mmになるよう、不織布製の枠部(厚さ:2mm)を空気清浄化フィルターの枠部として用い、ホットメルト接着剤により接着した。次に、400mm(長さ)×300mm(幅)×54mm(高さ)折り返し部15mmの額縁形状のアルミ製ケーシングに装着し、比較例2の空気清浄化フィルターを作製した。
【0085】
比較例3
プリーツフィルターの枠部として、厚紙(厚さ2mm)を使用し、比較例2と同様の手順により作製したプリーツフィルターをホットメルト接着剤により接着した。次に、400mm(長さ)×300mm(幅)×54mm(高さ)折り返し部15mmの額縁形状のアルミ製ケーシングに装着し、比較例3の空気清浄化フィルターを作製した。
【0086】
比較例4
市販の活性炭抄き込みシート(三菱製紙(株)製:PMC18A)をライナー部、およびフルート部に使用し、JIS−Z−1516に記載の「外装用段ボール」に準じて、サイズ:500mm(長さ)×500mm(幅)×10mm(高さ)セルサイズピッチが10mmでライナー部が1段の単段コルゲートフィルターを作製した。次に、サイズ:400mm(長さ)×300mm(幅)×14mm(高さ)折り返し部15mmの額縁形状のアルミ製ケーシングに装着し、比較例4の空気清浄化フィルターを作製した。
【0087】
比較例5
比較例4と同様の方法で作製した単段コルゲートフィルターを5段に重ねて接着し、サイズ:400mm(長さ)×300mm(幅)×54mm(高さ)折り返し部15mmの額縁形状のアルミ製ケーシングに装着し、比較例5の空気清浄化フィルターを作製した。
【0088】
比較例6
比較例4と同様の手順により作製した単段コルゲートフィルターを29段に重ねて接着し、厚さが50mmとなるようにスライスし、サイズ:390mm(長さ)×290mm(幅)×50mm(高さ)セルサイズでピッチ10mmのコルゲートフィルターを作製した。次に、サイズ:400mm(長さ)×300mm(幅)×54mm(高さ)折り返し部15mmの額縁形状のアルミ製ケーシングに装着し、比較例6の空気清浄化フィルターを作製した。
【0089】
以上、実施例および比較例で得られた空気清浄化フィルターは、以下の方法で試験を行い、その性能を評価した。
【0090】
[脱着性の評価方法]
実施例および比較例で作製した空気清浄化フィルターを、ケーシングからフィルターを鷲掴みにして外した時の脱性、及びフィルターを鷲掴みにして装着した時の着性を目視により、フィルターの永久的な変形が無く容易に脱着できる:「◎」、フィルターの永久的な変形が無く脱着できる:「○」、フィルターに多少のシワが入るが脱着できる:「△」、全く脱着できない:「×」に分類し4段階評価を行った。
【0091】
[圧力損失の評価方法]
実施例および比較例で作製した空気清浄化フィルターを、JIS B9908により、面風速1m/秒において圧力損失を測定した。
【0092】
[捕集効率の評価方法]
実施例および比較例で作製した空気清浄化フィルターを、JIS B9908により面風速1m/秒において、粒径が0.3〜0.5μmの粒子の捕集効率を測定した。
【0093】
[水洗再生の評価方法]
実施例および比較例で作製した空気清浄化フィルターを、家庭用洗濯機に脱着後のフィルターを入れ、5分間水洗いした。その結果を、フィルターの永久的な変形が無く水洗可能:「○」、フィルターに多少の剥がれが発生するが水洗可能:「△」、水洗不可能:「×」に分類し、3段階評価を行った。
【0094】
[脱臭性能の評価方法]
実施例および比較例で作製した空気清浄化フィルターを、JIS B9901のガス除去フィルター性能試験方法により、風速:0.2m/秒の条件にて、アンモニアガスのガス除去試験を行った。アンモニアガスの初期ガス濃度は10ppmになるよう調整し、初期濃度(ppm)及び5分後の濃度(ppm)をガス検知管で測定し、除去率を”数1”により求めた。尚、温調設備の整った室内にて20℃、40%の環境にて評価を実施した。
【0095】
【数1】
X[%]={(C0−C1)/C0}×100
Xは除去率、C0入口濃度、C1は出口濃度を示す。
【0096】
[フィルター寿命の評価方法]
実施例1〜10で作製した空気清浄化フィルターを、吐出流量が9.2m3/分であるエアコンに8枚ずつ設置し、実施例、比較例で作製したフィルターが同一条件となるようランダムに抽出・設置し、3週間毎に状態を観察し、3ヶ月間運転した。その時のフィルターの汚れ具合から、フィルター寿命を目視にて、若干汚れているが継続使用可:「○」、汚れているが水洗により使用可能:「△」、汚れていて継続使用不可:「×」に分類し、3段階評価を行った。尚、プレフィルターを装着した実施例、比較例に関しては、プレフィルターを3週間毎に新しいものに交換し、プレフィルターを外した形で評価を行った。
【0097】
[粉塵保持性の評価方法]
実施例1〜10で作製した空気清浄化フィルターを、JIS B9908の形式3;重量法(試験用ダスト;JIS8種使用)により、面風速1m/秒において測定した。初期圧力損失の2倍になるまで実験を行い、その時のダスト保持容量を測定し、フィルターの寿命とした。ダストの保持容量が大きけほど、フィルターの寿命が永いことを示す。
【0098】
[漏洩率の評価方法]
実施例1〜10および比較例7で作製した空気清浄化フィルターの空気のが通過する面にフィルター部からの空気の漏洩が無いよう通気性のないフィルムを接着し、JIS B9908に準拠したフィルター性能試験機(三菱製紙(株)製)に装着し30L/分時の空気の漏洩具合をJIS B9908に準じた圧力損失を測定し”数2”により漏洩率を算出した。漏洩率が低い程、フィルターとケーシングの密着性が良く、風圧に強いことを示す。
【0099】
【数2】
X[%]=(C1/C0)×100
Xは漏洩率、C0入口風量、C1は出口風量を示す。
【0100】
[難燃性の評価方法]
実施例1および実施例11で作製した空気清浄化フィルターの難燃性試験を図17に示す燃焼試験器を用いて下記の要領にて実施した。図17に示す燃焼試験器の構造は、符号15で示される試験器台上に、符号18で示される検体ガイドが45゜の角度で幅150mm間隔にて平行に取り付けられ、その中央部に符号17で示される燃料容器をセットするための符号16で示される燃料容器台があり、符号18で示される検体ガイドに符号19で示される検体を符号17で示される燃料容器と符号18で示される検体ガイドのなす面との最近接距離が25.4mmとなるようにセットして使用する。
【0101】
[難燃性の評価]
符号19で示される検体として実施例1および実施例11の空気清浄化フィルターを257mm×182mm×50mmの大きさに加工した。次に加工した符号19で示される検体を符号18で示される検体ガイドにセットした。次に符号17で示される燃料容器に燃料用アルコール0.5CCを入れ、前記燃料用アルコールに点火しアルコールが無くなり消火するまでの燃焼具合を観察し、燃焼試験とした。燃焼範囲が少なく、燃焼時に炎が出ない程、難燃性が良好であることを示す。
【0102】
以上の評価結果を表1、表2および表3にまとめた。
【0103】
【表1】
【0104】
【表2】
【0105】
【表3】
【0106】
〈評価結果〉
実施例1〜13の空気清浄化フィルターは、脱着性において良好な結果を示した。さらにフィルター寿命、水洗再生に関しては、可撓性フィルターの特徴を大いに生かし汚れたフィルターを水洗することにより、繰り返しの使用によりフィルターの寿命が飛躍的に延びた。
【0107】
実施例1の空気清浄化フィルターは、プリーツフィルターの特徴である嵩高な濾材を使用することにより濾材面積が増し、特に通気性、粉塵保持性に於いて良好な結果を示した。
【0108】
実施例2の空気清浄化フィルターは、可撓性フィルターの形状を単段のコルゲート形状の特徴である非常に厚さが薄くコンパクトでありながら、通気性、除塵性および脱臭性に優れ、さらに実施例3に示す様に単段のコルゲートを積層する事により設置スペースの調整が容易に出来、脱臭性がさらに向上する空気清浄化フィルターが得られた。
【0109】
さらに実施例4に示す様にコルゲートの装着方向を変えることにより、通気性が格段に上昇し、除塵性、脱臭性を有する空気清浄化フィルターが得られた。
【0110】
さらに実施例5〜10に示す様に可撓性プリーツフィルターと可撓性コルゲートフィルターを組み合わせて装着することにより、通気性、除塵性、脱臭性の何れも良好な空気清浄化フィルターが得られた。
【0111】
さらに実施例8〜10に示す様に可撓性フィルターの上流側にプレフィルターを装着することにより、さらにフィルターの寿命に優れ、通気性、除塵性、脱臭性の何れも良好な空気清浄化フィルターが得られた。
【0112】
さらに表3に示す様に、各機関が定めるところの難燃性を有する可撓性フィルターを使用することにより、自動車、船舶、飛行機、鉄道などの乗り物にも使用可能な、本発明の可撓性フィルターを備えた空気清浄化フィルターが得られた。
【0113】
さらに実施例12に示す様に、枠部に可撓性の小さい不織布をした場合、実施例13に示す様に枠部をフィルター側面4辺全部に設けずに作製した場合でも、比較例に比べ、主フィルター部の可撓性により着脱性が優れた空気清浄化フィルターが得られるが、実施例1に示すように枠部に可撓性であるウレタンフォームを使用し、主フィルター部側面4辺全部に接着して設けることにより、さらに振動に強い、空気の漏洩が少ない空気清浄化フィルターが得られた。
【0114】
実施例1を用いた難燃性試験の結果が示すとおり、本発明の空気清浄化フィルターは鉄道車両用として利用できることが確認された。
【0115】
【発明の効果】
本発明の空気清浄化フィルターは、フィルター部を可撓性にすることによって、ケーシングを壊すこと無く、フィルター部の脱着が容易に行なえ、ケーシング、フィルター部を複数回使用可能である。優れた除塵性能あるいは脱臭性能を維持した、長寿命の空気清浄化フィルターを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケーシングから可撓性プリーツフィルターを脱着する図である。
【図2】ケーシングに可撓性プリーツフィルターを装着した図である。
【図3】アルミ製ケーシングを示す図である。
【図4】可撓性プリーツフィルターを示す図である。
【図5】フルート部が1段の可撓性コルゲートフィルターを示す図である。
【図6】フルート部が2段以上の可撓性コルゲートフィルターをセルの開口面が空気の流入方向に対して垂直に装着する場合の図である。
【図7】可撓性コルゲートフィルターをセルの開口面が空気の流入方向に対して水直に装着する場合の図である。
【図8】可撓性コルゲートフィルターをセルの開口面が空気の流入方向に対して垂直に装着した場合の図である。
【図9】上流に可撓性コルゲートフィルターをセルの開口面が空気の流入方向に対して垂直に装着し、下流に可撓性プリーツフィルターを装着する場合の図である。
【図10】上流に可撓性プリーツフィルターを装着し下流に可撓性コルゲートフィルターをセルの開口面が空気の流入方向に対して垂直に装着する場合の図である。
【図11】上流にプレフィルター、下流に可撓性フィルターを装着する場合の図である。
【図12】フラット形状のケーシングにプリーツフィルターを接着した断面図である。
【図13】L型形状のケーシングにフィルター枠を設けたプリーツフィルターを固定した断面図である。
【図14】空気の流出側の折り返しが長い変則コ型形状のケーシングにフィルター枠を設けたプリーツフィルターを固定した断面図である。
【図15】空気の流入側の折り返しが長い変則コ型形状のケーシングにフィルター枠を設けたプリーツフィルターを固定した断面図である。
【図16】額縁型形状のケーシングにフィルター枠を設けたプリーツフィルターを固定した断面図である。
【図17】燃焼試験器を示す図。
【符号の説明】
1 ケーシング
2 可撓性プリーツフィルターの主フィルター部
3 可撓性プリーツフィルターの枠部
4 可撓性コルゲートフィルターのフルート部
5 可撓性コルゲートフィルターのライナー部
6 可撓性コルゲートフィルターの枠部
7 プレフィルター
8 空気の流れ方向を示す
9 プリーツ濾材
10 接着剤
11 フラットケーシング
12 L型ケーシング
13 変則コ型ケーシング
14 額縁型ケーシング
15 試験器台
16 燃料容器台
17 燃料容器
18 検体ガイド
19 検体
Claims (10)
- ケーシングとフィルター部からなる空気清浄化フィルターであって、該フィルター部が可撓性フィルターであり、且つ、該ケーシングに対して脱着可能であることを特徴とする空気清浄化フィルター。
- フィルター部が可撓性プリーツフィルターであることを特徴とする請求項1記載の空気清浄化フィルター。
- フィルター部のセルの開口面が空気の流入方向に対して平行な可撓性コルゲートフィルターであることを特徴とする請求項1記載の空気清浄化フィルター。
- フィルター部のセルの開口面が空気の流入方向に対して平行な可撓性コルゲートフィルターを少なくとも2段以上積層してなることを特徴とする請求項3記載の空気清浄化フィルター。
- フィルター部のセルの開口面が空気の流入方向に対して垂直な可撓性コルゲートフィルターであることを特徴とする請求項1記載の空気清浄化フィルター。
- フィルター部の1層がセルの開口面が空気の流入方向に対して垂直である可撓性コルゲートフィルターであり、且つ、該可撓性コルゲートフィルターに可撓性プリーツフィルターまたはセルの開口面が空気の流入方向に対して平行な可撓性コルゲートフィルターを積層してなる可撓性フィルターであることを特徴とする請求項1記載の空気清浄化フィルター。
- フィルター部がケーシングに密着するようにフィルター部側面に可撓性の枠部を設けたことを特徴とする請求項1〜6何れか1項に記載の空気清浄化フィルター。
- フィルター部の上流側にJIS B9908に準じた圧力損失が5.3cm/秒において2Pa以下のプレフィルターを装着したことを特徴とする請求項1〜7何れか1項に記載の空気清浄化フィルター。
- フィルター部及びプレフィルターが難燃性であることを特徴とする請求項1〜8何れか1項に記載の空気清浄化フィルター。
- 乗り物用のフィルターとして使用することを特徴とする請求項1〜9何れか1項に記載の空気清浄化フィルター。
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