JP2011121056A - 復元性フィルターユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】繊維シートをひだ折りして形成したプリーツフィルター1の周囲を枠材で囲んだフィルターユニットにおいて、プリーツフィルター周囲4面のうち、少なくともひだ折り幅方向の1面が開放されてなり、そのプリーツフィルターのひだ折り方向の長さ(L0)に対し、75%の長さ(L1)となるよう圧縮して1分間保持した後に応力を開放した時の長さ(L2)が、L2/L0>0.9となることを特徴とするプリーツフィルターユニット。
【選択図】図3
Description
プリーツフィルターは濾材を一定のプリーツ高さにひだ折り加工し、プリーツ間隔を一定に保持するために通常プリーツ固定処理がなされる。プリーツ間隔の固定方法は、図1に示すようにプリーツ濾材の両側面に枠材1を接着する方法(例えば、特許文献1)、図2に示すように濾材の頂点間を樹脂2で固定する方法(例えば、特許文献2)、さらにはプリーツの間に一定厚みのスペーサーを設ける方法等が挙げられる。
従来のプリーツ間隔が固定されたプリーツフィルターでは、フィルターをエアコンに装着する際、プリーツ固定処理がなされている為フィルター形状の自由度がなく、フィルターサイズと同一以上の装着用間口が必要であった。たとえ外圧をかけフィルターを変形させて間口から挿入できても、リークを生じフィルター捕集効率が低下するという問題があった。
上記の様に、現状ではフィルターサイズより狭い間口に装着できるような復元性に優れたプリーツフィルターが得られていない状況である。
即ち、本発明は、(1)繊維シートをひだ折りして形成したプリーツフィルターにおいて、そのひだ折り方向の長さ(L0)に対し、75%の長さ(L1)となるよう圧縮して1分間保持した後に応力を開放した時の長さ(L2)が、L2/L0>0.9となる復元性を有することを特徴とするプリーツフィルター。
(2)繊維シートのJIS―L―1096剛軟性試験B法による剛軟度が1.0以上である前記(1)記載のプリーツフィルター。
(3)繊維シートのJIS−B−9908形式3による通過風速30cm/secにおける初期圧力損失が100Pa以下、かつ初期圧力損失+150PaにおけるJIS―Z−8901の15種粉体の粒子捕集効率が60%以上であることを特徴とする前記(1)または(2)記載のプリーツフィルター。
(4)ひだ折りピッチ(P)と折り高さ(H)の関係が、H/P=2〜20の範囲であることを特徴とする前記(1)〜(3)記載のプリーツフィルター。
(5)繊維シートをひだ折りして形成したプリーツフィルターの周囲を枠材で囲んだフィルターユニットにおいて、そのプリーツフィルターのひだ折り方向の長さ(L0)に対し、75%の長さ(L1)となるよう圧縮して1分間保持した後に応力を開放した時の長さ(L2)が、L2/L0>0.9となることを特徴とするプリーツフィルターユニット。(6)枠材が可撓性材料であることを特徴とする前記(5)記載のプリーツフィルターユニット。
(7)プリーツフィルター周囲4面のうち、少なくとも1面が開放されてなることを特徴とする前記(5)または(6)記載のプリーツフィルターユニット。
本発明のプリーツフィルターは図3に示すように繊維シートをひだ折りして濾過面積を高めた構造を有する。繊維シートをひだ折り加工する事により、使用される機器自体の濾過開口面積(空気吸入面積)以上の濾過有効面積を有するようにでき、濾過効率を高めることができる。
尚、実施例中の数値は以下のような方法で測定した値である。
JIS―L―1096剛軟性試験B法による。
JIS―B―9908 形式3に従って測定した。使用粉塵はJIS−Z−8901の15種粉塵、終圧は初期圧力損失+150Paとした。通過風速は、濾材の試験については30cm/secとし、プリーツフィルターについては3m/secとした。
濾材の剛軟度25、圧力損失が6Pa、捕集効率が60%である平均繊維径18μm、目付100g/m2、厚み0.7mm、幅200mmのポリエステルサーマルボンド不織布をプリーツ高さ15mmで20山ひだ折り加工を施した後、プリーツ間隔が10mmとなるようにプリーツ濾材を引き延ばして、200mm×200mmサイズのプリーツフィルターを得た。この時、L2/L0=0.97であった。
濾材の剛軟度22、圧力損失が8Pa、捕集効率が66%である平均繊維径18μm、目付110g/m2、厚み0.7mm、幅200mmのポリエステルサーマルボンド不織布をプリーツ高さ20mmで20山ひだ折り加工を施した後、プリーツ間隔が10mmとなるようにプリーツ濾材を引き延ばし、インサート成型にてポリプロピレンからなる樹脂枠(厚み1mm)をひだ折り方向の1側面、およびひだ折り幅方向の1面に接着した。フィルターの4側面のうち2側面に枠を有する200mm×200mmサイズのプリーツフィルターユニットを得た。このフィルターユニットのL2/L0=0.99であった。
剛軟度0.8、圧力損失が7Pa、捕集効率が60%である平均繊維径10μm、目付80g/m2、厚み0.5mm、幅200mmのポリエステルサーマルボンド不織布をプリーツ高さ20mmで20山ひだ折り加工を施した後、プリーツ間隔が10mmとなるようにプリーツ濾材を引き延ばして、200mm×200mmサイズのプリーツフィルターを得た。この時、L2/L0=0.78であった。
2: 繊維シート
3: 枠材
4: ピッチ固定樹脂
Claims (6)
- 繊維シートをひだ折りして形成したプリーツフィルターの周囲を枠材で囲んだフィルターユニットにおいて、プリーツフィルター周囲4面のうち、少なくともひだ折り幅方向の1面が開放されてなり、そのプリーツフィルターのひだ折り方向の長さ(L0)に対し、75%の長さ(L1)となるよう圧縮して1分間保持した後に応力を開放した時の長さ(L2)が、L2/L0>0.9となることを特徴とするプリーツフィルターユニット。
- プリーツフィルター周囲4面のうち、ひだ折り幅方向の1面とそれに隣接するひだ折り方向の1面がともに開放されている請求項1に記載のプリーツフィルターユニット。
- 繊維シートのJIS―L―1096剛軟性試験B法による剛軟度が1.0以上である請求項1または2に記載のプリーツフィルターユニット。
- 繊維シートのJIS−B−9908形式3による通過風速30cm/secにおける初期圧力損失が100Pa以下、かつ初期圧力損失+150PaにおけるJIS―Z−8901の15種粉体の粒子捕集効率が60%以上である請求項1〜3のいずれかに記載のプリーツフィルターユニット。
- プリーツ間隔(P)とプリーツ高さ(H)の関係が、H/P=2〜20の範囲である請求項1〜4のいずれかに記載のプリーツフィルターユニット。
- 枠材が可撓性材料である請求項1〜5のいずれかに記載のプリーツフィルターユニット。
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