JP2000279505A - 脱臭性エレクトレットフィルターおよびその製造方法 - Google Patents
脱臭性エレクトレットフィルターおよびその製造方法Info
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- JP2000279505A JP2000279505A JP11088591A JP8859199A JP2000279505A JP 2000279505 A JP2000279505 A JP 2000279505A JP 11088591 A JP11088591 A JP 11088591A JP 8859199 A JP8859199 A JP 8859199A JP 2000279505 A JP2000279505 A JP 2000279505A
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Abstract
エレクトレットフィルターおよびその製造方法を提供す
ることである。 【解決手段】通気性基材に脱臭剤、好ましくは塩基性ガ
ス吸着剤またはアルデヒド吸着剤からなる脱臭剤を担持
してなる脱臭フィルターとエレクトレットフィルターと
を、望ましくは圧力損失の比が特定の関係を有する脱臭
フィルターとエレクトレットフィルターとを、好ましく
は両者の間に不連続高分子層を存在させて重ね合わせ、
特に好ましくは部分的に交絡され、更に好ましくは重ね
合わせた後に帯電加工してなる脱臭性エレクトレットフ
ィルター。通気性基材に脱臭剤を担持してなる脱臭フィ
ルターとエレクトレットフィルターとを融着、接着、縫
合または交絡によって一体化することを特徴とする脱臭
性エレクトレットフィルターの製造方法。
Description
ために用いられるエレクトレットフィルターに脱臭性を
付与した脱臭性エレクトレットフィルターおよびその製
造方法に関する。
りなどにより、家庭や職場において空気清浄化装置の普
及が進んでいる。空気清浄化装置の集塵方式としては、
電気集塵方式、濾過フィルター方式、エレクトレットフ
ィルター方式などがあり、コンパクトな家庭用空気清浄
機においてはエレクトレットフィルター方式が広く普及
している。
能に加えて脱臭性能が付加されるものが多く、集塵性能
と脱臭性能の両者を有するフィルターに対するニーズが
高まってきている。
ーはハウスダストなどの塵埃以外にも、細菌、黴の胞
子、ウイルスなどを捕捉するため、これらの細菌などの
有害物がエレクトレットフィルター上で高密度化し、悪
臭などの原因となる場合があり、種々の抗菌加工が実用
化されている。このような抗菌加工は細菌などの繁殖の
抑制には有効な手段ではあるものの、抗菌加工のみでは
悪臭の発生を十分に抑えることができない場合があり、
脱臭性の付与が求められていた。
た脱臭性を有する脱臭性エレクトレットフィルターおよ
びその製造方法を提供することである。
を解決するため鋭意検討を重ねた結果、本発明に到達し
たものである。
脱臭フィルターとエレクトレットフィルターとを重ね合
わせてなる脱臭性エレクトレットフィルター。
ィルターの圧力損失(A)とエレクトレットフィルター
の圧力損失(B)との比(A/B)が0.1〜1の範囲
にあることを特徴とする脱臭性エレクトレットフィルタ
ー。
いて、脱臭フィルターとエレクトレットフィルターとの
間に不連続高分子層が存在することを特徴とする脱臭性
エレクトレットフィルター。
ィルターとエレクトレットフィルターが部分的に交絡さ
れてなる脱臭性エレクトレットフィルター。
において、脱臭フィルターとエレクトレットフィルター
とを重ね合わせた後に帯電加工してなる脱臭性エレクト
レットフィルター。
において、脱臭剤が塩基性ガス吸着剤であることを特徴
とする脱臭性エレクトレットフィルター。
において、脱臭剤がアルデヒド吸着剤であることを特徴
とする脱臭性エレクトレットフィルター。
脱臭フィルターとエレクトレットフィルターとを融着に
よって一体化することを特徴とする脱臭性エレクトレッ
トフィルターの製造方法。
脱臭フィルターとエレクトレットフィルターとを接着に
よって一体化することを特徴とする脱臭性エレクトレッ
トフィルターの製造方法。
る脱臭フィルターとエレクトレットフィルターとを縫合
によって一体化することを特徴とする脱臭性エレクトレ
ットフィルターの製造方法。
る脱臭フィルターとエレクトレットフィルターとを交絡
によって一体化することを特徴とする脱臭性エレクトレ
ットフィルターの製造方法。
脱臭性エレクトレットフィルターおよびその製造方法を
提供する。
る目的で用いられる薬剤であり、具体的には下記に例示
するような吸着剤、鉄アスコルビン酸や鉄、コバルトま
たはマンガン等の金属フタロシアニン誘導体などの酵素
系脱臭剤、マンガン系酸化物やペロブスカイト型触媒な
どの低温酸化触媒、酸化チタンなどの光触媒、炭化珪
素、窒化珪素、珪酸カルシウム、アルミナ・シリカ系、
ジルコニア系などの合成セラミクスや麦飯石、フェルソ
ング石などの遠赤外線セラミクス、植物抽出成分に含ま
れる化合物であるカテキン、タンニン、フラボノイド等
を用いた消臭剤などが挙げられる。これらの脱臭剤は必
要に応じて複数のものを併用しても良く、また、これら
の脱臭剤を複合化したハイブリット脱臭剤としても良
い。
着活性炭、活性炭素繊維、天然および合成ゼオライト、
活性アルミナ、活性白土、セピオライト、酸化鉄などの
鉄系化合物、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、シリカ、シ
リカ−酸化亜鉛複合物、シリカ−アルミナ−酸化亜鉛複
合物、複合フィロケイ酸塩、イオン交換樹脂、あるいは
これらの混合物などが挙げられる。
ものではないが、塩基性ガス吸着剤またはアルデヒド吸
着剤であることが特に好ましい。
有する吸着剤であり、具体的には、フマル酸、マレイン
酸、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、スチレン
スルフォン酸、アルギン酸などの有機酸またはその多量
体やオリゴマーまたはポリマーなどの重合体、活性白土
などの酸性基を有する無機吸着剤および燐酸などの酸性
物質を添着した酸添着活性炭等が挙げられる。
セトアルデヒドやホルムアルデヒドなどのアルデヒド類
と親和性が高い吸着剤であり、アミン添着活性炭、ハイ
シリカゼオライトおよびモレキュラーシーブなどが挙げ
られる。
種アルデヒドと化学吸着反応を起こすアミン類を添着し
てなる活性炭である。
ては、第1アミン化合物としてアミノ基を有するアニリ
ン、ベンジルアミン、ナフチルアミン、シクロヘキシル
アミン、(イソ)プロパノールアミン、エタノールアミ
ン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、
スチレンメタクリル酸エチルアミン、スチレンアクリル
酸アミン等の化合物、モノマー、オリゴマー、ポリマー
あるいはこれらの化合物から誘導されるアミノ基を含有
する誘導体などを用いることができる。
第2アミン化合物としてはエチルアニリン、ジエチルア
ミン、メチルビニルアミン、スチレンアクリル酸メチル
メチルアミン、ビニルベンジルメチルアミン、スチレン
メタクリル酸エチルメチルアミン等の化合物、モノマ
ー、オリゴマー、ポリマーあるいはこれらの化合物から
誘導される第2アミン化合物など、
ンジルジメチルアミン、ビニルベンジルジエチルアミ
ン、スチレンアクリル酸ジエチルアミン、スチレンメタ
クリル酸ジエチルアミン、スチレンアクリル酸ジメチル
アミン、スチレンメタクリル酸ジメチルアミン、スチレ
ンメタクリル酸エチルジメチルアミン、スチレンアクリ
ル酸エチルジメチルアミン、スチレンメタクリル酸エチ
ルジエチルアミン、スチレンアクリル酸エチルジエチル
アミン、トリエチルアミン等の化合物、モノマー、オリ
ゴマー、ポリマーあるいはこれらの化合物から誘導され
る第3アミン化合物なども用いることができるが、好ま
しくはアミノ基を有する第1アミン化合物が用いられ
る。
るか、あるいは活性炭の表面に残る水酸基やアルカリ金
属などの官能基と部分的に反応させながらインターカレ
ーションを行うことによりアミン添着活性炭とすること
ができる。効率的にインターカレートできるアミン化合
物と活性炭の残存官能基の組み合わせは限定されるが、
アミン化合物が挿入されることによりより強固にアルデ
ヒドを吸着剤中に取り込むことが可能になる。
化学的には通常のゼオライトと同じくアルミノシリケー
ト金属塩の結晶であるが、特に結晶中のアルミナに対す
るシリカの割合が高く、シリカ構造中の酸素原子が塩基
性をほとんど持たない。
Si−O−Si結合が水素結合の形成に関与せず、疎水
性を示して水分子を吸着しないため、高湿度環境下およ
び高温度環境下においても効率良くアルデヒド類を吸着
することが可能である。そこでハイシリカゼオライトは
疎水性ゼオライトと呼ばれる場合がある。
類のみならず、広範囲の臭気物質、例えば有機酸、アン
モニア、アミン類、ケトン類、硫化水素やメルカプタン
類などの含硫黄化合物、インドール類などを吸着できる
ため、本発明に係わる吸着剤としては殊更に好ましいも
のである。
て、以下に具体的に説明する。本発明に係わる通気性基
材は、脱臭剤を担持した脱臭フィルターの支持体として
機能するものである。このような基材の形態としては、
織布、不織布、各種の紙、ネット、ハニカム、フォー
ム、スポンジ及びフェルト等の他、ポリエチレンフィル
ム、ポリプロピレンフィルム、及びポリエステルフィル
ムの様な汎用の樹脂フィルムや薄板、並びに金属箔など
が挙げられる。これらの内、フィルム、薄板および金属
箔等の通気性に乏しいシートは、適度な大きさの穴をあ
けて通気性を付与または向上させも良い。中でも、坪
量、通気性を制御し易く、加工性にも優れている点から
本発明に係わる通気性基材としては不織布が特に好まし
い。
ル系繊維、ポリアルキレンパラオキシベンゾエート系繊
維、ポリウレタン系繊維、ポリビニルアルコール系繊
維、ポリ塩化ビニリデン系繊維、ポリ塩化ビニル系繊
維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリオレフィン系繊
維、フェノール系繊維などの合成繊維、ガラス繊維、金
属繊維、アルミナ繊維、活性炭素繊維などの無機繊維、
木材パルプ、麻パルプ、コットンリンターパルプなどの
天然繊維、再生繊維、あるいはこれらの繊維に親水性や
難燃性などの機能を付与した繊維などを使用し、各種方
法によって製造したものである。
く、目的・用途に応じて、乾式法、湿式抄造法、メルト
ブローン法、スパンボンド法、フラッシュ紡糸法、エア
レイド法などで得られたウェブを水流交絡法、ニードル
パンチ法、ステッチボンド法などの物理的方法、サーマ
ルボンド法などの熱による接着方法、レジンボンドなど
の接着剤による接着方法で強度を発現させる方法を適宜
組み合わせて製造することができる。
には、基材の原料に練り混み等によって担持する方法、
塗工や印刷、含浸などによって担持する方法、湿式抄造
によって担持する方法、2枚以上の基材の間に封入する
方法などを用いることができる。中でも、塗工や含浸に
よる方法が好ましく、各種ブレードコーター、ゲートロ
ールコーターやトランスロールコーター、シムサイザー
などの各種ロールコーター、エアーナイフコーター、バ
ーコーター、ロッドブレードコーター、ショートドウェ
ルコーター、コンマコーター、ダイコーター、リバース
ロールコーター、キスコーター、ディップコーター、カ
ーテンコーター、エクストルージョンコーター、グラビ
アコーター、マイクログラビアコーター、スプレーコー
ター、2ロールタイプのサイズプレスまたはタブサイズ
プレスサイズプレスなどの各種塗工装置を用いることが
できる。
に脱臭剤を担持して脱臭フィルターを作製する場合に
は、バインダーを用いることができる。バインダーの種
類は特に限定されるものではなく、樹脂バインダーや無
機系バインダーおよびこれらを適宜組み合わせて用いる
ことが好ましい。
覆うことなく十分な接着性が得られるものとして熱可塑
性高分子エマルジョンが好ましい。
アクリロニトリルやポリアクリル酸エステルなどのアク
リル系樹脂、スチレン−アクリル共重合体、スチレン−
ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル−塩化ビニル共重合体などの各種共重合樹脂、ポリプ
ロピレン、ポリエステル、フェノキシ樹脂、フェノール
樹脂、ブチラール樹脂などが挙げられる。
としては、サポナイト、ヘクトライト、モンモリロナイ
トなどのスメクタイト群、バーミキュライト群、カオリ
ナイト、ハロイサイトなどのカオリナイト−蛇紋石群、
セピオライトなどの天然粘土鉱物の他、コロイダルシリ
カ、コロイダルアルミナおよびこれらの変性物や合成無
機高分子化合物などが挙げられる。
は、天然鉱物中より不純物や特定の原子団を除去した
り、天然鉱物構成元素中の特定の元素を適当な方法で処
理して他の元素と交換したり、別の化合物(特に有機化
合物)と共に化学処理して特に鉱物表面の物性を改変す
ることにより、元来の天然鉱物固有の特性を伸長した
り、あるいは新たなる特性を付与することであり、本発
明で云う変性物の具体例としては、Ca−モンモリロナ
イトを水の存在下で炭酸ナトリウムなどと処理してイオ
ン交換を行ったNa−モンモリロナイトや、カチオン界
面活性剤および/またはノニオン界面活性剤と処理した
ものなどが挙げられる。
とは、天然鉱物と同等の組成を得るべく、あるいは新た
な特性を付与するべく同等組成の特定の元素を他の元素
で置換したもので、2種類以上の化合物を反応させて得
られるものであって、天然雲母族の構造中の水酸基をフ
ッ素で置換したフッ素雲母や、合成スメクタイトなどが
挙げられる。フッ素雲母の代表例としては、フッ素金雲
母[KMg3(AlSi3O10)F2]、フッ素四ケイ素雲母[KMg
2.5(Si4O10)F2]、テニオライト[KMg2Li(Si4O10)F
2]などが挙げられる。
の趣旨を逸脱しない限り、分散剤、消泡剤、濡れ性改良
材、剥離剤、染料や顔料などの着色剤、防腐剤などを塗
液に添加しても良い。
臭剤を担持した後には、本発明の趣旨を逸脱しない限り
において、マシンカレンダー、TGカレンダー、スーパ
ーカレンダー、ソフトカレンダーなどのカレンダーを用
いて平坦化、つや出し仕上げを行ったり、毛焼きなどの
処理やエンボス装置を用いた型付け処理等を行っても良
く、また、型抜きや高圧水流法などによって適度な大き
さの穴をあけ、通気性を付与または向上させても良い。
ターを調製するに当たっては、本発明の趣旨を逸脱しな
い限りにおいて、抗菌剤、防黴剤、抗ウイルス剤、防虫
剤、害虫忌避剤、芳香剤などの各種薬剤を併用しても良
い。このような抗菌剤または防黴剤、抗ウイルス剤とし
て、銀や亜鉛または燐酸カルシウムなどを主成分とする
無機系抗菌剤、ベンツイミダゾール系、イソチアゾリン
系、ピリチオン系、クロロヘキシジン系などの有機系抗
菌剤、キチンやキトサンなどの高分子系抗菌剤、酸化チ
タンや酸化亜鉛などの光触媒系抗菌剤、茶や柿などから
抽出されるカテキンや孟宋竹抽出エキス、ヒノキチオー
ルなどの天然物由来の抗菌剤およびこれらを複合したハ
イブリット抗菌剤などが挙げられる。
とは、半永久的に電気分極を保持し、外部に対して電気
力を及ぼすフィルターであって、その静電気力によって
粒子を捕捉するものである。帯電方法としては、エレク
トロエレクトレット、熱エレクトレット、ラジオエレク
トレット、メカノエレクトレット、フォトエレクトレッ
ト、マグネットエレクトレットなどが挙げられるが、工
業的に不織布フィルターで用いられているものは、主に
エレクトロエレクトレットおよび熱エレクトレットであ
り、フィルター材料としてはポリプロピレンまたはプロ
ピレン主体の共重合体が用いられることが多く、脂肪酸
金属塩などが添加される場合がある。
め、コロナ放電などによる帯電処理では安定した帯電効
果を得ることが難しい場合があり、コロナ放電などで帯
電処理を施したフィルムを繊維状に断裁、それを不織布
化したスプリットファイバーエレクトレットフィルター
や、メルトブロー紡糸時および溶融紡糸時に高電圧を印
加して熱エレクトレット的に繊維を帯電させたメルトブ
ロー不織布式エレクトレットフィルターおよびスパンボ
ンド不織布式エレクトレットフィルターなどは、安定し
た分極電荷を得ることができ、好ましい。なお、メルト
ブロー不織布式エレクトレットフィルターなどは単体で
は力学的強度が小さいため、乾式不織布やスパンボンド
などを貼り合わせて使用される場合がある。
軟らかいエレクトレットフィルターを補強してプリーツ
適性を付与するために重ね合わされるバックアップ材、
または、エレクトレットフィルターの力学的強度を補う
目的や繊維の毛羽立ちを抑える目的などで使用されるカ
バー材またはスクリーム材などの通気性基材を兼ねても
良い。
レットフィルターとを重ね合わせる場合には、単に重ね
合わせるだけでも良いが、部分的または全体的に融着、
接着、縫合または交絡させるなどして一体化しても良
い。
ーとを融着によって一体化する方法として、いわゆるヒ
ートシール法などの熱融着法、いわゆるピンソニック法
などの超音波融着法、およびいわゆる高周波ウエルダー
法またはいわゆる高周波ミシン法などの高周波融着法が
挙げられる。
ーとを接着によって一体化する方法として、液状の接着
剤を用いる接着法、エンボス装置などを用いて加圧接着
する圧着法、一方のフィルター、好ましくは脱臭フィル
ターに熱可塑性樹脂を点状に散布して加熱により可塑化
した後、または、可塑化した熱可塑性樹脂をスプレーノ
ズルなどで塗布した後に、他方のフィルター、好ましく
はエレクトレットフィルターを貼り合わせるホットメル
ト接着法などが挙げられる。ホットメルト接着法などの
熱が介在する接着法においては、熱可塑性樹脂の余分な
熱を除去する、またはエレクトレットフィルターを冷却
しながら貼り合わせるなどしてエレクトレットフィルタ
ーへの熱の影響を排除することが好ましい。
ル共重合体またはこの変性物、エチレンアクリレート共
重合体、アイオノマー、ポリアミド、ナイロン、ポリエ
ステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、酢酸ビニル共
重合体系、セルロース誘導体系、ポリメチルメタクリレ
ート系、ポリビニルエーテル系、ポリウレタン系、ポリ
カーボネイト系の樹脂などが挙げられる。
ーとを縫合によって一体化する方法として、いわゆるス
テッチボンド法などが挙げられる。縫い目のパターンは
特に限定されるものではなく、例えば縞状、菱形または
無作為などが挙げられる。また、縫合に用いる糸は、特
に限定されるものではないが、モノフィラメントよりも
マルチフィラメントが好ましく、更にエレクトレット化
された糸または脱臭剤を担持した糸であることが好まし
い。
ーとを交絡によって一体化する方法として、ニードルパ
ンチ法およびいわゆるスパンレース法などの水流交絡法
等が挙げられる。中でも、ニードルパンチ法による交絡
が好ましく、また、本発明の第5の発明に係わる帯電加
工は、メカノエレクトレット法によってニードルパンチ
法による交絡と同時に帯電を施しても良い。
は、脱臭フィルターとエレクトレットフィルターが部分
的に交絡されてなることが好ましく、圧力損失が低く通
気性に優れる特長を有する。
は、脱臭フィルターの圧力損失(A)とエレクトレット
フィルターの圧力損失(B)との比(A/B)が0.1
〜1の範囲にあることが好ましい。この圧力損失の比
(A/B)が0.1以上の場合には一層高い脱臭効果が
得られる利点があり、一方、1を越える場合には一層高
い脱臭効果は維持されるものの、エレクトレットフィル
ターと重ね合わせる脱臭フィルターの通気性が低下する
のに伴って、総体として脱臭性エレクトレットフィルタ
ーの圧力損失が高くなり、通気性が悪化するため好まし
くない。
性エレクトレットフィルターが使用される空気清浄機、
空調設備、脱臭装置などの風量を単位面積に換算したい
わゆる線風速の範囲において規定されるもので、具体的
な範囲として2cm/秒から200cm/秒までの範囲
で比較されるものである。
は脱臭フィルターとエレクトレットフィルターとの間に
不連続高分子層が存在することが好ましく、該不連続高
分子層の存在によって高い通気性および優れた脱臭寿命
が得られる。
されるものではなく、紙、不織布、ネット、熱可塑性樹
脂など各種接着剤の接着層等が挙げられる。
はエレクトレットフィルターと脱臭フィルターとを重ね
合わせた後に、好ましくは前述の種々の方法などによっ
て一体化した後に帯電加工を施すことが好ましく、帯電
加工によって集塵性能の一層の向上が達成される。な
お、帯電加工を施す場合には、脱臭フィルターを構成す
る通気性基材または不連続高分子層は、ポリプロピレン
などのポリオレフィン系樹脂を主成分とすることが好ま
しい。
は所望により難燃性を付与しても良い。難燃性を付与す
るための難燃性物質としては、本質的に難燃性のアラミ
ド樹脂、本質的に不燃性の金属、ガラス、アルミナなど
の酸化物等の無機物のほかに合成樹脂、及び天然繊維等
の中に難燃剤を化学的に組み込んだり、物理的に配合し
た複合物を挙げることができる。
は、単板で使用しても良いが、プリーツ状に加工しても
良く、また、単板または山高さの比較的低いプリーツ状
でロール状に巻いたフィルターとして用いても良い。ロ
ール状フィルターでは、使用後のフィルターの取り外し
が容易となるようにミシン目を入れて切り取り易くして
も良い。
は、所望によりハニカム状に成形加工を施しても良い。
ハニカムとは開孔を有するセル壁からなる構造体であ
り、ハニカムの具体例として、JIS−Z−1516に
記載の「外装用段ボール」に準拠して作製される片段ボ
ールを積層してなるコルゲートハニカム、六角形セルか
らなるヘキサゴンハニカム、正方形セルからなるハニカ
ム、三角形セルからなるハニカム、および中空円筒状セ
ルを集合してなるハニカムなどが挙げられる。ここで、
六角形や正方形などのセル形状は正式な多角形ではな
く、角が丸いまたは辺が曲がっているなどした異形であ
っても良い。
は一般に通気して用いられるものであり、塵埃がエレク
トレットフィルターと接触する機会および臭気物質や細
菌などの有害物質が脱臭剤と接触する機会が増える。本
発明の脱臭性エレクトレットフィルターに通気する手段
は特に限定されるものではなく、シロッコ型、軸流型、
プロペラ型、ターボ型、ラジアル型、クロスフロー型な
どの各種ファンモータなどの送風機を用いる方法、自然
風または換気扇等の排気ファンやエアコン等の空調機な
どが発する風を利用する方法、熱対流による方法、乗用
車などの移動に伴って生じる気流を利用する方法などを
挙げられる。
に通気する際の向きは特に限定されるものではないが、
エレクトレットフィルター側を風上、脱臭フィルター側
を風下とすることが好ましく、空気清浄機などの装置内
に殺菌灯などの光源を設置する場合には本発明の脱臭性
エレクトレットフィルターよりも風下に配置することが
好ましい。
の風上には電気集塵器を配置しても良く、この場合に
は、本発明の脱臭性エレクトレットフィルター、特にそ
のエレクトレットフィルター側を電気集塵器に近接させ
ることが好ましい。
発明の趣旨を逸脱しない限り、実施例に限定されるもの
ではない。
ーとして市販のスチレン−アクリル共重合樹脂エマルジ
ョン20重量%とを混合撹拌して塗液を調製し、調製例
1の脱臭剤塗液とした。
ス吸着剤であるフマル酸系有機酸−亜鉛化合物、市販の
スチレン−アクリル共重合樹脂エマルジョンに代えて市
販の酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合樹脂エマル
ジョンとする以外は、全て調製例1と同一の方法で塗液
を調製し、調製例2の脱臭剤塗液とした。
ド吸着剤であるアニリン含有活性炭とする以外は、全て
調製例1と同一の方法で塗液を調製し、調製例3の脱臭
剤塗液とした。
ド吸着剤であるハイシリカゼオライトとする以外は、全
て調製例1と同一の方法で塗液を調製し、調製例4の脱
臭剤塗液とした。
%と、アルデヒド吸着剤であるハイシリカゼオライト5
5重量%と、バインダーとして市販のスチレン−アクリ
ル共重合樹脂エマルジョン20重量%とを混合撹拌して
塗液を調製し、調製例5の脱臭剤塗液とした。
脱臭剤塗液を塗布し、予備操作1の脱臭剤担持糸を作製
した。
として塩化ビニリデンレジンボンドしてなる坪量50g
/m2の乾式不織布に調製例1の脱臭剤塗液30g/m2を
含浸塗工して脱臭フィルターを作製し、該脱臭フィルタ
ーの上に熱可塑性樹脂としてエチレン酢酸ビニル共重合
樹脂15g/m2を散布し、散布側から表面温度150℃
の赤外線ヒーターを当てて加熱し、次いで、熱可塑性樹
脂が可塑化した後に加熱を止め、速やかに脱臭フィルタ
ーの熱可塑性樹脂散布側にエレクトレットフィルター3
0EP(三菱製紙製)と重ね合わせて2本の回転ロール
間に挟んで加圧し、接着により一体化し、実施例1の脱
臭性エレクトレットフィルターを得た。
(三菱製紙製)に代えてエレクトレットフィルター50
EP(三菱製紙製)、エレクトレットフィルター70E
P(三菱製紙製)およびエレクトレットフィルター90
EP(三菱製紙製)とする以外は、全て実施例1と同一
の方法で脱臭性エレクトレットフィルターを作製し、こ
れらの試料をエレクトレットフィルターの品番の小さい
ものから順にそれぞれ実施例2、実施例3および実施例
4の脱臭性エレクトレットフィルターとした。
リ塩化ビニル繊維を主体として塩化ビニリデンレジンボ
ンドしてなる坪量50g/m2の乾式不織布にに代えて坪
量100g/m2のウレタンフォームとする以外は、全て
実施例1〜4と同一の方法で脱臭性エレクトレットフィ
ルターを作製し、これらの試料をエレクトレットフィル
ターの品番の小さいものから順にそれぞれ実施例5、実
施例6、実施例7および実施例8の脱臭性エレクトレッ
トフィルターとした。
化ビニル繊維を主体として塩化ビニリデンレジンボンド
してなる坪量50g/m2の乾式不織布にに代えて坪量4
5g/m2のポリエステル製ネットとする以外は、全て実
施例2と同一の方法で脱臭性エレクトレットフィルター
を作製し、これを実施例9の脱臭性エレクトレットフィ
ルターとした。
化ビニル繊維を主体として塩化ビニリデンレジンボンド
してなる坪量50g/m2の乾式不織布に代えてポリエス
テル繊維およびレーヨン繊維を主体としてアクリルレジ
ンボンドしてなる坪量50g/m2の乾式不織布とする以
外は、全て実施例2と同一の方法で脱臭性エレクトレッ
トフィルターを作製し、これを実施例10の脱臭性エレ
クトレットフィルターとした。
フィルターとを一体化した後に、コロナ放電によって帯
電処理を施す以外は、全て実施例10と同一の方法で脱
臭性エレクトレットフィルターを作製し、これを実施例
11の脱臭性エレクトレットフィルターとした。
製例2、3、4および5の脱臭剤塗液とする以外は、全
て実施例10と同一の方法で脱臭性エレクトレットフィ
ルターを作製し、これらの試料を調製例の番号の小さい
ものから順にそれぞれ実施例12、実施例13、実施例
14、および実施例15の脱臭性エレクトレットフィル
ターとした。
した脱臭フィルターにエレクトレットフィルター50E
P(三菱製紙製)を重ね合わせ、これを実施例16の脱
臭性エレクトレットフィルターとした。
フィルターを重ね合わせた後に、エンボス加工機で加圧
して圧着により一体化する以外は、全て実施例16と同
一の方法で脱臭性エレクトレットフィルターを作製し、
これを実施例17の脱臭性エレクトレットフィルターと
した。
フィルターを重ね合わせた後に、ピンソニック加工を施
して融着により一体化する以外は、全て実施例16と同
一の方法で脱臭性エレクトレットフィルターを作製し、
これを実施例18の脱臭性エレクトレットフィルターと
した。
フィルターを重ね合わせた後に代えて、脱臭フィルター
と、ポリプロピレン製ネットと、エレクトレットフィル
ターとを順次重ね合わせた後とする以外は、全て実施例
18と同一の方法で脱臭性エレクトレットフィルターを
作製し、これを実施例19の脱臭性エレクトレットフィ
ルターとした。
フィルターを重ね合わせに代えて、脱臭フィルターの片
面に天然ゴムラテックス10g/m2を塗布、乾燥してエ
レクトレットフィルターを重ね合わせて加圧し、接着に
より一体化しとする以外は、全て実施例16と同一の方
法で脱臭性エレクトレットフィルターを作製し、これを
実施例20の脱臭性エレクトレットフィルターとした。
ラテックス10g/m2を塗布、乾燥に代えて、脱臭フィ
ルターの片面に熱可塑性樹脂としてエチレン酢酸ビニル
共重合樹脂の加熱溶融物15g/m2を塗布とする以外
は、全て実施例20と同一の方法で脱臭性エレクトレッ
トフィルターを作製し、これを実施例21の脱臭性エレ
クトレットフィルターとした。
フィルターを重ね合わせた後に、予備操作1の脱臭剤担
持糸を用いてステッチボンド加工を施し、縫合により一
体化する以外は、全て実施例16と同一の方法で脱臭性
エレクトレットフィルターを作製し、これを実施例22
の脱臭性エレクトレットフィルターとした。
フィルターを重ね合わせた後に、エレクトレットフィル
ター側からニードルパンチ加工を施し、交絡により一体
化する以外は、全て実施例16と同一の方法で脱臭性エ
レクトレットフィルターを作製し、これを実施例23の
脱臭性エレクトレットフィルターとした。
化ビニル繊維を主体として塩化ビニリデンレジンボンド
してなる坪量50g/m2の乾式不織布にに代えてポリエ
ステル繊維および熱溶融性ポリエステル系バインダー繊
維を主体としてサーマルボンドしてなる坪量60g/m2
の湿式不織布とする以外は、全て実施例4と同一の方法
で脱臭性エレクトレットフィルターを作製し、これを実
施例24の脱臭性エレクトレットフィルターとした。
製)、エレクトレットフィルター50EP(三菱製紙
製)、エレクトレットフィルター70EP(三菱製紙
製)およびエレクトレットフィルター90EP(三菱製
紙製)をエレクトレットフィルターの品番の小さいもの
から順にそれぞれ比較例1、比較例2、比較例3および
比較例4のエレクトレットフィルターとした。
ットフィルターおよび比較例のエレクトレットフィルタ
ーは、以下の方法で試験を行い、その結果を表1に示し
た。
に準拠して、風速30cm/秒における実施例および比
較例のフィルターの圧力損失(Pa)を測定した。ま
た、実施例の脱臭性エレクトレットフィルターを構成す
る脱臭フィルターの圧力損失(A)およびエレクトレッ
トフィルターの圧力損失(B)をそれぞれ上記の方法で
測定し、圧力損失比(A/B)を求めた。
拠して、風速30cm/秒における実施例および比較例
のフィルターの0.3〜0.5μm粒径の大気塵の集塵
効率(%)を測定した。
ルターを10cm×10cmに裁断し、5.6リットル
の密閉容器内に静置した。次いで、容器中にアセトアル
デヒドを20ppm注入して15分後に容器中のアセト
アルデヒド濃度(ppm)をガスクロマトグラフを用い
て測定した。
ルターを10cm×10cmに裁断し、200リットル
の密閉容器内に静置した。次いで、容器中にアンモニア
ガスを60ppm注入して20分後に容器中のアンモニ
ア濃度(ppm)をガス検知管を用いて測定した。な
お、ガス検知管の検知限界以下の濃度の場合は0ppm
と表した。
ィルターを10cm×10cmに裁断し、試験用空気清
浄機にエレクトレットフィルター側が風上となるように
装着して風量1m3/分で運転し、JEM−1467−1
995に準拠して脱臭性能試験を行い、タバコ耐久本数
(本)を求めた。求めたタバコ耐久本数は小数点以下の
値を切り捨て、整数で表した。
持してなる脱臭フィルターとエレクトレットフィルター
とを重ね合わせてなる本発明の脱臭性エレクトレットフ
ィルターは優れた脱臭性を有し、中でも、脱臭フィルタ
ーの圧力損失(A)とエレクトレットフィルターの圧力
損失(B)との比(A/B)が0.1以上の場合には特
に脱臭性が高いことが分かる。一方、上記の比(A/
B)が1を越えると、高い脱臭性は維持されるが圧力損
失が高くなり、通気性が低くなるため好ましくないこと
が分かる。
ィルターとの間に不連続高分子層が存在することを特徴
とする本発明の脱臭性エレクトレットフィルターは、同
じフィルター素材を構成要素とする試料同士で比較する
と、圧力損失が低い、または、脱臭耐久性が高く、脱臭
性の寿命が長い特長を有することが分かる。
フィルターが部分的に交絡されてなる本発明の脱臭性エ
レクトレットフィルターは圧力損失が一層低くて通気性
が殊に優れ、脱臭フィルターとエレクトレットフィルタ
ーとを重ね合わせた後に帯電加工してなる本発明の脱臭
性エレクトレットフィルターは特に高い集塵性を有する
ことが分かる。
ルデヒド吸着剤である場合には、脱臭性が特に優れ、殊
に塩基性ガス吸着剤とアルデヒド吸着剤を併用した場合
には、アンモニア等の塩基性ガスとアセトアルデヒド等
のアルデヒド類の脱臭性が共に優れ、著しく高い脱臭耐
久性が達成されることが分かる。
ス吸着剤またはアルデヒド吸着剤などの脱臭剤を担持し
てなる脱臭フィルターとエレクトレットフィルターと
を、望ましくは圧力損失の比が特定の関係を有する脱臭
フィルターとエレクトレットフィルターとを、好ましく
は両者の間に不連続高分子層を存在させて重ね合わせ、
所望により融着、接着、縫合または交絡によって一体化
してなる脱臭性エレクトレットフィルターは優れた脱臭
性能と高い通気性を有する。
性エレクトレットフィルターは通気性が特に優れる特長
を有し、また、重ね合わせた後に帯電加工してなる脱臭
性エレクトレットフィルターは殊に集塵性能に優れる特
長を有する。
トフィルターは、脱臭性と集塵性が要求される空気清浄
用途において広く利用され得るものであり、特に、空気
清浄機や脱臭機などのプレフィルター等の交換用フィル
ターとして有利に使用される。
Claims (11)
- 【請求項1】 通気性基材に脱臭剤を担持してなる脱臭
フィルターとエレクトレットフィルターとを重ね合わせ
てなる脱臭性エレクトレットフィルター。 - 【請求項2】 脱臭フィルターの圧力損失(A)とエレ
クトレットフィルターの圧力損失(B)との比(A/
B)が0.1〜1の範囲にあることを特徴とする請求項
1記載の脱臭性エレクトレットフィルター。 - 【請求項3】 脱臭フィルターとエレクトレットフィル
ターとの間に不連続高分子層が存在することを特徴とす
る請求項1または2に記載の脱臭性エレクトレットフィ
ルター。 - 【請求項4】 脱臭フィルターとエレクトレットフィル
ターが部分的に交絡されてなる請求項1記載の脱臭性エ
レクトレットフィルター。 - 【請求項5】 脱臭フィルターとエレクトレットフィル
ターとを重ね合わせた後に帯電加工してなる請求項1〜
4の何れかに記載の脱臭性エレクトレットフィルター。 - 【請求項6】 脱臭剤が塩基性ガス吸着剤であることを
特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の脱臭性エレク
トレットフィルター。 - 【請求項7】 脱臭剤がアルデヒド吸着剤であることを
特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の脱臭性エレク
トレットフィルター。 - 【請求項8】 通気性基材に脱臭剤を担持してなる脱臭
フィルターとエレクトレットフィルターとを融着によっ
て一体化することを特徴とする脱臭性エレクトレットフ
ィルターの製造方法。 - 【請求項9】 通気性基材に脱臭剤を担持してなる脱臭
フィルターとエレクトレットフィルターとを接着によっ
て一体化することを特徴とする脱臭性エレクトレットフ
ィルターの製造方法。 - 【請求項10】 通気性基材に脱臭剤を担持してなる脱
臭フィルターとエレクトレットフィルターとを縫合によ
って一体化することを特徴とする脱臭性エレクトレット
フィルターの製造方法。 - 【請求項11】 通気性基材に脱臭剤を担持してなる脱
臭フィルターとエレクトレットフィルターとを交絡によ
って一体化することを特徴とする脱臭性エレクトレット
フィルターの製造方法。
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