JP2004084351A - 住宅ユニットの開口部構造 - Google Patents

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金子 雅文
Taisuke Nagashima
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Abstract

【課題】6面体形状に割付けられた一対の住宅ユニットを連接配置して得られる連続する側壁面に、これらに跨る大きさの開口部の枠組を容易に設けることを可能にする開口部構造を提供する。
【解決手段】6面体形状に割付けらた一対の住宅ユニット11a,11bを連接配置して得られる連続する側壁面12a,12bに、双方の住宅ユニット11a,11bに跨る大きさの開口部13の枠組を設けるための開口部構造であって、開口部13が形成される各側壁面12a,12bにおいて開口部13を挟んだ両側に立設配置される各柱部材20a,20bには、まぐさ受柱材21a,21bが上端部分を切欠いた状態で重ねて取付けられる。そして、両側のまぐさ受柱材21a,21bに両端を支持させて、双方の住宅ユニット11a,11bに跨る一本のまぐさ17を、上方から落とし込むようにして開口部13の上部に沿って取付ける。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、予め組立てた複数の住宅ユニットを接合一体化して形成されるユニット住宅において、6面体形状に割付けらた一対の住宅ユニットを連接配置して得られる連続する側壁面に、双方の住宅ユニットに跨る大きさの開口部の枠組を設けるための住宅ユニットの開口部構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
近年、住宅建築物の施工の迅速化や高精度化を図るべく、予め工場等で形成された複数の住宅ユニットを建築施工現場で組立てて構築するユニット住宅が開発されている。このようなユニット住宅においては、形成された各住宅ユニットを例えば運送用のトラック等に積込んで建築施工現場に搬入し、例えばクレーン等の吊上げ用の重機を用いて吊上げて所定の位置に据付け、他の住宅ユニットと共に接合一体化することによってユニット住宅を組立てる。
【0003】
また、ユニット住宅は、例えばトラックの荷台等に積込み易いように、住宅内の各空間(部屋等)を分断して6面体形状に割付けられた住宅ユニットを含む複数の住宅ユニットによって構成される場合が多い。このような6面体形状に割付けられた住宅ユニットは、吊上げ時等における安定した構造となるように、6面体の12本の各綾線の全てに骨組み部材が設けられているものが一般的である。
【0004】
一方、これらの6面体形状の住宅ユニットにおいては、その4方を囲む側壁面に例えば窓や開閉扉のための開口部が設けられることが多く、また一方向又は複数方向の側壁面を全面に亘って開口部とした住宅ユニットが形成される場合もある。しかしながら、これらの住宅ユニットの開口部は、各側壁面の領域内に納まるように当該開口部の周囲の枠組が画定されるものであり、隣接する一対の住宅ユニットに跨る大きさの開口部を設けるための確立した枠組の施工方法が開発されていなかったことから、特に、6面体形状の住宅ユニットが長方形の平面形状を有している場合、その短辺部に位置する側壁面の開口部は、その大きさが短辺部の巾に制限されることになるため、当該短辺部に沿った方向に大きな開口部を設けることが出来なくなって、住宅ユニットを設計する際の自由度が制約されることになる。
【0005】
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたものであり、6面体形状に割付けられた一対の住宅ユニットを連接配置して得られる連続する側壁面に、双方の住宅ユニットに跨る大きさの開口部の枠組を容易に設けることを可能にして、住宅ユニットを設計する際の自由度を高めることのできる住宅ユニットの開口部構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、予め組立てた複数の住宅ユニットを接合一体化して形成されるユニット住宅において、6面体形状に割付けらた一対の住宅ユニットを連接配置して得られる連続する側壁面に、双方の住宅ユニットに跨る大きさの開口部の枠組を設けるための住宅ユニットの開口部構造であって、前記開口部が形成される前記一対の住宅ユニットの各側壁面において前記開口部を挟んだ両側に立設配置される各柱部材には、前記開口部側の側面に沿ってまぐさ受柱材が上端部分を切欠いた状態で重ねて取付けられており、両側の前記まぐさ受柱材に両端を支持させて、前記双方の住宅ユニットに跨る一本のまぐさを、上方から落とし込むようにして前記開口部の上部に沿って連続して取付けることを特徴とする住宅ユニットの開口部構造を提供することにより、上記目的を達成したものである(請求項1記載の発明)。
【0007】
また、本発明の住宅ユニットの開口部構造によれば、底面プレート部と立面プレート部とからなるL字形断面形状のまぐさ受金物を、前記底面プレート部を前記まぐさ受柱材の上端面に載置して前記柱部材の開口部側の側面の上端部分に取付け、前記まぐさ受金物及び前記まぐさ受柱材に両端を支持させて、前記一本のまぐさを前記開口部の上部に沿って連続して取付けるようにすることが好ましい(請求項2記載の発明)。
【0008】
さらに、本発明の住宅ユニットの開口部構造によれば、前記まぐさは、その上端面が前記開口部を挟んだ両側に立設配置される柱部材の天端面の高さに配置されるように取付けられ、前記まぐさの下端面に下端を係止したボルト部材を、前記まぐさを貫通させて上方に突出させ、上方に据付けられる住宅ユニットの骨組部材に締結して、上下の住宅ユニットを一体化させることもできる(請求項3記載の発明)。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明の好ましい実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態の住宅ユニットの開口部構造は、図1に示すような、予め工場等で組立てた複数の住宅ユニットを接合一体化して形成される、例えば枠組壁工法によるユニット住宅10において、当該ユニット住宅10の1階部分を構成する、縦横4箇所に連接配置される住宅ユニット11a,11b,11c,11dのうち、横方向に並べて配置される一対の住宅ユニット11a,11bの連続する側壁面12a,12bに、双方の住宅ユニット11a,11bに跨る大きさの開口部13の枠組を設けるための開口部構造として採用されたものである。
【0010】
ここで、本実施形態によれば、各住宅ユニット11a,11b,11c,11dは、トラックの荷台等に積込み易いように、長方形の平面形状を有する6面体形状に割付けられた領域を占める形状に各々形成されている。また第1住宅ユニット11aには、長方形の床組14aの一方の長辺部に位置する側壁面と一方の短辺部に位置する側壁面に、ユニット住宅10の外壁面を構成する外壁構造体15aが立設配置されており、他方の短辺部に位置する側壁面には、これの一部に張出して屋内の仕切壁を構成する袖壁16が立設配置されている。さらに、第2住宅ユニット11bには、長方形の床組の一方の長辺部に位置する側壁面と一方の短辺部に位置する側壁面に、ユニット住宅10の外壁面を構成する外壁構造体15bが立設配置されている。
【0011】
そして、第1住宅ユニット11aと第2住宅ユニット11bは、外壁構造体15a,15bが設けられていない長辺部同士を接合して、第1住宅ユニット11aと第2住宅ユニット11bとが一体となった居室空間18を形成している。また外壁構造体15a,15bが設けられていない各住宅ユニット11a,11bの他方の短辺部に沿った側壁面12a,12bは連続することになり、略全面が開口部となっている第2住宅ユニット11bの側壁面12bと、袖壁16を除く部分が開口部となっている第1住宅ユニット11aの側壁面12aとによって、双方の住宅ユニット11a,11bに跨る大きさの開口部13が形成されると共に、この開口部13の上部に沿って一本のまぐさ17が、上方から落とし込むようにして枠組の一部として連続して取付けられることになる。
【0012】
なお、本実施形態によれば、第3住宅ユニット11cには、長方形の床組14cの一方の長辺部に位置する側壁面と一方の短辺部に位置する側壁面に、ユニット住宅10の外壁面を構成する外壁構造体15cが立設配置されており、第4住宅ユニット11dには、長方形の床組14dの一方の長辺部に位置する側壁面と一方の短辺部に位置する側壁面に、ユニット住宅10の外壁面を構成する外壁構造体15dが各々立設配置されている。また第3住宅ユニット11cと第4住宅ユニット11dは、外壁構造体15c,15dが設けられていない長辺部同士を接合して、第3住宅ユニット11cと第4住宅ユニット11dとが一体となった居室空間19を形成している。さらに外壁構造体15c,15dが設けられていない各住宅ユニット11c,11dの他方の短辺部は、開口部13が形成された第1住宅ユニット11aと第2住宅ユニット11bの連続する側壁面12a,12bに面して配置されることになり、当該開口部13が形成された連続する側壁面12a,12bによって、第3住宅ユニット11cと第4住宅ユニット11dとによる居室空間19が、第1住宅ユニット11aと第2住宅ユニット11bとによる居室空間18から仕切られることになる。
【0013】
そして、本実施形態の住宅ユニットの開口部構造は、一対の住宅ユニットとして、第1住宅ユニット11aと第2住宅ユニット11bとを連接配置して得られる連続する側壁面12a,12bに、双方の住宅ユニット11a,11bに跨る大きさの開口部13の枠組を設けるための開口部構造であって、図2に示すように、開口部13が形成される一対の住宅ユニット11a,11bの各側壁面12a,12bにおいて開口部13を挟んだ両側に立設配置される各柱部材20a,20bには、開口部13側の側面に沿ってまぐさ受柱材21a,21bを上端部分を切欠いた状態で重ねて取付ける。また両側のまぐさ受柱材21a,21bに両端を支持させて、双方の住宅ユニット11a,11bに跨る一本のまぐさ17を、上方から落とし込むようにして開口部13の上部に沿って連続して取付けることによって開口部構造が構成されるものである。
【0014】
また、本実施形態によれば、底面プレート部22と立面プレート部23とからなるL字形断面形状のまぐさ受金物24を、底面プレート部22をまぐさ受柱材21a,21bの上端面に載置して柱部材20a,20bの開口部13側の側面の上端部分に取付け、まぐさ受金物24及びまぐさ受柱材21a,21bに両端を支持させて、一本のまぐさ17が、開口部13の上部に沿って連続して取付けられている。
【0015】
本実施形態によれば、第1住宅ユニット11aと第2住宅ユニット11bとを連接配置して得られる連続する側壁面12a,12bは、ユニット住宅10の屋内における居室空間18と居室空間19との間の仕切壁を構成するものであって、これらの側壁面12a,12bには、両側の一対の柱部材20a,20bと、上部のまぐさ17とによる門形の枠組に囲まれて、開口部13が形成されることになる。なお、この開口部13には、住宅ユニット11a,11b,11c,11dが組立てられた後に、例えば引き戸等の開閉扉が設けられることになる。
【0016】
第1住宅ユニット11aの側壁面12aに立設配置される柱部材20aは、袖壁16の壁枠組みの端部に配置される縦枠であって、枠組壁工法に用いる例えば38mm×89mmの矩形断面を有する枠材を、2本一組として床組14aから垂直に立設させて設けられている。また第2住宅ユニット11bの側壁面12bに立設配置される柱部材20bは、長辺部に設けられた外壁構造体15bの壁枠組の端部に配置される縦枠であって、柱部材20aと同様に、枠組壁工法に用いる例えば38mm×89mmの矩形断面を有する枠材を、2本一組として床組14bから垂直に立設させて設けられている。
【0017】
そして、これらの柱部材20a,20bには、開口部13側の側面に沿って、まぐさ受柱材21a,21bが上端部分を切欠いた状態で取付けられる。まぐさ受柱材21a,21bは、枠組壁工法に用いる例えば38mm×89mmの矩形断面を有する枠材を、2本一組として柱部材20a,20bの開口部13側の側面に密着させつつ床組14a,14bから垂直に立設させて、柱部材20a,20bに重ねて取付けられる。なお、2本一組のまぐさ受柱材21a,21bのうち、柱部材20a,20bと密着する側の一方のまぐさ受柱材21a,21bは、袖壁16又は外壁構造体15bの壁枠組を構成する下枠25a,25bから立設させて、住宅ユニット11a,11bの組立時に予め柱部材20a,20bに沿って取付けられる。また開口部13側の他方のまぐさ受柱材21a,21bは、住宅ユニット11a,11bを建築施工現場に据付けた後に、床組14a,14bから直接立設させて、柱部材20a,20bに沿って取付けられる。
【0018】
また、まぐさ受柱材21a,21bの上端部分は、その天端面が柱部材20a,20bの天端面よりもまぐさ17の高さ分低くなるように切欠かれており、この切欠き部分26a,26bには、L字形断面形状のまぐさ受金物24が各々取付けられると共に、上方から落とし込むようにしてまぐさ17の両端が取付けられて、当該両端が支持されることになる。
【0019】
まぐさ受金物24は、上述のように、底面プレート部22と立面プレート部23とからなるL字形断面形状を有する金物であって、図3にも示すように、その巾方向中央部分には、底面プレート部22と立面プレート部23とに跨って、略矩形形状の挿入リブ27が設けられている。また立面プレート部23には、複数のビス孔28が穿設されていて、ビス孔28を介してビス29を柱部材20a,20bに向けて打込むことにより、まぐさ受金物24を柱部材20a,20bの上端部分に強固に固定することができるようになっている。さらに、底面プレート部22にも複数のビス孔28が穿設されていて、ビス29を打込むことにより、まぐさ17をまぐさ受金物24に強固に固定することができるようになっている。さらにまた、底面プレート部22には、挿入リブ27の先端側に外れて、ボルト締着孔30が穿設されていて、このボルト締着孔30には、上下のユニットを連結するための連結ボルト31の下端を締着係止することができるようになっている。
【0020】
まぐさ17は、図2に示すように、例えば巾89mm、高さ235mm程度の矩形断面形状を有する木製梁部材であって、開口部13を挟んで両側に設置された柱部材20a,20b間の間隔に相当する長さを有している。また、まぐさ17の両端部分には、各端面の中央を縦方向に切り込んで、端部スリット32が各々形成されている。まぐさ17は、図4にも示すように、端部スリット32にまぐさ受金物24の挿入リブ27を挿入配置しつつ両端部を落とし込むようにして、まぐさ受金物24及び柱部材20a,20bに当該両端部を支持させることにより、その上端面が柱部材20a,20bの天端面の高さに配置されるようにして、開口部の上部に沿って安定した状態で取付けられることになる。さらに、まぐさ17には、これを上下に貫通するボルト挿入孔33が複数箇所に形成されており、まぐさ受金物24のボルト締着孔30や座金34等を介してまぐさ17の下端面に下端を係止した連結ボルト31を、まぐさ17を貫通させて上方に突出させ、上方に据付けられる住宅ユニットの骨組部材に締結して、上下の住宅ユニットを一体化させることができるようになっている。
【0021】
なお、第2住宅ユニット11bは、図2に示すように、仮設支柱部材を35を介して天井野縁36を仮固定した状態で組立てられるものであり、また垂直保持具37によって、床組14bと外壁構造体15bとの垂直な接合状態を保持しつつ、建築施工現場に据付けられる。
【0022】
また、開口部13の上部に沿って連続して取付けられたまぐさ17の上面には、上枠や頭つなぎが適宜取付けられ、袖壁16や外壁構造体15bの壁枠組の天端面と高さを揃えた後に、これらの上方に上階部分の住宅ユニットが据付けられることになる。
【0023】
そして、本実施形態の住宅ユニットの開口部構造によれば、6面体形状に割付けられた一対の住宅ユニットを連接配置して得られる連続する側壁面に、双方の住宅ユニットに跨る大きさの開口部の枠組を容易に設けることを可能にして、住宅ユニットを設計する際の自由度を高めることができる。すなわち、本実施形態によれば、開口部13を挟んだ両側に立設配置される各柱部材20a,20bにまぐさ受柱材21a,21bを重ねて取付け、これに両端を支持させて、双方の住宅ユニット11a,11bに跨る一本のまぐさ17を、上方から落とし込むようにして開口部13の上部に沿って連続して取付けるといった、確立した施工方法によって、双方の住宅ユニット11a,11bに跨る大きさの開口部13の枠組を容易に形成することができるので、例えば長方形の平面形状を有する住宅ユニットの短辺部に開口部を設ける場合に、当該短辺部の巾に制限されることなく大きな開口部を設けることが可能になり、これによって住宅ユニットをより自由に設計することが可能になる。
【0024】
また、本実施形態によれば、ビス29を介して柱部材20a,20bに固定されたまぐさ受金物24と、まぐさ受柱材21a,21bの上端面とによって、まぐさ17の両端を強固に支持することができると共に、まぐさ受金物24を併用していることにより、例えば2本一組で用いられるまぐさ受柱材21a,21bを一本に減じて用いることが可能になり、これによって材料を節約することが可能になる。さらに、まぐさ17を貫通させて取付けた連結ボルト31を介して上下の住宅ユニットを締結一体化することにより、強固な梁部材であるまぐさ17に直接支持させて、上下の住宅ユニットをより強固に一体化することが可能になる。さらにまた、本実施形態似よれば、例えば縦横に連接配置した4体の住宅ユニット11a,11b,11c,11dの十字差部分に発生する柱の集合体を無くした状態で、住宅ユニット11a,11b,11c,11dを組立てることが可能になる。
【0025】
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明は、枠組壁工法によるユニット住宅に限定されることなく、在来軸組構法によるユニット住宅にも採用することができ、住宅の1階部分に限定されることなく上階部分にも採用することができる。また、屋内の仕切壁に開口部を設ける場合に限定されることなく、住宅の外壁に大きな開口部を設ける際にも採用することができる。さらに、まぐさ受柱材の上端面にまぐさ受金物を載置して用いる必要は必ずしもない。
【0026】
さらにまた、L字形断面形状のまぐさ受金物として、例えば図5(a)〜(c)に示すような形状のものを使用することもできる。図5に示すまぐさ受金物40は、前面及び上面か開口面となった箱形形状に加工形成されるものである。すなわち、矩形形状の底面プレート部41の両側の側縁部から各々直角に立設してブーツ形状の側面プレート部42が形成されると共に、側面プレート部42の背面側の側縁から各々内方に直角に延設されて、一対の縦長矩形形状の立面プレート部43がまぐさ受金物40の背面に形成されることにより、まぐさ受金物40は、底面プレート部41と立面プレート部43とによるL字形断面形状を有することになる。またまぐさ受金物40には、適宜の箇所に、釘孔(ビス孔)44やボルト締着孔45が形成されており、上記実施形態のまぐさ受金物24と同様に、柱部材20a,20bの開口部側の側面の上端部分に取付けられ、一対の側面プレート部42の間に挟み込まれるようにしてまぐさ17の両端が各々配置されて、まぐさ受柱材21a,21bの上端面と共に、まぐさ17の両端を強固に支持することになる。
【0027】
【発明の効果】
本発明の住宅ユニットの開口部構造によれば、6面体形状に割付けられた一対の住宅ユニットを連接配置して得られる連続する側壁面に、双方の住宅ユニットに跨る大きさの開口部の枠組を容易に設けることを可能にして、住宅ユニットを設計する際の自由度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る住宅ユニットの開口部構造を採用したユニット住宅の略示斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る住宅ユニットの開口部構造の構成を説明する要部分解斜視図である。
【図3】まぐさ受金物の取付け状況を説明する斜視図である。
【図4】まぐさの端部における取付け状況を説明する斜視図である。
【図5】他のまぐさ受金物を例示する(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【符号の説明】
10 ユニット住宅
11a 第1住宅ユニット
11b 第2住宅ユニット
11c 第3住宅ユニット
11d 第4住宅ユニット
12a,12b 側壁面
13 開口部
15a,15b,15c,15d 外壁構造体
16 袖壁
17 まぐさ
18,19 居室空間
20a,20b 柱部材
21a,21b まぐさ受柱材
22,41 底面プレート部
23,43 立面プレート部
24,40 まぐさ受金物
25a,25b 下枠
26a,26b 切欠き部分
27 挿入リブ
30,45 ボルト締着孔
31 連結ボルト
32 端部スリット
33 ボルト挿入孔
34 座金
42 側面プレート部

Claims (3)

  1. 予め組立てた複数の住宅ユニットを接合一体化して形成されるユニット住宅において、6面体形状に割付けらた一対の住宅ユニットを連接配置して得られる連続する側壁面に、双方の住宅ユニットに跨る大きさの開口部の枠組を設けるための住宅ユニットの開口部構造であって、
    前記開口部が形成される前記一対の住宅ユニットの各側壁面において前記開口部を挟んだ両側に立設配置される各柱部材には、前記開口部側の側面に沿ってまぐさ受柱材が上端部分を切欠いた状態で重ねて取付けられており、
    両側の前記まぐさ受柱材に両端を支持させて、前記双方の住宅ユニットに跨る一本のまぐさを、上方から落とし込むようにして前記開口部の上部に沿って連続して取付けることを特徴とする住宅ユニットの開口部構造。
  2. 底面プレート部と立面プレート部とからなるL字形断面形状のまぐさ受金物を、前記底面プレート部を前記まぐさ受柱材の上端面に載置して前記柱部材の開口部側の側面の上端部分に取付け、前記まぐさ受金物及び前記まぐさ受柱材に両端を支持させて、前記一本のまぐさを前記開口部の上部に沿って連続して取付ける請求項1記載の住宅ユニットの開口部構造。
  3. 前記まぐさは、その上端面が前記開口部を挟んだ両側に立設配置される柱部材の天端面の高さに配置されるように取付けられ、前記まぐさの下端面に下端を係止したボルト部材を、前記まぐさを貫通させて上方に突出させ、上方に据付けられる住宅ユニットの骨組部材に締結して、上下の住宅ユニットを一体化させる請求項1又は2に記載の住宅ユニットの開口部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016218818A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 株式会社アイティリンク 建物用cadシステムおよび建物用cadプログラム

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