JP2004083195A - 棚昇降式ドライブインラック - Google Patents

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三橋 弘章
Kazuo Honda
本田 和男
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Abstract

【課題】ドライブイン形式でありながら、奥行き方向に並ぶ各棚に、ラック幅方向に複数の物品を並べて載置することができるラックとする。
【解決手段】フォークリフト等の搬送装置が内部に入り込んで物品Wの出し入れが可能なドライブインラックとする。幅方向に複数の物品Wを並べて載置可能な棚3を奥行き方向に複数設けることにより、複数の収納区画を構成する。ラック上部とラック中段部との間で各棚3を独立して昇降させる昇降駆動手段4を設ける。ラック中段部に、昇降駆動される棚3の幅方向の両端をそれぞれ支持する受け部材7を設ける。昇降駆動手段4は、ラック上部と受け部材7との間で棚3を昇降させるものとする。昇降駆動手段4は、例えば吊索で棚3を吊り上げる装置とする。
【選択図】    図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、フォークリフト等の搬送装置が内部に入り込んで物品を出し入れするドライブインラックに関する。
【0002】
【従来の技術】
ラック内にフォークリフト等の搬送装置が進入して、パレット等の単位で物品を出し入れするラックとして、ドライブインラックがある。ドライブインラックは、一般には入出庫を一方向のみから行う先入れ後出し形式のものとされるが、両側から出し入れ可能なドライブスルー形式のものもある。この明細書では、ドライブインラックはドライブスルー形式のラックを含むものとする。
図10は従来の一般的なドライブインラックを示す。ラックを左右に仕切った立枠体51の間隔は、ほぼパレット(図示せず)の1個分であり、左右の立枠体51に設けられた片持ち状のパレット受52に、パレットの左右両端を載置して、パレット単位で物品を保管する。左右のパレット受52間のスペースがフォークリフトの通過用のスペースとなる。パレット受52毎にパレットを1段または複数段上下に重ねて載置し、床面にもパレットを1段または複数段上下に重ねて平置きし、パレット単位で物品を保管する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
フォークリフト等の搬送装置として、2枚のパレットを横並びとし、2パレット単位で物品を搬送できるものがある。このような搬送装置を用いると、効率的な入出庫が行え、ドライブインラックにおいてもその使用を可能とすることが望まれる。
しかし、従来のドライブインラックは、支持フレーム51に設けられたパレット受52でパレットの両端を受けるものであるため、上記のような横並びの2パレット単位で搬送する搬送装置を用いる場合に、単に間口を広げても、2枚のパレットの並びの中央を受けることができない。2枚のパレットの並びの中央を受ける部材を設けた場合、その部材が邪魔となって、搬送装置の進入ができない。そのため、2パレット単位の搬送装置を用いることができない。
そこで、支持フレーム51間の間口を広げると共に、対向するパレット受52に棚を載せ、その上にパレットを載置することを考えた。しかし、このような棚があると、フォークリフト等の搬送装置がラック内に進入することができない。
【0004】
この発明の目的は、ドライブイン形式でありながら、奥行き方向に並ぶ複数の棚をラック中段部に配置できて、その棚に複数の物品を幅方向に並べて載置することができる棚昇降式ドライブインラックを提供することである。
この発明の他の目的は、棚の昇降駆動手段を小出力のものとでき、またラック構造材の材料節減が図れるものとすることである。
この発明のさらに他の目的は、棚の昇降駆動手段の一層の小出力化を図り、かつその小出力化に伴ってラックに余分な空間の追加が必要とされないものとすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の棚昇降式ドライブインラックは、フォークリフト等の搬送装置が内部に入り込んで物品の出し入れが可能なドライブインラックであって、幅方向に複数の物品を並べて載置可能な棚を奥行き方向に複数設けることによって複数の収納区画を構成し、ラック上部とラック中段部との間で各棚を独立して昇降させる昇降駆動手段を設けたことを特徴とする。
この構成によると、ラック上部とラック中段部との間で各棚を独立して昇降させる昇降駆動手段を設けたため、搬送装置のラック内への進入の邪魔になる棚を、昇降駆動手段でラック上部に退避させておくことができる。そのため、搬送装置の進入が可能な形式としながら、ラック中段部に棚を設けることができ、間口を広げてその間口全域に渡る棚を設けることが実現できる。このため、複数の物品をラック幅方向に並べて載置することができる。また、このような棚を奥行き方向に並べ、その各棚に複数の物品を幅方向に並べて載置することができる。
【0006】
この発明において、ラック中段部に、昇降駆動される棚の幅方向の両端をそれぞれ支持する受け部材を設け、上記昇降駆動手段は、ラック上部と受け部材との間で上記棚を昇降させるものとしても良い。
棚はラック中段部に下降し、物品が載置されるが、上記のように受け部材が設けられている場合、物品の荷重を受け部材で受けることができる。そのため、昇降駆動手段の駆動源は物品の荷重の負担が不要で、出力の小さなものを用いることができる。また、受け部材を設けた場合、ラックの支柱等の構造材における受け部材よりも上方の部分も、物品の荷重が作用せず、空の棚が支持できるもので足りる。そのため、ラック上部の支柱等の構造材が小断面の部材で済み、材料節減が図れる。
【0007】
上記昇降駆動手段は、ラック上部に設けられて吊索を掛装する駆動輪およびこの駆動輪を回転させる駆動源を有するものであっても良い。上記駆動輪は、例えばスプロケット,シーブ,またはドラム等である。この構成の場合に、上記吊索の一端に上記棚を結合し、他端にカウンターウエイトを結合しても良い。上記カウンターウエイトは、例えば、各収納区画毎に設けられる前後一対の支柱間に配置する。
カウンターウエイトを設け、棚重量とのバランスを図ることにより、昇降駆動手段をより一層小出力のものとできる。カウンターウエイトを設けた場合、その昇降空間が必要となるが、前後一対の支柱間にカウンターウエイトを配置することより、カウンターウエイトのための専用空間を設ける必要がなくなる。したがって、カウンターウエイト形式として昇降駆動手段の一層の小出力化を図りながら、そのための追加空間が不要で、コンパクトな構成のドライブインラックとすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明の第1の実施形態を図1〜図5と共に説明する。図2に示すように、この棚昇降式ドライブインラック1は、フォークリフト等の搬送装置2が内部に入り込んで物品Wの出し入れが可能なドライブインラックである。このドライブインラック1は、図1,図5のように幅方向(X方向)に複数の物品Wを並べて載置可能な棚3を、図2のように奥行き方向(Y方向)に複数設けることによって、内部に複数の収納区画E(E1 〜En )を構成する。各収納区画Eは、各棚3の上方の空間と、各棚3の下方における床面F上の空間である。この構成のドライブインラック1において、ラック上部とラック中段部との間で各棚3を独立して昇降させる昇降駆動手段4を設ける。各棚3のうち、最奥部の棚30 は固定棚とし、他の各棚3を昇降駆動手段4によって昇降させられる昇降棚としている。棚3に載せる物品Wは、パレットP上に収納物Mを載せたパレット積み体である。
【0009】
ドライブインラック1の棚支持構造体5は、図1のように幅方向に離れて並ぶ左右の立枠体6と、両立枠体6の上端を繋ぐ左右繋ぎ材23とにより、正面形状が門形に構成されている。立枠体6は、奥行き方向に並ぶ複数の支柱8を組んだ支柱組立体とされている。棚支持構造体5は、これら左右の立枠体6と左右繋ぎ材23とでなる部分を単位として左右に複数並設されるものであっても、また1単位分だけで構成されるものであっても良い。並設される場合、立枠体6は隣のドライブインラック1との共用部分となる。この実施形態では、複数並設される例を示している。
【0010】
このドライブインラック1は、ラック中段部に、昇降駆動される棚3の幅方向の両端をそれぞれ支持する受け部材7が設けてある。昇降駆動手段4は、ラック上部と受け部材7との間で棚3を昇降させるものとされる。受け部材7は、左右の立枠体6に内側へ片持ち状に突出させた部材である。受け部材7は、各支柱8毎に独立して設けられて一つで棚3の四隅のうちの1隅を支持するものとしても、また奥行き方向に隣合う2本の支柱8の間に渡って設けられ、または立枠体6の複数の支柱8の間に渡って設けられたものとしても良い。図示の例は、各支柱8に個別に受け部材7を設けた例を示している。また、同じ支柱8に、隣のドライブインラック1の受け部材7が設けられている。図2のように、支柱8の配列間隔は収納区画Eの奥行き幅としてある。
【0011】
昇降駆動手段4は、棚3を吊索9で吊り下げて、この吊索9を巻き上げる巻掛け機構とされている。図2に示すように、昇降駆動手段4は、棚支持構造体5の上部と中段部にそれぞれ設置されたスプロケット10,11間に、吊索9をエンドレス状として掛装し、上側のスプロケット10をモータ等からなる駆動源12で正逆に回転させるものとしてある。吊索9は、両端を棚3に結合し、棚3を介してエンドレス状に繋がったものとしてある。吊索9は、エンドレスのものとしてその一部を棚3に結合しても良い。
吊索9は、左右の立枠体6にそれぞれ設置してあり、各吊索9は棚3の左右両端をそれぞれ支持する。左右の吊索9を掛装した上側のスプロケット10は、図1のように共通の伝達軸13に固定されており、駆動源12により互いに連動して駆動される。各吊索9にはチェーンが用いられている。なお、吊索9は、ワイヤーロープであっても良く、その場合はスプロケット10,11の代りにシーブが設置される。吊索9をエンドレスとせずに、スプロケット10等の代わりにドラムを用いても良い。
【0012】
図4に示すように、棚3は、幅方向および奥行き方向のフレーム材14,15を矩形に枠組みしたものであり、必要に応じて中間補強材16やブレース(図示せず)等が設けられる。フレーム材14,15にはH形鋼や溝形鋼等の形鋼が用いられる。棚3の四隅には下方に突出した脚部材17が設けられている。吊索9は、左右両端のフレーム材15に結合部9a,9bで結合される。
【0013】
図1において、棚支持構造体5のラック間口幅、つまり棚3の左右幅は、パレット積み体からなる4個の物品Wを棚3上に幅方向に並べて載置可能な幅とされている。横並びの4個の物品Wは、例えば2個ずつ接して配置される。ラック高さは、棚3の上に物品Wを2段積みでき、かつ棚3の下の床面F上に物品Wを2段に積める高さとしてある。
棚3の左右両端と支柱8との間には、棚3が昇降できる隙間が設けられる。支柱8と棚3との対向面は、互いに接触した場合の滑りを良くするために、樹脂材等の被覆(図示せず)が設けてある。この被覆は、支柱8と棚3のいずれか片方に設けても、両方に設けても良い。この樹脂被覆は、コーティング層または樹脂材を貼付けたものとされる。
【0014】
図3と共に、棚支持構造体5の詳細を説明する。棚支持構造体5は、上端に受け部材7を設けた下部構造体5Aと、この下部構造体5Aの上に設けられた上部構造体5Bとで構成される。下部構造体5Aは、受け部材7に載置された物品の荷重を支持可能な強度が必要である。上部構造体5Bは、空の棚3を吊り上げ可能な強度のもので足り、そのため、下部構造体5Aに比べて支柱8に断面の小さな部材が用いられている。
【0015】
下部構造体5Aは、左右一対の立枠体6の下半部を構成する下部立枠体6Aからなる。下部立枠体6は、それぞれ床面F上に立設されてラック奥行き方向(Y方向)に並ぶ複数本の下部支柱8A(8A1 ,8A2 )と、これら複数本の下部支柱8Aに渡って上端を接合した梁21と、補強材18とで構成される。各下部支柱8Aおよび梁21には形鋼が用いられている。詳しくは、下部支柱8Aは、主下部支柱8A1 と、各主下部支柱8A1 の間に配置した補助下部支柱8A2 とがある。主下部支柱8A1 には重量鉄骨、例えばH形鋼が用いられている。補助下部支柱8A2 には角パイプ等の軽量形鋼が用いられている。補強材18としては、隣合う主下部支柱8A1 の間に接合したブレースが設けられている。補強材18は、水平な柱継材やラチス材であっても良い。
下部構造体5Aの最奥部は、2本の主下部支柱8A1 を並べて配置する共に、固定棚30 を左右の下部立枠体6Aに接合し、かつ左右の下部立枠体6A間にブレース(図示せず)等の補強材を設けて補強を図っている。
【0016】
上部構造体5Bは、左右一対の立枠体6の上半部を構成する上部立枠体6Bと左右繋ぎ材13とでなる。上部立枠体6Bは、隣合う2本の上部支柱8Bを補強材19で接合した組立柱20を、収納区画Eの1つおきに配置し、軽量化を図っている。補強材19はラチス材等からなる。各組立柱20に渡り、上端は梁22で接合してある。なお、下,上の構造体5A,5Bの各補強材18,19は、図3以外の各図では図示を省略している。
【0017】
上記構成の動作を説明する。このドライブインラック1は、先入れ後出し形式であり、入庫時には最奥部の床上の収納区画E1 (図2)に収納し、ついで、その上の固定棚30 上の収納区画E2 、最奥から2番目の床上の収納区画E3 、その上の棚3上の収納区画E4 の順に収納して行く。
物品Wの出し入れに用いる搬送装置2には、パレット積みされた物品Wを、2個ずつ横並び状態で搬送できるものを用いる。例えば、一つのパレットPを支持可能なフォーク2aを横並びに2つ有するフォークリフトを用いる。このような搬送装置2を用い、各収納区画Eに収納される8つの物品Wにつき、横並びの2個ずつ収納する。物品Wを出庫させるときも、入庫時と同様に横並びの2個ずつ搬出して行く。
【0018】
搬送装置2による入出庫は、図2のように搬送装置2がドライブインラック1内に進入して行う。このとき、いま入出庫作業をしようとする収納区画Eよりも入口側の各棚3は、同図のようにラック上部に退避させておく。これにより、棚3が搬送装置2の進入の邪魔になることなく、入出庫作業を行うことができる。入庫作業時において、例えば図のように収納区画E10の棚3に対する収納を行い、この収納区画E10の全体への収納が終わり、次の床上の収納区画E11上への収納も終わると、その上の収納区画E12の棚3を昇降駆動手段4により受け部材7上に降ろす。その降ろされた棚3上に物品Wの収納を行う。このような作業を繰り返す。
【0019】
このドライブインラック1によると、このようにラック上部とラック中段部との間で各棚3を独立して昇降させる昇降駆動手段4を設けたため、搬送装置2のラック内への進入の邪魔になる棚3を、昇降駆動手段4でラック上部に退避させておくことができる。そのため、搬送装置2の進入が可能な形式としながら、ラック中段部に棚3を設けることができ、間口を広げてその間口全域に渡る棚3を設けることが実現できる。このため、複数の物品を棚3上に幅方向に並べて載置することができる。また、このような棚3を奥行き方向に複数並べ、各棚3に複数の物品Wを幅方向に並べて載置することができる。
【0020】
棚3は、受け部材7で支持するようにしたため、物品Wの荷重は受け部材7で受けられる。そのため、昇降駆動手段4の駆動源12は物品Wの荷重の負担が不要で、出力の小さなものを用いることができる。また、受け部材7を設けた場合、棚支持構造体5における受け部材7よりも上方の部分である上部構造体5は、物品Wの荷重が作用せず、空の棚3が支持できるもので足りる。そのため、上部構造体5は、支柱8等の構造材が小断面の部材で済み、材料節減が図れる。
【0021】
図6〜図9は、この発明の第2の実施形態を示す。この実施形態は、第1の実施形態において、棚3との重量バランスを取るカウンターウエイト25を設け、昇降駆動手段4Aを次の構成としたものである。吊索9は一端が棚3に結合され、他端がカウンターウエイト25に結合されている。昇降駆動手段4Aは、ラック上部に設置されて吊索9を掛装する複数のスプロケット30と、駆動輪である一部のスプロケット300 を回転させるモータ等の駆動源12とでなる。吊索9にはチェーンが用いられている。各カウンターウエイト25は、板状のものとし、片方の立枠体6における各収納区画E(図7,図9)毎に設けられる前後一対の支柱8の間に配置してある。
【0022】
吊索9は、例えば図8に示すように4本設けられる。4本の吊索9は、いずれも一端がカウンターウエイト25に結合されている。4本の吊索9のうち、2本の吊索9は、カウンターウエイト25の上方の駆動スプロケット300 に掛装されて、棚3におけるカウンターウエイト25の配置側端部の前後2か所にそれぞれ結合されている。残り2本の吊索9は、カウンターウエイト25の上方の駆動スプロケット300 と棚3の他端上方のスプロケット30とに掛装され、棚3の他端における前後2か所にそれぞれ結合されている。カウンターウエイト25側の4枚の駆動スプロケット300 は、共通の回転軸31に固定されており、回転軸31は上記駆動源12により正逆に回転させられる。
【0023】
この実施形態において、左右の立枠体6における支柱8は、各収納区画E毎に2本ずつ前後に設けられている。これら2本ずつの支柱8の間には、図9のように互いに補強材18が接合されている。この例における補強材18は、水平な柱継材としてあるが、ブレースであっても良い。各支柱8は、ラック下端から上端まで延びる通し柱とされている。各支柱8には、形鋼、例えば角パイプ等の軽量形鋼が用いられる。立枠体6は、この実施形態では棚3とカウンターウエイト25との重量を支える必要があるが、上記のように支柱8に通し柱を用いることで、立枠体6における受け部材7よりも上方の部分の強度を確保している。なお、棚3の奥行き方向の並び数は、図7では奥側から3つ分だけを図示し、残りの図示を省略したが、任意の数とできる。この実施形態におけるその他の構成は、第1の実施形態と同じである。
【0024】
このようにカウンターウエイト25を設けた場合は、棚3との重量バランスが取れるため、昇降駆動手段4Aの駆動源12をより一層小出力のものとできる。カウンターウエイト25の配置は、前後一対の支柱8の間としたため、カウンターウエイト25のための専用空間を設ける必要がなくなる。したがって、カウンターウエイト形式として昇降駆動手段12の一層の小出力化を図りながら、そのための余分な空間が不要で、コンパクトな構成のドライブインラック1とすることができる。カウンターウエイト25を前後の支柱8の間に配置するが、カウンターウエイト25はドライブインラック1の左右方向の片方のみに設けるため、ドライブインラック1を左右に複数並設する場合にもカウンターウエイト25を前後の支柱8の間に配置することができる。
【0025】
なお、上記各実施形態は、ラックの最奥部に固定棚30 を設けて入出庫を一方向のみから行う先入れ後出し形式のものとしたが、全ての棚3を昇降駆動手段で昇降させるようにすれば、ドライブスルー形式とすることができる。
また、上記各実施形態は、棚3上に幅方向に並べる物品配列数を4個としたが、物品配列数は2個以上であれば良く、任意の数とできる。また、棚3の幅方向の中間を支持する中間支持用支柱(図示せず)を設けても良い。中間支持用支柱は、物品Wの2個以上の間隔を開けて床面F上に設ける。上記第1,第2の実施形態のように物品配列数を4個とする場合は、棚3の中央を支持する中間支持用支柱を設けても良い。このように中間支持用支柱を設けても、物品Wの2個以上の間隔が開いていると、物品Wを2個ずつ搬送する搬送装置を、ラック内に進入させることができる。
さらに、上記各実施形態では、棚3を受ける受け部材7を支柱8から片持ち状に突出するものとしたが、受け部材7は、例えば床面Fからラック中段部まで立ち上がった部材としても良い。また、受け部材7は必ずしも設けなくても良く、例えば、ラック中段部に棚3を位置させた状態で、棚3を昇降させる昇降駆動手段により棚3上の物品Wの重量を支持するようにしても良い。その場合に、昇降駆動手段に昇降の制動手段(図示せず)を設け、その制動手段によって棚3上の物品Wの重量を支持するようにしても良い。
棚3を昇降させる昇降駆動手段は、吊索9を用いるものに限らず、例えばラック・ピニオン機構等で昇降駆動させるものとしても良い。
【0026】
【発明の効果】
この発明の棚昇降式ドライブインラックは、ラック上部とラック中段部との間で各棚を独立して昇降させる昇降駆動手段を設けたため、ドライブイン形式でありながら、奥行き方向に並ぶ複数の棚をラック中段部に配置できて、その各棚に複数の物品をラック幅方向に並べて載置することができる。
ラック中段部に、昇降駆動される棚の幅方向の両端をそれぞれ受ける受け部材を設け、上記昇降駆動手段を、ラック上部と受け部材との間で棚を昇降させるものとした場合は、昇降駆動手段の駆動源が小さな出力のものとでき、またラック上部の支柱等の構造材を小断面のものとできて、材料の節減が図れる。
上記昇降駆動手段を、吊索で吊り上げる形式のものとし、カウンターウエイトを設けた場合は、駆動源がより一層小出力のもので済む。また、カウンターウエイトを前後一対の支柱間に配置した場合は、カウンターウエイトのための専用空間を設ける必要がなく、カウンターウエイト形式としながら、コンパクトな構成のドライブインラックとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態にかかる棚昇降式ドライブインラックの物品収納状態を示す正面図である。
【図2】同ドライブインラックの物品収納状態の一部省略側面図である。
【図3】同ドライブインラックの側面図である。
【図4】(A)〜(C)はそれぞれ同ドライブインラックの棚の平面図、正面図、および側面図である。
【図5】同ドライブインラックの概略斜視図である。
【図6】この発明の第2の実施形態にかかる棚昇降式ドライブインラックの物品収納状態を示す正面図である。
【図7】同ドライブインラックの部分省略側面図である。
【図8】同ドライブインラックの昇降駆動手段の概略斜視図である。
【図9】同ドライブインラックの概略斜視図である。
【図10】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1…ドライブインラック
2…搬送装置
3…棚
0 …固定の棚
4,4A…昇降駆動手段
6…立枠体
7…受け部材
8…支柱
9…吊索
10,11…スプロケット
12…駆動源
23…左右繋ぎ材
25…カウンターウエイト
300 …スプロケット(駆動輪)
E,E1 〜En …収納区画
F…床面
W…物品
P…パレット

Claims (3)

  1. フォークリフト等の搬送装置が内部に入り込んで物品の出し入れが可能なドライブインラックであって、幅方向に複数の物品を並べて載置可能な棚を奥行き方向に複数設けることによって複数の収納区画を構成し、ラック上部とラック中段部との間で各棚を独立して昇降させる昇降駆動手段を設けたことを特徴とする棚昇降式ドライブインラック。
  2. ラック中段部に、昇降駆動される棚の幅方向の両端をそれぞれ支持する受け部材を設け、上記昇降駆動手段は、ラック上部と受け部材との間で棚を昇降させるものとした請求項1記載の棚昇降式ドライブインラック。
  3. 上記昇降駆動手段は、ラック上部に設けられて吊索を掛装する駆動輪およびこの駆動輪を回転させる駆動源を有するものであり、上記吊索の一端に上記棚が結合され、他端にカウンターウエイトが結合され、上記カウンターウエイトを各収納区画毎に設けられる前後一対の支柱間に配置した請求項1または請求項2記載の棚昇降式ドライブインラック。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101553614B1 (ko) 2015-03-30 2015-09-16 임용성 물류창고용 콘크리트 적층랙 구조물 및 이의 시공방법

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KR101553614B1 (ko) 2015-03-30 2015-09-16 임용성 물류창고용 콘크리트 적층랙 구조물 및 이의 시공방법

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