JP2004073546A - メダル貸出機 - Google Patents

メダル貸出機 Download PDF

Info

Publication number
JP2004073546A
JP2004073546A JP2002239081A JP2002239081A JP2004073546A JP 2004073546 A JP2004073546 A JP 2004073546A JP 2002239081 A JP2002239081 A JP 2002239081A JP 2002239081 A JP2002239081 A JP 2002239081A JP 2004073546 A JP2004073546 A JP 2004073546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
medal
shaped member
unit
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002239081A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4021280B2 (ja
Inventor
Nobuo Fujii
藤井 伸生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2002239081A priority Critical patent/JP4021280B2/ja
Publication of JP2004073546A publication Critical patent/JP2004073546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4021280B2 publication Critical patent/JP4021280B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】遊技者が直接手に触れることなくメダル貸出機から遊技機にメダルを移すことができる構造を持ち、その構造が、遊技者の邪魔になる可能性が低く、高い耐久性を持つメダル貸出機を提供する。
【解決手段】メダルを貯留する貯留部65を備える箱状部材60が収納位置から突出位置まで筐体に対してモータ81の駆動によりスライド可能とするスライド機構と、軸体を回転軸として貯留部65を回転させる回転駆動部73を備え貯留部65内のメダルを箱状部材60の側方開口部66を介して搬送する側方搬送機構71と、箱状部材60が収納位置にある間にメダル供給部が貯留部65にメダルを供給するように制御し、側方搬送機構71によるメダルの搬送が完了した後にボタンスイッチ68に入力があると、まず貯留部65を元の位置に戻し、次に箱状部材60を収納位置に戻すように制御を行う制御部とを備える。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機に隣接して設置されるメダル貸出機に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】
スロットマシンなどの遊技機で使用されるメダルを貸し出すメダル貸出機は、遊技店舗などに配置される各スロットマシンなどの脇に1台ずつ配置されることが一般的である。このようなメダル貸出機から貸し出されるメダルは、従来、遊技客がメダル貸出機のメダル送出部から手でつかみ、スロットマシンなどのメダル投入部に移して用いていた。しかしながら、この方法ではメダルの移動に手間がかかる上に、メダルによって遊技客の手が汚れてしまう。
【0003】
そこで、近年、メダル貸出機から送出されるメダルに遊技客が直接手を触れることなくスロットマシンなどにメダルを移すことができるように、メダル貸出機のメダル送出部にホース状の管路を備え、その管路の先端からメダルをスロットマシンなどのメダル投入部に直接移すことができるようにする付加構造を備えたメダル貸出機が増えてきている。
【0004】
ところが、このような管路を備えたメダル貸出機においては、メダルが管路の途中で詰まらないように緩やかなカーブを描いて屈曲するように形成されているため場所を取り、しかも常に筐体の外に位置しているため、遊技者の邪魔になることがあった。また、ホースの先端をスロットマシンなどのメダル投入部に移動させるために屈曲が繰り返されることにより、破損してしまうこともあった。
【0005】
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたものであって、その目的は、少なくとも下記のいずれかの作用効果を奏することのできる遊技機を提供することにある。
1) 遊技者が直接手に触れることなくメダル貸出機から遊技機にメダルを移すことができる構造を備える。
2) 1)の構造が遊技者の邪魔になる可能性が低い。
3) 1)の構造が高い耐久性を持つ。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明にかかるメダル貸出機は、メダル投入部を備える遊技機に隣接して設置され、前記遊技機で使用するメダルを貸し出すメダル貸出機であって、フロントパネルを備える筐体と、上方に向け開口する上方開口部、および、前記メダルを貯留する貯留部を備える箱状部材と、前記箱状部材が前記筐体にほぼ完全に収納された収納位置から、前記箱状部材が前記フロントパネルから所定距離だけ突出する突出位置まで、前記箱状部材を前記筐体に対してスライド可能とするスライド機構と、を有し、前記箱状部材は、側方に開口する側方開口部、および、前記貯留部内のメダルを前記側方開口部を介して前記箱状部材の外に搬送する側方搬送機構、を備える。
【0007】
本発明のメダル貸出機によれば、メダルを貯留する貯留部を備える箱状部材をスライド機構がスライドさせてフロントパネルから突出する位置まで移動させ、側方搬送機構によって貯留部内のメダルを箱状部材の側方開口部を介して箱状部材の外に搬送できるため、遊技者が直接手に触れることなくメダル貸出機から遊技機にメダルを移すことが可能となる。
【0008】
(2) なお、前記スライド機構に、前記箱状部材を前記収納位置から前記突出位置まで駆動する箱状部材駆動部をさらに備えていてもよい。
【0009】
(3) また、本発明にかかるメダル貸出機は、前記箱状部材が前記突出位置に達した後に、前記側方搬送機構を動作させるように制御する制御部を、さらに有していてもよい。
これによって、側方搬送機構が筐体などに干渉することなく、箱状部材のスライド機構による移動を行うことができる。
【0010】
(4) さらに、前記側方搬送機構は、その動作を駆動する駆動部を備えていてもよい。
【0011】
(5) そして、 前記側方搬送機構は、前記貯留部に設けられた側面部と、前記側方開口部側の底辺とほぼ平行に前記貯留部に設けられ、前記箱状部材に固定された軸体と、前記軸体を回転軸として前記貯留部を回転させて、前記側面部を前記側方開口部から外方に倒す回転駆動部と、を備えていてもよい。
これによって、軸体を回転軸にしてメダルが入った貯留部を回転させて、側面部を側方開口部から外方に倒し、メダルを箱状部材の側方に移動させることができる。また、本発明のメダル貸出機においては、この搬送や箱状部材の移動を行うための構造は屈曲などを繰り返す必要がないため、管状部材の屈曲を繰り返す必要が生じる従来の搬送構造に比べて、高い耐久性を持つ。
【0012】
(6) あるいは、前記側方搬送機構は、前記貯留部の側面に設けられたガイド部と、前記貯留部の下面に設けられたスライド部と、前記スライド部に係合する側方搬送機構駆動部と、を備え、前記側方搬送機構駆動部が、前記ガイド部によってガイドされる前記貯留部を前記側方開口部から外方にせり出させる、ようにしてもよい。
これによって、側方搬送機構駆動部が貯留部の下面に形成されたスライド部に係合して貯留部を駆動し、この駆動によって、貯留部は、ガイド部によってガイドされて側方開口部から外方にせり出し、それによって、貯留部に蓄えられていたメダルを箱状部材の側方に搬送することができる。また、本発明のメダル貸出機においては、この搬送や箱状部材の移動を行うための構造は屈曲などを繰り返す必要がないため、管状部材の屈曲を繰り返す必要が生じる従来の搬送構造に比べて、高い耐久性を持つ。
【0013】
(7) また、前記貯留部は前記遊技機のメダル投入部より高い位置にあり、前記側方搬送機構は前記メダル投入部へ前記メダルを搬送するように形成されていてもよい。
これによって、側方搬送機構は貯留部からスロットマシンのメダル投入部へメダルを流し込むことが可能となる。
【0014】
(8) さらに、 前記制御部は、まず前記回転駆動部または前記側方搬送機構駆動部が前記貯留部を元の位置に戻し、次に前記箱状部材駆動部が前記箱状部材を前記収納位置に戻すように制御をさらに行ってもよい。
これによって、側方搬送機構が筐体などに干渉することなく、箱状部材をスライド機構によって移動させて箱状部材を収納位置に戻すことができる。しかも、側方搬送機構によるメダルの搬送が完了した後は、箱状部材が収納位置に戻るため、メダル貸出機から遊技機にメダルを移動させるための構造が遊技者の邪魔になる可能性が低い。
【0015】
(9) また、本発明にかかるメダル貸出機は、前記貯留部および前記箱状部材の元の位置への収納を開始させる指示を入力する収納開始指示入力部をさらに有し、前記制御部は、前記収納開始指示入力部に入力があると、まず前記回転駆動部が前記貯留部を元の位置に戻し、次に前記箱状部材駆動部が前記箱状部材を前記収納位置に戻す制御をさらに行ってもよい。
【0016】
(10) そして、本発明にかかるメダル貸出機は、前記上方開口部を介して前記貯留部に所与の枚数のメダルを供給するメダル供給部をさらに有し、前記制御部は、前記箱状部材が収納位置にある間に前記メダル供給部が前記貯留部にメダルを供給する制御をさらに行ってもよい。
これによって、メダル供給部から貯留部に確実にメダルを供給することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら、さらに具体的に説明する。
【0018】
1. <第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るメダル貸出機100およびスロットマシン200が併設された状態で模式的な外観を示す斜視図である。図2は、メダル貸出機100およびスロットマシン200が併設された状態で示す模式的な正面図である。そして、図3はメダル貸出機の上部部分を側方から見た断面図である。
【0019】
メダル貸出機100は、スロットマシン200などの遊技機に使用するメダルを貸し出すためのものである。また、メダル貸出機100は、図1および図2に示すように遊技店舗に多数配置される各スロットマシン200の脇に1台ずつ配置されることが一般的であり、本実施形態のメダル貸出機100もスロットマシン200に隣接して配置されるものである。スロットマシン200で遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸出機100からメダルを借り、スロットマシン200のメダル投入部34にメダルを入れることにより遊技を開始することができる。
【0020】
メダル貸出機100は一般的に縦長の直方体形状の筐体48を持ち、筐体48の正面には、フロントパネル50、金銭を投入してメダルを借りるための紙幣挿入口52、貸し出すメダルの数量などを表示する表示部54、箱状部材60の前面板64などが位置している。また、メダル貸出機100はその内部に、メダル供給部58と、箱状部材60とを備えている。さらに、メダル貸出機100は、図示しないが、箱状部材60を筐体48に対してスライドさせるためのスライド機構と、紙幣判別機と、制御部としてのコンピュータとを備えている。
【0021】
メダル供給部58は、メダルホッパ59と、その上部に位置するメダル収納部56とを含んで構成され、上方開口部61を介して貯留部65に所定枚数のメダルを供給する。メダル収納部56は遊技店内部に設けられたメダル搬送路などを介して送られてくるメダルを一時的に収納する。メダルホッパ59は、メダル収納部56内にあるメダルを一枚ずつ所定枚数になるまで後続のメダル搬送路に送出する。
【0022】
図4は箱状部材60が筐体48から突出し、側方搬送機構71の貯留部65が側方に差し出された状態を示す斜視図である。図5は側方搬送機構71の斜視図である。また、図6は箱状部材60の側方搬送機構71付近を正面から見た断面図である。
【0023】
箱状部材60は、図3に示したように、前面板64と、上方に向け開口する上方開口部61と、上方開口部61を介して上方に開口する管路63と、管路63によって運ばれるメダルを貯留する貯留部65とを備えている。貯留部65は隣接するスロットマシン200のメダル投入部34より高い位置に形成されている。また、箱状部材60の前面板64には、図4に示すように、収納開始指示入力部としてのボタンスイッチ68が設けられている。ボタンスイッチ68は、貯留部65および箱状部材60の元の位置への収納を開始させる指示を入力するために用いられる。
【0024】
さらに、箱状部材60は、図4に示すように、側方に開口する側方開口部66と、貯留部65内のメダルを側方開口部66を介して箱状部材60の外に搬送する側方搬送機構71を備えている。
【0025】
側方搬送機構71は、図4または図5に示すように、側面部67と、軸体72と、回転駆動部としてのモータ73とを含んで構成される。側面部74は、貯留部65の一部として設けられている。軸体72は、貯留部65の側方開口部66側の底辺にほぼ平行に設けられて筐体48に固定されている。側面部74を含む貯留部65の回転を駆動するモータ73は、その軸に設けられた歯車75が貯留部に形成された歯状部に噛み合った状態で回転することで軸体72を回転軸として貯留部65を回転させて、側面部74を側方開口部66から外方に倒すように駆動する。これによって、軸体72を回転軸にしてメダルが入った貯留部65を回転させて、側面部74を側方開口部66から外方に倒し、メダルを箱状部材60の側方に移動させることができる。
【0026】
なお、前述したように貯留部65は隣接する遊技機としてのスロットマシン200のメダル投入部34より高い位置にある。そして、側方搬送機構71は、外方に回転した貯留部65の側面部74の先端位置が、隣接するスロットマシン200のメダル投入部34の幾分上方に位置するように形成されている。したがって、メダル貸出機100は、側方搬送機構71が貯留部65から隣接するスロットマシン200のメダル投入部34へメダルを流し込むことによって、隣接するスロットマシン200のメダル投入部34へメダルを搬送することができる。
【0027】
スライド機構は、箱状部材60が筐体48にほぼ完全に収納され箱状部材60の前面板64がフロントパネル50付近にある収納位置から、図1のように箱状部材60が筐体48のフロントパネル48から所定距離だけ突出する突出位置まで、箱状部材60を筐体48に対してスライド可能とする。スライド機構は、駆動部としての図4に示したモータ81と、図示しないレールおよび車輪の係合構造とを含んで構成される。モータ81は、箱状部材60がその収納位置と突出位置との間を移動するように駆動する。
【0028】
図7は本実施形態のメダル貸出機100の概要を示すブロックダイアグラムである。この図に示すように、メダル貸出機100は前述した各構成部分の他に制御部60を備えて構成されている。制御部60は、例えば中央演算装置、記憶装置、記憶装置に記憶されたプログラム、および制御する各機器に対するインターフェースを備えて構成できるし、あるいは、ロジック回路および制御する各機器に対するインターフェースによって構成することもできる。以下、メダル貸出機100の動作についてその概要を説明する。
【0029】
図2に示した紙幣挿入口52に紙幣が挿入されると、紙幣判別機84は挿入された紙幣の真偽をまず判定する。挿入された紙幣が偽物であると判定した場合はその紙幣を紙幣挿入口52に戻す。紙幣判別機84は挿入された紙幣が本物と判定した場合、次に、その種類を判別し、判別結果を制御部70へ送信する。
【0030】
制御部70は、判別された紙幣の金額に応じたメダルの数を演算し、その演算結果を、表示部54に表示するとともにメダルホッパ59に送信する。
【0031】
メダルホッパ59は、その演算結果の枚数のメダルを一枚ずつ送出する。メダルホッパ59から送出されたメダルは、メダル供給部58の一部である管路57と、箱状部材60に設けられた管路63とを介して、貯留部65に搬送される。なお、メダルホッパ59から送出されるメダルが届いている間、貯留部65を備える箱状部材60は収納位置にあるように制御部70によって制御されている。したがって、メダル供給部58から貯留部65に確実にメダルを供給することができる。
【0032】
紙幣挿入口52に挿入された紙幣の金額に対応する所定の枚数のメダルが、メダルホッパ59から送出され貯留部65に搬送された後に、制御部70は箱状部材駆動部としてのモータ81を動作させて、箱状部材60をフロントパネルから突出する所定の位置まで移動させる。
【0033】
次に、制御部70は、側方搬送機構71の回転駆動部としてのモータ73を動作させ、軸体72を回転軸にしてメダルが入った貯留部65を回転させて、側面部74を側方開口部66より外方に倒す。前述したように、このとき側面部74の先端位置は、隣接するスロットマシン200のメダル投入部34の幾分上方に位置するように形成されている。したがって、メダルは貯留部65の側面部74を介して隣接するスロットマシン200のメダル投入部34に流れ込む。
【0034】
側方搬送機構71によるメダルの搬送が完了した後に、ボタンスイッチ68が押されると、制御部70は、まず回転駆動部としてのモータ73を駆動させて貯留部65を元の位置に戻し、次に箱状部材駆動部としてのモータ81を駆動させて箱状部材60を収納位置すなわち筐体48内にほぼ収まったに位置に戻すように制御する。したがって、メダル貸出機100においては、側方搬送機構71の側面部74などが筐体48などに干渉することなく、箱状部材60を収納位置に戻すことができる。しかも、側方搬送機構71によるメダルの搬送が完了した後は、箱状部材60が収納位置に戻るため、その後はメダル貸出機100からスロットマシン200にメダルを移動させるための構造が遊技者の邪魔になることはない。
【0035】
そして、箱状部材60が収納位置に収まった後、再び、貯留部65はメダルを受け入れることができる状態となる。すなわち、紙幣挿入口52に紙幣が挿入されると、前述したような動作が繰り返される。
【0036】
以上のように、本実施形態のメダル貸出機100では、メダルを貯留する貯留部65を備える箱状部材60をスライド機構がスライドさせてフロントパネル50から突出する位置まで移動させ、側方搬送機構71によって貯留部65内のメダルを箱状部材60の側方開口部66を介して箱状部材60の外に搬送できるため、遊技者が直接手に触れることなくメダル貸出機100から隣接するスロットマシン200にメダルを移すことが可能となる。
【0037】
また、本実施形態のメダル貸出機100においては、箱状部材の移動や貯留部65の回転を行うための構造は屈曲などを繰り返す必要がないため、管状部材の屈曲を繰り返す必要が生じる従来の搬送構造に比べて、高い耐久性を持つ。
【0038】
2. <第2実施形態>
第1実施形態では、貯留部を回転させることによってメダルを箱状部材の側方に搬送させる側方搬送機構を備えるメダル貸出機の例を示した。本実施形態のメダル貸出機は、貯留部から側方開口部を通るスロープを差し出すようにし、そのスロープ上をコインが搬送されるようにした側方搬送機構が用いられている点が第1実施形態とは異なる。その他の点は第1実施形態と同様である。
【0039】
図8は第2実施形態のメダル貸出機150において箱状部材90が筐体48から突出し、側方搬送機構94の貯留部86が側方に差し出された状態を示す斜視図である。本実施形態の箱状部材90は、図8に示したように、メダルを貯留する貯留部86の形状が第1実施形態とは異なり、また、側方開口部66を介して貯留部86内のメダルを箱状部材90の外に搬送する側方搬送機構94が第1実施形態とは異なる。図9(A),(B)および(C)は、側方搬送機構94が動作する様子を箱状部材90の前面板を取り除いた状態として示す模式的な正面図である。
【0040】
側方搬送機構94は、図8または図9に示すように、貯留部86と、箱状部材90に円弧状に形成されたガイド溝91と、貯留部86に設けられガイド溝91に係合するように形成されたガイドピン95と、モータ96とを含んで構成される。なお、ガイド溝91とガイドピン95を含んでガイド部が構成される。貯留部86の移動を駆動するモータ96は、その軸に設けられた歯車97が貯留部86の下面側に形成されたスライド部としての歯状部87に噛み合った状態で回転することで貯留部86を駆動する。なお、モータ96と歯車97を含んで側方搬送機構駆動部が構成される。
【0041】
この駆動によって、前述したようにガイドピン95がガイド溝91に係合している貯留部86は、図9(A),(B),および(C)に示すように、ガイドピン95がガイド溝91によってガイドされるとともにモータ96に支持された状態で、側方開口部66から外方にせり出して行くとともに図9における左側の端部が少しずつ下降するように貯留部86を駆動する。これによって、貯留部86に蓄えられていたメダルを、箱状部材90の側方に移動させ、隣接するスロットマシンのメダル投入部34に入れることが可能となる。なお、貯留部86の形状は、これらの図に示したように側方から見た形状が弓状に形成されている。したがって、貯留部86は、箱状部材90内に収納されているときは側方開口部66とは反対方向に傾き、メダルが零れ落ちない状態となる。そして、貯留部86は、側方開口部66からせり出した状態では、その弓状の形状のために図9(C)における左端側が下方に向くこととなり、メダルが隣接するスロットマシンのメダル投入部34に流れ込むことになる。
【0042】
また、第2実施形態のメダル貸出機150における貯留部86も隣接する遊技機としてのスロットマシン200のメダル投入部34より高い位置にある。そして、側方搬送機構94は、差し出した貯留部86の先端位置が、隣接するスロットマシン200のメダル投入部34の幾分上方に位置するように形成されている。したがって、メダル貸出機150は、側方搬送機構94が貯留部86から隣接するスロットマシン200のメダル投入部34へメダルを流し込むことができる。すなわち、そのようにして隣接するスロットマシン200のメダル投入部34へメダルを搬送することができる。
【0043】
3. <変形例>
3.1 前述した実施形態では、収納開始指示入力部としてのボタンスイッチが押された後に、貯留部および箱状部材の元の位置への収納が開始される例を示した。しかしながら、ボタンスイッチを用いることなく、側方搬送機構によるメダルの搬送が完了した後に、自動的に貯留部および箱状部材の元の位置への収納が開始されるようにしてもよい。
【0044】
3.2 本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内、または、特許請求の範囲の均等範囲内で、各種の変形実施が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るメダル貸出機およびスロットマシンが併設された状態で模式的な外観を示す斜視図である。
【図2】メダル貸出機およびスロットマシンが併設された状態で示す模式的な正面図である。
【図3】メダル貸出機の上部部分を側方から見た断面図である。
【図4】箱状部材が筐体から突出し、側方搬送機構の貯留部が側方に差し出された状態を示す斜視図である。
【図5】側方搬送機構の斜視図である。
【図6】箱状部材の側方搬送機構付近を正面から見た断面図である。
【図7】メダル貸出機の概要を示すブロックダイアグラムである。
【図8】第2実施形態のメダル貸出機において箱状部材が筐体から突出し、側方搬送機構の貯留部が側方に差し出された状態を示す斜視図である。
【図9】(A),(B)および(C)は、側方搬送機構が動作する様子を箱状部材の前面板を取り除いた状態として示す模式的な正面図である。
【符号の説明】
34 メダル投入部
48 筐体
50 フロントパネル
58 メダル供給部
60 箱状部材
61 上方開口部
64,86 貯留部
66 側方開口部
68 ボタンスイッチ(収納開始指示入力部)
70 制御部
71,94 側方搬送機構
72 軸体
73 モータ(回転駆動部)
74 側面部
81 モータ(箱状部財駆動部)
67,87 歯状部
75,97 歯車
91 ガイド溝
95 ガイドピン
96 モータ(駆動部)
100,150 メダル貸出機
200 スロットマシン(遊技機)

Claims (10)

  1. メダル投入部を備える遊技機に隣接して設置され、前記遊技機で使用するメダルを貸し出すメダル貸出機であって、
    フロントパネルを備える筐体と、
    上方に向け開口する上方開口部、および、前記メダルを貯留する貯留部を備える箱状部材と、
    前記箱状部材が前記筐体にほぼ完全に収納された収納位置から、前記箱状部材が前記フロントパネルから所定距離だけ突出する突出位置まで、前記箱状部材を前記筐体に対してスライド可能とするスライド機構と、を有し、
    前記箱状部材は、側方に開口する側方開口部、および、前記貯留部内のメダルを前記側方開口部を介して前記箱状部材の外に搬送する側方搬送機構、を備えるメダル貸出機。
  2. 請求項1に記載のメダル貸出機であって、
    前記スライド機構に、前記箱状部材を前記収納位置から前記突出位置まで駆動する箱状部材駆動部をさらに備えるメダル貸出機。
  3. 請求項1または2に記載のメダル貸出機であって、
    前記箱状部材が前記突出位置に達した後に、前記側方搬送機構を動作させるように制御する制御部を、さらに有するメダル貸出機。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のメダル貸出機であって、
    前記側方搬送機構は、その動作を駆動する駆動部を備える、メダル貸出機。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載のメダル貸出機であって、
    前記側方搬送機構は、
    前記貯留部に設けられた側面部と、
    前記側方開口部側の底辺とほぼ平行に前記貯留部に設けられ、前記箱状部材に固定された軸体と、
    前記軸体を回転軸として前記貯留部を回転させて、前記側面部を前記側方開口部から外方に倒す回転駆動部と、を備える、メダル貸出機。
  6. 請求項1ないし3のいずれかに記載のメダル貸出機であって、
    前記側方搬送機構は、
    前記貯留部の側面に設けられたガイド部と、
    前記貯留部の下面に設けられたスライド部と、
    前記スライド部に係合する側方搬送機構駆動部と、を備え、
    前記側方搬送機構駆動部が、前記ガイド部によってガイドされる前記貯留部を前記側方開口部から外方にせり出させる、メダル貸出機。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載のメダル貸出機であって、
    前記貯留部は前記遊技機のメダル投入部より高い位置にあり、
    前記側方搬送機構は前記メダル投入部へ前記メダルを搬送するように形成されている、メダル貸出機。
  8. 請求項4ないし7のいずれかに記載のメダル貸出機であって、
    前記制御部は、まず前記回転駆動部または前記側方搬送機構駆動部が前記貯留部を元の位置に戻し、次に前記箱状部材駆動部が前記箱状部材を前記収納位置に戻すように制御をさらに行うメダル貸出機。
  9. 請求項4ないし7のいずれかに記載のメダル貸出機であって、
    前記貯留部および前記箱状部材の元の位置への収納を開始させる指示を入力する収納開始指示入力部をさらに有し、
    前記制御部は、前記収納開始指示入力部に入力があると、まず前記回転駆動部が前記貯留部を元の位置に戻し、次に前記箱状部材駆動部が前記箱状部材を前記収納位置に戻す制御をさらに行う、メダル貸出機。
  10. 請求項3ないし9のいずれかに記載のメダル貸出機であって、
    前記上方開口部を介して前記貯留部に所与の枚数のメダルを供給するメダル供給部をさらに有し、
    前記制御部は、前記箱状部材が収納位置にある間に前記メダル供給部が前記貯留部にメダルを供給する制御をさらに行う、メダル貸出機。
JP2002239081A 2002-08-20 2002-08-20 メダル貸出機 Expired - Fee Related JP4021280B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002239081A JP4021280B2 (ja) 2002-08-20 2002-08-20 メダル貸出機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002239081A JP4021280B2 (ja) 2002-08-20 2002-08-20 メダル貸出機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004073546A true JP2004073546A (ja) 2004-03-11
JP4021280B2 JP4021280B2 (ja) 2007-12-12

Family

ID=32022285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002239081A Expired - Fee Related JP4021280B2 (ja) 2002-08-20 2002-08-20 メダル貸出機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4021280B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02180286A (ja) * 1988-12-30 1990-07-13 Ikyo Kk メダル販売機
JPH02109686U (ja) * 1988-09-22 1990-09-03
JPH08206347A (ja) * 1994-10-26 1996-08-13 Sayama Precision Ind Co 台間玉貸機の貸玉供給装置
JPH11188172A (ja) * 1997-10-24 1999-07-13 Takasago Electric Ind Co Ltd メダル貸出機
JPH11197341A (ja) * 1998-01-13 1999-07-27 Sayama Precision Ind Co 遊技台ユニットの出玉感表示装置
JP2000298761A (ja) * 1999-04-14 2000-10-24 Sanyo Electric Co Ltd 自動販売機

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02109686U (ja) * 1988-09-22 1990-09-03
JPH02180286A (ja) * 1988-12-30 1990-07-13 Ikyo Kk メダル販売機
JPH08206347A (ja) * 1994-10-26 1996-08-13 Sayama Precision Ind Co 台間玉貸機の貸玉供給装置
JPH11188172A (ja) * 1997-10-24 1999-07-13 Takasago Electric Ind Co Ltd メダル貸出機
JPH11197341A (ja) * 1998-01-13 1999-07-27 Sayama Precision Ind Co 遊技台ユニットの出玉感表示装置
JP2000298761A (ja) * 1999-04-14 2000-10-24 Sanyo Electric Co Ltd 自動販売機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4021280B2 (ja) 2007-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4853856B2 (ja) スロットマシン
JP2006122432A (ja) 遊技機
JP4356057B2 (ja) 弾球遊技機
JP2021013438A (ja) 遊技機
JP4693000B2 (ja) 遊技媒体受容箱及び遊技機
JP2004073546A (ja) メダル貸出機
JP2008206773A (ja) 遊技機
JP2009005918A (ja) 遊技機
JP2009101002A (ja) 遊技機
JP4119119B2 (ja) 遊技機
JP4975458B2 (ja) 遊技機
JP2007054243A (ja) 遊技機
JP2008104679A (ja) 遊技機
JP4342150B2 (ja) 弾球遊技機
JP2005296244A (ja) 遊技媒体搬送装置、遊技媒体貯蔵装置、遊技媒体投入装置及び遊技媒体貸出機
JP2021153815A (ja) 遊技機
JP2007244431A (ja) メダル貸出機
JP4216744B2 (ja) メダル揚送式遊技機
JP2007319386A (ja) 遊技機
JP2007061324A (ja) 遊技機
JP2006204418A (ja) 遊技機
JP2009005895A (ja) 遊技機
JP2004105357A (ja) 景品払出装置及び遊戯装置
JP2005046480A (ja) 遊技機
JP2005204956A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040324

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070307

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070502

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070926

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131005

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees