JP2006204418A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 傷つけることなく簡単に運搬することができる遊技機を提供する。
【解決手段】 遊技状態に基づいて決定された内部当選役に対応した停止態様である場合にメダルを払い出す運搬可能な遊技機において、キャビネット2と、キャビネット2の前面に設けられ、払い出されたメダルを貯留し、遊技者が遊技価値を取出すことができるように上部が開口したメダル受け部16とを備える。そして、キャビネット2の底部であって背面側に、外周面の少なくとも一部がキャビネット2の底面から突出するように設けられた一対の車輪62・62とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、台車などを必要とせずに運搬することができるパチスロ機やパチンコ機、その他の遊技機に関する。
パチスロ機やパチンコ機などの遊技機は、演出画面を表示する液晶表示装置等が設けられており、遊技機の筐体内部にそれら液晶表示装置等を制御する制御基板が設けられている。このように、遊技機は精密機械を多数に有しているため、遊技機を運搬する際には相当の注意を払う必要があり、遊技機を運搬する場合には、遊技機専用の運搬台車を用いて運搬することが多く、遊技機専用の台車として、例えば特許文献1のような遊技機用運搬台車等がある。
特開2004−166981号公報
しかしながら、特許文献1のような台車を用いる場合、台車に遊技機を載せる際の衝撃により遊技機が故障したり、筐体に傷がついてしまったりしてしまうおそれがある。特に、遊技機を前面パネルに傷がつくと、遊技者の目に付きやすく、見栄えの悪い遊技機となってしまう。また、一般的に遊技機は重いため、1人では運搬することができない場合があり、運搬に手間と時間を要してしまうという問題が生じる場合がある。
そこで、本発明の目的は、筐体の前面を傷つけることなく簡単に運搬することができる遊技機を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、複数種類の図柄を変動表示させて停止させた結果が、遊技状態に基づいて決定された内部当選役に対応した停止態様である場合に遊技価値を払い出す運搬可能な遊技機において、筐体と、筐体の前面に設けられ、払い出された遊技価値を貯留し、遊技者が遊技価値を取出すことができるように上部が開口した下皿と、筐体の底部であって筐体の背面側に、外周面の少なくとも一部が筐体の底面から突出するように設けられた一対の車輪とを備えている。
この構成によると、遊技機の筐体の底面に一対の車輪を設けることで、運搬台車等を必要とすることなく遊技機を運搬する事ができ、また、その車輪を筐体の背面側に設けることで、筐体を背面側に傾けて運搬することができる場合がある。これにより、筐体の前面が持ち上げられるため、床面等との接触により遊技機の前面が破損するおそれがなくなる場合がある。また、下皿に遊技価値が入っている場合、前面側に遊技機を傾けると上部の開口部分から遊技価値がこぼれ落ちる場合があるが、筐体を背面側に傾けることで、遊技価値が上部の開口部分からこぼれ落ちて散乱することなく運搬できる場合がある。
また、本発明の遊技機は、筐体の両側面の中央に設けられた、筐体を運搬する際に把持する一対の第1の把手を備えていることが好ましい。この構成によると、第1の把手が筐体の側面の中央に設けられているために、遊技機を安定して運搬することができ、また、運搬する際に、筐体を略水平にしながら運搬することができる場合がある。これにより、筐体内部に設けられている精密機器を破損することなく運搬できる場合がある。
この場合、筐体の両側面であって、少なくとも、第1の把手よりも上方で、且つ、筐体の背面側に設けられた、筐体を運搬する際に把持する一対の第2の把手を備えるようにしても良い。この構成によると、第2把手が、筐体の側面の略中央に設けられた第1の把手の上方で、且つ、背面側に設けられているため、遊技機を背面側に傾けて運搬しやすくなる場合がある。これにより、下皿に遊技価値が残っている場合であっても、遊技価値が開口部分からこぼれ落ちたりするなどのおそれがなくなる場合がある。
また、本発明は、車輪の回転を禁止する回転禁止機構を備えるようにしても良い。この構成によれば、車輪の回転を禁止することができるため、遊技中に遊技機が移動してしまうなどのおそれをなくすことができる場合がある。
さらに、本発明は、筐体の底面からの車輪の突出量を調節する車輪調節機構を備えている構成であっても良い。この構成によれば、車輪の筐体の底面からの突出量を調節することができるため、遊技機を運搬する者の身長や、床面の状況に応じて突出量を変えることができ、遊技機をさらに運搬しやすくなる場合がある。例えば、身長が高い運搬者が運搬する場合、車輪の突出量が小さいと遊技機を水平にする姿勢が苦痛になるが、突出量を大きくすることで、楽な姿勢で遊技機を水平にして運搬することができる場合がある。
本発明によれば、遊技機の筐体の底面に車輪を設けることで、台車等を必要とすることなく遊技機を運搬する事ができ、その車輪を筐体の背面側に設けることで、筐体を背面側に傾けて運搬することができる場合がある。これにより、筐体の前面が持ち上げられるため、床面等との接触により遊技機の前面が破損するおそれがなくなる場合がある。また、下皿に遊技価値が入っている場合、前面側に遊技機を傾けると上部の開口部分から遊技価値がこぼれ落ちる場合があるが、筐体を背面側に傾けることで、遊技価値が上部の開口部分からこぼれ落ちて散乱することなく運搬できる場合がある。
本発明の実施の形態を図1ないし図9に基づいて以下に説明する。
本実施形態にかかる遊技機は、所謂『パチスロ機』であり、複数の図柄の変動表示を停止して表示される図柄に基づいて特定の入賞態様が成立するように、遊技者の操作により変動表示を停止可能に構成されている。尚、遊技機は、コインやメダル、遊技球等の他、遊技者に付与された、もしくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技するものであるが、以下の説明においては、メダルを用いるものとして説明する。
図1は、遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1の全体を形成しているキャビネット2(筐体)の正面(前面)には、略垂直面としてのパネル表示部2aが形成され、その中央には縦長矩形の表示窓4L・4C・4Rが設けられている。表示窓4L・4C・4Rは、後述する回転リール3L・3C・3Rの複数の図柄をそれぞれ縦方向に3つずつ、合計9つの図柄を表示できるようになっている。また、表示窓4L・4C・4Rには、入賞ラインとして水平方向にトップライン8b、センターライン8c及びボトムライン8d、斜め方向にクロスダウンライン8a及びクロスアップライン8eが設けられている。
トップライン8bは、各表示窓4L・4C・4Rの上段、センターライン8cは中段、ボトムライン8dは下段をそれぞれ横切って設けられている。また、クロスダウンライン8aは、表示窓4Lの上段、表示窓4Cの中断、表示窓4Rの下段を横切っており、クロスアップライン8eは、表示窓4Lの下段、表示窓4Cの中段、表示窓4Rの上段を横切って設けられている。
これらの入賞ラインは、後述のBETボタン11・12・13を操作すること、或いはメダル投入口22にメダルを投入することにより、1本、3本、5本が有効化される。どの入賞ラインが有効化されたかは、後で説明するBETランプ9a・9b・9cの点灯で表示される。以下の説明において、有効化された入賞ラインを有効ライン、有効化された入賞ラインの数を有効ライン数と言う場合がある。
ここで、入賞ライン8a〜8eは、役の入賞の成否に関わる。具体的には、所定の役(例えば、後述の『上チリの小役』)に対応する一の図柄(例えば、後述の「上チリ(図柄97)」)が何れかの有効化された入賞ラインに対応する所定の位置(例えば、後述のBET数が「3」であれば左の表示窓4L内の位置)に停止表示されること、又は所定の役に対応する図柄組合せを構成する図柄が何れかの有効化された入賞ラインに対応する所定の位置に並んで停止表示されることにより、所定の役の入賞が成立することとなる。
キャビネット2の内部には、3個の回転リール3L・3C・3Rが回転自在に横一列に設けられている。各回転リール3L・3C・3Rの外周面には、複数の図柄からなる図柄列が記されている。図柄列は、図7に示すように、「00」〜「20」のコードナンバーが付された複数種類の図柄からなっている。具体的には、「赤7(図柄91)」、「青7(図柄92)」、「下チリ(図柄93)」、「ベル(図柄94)」、「スイカ(図柄95)」、「Replay(図柄96)」及び「上チリ(図柄97)」の図柄からなっている。上述のように、各回転リールの図柄は、表示窓4L・4C・4Rを通して観察可能にされている。各回転リールは、定速回転(例えば80回転/分)で回転する。上記の図柄列中における「赤7(図柄91)」、「青7(図柄92)」は、特定の入賞態様を構成するものとして設定されている。ここで、特定の入賞態様とは、後述のBBやRBのボーナスが成立する入賞態様を意味する。
図1に示すように、表示窓4L・4C・4Rの左側には、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、クレジット表示部19が設けられている。1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cは、一のゲームを行なうために賭けられたメダルの数(以下『BET数』という)に応じて点灯する。ここで、本実施例では、一のゲームは、全ての回転リールが停止したときに終了する。1−BETランプ9aは、BET数が「1」で1本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。2−BETランプ9bは、BET数が「2」で3本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。最大BETランプ9cは、BET数が「3」で5本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。尚、本実施例では、1本の入賞ラインが有効化される場合は、入賞ライン8cが選択され、3本の場合には、入賞ライン8b・8c・8dが選択される。クレジット表示部19は、7セグメントLEDから成り、貯留されているメダルの枚数を表示する。
表示窓4L・4C・4Rの右側には、当り表示ランプ(いわゆるWINランプ)17、及び払出表示部18が設けられる。当り表示ランプ17は、基本的に、BB又はRBの入賞成立が実現可能となった後、BB又はRBの入賞が成立するまでの間、点灯する。ここで、BB及びRBを総称して、以下『ボーナス』という。払出表示部18は、7セグメントLEDから成り、入賞成立時のメダルの払出枚数を表示する。
パネル表示部2aの右側上部には、ボーナス遊技情報表示部20が設けられる。ボーナス遊技情報表示部20は、7セグメントLEDを備えており、後で説明するBB一般遊技状態におけるゲームの回数等を表示する。表示窓4L・4C・4Rの下方には、水平面の台座部10が配置されている。台座部10と表示窓4L・4C・4Rとの間には、キャラクタ等による演出画面などを表示する液晶表示装置5が設けられている。
液晶表示装置5の右側には、メダル投入口22が設けられている。液晶表示装置5の左側には、1−BETボタン11、2−BETボタン12及び最大BETボタン13が設けられている。1−BETボタン11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚をゲームへの賭け枚数とする。2−BETボタン12は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚をゲームへの賭け枚数とする。最大BETボタン13は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数をゲームへの賭け枚数とする。これらのBETボタン11・12・13を操作することで、前述のとおり、所定の入賞ラインが有効化される。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット/払出しを押しボタン操作で切替えるC/Pボタン14が設けられている。このC/Pボタン14の切り替えにより、正面下部のメダル払出ロ15からメダルが払出され、払出されたメダルは、後述のメダル受け部16に溜められる。C/Pボタン14の右側には、スタートレバー6が取り付けられている。スタートレバー6は、所定の角度範囲で回動自在に取り付けられており、遊技者の操作により遊技開始指令信号を出力することによって、回転リール3L・3C・3Rを回転させ、表示窓4L・4C・4R内での図柄の変動表示を開始させる。台座部10の前面部中央で、液晶表示装置5の下方位置には、3個の回転リール3L・3C・3Rの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L・7C・7Rが設けられている。
キャビネット2の上方の左右には、スピーカ21L・21Rが設けられ、その2台のスピーカ21L・21Rの間には、入賞図柄の組合せ及びメダルの配当枚数等を表示する配当表パネル23が設けられている。また、スピーカ21L・21Rの上方には演出手段でもあるLEDランプ29が設けられており、遊技状態に応じて点灯・点滅する。
台座部10の下方には、絵柄パネル26が設けられている。絵柄パネル26は、遊技者の注意を引いたりするように、遊技機の種類に応じたキャラクター等の絵柄が描かれている。また、絵柄パネル26の下方には、メダル受け部16(下皿)が設けられている。メダル受け部16は、メダル払出口15から払い出されるメダルを貯留している。また、メダル受け部16は、上部が開口しており、遊技者が開口部分から貯留しているメダルを取出せるようになっている。
上記のように遊技機1の全体を構成するキャビネット2は、遊技機1を確実に把持するための中央把手60(第1の把手)及び上把手61(第2の把手)と、遊技機1を移動可能にするための一対の車輪62とを備えており、運搬台車等を必要とすることなく、運搬することができるようになっている。以下、その構成について詳述する。なお、遊技機1の前面パネル2aが設けられている側を前面側、その反対側を背面側とする。
図2に示すように、キャビネット2の側面の略中央部分に中央把手60が設けられている。なお、図2には、キャビネット2の一方の側面のみが描かれているが、中央把手60は、図示しない他方の側面にも同様に同じ位置に対となるように設けられており、運搬者が両手で遊技機1を把持できるようになっている。中央把手60は、略長方形の開口部を有する窪みであり、運搬者は、開口部から窪みに手を引っ掛けることで遊技機を把持できるようになっている。キャビネット2の側面に中央把手60を設けることにより、運搬者は、遊技機1を運搬する際に確実に遊技機1を把持でき、安定して運搬することができる。
また、一般的に、遊技機1は所定間隔で整列配置して設置されていることが多いため、設置されている遊技機を故障等のため入れ替える場合は、その遊技機を隣接する他の遊技機よりも前方位置まで引き出す必要がある。このため、把手が遊技機1の背面側に設けられた場合、隣接する他の遊技機との間隔が狭いと、把手を確実に把持できず、不安定な状態で引き出すようになってしまう。また、把手が遊技機1の前面側に設けられた場合、遊技者から見え、見栄えが悪くなってしまう。従って、中央把手60をキャビネット2の側面の略中央部分に設けることで、遊技者に見え難くし、且つ、安定して遊技機1を隣接する遊技機よりも前方位置まで引き出すことができる場合がある。
さらに、キャビネット2の側面の、中央把手60よりも上方で、且つ、背面側には、上把手61が設けられている。具体的には、上把手61は、中央把手60とキャビネット2の上面との間の略中央で、且つ、中央把手60とキャビネット2の背面との略中央に設けられている。上把手61も中央把手60と同様に、略長方形の開口部を有する窪みであり、図2に図示しないキャビネット2の他方の側面にも設けられている。上把手61が、中央把手60よりも上方で、且つ、背面側に設けられているため、、遊技機1の背面側から上把手61を把持することで、遊技機1を背面側に傾斜させやすくなる。そして、後述するが、一対の車輪62・62は、遊技機1の背面側に設けられているために、図6に示すように、背面側に傾斜させながら遊技機1を移動させることができる。これにより、遊技機1の前面が床面から隔離されるため、遊技者に目に付きやすい前面が破損等するおそれを少なくすることができる場合がある。
また、メダル受け部16にメダルが残っている場合、前面側に遊技機を傾けると上部の開口部分からメダルがこぼれ落ちる場合があるが、遊技機を背面側に傾斜させることで、メダルが上部の開口部分からこぼれ落ちるおそれをなくすことができる場合がある。従って、遊技機1を運搬する際に、メダル受け部16にメダルが残っていても、メダルが散乱することなくスムーズに遊技機を運搬できる場合がある。
キャビネット2の底面には、図2及び図3に示すように、外周面の少なくとも一部が底面から突出するように、一対の車輪62・62が設けられている。具体的には、キャビネット2の底面に、車輪62が通過できる大きさで略長方形の通過穴2cが、キャビネット2の底面の背面側で、且つ、両側面側に夫々一つずつ設けられている。そして、外周面の少なくとも一部が通過穴2cから突出するように、車輪62がキャビネット2内で車輪調節機構63により支持されている。なお、キャビネット2は、背面側の底部が、前面側の底部よりも上方となるように、底面が傾斜する形状を有している(図2参照)。これにより、一対の車輪62・62が底面から突出した状態で遊技機1が設置された場合であっても、遊技機1の背面側が高くなって、前面側に転倒してしまうことを防止することができる場合がある。また、一つの車輪62は一つの車輪調節機構63により支持されている。従って、車輪62と同様に車輪調節機構63も2つで一対となっている。
車輪調節機構63は、図4(a)に示すように、ダイヤル63a、回転水平軸63b、回転鉛直軸63c、回転伝達部63d、ねじ部63e及び車輪支持軸63fを有している。ダイヤル63aは、図4(b)に示すように、略中央部分に歯車65aを有する回転水平軸63bの一端に固設され、キャビネット2の側面で車輪62の上方に、回転自在に設けられている。即ち、ダイヤル63aを回転させると、回転水平軸63b及び歯車65aも共に回転するようになっている。回転水平軸63bの歯車65aの部分には、円柱状で、上面に歯車65aと歯合する溝を有する回転伝達部63dが、歯車65aの回転に伴い回転するように設けられている。また、回転伝達部63dは、後述の回転鉛直軸63cの歯車65bと歯合する溝を外周面に有している。
回転鉛直軸63cは、歯車65bを有しており、歯車65bと外周面に溝を有する回転伝達部63dとが歯合するように回転可能に軸支されている。即ち、回転伝達部63dが回転すると、それに伴い、回転鉛直軸63cも回転するようになっている。さらに、回転鉛直軸63cは、中央から下端にかけてらせん状の溝を表面に有している。
ねじ部63eは、回転鉛直軸63cが挿入可能な孔を有しており、孔の内壁面には、回転鉛直軸63cのらせん状の溝と係合する溝が設けられている。また、車輪支持軸63fは、車輪62を回転自在に支持しており、ねじ部63e及び車輪支持軸63fは、一体に構成されている。そして、ねじ部63e及び車輪支持軸63fは、キャビネット2には直接設けられておらず、ねじ部63eの孔に挿入される回転鉛直軸63cにのみ接続されている。このため、回転鉛直軸63cが回転すると、回転鉛直軸63cの有する溝に沿って、ねじ部63eが上方向又は下方向に移動する。従って、車輪62もそれに伴い上方向又は下方向に移動するようになっている。
なお、車輪62は、キャビネット2の底面に設けられた通過孔2cから突出するように支持されているため、ねじ部63e及び車輪支持軸63fが回転すると、車輪62部分が通過孔2cに当接し、ねじ部63e及び車輪支持軸63fが、回転鉛直軸63cと共に水平方向に回転しないようになっている。即ち、回転鉛直軸63cが回転してもねじ部63e及び車輪支持軸63fが共に回転することなく、回転鉛直軸63cだけが回転するようになっている。
上記のような車輪調節機構63により車輪62を支持することで、キャビネット2の底面からの車輪62の突出量を調節することができるようになっている。即ち、ダイヤル63aを回転させると、回転水平軸63bが回転する。そして、それに伴い、回転伝達部63dを介して、回転鉛直軸63cも回転する。そうすると、回転鉛直軸63cの表面に設けられた溝とねじ部63eの孔に設けられた溝とが係合し、ねじ部63e、車輪支持軸63f及び車輪62が上方又は下方に移動する。例えば、ねじ部63e、車輪支持軸63f及び車輪62が上方に移動すると、キャビネット2の底面からの車輪62の突出量を小さくすることができる。また、ねじ部63e、車輪支持軸63f及び車輪62が下方に移動すると、突出量を大きくすることができる。
このように、キャビネット2の底面からの車輪62・62の突出量を調節できることで、遊技機1の傾斜量を調節することができる。例えば、遊技機1の背面側を下げて設置したい場合は、車両62・62の突出量を小さくすることで遊技機1の背面側が下がるようになる。これにより、遊技機1をより安定した状態で設置することができる場合がある。
また、車輪の筐体の底面からの突出量を調節することができるため、運搬者の身長や、床面の状況に応じて突出量を変えることができ、遊技機1をさらに運搬しやすくなる場合がある。例えば、身長が高い運搬者が運搬する場合、車輪の突出量が小さいと遊技機を水平にする姿勢が苦痛になるが、突出量を大きくすることで、楽な姿勢で遊技機を水平にして運搬することができる場合がある。
また、車輪62は、車輪支持軸63fにより回転自在に軸支されているが、車輪62の回転を禁止する回転禁止機構64が設けられている。回転禁止機構64は、切替軸64a、支持軸64b及びストッパ64cを有している。上述した車輪支持軸63fは、軸に沿った空洞を有しており、支持軸64bがその空洞を摺動可能に挿入されている。支持軸64bは、少なくとも車輪支持軸63fよりも上部が突出するような長さを有しており、その突出する部分には、切替棒64aが垂直に設けられている。切替棒64aは、キャビネット2の側面のダイヤル63aの下方に設けられたコの字型の切り欠き部2d(図1参照)から突出するように設けられている。
また、支持軸64bの下端部には、例えばゴムからなり、車輪62の上方から車輪62に押し付けることで車輪62の回転を禁止するストッパ64cが配設されている。ストッパ64cも、車輪支持軸63fの空洞を摺動するようになっている。
上記の切り欠き部2dから突出する切替棒64aを上下に摺動させることで、支持軸64b及びストッパ64cも上下に移動する。従って、切替棒64aを下にして、ストッパ64cを車輪62に押し付けることで、車輪62を回転不可の状態にでき、切替棒64aを上にして、ストッパ64cを車輪62から隔離することで、車輪62を回転可能の状態にすることができる。このように、車輪62を回転不可の状態にできるようにすることで、設置した遊技機1が遊技中に移動してしまうおそれをなくすことができる場合がある。
なお、回転禁止機構64は、上下に摺動可能な状態となっているため、ストッパ64cを車輪62から隔離するために、切替棒64aを上に移動させても、重力により下に移動し、ストッパ64cが車輪62と接触してしまうが、切り欠き部2dをコの字型にし、切替棒64aをコの字の上部の水平部分にすることで、切替棒64aが下に移動することがなくなり、車輪62を回転可能状態にできる。また、ストッパ64cを車輪62に押し付けるために、切替棒64aを下に移動さた場合は、切替棒64aをコの字の下部の水平部分にすると、切替棒64aが上に移動することがなく、確実に車輪62を回転不可状態にすることができる。
上記のように構成された遊技機1は、図8に示すように、主基板に設けられた主制御回路71と、副基板に設けられた副制御回路72とで動作が制御されている。主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行なうCPU31と、主基板側記憶手段であるROM32及びRAM33を有している。
CPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36及びサンプリング回路37とが接続されている。乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生する。サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。そして、CPU31は、これらの乱数発生器36及びサンプリング回路37でサンプリングされた乱数及びROM32内に格納されている確率抽選テーブルに基づいて、当選役を決定するようになっている。この当選役には、前回のゲーム以前で当選し、未だ入賞していないボーナス(BB、RB)の当選情報も含まれるようになっている。例えば、特定のゲームの前回のゲームで、前述の確率抽選テーブルに基づく処理で「BB」が当選役として決定し、かつBBが入賞せず、その特定のゲームでは前述の確率抽選テーブルに基づく処理で「リプレイ」が当選役として決定した場合、前回の当選役である「BB」と「リプレイ」とが、その特定のゲームの当選役となる。
尚、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、即ち、CPU31の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
また、主制御回路71のRAM33には、種々の情報が一時的に格納される。一方、主制御回路71のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる確率抽選テーブルや停止ボタンの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止テーブル群等の各種のデータテーブルと、副制御回路72へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。
上記のマイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、各種ランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、当り表示ランプ17)と、各種表示部(払出表示部18、クレジット表示部19、ボーナス遊技情報表示部20)と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払出す遊技価値付与手段としてのホッパー(払出しのための駆動部を含む)40と、回転リール3L・3C・3Rを回転駆動するステッピングモータ49L・49C・49Rとがある。
さらに、ステッピングモータ49L・49C・49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、ホッパー40を駆動制御するホッパー駆動回路41、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路45、及び各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路48がI/Oポート38を介してCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、主制御回路71は、制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する入力信号発生手段に接続されている。主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、BETスイッチ11S・12S・13S、C/Pスイッチ14S、投入メダルセンサ22S、リール停止信号回路46、リール位置検出回路50、払出完了信号回路51がある。これらもI/Oポート38を介してCPU31に接続されている。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。投入メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路46は、各停止ボタン7L・7C・7Rの操作に応じて停止信号を発生する。リール位置検出回路50は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各回転リール3L・3C・3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ供給する。払出完了信号回路51は、メダル検出部40Sの計数値(ホッパー40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検知するための信号を発生する。
上記の主制御回路71は、副制御回路72にコマンドや情報等を一方向に出力可能に接続されている。副制御回路72は、主制御回路71からの制御指令(コマンド)に基づいて液晶表示装置5の表示制御及びスピーカ21L・21Rからの音の出力制御、LEDランプ29の発光制御を行なう。この副制御回路72は、主制御回路71を構成する主基板とは別の副基板上に構成され、マイクロコンピュータを主たる構成要素とし、液晶表示装置5の表示制御手段としての画像制御回路、スピーカ21L・21Rにより出音される音を制御する音源IC、及び増幅器としてのパワーアンプ、LEDランプ29を駆動するLED駆動回路で構成されている。
以上のように構成された遊技機1は、『一般遊技状態』、『BB一般遊技状態』及び『RB遊技状態』からなる3種類の遊技状態を出現させる。これら「3種類」の各遊技状態は、基本的に、内部当選する可能性のある役の種類、入賞成立を実現することが可能なボーナスの種別、内部当選と入賞成立との関係により区別される。
BBの入賞は、一般遊技状態において「青7−青7−青7」又は「赤7−赤7−赤7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立し、15枚のメダルを獲得することができる。BBの入賞が成立した後、遊技状態がBB一般遊技状態となる。RBの入賞は、一般遊技状態において「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶこと、又はBB一般遊技状態において「Replay−Replay−Replay」が並ぶことにより成立し、何れも15枚のメダルを獲得することができる。BB一般遊技状態においてRBの入賞が成立することを、一般に『JACIN』と称する。RBの入賞が成立した後、遊技状態がRB遊技状態となる。
再遊技の入賞は、一般遊技状態において「Replay−Replay−Replay」が並ぶことにより成立する。再遊技の入賞が成立すると、投入したメダルの枚数と同数のメダルが自動投入されるので、遊技者はメダルを消費することなく次回のゲームを行なうことができる。
また、一般遊技状態及びBB一般遊技状態では、『上チリの小役』、『下チリの小役』、『ベルの小役』、及び『スイカの小役』の入賞成立を実現することが可能である。
役物の入賞は、RB遊技状態において「Replay−Replay−Replay」、「赤7−Replay−Replay」及び「青7−Replay−Replay」が並ぶことにより成立する。役物の入賞成立回数が「8回」となったとき、または、12回の遊技が終了したとき、遊技状態が移行する。ここで、役物の入賞が成立する可能性のあるRB遊技状態のゲームは、一般に『JACゲーム』と称される。
(遊技動作)
次に、図9に示すメインフローチャートを参照して、主制御基板71のCPU31の制御動作について説明する。初めに、CPU31は、遊技開始時の初期化を行なう(A1)。具体的には、RAM33の記憶内容の初期化、通信データの初期化等を行なう。続いてゲーム終了時のRAM33の所定の記憶内容を消去する(A2)。具体的には、前回のゲームに使用されたRAM33の書き込み可能エリアのデータの消去、RAM33の書き込みエリアへの次回のゲームに必要なパラメータの書き込み、次回のゲームのシーケンスプログラムの開始アドレスの指定等を行なう。次に、CPU31は、メダル投入口22へのメダル投入やBETボタン11・12・13からの入力があるまで待機状態となる(A3)。この後、スタートレバー6が操作されたか否かを判定する(A4)。
スタートレバー6が操作されていない場合には(A4:NO)、A4を繰り返すことにより入力待ちの状態となり、スタートレバー6が操作された場合には(A4:YES)、抽選用の乱数を抽出する(A5)。そして、遊技状態監視処理を実行することによって、今回のゲームにおける遊技状態を確認する(A6)。即ち、今回のゲームの遊技状態をBB一般遊技状態、RB遊技状態及び一般遊技状態の何れかにセットする。
そして、確率抽選処理を行い(A7)、抽選テーブル等に基づいて内部当選役を決定する。内部当選役を決定すると、続いて、停止テーブル群選択処理が実行される(A8)。具体的には、内部当選役の種類を用いて特定の停止テーブル群を選択する。かかる停止テーブル群は、後のA10において、回転リール3L・3C・3Rを停止させる際に使用される。続いて、リール回転処理が行われる(A9)。
次に、リール回転停止処理が実行される(A10)。即ち、何れかの停止ボタン7L・7C・7Rが操作されたタイミングや自動停止タイマの値が「0」になったタイミングで滑りコマ数を決定するための滑りコマ数決定処理を行なう。具体的には、A9において決定(選択)された停止テーブル、停止操作位置及び停止制御位置に基づいて滑りコマ数を決定する。『滑りコマ数』は、停止ボタンが操作された後、リールが停止するまでの間に移動する図柄の数である(リールが停止するまでの間における図柄の移動量(移動距離)を示す)。続いて、滑りコマ数分、停止操作された停止ボタンに対応するリールを回転させてから停止させる。
次に、CPU31は入賞判定を行なう(A11)。入賞判定とは、表示窓4L・4C・4Rを介して視認可能な回転リールの9つの図柄の停止態様に基づいて入賞役(入賞が成立した役)を識別する。具体的には、センターライン8cに沿って並ぶ図柄のコードナンバー及び入賞判定テーブルに基づいて入賞役を識別する。この後、獲得したメダルのクレジット又は払出しを行なう(A12)。具体的には、入賞成立によりメダルを獲得する場合は、払出表示部18にメダルの獲得枚数を表示する。そして、遊技者がC/Pボタン14を切替えることにより、獲得したメダルを遊技機1内にクレジットするか、メダル払出口15からメダルを払い出すかを選択することができる。尚、クレジットしたメダルは、次ゲームでBETボタン11・12・13を押すことによりメダルを賭けることができる。尚、入賞役がBB又はRBであると判定された場合には、BB又はRB遊技状態の発生を行なう。
次に、現在の遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』であるか否かを判定する(A13)。遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』でない場合には(A13:NO)、A2に戻る。遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』である場合には(A13:YES)、ボーナス(BB,RB)の『遊技数チェック処理』を行なう(A14)。この『遊技数チェック処理』では、RB遊技状態が発生した回数、BB一般遊技状態のゲーム回数、RB遊技状態における入賞回数、及びRB遊技状態におけるゲーム回数をチェックすると共に、BB一般遊技状態及びRB遊技状態間における遊技状態の移行(セット)を行なう。
次に、ボーナスの終了時であるか否かを判定する(A15)。具体的には、BBの入賞が成立した後では、3回目のRB遊技状態において入賞回数が8回又はゲーム回数が12回であるか、又はBB一般遊技状態においてゲーム回数が30回であるか否かを判別する。また、「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことによりRBの入賞が成立した後では、RB遊技状態において入賞回数が8回又はゲーム回数が12回であるか否かを判別する。この結果、ボーナスの終了時でないと判定した場合には(A15:NO)、A2に戻る。一方、ボーナスの終了時であると判定した場合には(A15:YES)、ボーナス終了信号を副制御回路72に出力し(A16)、A2に戻る。
(遊技機の運搬方法)
次に、遊技場で上記した遊技機1が整列配置されている場合において、何れかの遊技機の入れ替え等を行う際の運搬方法について説明する。遊技機1が設置されているときは、回転禁止機構64の切替棒64bが下げれられており、ストッパ64cが車輪62と接触することで、車輪62・62が回転しないようになっている。このため、入れ替え等を行う遊技機1の車輪62・62を回転可能な状態にするために、切替棒64bを上にし、ストッパ64cを車輪62から隔離する。
次に、キャビネット2の両側面に設けられた中央把手60を把持し、キャビネット2の底面が略水平となるように、遊技機1の前面を持ち上げ、遊技機1を移動可能な状態にする。そして、隣接する他の遊技機よりも前方に位置するまで、そのまま遊技機1を前面側に引っ張り出し、遊技機1の背面側が運搬方向となるように、方向転換させる。
その後、一度、遊技機1の前面を下ろし、遊技機1の背面側に回り、図6に示すように、キャビネット2の両側面の上把手61を把持し、遊技機1を背面側に傾斜させながら目的場所まで運搬する。このように、遊技機1を背面側に傾斜させながら運搬することで、遊技機1の前面が持ち上げられるため、床面などとの接触により前面が破損したりするおそれがなくなる場合がある。また、メダル受け部16にメダルが残っていた場合であっても、メダル受け部16の上部開口部分からメダルがこぼれ落ちるおそれがなくなる場合がある。
また、遊技機1を設置する場合は、上記したように、上把手61を把持して、遊技機1を背面側に傾斜させながら設置場所まで運搬する。そして、一度遊技機を載置した後、遊技機の前面側から中央把手60を把持し、キャビネット2の底面が略水平となるように、遊技機1の前面を持ち上げ、他の遊技機と整列するように遊技機を押し込む。その後、回転禁止機構64の切替棒64bを下げ、ストッパ64cを車輪62に押し付けることで、車輪62・62が回転しないようする。
以上、説明したように、本実施の形態の遊技機は、複数種類の図柄を変動表示させて停止させた結果が、遊技状態に基づいて決定された内部当選役に対応した停止態様である場合に遊技価値を払い出す運搬可能な遊技機において、筐体(例えば、キャビネット2)と、筐体の前面に設けられ、払い出された遊技価値を貯留し、遊技者が遊技価値を取出すことができるように上部が開口した下皿(例えば、メダル受け部16)と、筐体の底部であって筐体の背面側に、外周面の少なくとも一部が筐体の底面から突出するように設けられた一対の車輪(例えば、車輪62・62)とを備えた構成である。
この構成によると、遊技機の筐体の底面に車輪を設けることで、台車等を必要とすることなく遊技機を運搬する事ができ、その車輪を筐体の背面側に設けることで、筐体を背面側に傾けて運搬することができる場合がある。これにより、筐体の前面が持ち上げられるため、床面等との接触により遊技機の前面が破損するおそれがなくなる場合がある。また、下皿に遊技価値が入っている場合、前面側に遊技機を傾けると上部の開口部分から遊技価値がこぼれ落ちる場合があるが、筐体を背面側に傾けることで、遊技価値が上部の開口部分からこぼれ落ちて散乱することなく運搬できる場合がある。
また、本実施の形態の遊技機は、筐体の両側面の中央に設けられた、筐体を運搬する際に把持する一対の第1の把手(例えば、中央把手60)を備えてた構成である。この構成によると、第1の把手が筐体の側面の中央に設けられているために、遊技機を安定して運搬することができ、また、運搬する際に、筐体を略水平にしながら運搬することができる場合がある。これにより、筐体内部に設けられている精密機器を破損することなく運搬できる場合がある。
さらに、本実施の形態の遊技機は、筐体の両側面であって、少なくとも、第1の把手よりも上方で、且つ、筐体の背面側に設けられた、筐体を運搬する際に把持する一対の第2の把手(例えば、上把手61)を備えてた構成となっている。この構成によると、第2把手が、筐体の側面の略中央に設けられた第1の把手の上方で、且つ、背面側に設けられているため、遊技機を背面側に傾けて運搬しやすくなる場合がある。これにより、下皿に遊技価値が残っている場合であっても、遊技価値が開口部分からこぼれ落ちたりするなどのおそれがなくなる場合がある。
また、本実施の形態の遊技機は、車輪の回転を禁止する回転禁止機構(例えば、回転禁止機構64)を備えた構成である。この構成によれば、車輪の回転を禁止することができるため、遊技中に遊技機が移動してしまうなどのおそれをなくすことができる場合がある。
さらに、本実施の形態の遊技機は、筐体の底面からの車輪の突出量を調節する車輪調節機構(例えば、車輪調節機構63)を備えている構成である。この構成によれば、車輪の筐体の底面からの突出量を調節することができるため、遊技機を運搬する者の身長や、床面の状況に応じて突出量を変えることができ、遊技機をさらに運搬しやすくなる場合がある。例えば、身長が高い運搬者が運搬する場合、車輪の突出量が小さいと遊技機を水平にする姿勢が苦痛になるが、突出量を大きくすることで、楽な姿勢で遊技機を水平にして運搬することができる場合がある。
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではない。即ち、本実施の形態では、車輪62・62の突出量を調節可能となっているが、調節できないようにしても良い。この場合、車輪62・62を固定すればよいため、車輪62・62の支持構造を簡単にすることができる場合がある。また、本実施の形態では、中央把手60や上把手61の位置や構造、車輪調節機構63や回転禁止機構64の構成等は上述した構成に限定されることはない。例えば、中央把手60や上把手61は、窪み構造ではなく把持できるような突出したものであっても良い。また、キャビネット2の底面からの車輪62の突出量を調節できなくても良い。さらに、本実施の形態では、遊技機をパチスロ機として説明しているが、他の遊技機、例えば、パチンコ機であっても良い。
本発明は、複数種類の図柄を変動表示させて停止させた結果が、遊技状態に基づいて決定された内部当選役に対応した停止態様である場合に遊技価値を払い出す運搬可能な遊技機において、筐体(例えば、キャビネット2)と、筐体の前面に設けられ、払い出された遊技価値を貯留し、遊技者が遊技価値を取出すことができるように上部が開口した下皿(例えば、メダル受け部16)と、筐体の底部であって筐体の背面側に、外周面の少なくとも一部が筐体の底面から突出するように設けられた一対の車輪(例えば、車輪62・62)とを備えた構成であるが、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。尚、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
実施例のパチスロ機の斜視図。 実施例のパチスロ機の側面図。 実施例のパチスロ機の底面図。 (a)車輪調整機構を示す概略図。(b)(a)に示す回転伝達部部分を拡大した図。 (a)回転禁止機構を示す概略図であり、車輪が回転可能な状態の図。(b)回転禁止機構を示す概略図であり、車輪が回転不可能ま状態の図。 運搬状態にある遊技機の側面図。 回転リール上に配列された図柄の例を示す図。 実施例の電気回路の構成を示すブロック図。 メインルーチンのフローチャート。
符号の説明
1 遊技機
2 キャビネット
2a パネル表示部
2d 切り欠き部
3L,3C,3R リール
4L,4C,4R 表示窓
5 液晶表示装置
6 スタートレバー
7L,7C,7R 停止ボタン
8a クロスダウンライン
8b トップライン
8c センターライン
8d ボトムライン
8e クロスアップライン
9a 1−BETランプ
9b 2−BETランプ
9c 最大BETランプ
10 台座部
11 1−BETボタン
12 2−BETボタン
13 最大BETボタン
14 C/Pボタン
15 メダル払出口
16 メダル受け部
17 当り表示ランプ
18 払出表示部
19 クレジット表示部
20 ボーナス遊技情報表示部
21L,21R スピーカ
22 メダル投入口
23 配当表パネル
26 絵柄パネル
60 中央把手
61 上把手
62 車輪
63 車輪調節機構
63a ダイヤル
64 車輪禁止機構
64a 切替棒

Claims (5)

  1. 複数種類の図柄を変動表示させて停止させた結果が、遊技状態に基づいて決定された内部当選役に対応した停止態様である場合に遊技価値を払い出す運搬可能な遊技機において、
    筐体と、
    前記筐体の前面に設けられ、払い出された前記遊技価値を貯留し、遊技者が前記遊技価値を取出すことができるように上部が開口した下皿と、
    前記筐体の底部であって前記筐体の背面側に、外周面の少なくとも一部が前記筐体の底面から突出するように設けられた一対の車輪と
    を備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記筐体の両側面の中央に設けられた、前記筐体を運搬する際に把持する一対の第1の把手を備えていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記筐体の両側面であって、少なくとも、前記第1の把手よりも上方で、且つ、前記筐体の背面側に設けられた、前記筐体を運搬する際に把持する一対の第2の把手を備えていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記車輪の回転を禁止する回転禁止機構を備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の遊技機。
  5. 前記筐体の底面からの前記車輪の突出量を調節する車輪調節機構を備えていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の遊技機。


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