JP4216744B2 - メダル揚送式遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技メダルを一度に大量に投入可能に形成されたスロットマシン等のメダル遊技機に用いられる遊技メダルの揚送機構に関するものである。
従来から、メダルをメダル投入口に投入すると遊技が開始され、開始された遊技を通じて遊技者に娯楽を提供するスロットマシン等のメダル遊技機が利用されている。
このようなメダル遊技機において、一度に大量のメダルを投入したい場合があり、このような場合に、メダルを一枚ずつ投入したのでは時間がかかる。
そこで、本出願人は、大量のメダルを投入できるようにするために、メダルを一枚ずつメダル投入口に迅速に投入できるメダル送り出し装置を提案している(例えば、特許文献1、特願2003−13010号)。
さらに、衛生上の観点から、なるべくメダルに手を触れたくない、という遊技者の要望に応えるために、本出願人は、遊技者が手でメダルをつかみ上げなくともメダルの投入が行えるように、メダルが貯留されている払出メダル皿からメダル投入口までメダルを運び上げる遊技メダルの揚送装置が設けられたメダル揚送式遊技機を提案している(例えば、特願2003−125149号)。
ここで、メダル揚送式遊技機には、払出メダル皿から揚送装置へメダルを搬送するホッパー等の搬送装置が設けられている。この搬送装置は、一度に大量のメダルを投入できるように、メダルを受け入れるための受入口として大きな開口を備え、且つ、その内部に搬送すべき大量のメダルを貯留して待機させることができるようになっている。
特開2002−282414号公報
前述のようなメダル揚送式遊技機では、搬送装置の内部に投入したメダルを外部に取り出す方法としては、搬送装置内のメダルを、搬送装置及び揚送装置でメダル投入口に投入した後、精算ボタンを押して、投入したメダルを払い戻すことにより、メダル揚送式遊技機本体を経由してメダルを取り出す方法、あるいは、搬送装置の開口に手を入れて、メダルを手で少しずつ掻き出すことにより、搬送装置から直接メダルを取り出す方法のいずれしかなく、いずれにしても、搬送装置の内部に大量のメダルを入れてしまうと、搬送装置の内部からすべてのメダルを取り出すのが面倒となるという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、搬送装置の内部からメダルが容易に取り出せるようになるメダル揚送式遊技機を提供することである。
本発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、かっこ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(特徴点)
第1の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、第1の発明は、メダル(M)が、その内部に投入されるメダル投入口(11)と、入賞により払い出されるメダル(M)を排出するメダル払出口(5A)と、前記メダル払出口(5A)から払い出されるメダル(M)を受けて貯留する払出メダル皿(12)と、前記払出メダル皿(12)の高さレベルから前記メダル投入口(11)近傍の高さレベルまで、メダル(M)を揚送する揚送装置(30)と、払出メダル皿(12)に貯留しているメダル(M)を、前記揚送装置(30)へ送るために、前記払出メダル皿(12)に隣接して設けられた搬送装置(20)とを備えたメダル揚送式遊技機(S)であって、前記搬送装置(20)には、前記揚送装置(30)にメダル(M)を送るために前記揚送装置(30)へ続く搬送出口(20C) と、前記払出メダル皿(12)にメダル(M)を戻すために前記払出メダル皿(12)に続く返送出口(20B) と、メダル(M)を外部へ排出するために通過させる出口を、前記搬送出口(20C) 及び前記返送出口(20B) の一方から他方へ切り換える切換機構(71〜74)とが設けられていることを特徴とする。
第2の発明
(特徴点)
第2の発明は、前述した第1の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、第2の発明は、前記搬送装置(20)として、上方が開口されるとともに、その側壁にメダル(M)の出口(20B, 20C)が形成された容器状部材(21)と、メダル(M)が平置き状態で装填されるメダル孔(23A) が形成されるとともに、前記容器状部材(21)の底部に回転自在に設けられた回転板(23)と、この回転板(23)を回転駆動する電動機とを備え、前記回転板(23)を回転駆動すると、その回転駆動力で、前記メダル孔(23A) に装填されたメダル(M)が、前記容器状部材(21)の前記出口(20B, 20C)から外部へ押し出されるように形成されたホッパー装置が採用され、前記ホッパー装置に設けられている前記容器状部材(21)の側壁上縁に、前記払出メダル皿(12)の底面(12G) が接続されていることを特徴とする。
第3の発明
(特徴点)
第3の発明は、前述した第2の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、第3の発明は、前記搬送出口(20C) の近傍に、前記回転板(23)の回転により前記メダル孔(23A) に装填された状態のメダル(M)が通過する通路を遮る位置、及び、メダル(M)の通過を許容する位置の二位置間を移動可能に設けられた第1遮断部材(71)と、当該搬送出口(20C) へのメダル(M)の移動を遮る位置、及び、当該搬送出口(20C) へのメダル(M)の移動を許容する位置の二位置間を移動可能に設けられた第2遮断部材(72)とが設けられ、前記返送出口(20B) の近傍に、前記回転板(23)の回転により前記メダル孔(23A)に装填された状態のメダル(M)が通過する通路を遮る位置、及び、メダル(M)の通過を許容する位置の二位置間を移動可能に設けられた第3遮断部材(73)と、当該返送出口(20B) へのメダル(M)の移動を遮る位置、及び、当該返送出口(20B) へのメダル(M)の移動を許容する位置の二位置間を移動可能に設けられた第4遮断部材(74)とが設けられていることを特徴とするものである。
第4の発明
(特徴点)
第4の発明は、前述した第3の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、第4の発明は、前記第1から第4までの遮断部材(71〜74)の各々が、前記容器状部材(21)の底板部(14)から回転板(23)に向かって突出する突出位置(A)及び前記容器状部材(21)の底板部(14)の裏側へ没入する没入位置(B)の二位置間を移動可能に設けられたピン(75)を含んで構成され、前記ピン(75)がソレノイド(78)により突没駆動されるようになっていることを特徴とする。
第5の発明
(特徴点)
第5の発明は、前述した第2の発明から第4の発明までのいずれかに記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、第5の発明は、前記払出メダル皿(12)が、当該メダル揚送式遊技機(S)の幅方向に左右に延びる容器状の部位とされ、前記払出メダル皿(12)の前記底面(12D〜12G)は、その幅方向における端部が前記搬送装置(20)の前記側壁上縁に接続され、前記メダル払出口(5A)は、前記払出メダル皿(12)の前記底面(12D〜12G)の前記搬送装置(20)との接続部分近傍に配置されていることを特徴とする。
以上のように構成されている本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
第1の発明の効果)
第1の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、第1の発明によれば、搬送装置に、揚送装置へメダルを送るための搬送出口だけでなく、払出メダル皿にメダルを戻すための返送出口を設け、切換機構で、メダルの排出先を搬送出口及び返送出口の一方から他方へ切り換えるようにしたので、搬送装置の内部に投入したメダルを外部に取り出すにあたり、メダルの排出先を返送出口に切り換え、搬送装置を駆動すれば、メダルが搬送装置の内部から払出メダル皿へ排出され、これにより、搬送装置の内部に大量のメダルが入っていても、搬送装置の内部からすべてのメダルを容易且つ迅速に取り出すことができる。
第2の発明の効果)
第2の発明によれば、上記した第1の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、第2の発明によれば、払出メダル皿に大量のメダルが払い出されても、払出メダル皿の底面の上を滑らすように移動すれば、大量のメダルをまとめて手でホッパー装置の開口まで運ぶことが可能となり、大量のメダルをホッパー装置に容易に入れることができる。そして、これにより、大量のメダルがメダル投入口へ自動的に投入され、メダルの投入も容易に行うことができる。
第3の発明の効果)
第3の発明によれば、前述した第2の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、第3の発明によれば、メダルを揚送装置に搬送する場合、搬送出口近傍に配置される第1遮断部材及び第2遮断部材については、第1遮断部材をメダルの通路を遮る位置に配置し、第2遮断部材を搬送出口へのメダルの移動を許容する位置に配置し、返送出口近傍に配置される第3遮断部材及び第4遮断部材については、第3遮断部材をメダルの通過を許容する位置に配置し、第4遮断部材を返送出口へのメダルの移動を遮る位置に配置することにより、メダルを揚送装置に確実に搬送することができる。
一方、搬送装置内のメダルを払出メダル皿へ戻す場合、搬送出口近傍に配置される第1遮断部材及び第2遮断部材については、第1遮断部材をメダルの通過を許容する位置に配置し、第2遮断部材を搬送出口へのメダルの移動を遮る位置に配置し、返送出口近傍に配置される第3遮断部材及び第4遮断部材については、第3遮断部材をメダルの通路を遮る位置に配置し、第4遮断部材を返送出口へのメダルの移動を許容する位置に配置することにより、メダルを払出メダル皿に確実に戻すことができる。
これにより、遊技者は、搬送装置及び揚送装置を利用して、メダルをメダル投入口へ容易に投入できるようになるうえ、必要に応じて切換機構を操作すれば、遊技を行いながらでも、搬送装置の内部に入れたメダルを容易に払出メダル皿へ戻すことができる。
第4の発明の効果)
第4の発明によれば、前述した第3の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、第4の発明によれば、容器状部材の底板部から突出する突出位置及び当該底面に没入する没入位置の二位置間を移動するようにピンを構成したので、遮断部材としてのピンは、移動ストロークを極めて小さくでき、ソレノイドで駆動することで、切換機構全体の構造を簡略化できるうえ、その動作に要する時間を極めて短時間にすることができ、切換機構の動作における信頼性を向上することができる。
第5の発明の効果)
第5の発明によれば、前述した第2の発明から第4の発明までのいずれかに記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、第5の発明によれば、メダル払出口を払出メダル皿の底面と搬送装置との接続部分近傍に配置したので、搬送装置の開口とメダル払出口との距離が短くなり、メダル払出口から払い出されて、払出メダル皿の底面の上に載置されているメダルを速やかに搬送装置の開口に入れることができ、遊技を行う際の便宜を図ることができる。
一方、メダル払出口から払い出されて、払出メダル皿の底面の上に載置されているメダルを、払出メダル皿の搬送装置とは反対側の端部へ移動すれば、メダルが搬送装置の内部に入ることがなく、そのまま遊技を終了することができ、遊技を終了させる際の便宜も図ることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態である一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1から図8までの図は、本実施形態を示すものであり、図1は、本実施形態の全体を示す正面図、図2は、本実施形態の要部を示す一部破断した拡大正面図、図3は、本実施形態の要部を示す一部破断した拡大斜視図、図4は、本実施形態に係る揚送装置を示す断面図、図5は、本実施形態に係る搬送装置を示す断面図、図6は、本実施形態に係る搬送装置の要部を示す断面図、図7は、本第1実施形態に係る起立装置を示す断面図、図8は、本実施形態に係る起立装置を示す平面図である。
(スロットマシンS)
本実施形態に係るスロットマシンSは、遊技者によって遊技メダルが投入されると遊技の開始が可能となり、遊技者が遊技に入賞すると、入賞した役に応じた枚数の遊技メダルMを遊技者に払い戻すものである。
図1において、スロットマシンSは、正面側に開口を有する略直方体状の筐体1と、この筐体1の開口を開閉する前扉2と、筐体1の内部に収納されるとともに、遊技を行うために設けられた複数種類の遊技構成装置とを含んで構成されている。
ここで、筐体1の内部に収納された複数種類の遊技構成装置として、スロットマシンSの内部には、表面に様々な図柄が描かれた回転リール3Aを複数有するとともに、これらの回転リール3Aを図示しない電動機で回転駆動させるリールユニット3と、投入された遊技メダルMを貯留するとともに、入賞時には遊技メダルMを遊技者へ払い戻すためのホッパーユニット5と、リールユニット3及びホッパーユニット5等の動作を制御する図示しない制御装置と、リールユニット3、ホッパーユニット5及び制御装置等に電力を安定供給するための図示しない電源装置とが設けられている。
また、前扉2には、前扉2の内側に配置された回転リール3Aの図柄を露出させるための図柄表示窓10が形成されている。この図柄表示窓10の下方、換言すると、前扉2の上下方向の中央部分には、遊技者がスロットマシンSを操作するために、後述する各種の操作装置類が設けられている操作部18が設けられている。
操作部18には、図1及び図2に示すように、スロットマシンSの操作用装置として、回転リール3Aの回転駆動を開始させるスタートスイッチ15と、回転リール3Aの回転を停止させるストップスイッチ16と、遊技メダルMの投入により蓄積されたクレジットを次の遊技に賭けるためのベットスイッチ17とが設けられている。また、操作部18の図1中右端部分には、遊技メダルMを投入するためのメダル投入口11が設けられている。
前扉2の内側には、図1〜図3に示すように、メダル投入口11に接続されるとともに、投入された遊技メダルMを選別してカウントするメダルセレクタ4が設けられている。
前扉2の下端縁部分には、入賞により払い出される、換言すると、ホッパーユニット5によって打ち出された遊技メダルMを排出するメダル払出口5Aと、メダル払出口5Aから出てきた遊技メダルMを受けて貯留する払出メダル皿12とが設けられている。
ここにおいて、スロットマシンSは、遊技者により遊技メダルMがメダル投入口11に投入される、あるいは、ベットスイッチ17が操作されることにより、複数の回転リール3Aを一斉に回転させるように形成されている。そして、スロットマシンSは、回転リール3Aが回転している状態で、遊技者によりストップスイッチ16が一つずつ操作されることにより、複数の回転リール3Aを個々に停止させ、図柄表示窓10に現れる回転リール3Aの図柄が所定の組合せになると入賞役であると認識し、入賞役に応じた枚数の遊技メダルMをクレジットとして貯留する、あるいは、メダル払出口5Aから払い出すように構成されている。
また、スロットマシンSは、50枚までの遊技メダルMをクレジットとして貯留することができ、50枚を超えると、ホッパーユニット5が作動して、超過した枚数の遊技メダルMを払出メダル皿12へ排出するようになっている。
ここで、スロットマシンSには、払出メダル皿12に貯留されている遊技メダルMを、払出メダル皿12よりも上方に配置されたメダル投入口11近傍まで運び上げ、メダルセレクタ4に自動的に投入するメダル自動投入装置が設けられている。
(メダル自動投入装置)
メダル自動投入装置は、図1〜図3の如く、遊技メダルMを払出メダル皿12の高さレベルからメダル投入口11近傍の高さレベルまで運び上げる揚送装置30と、払出メダル皿12から揚送装置30へ遊技メダルMを平置き状態で搬送する搬送装置20と、揚送装置30に到着した平置き状態の遊技メダルMを起立させる起立装置40(図1及び図2にのみ示す。)とを備えたものとなっている。
(払出メダル皿12)
メダル自動投入装置について詳細に説明する前に、メダル自動投入装置が運び上げるべき遊技メダルMが貯留される払出メダル皿12について詳しく説明する。
払出メダル皿12は、図1〜図3に示すように、スロットマシンSの幅方向に左右に延びる容器状の部位である。払出メダル皿12には、平面的にコ字形に配置された三つの側壁12A 〜12C と、これらの側壁12A 〜12C に囲まれた底面12D とが設けられている。この底面12D の側壁12A 〜12C に囲まれていない端縁部分には、当該底面12D の高さレベルから斜め上方に上り勾配となった傾斜底面12E と、底面12D と同一平面を形成する下位底面12F とが接続されている。
下位底面12F の上方には、上位底面12G が設けられている。これれらの下位底面12F 及び上位底面12G により、払出メダル皿12の当該部分は、二重底となっている。
ここで、底面12D 〜12G のうち、底面12D が最も面積の大きいものとなっている。
また、傾斜底面12Eは、上位底面12G 及び底面12D をスムースに連結するものとなっている。これにより、遊技メダルMは、底面12D と上位底面12G との間を滑らすことで容易に移動させることが可能となっている。
ここで、ホッパーユニット5から払い出される遊技メダルMを排出するメダル払出口5A、搬送装置20で搬送すべき遊技メダルMを搬送装置20に取り込むメダル取入口20A 、及び、揚送装置30から払出メダル皿12へ返却される遊技メダルMを揚送装置30の外部へ排出する返却口30A は、すべて上位底面12G に臨むように設けられている。また、払出メダル皿12に遊技メダルMを戻すために払出メダル皿12の内部に接続された返送出口20B は、下位底面12F に臨むように設けられている。
そして、払出メダル皿12の側壁12A の前面には、メダル自動投入装置の起動操作を行うための回動スイッチ24が設けられている。この回動スイッチ24については、後で詳しく説明する。
(揚送装置30)
揚送装置30は、図1,図2及び図4に示すように、払出メダル皿12の高さレベルからメダル投入口11近傍の高さレベルまで上下方向に延びるとともに、その周面に沿って螺旋状に旋回する螺旋突条31が形成された回転軸32を備え、この回転軸32を図示しない電動機で回転駆動することにより、遊技メダルMを上方へ搬送するスパイラル式の揚送装置となっている。
すなわち、回転軸32は、図4に示すように、略四角筒状に形成されたケース部材33の内部に回転自在に設けられたものである。ケース部材33は、断面C字形の長尺部材であり、回転軸32の側面に形成された螺旋突条31の周縁部分を外部へ突出させるための開口33A が前方に臨むように配置されている。
ケース部材33の前面33B には、当該前面33B を、ケース部材33の上下方向のほぼ全長に渡って覆う案内部材34が取り付けられている。また、ケース部材33の図4中左側の側面33C には、当該側面33C を、ケース部材33の上下方向のほぼ全長に渡って覆う扉部材35が、当該側面33C に沿って前後に摺動可能に設けられている。
案内部材34は、断面L字形の長尺部材である。ケース部材33の前面33Bと、案内部材34のL字の一辺34A との間には、遊技メダルMの厚さ及び直径に応じたサイズの隙間36が設けられている。この隙間36は、ケース部材33の上下方向のほぼ全長に渡って延在して、遊技メダルMを払出メダル皿12の高さレベルからメダル投入口11近傍の高さレベルまで搬送する際における遊技メダルMの通路となっている。
隙間36の図4中右側は、案内部材34のL字の他辺34B により塞がれている。一方、隙間36の図4中左側は、扉部材35により開閉可能となっている。
ケース部材33の後方には、扉部材35を前後に移動するためのソレノイド式のアクチュエータ37が設けられている。
アクチュエータ37に電流が通じている状態においては、扉部材35は、図4(A)の如く、隙間36の図4中左側を塞ぐ位置に配置されるようになっている。
一方、アクチュエータ37に電流が通じていない状態においては、図4(B)の如く、扉部材35が後方に駆動されるようになっている。
以上において、揚送装置30は、その図示しない電動機によって、回転軸32が所定回転方向へ回転駆動されている状態で、その下端近傍に設けられた、後述するメダル入口39A に遊技メダルMが入れられると、その遊技メダルMを螺旋突条31が上方へ押し上げるように構成されている。ここで、ケース部材33の上端近傍には、図1及び図2に示すように、メダルセレクタ4の内部に設けられた遊技メダルMの通路4Aが接続されたメダル出口39B が設けられている。そして、螺旋突条31によってメダル出口39B の高さレベルまで押し上げられた遊技メダルMは、ケース部材33の内部からメダル出口39B を通ってメダルセレクタ4の内部へ移動するようになっている。
この際、回転軸32を回転駆動する電動機の電力供給が停止されると、アクチュエータ37への電力供給も停止し、扉部材35が後方に駆動されるようになっている。これにより、遊技メダルMがメダル出口39B の高さレベルまで到達する前に、回転軸32を回転駆動する電動機の電力供給が停止されると、図4(B)の如く、隙間36の図4中左側が開放され、ケース部材33内の遊技メダルMは、ケース部材33の外部に排出され、図3の如く、ケース部材33及び扉部材35の両方を覆うフード部材38の内部を通って返却口30A から排出され、払出メダル皿12に戻されるようになっている。
(搬送装置20)
搬送装置20は、図3に示すように、回転駆動される回転板23で遊技メダルMを、揚送装置30に向かって送り出すホッパー装置である。
すなわち、搬送装置20には、上方が開口されるとともに、その側壁に返送出口20B 及び搬送出口20C (図3には返送出口20B のみ示す。)が開口された容器状部材21と、この容器状部材21の上方を覆うカバー部材22と、遊技メダルMが平置き状態で装填されるメダル孔23A が形成されるとともに、容器状部材21の底部に回転自在に設けられた回転板23と、この回転板23を回転駆動する図示しない電動機とが設けられている。そして、このような搬送装置20は、回転板23を回転駆動することにより、その回転駆動力で、メダル孔23A に装填された遊技メダルMを、返送出口20B 及び搬送出口20C の一方から容器状部材21の外部へ押し出すように形成されている。
ここにおいて、搬送装置20は、払出メダル皿12に貯留しているメダルを揚送装置30へ送るために、払出メダル皿12に隣接して設けられている。このような搬送装置20に設けられた容器状部材21の側壁上縁は、払出メダル皿12の底面12D 〜12G のうち、払出メダル皿12の幅方向における端部に配置された上位底面12G に接続されている。
この際、メダル払出口5Aは、払出メダル皿12と搬送装置20との接続部分近傍、換言すると、前述の如く上位底面12G に臨むように配置されている。また、遊技メダルMを搬送装置20に取り込むためのメダル取入口20A は、搬送装置20に設けられたカバー部材22の側壁に形成された開口であり、上位底面12G に臨む位置に配置されている。
返送出口20B 及び搬送出口20C は、図5に示すように、遊技メダルMを容器状部材21の外部へ排出するために、遊技メダルMを通過させる出口となっている。
このうち、搬送出口20C は、揚送装置30に遊技メダルMを送るために揚送装置30へ続く出口となっている。更に詳しく説明すると、揚送装置30と搬送装置20との間に、搬送装置20から送られてきた平置き状態の遊技メダルMを立てる起立装置40が設けられている。そして、搬送出口20C は、起立装置40が遊技メダルMを起こすことができる位置に遊技メダルMを送り出せるように設けられている。
返送出口20B は、払出メダル皿12に遊技メダルMを戻すために払出メダル皿12に続く出口となっている。更に詳しく説明すると、返送出口20B は、上位底面12G と下位底面12F との間に形成されている空間に臨むように形成され、下位底面12F の上に遊技メダルMを排出するための開口となっている。
このような搬送装置20には、遊技メダルMを外部へ排出するために、搬送出口20C 及び返送出口20B のいずれかを排他的に選択する、換言すると、遊技メダルMを外部へ排出する出口を、搬送出口20C 及び返送出口20B の一方から他方へ切り換える切換機構が設けられている。
すなわち、搬送出口20Cの近傍には、容器状部材21の内部において、当該搬送出口20C の前を通り過ぎようとする遊技メダルMの通行を妨げることができる位置に配置された第1遮断部材71と、容器状部材21の外側において、当該搬送出口20C の内部を通過しようとする遊技メダルMの通行を妨げることができる位置に配置された第2遮断部材72とが設けられている。
第1遮断部材71は、図6(C)に示すように、回転板23の回転によりメダル孔23A に装填された状態の遊技メダルMが通過する通路を遮る位置A、及び、図6(D)に示すように、遊技メダルMの通過を許容する位置Bの二位置間を移動可能に設けられた一対のピン75を含んで構成されたものとなっている。
ピン75は、基端部76A が容器状部材21の底板部14に揺動可能に支持されたアーム部材76の先端部76B に立設されたものである。アーム部材76の先端部76B は、L字形のリンク部材77を介してソレノイドを含んで構成されたアクチュエータ78のプランジャ78A に連結されている。
リンク部材77は、L字の角部77A が容器状部材21の底板部14に揺動可能に軸支され、L字の短辺部77B がアクチュエータ78のプランジャ78A に係合し、L字の長辺部77C がアーム部材76の先端部76B に係合したものとなっている。
これにより、アクチュエータ78のプランジャ78A が進退する際に発生する水平方向の駆動力が鉛直方向に変換され、ピン75は、上下方向に突没駆動されるようになっている。
更に詳しく説明すると、ピン75は、容器状部材21の底板部14から回転板23に向かって突出する突出位置、換言すると、遊技メダルMの通過を遮る位置A、及び、容器状部材21の底板部14の裏側へ没入する没入位置、換言すると、遊技メダルMの通過を許容する位置Bの二位置間を移動可能となっている。
第2遮断部材72は、第1遮断部材71と同様の構成(図6において、符号「71」を「72」に置き換えただけの構成)によって上下方向について突没駆動可能となったものであり、第1遮断部材71ととの相違点は、異なる平面位置に配置された点にあるので、その構成の説明は省略する。
図5に戻って、返送出口20B の近傍には、容器状部材21の内部において、当該返送出口20B の前を通り過ぎようとする遊技メダルMの通行を妨げることができる位置に配置された第3遮断部材73と、容器状部材21の外側において、当該返送出口20B の内部を通過しようとする遊技メダルMの通行を妨げることができる位置に配置された第4遮断部材74とが設けられている。
これら第3遮断部材73及び第4遮断部材74の各々は、第1遮断部材71と同様の構成(図6において、符号「71」をそれぞれ「73」又は「74」に置き換えただけの構成)によって上下方向について突没駆動可能となったものであり、第1遮断部材71ととの相違点は、異なる平面位置に配置された点にあるので、その構成の説明は省略する。
以上において、搬送装置20に設けられた切換機構は、第1遮断部材71、第2遮断部材72、第3遮断部材73及び第4遮断部材74を含んで構成されたものである。
そして、図5(A)に示すように、搬送装置20で遊技メダルMを揚送装置30へ送る場合、遊技メダルMを外部へ排出する出口として、搬送出口20C が選択されるようになっている。この場合、切換機構は、返送出口20B から搬送出口20C に切り換えるために、第1遮断部材71及び第4遮断部材74のピン75を突出させ、第2遮断部材72及び第3遮断部材73のピン75を没入させるようになっている。
一方、図5(B)に示すように、搬送装置20内部の遊技メダルMを払出メダル皿12に戻す場合、遊技メダルMを外部へ排出する出口として、返送出口20B が選択されるようになっている。この場合、切換機構は、搬送出口20C から返送出口20B に切り換えるために、第1遮断部材71及び第4遮断部材74のピン75を没入させ、第2遮断部材72及び第3遮断部材73のピン75を突出させるようになっている。
以上により、搬送装置20は、遊技メダルMを揚送装置30へ送るだけでなく、内部の遊技メダルMを払出メダル皿12へ戻すこともできるようになっている。
(起立装置40)
起立装置40は、図7及び図8に示すように、搬送装置20から平置き状態で送られてきた遊技メダルMを、揺動駆動される揺動アーム41で立てながら、当該遊技メダルMを揚送装置30まで搬送して、揚送装置30のメダル入口39A の内部へ入れるものとなっている。
すなわち、起立装置40には、前述の揺動アーム41の他に、円筒の内側に形成される円筒面を備えた曲面スロープ部42と、この曲面スロープ部42のふもとにおいて遊技メダルMを待機させるための待機部43と、揺動アーム41を軸支するとともに当該揺動アーム41を揺動駆動する揺動駆動部44とが設けられている。
このうち、揺動アーム41は、曲面スロープ部42を形成する円筒面の半径とほぼ同じ揺動半径を有するように、その基端部41A が揺動駆動部44の駆動軸44A に連結されたものである。また、揺動アーム41の先端部41B は、図7の如く、待機部43に配置された遊技メダルMの後方(図7中右方)の回動位置Cと、メダル入口39A の上端よりも若干高い高さレベルの回動位置Dとの間を移動するようになっている。
曲面スロープ部42は、遊技メダルMを搬送するために形成された通路であり、待機部43からメダル入口39A まで続いている。また、曲面スロープ部42の円筒面は、その円弧の中心角θがほぼ90度となっている。
揺動駆動部44は、図示しない電動機と、この電動機の回転運動を揺動運動に変換する運動変換機構とを箱状のケース内部に設けたものであり、電動機の駆動力を利用して、揺動アーム41を揺動駆動するようになっている。
揺動駆動部44によって揺動アーム41を揺動させ、その先端部41B を回動位置Cから回動位置Dまで移動させることにより、待機部43に配置された遊技メダルMは、待機部43から曲面スロープ部42を経てメダル入口39A まで揺動アーム41の先端部41B に押されて移動して、更に、メダル入口39A の内部に投入されるようになっている。
以上において、搬送装置20、起立装置40及び揚送装置30は、連動するとともに同期して動作するようになっている。
具体的には、搬送装置20及び起立装置40は、搬送装置20が1枚の遊技メダルの搬送に要する時間(以下、「搬送周期」という。)と、起立装置40の揺動アーム41が回動位置Cと回動位置Dとの間を往復する時間(以下、「揺動周期」という。)とが同じとなるように設定されている。そして、起立装置40の揺動アーム41が回動位置Cに復帰すると、搬送装置20が1枚の遊技メダルMを待機部43に搬送するようになっている。
また、揚送装置30及び起立装置40は、揚送装置30のメダル入口39A に一枚の遊技メダルMの投入を完了してから、次の遊技メダルMの投入が可能となるまでに要する時間(メダル投入周期)、換言すると、螺旋突条31が、メダル入口39A の下端縁に現れてからメダル入口39A の上端縁に消えるまでの時間と、起立装置40の揺動周期とが同じとなるように設定されている。そして、揺動アーム41の先端部41B がメダル入口39A の下端縁に達すると、メダル入口39A の下端縁から、螺旋突条31が現れ、揺動アーム41の先端部41B によってメダル入口39A の内部に運ばれた遊技メダルMが、螺旋突条31の上に載置されるようになっている。
図3に戻って、メダル自動投入装置の操作を行うために設けられた回動スイッチ24は、左右両方向に回動操作可能な操作ハンドル24A を備えている。この操作ハンドル24A を右方向(図3中矢印αが示す方向)に回動操作すると、メダル自動投入装置は、払出メダル皿12に貯留されている遊技メダルMをスロットマシンSの内部に自動投入するようになっている。一方、操作ハンドル24A を左方向(図3中矢印βが示す方向)に回動操作すると、メダル自動投入装置は、搬送装置20の容器状部材21に入れられた遊技メダルMを払出メダル皿12に自動返送するようになっている。
このような簡単な操作により、メダル自動投入装置は、払出メダル皿12に貯留されている遊技メダルMのスロットマシンSへの自動投入、及び、搬送装置20に入れた遊技メダルMの払出メダル皿12への自動返却の両方を円滑且つ迅速に行うようになっている。
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、払出メダル皿12から揚送装置30へ遊技メダルMを送る搬送装置20に、揚送装置30へ続く搬送出口20C と、払出メダル皿12に続く返送出口20B と、遊技メダルMの排出先を、搬送出口20C 及び返送出口20B 一方から他方へ切り換える切換機構とを設け、切換機構に設けられた第1〜4遮断部材71〜74の各ピン75をアクチュエータ78で適宜突没させることにより、操作ハンドル24A が左方向に回動操作されると、遊技メダルMの排出先が返送出口20B に切り換えられるようにしたので、遊技者の手を煩わせることなく、搬送装置20自身がその内部の遊技メダルMを払出メダル皿12へ自動的に返送するようになり、搬送装置20の内部に大量の遊技メダルMが入っていても、搬送装置20の内部からすべての遊技メダルMを容易に取り出すことができる。
また、払出メダル皿12の最も面積の大きな底面12D と、容器状部材21の側壁上縁に接続された上位底面12G とを傾斜底面12E を介して連続的に接続したので、遊技メダルMを底面12D から上位底面12G へ容易に移動させることができ、払出メダル皿12に大量の遊技メダルMが払い出されても、底面12D,12E,12G の上を滑らすように遊技メダルMを移動すれば、大量の遊技メダルMをまとめて手で容器状部材21のメダル取入口20A まで運ぶことが可能となり、大量の遊技メダルMを搬送装置20に容易に入れることができる。そして、これにより、スロットマシンSへの遊技メダルMの大量自動投入が可能となり、遊技メダルMの投入も容易且つ迅速に行うことができる。
さらに、遊技メダルMを揚送装置30に搬送する場合には、操作ハンドル24A を右方向へ操作することにより、第1遮断部材71が遊技メダルMの通路を遮る位置Aに、第2遮断部材72が搬送出口20C への遊技メダルMの移動を許容する位置Bに、第3遮断部材73が遊技メダルMの通過を許容する位置Bに、第4遮断部材74が返送出口20B への遊技メダルMの移動を遮る位置Aに、それぞれ自動的に配置されるようにしたので、搬送装置20に二つの出口(搬送出口20C 及び返送出口20B )を設けても、遊技メダルMの揚送装置30への搬送を確実に行うことができる。
一方、搬送装置20内の遊技メダルMを払出メダル皿12へ戻す場合には、第1遮断部材71が遊技メダルMの通過を許容する位置Bに、第2遮断部材72が搬送出口20C への遊技メダルMの移動を遮る位置Aに、第3遮断部材73が遊技メダルMの通路を遮る位置Aに、返送出口20B への遊技メダルMの移動を許容する位置Bに、それぞれ自動的に配置されるようにしたので、搬送装置20に二つの出口(搬送出口20C 及び返送出口20B )を設けても、遊技メダルMの払出メダル皿12への返送を確実に行うことができる。
これにより、遊技者は、搬送装置20及び揚送装置30を利用して、スロットマシンSへの遊技メダルMの投入を容易にすることができるうえ、必要に応じて所定の操作を行えば、遊技を行いながらでも、搬送装置20の内部の遊技メダルMを容易に払出メダル皿12へ戻すことができる。
また、容器状部材21の底板部14から突出する突出位置A及び当該底面に没入する没入位置Bの二位置間を移動可能に設けたピン75を含んで遮断部材71〜74を構成し、遮断部材71〜74として必要となる移動ストロークを極めて小さくしたので、ソレノイドを含んで構成されたアクチュエータ78で駆動することで、切換機構全体の構造を簡略化できるうえ、その動作に要する時間を極めて短時間にすることができ、切換機構の動作における信頼性を向上することができる。
さらに、払出メダル皿12に設けられた上位底面12G を、搬送装置20に設けられた容器状部材21の側壁上縁に接続し、この接続部分である容器状部材21の側壁上縁の近傍に、メダル払出口5Aを配置したので、搬送装置20のメダル取入口20A とメダル払出口5Aとの距離が短くなり、メダル払出口5Aから払い出されて、払出メダル皿12の上位底面12G の上に載置されている遊技メダルMを速やかに搬送装置20のメダル取入口20A に入れることができ、遊技を行う際の便宜を図ることができる。
一方、メダル払出口5Aから払い出されて、払出メダル皿12の上位底面12G の上に載置されている遊技メダルMを、払出メダル皿12の搬送装置20とは反対側の端部、すなわち、底面12D へ移動すれば、遊技メダルMが搬送装置20の内部に入ることがなく、そのまま遊技を終了することができ、遊技を終了させる際の便宜も図ることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形及び改良などをも含むものである。
例えば、揚送装置としては、周面に螺旋突条が形成された回転軸を回転駆動して遊技メダルを上昇させるスパイラル式の揚送装置に限らず、環状のベルトを回転させて遊技メダルを上昇させるベルトコンベア式の揚送装でもよく、揚送装置の具体的な機構や構造は、実施にあたり適宜選択することができる。
また、起立装置としては、円筒内周の円筒面に沿って摺動させることにより、平置き状態の遊技メダルを起立させるスロープスライド式の起立装置に限らず、平置き状態の遊技メダルを真空吸引するメダルホルダーを転倒位置から起立位置へ起こし、これにより、遊技メダルを起立させる真空吸引式の起立装置でもよく、起立装置の具体的な機構や構造は、実施にあたり適宜選択することができる。
本発明に係る一実施形態の全体を示す正面図である。 前記実施形態の要部を示す拡大正面図である。 前記実施形態の要部を示す拡大斜視図である。 前記実施形態に係る揚送装置を示す断面図である。 前記実施形態に係る搬送装置を示す断面図である。 前記実施形態に係る搬送装置の要部を示す断面図である。 前記実施形態に係る起立装置を示す縦断面図である。 前記実施形態に係る起立装置を示す平断面図である。
符号の説明
1 筐体
2 前扉
5A メダル払出口
11 メダル投入口
12 払出メダル皿
12G 払出メダル皿の底面である上位底面
20 搬送装置
20C 搬送出口
20B 返送出口
21 容器状部材
23 回転板
23A メダル孔
30 揚送装置
71 切換機構を構成する第1遮断部材
72 切換機構を構成する第2遮断部材
73 切換機構を構成する第3遮断部材
74 切換機構を構成する第4遮断部材
75 ピン
78 ソレノイドを含んで構成されたアクチュエータ
M メダル(遊技メダル)
S メダル揚送式遊技機としてのスロットマシン

Claims (4)

  1. メダルがその内部に投入されるメダル投入口と、入賞により払い出されるメダルを排出するメダル払出口と、前記メダル投入口よりも下方に配置され、前記メダル払出口から払い出されるメダルを受けて貯留する払出メダル皿と、前記払出メダル皿の高さレベルから前記メダル投入口近傍の高さレベルまでメダルを揚送する揚送装置と、前記払出メダル皿に貯留しているメダルを前記揚送装置へ送るために、前記払出メダル皿と前記揚送装置の下部との間に設けられた搬送装置とを備えたメダル揚送式遊技機であって、
    前記搬送装置は、上方が開口されてメダルの受け入れ可能にされた容器状部材と、メダルが平置き状態で装填されるメダル孔が形成されるとともに、前記容器状部材の底部に回転自在に設けられた回転板と、この回転板を回転駆動する電動機とを備え、
    前記容器状部材の側壁には、前記容器状部材中のメダルを前記揚送装置に送るために前記揚送装置へ続く搬送出口と、前記容器状部材中のメダルを前記払出メダル皿に戻すために前記払出メダル皿に続く返送出口とが設けられ、
    前記搬送装置は、前記容器状部材中のメダルを搬送する方向を前記搬送出口及び前記返送出口の一方から他方へ切り換える切換機構を備え、前記回転板を回転駆動すると、その回転駆動力で、前記メダル孔に装填されたメダルを、前記搬送出口から前記揚送装置へ、または前記返送出口から前記払出メダル皿へ押し出すことを特徴とするメダル揚送式遊技機。
  2. 前記搬送出口の近傍には、前記回転板の回転により前記メダル孔に装填された状態のメダルが通過する通路を遮る位置、及び、メダルの通過を許容する位置の二位置間を移動可能に設けられた第1遮断部材と、当該搬送出口へのメダルの移動を遮る位置、及び、当該搬送出口へのメダルの移動を許容する位置の二位置間を移動可能に設けられた第2遮断部材とが設けられ、
    前記返送出口の近傍には、前記回転板の回転により前記メダル孔に装填された状態のメダルが通過する通路を遮る位置、及び、メダルの通過を許容する位置の二位置間を移動可能に設けられた第3遮断部材と、当該返送出口へのメダルの移動を遮る位置、及び、当該返送出口へのメダルの移動を許容する位置の二位置間を移動可能に設けられた第4遮断部材とが設けられていることを特徴とする請求項1記載のメダル揚送式遊技機。
  3. 前記第1から第4までの遮断部材の各々は、前記容器状部材の底板部から回転板に向かって突出する突出位置及び前記容器状部材の底板部の裏側へ没入する没入位置の二位置間を移動可能に設けられたピンを含んで構成され、前記ピンがソレノイドにより突没駆動されるようになっていることを特徴とする請求項2記載のメダル揚送式遊技機。
  4. 前記払出メダル皿は、当該メダル揚送式遊技機の幅方向に左右に延びる容器状の部位であり、前記払出メダル皿の前記底面は、その幅方向における端部が前記搬送装置の前記側壁上縁に接続され、前記メダル払出口は、前記払出メダル皿の前記底面の前記搬送装置との接続部分近傍に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載のメダル揚送式遊技機。
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