JP2006271617A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【課題】 受け皿が一つの玉式スロットマシンにおいて、投入口に対する遊技球の投入を自動化し、遊技者の疲労を抑制する。
【解決手段】 遊技球Bを使用して遊技されるスロットマシン1であって、遊技球Bが投入される投入口11と、投入口11に投入された遊技球Bを、一ゲームに対する賭け数設定操作に応じてマシン内に取り込む取り込み装置25と、ゲームの入賞内容に応じて遊技球Bを払い出す払い出し装置24と、払い出し装置24が払い出した遊技球Bを留める一つの受け皿19と、受け皿19内の遊技球Bを投入口11まで自動的に搬送する自動投入装置20とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 遊技球Bを使用して遊技されるスロットマシン1であって、遊技球Bが投入される投入口11と、投入口11に投入された遊技球Bを、一ゲームに対する賭け数設定操作に応じてマシン内に取り込む取り込み装置25と、ゲームの入賞内容に応じて遊技球Bを払い出す払い出し装置24と、払い出し装置24が払い出した遊技球Bを留める一つの受け皿19と、受け皿19内の遊技球Bを投入口11まで自動的に搬送する自動投入装置20とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、遊技球を使用して遊技されるスロットマシンに関し、特に、入賞により払い出された遊技球を受け皿から投入口に自動的に搬送・投入する自動投入装置を備えることにより、遊技者の利便性を向上させることができるスロットマシンに関する。
近年、遊技機規則(回動式遊技機に係る技術上の規格)の改正により、遊技球を使用して遊技するスロットマシン(以下、玉式スロットマシンという)が認められた。このような玉式スロットマシンによれば、パチンコ機との間で遊技球の共用が可能になるだけでなく、ホールに設置される既存の遊技球設備(遊技球計数機など)を流用できるという利点がある。
玉式スロットマシンは、特許文献1に示すように、二つの受け皿を備えるタイプと、特許文献2に示すように、一つの受け皿を備えるタイプとに分けることができる。前者は、上皿及び下皿を備えるパチンコ機の配置を踏襲しており、賞球を上皿に払い出し、かつ、ゲームに賭ける遊技球を上皿から取り込むことにより、遊技者による遊技球の投入操作を省くことが可能であるが、上皿は、前扉の中段から前方に大きく突出するので、操作ボタンなどの配置や操作性に影響するだけでなく、スロットマシンの外観に違和感を与えるおそれがある。
一方、後者は、メダル式スロットマシンの配置を踏襲しており、受け皿は、前扉の下段のみに設けられ、前扉の中段には、遊技球を投入するための投入口が設けられる。このように構成すれば、メダル式スロットマシンの操作性を継承しつつ、外観的に違和感のない玉式スロットマシンを構成することができる。
特公平8−11138号公報
特開2003−38722号公報
ところで、玉式スロットマシンと現行のパチンコ機との間で遊技球(単価はメダルの1/5)を共用する場合、4.1秒毎に1ゲームの遊技が可能なスロットマシンに求められる遊技球の取り込み処理能力は、4.1秒あたり15球(1ゲームの最大賭け数)として、約200球/分であり、約100球/分であるパチンコ機の約2倍を必要とする。
したがって、特許文献2に示されるようなスロットマシンでは、受け皿内の遊技球を頻繁に投入口まで運ぶことが要求され、遊技者の疲労をまねくおそれがある。
したがって、特許文献2に示されるようなスロットマシンでは、受け皿内の遊技球を頻繁に投入口まで運ぶことが要求され、遊技者の疲労をまねくおそれがある。
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、入賞により払い出された遊技球を受け皿から投入口に自動的に搬送・投入する自動投入装置を備えることにより、受け皿から投入口への遊技球の投入を自動化し、遊技球の投入動作により疲労を抑制して遊技者の利便性を向上させることができる新たなスロットマシンの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のスロットマシンは、請求項1に記載するように、遊技球を使用して遊技されるスロットマシンであって、遊技球が投入される投入口と、ゲームの入賞内容に応じて払い出される遊技球を留める受け皿とを備えるとともに、前記受け皿内の遊技球を前記投入口まで自動的に搬送する自動投入装置を備える構成としてある。
このようにすると、受け皿に払い出された遊技球は、自動投入装置によって自動的に搬送され投入口に再投入されるので、受け皿が一つであっても、投入口に対する遊技球の投入が自動的に行われる。これにより、遊技者による受け皿から投入口への遊技球の投入操作が不要となり、遊技者の疲労を抑制できる。
このようにすると、受け皿に払い出された遊技球は、自動投入装置によって自動的に搬送され投入口に再投入されるので、受け皿が一つであっても、投入口に対する遊技球の投入が自動的に行われる。これにより、遊技者による受け皿から投入口への遊技球の投入操作が不要となり、遊技者の疲労を抑制できる。
また、請求項2に記載するように、前記自動投入装置は、遊技者が目視可能な状態で遊技球を搬送する構成としてある。
このようにすると、自動投入装置の運転状態を目視で簡単に確認できるだけでなく、搬送経路に残った遊技球の取り忘れなども防止できる。
このようにすると、自動投入装置の運転状態を目視で簡単に確認できるだけでなく、搬送経路に残った遊技球の取り忘れなども防止できる。
また、請求項3に記載するように、前記自動投入装置は、螺旋搬送体の回転動作によって遊技球を直線的に揚送する構成としてある。
このようにすると、自動投入装置の構造を簡略化できるだけでなく、搬送経路をコンパクトに構成することができる。
このようにすると、自動投入装置の構造を簡略化できるだけでなく、搬送経路をコンパクトに構成することができる。
また、請求項4に記載するように、前記自動投入装置は、前記受け皿からの遊技球導入経路及び/又は前記投入口への遊技球排出経路に曲げ部を有する構成としてある。
このようにすると、遊技球導入経路や遊技球排出経路に対する指や異物の挿入を防止できる。
このようにすると、遊技球導入経路や遊技球排出経路に対する指や異物の挿入を防止できる。
また、請求項5に記載するように、前記自動投入装置は、スイッチ操作に応じて運転/停止される構成としてある。
このようにすると、遊技者は、スイッチを操作するだけで、受け皿内の遊技球を投入口に自動投入できる。また、搬送経路に残った遊技球も、スイッチ操作によって取り出すことが可能になる。
このようにすると、遊技者は、スイッチを操作するだけで、受け皿内の遊技球を投入口に自動投入できる。また、搬送経路に残った遊技球も、スイッチ操作によって取り出すことが可能になる。
また、請求項6に記載するように、前記自動投入装置は、前記受け皿及び/又は前記投入口における遊技球の量に応じて自動的に運転/停止される構成としてある。
このようにすると、スイッチを操作しなくても、受け皿内の遊技球を投入口に自動投入することが可能になる。
このようにすると、スイッチを操作しなくても、受け皿内の遊技球を投入口に自動投入することが可能になる。
また、請求項7に記載するように、前記自動投入装置を、スイッチ操作に応じて運転/停止させる手動運転モードと、前記受け皿及び/又は前記投入口における遊技球の量に応じて自動的に運転/停止させる自動運転モードとを切り換える運転モード切り換え手段を備える構成としてある。
このようにすると、自動運転モードを選択することにより、スイッチ操作なしで遊技球の自動投入ができ、また、手動運転モードを選択することにより、搬送経路に残った遊技球の取り出しを行うことができる。
このようにすると、自動運転モードを選択することにより、スイッチ操作なしで遊技球の自動投入ができ、また、手動運転モードを選択することにより、搬送経路に残った遊技球の取り出しを行うことができる。
以上のように、本発明のスロットマシンによれば、受け皿内の遊技球を投入口まで自動的に搬送する自動投入装置を備えるので、受け皿が一つであっても、投入口に対する遊技球の投入操作を省略することができ、遊技者の疲労を抑制することができる。
以下、本発明の自動投入装置を備えたスロットマシンの好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの正面図、図2は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの内部正面図、図3は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの内部側面図、図4は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの取り込み装置を示す正面図、図5は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの制御構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの正面図、図2は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの内部正面図、図3は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの内部側面図、図4は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの取り込み装置を示す正面図、図5は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの制御構成を示すブロック図である。
[スロットマシンの概略構成]
これらの図に示すスロットマシン1は、遊技球B(パチンコ球)を使用して遊技される玉式スロットマシンであって、前面開口部を開閉する前扉10の前面側には、遊技球Bを投入する投入口11と、ゲームに掛ける遊技球Bの個数を指定するBETスイッチ12及びMAXBETスイッチ13と、回胴14(14a〜14c)の回転をスタートさせるスタートレバー15と、回胴14の回転を停止させる三つのストップボタン16(16a〜16c)と、投入された遊技球Bを返却する返却ボタン17と、遊技球B(賞球及び返却球)を払い出す払い出し口18と、払い出し口18から払い出された遊技球Bを留める一つの受け皿19を備えている。
そして、本実施形態では、さらに、受け皿19内の遊技球Bを投入口11まで自動的に搬送する自動投入装置20と、この自動投入装置20を運転操作する自動投入スイッチ21を備えている。
これらの図に示すスロットマシン1は、遊技球B(パチンコ球)を使用して遊技される玉式スロットマシンであって、前面開口部を開閉する前扉10の前面側には、遊技球Bを投入する投入口11と、ゲームに掛ける遊技球Bの個数を指定するBETスイッチ12及びMAXBETスイッチ13と、回胴14(14a〜14c)の回転をスタートさせるスタートレバー15と、回胴14の回転を停止させる三つのストップボタン16(16a〜16c)と、投入された遊技球Bを返却する返却ボタン17と、遊技球B(賞球及び返却球)を払い出す払い出し口18と、払い出し口18から払い出された遊技球Bを留める一つの受け皿19を備えている。
そして、本実施形態では、さらに、受け皿19内の遊技球Bを投入口11まで自動的に搬送する自動投入装置20と、この自動投入装置20を運転操作する自動投入スイッチ21を備えている。
スロットマシン1の内部には、回胴14が組込まれるドラムユニット22と、遊技球Bを貯留する貯留タンク23と、貯留タンク23内の遊技球Bを賞球として受け皿19に払い出す払い出し装置24と、投入口11に投入された遊技球Bを遊技者のBET操作に応じてマシン内に取り込む取り込み装置25と、取り込み装置25が取り込んだ遊技球Bを、貯留タンク23まで揚送するリフタ装置26と、スロットマシン1の各部を制御するマイクロコンピュータ等からなる制御装置27(図5参照)とを備えている。
なお、本実施形態のスロットマシン1は、補給管28を介して島から遊技球Bの補給を受け、余った遊技球Bをオーバーフロー管23aを介して島に排出するが、遊技球循環設備を持たないスロット島や新規島に設置してもよい。
なお、本実施形態のスロットマシン1は、補給管28を介して島から遊技球Bの補給を受け、余った遊技球Bをオーバーフロー管23aを介して島に排出するが、遊技球循環設備を持たないスロット島や新規島に設置してもよい。
スロットマシン1での遊技を望む遊技者は、まず、所定の単価で遊技球Bを借りる。ここで貸し出される遊技球Bの単価は、現行のパチンコ機で使用されるパチンコ球の単価と一致させることが好ましい。
このようにすると、玉式スロットマシンとパチンコ機との間で遊技球Bの共用が可能になるだけでなく、ホールに設置される既存の遊技球設備(遊技球計数機など)を流用できる。なお、遊技球Bの貸し出しは、台間玉貸し機29やスロットマシン1で行うことができる。
このようにすると、玉式スロットマシンとパチンコ機との間で遊技球Bの共用が可能になるだけでなく、ホールに設置される既存の遊技球設備(遊技球計数機など)を流用できる。なお、遊技球Bの貸し出しは、台間玉貸し機29やスロットマシン1で行うことができる。
遊技球Bの単価を現行のパチンコ球と一致させる場合、遊技球Bの単価は4円であり、現行のスロットマシンで使用されるメダルの単価(20円)の1/5となる。
したがって、ゲームに賭ける遊技球Bは5個単位で扱われ、一回のゲームの最大賭け数は15個(メダル3枚相当)となる。また、ゲームの入賞内容に応じて払い出される遊技球Bも5個単位であり、一回の最大払い出し数は75個(メダル15枚相当)となる。
したがって、ゲームに賭ける遊技球Bは5個単位で扱われ、一回のゲームの最大賭け数は15個(メダル3枚相当)となる。また、ゲームの入賞内容に応じて払い出される遊技球Bも5個単位であり、一回の最大払い出し数は75個(メダル15枚相当)となる。
遊技者は、投入口11に所定数以上の遊技球Bを投入した後、BETスイッチ12やMAXBETスイッチ13を操作し、ゲームに賭ける遊技球Bの個数を決める。例えば、BETスイッチ12を一回操作すると、一ゲームに5個の遊技球Bが賭けられ、BETスイッチ12を二回操作すると、一ゲームに10個の遊技球Bが賭けられ、BETスイッチ12を三回又はMAXBETスイッチ13を一回操作すると、一ゲームに15個の遊技球Bが賭けられる。
取り込み装置25は、投入口11から投入された遊技球Bを5個単位で保持するとともに、BETスイッチ12やMAXBETスイッチ13の操作に応じて、遊技球Bを5個単位でマシン内に取り込む。
ここで取り込まれた遊技球Bは、取り込み経路30を経由し、リフタ装置26に送られる。
また、設定賭け数に対して遊技球Bの投入個数が不足している場合や、返却ボタン17が操作された場合には、切り換え機31により経路の切り換えが行われ、取り込み装置25内の遊技球Bが受け皿19に返却される。
ここで取り込まれた遊技球Bは、取り込み経路30を経由し、リフタ装置26に送られる。
また、設定賭け数に対して遊技球Bの投入個数が不足している場合や、返却ボタン17が操作された場合には、切り換え機31により経路の切り換えが行われ、取り込み装置25内の遊技球Bが受け皿19に返却される。
取り込み装置25の構造に制限はない。例えば、図4に示すように構成することができる。この図に示される取り込み装置25は、投入口11から投入された遊技球Bを傾斜に沿って一列に並べる遊技球保持経路32と、遊技球保持経路32の先頭位置を開閉する第一ストッパソレノイド33aと、遊技球保持経路32の5球目保持位置と6球目保持位置の間を開閉する第二ストッパソレノイド33bと、遊技球保持経路32の10球目保持位置と11球目保持位置の間を開閉する第三ストッパソレノイド33cと、遊技球保持経路32の15球目保持位置と16球目保持位置の間を開閉する第四ストッパソレノイド33dと、先頭の遊技球Bを検出する第一取り込みセンサ34a(例えば、渦電流式近接センサ)と、5球目の遊技球Bを検出する第二取り込みセンサ34bと、10球目の遊技球Bを検出する第三取り込みセンサ34cと、15球目の遊技球Bを検出する第四取り込みセンサ34dとを備えて構成されている。
初期状態では、第一ストッパソレノイド33aのみが閉じ、他のストッパソレノイド33b〜33dは開いている。
ここで、投入口11から遊技球Bを投入すると、第二取り込みセンサ34bの検出信号(静止した遊技球の検出信号)にもとづいて第二ストッパソレノイド33bが閉じ、また、第三取り込みセンサ34cの検出信号にもとづいて第三ストッパソレノイド33cが閉じ、更に、第四取り込みセンサ34dの検出信号にもとづいて第四ストッパソレノイド33dが閉じられる。
ここで、投入口11から遊技球Bを投入すると、第二取り込みセンサ34bの検出信号(静止した遊技球の検出信号)にもとづいて第二ストッパソレノイド33bが閉じ、また、第三取り込みセンサ34cの検出信号にもとづいて第三ストッパソレノイド33cが閉じ、更に、第四取り込みセンサ34dの検出信号にもとづいて第四ストッパソレノイド33dが閉じられる。
その後、BETスイッチ12又はMAXBETスイッチ13が操作されると、第一〜第三ストッパソレノイド33a〜33cの選択的な開放動作により、賭け数に応じた個数の遊技球Bがマシン内に取り込まれる。
例えば、賭け数が5球の場合は、第一ストッパソレノイド33aのみを開き、賭け数が10球の場合は、第一及び第二ストッパソレノイド33a、33bを開き、賭け数が15球の場合は、第一〜第三ストッパソレノイド33a〜33cを開く。なお、ゲームがスタートしたら、第一ストッパソレノイド33aを閉じた後、他のストッパソレノイド33b〜33dを開き、初期状態に戻る。
例えば、賭け数が5球の場合は、第一ストッパソレノイド33aのみを開き、賭け数が10球の場合は、第一及び第二ストッパソレノイド33a、33bを開き、賭け数が15球の場合は、第一〜第三ストッパソレノイド33a〜33cを開く。なお、ゲームがスタートしたら、第一ストッパソレノイド33aを閉じた後、他のストッパソレノイド33b〜33dを開き、初期状態に戻る。
遊技者は、BETスイッチ12又はMAXBETスイッチ13を操作した後、スタートレバー15の操作にもとづいて、三つの回胴14を回転させ、その後、ストップボタン16の操作にもとづいて、各回胴14の回転を順次停止させる。各回胴14の外周には、複数の図柄が配列されており、有効ライン上の停止図柄にもとづいて、入賞役が決定される。
払い出し装置24は、貯留タンク23から供給される遊技球Bを5個単位で保持するとともに、ゲームの入賞内容に応じて、遊技球Bを5個単位で排出する。払い出し装置24が排出した遊技球Bは、通常、払い出し経路35を経由し、受け皿19に払い出されるが、払い出し装置24において賞球個数エラーなどが発生した場合には、切り換え機36により経路の切り換えが行われ、払い出し装置24内の遊技球Bがリフタ装置26に送られる。
リフタ装置26は、取り込み装置25や払い出し装置24から送られてきた遊技球Bを、ほぼ垂直に立ち上がる揚送経路37を介して貯留タンク23まで揚送する。
揚送経路37には、搬送途中に遊技球Bを清浄する清浄化装置37aが備えられ、搬送される遊技球Bは、清浄化装置37aのブラシ等によって球表面が清浄されて貯留タンク23に揚送・排出される。
なお、このリフタ装置26は、遊技球循環設備を持たないスロット島や新規島に設置されるスロットマシン1において必要な構成であるが、遊技球循環設備を持つパチンコ島などに設置されるスロットマシン1では省略してもよい。
揚送経路37には、搬送途中に遊技球Bを清浄する清浄化装置37aが備えられ、搬送される遊技球Bは、清浄化装置37aのブラシ等によって球表面が清浄されて貯留タンク23に揚送・排出される。
なお、このリフタ装置26は、遊技球循環設備を持たないスロット島や新規島に設置されるスロットマシン1において必要な構成であるが、遊技球循環設備を持つパチンコ島などに設置されるスロットマシン1では省略してもよい。
[自動投入装置]
以下、図6〜図9を参照して、本実施形態のスロットマシンに備えられる自動投入装置の詳細について説明する。
図6は、本発明の実施形態に係るスロットマシンの自動投入装置を示す正面図、図7は、同じく自動投入装置を示す平面図、図8は、同じく自動投入装置を示す側面図、図9は、同じく自動投入装置を示すA−A矢視図である。
以下、図6〜図9を参照して、本実施形態のスロットマシンに備えられる自動投入装置の詳細について説明する。
図6は、本発明の実施形態に係るスロットマシンの自動投入装置を示す正面図、図7は、同じく自動投入装置を示す平面図、図8は、同じく自動投入装置を示す側面図、図9は、同じく自動投入装置を示すA−A矢視図である。
これらの図に示すように、自動投入装置20は、受け皿19内の遊技球Bを導入する導入経路38と、導入経路38から導入された遊技球Bを投入口11の近傍まで搬送する搬送経路39と、搬送経路39の上端まで搬送された遊技球Bを投入口11内に排出する排出経路40と、搬送経路39内に回転自在に組み込まれる螺旋搬送体41と、螺旋搬送体41を回転駆動させるモータ42と、モータ42の回転動力を減速する減速機43と、導入経路38における遊技球Bの有無を検出する導入部センサ44(例えば、渦電流式近接センサ)と、投入口11内における遊技球Bの投入レベルを検出する投入レベルセンサ45(例えば、透過式光学センサ)とを備えて構成されている。
搬送経路39内には、螺旋搬送体41を回転自在に収容する搬送体収容部39aと、遊技球Bを直線的に搬送ガイドする搬送ガイド溝39bが形成されており、導入経路38から搬送経路39内に導かれた遊技球Bは、外側半分が搬送ガイド溝39bでガイドされる。また、遊技球Bの内側半分は、搬送体収容部39aに入り込み、螺旋搬送体41の螺旋部41aで支持される。この状態で螺旋搬送体41を所定方向に回転させると、遊技球Bは、螺旋搬送体41の螺旋部41aで順次押し上げられ、搬送ガイド溝39bに沿って直線的に揚送される。そして、搬送経路39の上端まで搬送された遊技球Bは、排出経路40を介して投入口11内に排出される。
このような自動投入装置20をスロットマシン1に設けると、受け皿19が一つであっても、投入口11に対する遊技球Bの投入が自動的に行われるので、遊技者による投入操作を省き、遊技者の疲労を抑制できる。
しかも、本実施形態の自動投入装置20は、螺旋搬送体41の回転動作によって遊技球Bを直線的に揚送するので、構造を簡略化できるだけでなく、搬送経路39をコンパクトに構成できるという利点がある。
しかも、本実施形態の自動投入装置20は、螺旋搬送体41の回転動作によって遊技球Bを直線的に揚送するので、構造を簡略化できるだけでなく、搬送経路39をコンパクトに構成できるという利点がある。
搬送経路39は、搬送中の遊技球Bを遊技者が目視できるように構成することが好ましい(図1参照)。
このような外部から目視可能な構成としては、例えば、搬送経路39の全体を透明な樹脂で形成したり、搬送ガイド溝39bに沿ってスリット状の窓を形成する。このように構成すると、自動投入装置20の運転状態を目視で簡単に確認できるだけでなく、搬送経路39に残った遊技球Bの取り忘れなども防止できる。
このような外部から目視可能な構成としては、例えば、搬送経路39の全体を透明な樹脂で形成したり、搬送ガイド溝39bに沿ってスリット状の窓を形成する。このように構成すると、自動投入装置20の運転状態を目視で簡単に確認できるだけでなく、搬送経路39に残った遊技球Bの取り忘れなども防止できる。
導入経路38や排出経路40は、パイプ部材などで形成することができる。このとき、パイプ長は可及的に長くし、中間に曲げ部を形成することが好ましい。このようにすると、導入経路38や排出経路40に対する指や異物の挿入を防止できる。
[自動投入動作]
つぎに、制御装置27による自動投入装置20の制御手順について、図10を参照して説明する。
図10は、本発明の実施形態に係るスロットマシンの自動投入制御手順を示すフローチャートである。
この図に示すように、制御装置27は、まず、自動投入スイッチ21の操作パターンを判定する(S101)。例えば、自動投入スイッチ21が短押し操作(例えば、2秒未満)された場合には、自動運転モードへの切り換え操作と判定し、自動投入スイッチ21が長押し操作(例えば、2秒以上)された場合には、手動運転モードへの切り換え操作と判定し、自動投入スイッチ21が長押し操作後にOFF操作された場合には、停止モードへの切り換え操作と判定する。
つぎに、制御装置27による自動投入装置20の制御手順について、図10を参照して説明する。
図10は、本発明の実施形態に係るスロットマシンの自動投入制御手順を示すフローチャートである。
この図に示すように、制御装置27は、まず、自動投入スイッチ21の操作パターンを判定する(S101)。例えば、自動投入スイッチ21が短押し操作(例えば、2秒未満)された場合には、自動運転モードへの切り換え操作と判定し、自動投入スイッチ21が長押し操作(例えば、2秒以上)された場合には、手動運転モードへの切り換え操作と判定し、自動投入スイッチ21が長押し操作後にOFF操作された場合には、停止モードへの切り換え操作と判定する。
つぎに、現在の運転モードを判断する(S102:運転モード切り換え手段)。ここで、手動運転モードと判断した場合は、自動投入装置20を運転状態とし(S103)、停止モードと判断した場合は、自動投入装置20の運転を停止させる(S104)。また、自動運転モードと判断した場合は、導入部センサ44の検出信号にもとづいて、導入経路38における遊技球Bの有無を判断するとともに(S105)、投入レベルセンサ45の検出信号にもとづいて、投入口11内における遊技球Bの投入レベルを判断する(S106)。そして、導入経路38に遊技球Bが有り、かつ、投入口11内の遊技球Bが所定レベル以下の場合にのみ自動投入装置20を自動的に運転し、他の場合は自動的に運転を停止させる。
以上のように構成された本実施形態のスロットマシン1は、メダル式スロットマシンの操作性や外観を踏襲し、遊技球Bが投入される投入口11と、遊技球Bが留められる一つの受け皿19を設けた玉式スロットマシンでありながら、受け皿19内の遊技球Bを投入口11まで自動的に搬送する自動投入装置20を備えるので、受け皿19が一つであっても、投入口11に対する遊技球Bの投入を自動的に行うことができ、その結果、遊技者による投入操作を省き、遊技者の疲労を抑制できる。
また、自動投入装置20は、遊技者が目視可能な状態で遊技球Bを搬送するので、自動投入装置20の運転状態を目視で簡単に確認できるだけでなく、搬送経路39に残った遊技球Bの取り忘れなども防止できる。
また、自動投入装置20は、螺旋搬送体41の回転動作によって遊技球Bを直線的に揚送するので、構造を簡略化できるだけでなく、搬送経路39をコンパクトに構成することができる。
また、自動投入装置20は、螺旋搬送体41の回転動作によって遊技球Bを直線的に揚送するので、構造を簡略化できるだけでなく、搬送経路39をコンパクトに構成することができる。
また、自動投入装置20の導入経路38や排出経路40は、曲げ部を有するので、導入経路38や排出経路40に対する指や異物の挿入を防止できる。
さらに、自動投入装置20は、自動投入スイッチ21の操作に応じて運転/停止される手動運転モードと、受け皿19や投入口11における遊技球Bの量に応じて自動的に運転/停止される自動運転モードを備え、いずれかを任意に選択できるので、自動運転モードの選択により、スイッチ操作なしで遊技球Bを自動投入できるだけでなく、手動運転モードの選択により、搬送経路39に残った遊技球Bを取り出すことができる。
さらに、自動投入装置20は、自動投入スイッチ21の操作に応じて運転/停止される手動運転モードと、受け皿19や投入口11における遊技球Bの量に応じて自動的に運転/停止される自動運転モードを備え、いずれかを任意に選択できるので、自動運転モードの選択により、スイッチ操作なしで遊技球Bを自動投入できるだけでなく、手動運転モードの選択により、搬送経路39に残った遊技球Bを取り出すことができる。
以上、本発明の自動投入装置を備えたスロットマシンについて、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、螺旋搬送体によって自動投入装置を構成したが、他の搬送機構によって自動投入装置を構成することもできる。
他の搬送機構として、例えば、外周に形成される多数の凹部で遊技球を順次搬送する水車状の回転搬送体を備え、これによって本発明の自動投入装置を構成してもよい。
例えば、上述した実施形態では、螺旋搬送体によって自動投入装置を構成したが、他の搬送機構によって自動投入装置を構成することもできる。
他の搬送機構として、例えば、外周に形成される多数の凹部で遊技球を順次搬送する水車状の回転搬送体を備え、これによって本発明の自動投入装置を構成してもよい。
本発明は、遊技球を使用して遊技されるスロットマシンに適用できる。特に、メダル式スロットマシンの配置を踏襲し、受け皿が一つの玉式スロットマシンにおいて有用である。
1 スロットマシン
11 投入口
19 受け皿
20 自動投入装置
21 自動投入スイッチ
24 払い出し装置
25 取り込み装置
38 導入経路
39 搬送経路
40 排出経路
41 螺旋搬送体
42 モータ
B 遊技球
11 投入口
19 受け皿
20 自動投入装置
21 自動投入スイッチ
24 払い出し装置
25 取り込み装置
38 導入経路
39 搬送経路
40 排出経路
41 螺旋搬送体
42 モータ
B 遊技球
Claims (7)
- 遊技球を使用して遊技されるスロットマシンであって、
遊技球が投入される投入口と、
ゲームの入賞内容に応じて払い出される遊技球を留める受け皿と、を備えるとともに、
前記受け皿内の遊技球を前記投入口まで自動的に搬送する自動投入装置を備えることを特徴とするスロットマシン。 - 前記自動投入装置は、遊技者が目視可能な状態で遊技球を搬送する請求項1記載のスロットマシン。
- 前記自動投入装置は、螺旋搬送体の回転動作によって遊技球を直線的に揚送する請求項1又は2記載のスロットマシン。
- 前記自動投入装置は、前記受け皿からの遊技球導入経路及び/又は前記投入口への遊技球排出経路に曲げ部を有する請求項1〜3のいずれかに記載のスロットマシン。
- 前記自動投入装置は、スイッチ操作に応じて運転/停止される請求項1〜4のいずれかに記載のスロットマシン。
- 前記自動投入装置は、前記受け皿及び/又は前記投入口における遊技球の量に応じて自動的に運転/停止される請求項1〜5のいずれかに記載のスロットマシン。
- 前記自動投入装置を、スイッチ操作に応じて運転/停止させる手動運転モードと、前記受け皿及び/又は前記投入口における遊技球の量に応じて自動的に運転/停止させる自動運転モードとを切り換える運転モード切り換え手段を備える請求項1〜6のいずれかに記載のスロットマシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005094082A JP2006271617A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | スロットマシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005094082A JP2006271617A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | スロットマシン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006271617A true JP2006271617A (ja) | 2006-10-12 |
Family
ID=37206939
Family Applications (1)
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JP2005094082A Pending JP2006271617A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | スロットマシン |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006271617A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008206728A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Olympia:Kk | 遊技機用台間機 |
-
2005
- 2005-03-29 JP JP2005094082A patent/JP2006271617A/ja active Pending
Cited By (2)
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JP2008206728A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Olympia:Kk | 遊技機用台間機 |
JP4726823B2 (ja) * | 2007-02-27 | 2011-07-20 | 株式会社オリンピア | 遊技機用台間機 |
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