JP2004068744A - Dohc型水冷式内燃機関 - Google Patents

Dohc型水冷式内燃機関 Download PDF

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Abstract

【課題】カム軸間駆動機構を有するカム軸駆動機構を覆うカバーを小型化することで形成されたスペース部を利用して、シリンダブロックが回転軸線方向に小型化される場合にも、所要の流路面積を有する吐出路の形成が容易なDOHC型水冷式内燃機関を提供する。
【解決手段】DOHC型水冷式内燃機関Eのシリンダブロック1の右端面20に配置されるカム軸駆動機構M2は、排気カム軸19を駆動する主駆動機構M2aと吸気カム軸18を駆動するカム軸間駆動機構M2bとからなる。カム軸駆動機構M2を覆うカバー56が取り付けられる取付部60は、右端面20の輪郭68からシリンダ軸線L4寄りに後退した後退取付面37aを有する。ウォータポンプの吐出ポート31eからの冷却水をシリンダヘッド2に導く吐出路84は、シリンダブロック1の隅部1aに、側面視で、後退取付面67aと輪郭68との間のスペース部Sに重なる位置に形成される。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クランク軸の回転軸線方向でのシリンダブロックの一方の端面に配置されてカム軸間駆動機構を有するカム軸駆動機構と、該端面に一体成形された取付部に取り付けられて該カム軸駆動機構を覆うカバーとを備えると共に、ウォータポンプから吐出された冷却水により、先ずシリンダヘッドを冷却し、その後シリンダブロックを冷却するDOHC型水冷式内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シリンダヘッドを冷却した後にシリンダブロックを冷却する水冷式内燃機関として、特開2000−282861号公報に開示された水冷式内燃機関がある。この内燃機関では、シリンダブロックに設けられたウォータポンプから吐出された冷却水は、シリンダブロックに形成されてシリンダヘッドとの結合面に開口する吐出ポートから、シリンダヘッドに形成されてシリンダブロックとの結合面に開口する連通路を介してシリンダヘッドに形成されたヘッド側ウォータジャケットに導かれ、さらに該ヘッド側ウォータジャケットからシリンダヘッドに形成された複数の開口を通ってシリンダブロックに形成されたブロック側ウォータジャケットに導かれ、さらにブロック側ウォータジャケットからラジエータに導かれ、ラジエータで冷却された後、ウォータポンプに吸入される。ここで、吐出ポートは、シリンダブロックの2つの端面により画成される隅部において、シリンダブロックとシリンダヘッドとを結合する複数のヘッドボルトのうちの1本がねじ込まれるボス部と前記2つの端面との間に形成される。そして、吐出路がボス部を利用して形成されることにより、別途に仕切部材を用意することなく、冷却水をシリンダヘッドの吸気側および排気側に分流させることが可能になる。
【0003】
一方、シリンダヘッドに設けられた1対のカム軸を有する動弁装置を備えるDOHC型内燃機関において、シリンダヘッドの小型化、ひいては該シリンダヘッドと結合されるシリンダブロックの小型化のために、一方のカム軸をクランク軸の動力により直接駆動し、他方のカム軸を該一方のカム軸を介して駆動するカム軸駆動機構を設けることが知られている。例えば特開平7−293210号公報に開示されたDOHC型内燃機関において、クランク軸の回転軸線方向でのシリンダブロックの一端面に配置されたカム軸駆動機構は、クランク軸と排気カム軸との間に掛け渡されタイミングチェーンと、吸気カム軸と排気カム軸との間に掛け渡された伝動チェーンとを備える。そして、カム軸駆動機構は、前記一端面に設けられた端面開口に装着されるチェーンカバーにより覆われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特開2000−282861号公報に開示された内燃機関の吐出ポートは、シリンダブロックの小型化を可能とするカム軸駆動機構および該カム軸駆動機構を覆うカバーに関連して形成されたものではなく、さらに吐出ポートとシリンダブロックの小型化との関連も考慮されていない。
【0005】
また、特開平7−293210号公報に開示されたDOHC型内燃機関では、排気カム軸のみがタイミングチェーンを介してクランク軸に駆動連結されるため、側面視(クランク軸の回転軸線方向から見ること。)でのシリンダ軸線に直交する方向でのタイミングチェーンの幅は狭くなるにも拘わらず、チェーンカバーは、シリンダブロックの、回転軸線方向での端面の全面を覆っていることから、チェーンカバーが大型化して振動し易くなり、チェーンカバーでの騒音が発生し易い難点がある。しかも、タイミングチェーンの前記幅が小さくなることにより生じたスペース部が利用されているとはいえない。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、請求項1〜3記載の発明は、カム軸間駆動機構を有するカム軸駆動機構を覆うカバーを小型化することで形成されたスペース部の利用を図り、シリンダブロックが回転軸線方向に小型化される場合にも、所要の流路面積を有する吐出路の形成が容易なDOHC型水冷式内燃機関を提供することを目的とする。そして、請求項2記載の発明は、さらに、簡単な構造で、シリンダヘッドの排気側での冷却性を向上させることを目的とし、請求項3記載の発明は、さらに、ウォータポンプが取り付けられる取付座の剛性を高めて、シリンダブロックの小型軽量化に寄与することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
請求項1記載の発明は、1または複数のシリンダを有すると共にクランク軸が回転可能に支持されるシリンダブロックと、動弁装置を構成する1対のカム軸である第1カム軸および第2カム軸が回転可能に支持されるシリンダヘッドと、前記クランク軸の回転軸線方向での前記シリンダブロックの一方の端面である第1端面に配置されて前記クランク軸の動力を伝達することにより前記第1カム軸および前記第2カム軸を回転駆動するカム軸駆動機構と、前記第1端面に前記回転軸線方向に突出して形成された取付部の取付面に取り付けられることにより前記カム軸駆動機構を覆って前記第1端面との間に前記カム軸駆動機構を収容する収容室を形成するカバーと、前記シリンダブロックに取り付けられたウォータポンプとを備え、前記ウォータポンプから吐出された冷却水が、ヘッドボルトにより相互に結合される前記シリンダブロックおよび前記シリンダヘッドの合わせ面において、前記シリンダブロックに形成された吐出路から前記シリンダヘッドに形成された入口を経て前記シリンダヘッドに形成されたウォータジャケットに導かれるDOHC型水冷式内燃機関において、前記シリンダブロックは、中心面に対して前記第2カム軸側に、側面視で前記シリンダのシリンダ軸線に直交する方向での一方の端面である第2端面を有し、前記カム軸駆動機構は、前記クランク軸と前記第1カム軸とを駆動連結する主駆動機構と、前記第1カム軸と前記第2カム軸とを駆動連結するカム軸間駆動機構とからなり、前記主駆動機構は、前記シリンダブロックにおいてその合わせ面からシリンダ軸線方向での所定範囲で、平面視で前記第2カム軸の回転軸線よりも前記第1カム軸寄りのみに配置され、前記第2カム軸側に位置する前記取付部の一部は、前記所定範囲において、側面視での前記第1端面の輪郭から前記直交方向で前記シリンダ軸線寄りに後退した位置を占める後退取付面を有する後退取付部を構成し、前記吐出路は、前記第1端面および前記第2端面で画成される前記シリンダブロックの隅部に、側面視で、前記第1端面において前記後退取付面と前記輪郭との間に形成されたスペース部に重なる位置に形成されるDOHC型水冷式内燃機関である。
【0008】
これにより、中心面に対してカム軸間駆動機構により回転駆動される第2カム軸が位置する第2カム軸側で、カバーが取り付けられる取付部の取付面が後退取付面とされて、カム軸駆動機構を覆うカバーが直交方向で小型化されるので、カバーの振動の発生が抑制される。さらに、冷却水をシリンダヘッドに導く吐出路は、カバーが小型化されたことにより形成されるスペース部を利用して、シリンダブロックの隅部に、側面視で該スペース部と重なる位置、すなわち収容室の外側に形成されるので、シリンダブロックを回転軸線方向で小型化するときに、収容室により吐出路の形成が影響を受けることが減少する。
【0009】
この結果、請求項1記載の発明によれば、次の効果が奏される。すなわち、シリンダブロックの第1端面に配置されるカム軸駆動機構が、第1カム軸を駆動する主駆動機構と第2カム軸を駆動するカム軸間駆動機構とからなり、中心面に対して第2カム軸側に位置すると共に第1端面において回転軸線方向に突出する後退取付部が、カム軸駆動機構を覆うカバーが取り付けられる取付面であって、側面視での第1端面の輪郭から直交方向でシリンダ軸線寄りに後退した位置を占める後退取付面を有し、ウォータポンプから吐出された冷却水をシリンダヘッドに導く吐出路は、第1端面および第2端面で画成されるシリンダブロックの隅部に、側面視で、後退取付面と輪郭との間に形成されたスペース部に重なる位置に形成されることにより、カバーが小型化されて、カバーの振動に起因する騒音の発生が抑制され、しかも中心面に対して第2カム軸側に形成された第1端面のスペース部を利用して、吐出路がカム軸駆動機構が収容される収容室の外側に形成されるので、回転軸線方向でシリンダブロックが小型化される場合にも、所要の流路面積を有する吐出路を容易に形成することができて、シリンダブロックの小型軽量化に寄与することができる。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のDOHC型水冷式内燃機関において、前記第1端面には、前記回転軸線方向に突出して前記合わせ面の一部を構成する突出合わせ面を有する突出部が形成され、前記シリンダブロックの前記合わせ面に開口する前記吐出路の出口は、冷却水を前記シリンダヘッドの排気側に流入させる排気側出口を有し、前記排気側出口は、前記隅部において前記ヘッドボルトが入るボス部と前記回転軸線方向での前記突出部の先端面との間で、前記突出合わせ面に渡って形成されるものである。
【0011】
これにより、回転軸線方向に突出する突出部の突出合わせ面を利用して、排気側出口を回転軸線方向で突出部の基部よりも先端面寄りに拡げて、その開口面積を大きくすることができるので、シリンダヘッドの排気側への冷却水の流入量を多くすることができる。
【0012】
この結果、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、第1端面には、回転軸線方向に突出して合わせ面の一部を構成する突出合わせ面を有する突出部が形成され、シリンダブロックの合わせ面に開口する吐出路の出口は、冷却水をシリンダヘッドの排気側に流入させる排気側出口を有し、排気側出口は、隅部においてヘッドボルトが入るボス部と先端面との間で、突出合わせ面に渡って形成されることにより、第1端面において回転軸線方向に局部的に突出する突出部を利用して排気側出口の開口面積を大きくして、熱負荷が大きいシリンダヘッドの排気側への冷却水の流入量を多くすることができるので、シリンダブロックが回転軸線方向で小型化される場合にも、簡単な構造により、シリンダヘッドの排気側での冷却性を向上させることができる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載のDOHC型水冷式内燃機関において、前記第1端面には、前記所定範囲で前記回転軸線方向に突出して前記輪郭を形成する縁部突出部が、前記後退取付部に一体成形されて形成され、前記第2端面には、前記ウォータポンプが取り付けられる取付座が、前記縁部突出部に一体成形されて形成されるものである。
【0014】
これにより、縁部突出部は、後退取付部と共に回転軸線方向に突出した突出構造部分を構成するので、該縁部突出部に一体成形されたウォータポンプの取付座の剛性が高められる。
【0015】
この結果、請求項3記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、第1端面には、所定範囲で回転軸線方向に突出して輪郭を形成する縁部突出部が、後退取付部に一体成形されて形成され、第2端面には、ウォータポンプが取り付けられる取付座が、縁部突出部に一体成形されて形成されることにより、該縁部突出部に一体成形されたウォータポンプの取付座の剛性が高められるので、シリンダブロックの、直交方向での大型化を伴うことなく、取付座の所要の剛性を確保することができるので、シリンダブロックの小型軽量化に寄与することができる。
【0016】
なお、この明細書において、「側面視」とは、クランク軸の回転軸線の方向から見ることを意味し、「平面視」とは、シリンダのシリンダ軸線の方向から見ることを意味し、「中心面」とは、シリンダ軸線を含み、かつクランク軸の回転軸線を含むかもしくはクランク軸の回転軸線に平行な平面を意味する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図1ないし図6を参照して説明する。
図1,図2を参照すると、本発明が適用される水冷式DOHC型内燃機関Eは、車両に搭載される直接噴射型の圧縮点火式内燃機関である。直列4気筒内燃機関である内燃機関Eは、直列に配置されて一体成形された4つのシリンダC1〜C4(図3参照)を有するシリンダブロック1と、シリンダブロック1の上端部に結合されたシリンダヘッド2と、シリンダヘッド2の上端部に油密に結合されたヘッドカバー3と、シリンダブロック1の下端部に油密に結合されたロアブロック4と、ロアブロック4の下端部に油密に結合されたオイルパン5とを備える。
【0018】
なお、この実施例において、「前後」、「上下」および「左右」は、内燃機関Eが搭載される車両を基準としたもので、それぞれ、車両の前後、上下および左右と一致する。
【0019】
ここで、シリンダブロック1、シリンダヘッド2、ヘッドカバー3、ロアブロック4およびオイルパン5は、内燃機関Eの機関本体を構成する。そして、シリンダブロック1の下端部、ロアブロック4およびオイルパン5により形成されるクランク室内で、各シリンダC1〜C4のシリンダ孔6(図3参照)に往復動可能に嵌合したピストン(図示されず)にコンロッドを介して連結されて回転駆動されるクランク軸7は、その回転軸線L1がシリンダブロック1とロアブロック4との合わせ面を含む平面上に位置するように、複数の主軸受を介してシリンダブロック1に回転可能に支持される。
【0020】
また、シリンダブロック1とシリンダヘッド2とは、両者の合わせ面8,9(図3〜図5も参照)の間にガスケット10を挟持した状態で複数のヘッドボルトB1(図2にはその一部が示されている。)により相互に結合される。これらヘッドボルトB1は、図3,図4に示されるように、それぞれ、シリンダヘッド2に形成された複数の挿通孔11に挿通された後、シリンダブロック1に形成された複数のねじ孔12a,12bにねじ込まれる。ねじ孔12a,12bは、シリンダブロック1において、シリンダ孔6の周囲に、中心面H(図2参照)に対して面対称となる位置に形成され、回転軸線L1の方向D1(以下、回転軸線方向D1という。)で、両端部シリンダC1,C4に対して、回転軸線方向D1でのシリンダブロック1の両端面である右端面20および左端面21寄りの2つずつの合計4個の端部ねじ孔12aと、隣接するシリンダC1,C2;C2,C3;C3,C4の間の2つずつの合計6個の中間ねじ12bからなり、ねじ孔12a,12bと同数の挿通孔11は、それぞれねじ孔12a,12bに整合する位置でシリンダヘッド2に形成される。
【0021】
図4を参照すると、シリンダヘッド2には、シリンダC1〜C4毎に、1対の吸気弁(図示されず)によりそれぞれ開閉される1対の吸気弁口13a,14aをそれぞれ有する1対の独立した吸気ポート13,14、1対の排気弁(図示されず)によりそれぞれ開閉される1対の排気弁口15aを有する排気ポート(図示されず)および前記ピストンの頂面に形成された凹部に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁の取付孔16が形成される。
【0022】
そして、図2を参照すると、シリンダヘッド2およびヘッドカバー3により形成される動弁室17内には、前記吸気弁および前記排気弁を開閉作動させるための動弁装置が収納される。この動弁装置は、回転軸線L1と平行な回転軸線L2,L3をそれぞれ持つようにシリンダヘッド2に回転可能に支持される吸気カム軸18および排気カム軸19と、さらに両カム軸18,19にそれぞれ設けられる動弁カム(図示されず)と、それら動弁カムにより揺動されるロッカアーム(図示されず)とを備える。
【0023】
図1,図2を参照すると、シリンダブロック1およびロアブロック4の、回転軸線方向D1での一方の端面である第1端面としての右端面20,24には、クランク軸7の一端部としての右端部7aが前記クランク室から突出して延びている。この右端部7aは、前記動弁装置を構成する1対のカム軸である吸気カム軸18および排気カム軸19を駆動し、さらにはオイルポンプ(図2にはそのポンプ軸30が示されている。)、ウォータポンプ31、交流発電機32、空調装置用のコンプレッサ33、真空ポンプ34およびパワーステアリング用の油圧ポンプ35の各種の内燃機関Eの補機を駆動するためのクランク軸7の動力取出部を構成する。
【0024】
ここで、前記オイルポンプはオイルパン5内に収容され、ウォータポンプ31、交流発電機32、コンプレッサ33および油圧ポンプ35は、吸気マニホルド(図示されず)と共に、前記機関本体の、側面視でのシリンダ軸線L4(図3も参照)に直交する方向D2(中心面Hに直交する方向でもあり、以下、直交方向D2という。)での一方の端面である前端面Fに配置され、真空ポンプ34は、排気マニホルド39と共に、前記機関本体の、直交方向D2での他方の端面である後端面Rに配置される。
【0025】
なお、右端面20は、シリンダブロック1の右端部を側面視で右方から見た面であり、該右端部の形状によっては、直交方向D2でのシリンダブロック1の一方の端面である第2端面としての前端面25と重複する部分を有することもある。
【0026】
図2を参照すると、クランク軸7の右端部7aには、補機駆動用の駆動回転体である駆動スプロケット40と、動弁装置駆動用の駆動回転体である駆動スプロケット41と、後述するカム軸駆動機構M2を覆うカバー56の外側に配置される駆動回転体である駆動プーリ42とが、右端面20に近い位置から順次配置されて、クランク軸7と一体に回転するように結合される。そして、両駆動スプロケット40,41は後述する収容室55内に収容される。
【0027】
駆動スプロケット40および前記オイルポンプのポンプ軸30に一体に結合された被動回転体である被動スプロケット43には、無端伝動帯である伝動チェーン44が掛け渡される。そして、両スプロケット40,43および伝動チェーン44から構成される補機駆動機構M1により、クランク軸7の動力がポンプ軸30に伝達されて、前記オイルポンプが駆動される。
【0028】
また、駆動スプロケット41と、排気カム軸19の一端部である右端部に結合された被動回転体であるカムスプロケット45と、シリンダブロック1に結合された真空ポンプ34のポンプ軸に一体に結合された被動回転体である被動スプロケット46とには、無端伝動帯であるタイミングチェーン47が掛け渡される。そして、駆動スプロケット41、カムスプロケット45、被動スプロケット46およびタイミングチェーン47から構成される主駆動機構M2aにより、クランク軸7の動力が真空ポンプ34のポンプ軸に伝達されて、真空ポンプ34が駆動される。なお、48は、タイミングチェーン47に張力を付与するテンショナであり、49,50は、チェーンガイドである。
【0029】
さらに、主駆動機構M2aにより、クランク軸7の動力が排気カム軸19に伝達されて、排気カム軸19がクランク軸7の1/2の回転数で回転駆動される。一方、排気カム軸19と吸気カム軸18との間には、排気カム軸19において回転軸線方向D1でカムスプロケット45よりもシリンダヘッド2に近い位置に結合された駆動ギヤ51と、吸気カム軸18の一端部である右端部に結合されて駆動ギヤ51と噛合する従動ギヤ52とから構成されるカム軸間駆動機構M2bが設けられており、このカム軸間駆動機構M2bにより、吸気カム軸18が排気カム軸19と同じ回転数で回転駆動される。そして、両カム軸18,19と共に回転する前記動弁カムが、前記ロッカアームを介して、前記吸気弁および前記排気弁をクランク軸7と同期して所定のタイミングで開閉作動させる。
【0030】
それゆえ、クランク軸7および排気カム軸19を駆動連結する主駆動機構M2aと、排気カム軸19および吸気カム軸18を駆動連結するカム軸間駆動機構M2bとからなるカム軸駆動機構M2が右端面20に配置され、前記動弁装置を構成する1対のカム軸である第1カム軸としての排気カム軸19および第2カム軸としての吸気カム軸18は、カム軸駆動機構M2を介して伝達されるクランク軸7の動力により、クランク軸7の1/2の回転数で回転駆動される。
【0031】
このように、カム軸駆動機構M2がカム軸間駆動機構M2bを有することにより、特に直交方向D2でのシリンダヘッド2の幅が小さくなって、シリンダヘッド2が直交方向D2で小型化され、ひいてはシリンダヘッド2と結合されるシリンダブロック1が直交方向D2で小型化される。そして、主駆動機構M2aを構成する駆動スプロケット41、カムスプロケット45およびタイミングチェーン47は、シリンダブロック1において、合わせ面8からシリンダ軸線L4の方向D3(以下、シリンダ軸線方向D3という。)での所定範囲、この実施例では、合わせ面8からの全範囲において、平面視で、吸気カム軸18の回転軸線L2および吸気カム軸18よりも排気カム軸19寄りのみに配置される。さらに、この実施例では、平面視で、主駆動機構M2a全体が、前記機関本体において、吸気カム軸18の吸気カム軸18よりも排気カム軸19寄りのみに配置される。
【0032】
一方、図1に示されるように、駆動プーリ42と、ウォータポンプ31、交流発電機32、コンプレッサ33および油圧ポンプ35の各被動プーリ31a,32a,33a,35aと、さらには伝動ベルト53に張力を与えるテンショナ36のテンショナプーリ36aと、アイドルプーリ37とには、伝動ベルト53が掛け渡されて、各プーリ31a,32a,33a,35a,36,37と伝動ベルト53とにより、補機を駆動する補機駆動機構M3が構成される。
【0033】
図2を参照すると、補機駆動機構M1およびカム軸駆動機構M2は、クランク軸7の右端部7aが位置する側の前記機関本体の、回転軸線方向D1での一側である右側に形成される収容室55にその全体が収容される。この収容室55は、主室部55aと両端部室部55b,55cとからなる。主室部55aは、シリンダブロック1、シリンダヘッド2およびロアブロック4の右端面20,22,24と、それら右端面20,22,24に一体成形されて回転軸線方向D1に突出する突出壁からなる取付部60(図3,図4も参照)に形成された帯状の先端面で構成されるシール面としての取付面67に、多数のボルトB2および液体パッキンにより結合されて、油密に取り付けられるカバー56とにより形成される。また、端部室部55bはヘッドカバー3の右端部により形成されて動弁室17に連なり、端部室部55cは、オイルパン5の右端部により形成されてオイルパン5内に連なる。そして、補機駆動機構M1は、カバー56とオイルパン5とにより覆われ、カム軸駆動機構M2は、カバー56とヘッドカバー3とにより覆われる。なお、シリンダブロック1およびシリンダヘッド2に跨って、カバー56の外面側に内燃機関Eを車体に搭載するためのマウント装置が取り付けられるマウントブラケット26(図1参照)がボルトB3により結合される。
【0034】
併せて図3,図4を参照すると、取付部60は、シリンダブロック1、シリンダヘッド2およびロアブロック4の各右端面20,22,24に、直交方向D2で、補機駆動機構M1よびカム軸駆動機構M2を挟むように形成され、中心面Hに対して吸気カム軸18が位置する側である吸気カム軸側(中心面Hに対して前端面25が位置する側でもある。)に形成される第1取付部である前側取付部61,63,65と、中心面Hに対して排気カム軸19が位置する側である排気カム軸19側に形成される第2取付部である後側取付部62,64,66とからなる。そして、ロアブロック4での前側取付部65は、その右端面24の側面視での第1輪郭である前側輪郭72を形成し、シリンダブロック1およびシリンダヘッド2での前側取付部61,63は、一部分がそれら右端面20,22の側面視での第1輪郭である前側輪郭68,70を形成し、残りの部分は、後述するように、前側輪郭68,70よりも中心面H寄りの位置に形成される。また、後側取付部62,64,66は、シリンダブロック1、シリンダヘッド2およびロアブロック4の各右端面20,22,24の側面視での第2輪郭である後側輪郭を形成する。
【0035】
なお、前述のように、右端面20は、前記吸気カム軸側に位置する前端面25と重複する部分を有することもあるが、右端面20の前側輪郭68の殆どの部分は、右端面20と前端面25との交線により形成される。
【0036】
さらに図5を併せて参照すると、シリンダブロック1において、カム軸駆動機構M2がカム軸間駆動機構M2bを有することに対応して、前記所定範囲で、合わせ面8からタイミングチェーン47に沿って延びる前側取付部61の一部は、側面視で、前側輪郭68からシリンダ軸線L4(または、中心面H)寄りに直交方向D2で後退した位置を占める取付面67である後退取付面67aを有する後退取付部61aを構成し、右端面20において、直交方向D2での間隔をおいて形成された後退取付面67aと前側輪郭68とにより、後退取付面67aに取り付けられるカバー56の外側に位置してカバー56に覆われないスペース部Sが形成される。
【0037】
なお、シリンダヘッド2では、図2に示されるように、前側取付部63の取付面67のシリンダブロック1寄りの部分が、後退取付面67aに整合するように、側面視で前側輪郭70よりもシリンダ軸線L4寄りの位置に形成される。
【0038】
右端面20の一部であるスペース部Sにおいて、後退取付部61aよりも前方の前端面25寄りには、直交方向D2に間隔をおいて後退取付面67aと同一平面上の先端面74aを有する縁部突出部74が後退取付部61aにほぼ平行に延びて形成される。この縁部突出部74は、側面視で右端面20の前側輪郭68の一部を形成する。そして、縁部突出部74は、スペース部Sにおいて、平面視で後退取付面67aから直交方向D2で前端面25に向かって突出すると共に後退取付部61aに一体成形された第1連結部としての突出部75および第2連結部としての突出部76を介して後退取付部61aに連結されるように、後退取付部61aに一体成形される。それゆえ、両突出部75,76は、カバー56により覆われない位置に形成される。
【0039】
さらに、図6も併せて参照すると、回転軸線方向D1に突出して形成された突出部75は、合わせ面8の一部を構成すると共に回転軸線方向D1に突出する突出合わせ面8aとなるシリンダ軸線方向D3での端面75bを有する突出壁により構成され、さらに後退取付面67aと同一平面上の、回転軸線方向D1での先端面75aを有する。一方、回転軸線方向D1に突出して形成された突出部76は、突出部75にシリンダ軸線方向D3で間隔をおいて対向する位置に形成され、さらに後退取付面67aと同一平面上の先端面76aを有する。
【0040】
そして、スペース部Sにおいて、後退取付部61a、縁部突出部74、突出部75および突出部76により囲まれた部分には、軽量化のために空洞部77が形成される。それゆえ、後退取付部61a、縁部突出部74、突出部75および突出部76により、右端面20には回転軸線方向D1に突出した突出構造部分である枠構造部分が形成されて、その部分の剛性が高められている。しかも、この枠構造部分には、その剛性を一層高めるために、突出部75と突出部76との間で、空洞部77をシリンダ軸線方向D3に仕切るように、後退取付部61aと縁部突出部74とを連結する連結壁からなる第3連結部78が一体成形される。
【0041】
ところで、側面視で後退取付部61aから直交方向D2で前端面25に向かって突出する突出部76は、後退取付面67aに取り付けられるカバー56の外側に位置すると共に、スペース部Sにおいては、突出している外周面76bが側面視で円弧形状を呈して後退取付部61aから膨出して、前側輪郭68の一部を構成すると共に、図3に示されるように、シリンダブロック1の前端面25においても、直交方向D2に突出して、その外周面76bが円柱面形状を呈するように膨出している。そして、突出部76は、直交方向D2から見たとき各シリンダC1〜C4のシリンダ軸線L4と交差するように回転軸線方向D1に延びており、この実施例では、右端面20から、左端面21を形成するシリンダブロック1の左端部までほぼ直線状に延びている。
【0042】
さらに、突出部76の内部には、先端面76aに開口して前記左端部において底部を有する有底の円柱孔が形成され、側面視で後退取付面67aよりも前端面25寄りに位置することで、カバー56の外側に位置する閉塞栓79が、該円柱孔の開口端部76cに油密にねじ込まれることにより、メインギャラリ95が形成される。
【0043】
図1〜図3を参照すると、ウォータポンプ31、交流発電機32、オイルフィルタ38、テンショナ36およびアイドルプーリ37は、前端面25に直交方向D2に突出して形成された取付座27およびボス部80のそれぞれのねじ孔27b,80aにねじ込まれるボルトによりシリンダブロック1に結合されるブラケット81を介して、シリンダブロック1に取り付けられる。このブラケット81には、ウォータポンプ31のポンプハウジング(図示されず)が結合されるポンプケース31bと、交流発電機32を支持する支持部81aと、テンショナ36を支持する支持部81bと、オイルフィルタ38のフィルタエレメントを収容するフィルタケース38bと、アイドルプーリ37を支持するための支持部81cとが一体成形される。なお、取付座27には、ブラケット81の位置決めピンが挿入される有底の孔27cが形成される。
【0044】
このように、ブラケット81が取り付けられる取付座27は、複数の補機であるウォータポンプ31、交流発電機32、テンショナ36、アイドルプーリ37およびオイルフィルタ38を、シリンダブロック1に取り付けるための取付座27を構成する。したがって、取付座27は、例えばウォータポンプ31の取付座でもあり、オイルフィルタ38の取付座でもある。
【0045】
そして、取付座27は、前端面25の右端面20寄りでかつシリンダ軸線方向D3での中央部に位置していて、右端面20側で縁部突出部74に一体成形されると共に、右端面20から左端部に向かって延びる突出部76に一体成形され、その取付面27aが直交方向D2にほぼ直交する平面に形成される。また、後述するように、シリンダブロック1に形成されてウォータポンプ31の吐出ポート31eに連通する吐出路84の入口85、シリンダブロック1に形成されて前記オイルポンプの吐出ポートに連通する第1油路94の出口94aおよび取付座27に形成されてメインギャラリ95に連通する第2油路96の入口96aが、取付面27aに開口する。
【0046】
また、ブラケット82に支持されるコンプレッサ33は、ロアブロック4およびオイルパン5の前端面25に形成されたボス部にねじ込まれるボルトにより、ロアブロック4およびオイルパン5にブラケット82と共に結合される。さらに、油圧ポンプ35は、図示されないブラケットに支持されてシリンダヘッド2の前端面25に形成されたボス部83(図4参照)のねじ孔にねじ込まれるボルトにより、シリンダヘッド2に該ブラケットと共に結合される。
【0047】
図2〜図6を参照して、内燃機関Eの冷却系統について説明する。図2を参照すると、ウォータポンプ31は、ポンプケース31bと、前記ポンプハウジングと、該ポンプハウジングに回転可能に支持されるポンプ軸に結合されたインペラ(図示されず)とを備える。ポンプケース31bには、図示されないラジエータからの低温の冷却水がロアホースを通って流入する吸入ポート31bと、前記インペラが収容される渦巻室31dと、該インペラにより圧送された冷却水が流出する吐出ポート31eとが形成される。
【0048】
図3,図5を参照すると、吐出ポート31eは、シリンダブロック1に形成されて、取付面27aに開口する入口85と合わせ面8に開口する出口88とを有する吐出路84に、取付面27aにて連通する。吐出路84は、前記吸気カム軸側において右端面20および前端面25で画成されるシリンダブロック1の隅部1aに、側面視で、その大部分がスペース部Sの空洞部77と重なる位置に形成される。
【0049】
図6を併せて参照すると、入口85から出口88に向かってシリンダ軸線方向D3に延びる吐出路84は、入口85を含む上流部分86と、上流部分86に連なると共にシリンダ軸線方向D3で上流部分86よりも合わせ面8の近くに位置する下流部分87とを有する。上流部分86は、側面視で、隅部1aに形成された端部ねじ孔12aと前端面25との間のみに形成されて、直交方向D2で見て端部ねじ孔12aと右端面20との間には形成されない流路であり、側面視でその全体がスペース部Sと重なる位置にある。
【0050】
また、下流部分87は、上流部分86よりも大きな流路面積を有して、側面視で端部ねじ孔12aと前端面25との間に形成され、かつ直交方向D2で見て端部ねじ孔12aと右端面20との間に形成される流路である。これにより、下流部分87は、ヘッドボルトB1が入る端部ねじ孔12aが形成されるボス部89の円柱面の一部からなる外周面89aを内側角部の流路壁面として、ボス部89と右端面20および前端面25との間に形成されて、平面視で鉤形状またはL字形状の流路断面を有する。
【0051】
そして、下流部分87の合わせ面8での開口である吐出路84の出口88は、下流部分87の流路断面とほぼ同じ形状とされる。出口88を有する下流部分87のこの形状により、出口88は、冷却水を、前端面25に沿ってシリンダヘッド2の吸気側に流入させる吸気側出口88aを有する吸気側下流部分87aと、冷却水を、右端面20に沿ってシリンダヘッド2の排気側に流入させる排気側出口88bを有する排気側下流部分87bとを有する。そのため、吸気側下流部分87aは、隅部1aにおいてヘッドボルトB1が入るボス部89の外周面89aと前端面25との間に形成され、排気側下流部分87bは、隅部1aにおいてボス部89の外周面89aと突出部75の先端面75aとの間に形成される。
【0052】
図6に示されるように、排気側出口88bは、右端面20において突出部75にも形成されて、シリンダヘッド2の排気側への冷却水の供給量が多くなる形状とされる。具体的には、排気側出口88bを形成する右端面20寄りの流路壁面75cは、回転軸線方向D1で、回転軸線方向D1に突出する突出部75の突出開始部である基部75dよりも先端面75a寄りの位置に形成されて、排気側出口88bが、ボス部89に形成される合わせ面8aから突出合わせ面8aに渡って形成されることにより、排気側出口88bの回転軸線方向D1での幅が大きくされる。また、排気側出口88bを除く排気側下流部分87bにおいても、流路壁面75cとほぼ同じ位置に右端面20寄りの流路壁面が形成される。このように、右端面20において局部的に突出する突出部75を利用して吐出路84の流路面積が大きくされることにより、シリンダブロック1が小型軽量化されたものであっても、所要の流量の冷却水をヘッド側ウォータジャケット91に流入させることができる。
【0053】
図4を参照すると、シリンダヘッド2には、合わせ面9に開口して出口88と整合する形状の入口90と、該入口90を介して冷却水が導かれるヘッド側ウォータジャケット91と、ヘッド側ウォータジャケット91に連通して、シリンダブロック1の各シリンダ孔6に対応する部分の周囲で、周方向に間隔をおいた多数の連通路92とが形成される。入口90は、出口88の吸気側出口88aおよび排気側出口88bにそれぞれ対応して、吸気側入口90aおよび排気側入口90bを有する。多数の連通路92は、シリンダブロック1に形成されて合わせ面8に開口する多数の連通路93(図3参照)とそれぞれ整合する形状を有すると共に、それら連通路93を介して4つのシリンダ孔6の周囲に形成されたブロック側ウォータジャケット(図示されず)に連通する。
【0054】
なお、ガスケット10には、出口88および連通路92にそれぞれ整合する形状を有する開口が形成される。また、シリンダブロック1には、前記ブロック側ウォータジャケットに連通する出口路が形成され、該出口路には、シリンダヘッド2およびシリンダブロック1での熱交換により高温となった冷却水を前記ラジエータに導くアッパーホースが接続される。
【0055】
それゆえ、ウォータポンプ31から吐出された冷却水は、取付座27の入口85から吐出路84に流入し、シリンダブロック1の合わせ面8の出口88から、ガスケット10の前記開口を経てシリンダヘッド2の合わせ面9の入口90に流入してヘッド側ウォータジャケット91に導かれる。それゆえ、ウォータポンプ31から吐出された直後の冷却水、すなわちウォータポンプ31から吐出されて前記ブロック側ウォータジャケットを経ない冷却水が、ヘッド側ウォータジャケット91に流入する。そして、シリンダヘッド2では、主に吸気側出口88aからの冷却水により、吸気ポート13,14を流れる吸気が冷却され、さらに前記燃料噴射弁の周囲が冷却される。また、主に排気側出口88bからの冷却水により、前記排気ポートが形成されていることにより熱負荷の高いシリンダヘッド2の排気側が冷却される。
【0056】
そして、ヘッド側ウォータジャケット91の冷却水は、連通路92、ガスケット10の前記開口および連通路93を通って前記ブロック側ウォータジャケットに導かれて、各シリンダC1〜C4を冷却する。該ブロック側ウォータジャケットの冷却水は、前記アッパーホースを通って前記ラジエータに導かれ、該ラジエータで冷却された後、前記ロアホースを通ってウォータポンプ31に吸入される。
【0057】
図1,図3を参照して、内燃機関Eの潤滑系について説明する。前記オイルポンプの吐出ポートに連通する前記第1油路94は、取付座27の取付面27aにてブラケット81に形成されてオイルフィルタ38の流入部に通じる流入油路に連通する。オイルフィルタ38は、フィルタエレメント(図示されず)と、該フィルタエレメントが取り付けられたフィルタカバー38aとフィルタケース38bと、から構成され、フィルタカバー38aがフィルタケース38bに結合されることにより、前記フィルタエレメントがフィルタケース38bに収容される。さらに、ブラケット81に形成されてオイルフィルタ38の流出部に通じる流出油路は、取付面27aにて連通する第2油路96を介してメインギャラリ95に連通する。
【0058】
それゆえ、前記オイルポンプによりオイルパン5から汲み上げられた潤滑油は、該オイルポンプの吐出ポートから吐出され、第1油路94を通って取付面27aに開口する出口94aから、ブラケット81に形成された前記流入油路を経てオイルフィルタ38に流入する。オイルフィルタ38で異物が除去されて清浄にされた潤滑油は、ブラケット81に形成された前記流出油路から取付面27aに開口する入口96aを有する第2油路96を通り、突出部76に形成されたメインギャラリ95に流入する。メインギャラリ95の潤滑油は、メインギャラリ95から分岐してシリンダブロック1に形成された多数の油路97(図2参照)を経て前記主軸受等の潤滑箇所、さらにシリンダヘッド2に形成された油路を経て前記動弁装置等の潤滑箇所に供給され、それら潤滑箇所を潤滑した後オイルパン5に戻る。
【0059】
次に、前述のように構成された実施例の作用および効果について説明する。
シリンダブロック1の右端面20に配置されるカム軸駆動機構M2が、排気カム軸19を駆動する主駆動機構M2aと吸気カム軸18を駆動するカム軸間駆動機構M2bとからなり、中心面Hに対して前記吸気カム軸側に位置すると共に右端面20において回転軸線方向D1に突出する後退取付部61aが、カム軸駆動機構M2を覆うカバー56が取り付けられる取付面67であって、側面視での右端面20の前側輪郭68から直交方向D2でシリンダ軸線L4寄りに後退した位置を占める後退取付面67aを有し、吐出路84は、右端面20および前端面25で画成されるシリンダブロック1の隅部1aに、側面視で、後退取付面67aと後側輪郭68との間に形成されたスペース部Sに重なる位置に形成されることにより、中心面Hに対してカム軸間駆動機構M2bにより回転駆動される吸気カム軸18が位置する前記第2カム軸側で、カバー56が直交方向D2で小型化されて、カバー56の振動に起因する騒音の発生が抑制される。しかも、カバー56が小型化されたことにより前記吸気カム軸側に形成されるスペース部Sを利用して、冷却水をシリンダヘッド2のヘッド側ウォータジャケット91に導く吐出路84が、シリンダブロック1の隅部1aに、側面視でスペース部Sと重なる位置、すなわちカム軸駆動機構M2が収容される収容室55の外側に形成されるので、シリンダブロック1を回転軸線方向D1で小型化するときに、収容室55により吐出路84の形成が影響を受けることが減少し、回転軸線方向D1でシリンダブロック1が小型化される場合にも、所要の流路面積を有する吐出路84を容易に形成することができて、シリンダブロック1の小型軽量化に寄与することができる。
【0060】
右端面20には、回転軸線方向D1に突出して合わせ面8の一部を構成する突出合わせ面8aを有する突出部75が形成され、シリンダブロック1の合わせ面8に開口する吐出路84の出口88は、冷却水をシリンダヘッド2の排気側に流入させる排気側出口88bを有し、排気側出口88bは、隅部1aにおいてヘッドボルトB1が入るボス部89と先端面75aとの間で、突出合わせ面8aに渡って形成されることにより、右端面20において回転軸線方向D1に局部的に突出する突出部75を利用して、排気側出口88bを回転軸線方向D1で突出部75の基部75dよりも先端面75a寄りに拡げ、排気側出口88bの開口面積を大きくして、熱負荷が大きいシリンダヘッド2の排気側への冷却水の流入量を多くすることができるので、シリンダブロック1が回転軸線方向D1で小型化される場合にも、簡単な構造により、シリンダヘッド2の排気側での冷却性を向上させることができる。
【0061】
右端面20には、前記所定範囲で回転軸線方向D1に突出して後側輪郭68を形成する縁部突出部74が、後退取付部61aに一体成形されて形成され、前端面25には、ウォータポンプ31が取り付けられる取付座27が、縁部突出部74に一体成形されて形成されることにより、縁部突出部74は、後退取付部61aと共に回転軸線方向D1に突出した突出構造部分を構成するので、該縁部突出部74に一体成形されたウォータポンプ31の取付座27の剛性が高められる。その結果、シリンダブロック1の、直交方向D2での大型化を伴うことなく、ウォータポンプ31の取付座27の所要の剛性を確保することができるので、シリンダブロック1の小型軽量化に寄与することができる。
【0062】
さらに、前記突出構造部分は、それぞれが、回転軸線方向D1に同一平面上に位置する先端面(後退取付面67a、先端面74a,75a,76aが相当)を有する後退取付部61aと、縁部突出部74と、後退取付部61aおよび縁部突出部74を連結するようにそれらに一体成形された突出部75および突出部76により形成される枠構造部分とされることにより、さらに剛性が高められる。そして、この枠構造部分には、突出部75と突出部76との間で、後退取付部61aと縁部突出部74とを連結する第3連結部78が一体成形されることにより、その剛性が一層高められる。
【0063】
中心面Hに対して吸気カム軸18側に位置する後退取付部61aの、カム軸駆動機構M2を覆うカバー56が取り付けられる後退取付面67aと、前側輪郭68との間に形成されたスペース部Sに、側面視で後退取付面67aから直交方向D2で前端面25に向かって突出して前側輪郭68を構成する突出部76が後退取付部61aに一体成形されて形成され、突出部76は、前端面25においても直交方向D2に突出していると共に、直交方向D2から見たとき、各シリンダC1〜C4のシリンダ軸線L4と交差するように回転軸線方向D1に延びていることにより、吸気カム軸18側で、カム軸駆動機構M2を覆うカバー56が直交方向D2で小型化されることにより形成されるスペース部Sを利用して、側面視で後退取付面67aから前端面25に向かって突出する突出部76が、右端面20の前側輪郭68を形成し、しかも前端面25においても突出した状態で、直交方向D2から見て各シリンダC1〜C4のシリンダ軸線L4と交差するように延びるので、突出部76によりシリンダブロック1の剛性が高められると共に、シリンダブロック1は、前端面25で突出部76が突出する程度に肉が削られたものとなっている。この結果、突出部76によりシリンダブロック1の剛性が高められるので、前端面25で突出部76が突出する程度に肉が削り取られたシリンダブロック1においても、シリンダブロック1の所要の剛性が確保され、シリンダブロック1の小型軽量化に寄与することができる。また、突出部76はカバー56により覆われないので、突出部76が形成されたことによるカバー56の大型化が回避されて、カバー56の振動に起因する騒音が増加することもない。
【0064】
前端面25には、内燃機関Eの補機が取り付けられる取付座27が、突出部76に一体成形されて形成されることにより、取付座27の剛性が高められ、小型軽量化されたシリンダブロック1においても取付座27の所要の剛性を確保することができる。
【0065】
突出部76の内部にメインギャラリ95が形成され、突出部76に一体成形される取付座27にオイルフィルタ38が取り付けられることにより、突出部76に形成されるメインギャラリ95が、シリンダブロック1の前端面25付近に形成されるので、シリンダブロック1の内部でメインギャラリ95を形成するためのスペースを確保するのに伴うシリンダブロック1の構造の複雑化が回避される。さらに、突出部76に一体成形されるオイルフィルタ38の取付座27は、突出部76に近接して位置するので、オイルフィルタ38を通過した後の潤滑油をメインギャラリ95に導くためにシリンダブロック1に形成される油路が短くなり、この点でもシリンダブロック1の構造の複雑化が回避される。
【0066】
以下、前述した実施例の一部の構成を変更した実施例について、変更した構成に関して説明する。
カム軸駆動機構M2や補機駆動機構M1を構成する駆動回転体、被動回転帯および無端伝動帯は、それぞれ、駆動プーリ、被動プーリおよび伝動ベルトであってもよく、さらに主駆動機構M2aは、駆動ギヤおよび被動ギヤを含むギヤ列から構成されてもよい。また、カム軸間駆動機構M2bは無端伝動帯を有する駆動機構であってもよい。
【0067】
後退取付部61aと縁部突出部74との間には、空洞部77が形成されることなく、縁部突出部74の先端面74aが後退取付面67aと同一平面上で連続するような縁部突出部74であってもよい。また、スペース部Sには、空洞部77が形成されたが、軽量化の程度は減少するものの、剛性をさらに高める必要があるときには、空洞部77をより小さくしたり、さらには空洞部77を形成しないようにしてもよい。
【0068】
前記実施例では、ウォータポンプ31とオイルフィルタ38とは、共通の取付座27に取り付けられたが、ウォータポンプ31用の取付座のみが縁部突出部74と一体成形され、別途、オイルフィルタ38用の取付座のみが、メインギャラリ95が形成される突出部76に一体成形されて、ウォータポンプ31およびオイルフィルタ38が、互いに分離した取付座に取り付けられてもよい。
【0069】
出口88の排気側出口88bが形成される突出部75の先端面75aは、後退取付面67aを含む平面よりも突出していてもよい。これにより、排気側出口88bの回転軸線方向D1での幅をより大きくして、開口面積をさらに大きくすることが可能になる。
【0070】
前記実施例では、前記所定範囲は、シリンダ軸線方向D3でシリンダブロック1の全体に渡るものであったが、シリンダ軸線方向D3で合わせ面8からシリンダブロック1の一部のみに渡るものであってもよい。また、前記所定範囲で、前側取付部61の全体が後退取付部61aを構成してもよい。
【0071】
DOHC型内燃機関は、前記実施例では圧縮式内燃機関であったが、火花点火式内燃機関であってもよく、また単気筒内燃機関、4気筒以外の多気筒内燃機関であってもよい。さらに、DOHC型内燃機関は、前記実施例では車両に使用されるものであったが、鉛直方向を指向するクランク軸を備える船外機等の船舶推進装置に使用されるものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるDOHC型内燃機関の概略の側面図である。
【図2】図1の内燃機関において、一部カバーを破断し、補機を外したときの概略の側面図である。
【図3】図1の内燃機関のシリンダブロック1の斜視図である。
【図4】図1の内燃機関のシリンダヘッド2の斜視図である。
【図5】図3の要部拡大図である。
【図6】合わせ面から見た図3のシリンダブロックの要部平面図である。
【符号の説明】
1…シリンダブロック、2…シリンダヘッド、3…ヘッドカバー、4…ロアブロック、5…オイルパン、6…シリンダ孔、7…クランク軸、8,9…合わせ面、8a…突出合わせ面、10…ガスケット、11…挿通孔、12a,12b…ねじ孔、13,14…吸気ポート、16…取付孔、17…動弁室、18…吸気カム軸、19…排気カム軸、20,22,24…右端面、21…左端面、25…前端面、26…マウントブラケット、27…取付座、
30…ポンプ軸、31…ウォータポンプ、32…交流発電機、33…コンプレッサ、34…真空ポンプ、35…油圧ポンプ、36…テンショナ、37…アイドルプーリ、38…オイルフィルタ、39…排気マニホルド、40,41…駆動スプロケット、42…駆動プーリ、43…被動スプロケット、44…伝動チェーン、45…カムスプロケット、46…被動スプロケット、47…タイミングチェーン、48…テンショナ、49,50…チェーンガイド、51…駆動ギヤ、52…被動ギヤ、53…伝動ベルト、55…収容室、56…カバー、
60…取付部、61,63,65…前側取付部、61a…後退取付部、62,64,66…後側取付部、67…取付面、67a…後退取付面、68,70,72…前側輪郭、69,71,73…後側輪郭、74…縁部突出部、75,76…突出部、75a…先端面、75d…基部、77…空洞部、78…連結部、79…閉塞栓、80…ボス部、81,82…ブラケット、83…ボス部、84…吐出路、85…入口、86…上流部分、87…下流部分、88…出口、88b…排気側出口、89…ボス部、90…入口、91…ヘッド側ウォータジャケット、92,93…連通路、94…油路、95…メインギャラリ、96,97…油路、
E…DOHC型内燃機関、C1〜C4…シリンダ、L1〜L3…回転軸線、L4…シリンダ軸線、B1…ヘッドボルト、B2,B3…ボルト、H…中心面、D1…回転軸線方向、D2…直交方向、D3…シリンダ軸線方向、R…後端面、F…前端面、M1,M3…補機駆動機構、M2…カム軸駆動機構、M2a…主駆動機構、M2b…カム軸間駆動機構、S…スペース部。

Claims (3)

  1. 1または複数のシリンダを有すると共にクランク軸が回転可能に支持されるシリンダブロックと、動弁装置を構成する1対のカム軸である第1カム軸および第2カム軸が回転可能に支持されるシリンダヘッドと、前記クランク軸の回転軸線方向での前記シリンダブロックの一方の端面である第1端面に配置されて前記クランク軸の動力を伝達することにより前記第1カム軸および前記第2カム軸を回転駆動するカム軸駆動機構と、前記第1端面に前記回転軸線方向に突出して形成された取付部の取付面に取り付けられることにより前記カム軸駆動機構を覆って前記第1端面との間に前記カム軸駆動機構を収容する収容室を形成するカバーと、前記シリンダブロックに取り付けられたウォータポンプとを備え、前記ウォータポンプから吐出された冷却水が、ヘッドボルトにより相互に結合される前記シリンダブロックおよび前記シリンダヘッドの合わせ面において、前記シリンダブロックに形成された吐出路から前記シリンダヘッドに形成された入口を経て前記シリンダヘッドに形成されたウォータジャケットに導かれるDOHC型水冷式内燃機関において、
    前記シリンダブロックは、中心面に対して前記第2カム軸側に、側面視で前記シリンダのシリンダ軸線に直交する方向での一方の端面である第2端面を有し、前記カム軸駆動機構は、前記クランク軸と前記第1カム軸とを駆動連結する主駆動機構と、前記第1カム軸と前記第2カム軸とを駆動連結するカム軸間駆動機構とからなり、前記主駆動機構は、前記シリンダブロックにおいてその合わせ面からシリンダ軸線方向での所定範囲で、平面視で前記第2カム軸の回転軸線よりも前記第1カム軸寄りのみに配置され、前記第2カム軸側に位置する前記取付部の一部は、前記所定範囲において、側面視での前記第1端面の輪郭から前記直交方向で前記シリンダ軸線寄りに後退した位置を占める後退取付面を有する後退取付部を構成し、前記吐出路は、前記第1端面および前記第2端面で画成される前記シリンダブロックの隅部に、側面視で、前記第1端面において前記後退取付面と前記輪郭との間に形成されたスペース部に重なる位置に形成されることを特徴とするDOHC型水冷式内燃機関。
  2. 前記第1端面には、前記回転軸線方向に突出して前記合わせ面の一部を構成する突出合わせ面を有する突出部が形成され、前記シリンダブロックの前記合わせ面に開口する前記吐出路の出口は、冷却水を前記シリンダヘッドの排気側に流入させる排気側出口を有し、前記排気側出口は、前記隅部において前記ヘッドボルトが入るボス部と前記回転軸線方向での前記突出部の先端面との間で、前記突出合わせ面に渡って形成されることを特徴とする請求項1記載のDOHC型水冷式内燃機関。
  3. 前記第1端面には、前記所定範囲で前記回転軸線方向に突出して前記輪郭を形成する縁部突出部が、前記後退取付部に一体成形されて形成され、前記第2端面には、前記ウォータポンプが取り付けられる取付座が、前記縁部突出部に一体成形されて形成されることを特徴とする請求項1または請求項2記載のDOHC型水冷式内燃機関。
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