JP2004062704A - 自動取引装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作者の顔画像を取得するカメラを隠したりすると、装置の取り扱いを中断して警告を促がす。しかし、カメラを隠す行為は必ずしも行為的に実施されるとは限らず、カバン等を無意識に置いてしまう事やカメラが有る事を知らずに手や体の一部で塞いでしまう事もある。このような場合、操作者に不愉快な思いをさせてしまう。
【解決手段】カメラを隠す等の不正行為を検知した場合、即座に監視センタに接続され、自動取引装置の操作者に直接、問診し改善を求める。
【選択図】 図1
【解決手段】カメラを隠す等の不正行為を検知した場合、即座に監視センタに接続され、自動取引装置の操作者に直接、問診し改善を求める。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、操作者の顔画像等を取得するカメラを備えた自動取引装置の防犯システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術では、特開平8−287314号公報記載の自動交付機の監視システムがある。
【0003】
自動交付機の監視システムでは、搭載するカメラ部を手で覆ったりして不正に利用しようとした場合には、書類、現金を入手できないように装置での取引を中断させたり、警告音や警告画面を促がすものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、操作者の顔画像を取得するカメラを隠したりすると、装置の取り扱いを中断して警告を促がす。しかし、カメラを隠す行為は必ずしも行為的に実施されるとは限らず、カバン等を無意識に置いてしまう事やカメラが有る事を知らずに手や体の一部で塞いでしまう事もある。このような場合、操作者に不愉快な思いをさせてしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する為に、請求項1では操作者を撮像する顧客画像取得カメラに、接近センサもしくは光センサ等の物体検出手段を設け、カメラに写らないように手で隠したり、物で覆ったりする行為及びカバン等を置いてしまい無意識にカメラ撮影の妨げを行なった行為を検出する。物体検出手段により行為を検知した場合には、即座に監視センタと接続し、取引の中断もしくは一時停止を行なうと共に、自動取引装置の操作画面に監視センタの係員がリアルタイムに表示され、会話/問診により操作者の状況に応じた改善を求める事を特徴とする。
【0006】
請求項2では、一人の操作者が実施している取引内容の情報を集計及び解析を行なう取引内容チェック部を設け、一人の操作者が不正行為に想定される同一操作の繰り返し(何度も暗証番号入力を繰り返す、入金/出金処理を繰り返す、複数のカードを順番に使用する)を実施した場合、取引内容チェック部に登録されている規定情報(通常操作の頻度。例えば入金/出金処理は通常2回程度等)と比較し異常な操作が行われていないかチェックする。取引内容チェック手段により異常が検出した場合には、即座に監視センタと接続し、取引の中断もしくは一時停止を行なうと共に、自動取引装置の操作画面に監視センタの係員がリアルタイムに表示され、会話/問診により操作者の状況に応じた対応する事を特徴とする。
【0007】
請求項3では、接客センサの検知の開始と終了を取得し、長時間操作情報の取得を行なう操作時間検出部を設け、一人の操作者が長時間操作していないかチェックする。操作時間検出手段により異常が検出した場合には、即座に監視センタと接続し、取引の中断もしくは一時停止を行なうと共に、自動取引装置の操作画面に監視センタの係員がリアルタイムに表示され、会話/問診により操作者の状況に応じた対応する事を特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、自動取引装置207の外観を示す図である。
【0009】
顧客操作パネル1は、取引画面の表示および操作者による取引内容の入力を行なう部位である。カード出入口2は、操作者が取引において使用するキャッシュカード(磁気またはICカード)の挿入口かつ返却口である。明細票出口3は、操作者が行なった取引の結果等を印字した明細票の渡し口である。紙幣入出金口4は、操作者が紙幣を入出金する時の受入口かつ紙幣出金、お釣返却時の渡し口である。硬貨入出金口5は、操作者が硬貨を入金する時の受入口かつ硬貨出金、お釣返却時の渡し口である。カメラ窓6は、操作者の顔画像等を撮影する顧客画像取得カメラの覗き窓(ハーフミラー等)である。物体検出部7は、顧客画像取得カメラがカメラ窓を通して操作者の顔画像等を撮影する時にカメラ窓を手またはカバン等により塞がれていないかを検知するものである。操作時間検出部8は、操作者が長時間取引を実施していないかを検知するものである。
【0010】
筐体9は、前記1〜8を所定位置に配置し収納するものである。
【0011】
次に、上記自動取引装置207の構成について説明する。
【0012】
図2は、本発明の実施例である自動取引装置の構成を示す図である。
【0013】
主制御部201は、装置を構成する各ユニットを制御する部位である。顧客操作部202は、液晶等のディスプレイパネル203およびタッチパネル204で構成され、前記制御部201より指示される操作者への情報を表示するとともに、タッチパネル204から入力される操作者の取引情報を主制御部201に送る。顧客画像取得カメラ205は主制御部201の指示によりカメラ窓を介して前方の操作者の撮影を行ない、撮影した画像を主制御部201または監視センタ215に伝送するデバイスである。物体検出部7は、顧客画像取得カメラ205がカメラ窓6を通して操作者の顔画像等を撮影する時にカメラ窓6を手またはカバン等により塞がれていないかを検知するものである。操作時間検出部8は、主制御部201の指示により自動取引装置207の前に操作者が存在するか接客センサ206で検知を行ない、一人の操作者が長時間操作していないかチェックするものである。カード読取部209は、操作者のカードを吸入し、磁気ストライプ(又はICチップ)の情報およびエンボスの画像を取得する。明細票印字機構210は、操作者が行なった取引結果を印字し、操作者に渡す。紙幣入出金機構211は、操作者が入金した紙幣を計数し収納する。あるいは操作者が出金した紙幣またはお釣として返却する紙幣を収納庫より繰出し操作者に渡す。硬貨入出金機構212は、操作者が入金した硬貨を計数し収納する。あるいは操作者が出金した硬貨またはお釣として返却する硬貨を収納庫より繰出し操作者に渡す。I/F部213は、主制御部201と上位装置214または監視センタ215の両方とつながり、両者との通信を行なう部位である。監視センタ215は自動取引装置207の動作監視を行ない、異常時または任意の起動により自動取引装置207の制御を行なう。また、異常時もしくは任意起動による自動取引装置207との接続を行なう事で、自動取引装置207に監視センタ215の係員が表示され、自動取引装置207の操作者に対して問診等を直接リアルタイムに実施する。また、監視センタ215からの制御により自動取引装置207が設置されるブース内のカメラを任意に制御し画像の取得を行なう。取引内容チェック部216は、一人の操作者が不正行為に想定される同一操作の繰り返し(何度も暗証番号入力を繰り返す、入金/出金処理を繰り返す、複数のカードを順番に使用する)を実施した場合、取引内容チェック部に登録されている規定情報(通常操作の頻度。例えば入金/出金処理は通常2回程度等)と比較し異常な操作が行われていないかチェックする。
【0014】
次に図3の接続構成例について説明する。
【0015】
自動取引装置207は上位装置214と接続され、取引を行なう。自動取引装置207は顧客画像取得カメラ205がカメラ窓6を通して操作者の顔画像等を撮影する時にカメラ窓6を手またはカバン等により塞がれていないかを検知を行ない、異常を検出すると直ちに監視センタ215に接続を行なう。監視センタ215に接続されると、自動取引装置207に監視センタ215の係員がリアルタイム表示され、操作者と会話/問診を行なう。
【0016】
以下に、本発明の実施例における動作について図4の動作フロー1を用いて説明する。
【0017】
取引を実施しようとする操作者は、自動取引装置207の前に立ち、顧客操作パネル1より取引の選択を行なう。自動取引装置207は、接近センサまたは光センサ等の物体検出部7にて操作者が手もしくはカバン等で顧客画像取得カメラ205の撮影を妨げていないか検出する。検出されない場合は、取引を継続して行ない、取引中においても物体検出部7でチェックを行なう。物体検出部7で、顧客画像取得カメラ205の撮影の妨げを検出した場合は、I/F部213を介して監視センタ215に即座に接続が行なわれる。監視センタ215では自動取引装置207からの異常を確認し、自動取引装置207の顧客操作部202に監視センタ215の係員の画像をリアルタイムで表示させる。
【0018】
監視センタ215の係員は、操作者に対して会話又は問診を行ない操作者の状況に応じた改善を求める。
【0019】
更に、上記の手段で操作者との会話又は問診中は、操作者の画像を監視センタ215で取得し、画像の保存を行なう。また、会話又は問診中でも自動取引装置207のカメラ撮影の妨げが改善されない場合は、店舗内に他のカメラを代用し画像取得を行ない、操作者の画像を取得する。
【0020】
次の実施例における動作について図5の動作フロー2、図6の取引内容例を用いて説明する。取引を実施しようとする操作者は、自動取引装置207の前に立ち、顧客操作パネル1より取引の選択を行なう。自動取引装置207の取引内容チェック部216では、操作者が実施している取引内容の情報を集計し一人の操作者が不正行為に想定される同一操作の繰り返し(何度も暗証番号入力を繰り返す、入金/出金を繰り返す、複数のカードを順番に使用する等)を行なうと、取引集計内容として蓄積され、予め登録されている規定情報(通常の操作頻度。例えば入金/出金処理は通常2回程度等)と比較し、異常な操作が行なわれていないかチェックする。異常が検出されない場合は、取引を継続して行なう。取引内容チェック部216で、不正と想定される操作が実施されている事を検出した場合は、I/F部213を介して監視センタ215に即座に接続が行なわれる。監視センタ215では自動取引装置207からの異常を確認し、自動取引装置207の顧客操作部202に監視センタ215の係員の画像をリアルタイムで表示させる。
【0021】
監視センタ215の操作者に対して会話又は問診を行ない操作者の状況に応じた改善を求める。
【0022】
次の実施例における動作について図7の動作フロー3を用いて説明する。
【0023】
取引を実施しようとする操作者は、自動取引装置207の前に立ち、顧客操作パネル1より取引の選択を行なう。自動取引装置207の操作時間検出部8では、接客センサ206により操作者が取引を開始する事を検知し、操作者が取引を終了するまでの時間を監視する。操作時間検出部8で取引時間の監視を行ない、規定時間(例えば、10分等)を超える事がないかチェックする。
【0024】
操作時間検出部8で、長時間操作が実施されている事を検出した場合は、I/F部213を介して監視センタ215に即座に接続が行なわれる。監視センタ215では自動取引装置207からの異常を確認し、自動取引装置207の顧客操作部202に監視センタ215の係員の画像をリアルタイムで表示させる。
【0025】
監視センタ215の操作者に対して会話又は問診を行ない操作者の状況に応じた改善を求めたり、操作のサポートを行なったりする。
【0026】
【発明の効果】
以上の発明により、自動取引装置での不正(偽造カード等による取引)の抑止を図る事が可能となる。また、操作に戸惑っている操作者への会話/問診も可能となり利便性の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置外観図を示す。
【図2】装置構成図を示す。
【図3】接続構成図を示す。
【図4】動作フロー1を示す。
【図5】動作フロー2を示す。
【図6】取引集計内容例を示す。
【図7】動作フロー3を示す。
【符号の説明】
1…顧客客操作パネル、2…カード出入口、3…明細票出口、4…紙幣入出金口、5…硬貨入出金口、6…カメラ窓、7…物体検出機構、8…操作時間検出部、9…筐体、201…主制御部、202…顧客操作部、203…ディスプレイパネル、204…タッチパネル、205…顧客画像取得カメラ、206…接客センサ、209…カード読取部、210…明細票印字機構、211…紙幣入出金機構、212…硬貨入出金機構、213…I/F部、214…上位装置、215…監視センタ、216…取引内容チェック部。
【発明の属する技術分野】
この発明は、操作者の顔画像等を取得するカメラを備えた自動取引装置の防犯システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術では、特開平8−287314号公報記載の自動交付機の監視システムがある。
【0003】
自動交付機の監視システムでは、搭載するカメラ部を手で覆ったりして不正に利用しようとした場合には、書類、現金を入手できないように装置での取引を中断させたり、警告音や警告画面を促がすものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、操作者の顔画像を取得するカメラを隠したりすると、装置の取り扱いを中断して警告を促がす。しかし、カメラを隠す行為は必ずしも行為的に実施されるとは限らず、カバン等を無意識に置いてしまう事やカメラが有る事を知らずに手や体の一部で塞いでしまう事もある。このような場合、操作者に不愉快な思いをさせてしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する為に、請求項1では操作者を撮像する顧客画像取得カメラに、接近センサもしくは光センサ等の物体検出手段を設け、カメラに写らないように手で隠したり、物で覆ったりする行為及びカバン等を置いてしまい無意識にカメラ撮影の妨げを行なった行為を検出する。物体検出手段により行為を検知した場合には、即座に監視センタと接続し、取引の中断もしくは一時停止を行なうと共に、自動取引装置の操作画面に監視センタの係員がリアルタイムに表示され、会話/問診により操作者の状況に応じた改善を求める事を特徴とする。
【0006】
請求項2では、一人の操作者が実施している取引内容の情報を集計及び解析を行なう取引内容チェック部を設け、一人の操作者が不正行為に想定される同一操作の繰り返し(何度も暗証番号入力を繰り返す、入金/出金処理を繰り返す、複数のカードを順番に使用する)を実施した場合、取引内容チェック部に登録されている規定情報(通常操作の頻度。例えば入金/出金処理は通常2回程度等)と比較し異常な操作が行われていないかチェックする。取引内容チェック手段により異常が検出した場合には、即座に監視センタと接続し、取引の中断もしくは一時停止を行なうと共に、自動取引装置の操作画面に監視センタの係員がリアルタイムに表示され、会話/問診により操作者の状況に応じた対応する事を特徴とする。
【0007】
請求項3では、接客センサの検知の開始と終了を取得し、長時間操作情報の取得を行なう操作時間検出部を設け、一人の操作者が長時間操作していないかチェックする。操作時間検出手段により異常が検出した場合には、即座に監視センタと接続し、取引の中断もしくは一時停止を行なうと共に、自動取引装置の操作画面に監視センタの係員がリアルタイムに表示され、会話/問診により操作者の状況に応じた対応する事を特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、自動取引装置207の外観を示す図である。
【0009】
顧客操作パネル1は、取引画面の表示および操作者による取引内容の入力を行なう部位である。カード出入口2は、操作者が取引において使用するキャッシュカード(磁気またはICカード)の挿入口かつ返却口である。明細票出口3は、操作者が行なった取引の結果等を印字した明細票の渡し口である。紙幣入出金口4は、操作者が紙幣を入出金する時の受入口かつ紙幣出金、お釣返却時の渡し口である。硬貨入出金口5は、操作者が硬貨を入金する時の受入口かつ硬貨出金、お釣返却時の渡し口である。カメラ窓6は、操作者の顔画像等を撮影する顧客画像取得カメラの覗き窓(ハーフミラー等)である。物体検出部7は、顧客画像取得カメラがカメラ窓を通して操作者の顔画像等を撮影する時にカメラ窓を手またはカバン等により塞がれていないかを検知するものである。操作時間検出部8は、操作者が長時間取引を実施していないかを検知するものである。
【0010】
筐体9は、前記1〜8を所定位置に配置し収納するものである。
【0011】
次に、上記自動取引装置207の構成について説明する。
【0012】
図2は、本発明の実施例である自動取引装置の構成を示す図である。
【0013】
主制御部201は、装置を構成する各ユニットを制御する部位である。顧客操作部202は、液晶等のディスプレイパネル203およびタッチパネル204で構成され、前記制御部201より指示される操作者への情報を表示するとともに、タッチパネル204から入力される操作者の取引情報を主制御部201に送る。顧客画像取得カメラ205は主制御部201の指示によりカメラ窓を介して前方の操作者の撮影を行ない、撮影した画像を主制御部201または監視センタ215に伝送するデバイスである。物体検出部7は、顧客画像取得カメラ205がカメラ窓6を通して操作者の顔画像等を撮影する時にカメラ窓6を手またはカバン等により塞がれていないかを検知するものである。操作時間検出部8は、主制御部201の指示により自動取引装置207の前に操作者が存在するか接客センサ206で検知を行ない、一人の操作者が長時間操作していないかチェックするものである。カード読取部209は、操作者のカードを吸入し、磁気ストライプ(又はICチップ)の情報およびエンボスの画像を取得する。明細票印字機構210は、操作者が行なった取引結果を印字し、操作者に渡す。紙幣入出金機構211は、操作者が入金した紙幣を計数し収納する。あるいは操作者が出金した紙幣またはお釣として返却する紙幣を収納庫より繰出し操作者に渡す。硬貨入出金機構212は、操作者が入金した硬貨を計数し収納する。あるいは操作者が出金した硬貨またはお釣として返却する硬貨を収納庫より繰出し操作者に渡す。I/F部213は、主制御部201と上位装置214または監視センタ215の両方とつながり、両者との通信を行なう部位である。監視センタ215は自動取引装置207の動作監視を行ない、異常時または任意の起動により自動取引装置207の制御を行なう。また、異常時もしくは任意起動による自動取引装置207との接続を行なう事で、自動取引装置207に監視センタ215の係員が表示され、自動取引装置207の操作者に対して問診等を直接リアルタイムに実施する。また、監視センタ215からの制御により自動取引装置207が設置されるブース内のカメラを任意に制御し画像の取得を行なう。取引内容チェック部216は、一人の操作者が不正行為に想定される同一操作の繰り返し(何度も暗証番号入力を繰り返す、入金/出金処理を繰り返す、複数のカードを順番に使用する)を実施した場合、取引内容チェック部に登録されている規定情報(通常操作の頻度。例えば入金/出金処理は通常2回程度等)と比較し異常な操作が行われていないかチェックする。
【0014】
次に図3の接続構成例について説明する。
【0015】
自動取引装置207は上位装置214と接続され、取引を行なう。自動取引装置207は顧客画像取得カメラ205がカメラ窓6を通して操作者の顔画像等を撮影する時にカメラ窓6を手またはカバン等により塞がれていないかを検知を行ない、異常を検出すると直ちに監視センタ215に接続を行なう。監視センタ215に接続されると、自動取引装置207に監視センタ215の係員がリアルタイム表示され、操作者と会話/問診を行なう。
【0016】
以下に、本発明の実施例における動作について図4の動作フロー1を用いて説明する。
【0017】
取引を実施しようとする操作者は、自動取引装置207の前に立ち、顧客操作パネル1より取引の選択を行なう。自動取引装置207は、接近センサまたは光センサ等の物体検出部7にて操作者が手もしくはカバン等で顧客画像取得カメラ205の撮影を妨げていないか検出する。検出されない場合は、取引を継続して行ない、取引中においても物体検出部7でチェックを行なう。物体検出部7で、顧客画像取得カメラ205の撮影の妨げを検出した場合は、I/F部213を介して監視センタ215に即座に接続が行なわれる。監視センタ215では自動取引装置207からの異常を確認し、自動取引装置207の顧客操作部202に監視センタ215の係員の画像をリアルタイムで表示させる。
【0018】
監視センタ215の係員は、操作者に対して会話又は問診を行ない操作者の状況に応じた改善を求める。
【0019】
更に、上記の手段で操作者との会話又は問診中は、操作者の画像を監視センタ215で取得し、画像の保存を行なう。また、会話又は問診中でも自動取引装置207のカメラ撮影の妨げが改善されない場合は、店舗内に他のカメラを代用し画像取得を行ない、操作者の画像を取得する。
【0020】
次の実施例における動作について図5の動作フロー2、図6の取引内容例を用いて説明する。取引を実施しようとする操作者は、自動取引装置207の前に立ち、顧客操作パネル1より取引の選択を行なう。自動取引装置207の取引内容チェック部216では、操作者が実施している取引内容の情報を集計し一人の操作者が不正行為に想定される同一操作の繰り返し(何度も暗証番号入力を繰り返す、入金/出金を繰り返す、複数のカードを順番に使用する等)を行なうと、取引集計内容として蓄積され、予め登録されている規定情報(通常の操作頻度。例えば入金/出金処理は通常2回程度等)と比較し、異常な操作が行なわれていないかチェックする。異常が検出されない場合は、取引を継続して行なう。取引内容チェック部216で、不正と想定される操作が実施されている事を検出した場合は、I/F部213を介して監視センタ215に即座に接続が行なわれる。監視センタ215では自動取引装置207からの異常を確認し、自動取引装置207の顧客操作部202に監視センタ215の係員の画像をリアルタイムで表示させる。
【0021】
監視センタ215の操作者に対して会話又は問診を行ない操作者の状況に応じた改善を求める。
【0022】
次の実施例における動作について図7の動作フロー3を用いて説明する。
【0023】
取引を実施しようとする操作者は、自動取引装置207の前に立ち、顧客操作パネル1より取引の選択を行なう。自動取引装置207の操作時間検出部8では、接客センサ206により操作者が取引を開始する事を検知し、操作者が取引を終了するまでの時間を監視する。操作時間検出部8で取引時間の監視を行ない、規定時間(例えば、10分等)を超える事がないかチェックする。
【0024】
操作時間検出部8で、長時間操作が実施されている事を検出した場合は、I/F部213を介して監視センタ215に即座に接続が行なわれる。監視センタ215では自動取引装置207からの異常を確認し、自動取引装置207の顧客操作部202に監視センタ215の係員の画像をリアルタイムで表示させる。
【0025】
監視センタ215の操作者に対して会話又は問診を行ない操作者の状況に応じた改善を求めたり、操作のサポートを行なったりする。
【0026】
【発明の効果】
以上の発明により、自動取引装置での不正(偽造カード等による取引)の抑止を図る事が可能となる。また、操作に戸惑っている操作者への会話/問診も可能となり利便性の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置外観図を示す。
【図2】装置構成図を示す。
【図3】接続構成図を示す。
【図4】動作フロー1を示す。
【図5】動作フロー2を示す。
【図6】取引集計内容例を示す。
【図7】動作フロー3を示す。
【符号の説明】
1…顧客客操作パネル、2…カード出入口、3…明細票出口、4…紙幣入出金口、5…硬貨入出金口、6…カメラ窓、7…物体検出機構、8…操作時間検出部、9…筐体、201…主制御部、202…顧客操作部、203…ディスプレイパネル、204…タッチパネル、205…顧客画像取得カメラ、206…接客センサ、209…カード読取部、210…明細票印字機構、211…紙幣入出金機構、212…硬貨入出金機構、213…I/F部、214…上位装置、215…監視センタ、216…取引内容チェック部。
Claims (3)
- 操作者を撮像する顧客画像取得カメラに、接近センサもしくは光センサ等の物体検出手段を設け、カメラに写らないように手で隠したり、物で覆ったりする行為及びカバン等を置いてしまい無意識にカメラ撮影の妨げを行なった行為を検出する、物体検出手段により行為を検知した場合には、監視センタと接続し、取引の中断もしくは一時停止を行なうと共に、自動取引装置の操作画面に監視センタの係員がリアルタイムに表示され、会話/問診により操作者の状況に応じた改善を求める事を特徴とする自動取引装置。
- 請求項1に記載する自動取引装置において、一人の操作者が実施している取引内容の情報を集計及び解析を行なう取引内容チェック部を設け、一人の操作者が何度も暗証番号入力を繰り返す、入金/出金処理を繰り返す、複数のカードを順番に使用する不正行為に想定される同一操作の繰り返しを実施した場合、取引内容チェック部に登録されている規定情報(通常操作の頻度。例えば入金/出金処理は通常2回程度等)と比較し異常な操作が行われていないかチェックする事を特徴とする自動取引装置。
- 請求項1及び2に記載する自動取引装置において、接客センサの検知の開始と終了を取得し、長時間操作情報の取得を行なう操作時間検出部を設け、一人の操作者が長時間操作していないかチェックする事を特徴とする自動取引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002222336A JP2004062704A (ja) | 2002-07-31 | 2002-07-31 | 自動取引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002222336A JP2004062704A (ja) | 2002-07-31 | 2002-07-31 | 自動取引装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004062704A true JP2004062704A (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=31942379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002222336A Pending JP2004062704A (ja) | 2002-07-31 | 2002-07-31 | 自動取引装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004062704A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006079382A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-03-23 | Hitachi Omron Terminal Solutions Corp | 情報処理装置、不正者検出方法および現金自動預け払い装置 |
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