JP2015219604A - 自動取引装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】媒体を取り忘れた顧客が戻ってきたときでも顧客の同一性を確認しながら、取り忘れ媒体の受け取りを可能とすることができ、次の顧客による取引処理を円滑に行ないながら、媒体の持ち去りを防止することができるようにする。
【解決手段】本発明の自動取引装置は、撮像手段により取引者を撮像した第1の撮像データを記憶する記憶手段と、媒体を排出してから所定の受取待機時間経過後の所定時間内に、撮像手段により撮像された第2の撮像データと、記憶手段に記憶される第1の撮像データとを比較して取引者の同一性を判断し、その判断結果に応じて、排出している媒体の受け取り許可を制御する判別待機制御手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の自動取引装置は、撮像手段により取引者を撮像した第1の撮像データを記憶する記憶手段と、媒体を排出してから所定の受取待機時間経過後の所定時間内に、撮像手段により撮像された第2の撮像データと、記憶手段に記憶される第1の撮像データとを比較して取引者の同一性を判断し、その判断結果に応じて、排出している媒体の受け取り許可を制御する判別待機制御手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動取引装置に関し、例えば、金融機関等に設置されている自動取引装置に適用し得るものである。
例えば、金融機関やコンビニエンスストアや駅や空港等にはATM(Automatic Teller Machine)等の自動取引装置が設定されている。
従来、自動取引装置において排出された媒体を顧客が取り忘れた場合、自動取引装置は、その媒体が受け取られるまで待機状態とし、所定時間経過後に媒体を取り込むものとしている(特許文献1及び2参照)。
このとき、受取待機時間は、自動取引装置の管理側の設定により異なるが、待機時間が短い場合、顧客が取り忘れに気付いた際には媒体が自動取引装置内に取り込まれてしまい、顧客が媒体を受け取ることができない。一方、受取待機時間が長い場合、他の顧客や不特定の人が媒体を受け取り持ち去ってしまう危険性が生じ得る。また、受取待機時間が長い場合、排出されている媒体を自動取引装置内に取り込まれるまで、次の顧客が取引を行えないという問題も生じ得る。
これらの問題を解決するため、特許文献1及び特許文献2には、センサによる顧客の検知データに基づいて、排出した媒体の受け取り待機時間を短縮したり又は延長したりするものが開示されている。
しかしながら、上述した従来技術を用いて、例えば受取待機時間を延長した場合でも、媒体の取り忘れに気付いた顧客が自動取引装置に戻ってきたときに、その顧客が取り忘れた者であるか否かを確認することができないという問題が生じ得る。
また、媒体を取り忘れた顧客の次の顧客が円滑に取引を行なうことが望まれるところ、その反面、媒体の持ち去りを防止することも強く望まれている。
そのため、媒体を取り忘れた顧客が戻ってきたときでも顧客の同一性を確認しながら、取り忘れ媒体の受け取りを可能とすることができ、次の顧客による取引処理を円滑に行ないながら、媒体の持ち去りを防止することができる自動取引装置が求められている。
かかる課題を解決するために、本発明の自動取引装置は、(1)撮像手段により取引者を撮像した第1の撮像データを記憶する記憶手段と、(2)媒体を排出してから所定の受取待機時間経過後の所定時間内に、撮像手段により撮像された第2の撮像データと、記憶手段に記憶される第1の撮像データとを比較して取引者の同一性を判断し、その判断結果に応じて、排出している媒体の受け取り許可を制御する判別待機制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、媒体を取り忘れた顧客が戻ってきたときでも顧客の同一性を確認しながら、取り忘れ媒体の受け取りを可能とすることができ、次の顧客による取引処理を円滑に行ないながら、媒体の持ち去りを防止することができる。
(A)第1の実施形態
以下では、本発明の自動取引装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
以下では、本発明の自動取引装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第1の実施形態では、例えば金融機関等に設置されているATMに本発明を適用する場合を例示する。しかし、本発明は、自動取引装置に限定されるものではない。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態に係るATM1の外観構成を示す外観斜視図である。図1において、第1の実施形態に係るATM1は、操作表示部11、紙幣入出金口12、硬貨入出金口13、通帳入出口14、カード入出口15、レシート排出口16、スピーカー17、センサ18、撮像カメラ19、発光部20を有する。
図1は、第1の実施形態に係るATM1の外観構成を示す外観斜視図である。図1において、第1の実施形態に係るATM1は、操作表示部11、紙幣入出金口12、硬貨入出金口13、通帳入出口14、カード入出口15、レシート排出口16、スピーカー17、センサ18、撮像カメラ19、発光部20を有する。
操作表示部11は、取引を行なう顧客が操作したり、また取引に係る情報を表示したりするものである。操作表示部11は、例えば、取引種類の選択メニュー画面、各取引種類の操作画面、取引内容の確認画面等を表示したり、顧客が入力した入力情報を取り込んだりするものである。操作表示部12は、例えば、タッチパネル方式の操作表示部を適用することができる。なお、操作表示部12は、操作部と表示部とが一体となったタッチパネル方式のものに限らず、操作部と表示部とがそれぞれ物理的に別の構成のものであってもよい。
紙幣入出金口12は、顧客が紙幣を挿入したり又は紙幣を排出したりするものである。紙幣入出金口12は、例えば、開閉体(例えばシャッター)と、紙幣を収納する収納部(バケット)とを有しており、紙幣投入の際又は紙幣排出の際に、シャッタが開き、紙幣の投入又は排出できるものを用いることができる。第1の実施形態では、紙幣入出金口12が前記のようなバケットタイプである場合を例示する。
硬貨入出口13は、顧客が硬貨を投入したり又は硬貨を排出したりするものである。硬貨入出口13も、紙幣入出金口12と同様に、バケットタイプを適用できる。
通帳入出口14は、顧客が通帳を挿入したり又は通帳を排出したりするものである。
カード入出口15は、顧客がキャッシュカードを挿入したり又はキャッシュカードを排出したりするものである。
レシート排出口16は、取引終了後、取引に係る情報を印字した明細票を排出するものである。
スピーカー17は、音声ガイダンスや音声アナウンス等を出力するものである。
センサ18は、ATM1を利用する顧客を検知するものである。センサ18は、例えば、赤外線、可視光、超音波等を用いた人感センサを適用することができる。なお、図1では、2個のセンサ18を備える場合を例示したが、センサ18の個数は特に限定されるものではない。
撮像カメラ部19は、ATM1を利用する顧客を撮像するものであり、撮像データを後述する制御部21(図2参照)に与えるものである。撮像カメラ部19は、常時起動しているものであっても良いし、又は例えばセンサ18により人物が検知されたときに起動するものであっても良い。撮像カメラ部19は、ATM1の利用者を監視する監視カメラとしても良いし、また媒体を取り忘れた顧客を確認するために別途設けられたものであっても良い。例えば、撮像カメラ部19として監視カメラを利用する場合、ATM1に搭載されている監視カメラであっても良いし、ATM1付近に設置されている監視カメラであっても良い。
また、図1では、1台の撮像カメラ部19を設ける場合を例示しているが、複数台の撮像カメラ19を設けるようにしても良い。撮像カメラ部19は、顧客の特徴を撮像することができるものであれば良く、例えば、顧客の顔(正面から撮像した顔、左右から撮像する顔、上下から撮像する顔を含む)、顧客の全体像や上半身を撮像するものである。この実施形態では、撮像カメラ部19が顧客の顔を正面から撮像するために、ATM1の上部に撮像カメラ部19を設けた場合を例示する。なお、撮像カメラ部19は、顧客正面の顔を撮像する者の他に、例えば、紙幣入出金口12付近に撮像カメラ部19を設けて、顧客による紙幣の投入又は受け取りの状態を撮像できるものを追加的に設けても良い。
発光部20は、媒体の取り忘れや、媒体の投入(挿入)又は排出等の誘導を、顧客に視覚的に認識できるようにするために、例えば点滅や点灯するものである。発光部20は、例えば、LED等を用いることができる。発光部20は、例えば、紙幣入出金口12や硬貨入出金口13、通帳入出口14、カード入出口15の付近に設けられたり、例えば、紙幣入出金口12や硬貨入出金口13のシャッタが開口したときのバケット内に設けられたりしても良い。
図2は、第1の実施形態に係るATM1の内部構成の概略を筐体側面から透視して示した内部構成図である。図2において、図1で示した構成要素と同一又は対応するものには、同一の符号を付して示している。
図2において、第1の実施形態のATM1は、制御部21、記憶部22、通信部23を有する。
制御部21は、ATM1の機能を司るものである。制御部21は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、入出力インタフェース等を有する装置であり、例えば、CPUが、ROMに格納される処理プログラムを実行することにより、ATM1の機能を実現する。
制御部21は、例えばバスを通じて、図1で説明した、操作表示部11、紙幣入出金部12、カード入出口15、撮像カメラ部19等と接続しており、ATM1が備える各構成要素の動作を制御するものである。
記憶部22は、撮像カメラ19の撮像データを記憶する外部記憶装置である。記憶部22は、必要に応じて、制御部21により撮像データが読み出される。
通信部23は、通信回線との間で情報の授受を行なうものであり、例えば、金融ホストサーバや監視端末などと通信するものである。
図3は、第1の実施形態に係るATM1の制御系の構成を示す構成図である。図3において、第1の実施形態に係るATM1は、制御部21、記憶部22、通信部23、操作表示制御部24、通帳駆動機構部25、カード駆動機構部26、紙幣駆動機構部27、硬貨駆動機構部28、撮像カメラ部19、センサ18を有する。
制御部21は、上述したように、ATM1の機能を司るものである。図3に示すように、制御部21は、その機能部として、取引処理部211、撮像制御部212、受取待機制御部213、判別待機制御部214を有する。
取引処理部211は、ATM1における入金取引や出金取引を行なうものである。出金取引は、顧客に対して現金を支払う取引であり、例えば、引き出し取引等がある。入金取引は、顧客から受け取った現金を入金する取引であり、例えば、預け入れ取引や振り込み取引等がある。取引処理部211は、操作表示部11を介して、顧客が希望する取引種別の入力情報を受け取ると、その取引種別に応じた手順で取引処理を実行し、通信部23を介して金融機関ホストサーバとの間で取引情報を授受して取引を完了させる。また、取引処理部211は、完了した各種取引に関する取引情報を記憶部22に記憶するものである。
撮像制御部212は、撮像カメラ部19の動作を制御するものである。撮像制御部212は、センサ18からのセンサ情報に基づいて、撮像カメラ部19の動作を制御するものである。例えば、撮像制御部212は、センサ18からの人物検知を示すセンサ情報を取得すると、撮像カメラ部19を起動したり、センサ18により人物検知の後、センサ18から人物非検知を示すセンサ情報を取得すると、起動していた撮像カメラ部19の動作を停止したりするものである。
また、撮像制御部212は、後述する受取待機制御部213又は判別待機制御214からの情報に基づいて、起動している撮像カメラ部19の動作を制御する。
さらに、撮像制御部212は、撮像カメラ部19が撮像した撮像データを、記憶部22に記憶するものである。
受取待機制御部213は、取引の際に、媒体が排出されてから受取待機時間を計時して、所定の受取待機時間後に、排出されている媒体の受け取りを顧客に誘導する処理を制御するものである。この実施形態では、受取待機制御部213が音声ガイダンスによる誘導を顧客にする場合を例示するが、音声ガイダンスに限定されるものではなく、音声ガイダンスに加えて又は音声ガイダンスに代えて、ブザー音の出力や発光部20の点灯や点滅などを行なうようにしても良い。
受取待機制御部213は、図3に示すように、受取待機時間管理部31、音声ガイダンス制御部32を有する。
受取待機時間管理部31は、媒体排出後、所定の受取待機時間の計時を開始して、受取待機時間を管理するものである。この受取待機時間は、ATM1の管理者側により設定することができ、例えば、3秒、5秒、10秒等のように設定したり、設定時間を変更したりすることができる。
音声ガイダンス制御部32は、排出している媒体を顧客に気付かせる顧客誘導手段の一例であり、媒体排出後、音声ガイダンスを出力し、受取待機時間経過後に、音声ガイダンスの出力を停止するものである。音声ガイダンス制御部32は、受取待機時間管理部31による受取待機時間の計時開始後、音声ガイダンスの出力を開始する。そして、音声ガイダンス制御部32は、排出している媒体が受け取られたか否かを判断し、受取待機時間の経過前に、媒体が受け取られたことを確認すると、撮像制御部212に対してその旨を通知するものである。
判別待機制御部214は、受取待機時間経過後に、排出している媒体が受け取られていない場合に、所定の判別待機時間の計時を開始し、判別待機時間内に、人物が検出されると、その人物の撮像データと、記憶部22に記憶されている顧客の撮像データとを比較して、顧客の同一性を判断し、その判断結果に応じて、排出している媒体の受け取り許可を制御するものである。判別待機制御部214は、判別待機時間の経過後、排出している媒体をATM1の装置内部に、排出している媒体を取り込むものである。
判別待機制御部214は、判別待機時間管理部33、同一性判別部34を有する。
判別待機時間管理部33は、受取待機時間経過後に、所定の判別待機時間の計時を開始して、受取待機時間を管理するものである。
ここで、判別待機時間とは、受取待機時間の経過後、排出している媒体の受け取りを監視する時間であり、媒体の受け取りがなされたときに、その受け取った者が、媒体の受け取りを忘れた者(顧客)であるか否かを判別する時間をいう。また、判別待機時間は、受取待機期間よりも長く設定することが望ましい。なぜなら、受取待機時間は、取引終了後に、ATM1の前に立っている顧客に対して、排出している媒体の受け取りを誘導するものである。これに対して、判別待機期間は、例えば、顧客がATM1を一旦離れた後に、媒体の取り忘れに気づいて、ATM1に戻ってきた顧客による媒体の受け取りを許可するものである。このような観点から、判別待機時間は、受取待機時間よりも長く設定することが望まれる。
同一性判別部34は、判別待機時間内で、媒体の受け取りがなされたときに、撮像カメラ部19が撮像した取引を行なった顧客の撮像データと、排出している媒体を受け取った者の撮像データとに基づいて、顧客の同一性を確認するものである。同一性判別部34は、記憶部22に記憶されている直前の取引の際に撮像カメラ部19の撮像データと、撮像カメラ部19が撮像した、媒体を受け取った者の撮像データとを比較して撮像データが一致するか否かを判断することで、顧客の同一性を判断する。なお、撮像データの一致判断方法は、既存の撮像データのマッチング技術を広く適用することができ、例えば、画像における1又は複数の特徴点のマッチング方法(例えば、人物の目の位置、鼻の位置、口の位置に基づくマッチング方法や、衣類等の色や洋服や眼鏡の着用等の特徴に基づくマッチング方法等)を用いるようにしても良い。
記憶部22は、制御部21の制御の下、撮像カメラ部19が撮像した撮像データを記憶するものである。
操作表示制御部24は、制御部21の制御の下、操作表示部11に表示させる表示画面の表示動作や入力動作等を制御するものである。つまり、操作表示制御部24は、制御部21からの画面情報に基づいて、操作表示部11に画面表示させたり、又操作表示部11から入力された情報を制御部21に与えたりするものである。
通帳機構制御部25は、制御部21の制御の下、通帳入出口14から通帳を取り込んだり又は排出したりするものである。また、通帳機構制御部25は、通帳入出口14から挿入された通帳の格納部(例えば、磁気データ格納部やICチップ等)に格納されている通帳情報(例えば、磁気ストライプデータ)を読み取り、その通帳情報を制御部21に与えるものである。
カード機構制御部26は、制御部21の制御の下、カード入出口15からキャッシュカードを取り込んだり又は排出したりするものである。また、カード機構制御部26は、カード入出口15から挿入されたキャッシュカードの格納部(例えば、磁気格納部やICチップ等)に格納されているカード情報を読み取り、そのカード情報を制御部21に与える。
紙幣駆動機構部27は、制御部21の制御の下、紙幣入出金口12のシャッタや、紙幣の挿入又は排出を行なう紙幣挿入排出機構や、紙幣を搬送する搬送機構等を制御するものである。
硬貨駆動機構部28は、制御部21の制御の下、硬貨入出金口13のシャッタや、硬貨の投入又は排出を行なう硬貨投入排出機構や、硬貨を搬送する搬送機構等を制御するものである。
レシート印刷部29は、制御部21の制御の下、取引情報を媒体(明細票)に印字して、レシート排出口16にレシートを排出するものである。
撮像カメラ部19、センサ18及び通信部23は、図1及び図2で説明した構成要素であるため、ここでの詳細な説明を省略する。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態に係るATM1における受取待機処理及び判別待機処理を、図面を参照しながら詳細に説明する。
次に、第1の実施形態に係るATM1における受取待機処理及び判別待機処理を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図4及び図5は、第1の実施形態に係るATM1における受取待機処理及び判別待機処理を示すフローチャートである。
なお、ここでは、顧客が受け取りを忘れた媒体が紙幣である場合を例示して説明する。しかし、顧客が受け取りを忘れた媒体は、紙幣に限定されるものではなく、例えば、硬貨、カード、通帳等としても良い。
図4において、例えば金融機関等に設置されているATM1において、取引を行なうために、顧客がATM1に近づいてくると(S101)、センサ18が人物検知を行ない、センサ18の検知情報が制御部21に通知される。制御部21では、撮像制御部212が撮像カメラ部19に対して撮像開始を指示すると共に(S102)、取引処理部211が操作表示部11を通じて取引操作の入力を開始する(S103)。
センサ18は、例えば、ATM1への顧客の接近を検知することができ、例えば、ATM1の手間から数メートルの範囲を検知範囲とする。検知範囲に顧客が侵入してくると、センサ18が検知するため、撮像カメラ部19はATM1に接近する顧客を撮像開始することができる。
撮像カメラ部19が撮像した撮像データ(この撮像データを第1の撮像データとも呼ぶ。)は、撮像制御部212の制御により、記憶部22に記憶される。撮像カメラ部19は、動画像を撮像するものであっても良いし、所定時間毎に撮像した静止画像を撮像するものであっても良い。
ATM1の前に立った顧客は操作表示部11を操作し、顧客が希望する取引種別を選択して取引を開始する。取引の種類によるが、顧客は、通帳やカードの挿入や、取引情報の入力等を行なう。具体的には、出金取引を行なう場合、顧客は操作表示部11で出金取引を選択し、カード入出口15にカードを挿入したり、通帳を通帳入出口14に挿入したりする。また、顧客は暗証番号の入力は出金金額の入力を行なう。これを受けて、制御部21は、出金金額の紙幣を紙幣入出金口12まで搬送し、紙幣入出金口12のシャッタを開閉して、紙幣を排出する(S104)。なお、このとき、挿入されたカードや通帳やレシートも排出する。
制御部21では、受取待機制御部213が、媒体排出後、受取待機時間の計時を開始する(S105)。
このとき、顧客に返却された媒体を全て受け取ることで取引が完了する。顧客により排出している媒体が受け取られるまでの間、ATM1は、以下に例示する、取り忘れ処理を行う。
取り忘れ処理は、受取待機と判別待機の2つの動作パターンが存在する。受取待機時間と判別待機時間のそれぞれは予め設定することができる。受取待機時間の目安は、従来のATM1において媒体の受け取り待ち状態で待機している時間と同じ長さ又は短い長さとする。一方、判別待機時間は受取待機時間より長く設定しておく。
S105において、受取待機時間の計時開始後、受取待機制御部213の受取待機時間管理部31は、受取待機時間が経過するまで又は媒体の受け取りがなされるまで、受取待機時間の計測を行う。このとき、カウントした時間はATM1内部で使用するデータであり、顧客に対しては表示されない。
受取待機時間の計時が開始すると、受取待機制御部213の音声ガイダンス制御部32が、媒体の受け取りを顧客に促すために、所定の音声ガイダンスをスピーカー17から出力するようにする(S106)。なお、受取待機制御部213は、上述したように、媒体の受け取りを顧客に促すために、ブザー音の出力や、排出される媒体の入出口付近の発光部20を点滅又は点灯するようにしても良い。
顧客が媒体の全部を受け取った場合(S107)、処理はS119に移行する。一方、顧客が排出された紙幣の全部又は一部を取り忘れ、若しくは、紙幣以外の媒体の受け取りを忘れた場合(S107)であって、受取待機時間が経過したとき(S108)、受取待機時間制御部213は、センサ18からの検知情報に基づいて、ATM1の前に人がいるか否かを判断する(S109)。
このとき、全ての媒体の受け取りがなされておらず、受取待機時間が経過している場合でも、センサ18が人物検知をしているときには、媒体の受け取りを忘れた顧客がATM1の前にいる可能性もあるため、S107に戻り、音声ガイダンスの出力を続ける。
一方、全ての媒体の受け取りがなされておらず、受取待機時間が経過している場合でも、センサ18が人物非検知のときには、S112に移行し、音声ガイダンス制御部32は、音声ガイダンスの出力を終了する(S112)。
このとき、制御部21は、受取待機の動作モードから判別待機の動作モードに移行する。すなわち、制御部21の判別待機制御部214では、判別待機時間管理部33が判別待機時間の計時を開始する。
判別待機制御部214は、判別待機時間の計時開始と共に、取引を行なった顧客の撮像データが記憶部22に保存されたか否かを判断する(S113)。そして、撮像データが記憶部22に保存されているとき、制御部21は判別待機の動作モードに移行する(S113)。ここで、S113における撮像データが記憶部22に保存されているか否かは、撮像カメラ19によりATM1の前に立った顧客の撮像データが記憶部22に保存されていない場合と、顧客の撮像データは記憶部22に保存されているが、顧客を判別できる程度までのクリアな撮像データが撮像できていない場合とを含む。この場合、撮像データを用いた判別ができないため、制御部21は、受け取りを忘れた媒体(ここでは紙幣)をATM1の内部に取り込む(S118)。
ここで、判別待機の動作モードの場合、制御部21の判別待機制御部214は、受け取りを忘れた媒体の排出状態を維持するようにする。なお、判別待機の動作モードのときにも、撮像カメラ部19は撮像している。
例えば、紙幣の全部又は一部の受け取りを顧客が忘れた場合、判別待機制御部214は、従来のように受け取りを忘れた紙幣をATM1の内部に取り込むのではなく、受け取りを忘れた紙幣を紙幣入出金口12から排出した状態を維持するようにする。これにより、受け取りを忘れた顧客がATM1に戻ってきたときに、媒体の受け取りを許可することができるようにする。
紙幣の排出状態を維持するとき、別の顧客により持ち去られる可能性も考えられる。そこで、セキュリティ保持の観点から、紙幣の持ち去りを防止するために、例えば、後述する同一性の判定がなされるまで、紙幣駆動機構部27が排出ローラの回転を固定(すなわちクランプ)し、紙幣が取り出せないようにしても良い。また例えば、紙幣駆動機構部27が、紙幣入出金口12のシャッタを全開するのではなく、シャッタを半分だけ開く半開するようにしたりしてもよい。
同様に通帳やキャッシュカードの持ち去りを防止するために、例えば後述する同一性の判定がなされるまで、通帳駆動機構部25およびカード駆動機構部26が排出ローラの回転を固定(すなわちクランプ)し、通帳やカードが取り出せないようにしても良い。また例えば、通帳駆動機構部25およびカード駆動機構部26が、通帳やカードを本来の返却位置よりも装置内に引き込んだ状態で待機してもよい。
判別待機制御部214は、センサ18からの人物検知の検知情報の有無を監視し、センサ18から人物検知の検知情報が通知されず、判別待機時間を経過したときには、S118に移行し、判別待機制御部214は、排出している媒体をATM1の内部に取り込む(S118)。
一方、判別待機時間が経過する前に、センサ18が人物検知の検知情報を制御部21に通知したときには、判別待機制御部214は、同一性判別部34が、記憶部22に記憶される、直前の取引を行なった顧客の撮像データ(第1の撮像データ)と、今回撮像カメラ部19が撮像した顧客の撮像データ(この撮像データを第2の撮像データとも呼ぶ。)とを比較して一致するか否かを判断する(S116)。
これにより、例えば、人物がATM1の数メートル程度まで近づいてきた場合は、記憶部9に保存されている利用者を判別するための情報と、近づいてきた人の映像の照合を行うことができる。
撮像カメラ部19は、ATM1に搭載されているものであっても良いし、ATM1の内部又はATM1の付近に設けられている防犯カメラや監視カメラを兼ねていても良い。
ここで、撮影した撮像データ(画像)は、制御部21に与えられ、今回の撮像データに写っている者が、直前の取引を行なった顧客であるかを判別する。具体的には、直前の取引を行なった顧客の撮像データ(画像)と、今回の撮像データ(画像)とを比較し、例えば、髪形、髪の色、衣服の色、輪郭、目・鼻・口・眉などの位置や形状等が一致するか否かを判断する。
また、記憶部22に記憶する撮像データは、例えば撮像カメラ部19が撮像した画像データ又は動画像データの全部である必要はなく、顧客の同一性を判断するために必要なデータのみであっても良い。
そして、S116で今回の撮像データ(画像)に写っている者が前回の取引を行なった顧客と同一であると判断し、その顧客が受け取りを忘れた媒体を受け取ったときには(S117)、媒体の受け取りを許可する。例えば、紙幣駆動機構部27の排出ローラのクランプを解除したり、また例えば半開きのシャッタを全開にしたりする。例えば通帳駆動機構部25およびカード駆動機構部26の排出ローラの回転のクランプを解除したり、また例えば通帳およびカードを顧客が受け取りやすい位置まで移動させる。媒体が受け取られると、撮像制御部212は、撮像カメラ部19の撮像を終了し(S119)、記憶部120の記憶容量の軽減のために撮影データを消去する(S120)。これにより、例えば、一旦店舗の外に出た顧客が戻ってきた場合はそのまま媒体を返却し、媒体を利用者が受け取った時点で取引処理を終了する。
一方、S116で今回の撮像データ(画像)に写っている者が前回の取引を行なった顧客と同一であると判断できない場合は、S118に移行して、紙幣駆動機構部27は、排出している媒体をATM1の内部に取り込む(S118)。
すなわち、顧客が同一であると判断できない場合は、媒体の持ち去りを防止するために、排出状態を維持していた媒体をすぐにATM1内部に取り込む。これにより、ATM1に近づいてきた人が他者であった場合は、取り忘れた媒体をATM1内に引き込んで取引を終了し、そのまま、次の取引を開始できる状態で待機する。
ここで、顧客が、例えばサングラスやマスクを着用しているときや、また喩は、複数人で操作している等のときには、顧客の同一性の判断が難しいと判断するときには、受取待機が終了した時点で媒体を装置内に引き込んで取引を終了するようにしても良い。
なお、図4及び図5では、判別待機の動作モードに移行する際に、音声ガイダンスを終了する場合を例示したが、音声ガイダンスを終了せず出力を継続するようにしても良い。また、判別待機の動作モードにおいても、発光部20が、受け取り忘れを顧客に促すために、発光部20の点滅や点灯を継続するようにしても良い。
また、判別待機の動作モードの際に、図5のS115でセンサ19が人物検知を行なうものとしたが、センサ19による検知処理だけでなく、例えば、ATM1に搭載されている又はATM1付近に設けられているカメラ部による人物検知を行なうようにしても良い。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、媒体を取り忘れた顧客が戻ってきたときでも、媒体をATM1内に取り込むまでの時間を長くすることができるため、例えば一旦店舗の外に出てから戻ってきた場合でも媒体を受け取ることができる。
以上のように、第1の実施形態によれば、媒体を取り忘れた顧客が戻ってきたときでも、媒体をATM1内に取り込むまでの時間を長くすることができるため、例えば一旦店舗の外に出てから戻ってきた場合でも媒体を受け取ることができる。
また、第1の実施形態によれば、次の顧客が来た場合には取り忘れた媒体をATM内にすぐさまに取り込み、速やかに次の取引に移すことができるため、他の顧客を待たせる必要が無い。
さらに、第1の実施形態によれば、顧客が判別できなかった場合も受取待機時間を設けることで従来の自動取引装置と同じ時間待機させることができるため、顧客は従来の装置と同様の感覚で取引を行うことができ、違和感を与えないようにすることができる。
また、第1の実施形態によれば、設置されたATMの中だけで完了できるため、新たにサーバやシステムを導入する必要が無い。また専用のオペレータを配置する必要も無い。
(B)第2の実施形態
次に、本発明の自動取引装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
次に、本発明の自動取引装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第2の実施形態も、第1の実施形態と同様に、例えば金融機関等に設置されているATMに本発明を適用する場合を例示する。
(B−1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態に係るATMをATM1Aと表記して説明する。第2の実施形態のATM1Aも、第1の実施形態に係る図1及び図2で説明した構成要素を有するものであるため、第2の実施形態においても図1及び図2を用いて説明する。
第2の実施形態に係るATMをATM1Aと表記して説明する。第2の実施形態のATM1Aも、第1の実施形態に係る図1及び図2で説明した構成要素を有するものであるため、第2の実施形態においても図1及び図2を用いて説明する。
図6は、第2の実施形態に係るATM1Aの制御系の構成を示す構成図である。
図6において、第2の実施形態に係るATM1Aは、制御部21A、記憶部22A、通信部23、操作表示制御部24、通帳駆動機構部25、カード駆動機構部26、紙幣駆動機構部27、硬貨駆動機構部28、撮像カメラ部19、センサ18を有する。
図6において、通信部23、操作表示制御部24、通帳駆動機構部25、カード駆動機構部26、紙幣駆動機構部27、硬貨駆動機構部28、撮像カメラ部19、センサ18は、第1の実施形態と同一又は対応するものであり、図3と同一の番号を付している。
図6に示すように、制御部21Aは、その機能部として、取引処理部211、撮像制御部212、受取待機制御部213、判別待機制御部214Aを有する。第2の実施形態では、判別待機制御部214Aの構成が第1の実施形態と異なる。
判別帯域制御部214Aは、判別待機時間管理部33、同一性判別部34、保守員データ判別部35を有する。
判別待機時間管理部33、同一性判別部34は、第1の実施形態と同様であるため、ここでの詳細な説明を省略する。
保守員データ判別部35は、記憶部22Aに記憶される保守員データを参照して、判別待機の動作モードのときに撮像した撮像データが保守員であるか否かを判別するものである。
ここで、保守員データは、受け取り忘れが生じた媒体を、その忘れた顧客以外でも受け取ることができる権限を有するものを特定する情報データである。ここで、保守員データの保守員は、保守員に限定されるものではなく、監視員や金融機関等の店員やコンビニエンスストアの店員等を含む。例えば、保守員データは、ATM1の保守員や監視員の顔を予め撮像した撮像データ(画像)や、保守員や監視員を特定する特定情報(例えば、ワッペンや腕章や認証カード等の画像)を含む撮像データ等とすることができる。
記憶部22Aには、予め1又は複数の保守員データ(このデータを第3の撮像データとも呼ぶ。)が記憶されている。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、第2の実施形態に係るATM1Aにおける受取待機処理及び判別待機処理を、図面を参照しながら詳細に説明する。
次に、第2の実施形態に係るATM1Aにおける受取待機処理及び判別待機処理を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図7及び図8は、第2の実施形態に係るATM1Aにおける受取待機処理及び判別待機処理を示すフローチャートである。図7及び図8において、図4及び図5と同一又は対応する処理には、同一符号を付している。
なお、ここでは、顧客が受け取りを忘れた媒体が紙幣である場合を例示して説明する。
図7及び図8において、S101〜S116の処理は、第1の実施形態の図4及び図5の処理と同一又は対応する処理であるため、ここでの詳細な説明を省略する。
S116において、ATM1Aの前に立った者の撮像データが、直前の取引を行なった顧客の撮像データと一致しない場合、判別待機制御部214Aの保守員データ判別部35は、監視カメラ部19の撮像データと、記憶部22Aに記憶されている保守員データ221とを比較し、今回の撮像データに保守員データ221が含まれているか否かを確認する(S201)。
そして、保守員データが確認されない場合、S118に移行して、紙幣駆動機構部27は排出している媒体をATM1Aの内部に取り込む(S118)。一方、保守員データが確認された場合、S117に移行して、排出している媒体の受け取りを許可する(S117)。
ATM1Aが設置している場所によっては、利用者をサポートするスタッフが常駐している場合がある。そのような場所では取り忘れた媒体をスタッフが受け取り、利用者を追いかけて手渡すといったことを行っている。
このような場合は、第1の実施形態に加え、予め登録されているスタッフの情報を消去されない情報として記憶部9に保存しておく、または目印になるようなもの(例えばワッペンや腕章など)を身に着けており、判別待機の動作モード中にスタッフが媒体を取りに行っても媒体を装置内に引き込まないことができる。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、サポート役の保守員等による取り忘れた媒体の受け取りを許可できるようにすることで、保守員等から顧客への媒体の返却ができる。
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、サポート役の保守員等による取り忘れた媒体の受け取りを許可できるようにすることで、保守員等から顧客への媒体の返却ができる。
(C)他の実施形態
以上のように、上述した各実施形態においても本発明の種々の変形実施形態を言及したが、本発明は以下の変形実施形態も適用可能である。
以上のように、上述した各実施形態においても本発明の種々の変形実施形態を言及したが、本発明は以下の変形実施形態も適用可能である。
(C−1)第1及び第2の実施形態では、自動取引装置に備えられた撮像カメラ部で撮影した映像を利用しているが、設置場所に監視カメラがセットされ、かつ自動取引装置とデータのやり取りができる状態であれば、顧客の判別に監視カメラの映像を用いてもよい。
(C−2)上述した各実施形態では、自動取引装置内の制御部が顧客の同一性の判別を行なう場合を例示したが、ATMに搭載の制御部ではなく、金融機関ホストサーバや店舗内のサーバ等が、複数台の装置からの撮像データに基づいて画像解析を一括して判別処理を行なうようにしても良い。
(C−3)上述した各実施形態において、受取待機時間と判別待機時間は、ATMごとに個別に設定できるようにしても良い。例えば従来の自動取引装置と同じ動作をさせたい場合は、受取待機時間と判別待機時間を同じ時間にしても良い。これにより、判別待機状態にならずに媒体を装置内に引き込んで取引を終了させることができる。例えば治安が悪い土地に設置されている場合は受取待機時間を0秒に設定することで、利用者が立ち去った場合は直ちに判別待機状態に移行することができる。また常にスタッフが常駐して他者が媒体を持ち去る危険が少ない場合は、受取待機時間を長くするといったことも可能である。
1及び1A…ATM、11…操作表示部、12…紙幣入出金口、13…硬貨入出金口、14…通帳入出口、15…カード入出口、16…レシート排出口、18…センサ、19…撮像カメラ部、20…発光部、21及び21A…制御部、211…取引処理部、212…撮像制御部、213…受取待機制御部、214及び214A…判別待機制御部、22…記憶部、31…受取待機時間管理部、32…音声ガイダンス制御部、33…判別待機時間管理部、34…同一性判別部、35…保守員データ判別部。
Claims (11)
- 撮像手段により取引者を撮像した第1の撮像データを記憶する記憶手段と、
媒体を排出してから所定の受取待機時間経過後の所定時間内に、上記撮像手段により撮像された第2の撮像データと、上記記憶手段に記憶される上記第1の撮像データとを比較して取引者の同一性を判断し、その判断結果に応じて、上記排出している媒体の受け取り許可を制御する判別待機制御手段と
を備えることを特徴とする自動取引装置。 - 上記判別待機制御手段が、上記第1の撮像データと上記第2の撮像データとに基づいて、取引者が同一と判断するときに上記排出している媒体の受け取りを許可し、取引者が同一でないと判断するときに上記排出している媒体を装置内に取り込むことを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
- 上記記憶手段が、排出している媒体の受け取りを許可する者を特定する第3の撮像データを記憶しており、
上記判別待機制御手段が、上記第2の撮像データに上記第3の撮像データを含むときに、上記排出している媒体の受け取りを許可するものである
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動取引装置。 - 上記判別待機制御手段が、上記所定時間が経過するまで、上記媒体の排出状態を維持するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動取引装置。
- 上記判別待機制御手段が、上記所定時間内で取引者の同一性を判断する期間において、排出状態を維持している上記媒体の受け取りを規制することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の自動取引装置。
- 排出している媒体を固定するクランプ部を有する媒体排出機構部を備え、
上記判別待機制御手段が、上記クランプ部で排出している媒体を固定制御するものである
ことを特徴とする請求項5に記載の自動取引装置。 - 開閉体を有する媒体を排出する媒体排出部を備え、
上記判別待機制御手段が、上記開閉体を半開制御するものである
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の自動取引装置。 - 上記判別待機制御手段が、上記受取待機時間よりも長い所定時間を設定して、上記第2の撮像データと上記第1の撮像データとの比較による取引者の同一性の判断を行なうことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の自動取引装置。
- 当該自動取引装置を利用する者を検知する検知手段を更に備え、
上記判別待機制御手段が、上記受取待機時間経過後の所定時間内で、上記検知手段による検知情報を受けた後に、上記第1の撮像データと上記第2の撮像データとの比較による取引者の同一性の判断を行なうことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の自動取引装置。 - 上記検知手段が、当該自動取引装置の利用者を検知するセンサであり、
上記判別待機制御手段が、上記検知手段としてのセンサからのセンサデータの受信により、上記第1の撮像データと上記第2の撮像データとの比較による取引者の同一性の判断を行なう
ことを特徴とする請求項9に記載の自動取引装置。 - 上記検知手段が、当該自動取引装置に搭載される撮像手段又は当該自動取引装置の付近に設置される撮像手段であり、
上記判別待機制御手段が、上記検知手段としての撮像手段の撮像データからの撮像データの受信により、上記第1の撮像データと上記第2の撮像データとの比較による取引者の同一性の判断を行なう
ことを特徴とする請求項9又は10に記載の自動取引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017138839A (ja) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 | 入出金処理装置 |
JP2017162333A (ja) * | 2016-03-11 | 2017-09-14 | 富士通フロンテック株式会社 | 自動取引装置、情報報知方法および情報報知プログラム |
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