JP2004057467A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技状態に応じた映像をプロジェクタで投射し、当該プロジェクタから投射される映像を遊技者側に表示する遊技盤2を設けると共に、当該遊技盤2上には、前記映像のうち図柄変動ゲームが投射される主表示領域6を設け且つ当該主表示領域6を避けて遊技釘8を配するようにした。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技状態に応じた映像を遊技盤に表示し、当該映像によって遊技者の興趣を高めるパチンコ機等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような遊技機としては、特開平6−35066号公報に記載されているものが知られている。この公報には、図6に示すように、液晶プロジェクタ10から投射される映像を遊技領域に設けられたスクリーン11に背面側から投射することで、当該映像を液晶表示装置で表示する方法よりも大きな画面を得て、より効果的な演出を行えるようにしたスロットマシン等が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の遊技機にあっては、図6に示すように、液晶プロジェクタ10から投射される映像を遊技領域に設けられたスクリーン11に背面側から投射するため、遊技機であるパチンコ機に適用すると、遊技盤上に配された遊技釘が当該映像に重なって、当該映像の視認性が低下し、逆に遊技者の興趣を低下させてしまう恐れがあった。
【0004】
そこで、本発明は、上記従来技術の未解決の課題に着目してなされたものであって、遊技者の興趣を向上できる遊技機を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明である遊技機は、遊技状態に応じた映像を投射するプロジェクタと、当該プロジェクタから背面側に投射される映像を遊技者側に表示する遊技盤とを備え、前記遊技盤上には、前記映像の主要部が投射される主表示領域を設け且つ当該主表示領域における遊技釘の密度が所定値以下となるように当該遊技釘を配したことを特徴とするものである。なお、主表示領域に配される遊技釘の密度としては、例えば当該主表示領域でスロットマシンに見立てた図柄合わせゲームを行うときには、少なくとも図柄合わせゲームによる変動図柄を遊技者が識別できる程度であればよい。
【0006】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記プロジェクタは、前記主表示領域に投射していた映像の一部を所定のタイミングで前記遊技盤上に設けた副表示領域に投射し、且つ、前記遊技盤上には、当該副表示領域における遊技釘の密度が所定値以下となるように当該遊技釘を配したことを特徴とするものである。
【0007】
したがって、請求項1に記載の発明である遊技機にあっては、映像の主要部が投射される主表示領域を遊技盤上に設け且つ当該主表示領域における遊技釘の密度が所定値以下となるように当該遊技釘を配するため、遊技盤上に配された遊技釘と当該映像の主要部とが重なることを防止でき、当該映像の主要部の視認性を高めて、遊技者の興趣を向上できる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明である遊技機にあっては、前記主表示領域に投射していた映像の一部を所定のタイミングで前記遊技盤上に設けた副表示領域に投射するため、例えば前記主表示部にスロットマシンに見立てた図柄合わせゲームの映像を投射するときには、所謂リーチ状態となったときに、確定図柄の映像を前記副表示領域に投射することで、最後の変動図柄の映像を前記主表示領域に拡大投射することができ、遊技者の興趣をより向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す概略構成図であり、図中、1はパチンコ機であって、このパチンコ機1の下方側には、後述する制御装置からの指令に従って、スロットマシンに見立てた図柄合わせゲーム等の映像を当該パチンコ機1の遊技盤2に背面側から投射するためのプロジェクタ3が配されている。またパチンコ機1の後方側には、前記プロジェクタ3から投射される映像を反射する反射板4が配されている。さらにパチンコ機1の正面側には、半透明な樹脂で形成された遊技盤2が配されていて、前記プロジェクタ3から背面側に投射される映像を遊技盤2の遊技領域5全体に表示するように構成されている。
【0010】
また、図2に示すように、前記遊技盤2の略中央には、前記図柄合わせゲームにおける変動図柄の映像等が投射される主表示領域6が設けられている。また、前記主表示領域6の上方には、前記図柄合わせゲームで所謂リーチ状態となったときに確定図柄の映像が投射される副表示領域7が左右に設けられている。そして、前記遊技盤2上には、前記主表示領域6及び副表示領域7を避けるように複数の遊技釘8が配されている。
【0011】
このように、本実施形態にあっては、前記図柄合わせゲームの映像が投射される主表示領域6及び副表示領域7を避けるように複数の遊技釘8が配されているため、遊技盤2上に配された遊技釘と当該図柄合わせゲームの映像とが重なることが防止され、当該図柄合わせゲームにおける変動図柄や確定図柄の視認性が向上されて、遊技者の興趣が向上される。
【0012】
また、前記主表示領域6の下方には、遊技球が入賞したことを検出する入賞口9が配されていて、その検出結果が前記制御装置に供給される。そして、前記制御装置は、入賞口9に遊技球が入賞したという検出結果が入力されたことを契機に、前記図柄合わせゲームを行って、変動図柄の映像を主表示領域6に投射させる信号を算出し、図3に示すように、所謂リーチ状態となったときには、確定図柄の映像を副表示領域7に投射させると共に最後の変動図柄を当該主表示領域6に拡大して投射させる信号を算出するマイクロコンピュータ等の演算処理装置を備えて構成されている。そして、このようにして算出された信号が、この制御装置から前記プロジェクタ3に向けて出力され、その結果、当該プロジェクタ3によって前記図柄合わせゲームの映像が投射される。
【0013】
このように、本実施形態にあっては、リーチ状態となったときに、前記主表示領域6に投射していた確定図柄の映像を副表示領域7に投射すると共に、最後の変動図柄の映像を前記主表示領域6に拡大投射することで、遊技者の興趣をより向上させることができる。
なお、上記実施の形態は本発明の遊技機の一例を示したものであり、遊技機の構成等を限定するものではない。
【0014】
例えば上記実施の形態にあっては、図柄合わせゲームでリーチ状態となったときに、主表示領域6に投射していた確定図柄を副表示領域7に投射する例を示したが、副表示領域7に投射するタイミングは上記実施形態に限定されるものではなく、例えば図柄変動時や予告演出時、大当たり時等、その他のタイミングで投射するようにしてもよい。
【0015】
また、主表示領域6の上方に副表示領域7を設ける例を示したが、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば図4に示すように、主表示領域6の下方に設けてもよいし、図5に示すように、主表示領域6の上下両方に設けるようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】
以上、説明してきたように、本発明に係る遊技機にあっては、映像の主要部が投射される主表示領域を遊技盤上に設け且つ当該主表示領域における遊技釘の密度が所定値以下となるように当該遊技釘を配するため、遊技盤上に配された遊技釘と当該映像の主要部とが重なることを防止でき、当該映像の主要部の視認性を高めて、遊技者の興趣を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技機の一実施形態を示す概略構成図であって、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。
【図2】図1の遊技盤を示す概略構成図である。
【図3】図1の遊技盤の動作を説明する説明図である。
【図4】図1の遊技盤の変形例を示す概略構成図である。
【図5】図1の遊技盤の変形例を示す概略構成図である。
【図6】プロジェクタを利用した従来の遊技機を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1はパチンコ機
2は遊技盤
3はプロジェクタ
4は反射板
5は遊技領域
6は主表示領域
7は副表示領域
8は遊技釘
9は入賞口
Claims (2)
- 遊技状態に応じた映像を投射するプロジェクタと、当該プロジェクタから背面側に投射される映像を遊技者側に表示する遊技盤とを備え、前記遊技盤上には、前記映像の主要部が投射される主表示領域を設け且つ当該主表示領域における遊技釘の密度が所定値以下となるように当該遊技釘を配したことを特徴とする遊技機。
- 前記プロジェクタは、前記主表示領域に投射していた映像の一部を所定のタイミングで前記遊技盤上に設けた副表示領域に投射し、且つ、前記遊技盤上には、当該副表示領域における遊技釘の密度が所定値以下となるように当該遊技釘を配したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
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JP2002219617A JP2004057467A (ja) | 2002-07-29 | 2002-07-29 | 遊技機 |
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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-
2002
- 2002-07-29 JP JP2002219617A patent/JP2004057467A/ja active Pending
Cited By (5)
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