JP2004016352A - 遊技機、その画像表示制御装置及びその画像表示制御プログラム - Google Patents

遊技機、その画像表示制御装置及びその画像表示制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】比較的大型の表示器を用いて、その表示面の一部の識別図柄画像と背景画像表示領域との間で表示画像の表示状態に変化を与えて、演出の意外性、突飛性を向上させ、遊技者の期待感及び射幸心をより高める演出表示を可能にする。
【解決手段】遊技盤面の少なくとも一部に対面配置された液晶表示器の表示面で、遊技価値を変更させるための識別図柄画像の変動表示及び背景画像の表示を行うCPU21を備えた遊技機の画像表示制御装置は、CPU21によって、表示面の一部に設定された所定形状の識別図柄表示領域内で識別図柄画像を表示し、この識別図柄表示領域を囲む枠画像を表示し、識別図柄画像の表示位置を除く表示面に背景画像を表示し、かつ枠画像の内外間での識別図柄画像の移動と識別図柄表示領域の表示態様の変更との少なくとも一方を実行することを特徴とする。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技盤面の少なくとも一部に対面配置された表示器の表示面で、遊技価値を変更させるための識別図柄画像の変動表示及び背景画像の表示を行う表示制御手段を備えた遊技機、その画像表示制御装置及びその画像表示制御プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技盤面の中央部に設けた液晶表示器の表示面で大当りや外れを演出表示するべく識別図柄画像を変動表示させる画像表示装置が設けられたパチンコ遊技機が知られている。画像表示装置は、盤面上に打ち出された遊技球が入賞口に入賞することを受けて、複数種類の識別図柄画像を3列の表示領域でそれぞれ縦方向にスクロール変動させ、所定時間後に停止された時の識別図柄画像の組合せにより大当りや外れ等の遊技価値を演出表示させるものである。このように、識別図柄画像の変動表示は遊技価値の変更を提示するためのものであることから、遊技者に対して大当りの期待感を煽るべく種々の演出表示形態が検討されている現状にある。例えば、識別図柄画像の変動表示パターンとして種々の表示態様のものを採用する方向での検討の他、さらなる演出効果を導出するべく、液晶表示器の画面上で識別図柄画像の変動表示を行わせると共に、背景画像の動画表示を行わせている。また、例えば10インチの大型の液晶表示器等を画像表示装置として用いることで、遊技者に迫力感を与えて、より興奮度を高めるための演出表示を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の背景画像の動画表示を行う場合にも、大当たりが発生するのではないかという期待感を遊技者に抱かせ、ある程度遊技者の興奮度を高めることはできるが、その表示領域は、画像表示装置の識別図柄表示領域とほぼ同一であり、かつ重畳される識別図柄画像の裏画像としての従属性を有することから、演出表示の意外性とか、大当たりに対する期待感という点からは一定の限界があり、それゆえに遊技者の射幸心を高めることに関して改良の余地が残されている。
【0004】
一方、10インチ等の大型の液晶表示器等を画像表示装置として用いる構成では、遊技者の興奮度を高めることに関して効果はあるものの、液晶表示器の存在自体により、球遊技盤面の面積を狭める、すなわち遊技領域を必要以上に奪うことのないように配慮する必要があり、設計の許容度も制限されるという課題がある。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、比較的大型の表示器を用いて、その表示面の一部の識別図柄画像と背景画像表示領域との間で表示画像の表示状態に変化を与えて、演出の意外性、突飛性を向上させ、遊技者の期待感及び射幸心をより高める演出表示を可能にした遊技機、その画像表示制御装置及びその画像表示制御プログラムを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、遊技盤面の少なくとも一部に対面配置された表示器の表示面で、遊技価値を変更させるための識別図柄画像の変動表示及び背景画像の表示を行う表示制御手段を備えた遊技機の画像表示制御装置であって、前記表示制御手段は、前記表示面の一部に設定された所定形状の識別図柄表示領域内で識別図柄画像を表示し、前記識別図柄表示領域を囲む枠画像を表示し、前記識別図柄画像の表示位置を除く表示面に背景画像を表示し、かつ前記枠画像の内外間での識別図柄画像の移動と識別図柄表示領域の表示態様の変更との少なくとも一方を実行することを特徴とするものである。
【0007】
この構成によれば、表示制御手段によって、表示器の表示面の一部に設定された所定形状の識別図柄表示領域内で識別図柄画像が表示され、この識別図柄表示領域を囲む枠画像が表示され、識別図柄画像の表示位置を除く表示面に背景画像が表示される。そして、枠画像の内外間での識別図柄画像の移動と識別図柄表示領域の表示態様の変更との少なくとも一方が実行される。このように、識別図柄、識別図柄表示領域を囲む枠、及び識別図柄の表示位置を除く領域の背景がそれぞれ表示画像として表示されているので、それぞれの表示領域において表示画像の表示状態を変化させることが可能となり、演出の意外性、突飛性を向上させ、遊技者の期待感及び射幸心をより高める演出表示が可能となる。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の遊技機の画像表示制御装置において、前記表示制御手段は、前記識別図柄画像の変動動作中に、前記枠画像の内外間での識別図柄画像の移動と識別図柄表示領域の表示態様の変更との少なくとも一方を実行することを特徴とする。この構成によれば、識別図柄画像の変動動作中に、枠画像の内外間での識別図柄画像の移動と識別図柄表示領域の表示態様の変更との少なくとも一方が実行される。このように、識別図柄画像の変動動作中においては、識別図柄画像の表示位置周辺部の表示面に対する遊技者の注目度がより強く喚起されることになるので、このタイミングにおいて意外性、突飛性のある画像演出を行うことで、より遊技者に対して訴求力を高めることが可能となる。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の遊技機の画像表示制御装置において、表示制御手段は、識別図柄表示領域の表示面上での表示位置を変位するものであることを特徴とする。この構成によれば、遊技者が最も注目する識別図柄表示領域の表示面上での表示位置が変位されるので、識別図柄表示領域が固定された表示位置で表示されるだけでなく、表示面上で移動するという演出の意外性、突飛性が付与され、遊技者の興味、刺激がより喚起される。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の遊技機の画像表示制御装置において、表示制御手段は、識別図柄表示領域の形状を変更するものであることを特徴とする。この構成によれば、遊技者が最も注目する識別図柄表示領域の形状が変更されるので、従来のような所定形状の図柄変動表示領域の枠内だけでの演出表示に比べ、演出の意外性、突飛性が向上し、遊技者の興味、刺激がより喚起される。
【0011】
請求項5記載の発明は、請求項1又は2記載の遊技機の画像表示制御装置において、表示制御手段は、識別図柄表示領域の大きさを変更するものであることを特徴とする。この構成によれば、遊技者が最も注目する識別図柄表示領域の大きさが変更されるので、例えば表示面の全面に識別図柄表示領域が拡大表示等されれば、演出の迫力感が増し、遊技者の興味、刺激が喚起され、射幸心がより一層煽られる。
【0012】
請求項6記載の発明は、請求項1又は2記載の遊技機の画像表示制御装置において、表示制御手段は、識別図柄画像の、枠画像の内方から外方への移動と外方から内方への移動との少なくとも一方を行うものであることを特徴とする。この構成によれば、識別図柄画像の、枠画像の内方から外方への移動と外方から内方への移動との少なくとも一方が行われるので、例えば、遊技者が最も注目する識別図柄表示領域を囲む枠内で表示された識別図柄画像を、この枠を越えて枠外に飛び出させるような奇抜な演出が可能となり、演出の意外性、突飛性がより向上される。
【0013】
請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機の画像表示制御装置において、前記表示制御手段は、前記表示面の一部に設定された識別図柄表示領域内で識別図柄画像を表示する識別図柄表示制御手段と、前記識別図柄画像の表示位置を囲む所定形状の識別図柄表示領域に対して枠画像を表示すると共に前記識別図柄画像の表示位置を除く表示面に背景画像を表示する画像表示制御手段とを備えると共に、識別図柄画像の変動動作中に、識別図柄表示制御手段による前記枠画像の内外間での識別図柄画像の移動と画像表示制御手段による識別図柄表示領域の表示態様の変更との少なくとも一方を実行することを特徴とする。
【0014】
この構成によれば、識別図柄表示制御手段により識別図柄画像が識別図柄表示領域に表示され、画像表示制御手段により枠画像が識別図柄表示領域に対して表示されると共に背景画像が識別図柄画像の表示位置を除く表示面に表示される。このように、識別図柄画像と枠画像及び背景画像とがそれぞれ別個に表示制御されているので、識別図柄画像が変動動作中となったとき、識別図柄画像と枠画像及び背景画像との表示状態がそれぞれ別個に変化され、演出の意外性、突飛性をより高める演出表示が可能となる。
【0015】
請求項8記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機の画像表示制御装置において、前記表示制御手段は、前記表示面の一部に設定された所定形状の識別図柄表示領域内で識別図柄画像を表示すると共に第1の背景画像を表示する識別図柄表示領域表示制御手段と、前記識別図柄表示領域を除く表示面に第2の背景画像を表示する画像表示制御手段とを備えると共に、識別図柄画像の変動動作中に、識別図柄表示領域表示制御手段による前記識別図柄表示領域の内外間での識別図柄画像の移動と画像表示制御手段による識別図柄表示領域の表示態様の変更との少なくとも一方を実行することを特徴とする。
【0016】
この構成によれば、識別図柄表示領域表示制御手段により識別図柄画像と背景画像とが識別図柄表示領域内に表示され、画像表示制御手段により背景画像が識別図柄表示領域を除く表示領域に表示される。このように、識別図柄表示領域内に表示される識別図柄画像及び背景画像と、識別図柄表示領域を除く表示領域に表示される背景画像とがそれぞれ別個に表示制御されているので、識別図柄画像が変動動作中となったとき、識別図柄表示領域内に表示される表示画像と該識別図柄表示領域を除く表示領域に表示される表示画像との表示状態がそれぞれ別個に変化され、演出の意外性、突飛性をより高める演出表示が可能となる。
【0017】
請求項9記載の発明は、入賞口が設けられた遊技盤面と、請求項1〜8のいずれかに記載の遊技機の画像表示制御装置と、入賞口に球が入賞したことを受けて識別図柄画像の変動表示の開始を指示する遊技制御手段とを備えてなる遊技機である。この構成によれば、遊技機において、遊技価値を変動させるために遊技者が最も注目する識別図柄画像及び識別図柄表示領域の表示状態を変化させるという意外性、突飛性のある演出を行うようにしたので、遊技者の遊技価値(当たり)に対する高い期待感や射幸心が効果的に高められる。
【0018】
請求項10記載の発明は、請求項9記載の遊技機において、前記遊技盤面の表面側に、前記表示器の表示面を覆う透明板を備え、前記透明板は、その表面の適所に役物が植設されていることを特徴とする。この構成によれば、遊技盤面の表面側に、表示器の表示面を覆い、その表面の適所に釘及び風車等の役物が植設された透明板を備えたので、例えば遊技盤面の表面側全域又は遊技球が通過する領域に表示器の表示面を設けても、釘及び風車等の役物の存在により盤面上での球を落下させる領域を確保しながら、遊技球が通過する領域の背後で表示画像による演出が可能となり、遊技の面白味が増し、遊技自体の興趣を向上させることが可能となる。
【0019】
請求項11記載の発明は、遊技盤面の少なくとも一部に対面配置された表示器の表示面で、遊技価値を変更させるための識別図柄画像の変動表示及び背景画像の表示を行わせるコンピュータを、前記表示面の一部に設定された所定形状の識別図柄表示領域内で識別図柄画像を表示する手段と、前記識別図柄表示領域を囲む枠画像を表示する手段と、前記識別図柄画像の表示位置を除く表示面に背景画像を表示する手段と、前記枠画像の内外間での識別図柄画像の移動と識別図柄表示領域の表示態様の変更との少なくとも一方を実行する手段として機能させるための遊技機の画像表示制御プログラムである。
【0020】
この構成によれば、表示制御手段によって、表示器の表示面の一部に設定された所定形状の識別図柄表示領域内で識別図柄画像が表示され、この識別図柄表示領域を囲む枠画像が表示され、識別図柄画像の表示位置を除く表示面に背景画像が表示される。そして、枠画像の内外間での識別図柄画像の移動と識別図柄表示領域の表示態様の変更との少なくとも一方が実行される。このように、識別図柄、識別図柄表示領域を囲む枠、及び識別図柄の表示位置を除く領域の背景がそれぞれ表示画像として表示されているので、それぞれの表示領域において表示画像の表示状態を変化させることが可能となり、演出の意外性、突飛性を向上させ、遊技者の期待感及び射幸心をより高める演出表示が可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る遊技機が適用されるパチンコ遊技機の一実施形態を示す外観構成図である。本パチンコ遊技機は、直方体形状の筐体(機器本体)を有し、その前面にゲーム面となる遊技盤面1が配設され、この遊技盤面の上半部を覆うように配置され、当たり外れ情報等の表示を行う識別図柄表示領域2aと該領域2a以外で背景画像の表示を行う背景画像表示領域2bとの双方の表示領域を用いて演出表示を行う画像表示装置としての液晶表示器2と、液晶表示器2の前面に設けられた板状の透明板3と、液晶表示器2の下方に配置された始動入賞部4(球入賞口に相当)と、始動入賞部4の下方に配置されたパチンコ玉の大当たり入賞部5とを備える。筐体の一方側である右下部には、回動角度に応じた初速度でパチンコ球(遊技球、球)を上方に向けて打ち出す操作部6が回動可能に設けられている。遊技盤面1上には、打ち出された遊技球を遊技領域8へ誘導するためのガイド部7(ガイドレール)がほぼ円弧状に立設されている。
【0022】
液晶表示器2の前面に設けられた透明板3の表面部を含む遊技盤面1には、他の入賞口及び飾りランプ等が配設されていると共に、打ち出された遊技球の落下速度あるいは方向を変化させるための所要数の釘3a(障害釘や誘導釘等)及び風車3b等の役物が適所に植設されている。また、遊技盤面1の最下部には、入賞しなかった遊技球を回収するための回収口(図示せず)が設けられている。なお、遊技盤面1の背面側には、パチンコ遊技機の動作を制御する制御部が配設されている。制御部の構成については、後述する。
【0023】
図2は、液晶表示器2と透明板3との配置関係を示す分解図である。図3は、遊技盤面1と液晶表示器2との配置及び構成を示す一部縦断面図である。
【0024】
図2、3において、液晶表示器2は直方体形状の筐体201を有し、前面に表示面が形成され、後部に表示面での画像表示を行わせるべく各種回路を搭載した回路基板その他の部品を内装等してなる画像表示制御部20が取り付けられている。筐体201の上下面には遊技盤面1の取付用開口(図略)に嵌め込まれた液晶表示器2を遊技盤面1に、締結部材や係止部材等で固定する固定部202が形成されている。なお、液晶表示器2の前面の表示面の四隅には透明部材3を固定するネジ穴等を形成しておいてもよい。
【0025】
透明板3は、液晶表示器2の前面の表示面を盤面上に打ち出された遊技球との衝突による破損からの保護部材もしくはこれらの遊技球の落下速度あるいは方向を変化させるための所要数の釘3a(障害釘や誘導釘等)及び風車3b等の役物を表面に植設して球遊技を可能ならしめる部材として機能するもので、液晶表示器2の表示面の外周に一致する四角形形状をなすと共に所要幅及び厚みを有する。透明板3の外周部と液晶表示器2の前面の表示面の外周部とが接着材を介して取り付け固定されている。なお、透明板3と液晶表示器2との取り付け乃至は固定手段としてはネジやビス等の締結手段の他、嵌合構造を採用してもよい。また、透明板3は、プラスチック等の樹脂等の部材で構成されているが、液晶表示器2の表示面が透視可能で、釘や風車等の役物が植設可能及び遊技球との衝突による衝撃に耐えうる強度を有する部材であればよい。また、図3に示すように、液晶表示器2の表示面を覆う透明板3の前部が遊技盤面1の表面と連続して円滑な遊技盤面を形成しており、ガイド部7(図示せず)が該透明板3の表面と遊技盤面1の表面にわたって設けられている。
【0026】
表示面は、画像表示制御部20によって、本実施形態ではほぼ中央部に四角形形状の大きさを有して複数種類の識別図柄画像を用いた変動表示を行う識別図柄表示領域2aと該識別図柄画像の表示位置を除く表示領域に背景画像の表示を行う背景画像表示領域2bとが形成されるようにされている。識別図柄表示領域2aには、本実施形態では3列分の左位置L1、右位置L2及び中位置L3が設けられ、これらの各列において複数種類の識別図柄画像がそれぞれ縦方向にスクロール(変動)表示される。背景画像表示領域2bには、識別図柄表示領域2aとの境界を明確にする目的で、画像表示制御部20によって識別図柄表示領域2aの外周部を際立たせるため枠画像2cが表示される。そして、該枠画像2cにより囲まれた識別図柄表示領域2a内に所定の背景画像が表示され、該枠画像2cの外側の表示領域に遊技盤面を表わす遊技盤面画像が表示されている。この遊技盤面画像には、例えば装飾ランプを表わす装飾ランプ画像R1等が表示され、識別図柄画像の変動表示に伴い点滅動作を画像で表示する。なお、背景画像表示領域2bには、特定の遊技状態(例えば、リーチ状態や大当たり状態等)となった場合を除き、上述したような背景画像が表示され、特定の遊技状態となった場合には、上述した以外の演出を行うための各種背景画像が表示される。
【0027】
図4は、パチンコ遊技機のハードウエア構成図を示したものである。本パチンコ遊技機は、本体制御部10及び画像表示制御部20を備える。
【0028】
本体制御部10は、パチンコ遊技機側制御部を構成するもので、所定の処理を実行するCPU11、ROM12及びRAM13を備えると共に、CPU11での抽選等の処理結果を画像表示制御部20に出力する出力ポート14を備える。
【0029】
ROM12は、大当たり外れ抽選プログラム、図柄抽選プログラム、図柄変動パターン決定プログラム及びデータ伝送プログラム等のパチンコ処理プログラムを記憶している。大当たり外れ抽選プログラムは、各入賞球に対して、大当たりとするか外れとするかを所定の確率の元での抽選処理により決定するプログラムである。図柄抽選プログラムは、大当たり外れ抽選プログラムでの抽選処理に基づいて、複数種類の識別図柄のうち、各表示位置L1,L2,L3で停止(表示位置L3としてはドラム30も含む)する識別図柄を抽選により決定するためのプログラムである。大当たりは、表示位置L1,L2,L3の全てで同一の識別図柄が停止図柄として確定した場合であり、それ以外の場合は外れとされる。図柄変動パターン決定プログラムは、各入賞球に対して演出表示を行うに際して、予め準備された複数の変動パターンのうちから1つの変動パターンを決定するためのプログラムである。ここで、図柄変動パターンとは、表示位置L1,L2,L3のそれぞれにおいて行われる識別図柄画像の変動開始から終了に至るまでの種々の演出表示処理の形態をいう。なお、決定された図柄変動パターンの表示は、各変動パターン毎に用意された図柄変動プログラムにより行われるが、この図柄変動プログラムは後述する画像表示制御部20のROM24に記憶されている。データ転送プログラムは、CPU11の処理結果を画像表示制御部20に伝送すると共に、図柄変動開始時点からの経過時間を監視し、図柄変動開始時間から所定時間経過時点で確定(変動終了指示)信号を画像表示制御部20に伝送するためのものである。
【0030】
RAM13は、CPU11の処理内容を一時的に記憶するもので、大当たり乱数及び確定図柄情報等を一時的に記憶する。確定図柄情報とは表示位置L1,L2,L3に停止する識別図柄の全ての組み合せ情報をいう。
【0031】
なお、入賞検出部15は、光センサや磁気センサ等で構成されており、打ち出された球の入賞を検出してその旨の検出信号を出力するものである。賞球払出部16は、入賞検出部15によって検出された入賞に対して所定個数(例えば5球)の球の払い出しを行うものである。入賞検出部15及び賞球払出部16は、それぞれ本体制御部10のCPU11に接続されている。
【0032】
画像表示制御部20は本体制御部10からの指示に従って所定の画像表示処理等を含む表示演出処理を、すなわち液晶表示部2にて識別図柄の画像表示と、これに伴う背景画像の表示とを行わせるものであり、所定の処理を行うCPU21、CPU21の処理データを一時的に記憶するRAM23、背景画像表示処理及び図柄変動表示処理のためのプログラム等を記憶したROM24、入力ポート25及び記憶部26を備えている。さらに、これら画像表示のための表示ドライバ261、VRAM262を備える。
【0033】
RAM23はCPU21が処理した演出用乱数、表示図柄情報、図柄変動用タイマなどを一時的に記憶するものである。ROM24は図柄変動パターンに対応する各図柄変動プログラム、背景画像の表示を行う背景画像演出プログラム、各図柄変動プログラムに対応する識別図柄表示領域2aと背景画像表示領域2bとに対する表示状態を変化させる表示を行う表示状態変更プログラム及びその他のを記憶するものである。VRAM262は液晶表示器2の画面に表示される画像を周期的に更新し、かつその都度液晶表示器2に出力するものである。画像表示制御部20による表示演出処理は、識別図柄の画像データを識別図柄画像の表示位置に対応するVRAM262の書込アドレスに記憶し、背景画像の画像データを識別図柄画像の表示位置を除く背景画像表示領域2bに対応するVRAM262の書込アドレスに記憶するように記憶領域を制御している。
【0034】
記憶部27は、識別図柄画像の表示位置に変動表示される識別図柄画像、識別図柄画像の表示位置を除く識別図柄表示領域2a及び背景画像表示領域2bに表示する背景画像及び表示態様変更パターンを決定するテーブル等を記憶するものである。なお、表示態様変更パターン決定用のテーブルは、抽選された当たり外れ情報と変動パターン情報とに応じて、乃至は少なくとも当たり外れ情報に対応する種類のテーブルである。
【0035】
識別図柄記憶部271は、識別図柄画像の表示位置L1,L2,L3に変動表示される識別図柄画像を記憶するものである。背景画像記憶部272は、識別図柄画像の表示位置を除く識別図柄表示領域2a及び背景画像表示領域2bに表示される各種背景画像を記憶するものである。背景画像記憶部272には、例えば遊技盤面を表わす遊技盤面画像やリーチ状態又は大当たり状態の演出形式の背景画像等が記憶されている。これらの背景画像には、識別図柄表示領域2aの外周部を囲む枠を表わす枠画像が含まれている。
【0036】
図5は、本体制御部10のCPU11の機能ブロック図である。図5において、CPU11は、入賞判別部111、大当たり外れ抽選部112、図柄抽選部113、図柄変動パターン決定部114及び遊技形態変更部115を備える。
【0037】
入賞判別部111は、入賞検出部15により始動入賞部4に打球が入る入賞を生じたか否かを判別するものである。大当たり外れ抽選部112は、始動入賞部4に打球が入る入賞が生じたとき、この入賞を大当たりにするか外れにするかをROM12に記憶されている大当たり外れ抽選プログラムにより抽選するものである。図柄抽選部113は、表示位置L1,L2,L3に最終的に停止図柄として確定する識別図柄を抽選によって決定するものである。
【0038】
図柄変動パターン決定部114は、大当たり外れ抽選部112の抽選結果に応じて識別図柄画像の変動開始から停止までの識別図柄画像の表示態様を決定するものである。図柄の変動パターンには、大当たり、リーチ後外れ、リーチ無し外れの各々に対応して用意されており、液晶表示部2の表示面における識別図柄画像の表示位置L1,L2,L3と背景画像表示領域2bとを用いて、演出の意外性、突飛性を高め、遊技者の射幸心をさらに煽るようにしている。「大当たり」とは、表示位置L1,L2に同一種類の識別図柄が停止してリーチが成立した後、表示位置L3に表示位置L1,L2と同一種類の識別図柄が停止する場合である。「リーチ後外れ」とは、リーチが成立した後、表示位置L3に表示位置L1,L2とは異なる種類の識別図柄が停止する場合である。「リーチ無し外れ」とは、液晶表示部2の表示位置L1,L2での停止図柄が一致しない場合である。図柄変動パターンは、リーチ無し外れ、リーチ後外れ、大当たりのそれぞれに対応して種々の図柄変動パターンが準備されていることが変化性を向上する上で好ましい。
【0039】
遊技形態変更部115は、大当たり外れ抽選部112での抽選結果が大当たりであり、液晶表示部2の識別図柄画像の変動が停止した時に、大当たり入賞部5を例えば一定時間だけ開放させ、遊技者に有利な措置(ゲーム価値)を付与する指示信号を出力するものである。
【0040】
図6は、画像表示制御部20のCPU21の機能ブロック図である。図6において、CPU21は、識別図柄表示制御部211、背景画像表示制御部212及び演出表示処理部213を備える。
【0041】
識別図柄表示制御部211は、抽選により決定された図柄変動パターンに従って識別図柄画像の各表示位置L1,L2,L3に識別図柄画像を変動表示する指令を表示ドライバ261に出力するものである。
【0042】
背景画像表示制御部212は、抽選により決定された図柄変動パターンに従って識別図柄表示領域2aに対して枠画像2cを表示すると共に識別図柄画像の各表示位置L1,L2,L3を除く表示面の表示領域に各種背景画像を表示する指令を表示ドライバ261に出力するものである。
【0043】
演出表示処理部213は、抽選により決定された図柄変動パターンに従って識別図柄画像の変動表示中に、識別図柄表示制御部211により枠画像2cの内外間で識別図柄画像の移動と背景画像表示制御部212による識別図柄表示領域2aの表示態様の変更との少なくとも一方を実行する指令を表示ドライバ261に出力するものである。ここで、枠画像2cの内外間で識別図柄画像の移動と識別図柄表示領域2aの表示態様の変更は、抽選により決定された図柄変動パターンに対応した表示態様変更パターンを記憶部27に記憶された表示態様変更パターン決定用のテーブルに基づいて決定される。
【0044】
なお、表示態様の変更パターンとしては、詳しくは後述するが、識別図柄画像の変動表示中に、枠画像2cの内外間で、識別図柄画像の表示位置で表示されている識別図柄画像を移動させるもの等がある。
【0045】
次に、本実施形態に係る画像表示制御動作について説明する。液晶表示器2の表示面における表示態様の変化について図7〜図8に基づいて説明する。
【0046】
図7は、本実施形態に係る画像表示制御動作を行わせるためのフローチャートである。このフローチャートは、画像表示制御部20が本体制御部10から処理データを受信して開始されるもので、ここでは、リーチが成立する場合の例で説明する。図8は、リーチ状態の発生時(表示位置L1,L2に停止した識別図柄画像が同一図柄の場合)に液晶表示器2の表示面に表示される画面図である。
【0047】
まず、識別図柄表示領域2aを囲む枠画像2cの内側の表示位置L1,L2,L3において識別図柄画像の変動が開始され(ステップS1)、識別図柄画像の表示位置を除く表示面で背景画像の変動が開始される(ステップS3)。そして、内蔵タイマなどで管理された時間が所定時間に達したことが認識されると(ステップS5)、表示位置L1で変動している識別図柄画像が、図柄抽選部113によって表示位置L1として抽選された識別図柄に一致して停止表示される(ステップS7)。次いで、所定時間が経過すると(ステップS9)、表示位置L2で変動している識別図柄画像が、図柄抽選部113によって表示位置L2として抽選された識別図柄に一致して停止表示される(ステップS11)。そして、表示位置L2の識別図柄画像の停止時間に合わせて図8(a)〜(c)に示す演出表示が開始される。
【0048】
この図柄変動はリーチ成立の場合であり、表示位置L1,L2で停止した識別図柄画像が一致していることから、続いて、図8(a)に示す人間型のキャラクタ画像K1が、枠画像2cの内側の識別図柄表示領域2aの左側に表示される(ステップS13)。なお、このキャラクタ画像K1は、表示位置L3の識別図柄画像に向かって走ってくるように表示される。
【0049】
そして、図8(b)に示すように、このキャラクタ画像K1が表示位置L3の識別図柄画像「6」を蹴り出す動作が表示される(ステップS13)。次いで表示位置L3の識別図柄画像「6」が識別図柄表示領域2aの枠画像2cの内側から外側の遊技盤面画像が表示されている表示領域に蹴り出される(移動する)様子が表示される(ステップS15)。次いで所定時間が経過すると(ステップS17)、図8(c)に示すように、表示位置L3の識別図柄画像の変動状態が低速に移行する等して最終的に、図柄抽選部113によって表示位置L3として抽選された識別図柄に一致する識別図柄画像が停止表示される(ステップS19)。このとき、表示位置L3の停止図柄が図柄変動表示領域2aの表示位置L1,L2の停止図柄が一致しておれば、大当りとされ、そうでなければリーチ後外れとされる。
【0050】
なお、リーチ無し外れの場合、すなわち識別図柄表示領域2aの表示位置L1,L2での停止図柄が異なる種類であるときは、所定時間が経過すると、表示位置L3に識別図柄画像が停止表示される。このように、リーチが成立した時に、識別図柄表示領域2a内で表示された表示位置L3の識別図柄画像が識別図柄表示領域2aを囲む枠画像2cを越えて枠外に飛び出させるようにしたので、奇抜な演出が可能となり、遊技のインパクト性及び興趣性を高めることができ、遊技者の興味、刺激を喚起することが可能となる。
【0051】
なお、本実施形態では、識別図柄表示領域2a内で表示された識別図柄画像が識別図柄表示領域2aを囲む枠画像2cを越えて枠外に移動する場合について説明したが、図4に示す背景画像記憶部272に識別図柄画像の表示位置を除く背景画像として枠画像及び識別図柄表示領域内の背景画像を含む背景画像を記憶しているため、この枠画像及び識別図柄表示領域内の背景画像を表示態様を変更することで、例えば識別図柄表示領域の表示面の表示位置の変位、識別図柄表示領域の大きさの変更、識別図柄表示領域の形状の変更等が可能である。
【0052】
つづいて、本発明に係る画像表示制御動作を行わせるための他の実施形態について説明する。図9は、他の実施形態に係るパチンコ遊技機のハードウエア構成図を示したものである。図10は、他の実施形態に係る本体制御部10のCPU11の機能ブロック図である。なお、図9に示すパチンコ遊技機のハードウエア構成図ついては図4とほぼ(記憶部27の中の部分のみが相違する)同一、図10に示す本体制御部10のCPU11の機能ブロック図については図5と同一であるので、これらの相違部分についてのみ説明し、同一部分については説明を省略する。
【0053】
図9に示すように、画像表示制御部20の記憶部27は、識別図柄画像の表示位置に変動表示される識別図柄画像、識別図柄表示領域2a内に表示される背景画像(第1の背景画像)、識別図柄表示領域2aを除く背景画像表示領域2bに表示する背景画像(第2の背景画像)及び表示態様変更パターンを決定するテーブル等を記憶するものである。なお、表示態様変更パターン決定用のテーブルは、抽選された当たり外れ情報と変動パターン情報とに応じて、乃至は少なくとも当たり外れ情報に対応する種類のテーブルである。
【0054】
識別図柄記憶部275は、識別図柄画像の表示位置L1,L2,L3に変動表示される識別図柄画像を記憶するものである。第1背景画像記憶部276は、識別図柄表示領域2a内に表示される背景画像(第1の背景画像)を記憶するものである。第2背景画像記憶部277は、識別図柄表示領域2aを除く背景画像表示領域2bに表示する背景画像(第2の背景画像)を記憶するものである。第2背景画像記憶部277には、識別図柄表示領域2aの外周部を囲む枠を表わす枠画像2cも記憶されていると共に、例えば遊技盤面を表わす遊技盤面画像やリーチ状態又は大当たり状態の演出形式の背景画像が記憶されている。
【0055】
図11は、他の実施形態に係る画像表示制御部20のCPU21の機能ブロック図である。図11において、CPU21は、識別図柄表示領域表示制御部221、背景画像表示制御部222及び演出表示処理部223を備える。
【0056】
識別図柄表示制御部221は、抽選により決定された図柄変動パターンに従って、識別図柄表示領域2a内で識別図柄画像の各表示位置L1,L2,L3に識別図柄画像を変動表示すると共に識別図柄表示領域2a内に背景画像(第1の背景画像)を表示する指令を表示ドライバ261に出力するものである。
【0057】
背景画像表示制御部222は、抽選により決定された図柄変動パターンに従って識別図柄表示領域2aを除く背景画像表示領域2bに背景画像(第2の背景画像)を表示する指令を表示ドライバ261に出力するものである。ここで、背景画像表示領域2bは、識別図柄表示領域2aの外周部を囲む枠画像2cを含んでおり、背景画像表示制御部222は、この枠画像2cを背景画像として表示する指令を表示ドライバ261に出力するものである。
【0058】
演出表示処理部223は、抽選により決定された図柄変動パターンに従って、識別図柄画像の変動表示中に、識別図柄表示制御部221により識別図柄表示領域2aの内外間で識別図柄画像の移動と背景画像表示制御部222による識別図柄表示領域2a(枠画像を含む)の表示状態の変更との少なくとも一方を実行する指令を表示ドライバ261に出力するものである。ここで、識別図柄表示領域2aの内外間で識別図柄画像の移動と識別図柄表示領域2aの表示態様の変更は、抽選により決定された図柄変動パターンに対応した表示態様変更パターンを図9の記憶部27に記憶された表示態様変更パターン決定用のテーブルに基づいて決定される。なお、表示態様の変更パターンとしては、識別図柄画像の変動表示中に、識別図柄表示領域2aの表示面上での位置を変位するもの、識別図柄表示領域2bの形状を変更するもの、図柄変動表示領域2aの大きさを変更するもの等がある。
【0059】
図12は、他の実施形態に係る画像表示制御動作を行わせるためのフローチャートである。このフローチャートも、図7と同様に、画像表示制御部20が本体制御部10から処理データを受信して開始されるもので、ここでも、リーチが成立する場合の例で説明する。図13は、リーチ状態の発生時(表示位置L1,L2に停止した識別図柄画像が同一図柄の場合)に液晶表示器2の表示面に表示される画面図である。なお、図12において、ステップS25からステップS31までは図7におけるステップS5からステップS11と同一であるので、説明は省略する。
【0060】
まず、識別図柄表示領域2aを囲む枠画像2aの内側の表示位置L1,L2,L3において識別図柄画像の変動が開始される(ステップS21)。このとき、識別図柄表示領域2a内の背景画像(第1の背景画像)の変動も開始される。次に、識別図柄表示領域2aを除く表示面で背景画像(第2の背景画像)の変動が開始される。以下のステップS25からステップS31までについては上記理由より説明を省略する。
【0061】
次に、図13(a)に示す人間型のキャラクタ画像K2が識別図柄表示領域2aの枠画像2cの外側の背景画像表示領域2bに表示され(ステップS33)、このキャラクタ画像K2が枠画像2cに囲まれた識別図柄表示領域2aの右側から左側に押していく動作が表示される(ステップS35)。そして、該キャラクタ画像K2が押す動作と連動して枠画像2cに囲まれた識別図柄表示領域2aの表示位置が右側に移動(変位)される(ステップS37)。次いで、所定時間経過後、表示位置L3の識別図柄画像の変動状態が低速に移行する等して最終的に、図柄抽選部113によって表示位置L3として抽選された識別図柄画像が停止表示される(ステップS39)。このとき、表示位置L3の停止図柄が表示位置L1,L2の停止図柄に一致しておれば、大当りとされ、そうでなければリーチ後外れとされる。
【0062】
なお、リーチ無し外れの場合、すなわち液晶表示部2の表示位置L1,L2での停止図柄が異なる種類であるときは、所定時間が経過すると、表示位置L3に識別図柄画像が停止表示される。このように、リーチが成立した時に、識別図柄表示領域2aの表示位置が表示面上で移動(変位)されるので、識別図柄画像の変動表示を行う識別図柄表示領域が固定した表示位置で表示されるだけでなく、表示面上で変位するという変化性が付与され、遊技者の興味、刺激を喚起することができる。また、リーチが成立した時に、背景画像表示領域2bに所定のキャラクタ画像を表示させて識別図柄表示領域2aに対する動作を行わせるように表示演出すれば、表示面で識別図柄表示領域2aの表示態様に該キャラクタ画像が影響を与えるような奇抜な演出が可能となる。
【0063】
なお、上記の図13(a)では、背景画像表示領域2bのキャラクタ画像K2の動作と連動して液晶表示器2の表示面上で識別図柄表示領域2aの表示位置を変位させるパターンを説明したが、この例に限定されることなく、識別図柄表示領域2aに対して動作を行うキャラクタ画像を図柄変動表示領域2a内に表示させてもよい。図13(b)に示すように、キャラクタ画像K3の動作と連動して識別図柄表示領域2aの表示位置を変位させるだけでなく、識別図柄表示領域2aの形状を変形させるようにしてもよい。このように、キャラクタ画像K3の動きと連動して図柄変動表示領域2aの形状が変形されるので、従来のような所定形状の識別図柄表示領域2aの枠内での識別図柄画像の変動表示に比べ、意外性、突飛性が向上され、遊技者の興味、刺激がより喚起される。なお、図13(a),(b)の図の中の2点鎖線は、表示態様が変化する前の識別図柄表示領域2aの表示位置である。
【0064】
図14は、さらに他の実施形態に係る画像表示制御動作を行わせるためのフローチャートである。このフローチャートも、図7と同様に、画像表示制御部20が本体制御部10から処理データを受信して開始されるもので、ここでも、リーチが成立する場合の例で説明する。図14は、リーチ状態の発生時(表示位置L1,L2に停止した識別図柄画像が同一図柄の場合)に液晶表示器2の表示面に表示される画面図である。なお、図14において、ステップS41からステップS43までは図12におけるステップS21からステップS23と同一であり、ステップS45からステップS51までは図7におけるステップS5からステップS11と同一であるので、説明は省略する。
【0065】
図15に示す人間型のキャラクタ画像K4が識別図柄表示領域2a内又は該背景画像表示領域2bに表示されると(ステップS53)、表示面での識別図柄表示領域2aの大きさが表示面の全面に拡大表示される(ステップS55)。次いで、所定時間経過後、表示位置L3の識別図柄画像の変動状態が低速に移行する等して最終的に、図柄抽選部113によって表示位置L3として抽選された識別図柄画像が停止表示される(ステップS57)。このとき、表示位置L3の停止図柄画像が識別図柄表示領域2aの表示位置L1,L2の停止図柄画像と一致しておれば、大当りとされ、そうでなければリーチ後外れとされる。このように、リーチが成立した時に、液晶表示器2の表示面の全面に識別図柄表示領域が拡大表示されるようにしたので、識別図柄画像の変動表示の演出に迫力が増し、遊技者の興味、刺激が喚起され、射幸心をより一層煽ることが可能となる。なお、図15の図の中の2点鎖線は、表示態様が変化する前の識別図柄表示領域2aの表示位置である。
【0066】
なお、他の実施形態では、識別図柄表示領域2aの表示面の表示位置の変位、識別図柄表示領域2aの大きさの変更、識別図柄表示領域2aの形状の変更等が行われる場合について説明したが、図9に示す第1背景画像記憶部276及び第2背景画像記憶部277に識別図柄画像の表示位置を除く背景画像として識別図柄表示領域内に背景画像(第1背景画像)と識別図柄表示領域を除く表示領域に表示する背景画像(第2背景画像)を記憶しているため、これらの背景画像の表示態様を変更することで、例えば、識別図柄表示領域2a内で表示された識別図柄画像が識別図柄表示領域2aを囲む枠画像2cを越えて枠外に移動するような演出表示が可能である。
【0067】
以上のように、本実施の形態によれば、リーチ状態となったときに液晶表示器2の表示面での図柄変動表示領域2a及び/又は背景画像表示領域2bの表示画像の表示態様を変化させることによって、遊技者に奇抜な演出を行うことができ、遊技のインパクト性、興趣性を向上させることが可能となる。
【0068】
なお、本実施形態及び他の実施形態では、背景画像表示領域2bで表示される背景画像は、通常の場合(リーチ状態又は大当たり状態以外の場合)、遊技盤面1上に表示される背景絵柄と関連付けて表示することができ、遊技者は背景画像表示領域で表示される表示画像と遊技盤面1上の予め描かれた背景絵柄を連続した1つの絵柄として見ることができる。
【0069】
また、液晶表示器2の表示面で識別図柄画像や遊技盤面画像等の背景画像等あるいは制御プログラムを格納するROM等を交換すれば、表示される識別図柄画像や背景画像、表示動作を変更することができるため、遊技機本体を交換することなくROM等のみの交換で新台入替を行うことができ、コストを低減させることが可能となる。
【0070】
なお、本発明は、上記実施形態のものに限定されるものではなく、以下に述べる態様を採用することができる。
【0071】
(1)識別図柄表示領域2aの表示態様が変更されるタイミングは、リーチ状態の発生時としたが、始動入賞口への打球の入賞の発生による識別図柄表示領域2aにおける識別図柄画像の変動開始時や変動開始から所定時間経過後等としてもよい。
【0072】
(2)図14,15において、識別図柄表示領域2aの大きさが変更される例として、液晶表示器2の表示面の全面に図柄変動表示領域2aが拡大表示される構成としたが、大きさの変更例は必ずしもこの例に限定されず、例えば、逆に識別図柄表示領域2aの大きさを縮小表示してもよい。要は、所定の遊技的効果が得られる程度に任意に識別図柄表示領域2aの大きさの拡大率及び縮小率を設定すればよい。特に、リーチ成立時の識別図柄表示領域の大きさの拡大率は、大当たりの信頼度等に応じて変化させる態様とすることもできる。例えば、大当たりの信頼度が高い場合には拡大率を大きく設定し、大当たりの信頼度が低い場合には拡大率を小さく設定する。また、拡大表示中に表示面積の拡大率を変化させる態様としてもよい、このようにすれば、拡大表示された大きさによって、遊技状態が遊技価値の高い大当たり状態へ移行するのではないかという期待感を遊技者に抱かせることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
【0073】
(3)図8(b)おいて、表示位置L3の識別図柄画像が枠画像2cにより囲まれた識別図柄表示領域2aから背景画像表示領域2bに移動する場合を説明したが、逆に、背景画像表示領域2bで表示された識別図柄画像が枠画像2cを越えて識別図柄表示領域2a内に移動するようにしてもよい。また、移動する表示画像は識別図柄画像だけに限らず、他のキャラクタ画像等でもよい。
【0074】
(4)本実施形態では、遊技盤面1の一部に対面配置された液晶表示器2の表示面を配置した構成を示しているが、遊技盤面1の全面を液晶表示器2の表示面としてもよい。この場合には、識別図柄表示領域を表示するための表示面の表示面積が大きくなるため、遊技の迫力感が増し、遊技者の射幸心をより向上させることが可能となる。
【0075】
(5)リーチ状態となった場合、背景画像表示領域2bの部分に表示される背景画像の他の例としては、識別図柄画像の変動表示を行う枠画像2cに囲まれた識別図柄表示領域2aの表示態様は変更させずに、背景画像表示領域2bに表示される遊技盤面画像を他の演出画像に変更して表示するように構成してもよい。このように、識別図柄画像の変動表示中に、通常時と異なる演出表示を行うだけでも、遊技者の高い遊技価値へ移行への期待感を高めることができる。
【0076】
(6)なお、取付用開口、液晶表示器、透明板等の形状については、本実施形態で種々述べたが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、任意の組合せも可能である。特に、透明板としては、上述した形状のものに限定されず、液晶表示器2の前面の表示面の形状に合わせた形状を有していればよい。
【0077】
(7)上記の実施形態では、遊技機としてパチンコ遊技機を例に挙げて説明したが、本発明の適用範囲は、パチンコ遊技機等の球遊技機に限らず、複数の識別図柄の変動表示を行うスロットマシンその他の遊技機に適用してもよい。
【0078】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、識別図柄、識別図柄表示領域を囲む枠、及び識別図柄の表示位置を除く領域の背景がそれぞれ表示画像として表示されているので、それぞれの表示領域において表示画像の表示状態を変化させることが可能となり、演出の意外性、突飛性を向上させ、遊技者の期待感及び射幸心をより高める演出表示を行うことができる。
【0079】
請求項2記載の発明によれば、識別図柄画像の変動動作中においては、識別図柄画像の表示位置周辺部の表示面に対する遊技者の注目度がより強く喚起されることになるので、このタイミングにおいて意外性、突飛性のある画像演出を行うことで、より遊技者に対して訴求力を高めることができる。
【0080】
請求項3記載の発明によれば、識別図柄表示領域の表示面上での表示位置が変位されるので、識別図柄表示領域が固定された表示位置で表示されるだけでなく、表示面上で移動するという演出の意外性、突飛性が付与され、遊技者の興味、刺激をより喚起することができる。
【0081】
請求項4記載の発明によれば、識別図柄表示領域の形状が変更されるので、従来のような所定形状の図柄変動表示領域の枠内だけでの演出表示に比べ、演出の意外性、突飛性が向上し、遊技者の興味、刺激をより喚起することができる。
【0082】
請求項5記載の発明によれば、識別図柄表示領域の大きさが変更されるので、例えば表示面の全面に識別図柄表示領域が拡大表示等されれば、演出の迫力感が増し、遊技者の興味、刺激が喚起され、射幸心をより一層煽ることができる。
【0083】
請求項6記載の発明によれば、識別図柄画像の、枠画像の内方から外方への移動と外方から内方への移動との少なくとも一方が行われるので、例えば識別図柄表示領域を囲む枠内で表示された識別図柄画像を、この枠を越えて枠外に飛び出させるような奇抜な演出が可能となり、演出の意外性、突飛性をより向上させることができる。
【0084】
請求項7記載の発明によれば、識別図柄画像と枠画像及び背景画像とがそれぞれ別個に表示制御されているので、識別図柄画像が変動動作中となったとき、識別図柄画像と枠画像及び背景画像との表示状態がそれぞれ別個に変化され、演出の意外性、突飛性をより高める演出表示を行うことができる。
【0085】
請求項8記載の発明によれば、識別図柄表示領域内に表示される識別図柄画像及び背景画像と、識別図柄表示領域を除く表示領域に表示される背景画像とがそれぞれ別個に表示制御されているので、識別図柄画像が変動動作中となったとき、識別図柄表示領域内に表示される表示画像と該識別図柄表示領域を除く表示領域に表示される表示画像との表示状態がそれぞれ別個に変化され、演出の意外性、突飛性をより高める演出表示を行うことができる。
【0086】
請求項9記載の発明によれば、遊技価値を変動させるために遊技者が最も注目する識別図柄画像及び識別図柄表示領域の表示状態を変化させるという意外性、突飛性のある演出を行うようにしたので、遊技者の遊技価値(当たり)に対する高い期待感や射幸心を効果的に高めることができる。
【0087】
請求項10記載の発明によれば、遊技機において、遊技盤面の表面側に、表示器の表示面を覆い、その表面の適所に釘及び風車等の役物が植設された透明板を備えたので、例えば遊技盤面の表面側全域又は遊技球が通過する領域に表示器の表示面を設けても、釘及び風車等の役物の存在により盤面上での球を落下させる領域を確保しながら、遊技球が通過する領域の背後で表示画像による演出が可能となり、遊技の面白味が増し、遊技自体の興趣を向上させることができる。
【0088】
請求項11記載の発明によれば、識別図柄、識別図柄表示領域を囲む枠、及び識別図柄の表示位置を除く領域の背景がそれぞれ表示画像として表示されているので、それぞれの表示領域において表示画像の表示状態を変化させることが可能となり、演出の意外性、突飛性を向上させ、遊技者の期待感及び射幸心をより高める演出表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機が適用されるパチンコ遊技機の一実施形態を示す外観構成図である。
【図2】液晶表示器と透明板との配置関係を示す分解図である。
【図3】遊技盤面と液晶表示器との配置及び構成を示す一部縦断面図である。
【図4】本実施形態に係るパチンコ遊技機のハードウエア構成図を示したものである。
【図5】本実施形態に係る本体制御部10のCPU11の機能ブロック図である。
【図6】本実施形態に係る画像表示制御部20のCPU21の機能ブロック図である。
【図7】本実施形態に係る画像表示制御動作を行わせるためのフローチャートである。
【図8】リーチ状態の発生時(表示位置L1,L2に停止した識別図柄画像が同一図柄の場合)に液晶表示器の表示面に表示される画面図である。
【図9】他の実施形態に係るパチンコ遊技機のハードウエア構成図を示したものである。
【図10】他の実施形態に係る本体制御部10のCPU11の機能ブロック図である。
【図11】他の実施形態に係る画像表示制御部20のCPU21の機能ブロック図である。
【図12】他の実施形態に係る画像表示制御動作を行わせるためのフローチャートである。
【図13】リーチ状態の発生時(表示位置L1,L2に停止した識別図柄画像が同一図柄の場合)に液晶表示器の表示面に表示される画面図の他の例を示すものである。
【図14】さらに他の実施形態に係る画像表示制御動作を行わせるためのフローチャートである。
【図15】リーチ状態の発生時(表示位置L1,L2に停止した識別図柄画像が同一図柄の場合)に液晶表示器の表示面に表示される画面図のさらに他の例を示すものである。
【符号の説明】
1 遊技盤面
2 液晶表示器(画像表示装置)
2a 識別図柄表示領域
L1,L2,L3 表示位置
2b 背景画像表示領域
2c 枠画像
20 画像表示制御部(表示制御手段)
201 筐体
202 固定部
3 透明板
3a 釘(役物)
3b 風車(役物)
4 始動入賞部(入賞口)
5 大当たり入賞部
10 本体制御部
11 CPU
111,121 入賞判別部
112,122 大当たり外れ抽選部
113,123 図柄抽選部
114,124 図柄変動パターン決定部
115,125 遊技形態変更部
15 入賞検出部
16 賞球払出部
21 CPU
211 識別図柄表示制御部(識別図柄表示制御手段)
212 背景画像表示制御部(画像表示制御手段)
213,223 演出表示処理部
221 識別図柄表示領域制御部(識別図柄表示領域表示制御手段)
222 背景画像表示制御部(画像表示制御手段)
261 表示ドライバ
262 VRAM
27 記憶部
271,275 識別図柄記憶部
272 背景画像記憶部
276 第1背景画像記憶部
277 第2背景画像記憶部

Claims (11)

  1. 遊技盤面の少なくとも一部に対面配置された表示器の表示面で、遊技価値を変更させるための識別図柄画像の変動表示及び背景画像の表示を行う表示制御手段を備えた遊技機の画像表示制御装置であって、前記表示制御手段は、前記表示面の一部に設定された所定形状の識別図柄表示領域内で識別図柄画像を表示し、前記識別図柄表示領域を囲む枠画像を表示し、前記識別図柄画像の表示位置を除く表示面に背景画像を表示し、かつ前記枠画像の内外間での識別図柄画像の移動と識別図柄表示領域の表示態様の変更との少なくとも一方を実行することを特徴とする遊技機の画像表示制御装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記識別図柄画像の変動動作中に、前記枠画像の内外間での識別図柄画像の移動と識別図柄表示領域の表示態様の変更との少なくとも一方を実行することを特徴とする請求項1記載の遊技機の画像表示制御装置。
  3. 表示制御手段は、識別図柄表示領域の表示面上での表示位置を変位するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機の画像表示制御装置。
  4. 表示制御手段は、識別図柄表示領域の形状を変更するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機の画像表示制御装置。
  5. 表示制御手段は、識別図柄表示領域の大きさを変更するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機の画像表示制御装置。
  6. 表示制御手段は、識別図柄画像の、枠画像の内方から外方への移動と外方から内方への移動との少なくとも一方を行うものであることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機の画像表示制御装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記表示面の一部に設定された識別図柄表示領域内で識別図柄画像を表示する識別図柄表示制御手段と、前記識別図柄画像の表示位置を囲む所定形状の識別図柄表示領域に対して枠画像を表示すると共に前記識別図柄画像の表示位置を除く表示面に背景画像を表示する画像表示制御手段とを備えると共に、識別図柄画像の変動動作中に、識別図柄表示制御手段による前記枠画像の内外間での識別図柄画像の移動と画像表示制御手段による識別図柄表示領域の表示態様の変更との少なくとも一方を実行することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機の画像表示制御装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記表示面の一部に設定された所定形状の識別図柄表示領域内で識別図柄画像を表示すると共に第1の背景画像を表示する識別図柄表示領域表示制御手段と、前記識別図柄表示領域を除く表示面に第2の背景画像を表示する画像表示制御手段とを備えると共に、識別図柄画像の変動動作中に、識別図柄表示領域表示制御手段による前記識別図柄表示領域の内外間での識別図柄画像の移動と画像表示制御手段による識別図柄表示領域の表示態様の変更との少なくとも一方を実行することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機の画像表示制御装置。
  9. 入賞口が設けられた遊技盤面と、請求項1〜8のいずれかに記載の遊技機の画像表示制御装置と、入賞口に球が入賞したことを受けて識別図柄画像の変動表示の開始を指示する遊技制御手段とを備えてなる遊技機。
  10. 前記遊技盤面の表面側に、前記表示器の表示面を覆う透明板を備え、前記透明板は、その表面の適所に役物が植設されていることを特徴とする請求項9記載の遊技機。
  11. 遊技盤面の少なくとも一部に対面配置された表示器の表示面で、遊技価値を変更させるための識別図柄画像の変動表示及び背景画像の表示を行わせるコンピュータを、前記表示面の一部に設定された所定形状の識別図柄表示領域内で識別図柄画像を表示する手段と、前記識別図柄表示領域を囲む枠画像を表示する手段と、前記識別図柄画像の表示位置を除く表示面に背景画像を表示する手段と、前記識別図柄画像の変動動作中に、前記枠画像の内外間での識別図柄画像の移動と識別図柄表示領域の表示態様の変更との少なくとも一方を実行する手段として機能させるための遊技機の画像表示制御プログラム。
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