JP2004057338A - 物干用のハンガー - Google Patents

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Masahiro Saji
佐治 正大
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Abstract

【課題】物干綱または物干紐が、ハンガーのフック部を挿通するための目穴を具備しない通常の物干綱または物干紐であっても、フック部を物干綱または物干紐に引き掛けていく操作により、そのハンガーが物干綱または物干紐にフック部を係着させた状態として吊り下げられるようにする。
【解決手段】ハンガー1の主体部11の頂部に設けるフック部10の上半側の近傍位置に、アーム状に形成した押さえ腕4を、平面視においてフック部10の上半側の周面に対し物干綱Rの径に略対応する間隔をおき、側面視においてフック部10の上半側に対し略重合するように並列配位し、その押さえ腕4の長手方向の一端部40を、フック部10の前後の一端側に連結固定し、他端部41を、遊端としてフック部10の前後の他端側においてフック部10の周面から遊離する状態位置に配位する。
【選択図】    図11

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、洗濯した衣服類を懸架した衣服用のハンガーを、物干場に張り渡した物干綱に引き掛けて吊り下げたときに、洗濯物が風であおられても、ハンガーが物干綱から外れたり物干綱上を動きまわることがないように、物干綱に対する係止手段を装備せしめる物干用のハンガーに関する。
【0002】
【従来の技術】
洗濯した衣服類を乾かす場合、通常、衣服類にあっては、ハンガーに掛け、そのハンガーを、物干台または物干場にかけ渡す竿または綱に引き掛けて吊り下げることで行われる。
【0003】
このとき、風の強い日には、洗濯物が風であおられることで、ハンガーが物干竿または物干綱から外れ、洗濯物がハンガーごと飛ばされるようになるので、ハンガーを物干竿または物干綱に係止するための係止手段がハンガーに設けられる。
【0004】
この係止手段には、ハンガーを物干竿に係止するための手段としては、例えば、特許第2949062号の公報にあるように従来から知られている。この手段は、図1に示すように、ハンガー1の主体部11の頂部に設けたフック部10に、上下に並列する二本のアーム20・21が一端側において連結し他端側において上下に開放する略横向きのV字形をなす形状に形成した係止腕2を、それの要となる二本のアーム20・21の閉じ合わされた側に設ける連結軸3により、上下に回動するように連結して、常態において、自重により、図2にあるように上位側のアーム20がフック部10の内腔を横切り下位側のアーム21がフック部10に沿う下向きのV字形をなす姿勢を保持するようにしておき、このハンガー1のフック部10を物干竿Pに掛けることで、ハンガー1およびそれに懸架した洗濯物の重量により、V字形の係止腕2の上位側のアーム20が押し上げられて、連結軸3中心に図2において時計回りに回動し、それにより、図3にあるように、下位側のアーム21が物干竿Pをフック部10の内周側に抱き込んで、ハンガー1を物干竿Pに係着させるようにしている手段である。
【0005】
また、ハンガー1を物干綱Rに対して係止せしめる手段にあっては、物干綱Rを図4にあるように、ハンガー1のフック部10を通す目穴rを作っておき、そこに、フック部10を通して吊り下げることで、この目穴rにより係止するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
洗濯物を掛けたハンガーを、物干竿または物干綱または物干紐に引き掛けて吊り下げたときに、風であおられても外れて飛ばされることのないようにする係止手段は、ハンガーを物干竿に引き掛けて吊り下げるときの、物干竿に対して係止させるための手段にあっては、ハンガーのフック部を物干竿に引き掛けていく動作により自動的に係止が行われるようになることで、係止のための操作に負担がないが、ハンガーを綱または紐に引き掛けて吊り下げるときの、綱または紐に係止する手段にあっては、図4にあるように、物干綱(または物干紐)に、ハンガー1のフック部10を挿通する目穴rを形成しておいて、そこに、フック部10を、それの遊端側から挿し込んで係止することで行うことから、このフック部10を挿通する目穴rを具備せしめた特殊な物干綱Rまたは物干紐を要し、この目穴rのない通常の物干綱・物干紐には、それにハンガーを係止するために、別の係止手段が必要となる。
【0007】
しかも、フック部10を挿通するために物干竿または物干紐に設けられる目穴rの径が小さいことで、フック部10を目穴rに挿通していく操作が面倒な問題がある。また、この手段は、フック部10を針金で形成してあるハンガーを対象としているもので、フック部10を樹脂材で成形してあるハンガーにあっては、目穴rに対してハンガーのフック部を挿通し得ない問題がある。
【0008】
本発明は、従来の洗濯物を懸架したハンガーを物干場に張り渡した物干綱または物干紐に対しフック部を引き掛けて吊り下げる際に生じている上述の問題を解消せしめるためになされたものであって、物干綱または物干紐が、ハンガーのフック部を挿通するための目穴を具備しない通常の物干綱または物干紐であっても、フック部を物干綱または物干紐に引き掛けていく操作により、そのハンガーが物干綱または物干紐にフック部を係着させた状態として吊り下げられるようになる新たなハンガーの係止手段を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
洗濯物を掛けたハンガーを、物干場に張り渡した物干綱(または物干紐)に引き掛けて吊り下げたときに、その洗濯物が風にあおられても、それを掛けたハンガーが物干綱から外れないようにそのハンガーを物干綱に対して係着させておくには、ハンガーのフック部を物干綱に引き掛けたときに、その物干綱のハンガーのフック部との接触部位が、フック部の周面に対して巻き付いた形態となるようにすればよい。そして、このようにするには、ハンガーのフック部の上半側の側面に、このフック部と平行するアームを物干綱の径に対応する間隔をおいて並列配設し、そのアームの長手方向の一端側をフック部に固定連結し、他端側を遊端としておくことで、ハンガーを、それのフック部を物干綱に引き掛けてその物干綱に吊る下げるときに、物干綱が、係止腕の遊端側とフック部の周面との間に導入されて、フック部の周面と係止腕の周面とによりジグザグ状に屈曲して、フック部の周面に倣うように巻き付いた状態となって物干綱に引き掛けたフック部がその物干綱の長手方向に対し係着するようになる。
【0010】
そして、このことから、本発明においては、上述の目的を達成するための手段として、請求項1に記載した、ハンガー1の主体部11の頂部に設けるフック部10の上半側の近傍位置に、アーム状に形成した押さえ腕4を、平面視においてフック部10の上半側の周面に対し物干綱Rの径に略対応する間隔をおき、側面視においてフック部10の上半側に対し略重合するように並列配位し、その押さえ腕4の長手方向の一端部40を、フック部10の前後の一端側に連結固定し、他端部41を、遊端としてフック部10の前後の他端側においてフック部10の周面から遊離する状態位置に配し、この押さえ腕4の遊端部とフック部の周面との間に物干綱Rを導入せしめて、その物干綱Rを押さえ腕4とフック部10とにより蛇行屈曲せしめてフック部10に係着させるようにしたことを特徴とする物干用のハンガーを提起するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明手段による物干用のハンガーは、それの基本的な形態については、洗濯した衣服類を懸架する主体部とそれの頂部に上方に突出するよう設けるフック部とにより、通常のハンガーと同様に形成する。
【0012】
このとき、その主体部11は、図5に示しているよう、通常の衣服を掛けるハンガーの主体部と同様の形状に作ってよく、また、靴下等を吊り下げるクリップ付きのものとするなど適宜の形状に形成してよい。
【0013】
このハンガー1の主体部11の頂部に上方に突出するように設けるフック部10も、通常のハンガーのフック部と同様の形状に形成してよい。また、このフック部10は、主体部11とは別体に形成して、主体部11に接続しハンガー1に組み立てるようにする場合がある。
【0014】
また、この主体部11およびフック部10は、針金状の金属線材の折曲成形により形成するか、または、合成樹脂材により成型品として形成してよいこと従前のハンガーと同様である。
【0015】
このように形成するハンガー1には、それのフック部10の上半側の近傍位置に、針金状の金属線材または合成樹脂材により、側面視においてフック部10の上半側に略倣うアーチ状に形成した押さえ腕4を、図6にあるよう平面視において、物干綱Rの径に略対応する間隔dをおき、側面視において図5にあるようフック部10の上半側に対し略重合するように配位してフック部10に対し並列させ、この押さえ腕4の長手方向の一端部40をフック部10の前後方向における一端側(図5に示している実施例においては後端側)に連結して固定状態とし、他端部41は遊端としてフック部10の前後の他端側(前述図5の実施例においては前端側)においてそのフック部10の周面から遊離した状態位置に配位し、この状態において前述の一端部40による連結によりフック部10に支持せしめて固定状態に装設する。
【0016】
これにより、ハンガー1を、それのフック部10を物干綱Rに引き掛けて吊り下げるときに、物干綱Rを押さえ腕4の遊端部(他端部)41の側からその押さえ腕4とフック部10の周面との間に導いて、その物干綱Rのフック部10に引き掛ける部位を、図7および図8にあるように、フック部10の周面の下面側から上方に屈曲して押さえ腕4の周面の上面側を経る屈曲蛇行した状態とし、物干綱Rがフック部10に対しその物干綱Rの長手方向に係着した状態となるようにする。
【0017】
この物干綱Rをフック部10と共同して屈曲蛇行させる押さえ腕4には、それの長手方向の一部に、物干綱Rを嵌入させる凹部4aを形成しておく場合がある。この凹部4aは、屈曲蛇行させて係着させた物干綱Rがそれの長手方向に対し直交する方向にずれるようになるのを阻止するうえにおいて有効である。
【0018】
フック部10の上半側の近傍に押さえ腕4を並列配設するときの、その押さえ腕4とフック部10の周面との間に形成する間隔dは、上述した如く、押さえ腕4の遊端部(他端部)41とフック部10の周面との間から物干綱Rをフック部10の上部側に導いていくためのもので、物干綱Rが入り込むようになればよく、また、導く物干綱Rを押さえ腕4とフック部10とにより蛇行屈曲させてフック部10に対して係着させるときの係着作用を良くするために、この間隔dは、物干綱Rが通過する範囲内においてできるだけ狭くしておくことが望ましい。
【0019】
また、このフック部10の上半側の近傍位置に並列させて装設する押さえ腕4は、前述の図5にあるよう側面視においてフック部10と略重合するように並列させてよいものであるが、図9・図10に示しているように、押さえ腕4を、フック部10の上半側に対し略2分の1ピッチ程度で、上方または下方にずれた状態位置に並列するようにすることが望ましい。
【0020】
フック部10に並列させて設ける押さえ腕4の遊端部(他端部)41は、図5に示している例にあっては、側面視において、フック部10の内腔側に位置するようにしているが、図11に示す例の如く、フック部10の外周側に張り出すようにしてもよい。この場合には、押さえ腕4の遊端部(他端部)41とフック部10の周面との間から導入する物干綱Rが、フック部10の上面側に導かれ、そこから、間隔dを介し押さえ腕4の下面側に導かれて、フック部10の周面に巻き付くよう蛇行屈曲していくようになる。
【0021】
また、このフック部10に並列させて設ける押さえ腕4は、図12にある例の如く、フック部10の上半側の左右の両側にそれぞれ位置するように並設してよく、このようにすることで、物干綱Rの屈曲蛇行によるフック部10に対する係着は、図14にあるよう一層効果的なものとなる。
【0022】
このフック部10の両側に配設する押さえ腕4・4は、それらの遊端部を、図15に示している例の如く、つなぎ部材42により一体または一体的に連結しておくことが、物干綱Rの導入を円滑にする上において有効であり望ましい。
【0023】
また、押さえ腕4は、弾性を具備する金属線材の折り曲げ成形により形成するか、弾性を具備する合成樹脂材により成型品として成形することで、撓曲可能に形成することがむしろ望ましく、これにより、例えば、図15にあるように、物干綱Rを押さえ腕4・4とフック部10とにより屈曲蛇行させた状態としたときに、物干綱Rをフック部10の上部側に導く際に弾性により撓曲した押さえ腕4の復元により物干綱Rをフック部10の周面に押圧するようになって、屈曲蛇行によるフック部10に対する係着を一層効果的にする。
【0024】
このように押さえ腕4を弾性資材により撓曲可能に形成するときは、フック部10に並列させて設ける押さえ腕4のフック部10との間に形成する間隔dは、物干綱Rの径よりも狭くしておいてよい。
【0025】
また、押さえ腕4を、弾性を具備する合成樹脂材により成形するとき、ハンガー1のフック部10と一体に連続する成型品として成形する場合には、そのハンガー1のフック部10の側にも、弾性による撓曲での物干綱Rの挟持が期待できるようになる。
【0026】
フック部10に並列させて設ける押さえ腕4は、フック部10を例えば合成樹脂材により成型品として成形するときに、それの上半側の部位に、図17・図18に示す実施例の如く、フック部10の巾方向の中間部において前後方向に連続する開裂状の開口部10aを形設しておいて、別に合成樹脂材で成形する押さえ腕4を、それの長手方向の中間部位が、この開口部10aに嵌入するように配位して、それの基端部(一端部)40をフック部10に連結固定し、遊端部(他端部)41を、フック部10の周面に対し遊離した状態位置に配位することで、フック部10に対し並列状態に装設するようにしてよい。
【0027】
このとき、押さえ腕4の遊端部(他端部)41は、図17・図18にある例においては、フック部10の内腔側においてフック部10の周面に対し遊離する位置を占めるようにしているが、図21にある実施例のように、フック部10の外周側においてそのフック部10の周面に対向するようにしてよいこと勿論である。
【0028】
この場合は、前述の例のものが、図20にあるように物干綱Rがフック部10の下面側から押さえ腕4の上面側を経て再びフック部10の下面側を通るようになるのに対し、図22にあるように、物干綱Rが、押さえ腕4の下面側に導かれることで、フック部10の上面側から押さえ腕4の下面側を経て再びフック部10の上面側を通る態様となってフック部10に係着していくようになる。
【0029】
次に、図23・図24は別の実施例を示している。この例は、金属線材の屈曲成型によりハンガー1を形成するときに、その金属線材aの一方の端部側でフック部10を成形し、他方の端部側で押さえ腕4を成形するようにしている例である。
【0030】
即ち、この例においては、所定の長さに切断した金属線材aの長手方向の中間部位の屈曲成型によりハンガー1の主体部11を成形して、その金属線材aの一方の端部側bを成形した主体部11の頂部から上方に立ち上げて、フック状に屈曲成形することでフック部10を形成してハンガー1を組み立てるようにするが、このとき、金属線材aの他方の端部側cを、成形したフック部10の立上部に沿い上方に立ち上げて、フック部10の上半側の一方の側面に沿いそれに倣うように彎曲させ、その先をループ状に屈曲して他方の側面に沿うよう折り返し、再びフック部10の上半側の側面に倣うよう彎曲させてそれの端部をフック部10の立上部に巻き付けることで、図23・図24にあるように、このハンガー1を成形する金属線材aの他方の端部側cによりフック部10の上半側に並列する押さえ腕4・4を形成するようにしている。
【0031】
ハンガー1を成形する金属線材aの他端側cで形成する押さえ腕4のループ状とした遊端部(他端部)40は、図23に示す例においては、その金属線材aの一端側で形成したフック部10の外周側に張り出すようにしているが、図24にある実施例のようにフック部10の内腔側に位置すようにしてもよいこと勿論である。
【0032】
また、このように、金属線材aにより押さえ腕4を具備するハンガー1を成形するとき、金属線材aの他端側cにより成形する押さえ腕4は、別に金属線材aにより成形しておいて、これの基端側を金属線材aにより成形したハンガー1の頂部のフック部10の立上部に巻き付け固着することで装着するようにしてもよい。
【0033】
この場合は、ハンガー1を成形する金属線材aは、それの一端側bによりフック部10を形成するようにするが、他端側cは、一端側で成形するフック部10の立上部に巻き付ける程度の長さにしておいてよい。
【0034】
次に、図25〜図32は、さらに別の実施例を示している。この例は、ハンガー1の主体部11の頂部から立ち上がるフック部10に、それの上半側に並列する押さえ腕4を装設して、物干綱Rに対しそれの長手方向に係着した状態として吊り下げ得るようにするが、このフック部10には、さらに、物干綱Rに懸架したときに、フック部10をその物干竿Pに対し係着させる係止腕2を設けている例であり、いいかえるならば、物干竿Pにフック部10を係着させるための押さえ腕4を装備せしめたハンガー1のフック部10に、物干綱Rに対しフック部10を係着させるための押さえ腕4を装設した例である。
【0035】
この例のハンガー1は、それの主体部11およびフック部10を合成樹脂材により成形した形態のもので、その成形の際に、フック部10の上半側の側面に並設する物干綱Rを押さえ込んで屈曲蛇行させる押さえ腕4を、フック部10を成形する樹脂材により一体に連続させて成形することで装設し、また、フック部10には、上位側のアーム20と下位側のアーム21とで側面視において略V字形をなすように形成する係止腕2の要となる部位を回動自在に軸支するための軸受部10bを、前述の押さえ腕4の基端部(一端部)40の下方に配位して形設しておき、この軸受部10bに、別に合成樹脂材により成形しておいた前述の係止腕2の要部に設けた連結軸3を嵌装することで、この係止腕2を装設するようにしている。
【0036】
この例においては、ハンガー1を物干竿Pに懸架するときは、フック部10を物干竿Pに引き掛けるときに、物干竿PがV字形の係止腕2の内周側に嵌入して、これを上向きに回動させ、図31にあるように係止腕の上位側のアーム20と下位側のアーム21とが、嵌入した物干竿Pを成形した合成樹脂材の弾性によりフック部10の内周面に向け押し出して、フック部10に係着させるようになり、また、物干綱Rに引き掛けるときは、フック部10の外周面と押さえ腕4の遊端部(他端部)41との間に物干綱Rを導入することで、その物干綱Rが図32にあるように屈曲蛇行してフック部10に係着した状態となる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による物干用のハンガーは、主体部の頂部に連続させて設けるフック部の上半側の近傍位置に、一端部をフック部に固定し他端部を遊端とした押さえ腕を並列させて装設し、物干綱を、押さえ腕の遊端側とフック部の周面との間に導き、それを押さえ腕とフック部とにより蛇行屈曲させてフック部に係着させるようにしているのだから、物干綱に洗濯物を掛けたハンガーを懸架したときにその物干綱に係着して風に飛ばされることがないようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の物干竿に対する係止手段付きのハンガーの要部の側面図である。
【図2】同上のハンガーの物干竿に懸架していく工程途上の一部破断した側面図である。
【図3】同上ハンガーの物干竿に懸架した状態時の一部破断した側面図である。
【図4】従前の物干綱に対するハンガーの係止手段の説明図である。
【図5】本発明による物干綱に対する係止手段を装備せるハンガーの斜視図である。
【図6】同上のハンガーの物干綱に懸架した状態時の平面図である。
【図7】同上ハンガーの同上状態時の要部の斜視図である。
【図8】同上ハンガーの同上状態時の要部の一部破断した前面図である。
【図9】同上ハンガーの別の実施例の要部の一部破断した前面図である。
【図10】同上ハンガーのさらに別の実施例の一部破断した要部の前面図である。
【図11】同上ハンガーの並設した押さえ腕の遊端側をフック部の外周側に突出させた例の要部の斜視図である。
【図12】同上ハンガーの押さえ腕をフック部の左右の両側に並設した例の要部の斜視図である。
【図13】同上ハンガーの同上実施例の要部の平面図である。
【図14】同上ハンガーの同上実施例の要部の一部破断した前面図である。
【図15】同上ハンガーの別の実施例の要部の斜視図である。
【図16】同上ハンガーの同上実施例の一部破断した側面図である。
【図17】同上ハンガーのさらに別の実施例の要部の斜視図である。
【図18】同上実施例の要部の縦断側面図である。
【図19】同上実施例の要部の物干綱に懸架した状態時の平面図である。
【図20】同上実施例の同上状態時の縦断前面図である。
【図21】同上ハンガーの押さえ腕の遊端側をフック部の外周側に突出させた実施例の縦断側面図である。
【図22】同上実施例の物干綱に懸架した状態時の縦断前面図である。
【図23】同上ハンガーの金属線材で成形した実施例の斜視図である。
【図24】同上の金属線材で成形するハンガーの別の実施例の斜視図である。
【図25】同上ハンガーのさらに異なる実施例の要部の側面図である。
【図26】同上ハンガーの同上実施例の要部の前面図である。
【図27】同上ハンガーの同上実施例の要部の平面図である。
【図28】同上実施例のV字型の係止腕を組み付ける前の状態時の要部の側面図である。
【図29】同上実施例の同上状態時の要部の前面図である。
【図30】同上実施例の同上状態時の要部の平面図である。
【図31】同上実施例の物干竿および物干綱に係止した状態時の説明図である。
【図32】同上実施例の同上状態時の縦断前面図である。
【符号の説明】
P…物干竿、R…物干綱、a…金属線材、b…金属線の一端側、c…金属線の他端側、d…間隔、r…目穴、1…ハンガー、10…フック部,10a…開口部、10b…軸受部、11…主体部、2…係止腕、20…上位側のアーム、21…下位側のアーム、3…連結軸、4…押さえ腕、4a…凹部、40…一端部(基端部)、41…他端部(遊端部)、42…つなぎ部材。

Claims (8)

  1. ハンガー1の主体部11の頂部に設けるフック部10の上半側の近傍位置に、アーム状に形成した押さえ腕4を、平面視においてフック部10の上半側の周面に対し物干綱Rの径に略対応する間隔をおき、側面視においてフック部10の上半側に対し略重合するように並列配位し、その押さえ腕4の長手方向の一端部40を、フック部10の前後の一端側に連結固定し、他端部41を、遊端としてフック部10の前後の他端側においてフック部10の周面から遊離する状態位置に配し、この押さえ腕4の遊端部とフック部の周面との間に物干綱Rを導入せしめて、その物干綱Rを押さえ腕4とフック部10とにより蛇行屈曲せしめてフック部10に係着させるようにしたことを特徴とする物干用のハンガー。
  2. フック部10の上半側に並列させて一端部40をフック部10に連結固定する押さえ腕4の遊端とする他端部41を、側面視においてフック部10の内周側に位置させ、押さえ腕4の遊端側から導入する物干綱Rを押さえ腕4の外周面側とフック部10の内周面側とで蛇行屈曲させるようにすることを特徴とする請求項1記載の物干用のハンガー。
  3. フック部10の上半側に並列させて一端部40をフック部10に連結固定する押さえ腕4の遊端とする他端部41を、側面視においてフック部10の外周側に位置させ、押さえ腕4の遊端側とフック部10の周面との間から導入する物干綱Rを、フック部10の外周面側と押さえ腕の内周面側とにより蛇行屈曲させてフック部10に係着させることを特徴とする請求項1記載の物干用のハンガー。
  4. アーム状に形成する押さえ腕4を、フック部10の上半側の左右の両側に、平面視においてフック部10に対し物干綱の形に略対応する間隔をおいてそれぞれ並列させて配位し、それらの一端部40をフック部10の前後の一端側に連結固定し、それらの他端部41を遊端としてフック部10の周面から遊離する状態位置に配位することを特徴とする請求項1記載の物干用のハンガー。
  5. フック部10の上半側の左右の巾方向の中間部位に、前後方向に連続する開裂状の開口部10aを形設し、この開口部10a内に、アーム状に形成した押さえ腕4の長手方向の中間部位を配位して、その押さえ腕4の一端部40をフック部10の前後の一端側に連結固定し、他端部41を遊端として、側面視でフック部10の内周側において、そのフック部10の内周面から遊離する状態位置に配設することを特徴とする請求項1記載の物干用のハンガー。
  6. フック部10の上半側の左右の巾方向の中間部位に、前後方向に連続する開裂状の開口部10aを形設し、この開口部10a内に、アーム状に形成した押さえ腕4の長手方向の中間部位を配位して、その押さえ腕4の一端部40をフック部10の前後の一端側に連結固定し、他端部41を遊端として、側面視でフック部10の外周側において、そのフック部10の外周面から遊離する状態位置に配位することを特徴とする請求項1記載の物干用のハンガー。
  7. ハンガー1の主体部11を、所定長さに切断した金属線材aの長手方向の中間部位の屈曲により成形し、その主体部11の頂部に連続するフック部10を、金属線材aの一端側bにより成形し、そのフック部10に並設する押さえ腕4を、前記金属線材aの他端側cにより成形することを特徴とする請求項1記載の物干用のハンガー。
  8. ハンガー1のフック部10には、それの上半側に押さえ腕4を並列させて設け、その押さえ腕4の下方に、フック部10の内周側を横切る側面視において略V字型の係止腕2を上下に回動自在に設けることを特徴とする請求項1記載の物干用のハンガー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109311586A (zh) * 2016-06-07 2019-02-05 爱碧世株式会社 物流箱
CN115434125A (zh) * 2022-08-19 2022-12-06 朱宝文 一种组合晾衣架

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