JP3019260U - 衣服ハンガー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗濯物干し用にも適した衣服ハンガーを提供
する。 【構成】 衣服ハンガー１０は、肩掛け部１、２におけ
るフック部４に近い側の一部を角度を変えて山形に成形
加工した山形部分１４ａ、１４ｂを構成し、さらに、前
記肩掛け部１、２と掛止桟３で囲まれた空間領域内Ｋ
に、棒状でフック部４の肩掛け部１、２へとつながる根
元部分１３を握持できる寸法の係止手段を両端に配設し
た構造のハンガー連係具１１を、ハンガー本体とのつな
ぎ部分１２ａ、１２ｂを折曲切断することにより切り離
し可能にハンガー本体とともに一体成形した構造であ
り、洗濯物干し用として二本以上並べて使用する場合
に、上記ハンガー連係具１１を折取ってフック部根元部
分１３同士をつないで所定の間隔を維持し、且つ風が吹
いても衣服が落ちないように構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は衣服ハンガーの構造に関し、特に洗濯した衣服を干す場合に使用する ことも考慮された衣服ハンガーの構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、衣服ハンガーは木製、金属製または合成樹脂製であり、これらを成形 加工してなる略三角形状枠ハンガー本体の頂角部分に係止のための疑問符（？） 形状のフック部を取り付けた基本構造を有している。

【０００３】 上記ハンガー本体は上着の両肩部を掛ける肩掛け部と該肩掛け部の下方に横架 したズボン類を掛ける掛止桟とからなり、前記フック部は金属棒を湾曲成形して 別個に取り付けるか、またはハンガー本体と一体に成形される。

【０００４】 上記のような衣服ハンガーは日常家事に欠かせないものであり、 ところで衣服ハンガーは単に衣服の吊り下げ保管用として用いられる他に洗濯 物の干し吊り具としても利用されることが多い。

【０００５】 即ち、従来洗濯物の干し吊り具としては２０〜４０本という多数の洗濯ばさみ が取付けられた所謂洗濯用角ハンガーにまとめて衣服を係止吊り下げて物干し竿 や洗濯ロープに吊支するのが一般的であるが、この問題点として、（１）干され た洗濯物の間隔が狭く大きな衣服では隣と接触してしまうし、表裏がくっついて しまうので乾きが遅くなること。（２）小量の洗濯物を干す場合は取扱いが面倒 なこと。（３）洗濯ばさみで吊り下げるので生地を傷める虞があること等が挙げ られる。

【０００６】 かえって、個々の洗濯物（衣服）を衣服ハンガーで吊るして干した方が乾きが 早く生地を傷めることもないので洗濯物にとってはこの方が良いのである。

【０００７】 通常、物干し竿（直径３〜５ｃｍ）に大きく湾曲したフック部を掛けて干し、 風が強い日には飛ばされないように洗濯はさみ等で固定する。

【０００８】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来一般の衣服ハンガーでは洗濯物干し用として使用する場合 に、風で物干し竿ないし洗濯ロープに沿って移動しやすく、隣合う衣服ハンガー が寄ってしまい、洗濯物同士が接着して乾きが遅くなるという問題点があった。

【０００９】 即ち、単体としての衣服ハンガーを洗濯物干し用として複数利用する場合には 、隣合う衣服ハンガーをある程度離しておく必要があった。

【００１０】 また、従来の衣服ハンガーは通常肩掛け部と掛止桟で三角形状となっているが 、首部分が大きく開いた上着では左右対称に正しく肩掛け部に吊るされないで左 右何れかに片寄ってしまい、最悪肩掛け部から上着が外れて落ちてしまうという 問題点があった。

【００１１】 これは洗濯物干し用として使用する場合は風で揺れるので一層洗濯物が片寄っ て落ちる恐れが大きいので問題である。

【００１２】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、洗濯衣料の物干しとして使用 する場合に所定間隔離して掛けられるようにし、また掛けた衣服が正しく左右対 称にハンガーの中央に吊るされるように工夫された衣服ハンガーを提供するもの である。

【００１３】

【課題を解決するための手段】

本考案は、係止するためのフック部と、上着の両肩部を掛ける肩掛け部と、該 肩掛け部の下方に横架したズボン類を掛ける掛止桟と、から構成される合成樹脂 を一体成形してなる衣服ハンガーにおいて、前記肩掛け部と掛止桟で囲まれた空 間領域内に、棒状でフック部の肩掛け部へとつながる根元部分を握持できる寸法 の係止手段を両端に配設した構造のハンガー連係具を、ハンガー本体とのつなぎ 部分を折曲切断することにより切り離し可能にハンガー本体とともに一体成形し たことを特徴とする衣服ハンガーを提供することにより、 また、係止するためのフック部と、上着の両肩部を掛ける肩掛け部と、該肩掛 け部の下方に横架したズボン類を掛ける掛止桟と、から構成される合成樹脂を一 体成形してなる衣服ハンガーにおいて、前記肩掛け部におけるフック部に近い側 の一部を角度を変えて山形に成形加工したことを特徴とする衣服ハンガーを提供 することにより、上記目的を達成するものである。

【００１４】

【作用】

本考案における衣服ハンガーにおいては、フック部の肩掛け部へとつながる根 元部分を握持できる寸法の係止手段を両端に配した棒状のハンガー連係具がハン ガー本体と取り外し可能なように一体に形成してあるので、洗濯物干し用として 使用す場合に、必要があれば前記ハンガー連係具をハンガー本体より折取ってフ ック部の根元に一方の係止手段で握持固定し、他端の係止手段で隣の衣服ハンガ ーの本体のフック部根元に握持固定することができる。

【００１５】 したがって、二つの衣服ハンガーがハンガー連係具にてつながるとともに該連 係具の長さにハンガー同士の間隔が保たれることになり、風が多少吹いてもハン ガー同士が接触することなく、即ち洗濯物の衣類が接着することなく平行に干す ことができる。

【００１６】 上記ハンガー連係具のハンガー本体フック部根元との係止手段は手で離す方向 に引っ張ると簡単に解除されて外せる程度であり、且つ通常の風程度では容易に は外れない程度の握持状態に設定されている。

【００１７】 また、上記ハンガー連係具は前記肩掛け部と掛止桟で囲まれた空間領域内に、 ハンガー本体と小さな直径１ｍｍ程度のつなぎ部分（プラモデルの部品群がフレ ームにつながっているが如き状態）でつながっており、軽く手で折曲することに より切り離し可能に構成されている。

【００１８】 したがって、洗濯物干し用以外の通常のハンガーとして使用する場合でも上記 ハンガー連係具は邪魔にはならず、且つハンガー連係具を使う場合には簡単に女 性でもペンチその他道具を使わずに容易に取り外せるのである。

【００１９】 また、上記ハンガー連係具はハンガー本体と一体であって、合成樹脂の射出成 形によるハンガー本体の製造時に同時に一体形成される。

【００２０】 したがって、コストアップは殆どなく、従来の簡単な構造の合成樹脂製ハンガ ーと同じ低コストで製造できる。

【００２１】 また、衣服ハンガーの肩掛け部におけるフック部に近い側の一部を角度を変え て山形に成形加工したことを特徴とする衣服ハンガーは、首周りが大きく開いた 上着類を吊した場合に、上記フック部に近い山形の肩掛け部分が開いた首周りの 中に入るので、上着の左右何れかの肩部分がずれてフック部につながる位置近く に移動することがなく、安定に上着類を正しく左右対称に吊るすことができる。

【００２２】 したがって、風の強い日であっても、ハンガーが揺れて吊るした衣類がずれて 落ちるような心配がない。

【００２３】

【実施例】

本考案に係わるハンガーの実施例を図面を用いて詳述する。

【００２４】 図１は本考案に係わる衣服ハンガーの正面図である。

【００２５】 図２は本考案に係わる衣服ハンガーを二個使用する場合にハンガー連係具にて つないだ使用状態を示す斜視図である。

【００２６】 図３は上記衣服ハンガーにおけるハンガー連係具の構造例を示す図であり、（ Ａ）はフック根元部分の断面形状が円であり、これに合わせたＣ字形状の最も簡 単な係止手段であり、（Ｂ）は先端を八の字に折曲して開いた構造の形状とした 係止手段であり、（Ｃ）はフック根元部分の断面形状を円ではなく角を持たせた 形状と為し、ハンガー連係具の両端係止手段の断面を前記断面形状に嵌合させた 構造である。

【００２７】 図４は本考案に係わる衣服ハンガーの肩掛け部におけるフック部に近い側の一 部を山形に変形加工した実施例三例を従来例と比較して示す図である。

【００２８】 先ず図１において、衣服ハンガー１０は、基本的には従来の合成樹脂製衣服ハ ンガーのように各部の断面が直径６〜１０ｍｍ程度の円形断面で、係止するため のフック部４と上着の両肩部を掛ける左右の肩掛け部１、２と該肩掛け部１、２ の下方に横架したズボン類を掛ける掛止桟３とから構成され、フェノール樹脂、 エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等の合成樹脂を射出一体成形して製造されるが 、この構成に加えて前記肩掛け部１、２におけるフック部４に近い側の一部を角 度を変えて山形に成形加工した山形部分１４ａ、１４ｂを構成し（請求項２に対 応する）、また補強梁部９を上記山形部分の直下に配設してある。

【００２９】 さらに、前記肩掛け部１、２と掛止桟３で囲まれた空間領域内Ｋに、長さ３〜 １５ｃｍの棒状でフック部４の肩掛け部１、２へとつながる根元部分１３を握持 できる寸法の係止手段を両端に配設した構造のハンガー連係具１１を、ハンガー 本体とのつなぎ部分１２ａ、１２ｂを折曲切断することにより切り離し可能にハ ンガー本体とともに一体成形した構造（請求項１に対応する）に特徴を有する。

【００３０】 尚、図１の衣服ハンガー１０では肩掛け部１、２の中程に衣服の肩紐を挟む肩 紐掛止用延設部７が設けられており、また、掛止桟３の両端近傍にはスカートル ープを掛止するためのループ係止用突起８が配設されているが、これは従来技術 の延長であり、勿論無くてもよく、本考案とは関係しない。

【００３１】 次に、前記ハンガー連係具１１の使用方法について説明すると、通常クロゼッ ト、タンス等に衣類を吊支して収納するような場合（隣合う衣類は接触している ）はそのまま取り付いた状態にしておき、何等効用はないが、ハンガー本体の肩 掛け部１、２と掛止桟３で囲まれた空間領域内Ｋに収まっているので邪魔にはな らない。

【００３２】 そしてひとたび該衣服ハンガーを洗濯物干し用として使用する場合、図２のよ うに、二本以上並べて物干し竿２０に吊るす時に一方の雨吹くハンガー１０ａの ハンガー連係具１１をつなぎ部１２ａ、１２ｂから折取り、次に該ハンガー連係 具１１両端の係止手段１５で衣服ハンガー１０ａと１０ｂの各フック部根元部分 １３を握持するように押さえ込んで掛止固定する。

【００３３】 したがって、二つの衣服ハンガー１０ａ、１０ｂはハンガー連係具１１で所定 の距離を置いて離されるので、風で寄ったりして干した洗濯物が接着することが なくなるのである。

【００３４】 上記ハンガー連係具１１の係止手段１５の構造は図３に示されるような種々の ものが考えられる。

【００３５】 図３の（Ａ）は最も簡単な係止手段であり、Ｃ字形状の開口部からフック部根 元部分１３（円形断面）に差し込む構造であり、また（Ｂ）は上記改良型であっ て、開口部が八の字に開いた構造（開口角９０〜１２０度）であって、差し込み 時に先端に応力がかからず無理なく差し込めるようになっている。

【００３６】 上記例はフック部根元部分１３が円形断面の場合を想定しているが、その場合 はフック部根元部分１３を軸に回転する力にはあまり固定効果は期待できない。

【００３７】 この点、（Ｃ）の例ではフック部根元部分１３の断面形状が完全な円形断面で なく、ハンガーの面に対して直角な方向、即ちハンガー連係具１１の方向に平行 な平面を有する場合に適合するもので、該平面に密着する係止手段である。

【００３８】 上記（Ｃ）の例では回転も抑止されるので、衣服ハンガー１０ａ、１０ｂの肩 掛け部１、２の端部が接触する恐れもなく好ましいであろう。

【００３９】 勿論、上記（Ａ）、（Ｂ）の例でもフック部根元部分１３との密着力が充分得 られていれば回転力に対する抑止力も期待できる。

【００４０】 次に、上記フック部４に近い肩掛け部１、２の山形部分１４ａ、１４ｂの特長 について詳述すると、一般に従来の衣服ハンガー、特に合成樹脂製の簡単なハン ガーは図４の（Ａ）のように、肩掛け部と掛止桟が三角形状に作られているので 、上着類を中央に正しく吊支してもその吊支状態は極めて緩く、開いた首の部分 が大きな上着類ではハンガーが傾いたり多数のハンガーが並んでいる状態で隣の 衣服を取り出したりすると横滑りを起こして左右何れか一方にずれてしまい、上 着の首部分が肩掛け部から外れて衣服が落ちてしまい易い。

【００４１】 この点、本考案の衣服ハンガー１０では上着の首の開口部分を前記山形部分１ ４ａ、１４ｂのふもとの橋渡し寸法ｘに渡って突出させ、上着の首開口部の左右 を支持するので、大きな首開口部を持つ上着類でも左右にずれる恐れがなく、中 央に正しく吊支される。この際、橋渡し寸法ｘは子供用で７〜９ｃｍ、大人用で １０〜１５ｃｍが有効であろう。

【００４２】 図４は上記本考案に係わる肩掛け部の山形形状の例であり、（Ａ）は三角山形 形状の例であり図１に採用したものの基本型である。

【００４３】 （Ｂ）は円形山形形状の例であり、上記（Ａ）よりも山形形状のふもとの角度 が立っているので支持効果はより高い。

【００４４】 （Ｃ）は左右にも膨出した疑似楕円型の山形形状の例であり、さらにふもとの 角度がほぼ直角に立っているので最も左右のずれに対する抑止効果が高いといえ る。

【００４５】 尚、本考案の衣服ハンガー１０はハンガー連係具１１を含む全てが合成樹脂の 一体成形で作られるものであり、製造コストは従来の最も廉価な合成樹脂ハンガ ーと変わらない。

【００４６】 また、前記ハンガー連係具１１の棒状体の長さは任意であるが、３〜１５ｃｍ の範囲に設定するのが良いであろう。これは連係具強度、連係した本衣服ハンガ ーの必要間隔、取り回しの容易性及び肩掛け部１、２と掛止桟３で囲まれた空間 領域内Ｋに収める必要性等から決まる長さであり、実際上、子供服用で４ｃｍ、 大人用で７ｃｍ程度が最適である。

【００４７】 以上詳述したように本考案の衣服ハンガーは簡単な構造にもかかわらず、一般 的な衣類の保管に使用されるとともに洗濯物干し用にも最適であるので、その利 用価値は高く、製造コスト的にも充分市場に対応することができる誠に優れた考 案である。

【００４８】

【考案の効果】

本考案に係わる衣服ハンガーは上記のように構成されているため、以下に記載 するような効果を有する。

【００４９】 （１）洗濯物干し用として用いる場合に隣合うハンガー同士が所定間隔に維持 されるので洗濯物が巻き付いたり、接着しあう恐れがないという優れた効果を有 する。

【００５０】 （２）風で吊った上着がずれて首開口部が肩掛け部端に至って外れ落ちる恐れ がないという優れた効果を有する。

【００５１】 （３）上記機能を有しながらハンガー連係具を含めて全て合成樹脂製で一体成 形できるので、組立の必要がなく大量生産が容易であり、安く生産できるという 優れた効果を有する。

【提出日】平成７年８月２日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１３

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１３】

【課題を解決するための手段】

本考案は、（１）係止するためのフック部と、上着の両肩部を掛ける肩掛け部 と、該肩掛け部の下方に横架したズボン類を掛ける掛止桟と、から構成される合 成樹脂を一体成形してなる衣服ハンガーにおいて、前記肩掛け部と掛止桟で囲ま れた空間領域内に、棒状でフック部の肩掛け部へとつながる根元部分を握持でき る寸法の係止手段を両端に配設した構造のハンガー連係具を、ハンガー本体との つなぎ部分を折曲切断することにより切り離し可能にハンガー本体とともに一体 成形したことを特徴とする衣服ハンガーを提供することにより、 （２）また、係止するためのフック部と、上着の両肩部を掛ける肩掛け部と、 該肩掛け部の下方に横架したズボン類を掛ける掛止桟と、から構成される合成樹 脂を一体成形してなる衣服ハンガーにおいて、前記肩掛け部におけるフック部に 近い側の一部を角度を変えて山形に成形加工したことを特徴とする上記（１）記 載の衣服ハンガーを提供することにより、上記目的を達成するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案に係わる衣服ハンガーの正面図であ
る。

【図２】 上記ハンガーの使用状態を示す斜視図であ
る。

【図３】 本考案に係わるハンガー連係具の構造例三例
を示す図である。

【図４】 本考案に係わる衣服ハンガーの肩掛け部にお
けるフック部に近い側の一部を山形に変形加工した実施
例三例を従来例と比較して示す図である。

【符号の説明】

１ 肩掛け部（左） ２ 肩掛け部（右） ３ 掛止桟部 ４ フック部 ６ 窪部 ７ 肩紐掛止用延設部 ８ ループ係止用突起 ９ 補強梁部 １０、１０ａ、１０ｂ 衣服ハンガー １１ ハンガー連係具 １２ａ、１２ｂ つなぎ部 １３ フック部根元部分 １４ａ、１４ｂ 肩掛け部の山形部分 １５ 係止手段 ２０ 物干し竿 ｘ 肩掛け部の山形部分ふもとの橋渡し寸法

【手続補正書】

【提出日】平成７年８月２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項２

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 係止するためのフック部と、上着の両肩
   部を掛ける肩掛け部と、該肩掛け部の下方に横架したズ
   ボン類を掛ける掛止桟と、から構成される合成樹脂を一
   体成形してなる衣服ハンガーにおいて、前記肩掛け部と
   掛止桟で囲まれた空間領域内に、棒状でフック部の肩掛
   け部へとつながる根元部分を握持できる寸法の係止手段
   を両端に配設した構造のハンガー連係具を、ハンガー本
   体とのつなぎ部分を折曲切断することにより切り離し可
   能にハンガー本体とともに一体成形したことを特徴とす
   る衣服ハンガー。
2. 【請求項２】 係止するためのフック部と、上着の両肩
   部を掛ける肩掛け部と、該肩掛け部の下方に横架したズ
   ボン類を掛ける掛止桟と、から構成される合成樹脂を一
   体成形してなる衣服ハンガーにおいて、前記肩掛け部に
   おけるフック部に近い側の一部を角度を変えて山形に成
   形加工したことを特徴とする衣服ハンガー。