JPH09135766A - ハンガー - Google Patents

ハンガー

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JPH09135766A
JPH09135766A JP26542796A JP26542796A JPH09135766A JP H09135766 A JPH09135766 A JP H09135766A JP 26542796 A JP26542796 A JP 26542796A JP 26542796 A JP26542796 A JP 26542796A JP H09135766 A JPH09135766 A JP H09135766A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フックの開口部のロック状態が、風等によっ
て解除されても、フックが竿やロープ等の吊持部材に吊
り下げられている状態を保持でき、また該吊持部材への
吊り下げ、取り外しをスムーズに行えるフックを備えた
ハンガーとハンガーに吊るした衣類の種類等を識別でき
るハンガーを提供する。 【解決手段】 衣類等を吊るすハンガー本体部と、該ハ
ンガー本体部の上方に設けて、竿やロープ等の吊持部材
に引っ掛けるフックを有するハンガーにおいて、該フッ
クの一部に該吊持部材を誘導保持する弧状閉塞自在片を
揺動自在に軸支し、また該フックの一部または該弧状閉
塞自在片の一部に該ハンガー本体部に吊るした衣類の種
類等を表示する表示片を揺動自在に軸支し、該弧状閉塞
自在片により該フックの開口部位を閉塞した際、該フッ
クと該弧状閉塞自在片によりリング状部を形成する手段
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンガーに係り、
より詳細には、衣類等を吊り下げた際、風その他外力に
よって落下の危険性を解消できると共に、吊り下げた衣
類の種類等を容易に識別できるハンガーに関する。
【0002】
【従来の技術】衣類等の吊り下げ用ハンガーには、種々
のものがあり、一般的に、ハンガー本体部と、該ハンガ
ー本体部の上方に設けられ、竿やロープ等の吊持部材に
引っ掛けるフックを有する構成よりなる。ところで、ハ
ンガーのフックは、竿やロープ等の吊持部材に引っ掛け
るが、該引っ掛けた際に、風等によって落下してしまう
場合が多々ある。
【0003】そこで、このようなフック機構において、
近年では、フックの開口部を閉塞自在としたものが多く
提案されている。すなわち、 フック本体を中空部材で形成すると共に、該フック
本体の先端より伸縮可能なロッドを設け、該ロッドによ
り、該フックの開口部を閉塞自在とした構成(実開昭5
9−13294号公報参照)、 フック本体のハンガー本体部側に揺動自在のロック
用閉塞片を設けた構成(実開昭58−167643号公
報、同61−194497号公報参照)、 等が知られている。
【0004】そして、これらのハンガーのフック機構に
あっては、簡単な機構で、フックを竿やロープ等の吊持
部材に確実に吊り下げ、固定することができ、風等によ
る落下のおそれを未然に防止できるという利点を有す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したハン
ガーのフック機構の場合、次のような問題がある。すな
わち、 前者にあっては、フックを吊持部材に引っ掛けた
後、その都度、伸縮可能なロッドを引き出してロック
し、また取り外す際に、この反対の作業を行う必要があ
る。 後者にあっては、ロック用閉塞片が揺動自在である
ので、前者のような難点は解消できるものの、該ロック
用開閉片が、フックの後端側、すなわちハンガー本体部
側に設けられていて、該部位を中心にして揺動自在の構
成とされているので、ロック用閉塞片のロックが何らか
によって外れた場合、通常のフックと同じ形態となるた
め、落下の危険性が生じる。 フック自体を、直接、吊持部材に引っ掛けた後、ま
たは引っ掛けると並行して、該フックの開口部をロック
する必要がある。 等の課題がある。
【0006】ところで、衣料品、クリーニング店等にお
いては、衣服が吊るされたハンガーが大量に吊持部材に
引っ掛け、展示もしくは収納、保管してある。このよう
に大量のハンガーから、特定の衣類が吊るされたハンガ
ーを取り出すには、その選別作業に多くの手数を要す
る。また、このように、吊持部材に大量のハンガーが引
っ掛けられている場合、特定の衣類が吊るされたハンガ
ーを取り出す際、他のハンガーが一緒に落下してしまう
おそれがある。
【0007】本発明は、以上のような問題に対処して創
作したものであって、その目的とする処は、フックの開
口部のロック状態が、風等によって解除されても、フッ
クが竿やロープ等の吊持部材に吊り下げられている状態
を保持でき、また該吊持部材への吊り下げ、取り外しを
スムーズに行えるフックを備えたハンガーを提供するこ
とにある。また本発明の目的は、ハンガーに吊るした衣
類の種類等を識別できるハンガーを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】そして、上記課題を解決
するための手段としての本発明の請求項1のハンガー
は、衣類等を吊るすハンガー本体部と、該ハンガー本体
部の上方に設けて、竿やロープ等の吊持部材に引っ掛け
るフックを有するハンガーにおいて、該フックの一部に
該吊持部材を誘導保持する弧状閉塞自在片を揺動自在に
軸支し、また該フックの一部または該弧状閉塞自在片の
一部に該ハンガー本体部に吊るした衣類の種類等を表示
する表示片を揺動自在に軸支し、該弧状閉塞自在片によ
り該フックの開口部位を閉塞した際、該フックと該弧状
閉塞自在片によりリング状部を形成することを特徴とす
る。
【0009】請求項2のハンガーは、前記請求項1のハ
ンガーにおいて、前記弧状閉塞自在片と表示片が、それ
ぞれ単独で揺動自在にフックの一部に軸支してなること
を特徴とする。請求項3のハンガーは、請求項1または
2のハンガーにおいて、前記表示片が、該表示片を揺動
起立させるための操作用凸部を有することを特徴とす
る。請求項4のハンガーは、前記請求項1〜3のハンガ
ーにおいて、前記表示片が、サイズ等を表示した表示シ
ートを挿入できる表示シート挿入部を有することを特徴
とする。請求項5のハンガーは、前記請求項1のハンガ
ーにおいて、前記表示片と前記弧状閉塞自在片が一体片
として形成されていて、該弧状閉塞自在片によりフック
の開口部位を閉塞した際、該弧状閉塞自在片の表示片部
分がフックの外周に位置することを特徴とする。請求項
6のハンガーは、前記請求項1〜5のハンガーにおい
て、前記フックの開口広さと、前記弧状閉塞自在片の開
口広さが略同じであることを特徴とする。請求項7のハ
ンガーは、前記請求項1〜6のハンガーにおいて、前記
弧状閉塞自在片の中間部位を、前記フックの自由端また
は中間部位に揺動自在に軸支していることを特徴とす
る。請求項8のハンガーは、前記請求項1〜7のハンガ
ーにおいて、前記弧状閉塞自在片の両自由端に、前記フ
ックと係合する係合部を設けていることを特徴とする。
請求項9のハンガーは、前記請求項1〜8のハンガーに
おいて、前記弧状閉塞自在片の内側に、竿やロープ等の
吊持部材と係合する係合用凹凸部を有することを特徴と
する。
【0010】そして、本発明のハンガーは、フックの竿
やロープ等の吊持部材に引っ掛ける際、該フックに揺動
(回動を含む概念である)自在に設けられている弧状閉
塞自在片を、該吊持部材に引っ掛けると共に、ハンガー
を押しやると、該弧状閉塞自在片が吊持部材を抱きかか
えた状態を保持しながら回動し、該フックの開口部位を
閉塞して、フック本体と弧状閉塞自在片によってリング
状部を形成し、該吊持部材に引っ掛けることができる。
そして、該弧状閉塞自在片により該フックの開口部位を
閉塞した際、該フックと該弧状閉塞自在片によりリング
状部を形成することができる。これを取り外す場合は、
ハンガーを引っ張ることによって、フックから吊持部材
が弧状閉塞自在片に保持された状態で移動し、更に引っ
張ることによって、該吊持部材が弧状閉塞自在片から分
離できる。また、表示片を揺動させると、該表示片が該
フックの外周に位置するので、ハンガー本体に吊るした
衣類等の種類や品番等を簡単に識別できる。
【0011】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1のハンガーによれば、フックに揺動(回動を
含む概念である)自在に弧状閉塞自在片を設けているの
で、衣類等を吊り下げた際、風等によって落下の危険性
を解消でき、該弧状閉塞自在片により該フックの開口部
位を閉塞した際、該フックと該弧状閉塞自在片によりリ
ング状部を形成することができるという効果を有する。
また表示片が揺動自在にフックまたは弧状閉塞自在片に
取り付け、該表示片部分が該フックの外周に位置させて
いるので、吊り下げた衣類の種類等を容易に識別できる
という効果を有する。
【0012】また、請求項2のハンガーによれば、前記
弧状閉塞自在片と表示片が、それぞれ単独で揺動自在に
フックの一部に軸支してなるので、弧状閉塞自在片でフ
ックとリング状部を形成した状態でも、該表示片の自由
に揺動起立させることができることから吊り下げた衣類
の種類等をいっそう容易に識別できる。請求項3のハン
ガーによれば、操作用凸部を操作するだけで、表示片を
揺動起立させることができ、その操作性を向上できる。
請求項4のハンガーによれば、表示シート挿入部に挿入
した表示シートを交換することができ、またその交換が
簡単に行える。請求項5のハンガーによれば、前記表示
片と前記弧状閉塞自在片が一体片として形成されている
ので、弧状閉塞自在片の操作のみで、フックの外周に表
示片部分を位置させることができる。請求項6のハンガ
ーによれば、フックの開口広さと、弧状閉塞自在片の開
口広さが略同じであるので、吊持部材の保持がいっそう
確実にできる。請求項7のハンガーによれば、前記弧状
閉塞自在片の中間部位を、前記フックの自由端または中
間部位に揺動自在に軸支しているので、吊持部材をフッ
クにスムーズに誘導できる。請求項8のハンガーによれ
ば、弧状閉塞自在片の両自由端に、前記フックと係合す
る係合部を設けているので、該弧状閉塞自在片とフック
を確実に係合状態を維持できる。請求項9のハンガーに
よれば、前記弧状閉塞自在片の内側に係合用凹凸部を有
するので、該係合用凹凸部が竿やロープ等の吊持部材と
係合し、両者の係合状態を良好にできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明を具体化した最良の実施形態について説明する。ここ
に、図1〜図2は、本発明の一実施形態を示し、図1は
フックの弧状閉塞自在片を開いた状態の正面図、図2は
フックの作動状態の説明図、図3〜図6は、本発明の別
の実施形態を示し、図3はフックの弧状閉塞自在片を開
いた状態の正面図、図4はフックの弧状閉塞自在片を閉
じた状態の正面図、図5はフックの作動状態の説明図、
図6は表示片の拡大正面図と断面図および表示シートの
正面図である。
【0014】−第1実施形態− 本実施形態のハンガーは、洋服店やクリーニング店にお
いて、販売用の洋服やクリニーグ済み衣類を吊るし、展
示、保管するのに有効なハンガーであって、図1に示す
ように、概略すると、ハンガー掛け部1とハンガー本体
部2、の二つの部分よりなる。
【0015】ハンガー掛け部1は、支軸部材3の上部に
設けられていて、横方向に一部を切り欠いたリングより
なるフック4と、このフック4に軸支されている弧状閉
塞自在片5からなる。フック4は、支軸部材3と連続す
る一体物として形成されていて、通常、プラスチックや
金属製の丸棒や板体からなる。また、支軸部材3は、洋
服等を吊るすためのハンガー本体部2と連続し、通常、
フック4、支軸部材3、およびハンガー本体部2は、針
金(2〜5mm径程度)やプラスチック成形品からなる
一体物として形成している。このハンガー本体部2は、
洋服その他の衣類を引っ掛けることができる形態からな
り、通常の形態のものを用いている。
【0016】弧状閉塞自在片5は、プラスチックあるい
は金属製の板体からなり、その中間部位5aで、フック
4の先端自由端4aに揺動自在(回動自在を含む概念)
に軸支している。このフック4と弧状閉塞自在片5の開
口部分は、その広さが略同じ構成で、弧状閉塞自在片5
を閉じた時、フック4と弧状閉塞自在片5によってリン
グ状部6を形成する。そして、ハンガーは、リング状部
6によって、竿やロープ等の吊持部材aを保持し、かつ
吊持部材aと一体化し、その脱落を防止するようにして
いる。
【0017】この弧状閉塞自在片5は、円弧状、あるい
は馬蹄形状で、外観形状が、フック4と同じもしくは類
似した形態よりなり、両自由端にフック4と係合する係
合具5b、5cを備えている。係合具5bは、揺れ止め
で、また係合具5cは、装着・固定具である。そして、
係合具5cは、左右2枚の挟持板によって、フック4の
根元部を保持・装着できる構成としている。そして、ハ
ンガー掛け部1によって、支軸部材3の下部に設けられ
ているハンガー本体部2に吊るした洋服や衣類を該竿や
ロープ等の吊持部材aに吊るせる。ここで、この形態の
係合具5b、5cに代えて、係合具5b、5cを凸部ま
たは凹部(あるいは孔)で形成し、フック4の、この凸
部または凹部(あるいは孔)に対応する位置に凹部(あ
るいは孔)または凸部を形成し、この凹凸(孔を含む)
によって係合させる形態としてもよい(後述する第2実
施形態参照)。
【0018】更に、弧状閉塞自在片5は、金属あるいは
プラスチック製の板体で形成されているが、その一部を
吊り下げておく洋服や衣類等の種類や品番等を掲示する
ための表示部7としている。表示部7は、弧状閉塞自在
片5を揺動させて、フック4と係合し、このフック4を
閉塞状態とした際、フック4の外周上部または側部に位
置する構成としている。これによって、大量に吊るした
洋服等の種類や品番を容易に識別できる。この表示部7
は、弧状閉塞自在片5の中間部位5aと係合具5bとの
間に形成されている。すなわち、弧状閉塞自在片5を形
成する板体の幅が、中間部位5aと係合具5cとの間よ
り広幅の形態としている。また、この表示部7を形成す
る板体の下部には、前記竿やロープ等の吊持部材aとの
係合状態を確実にするための鋸歯状係合部8が形成して
ある。
【0019】本実施形態のハンガーは、洋服その他の衣
類を吊るす場合、図2(a)〜(b)に示すように、ま
ずハンガー掛け部1のフック4に自由端4aに揺動(回
動を含む概念である)自在に設けられている弧状閉塞自
在片5をフック4から開いた状態で、この弧状閉塞自在
片5を、竿等の吊持部材aに引っ掛けると共に、ハンガ
ーを押しやると、弧状閉塞自在片5が、吊持部材aを抱
きかかえた状態を保持しながら回動し、フック4の開口
部位を閉塞して、フック4と弧状閉塞自在片5によって
リング状部6を形成し、吊持部材aに引っ掛ける。この
フック4と弧状閉塞自在片5がリング状部6を形成した
時、弧状閉塞自在片5の中間部位5aと係合具5bとの
間に形成されている表示部7が、フック4の外周に位置
するので、ハンガー本体部2に吊るした衣類等の種類や
品番等を簡単に識別でき、また鋸歯状係合部8が引っ掛
けた竿やロープと係合していっそう安定した状態を得る
ことができる。
【0020】次に、ハンガーを、前記吊持部材aから取
り外す場合は、ハンガーを引っ張ることによって、フッ
ク4から吊持部材aが弧状閉塞自在片5に保持された状
態で移動し、更に引っ張ることによって、吊持部材a
が、弧状閉塞自在片5から分離できるように作用する。
従って、フック4を弧状閉塞自在片5の誘導によって、
吊持部材aに引っ掛けることができると共に、吊持部材
aを弧状閉塞自在片5で保持・誘導しながらフック4の
解除ができる。従って、ハンガーを吊持部材aへ引っ掛
けた際、ハンガーが外力によって簡単に落下する危険性
を回避でき、また引っ掛けた状態において、表示部7が
フック4の外周に位置するので、容易に、吊り下げた洋
服その他の衣類の種類や品番を認識できる。
【0021】−第2実施形態− 本実施形態のハンガーは、前述した第1実施形態のハン
ガーにおいて、図3〜図4に示すように、弧状閉塞自在
片5の一部に一体物として形成していた表示部7を、弧
状閉塞自在片5から独立して表示片20とし、この表示
片20を弧状閉塞自在片5と同じく揺動自在にフック4
に軸支25した構成からなる。ここでは、弧状閉塞自在
片5と表示片20は、フック4の先端に共通のピンで軸
支し、それぞれ独立して揺動自在となるように取り付け
ている。他の形態については、フック4と弧状閉塞自在
片5との係合形態が異なるだけで、略共通し、前述した
第1実施形態と同じである。
【0022】表示片20は、図6に示すように、サイズ
等の等級、種類、色、生地名等を示す表示シート29を
挿入するための表示シート挿入部22を有する。表示片
20は、透明アクリル樹脂板等で形成してある。すなわ
ち左右の樹脂板間に形成される空間部が表示シート挿入
部22を形成している。また表示片20は、フック3の
形態に合わせて湾曲する形態からなり、表示シート挿入
部22の中央部分に表示シート挿入・交換用のV状溝2
3が形成してあり、また軸支25側の上端部分には、こ
の軸支25を支点として表示片20を揺動・起立させる
ための操作用凸部30を有する。
【0023】また、弧状閉塞自在片5の両先端には、フ
ック4と係合固定するための係合部分が設けてある。す
なわち、弧状閉塞自在片5の両先端には孔(または溝)
26a,26bが設けてあり、フック4にはこれに対応
する凸部27a,27bが設けてある。この孔(または
溝)26a,26bと凸部27a,27bとを係合する
ことで、リング状部を形成でき、竿やロープ等の吊持部
材dから落下しないようにできる。また、表示片20の
先端には、表示片20が位置固定できるように孔(また
は溝)28が設けてあり、弧状閉塞自在片5には、これ
に対応する凸部27cが設けてある。これによって、表
示片20を閉じた状態に保持できる。また、表示片20
には、タグ等を取りつけおくための小孔24が設けてあ
る。
【0024】そして、本実施形態のハンガーは、前述し
た実施形態の場合と同じように使用することができる。
ただ、本実施形態においては、図5に示すように操作し
て、弧状閉塞自在片5を開閉すると共に、図4、図5
(c)に示すように、表示片20を揺動・起立させるこ
とで、ハンガーを取り外すことなく、そのままの状態で
該ハンガーに吊っている洋服等を識別できる。すなわ
ち、表示片20の表示シート挿入部21には表示シート
29が交換、挿入してあり、かつ表示片20が起立状態
にあるので、これを視覚的に認識することができる。
【0025】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で
変形実施できる構成を含む。因みに、前述した実施形態
では、前記弧状閉塞自在片をフックの自由端に軸支した
構成で説明したが、図7に示すように、フック4の中間
部位9で弧状閉塞自在片5の中間部位5aを軸支するよ
うにした構成としてもよい。この構成の場合は、図7
(a)(b)のようにして弧状閉塞自在片5が作動し
て、竿やロープに引っ掛けることができる。ところで、
前記表示部は、弧状閉塞自在片5の中間部位5aと係合
具5bとの間の全域にわたって設けることなく、極一部
にのみ形成した構成、更に、この部分を着色した構成
(吊り下げる洋服等の種類や品番に応じて異なる着色を
する)、弧状閉塞自在片5全体を着色し、識別できる構
成(例えば、フックと異なる色とする)等としてもよい
ことは当然である。
【0026】また、前述した実施形態においては、弧状
閉塞自在片5を板体で形成し、かつ表示部を一体構成と
した構成で説明したが、該表示部を弧状閉塞自在片5を
着脱自在の構成としてもよい。更に、弧状閉塞自在片5
は板体で形成することなく、例えば、筒体、棒体等で形
成した構成としてもよい。また、表示片20は、弧状閉
塞自在片5にでなく、フック4に揺動自在に取りつけた
構成としてもよいことは当然である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、フックの弧状閉塞
自在片を開いた状態の正面図である。
【図2】図1のフックの作動状態の説明図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示し、フックの弧状閉
塞自在片を開いた状態の正面図である。
【図4】図3のフックの弧状閉塞自在片を閉じた状態の
正面図である。
【図5】図3のフックの作動状態の説明図である。
【図6】 図3の表示片の拡大正面図と断面図および表
示シートの正面図である。
【図7】 本発明の他の実施形態を示し、(a)は弧状
閉塞自在片を閉じた状態、(b)は弧状閉塞自在片を開
いた状態の正面図である。
【符号の説明】
1・・・ハンガー掛け部、2・・・ハンガー本体部、3
・・・支軸部材、4・・・フック、4a・・・フック4
の先端自由端、5・・・弧状閉塞自在片、5a・・・弧
状閉塞自在片の中間部位(軸支部)、5b・・・係合
具、5c・・・係合具、6・・・リング状部、7・・・
表示部、8・・・鋸歯状係合部、9・・・フック4の中
間部位、a・・・竿やロープ等の吊持部材、20・・・
表示片、22・・・表示シート挿入部、29・・・表示
シート

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類等を吊るすハンガー本体部と、該ハ
    ンガー本体部の上方に設けて、竿やロープ等の吊持部材
    に引っ掛けるフックを有するハンガーにおいて、該フッ
    クの一部に該吊持部材を誘導保持する弧状閉塞自在片を
    揺動自在に軸支し、また該フックの一部または該弧状閉
    塞自在片の一部に該ハンガー本体部に吊るした衣類の種
    類等を表示する表示片を揺動自在に軸支し、該弧状閉塞
    自在片により該フックの開口部位を閉塞した際、該フッ
    クと該弧状閉塞自在片によりリング状部を形成すること
    を特徴とするハンガー。
  2. 【請求項2】 前記弧状閉塞自在片と表示片が、それぞ
    れ単独で揺動自在にフックの一部に軸支してなる請求項
    1に記載のハンガー。
  3. 【請求項3】 前記表示片が、該表示片を揺動起立させ
    るための操作用凸部を有する請求項1または2に記載の
    ハンガー。
  4. 【請求項4】 前記表示片が、サイズ等を表示した表示
    シートを挿入できる表示シート挿入部を有する請求項1
    〜3のいずれかに記載のハンガー。
  5. 【請求項5】 前記表示片と前記弧状閉塞自在片が一体
    片として形成されていて、該弧状閉塞自在片によりフッ
    クの開口部位を閉塞した際、該弧状閉塞自在片の表示片
    部分がフックの外周に位置する請求項1に記載のハンガ
    ー。
  6. 【請求項6】 前記フックの開口広さと、前記弧状閉塞
    自在片の開口広さが略同じである請求項1〜5のいずれ
    かに記載のハンガー。
  7. 【請求項7】 前記弧状閉塞自在片の中間部位を、前記
    フックの自由端または中間部位に揺動自在に軸支してい
    る請求項1〜6のいずれかに記載のハンガー。
  8. 【請求項8】 前記弧状閉塞自在片の両自由端に、前記
    フックと係合する係合部を設けている請求項1〜7の何
    れかの項に記載のハンガー。
  9. 【請求項9】 前記弧状閉塞自在片の内側に、竿やロー
    プ等の吊持部材と係合する係合用凹凸部を有する請求項
    1〜8の何れかの項に記載のハンガー。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004041034A1 (fr) * 2002-11-08 2004-05-21 Botang Liang Cintre a l'epreuve du vent
CN103211469A (zh) * 2013-05-17 2013-07-24 蒋宾川 重力自锁式防风衣架
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CN112843522A (zh) * 2021-03-09 2021-05-28 山东鲁能力源电器设备有限公司 一种新型重力自锁装置

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