JPH0852057A - ハンガー - Google Patents

ハンガー

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JPH0852057A
JPH0852057A JP21051194A JP21051194A JPH0852057A JP H0852057 A JPH0852057 A JP H0852057A JP 21051194 A JP21051194 A JP 21051194A JP 21051194 A JP21051194 A JP 21051194A JP H0852057 A JPH0852057 A JP H0852057A
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JP
Japan
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hanger
hook
clip
piece
shaped
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JP21051194A
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Inventor
Yoshisuke Inoue
芳介 井上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フックの開口部のロック状態が、風等によっ
て解除されても、フックが竿やロープ等の吊持部材に吊
り下げられている状態を保持でき、また吊持部材への吊
り下げ、取り外しをスムーズに行えるフックを備えたハ
ンガーと、吊るした衣類等の脱落を防止し、また、衣類
等の取り外しを容易にしたハンガーを提供する。 【構成】 ハンガー本体と、本体部の上方に、竿やロー
プ等の吊持部材に引っ掛けるフックを有するハンガー
で、フックの自由端に、該吊持部材を誘導保持する弧状
閉塞自在片を設け、該弧状閉塞自在片は、両自由端に前
記フックと係合する係合部を有し、また中間部位で前記
フックの自由端に軸支し、該自由端を支点にして揺動自
在とし、該フックの開口部位を閉塞した際、該フックと
弧状閉塞自在片によりリング状部を形成する構成よりな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハンガーに係り、より
詳細には、衣類等を吊り下げた際、風等によって落下の
危険性を解消できるハンガーに関する。
【0002】
【従来の技術】衣類等の吊り下げ用ハンガーには、種々
のものがあり、一般的に、ハンガー本体と、該ハンガー
本体部の上方に設けられ、竿やロープ等の吊持部材に引
っ掛けるフックを有する構成よりなる。ところで、ハン
ガーのフックは、竿やロープ等の吊持部材に引っ掛ける
が、該引っ掛けた際に、風等によって落下してしまう場
合が多々ある。
【0003】そこで、このようなフック機構において、
近年では、フックの開口部を閉塞自在としたものが多く
提案されている。すなわち、 フック本体を中空部材で形成すると共に、該フック
本体の先端より伸縮可能なロッドを設け、該ロッドによ
り、該フックの開口部を閉塞自在とした構成(実開昭5
9−13294号公報参照)、 フック本体のハンガー本体部側に揺動自在のロック
用閉塞片を設けた構成(実開昭58−167643号公
報、同61−194497号公報参照)、等のが知られ
ている。
【0004】そして、これらのハンガーのフック機構に
あっては、簡単な機構で、フックを竿やロープ等の吊持
部材に確実に吊り下げ、固定することができ、風等によ
る落下のおそれを未然に防止できるという利点を有す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したハン
ガーのフック機構の場合、次のような問題がある。すな
わち、 前者にあっては、フックを吊持部材に引っ掛けた
後、その都度、伸縮可能なロッドを引き出してロック
し、また取り外す際に、この反対の作業を行う必要があ
る。 後者にあっては、ロック用閉塞片が揺動自在である
ので、前者のような難点は解消できるものの、該ロック
用開閉片が、フックの後端側、すなわちハンガー本体部
側に設けられていて、該部位を中心にして揺動自在の構
成とされているので、ロック用閉塞片のロックが何らか
によって外れた場合、通常のフックの同じ形態となるた
め、落下の危険性が生じる。 フック自体を、直接、吊持部材に引っ掛けた後、ま
たは引っ掛けると並行して、該フックの開口部をロック
する必要がある。等の課題がある。
【0006】本発明は、以上のような問題に対処して創
作したものであって、その目的とする処は、フックの開
口部のロック状態が、風等によって解除されても、フッ
クが竿やロープ等の吊持部材に吊り下げられている状態
を保持でき、また該吊持部材への吊り下げ、取り外しを
スムーズに行えるフックを備えたハンガーを提供するこ
とにある。また本発明の目的は、ハンガーに吊るした衣
類等の脱落を防止すると共に、該衣類等の取り外しを容
易にしたハンガーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そして、上記課題を解決
するための手段としての本発明のハンガーは、ハンガー
本体と、該ハンガー本体部の上方に設けられ、竿やロー
プ等の吊持部材に引っ掛けるフックを有するハンガーに
おいて、該フックの自由端に、該吊持部材を誘導保持す
る弧状閉塞自在片を設け、該弧状閉塞自在片は、両自由
端に前記フックと係合する係合部を有し、また中間部位
で前記フックの自由端に軸支し、該自由端を支点にして
揺動自在とし、該フックの開口部位を閉塞した際、該フ
ックと弧状閉塞自在片によりリング状部を形成する構成
としている。
【0008】また、本発明の請求項2のハンガーは、前
記発明において、フックの開口広さと、弧状閉塞自在片
の開口広さが略同じである構成としている。
【0009】更に、本発明の請求項3のハンガーは、請
求項1または2の発明において、ハンガー本体が、支軸
部材を中心にして左右にハンガー左肩部とハンガー右肩
部を折り畳み自在に軸支したハンガー部と、該ハンガー
左肩部とハンガー右肩部を該軸支部を支点として折り畳
み操作するハンガー折り畳み操作部と、該ハンガー折り
畳み操作部と連動して該ハンガー両肩部と係合し、該ハ
ンガー両肩部に吊るした衣類等の吊るし物を押さえる吊
るし物押さえ部を有する構成としている。
【0010】更にまた、本発明の請求項4のハンガー
は、前記発明において、ハンガー折り畳み操作部が、ガ
イド杆と、該ガイド杆に沿って移動する摺動部材と、該
ガイド杆に取着されていて、該摺動部材を係止するクリ
ップ部材を備えた固定具を有し、該摺動部材は端部に該
クリップ部材と係合する先端が鋭角状の鋭角三角形状の
係止具を有し、またクリップ部材は洗濯鋏状クリップで
あって、該クリップの挟持口側が摺動部材側に位置し、
かつ該クリップを形成する左右挟持片のそれぞれの内側
に、前記係止具を誘導するためのローラーを備えた誘導
ガイドを有する構成としている。
【0011】
【作用】本発明の請求項1のハンガーは、フックの竿や
ロープ等の吊持部材に引っ掛ける際、該フックに自由端
に揺動(回動を含む概念である)自在に設けられている
弧状閉塞自在片を、該吊持部材に引っ掛けると共に、ハ
ンガーを押しやると、該弧状閉塞自在片が吊持部材を抱
きかかえた状態を保持しながら回動し、該フックの開口
部位を閉塞して、フック本体と弧状閉塞自在片によって
リング状部を形成し、該吊持部材に取り付けることがで
きる。また、これを取り外す場合は、ハンガーを引っ張
ることによって、フックから吊持部材が弧状閉塞自在片
に保持された状態で移動し、更に引っ張ることによっ
て、該吊持部材が弧状閉塞自在片から分離できるように
作用する。従って、該フックを弧状閉塞自在片の誘導に
よって、吊持部材に引っ掛けることができると共に、該
吊持部材を弧状閉塞自在片で保持・誘導しながらフック
の解除ができる。
【0012】また、本発明の請求項2のハンガーは、フ
ックの開口広さと、弧状閉塞自在片の開口広さが略同じ
であるので、吊持部材の保持がいっそう確実にできる。
【0013】更に、本発明の請求項3のハンガーは、ハ
ンガー本体を形成するハンガー両肩部を左右に分離して
ハンガー左肩部とハンガー右肩部とし、該ハンガー左肩
部とハンガー右肩部を支軸部材を中心にして折り畳み自
在に軸支し、該ハンガー左肩部とハンガー右肩部をハン
ガー折り畳み操作部によって、該軸支部を支点として折
り畳み自在としているので、該ハンガー両肩部に洗濯物
その他衣類等を型崩れすることなく、容易に吊るすこと
ができ、また取り外すことができる。
【0014】更に、本発明の請求項4のハンガーは、摺
動部材を、ガイド杆に沿って移動させ、該摺動部材の先
端が鋭角状の鋭角三角形状の係止具をクリップ部材の挟
持口より挿入すると、該鋭角三角形状の係止具が誘導ガ
イドに沿って移動すると共に、クリップ部材を形成する
左右挟持片を押し広げ、更に移動することによって、該
鋭角三角形状の係止具がクリップ部材に収納状態とな
り、該係止具が誘導ガイドによって、その離脱を防止で
き、また離脱させる場合は、前記挟持口を広げることで
行える。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を具体化
した実施例について説明する。ここに、図1〜図9は、
本発明の一実施例を示し、図1はフックの弧状閉塞自在
片を開いた状態の正面図、図2はフックの作動状態の説
明図、図3はハンガー両肩部を開脚した状態の正面図、
図4は図3において衣類押さえ部とハンガー両肩部との
係合を解除した状態の正面図、図5はハンガー両肩部を
閉じた状態の正面図、図6は洗濯物を干した状態の説明
図、図7は洗濯物を下げた状態の説明図、図8は固定具
の要部拡大正面図、図9は図8の側面図である。
【0016】本実施例の衣類等の吊り下げ用ハンガー
は、洗濯物を吊るすためのハンガーのハンガー折り畳み
操作部に適用した実施例であって、概略すると、ハンガ
ー掛け部1と、ハンガー本体部2と、ハンガー折り畳み
操作部3、および衣類押さえ部4、の四つの部分より構
成され、洗濯物を型崩れなく吊るすことができるハンガ
ーである。
【0017】ハンガー掛け部1は、板状の支軸部材5の
上部に設けられていて、横方向に一部を切り欠いたリン
グよりなるフック6と、弧状閉塞自在片7からなる。弧
状閉塞自在片7は、その中間部位7aで、フック6の先
端自由端6aに揺動自在(回動自在を含む概念)に取り
付けられている。フック6と弧状閉塞自在片7の開口部
分は、その広さが略同じ構成とされ、弧状閉塞自在片7
を閉じた時、フック6と弧状閉塞自在片7によってリン
グ状部8を形成する。そして、リング状部8によって、
竿やロープ等の吊持部材aを保持し、かつ物干し竿やロ
ープと一体化し、その脱落を防止するようにしている。
【0018】また、弧状閉塞自在片7は、円弧状、ある
いは馬蹄形状で、外観形状が、フック6と同じもしくは
類似した形態よりなり、両自由端にフック6と係合する
係合具7b、7cが設けられている。係合具7bは、揺
れ止めで、また係合具7cは、装着・固定具である。そ
して、係合具7cは、左右2枚の挟持板によって、フッ
ク6の根元部を保持・装着できる構成とされている。そ
して、ハンガー掛け部1によって、支軸部材5の下部に
設けられているハンガー本体部2に吊るした洗濯物を該
物干し竿やロープに吊るした状態としている。
【0019】ハンガー本体部2は、ハンガー両肩部を構
成するハンガー左肩部9と、ハンガー右肩部10とより
なる。ハンガー左肩部9とハンガー右肩部10は、
『く』字状板材で形成され、該『く』字状板材を背合わ
せ状態で重ね合わせてX字状部材とすると共に、重ね合
わせ部11で支軸部材5の下部に軸支12され、折り畳
み自在の構成とされている。また、ハンガー左肩部9と
ハンガー右肩部10の肩部中間部には、それぞれ凹部1
3,13が形成されている。そして、支軸部材5の中間
部に、ハンガー左肩部9とハンガー右肩部10の折り畳
み操作を司るハンガー折り畳み操作部3が設けられてい
る。
【0020】ハンガー折り畳み操作部3は、パンタグラ
フ形状部14と、パンタグラフ折り畳み操作部15と、
パンタグラフ固定部16とより構成されている。パンタ
グラフ形状部14は、ハンガー左肩部9の上片アーム1
7と、ハンガー右肩部10の上片アーム18とが形成す
る上側V字状アームと逆向きの逆V字状アームを形成す
るように操作アーム19、20を連結・軸支して形成さ
れた菱形状のリンク機構によって形成されている。パン
タグラフ折り畳み操作部15は、ガイド杆5に形成され
たパンタグラフ上下摺動用孔21によって形成されてい
て、パンタグラフ上下摺動用孔(案内溝)21にパンタ
グラフ形状部14の上側支点部22が上下摺動自在に嵌
合されている。
【0021】パンタグラフ固定部16は、本実施例の最
も特徴とする部分であって、パンタグラフ形状部14の
上側支点部である把手22を取り付けた摺動部材30
と、摺動部材30の先端に取り付けた係合用突起23
と、ガイド杆5のパンタグラフ上下摺動用孔21の上端
に設けられたクリップ部材24より構成されている。係
合用突起23は、先端が鋭角状をした鋭角三角形状の係
止具である。またクリップ部材24は、洗濯鋏状クリッ
プであって、左右の挟持片31、31と、軸支部32
と、バネ33、および誘導ガイド34より構成されてい
る。洗濯鋏状クリップは、左右の『く』の字状の挟持片
31、31を向かい合わせてその中間部を軸によって軸
支32すると共に、バネ33によって、挟持口35を閉
じる状態に付勢した構成である。
【0022】また左右の挟持片31、31の内部側に設
けられている誘導ガイド34は、ローラー36,36と
支持部材37,37で形成され、誘導ガイド34によっ
て、洗濯鋏状クリップの挟持口34が、若干、開いた状
態とされている。ここで、挟持口34を広げているの
は、鋭角三角形状の係止具24がスムーズに挿入できる
ことを考慮したことによる。そして、係合用突起23と
係合具24が係合した状態で、ハンガー両肩部9,10
が全開し、かつハンガー両肩部9,10には衣類押さえ
部4が係合状態を保持する。ここで、係合具24は、洗
濯鋏等のクリップ状のものが用いられていて、該クリッ
プを開くことによって、係合用突起23を分離できるよ
うに構成されている。
【0023】衣類押さえ部4は、ハンガー左肩部9とハ
ンガー右肩部10との軸支部12に軸支される左右のロ
ーラー付き肩当てアーム25,25と、ハンガー左肩部
9とハンガー右肩部10の上部に軸支される連結アーム
27,27とよりなるリンク機構で形成されている。ロ
ーラー付き肩当てアーム25は、上向きに湾曲するアー
ムより形成されていて、先端部に弾性部材で形成された
ハンガー両肩部9、10の上部を摺動移動する溝を備え
たローラー29,29が取り付けられている。また、連
結アーム27,27は、ハンガー左肩部9の上片アーム
17と、ハンガー右肩部10の上片アーム18の先端部
に軸支されたアームで、ローラー付き肩当てアーム25
に接続されている。
【0024】本実施例の衣類等の吊り下げ用ハンガー
は、洗濯物を吊るす場合(干す場合)、まずハンガー掛
け部1のフック6に自由端6aに揺動(回動を含む概念
である)自在に設けられている弧状閉塞自在片7をフッ
ク6から開いた状態で、この弧状閉塞自在片7を、物干
し竿等の吊持部材aに引っ掛けると共に、ハンガーを押
しやると、弧状閉塞自在片7が、吊持部材aを抱きかか
えた状態を保持しながら回動し、フック6の開口部位を
閉塞して、フック本体6と弧状閉塞自在片7によってリ
ング状部8を形成し、吊持部材aに取り付ける。
【0025】また、並行して洗濯物を閉じた状態のハン
ガー両肩部9,10に掛けた後、ハンガー折り畳み操作
部3を、パンタグラフ上下摺動用孔(案内溝)21を介
して上方向に広げて、その先端部に形成されている係合
用突起23を、ガイド杆5のパンタグラフ上下摺動用孔
21の上端に設けられている洗濯鋏状クリップからなる
クリップ部材24と係合させる。
【0026】すなわち、把手22をもって、摺動部材3
0の上端に設けられている先端が鋭角状(先端は若干丸
みを帯びている)の鋭角三角形状の係止具よりなる突起
23を、若干開いている洗濯鋏状クリップの挟持口35
より挿入すると、左右の挟持片31,31の内側に設け
られている誘導ガイド34を形成するローラー36,3
6によって誘導され、一方、左右の挟持片31,31
は、突起23によって押し広げられ、該突起23が更に
挿入されることにより、左右の挟持片31,31と誘導
ガイド34が形成する空間に入ると、挟持口35が元の
状態に復帰し、突起23を固定保持する。ハンガー両肩
部9,10を広げることで、上記洗濯物を広げた状態で
干すことができる。ここで、ハンガー折り畳み操作部3
に連動して、衣服押さえ部4のローラー付き肩当てアー
ム25が、ハンガー両肩部9,10の凹部13,13と
係合して、上記洗濯物を押圧保持できる。従って、ハン
ガー自体が、風等によって物干し竿より脱落することが
なく、また洗濯物を容易に吊るすことができると共に、
該洗濯物の脱落を防止できるように作用する。
【0027】次に、洗濯物が乾いて、該洗濯物を取り入
れる場合、洗濯鋏状クリップを操作して挟持口35を広
げると、係合用突起23が誘導ガイド34から離脱状態
となり、クリップ部材4との係合状態を解除する。する
と、パンタグラフ形状部14が、パンタグラフ上下摺動
用孔(案内溝)21を介して折り畳まれる。そして、該
折り畳まれることにより、ハンガー両肩部9,10に、
該洗濯物がローラー付き肩当てアーム25で保持された
ままで折り畳まれ、垂れ下がった状態となり、該洗濯物
を乾した状態のスペースを狭くすることができると共
に、該洗濯物がハンガー両肩部9,10より、容易に引
き抜くことができる。また、これを取り外す場合は、ハ
ンガー6を引っ張ることによって、フック6から吊持部
材aが弧状閉塞自在片7に保持された状態で移動し、更
に引っ張ることによって、吊持部材aが、弧状閉塞自在
片7から分離できるように作用する。従って、フック6
を弧状閉塞自在片7の誘導によって、吊持部材aに引っ
掛けることができると共に、吊持部材aを弧状閉塞自在
片7で保持・誘導しながらフック6の解除ができる。従
って、該洗濯物が首回りの狭い衣服であっても、該首回
りを広げることなく、かつ途中で、該洗濯物を脱落する
ことなく、取り入れることができる。また、ハンガー
が、風等によって落下する危険性を回避できる。
【0028】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で変
形実施できる構成を含む。因みに、前述した実施例で
は、衣類の吊り下げ用ハンガーとして具体化した構成で
説明したが、例えば、カーテンの端部の固定具や、各種
の吊り下げ部材の固定具として実施できる。また、クリ
ップ部材として、『略く』の字状の挟持片を向かい合わ
せて軸支、バネ付勢した構成で説明したが、左右の挟持
片を三角形状に配した構成よりなるクリップとした構成
でもよいことは当然である。
【0029】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1のハンガーによれば、フックの竿やロープ等
の吊持部材に引っ掛ける際、該フックに自由端に揺動
(回動を含む概念である)自在に設けられている弧状閉
塞自在片を、該吊持部材に引っ掛けると共に、ハンガー
を押しやると、該弧状閉塞自在片が吊持部材を抱きかか
えた状態を保持しながら回動し、該フックの開口部位を
閉塞して、フック本体と弧状閉塞自在片によってリング
状部を形成し、該吊持部材に取り付けることができ、ま
た、これを取り外す場合は、ハンガーを引っ張ることに
よって、フックから吊持部材が弧状閉塞自在片に保持さ
れた状態で移動し、更に引っ張ることによって、該吊持
部材が弧状閉塞自在片から分離できるという効果を有す
る。
【0030】また、本発明の請求項2のハンガーによれ
ば、フックの開口広さと、弧状閉塞自在片の開口広さが
略同じであるので、吊持部材の保持がいっそう確実にで
きるという効果を有する。
【0031】更に、本発明の請求項3のハンガーによれ
ば、ハンガー本体を形成するハンガー両肩部を左右に分
離してハンガー左肩部とハンガー右肩部とし、該ハンガ
ー左肩部とハンガー右肩部を支軸部材を中心にして折り
畳み自在に軸支し、該ハンガー左肩部とハンガー右肩部
をハンガー折り畳み操作部によって、該軸支部を支点と
して折り畳み自在としているので、該ハンガー両肩部に
洗濯物その他衣類等を型崩れすることなく、容易に吊る
すことができ、また取り外すことができるという効果を
有する。
【0032】更にまた、本発明の請求項4のハンガーに
よれば、クリップ部材として洗濯鋏状クリップを用い、
摺動部材の係止部材として鋭角三角形状の係止具を用
い、クリップ部材を形成する左右の挟持片の内側にロー
ラー等よりなる誘導ガイドを組み合わせているので、該
係止具とクリップ部材との係合をスムーズに行え、かつ
該係合状態を良好なものとすることができるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】フックの弧状閉塞自在片を開いた状態の正面図
である。
【図2】フックの作動状態の説明図である。
【図3】本発明の一実施例を示し、ハンガー両肩部を開
脚した状態の正面図である。
【図4】衣類押さえ部とハンガー両肩部との係合を解除
した状態の正面図である。
【図5】ハンガー両肩部を閉じた状態の正面図である。
【図6】洗濯物を干した状態の説明図である。
【図7】洗濯物を下げた状態の説明図である。
【図8】固定具の要部拡大正面図である。
【図9】図8の側面図である。
【符号の説明】
1・・・ハンガー掛け部、2・・・ハンガー本体部、3
・・・ハンガー折り畳み操作部、4・・・衣類押さえ
部、5・・・支軸部材、6・・・フック、7・・・弧状
閉塞自在片、8・・・、9・・・ハンガー左肩部、10
・・・ハンガー右肩部、11・・・重ね合わせ部、12
・・・軸支部、14・・・パンタグラフ形状部、15・
・・パンタグラフ折り畳み操作部、16・・・パンタグ
ラフ固定部、17・・・ハンガー左肩部9の上片アー
ム、18・・・ハンガー右肩部10の上片アーム、1
9,20・・・操作アーム、21・・・パンタグラフ上
下摺動用孔、22・・・把手、23・・・係合用突起、
24・・・クリップ部材(洗濯鋏状クリップ)、25・
・・ローラー付き肩当てアーム、、27・・・連結アー
ム、29・・・ローラー、30・・・摺動部材、31・
・・左右の挟持片、32・・・軸支部、33・・・バ
ネ、34・・・誘導ガイド、35・・・挟持口、36・
・・ローラー、37・・・支持部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンガー本体と、該ハンガー本体部の上
    方に設けられ、竿やロープ等の吊持部材に引っ掛けるフ
    ックを有するハンガーにおいて、該フックの自由端に、
    該吊持部材を誘導保持する弧状閉塞自在片を設け、該弧
    状閉塞自在片は、両自由端に前記フックと係合する係合
    部を有し、また中間部位で前記フックの自由端に軸支
    し、該自由端を支点にして揺動自在とし、該フックの開
    口部位を閉塞した際、該フックと弧状閉塞自在片により
    リング状部を形成することを特徴とするハンガー。
  2. 【請求項2】 フックの開口広さと、弧状閉塞自在片の
    開口広さが略同じである請求項1に記載のハンガー。
  3. 【請求項3】 ハンガー本体が、支軸部材を中心にして
    左右にハンガー左肩部とハンガー右肩部を折り畳み自在
    に軸支したハンガー部と、該ハンガー左肩部とハンガー
    右肩部を該軸支部を支点として折り畳み操作するハンガ
    ー折り畳み操作部と、該ハンガー折り畳み操作部と連動
    して該ハンガー両肩部と係合し、該ハンガー両肩部に吊
    るした衣類等の吊るし物を押さえる吊るし物押さえ部を
    有する請求項1または2に記載のハンガー。
  4. 【請求項4】 ハンガー折り畳み操作部が、ガイド杆
    と、該ガイド杆に沿って移動する摺動部材と、該ガイド
    杆に取着されていて、該摺動部材を係止するクリップ部
    材を備えた固定具を有し、該摺動部材は端部に該クリッ
    プ部材と係合する先端が鋭角状の鋭角三角形状の係止具
    を有し、またクリップ部材は洗濯鋏状クリップであっ
    て、該クリップの挟持口側が摺動部材側に位置し、かつ
    該クリップを形成する左右挟持片のそれぞれの内側に、
    前記係止具を誘導するためのローラーを備えた誘導ガイ
    ドを有する請求項3に記載のハンガー。
JP21051194A 1994-08-10 1994-08-10 ハンガー Pending JPH0852057A (ja)

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WO2004041034A1 (fr) * 2002-11-08 2004-05-21 Botang Liang Cintre a l'epreuve du vent
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