JP3653683B2 - 物干し具 - Google Patents

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    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として洗濯物を干すための物干し具、詳しくは、鴨居の間仕切り壁に対する突出端部に掛止することができる物干し具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、洗濯物を干すための物干し具は、洗濯物の一部を挾んで固定する吊部を備えた物干し基体に、物干し竿などの適宜部材に掛止される掛止部が設けられた構成となっている。また、前記掛止部としては、図示しないが、略半円形に湾曲し前記適宜部材に片側から掛け止めする先端部をもったフック形式と、一つの枢支部から相互に離隔しながら略半円形に湾曲し、前記適宜部材を両側から挾持する一対の先端部をもった挾持形式と、前記適宜部材に挿通するループ部をもったループ形式とが一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、以上の如く構成された従来の物干し具は、何れも物干し竿などの適宜部材に掛止することを目的として前記掛止部が、フック形式及び挾持形式並びにループ形式に形成されているため、例えば引き戸・障子などの間仕切り戸の上端部をガイドする鴨居を利用し、該鴨居の間仕切り壁に対する突出端部に物干し具を掛止するような場合、前記フック形式のものでは、鴨居に対し片掛けとなり、しかも鉤部の先端が当接するだけとなるため、不用意に鴨居から外れ易いという不具合がある。また、既存の前記挾持形式のものでは、一つの枢支部を支点として相互に離隔する一対の鉤部を鴨居の幅以上に亘って離隔させることができないため、鴨居に吊すことができなかったのである。
【0004】
また、この挾持形式のものにおいて、各鉤部の先端から枢支部までの長さを前記鴨居の幅に対応した長さに形成して、鴨居の間仕切り壁に対する突出端部に鉤部の先端を掛止することができるようにした場合においては、各鉤部の鴨居への掛止点が、前記一つの枢支部を通る鉛直線に対し鉤部が相互に離隔する側に位置することになるため、各鉤部の先端に作用する分力の向きが鴨居に対し離隔する向きとなり、さらに各鉤部の先端から前記鉛直線までの距離が所定以上に長くなり、これに伴い前記離隔する向きの分力が大きくなって鴨居に対し外れ易くなるという不具合がある。また、ループ形式のものでは、ループ部を鴨居に挿通することができないという不具合がある。
【0005】
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであり、先端部が鉤形をなすように内側に曲がっている一対の掛止杆を相互に離隔した位置に枢支し、これら掛止杆を付勢する付勢ばねを備えることにより、鴨居の間仕切り壁に対する突出端部に容易に掛止することができて、しかも、この掛止部が鴨居から外れ難いようにすることができる物干し具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1発明に係る物干し具は、物干し対象物の吊部を有する物干し基体と、その基端部が前記物干し基体の離隔した位置に枢支され、先端部が鉤形をなすように内向きに曲がっている一対の掛止杆と、これら掛止杆を、夫々の先端部が相互に引寄せられる向きに付勢する付勢ばねとを具備する物干し具において、前記一対の掛止杆は、相互に枢支軸線方向に離隔する一対の枢支部と、一対の枢支部から立上がる一対の立上部と、一対の立上部の先端を橋絡する杆状の橋絡部と、該橋絡部の長手方向の複数箇所から前記一対の掛止杆の間で相互に干渉しない間隔を隔てて前記一対の立上部の延長側に延びる複数の前記先端部とを具備することを特徴とする
【0007】
第1発明にあっては、各掛止杆が、離隔した位置に枢支されているから、各掛止杆の各先端部が鴨居の間仕切り壁に対する突出端部に掛止されたとき、各先端部の鴨居への掛止点を、各掛止杆の枢支部を通る鉛直線に対し前記付勢ばねの付勢側に位置させることができて、各先端部に、これら先端部が相互に引き寄せられる向きの分力を作用させ得るのである。従って、前記付勢ばねの力と相俟って鴨居に対し外れ難くでき、物干し具が鴨居から不用意に落ちるのを防止できるのである。また、掛止杆は、その基端部が離隔した位置に枢支されているから、各掛止杆を両手に摘んで離隔する向きに揺動させることにより各先端部を鴨居の幅以上に容易に離隔させることができる。
また、各掛止杆における先端部が相互に干渉しないようになっているため、鴨居に対し不用意に外れることなく容易に掛止することができる構成でありながら、物干し竿を両側から挾持するようにして物干し竿に掛止することができ、物干し竿に対しても不用意に外れるのを防止できるのである。また、第1及び第2掛止杆は、一対の枢支部及び立上部と橋絡部と先端部とを備えているから、各掛止杆部分の通風性を良好にできるのであり、さらに、図1及び図4に示すように物干し基体が枠形であり、多数の吊部を備えた構成とした場合においても、適宜部材に安定性よく掛止することができるのである。
【0010】
本発明の第発明に係る物干し具は、前記一対の掛止杆の一対の枢支部は、前記一対の立上部に対し互いに近寄る側に突出されており、前記一対の立上部は、枢支部側の間隔が橋絡部側の間隔より大きくなる略台形状に構成されて、該一対の立上部の外側に、ばね掛溝を有するばね受片が夫々突設されており、前記先端部は、前記橋絡部から延びて略半円形に湾曲する板状に構成されて、該先端部の中途に抜き孔が設けられており、前記先端部の先端に、該先端部より狭幅であり先端が尖っている先尖り片が突設されていることを特徴とする
【0011】
発明にあっては、各掛止杆における先端部の略半円形部分を物干し竿に適合させることができるから、物干し竿に掛止する場合、該物干し竿に対しより一層外れ難くできる。また、各先端部は、板状に構成されているから、鴨居に掛止した場合においても、先端部の略半円形部分から折損するのを有効に防止することができ、また、板状に構成され先端部の中途には抜き孔が設けられているから、先端部の通風性を良好にでき、前記一対の立上部及び橋絡部を有する構成と相俟って風による鳥居からの外れをより一層有効に防止できる。また、先端部の先端には先尖り片を突設しているから、各先端部を広幅としたにも拘らず、鴨居との接触幅を小さくでき、先尖り片に荷重を集中させることができる。また、各掛止杆の各枢支部は、各立上部に対し互いに近寄る側に突出させているから、物干し基体に容易に枢支することができて、しかも、物干し基体に対し外れ難くできる。また、各立上部は、枢支部側の間隔が橋絡部側の間隔より大きくなる略台形状に構成されているから、物干し基体が枠形であり多数の吊部を備えた構成とした場合においても、物干し基体の各掛止杆に対する安定性を良好にでき、橋絡部の荷重に対する変形等を有効に防止できる。また、掛止杆の先端部が相互に引寄せられるようにする付勢ばねを、各立上部に突設したばね受片のばね掛溝に係止することができ、付勢ばねの各立上部に対する外れを有効に防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
図1は本発明に係る物干し具の構成を示す斜視図、図2はその正面図、図3は半分を省略した側面図、図4は平面図である。この物干し具は、洗濯物等の物干し対象物の一部を挾んで固定する吊部1を有する物干し基体2に、鴨居・物干し竿などの適宜部材に掛止される掛止部Aが設けられた構成となっている。この掛止部Aは、基端部が相互に離隔した位置に枢支され、先端部が鉤形をなすように内向きに曲がっている一対の第1及び第2掛止杆3,4と、これら掛止杆3,4を、夫々の先端部35,45が相互に引寄せられる向きに付勢する一対の付勢ばね5,5とを備えた構成となっている。
【0013】
物干し基体2は、大・中・小三つの略逆コの字形枠部片21a,21b,21c及びこれら枠部片21a〜21cを相互に離隔して段違い状に連結する複数の内側連結部片21d・外側連結部片21eを有する第1枠体2Aと、大・中・小三つの略コの字形枠部片22a,22b,22c及びこれら枠部片22a〜22cを相互に離隔して段違い状に連結する複数の内側連結部片22d・外側連結部片22eを有する第2枠体2Bと、これら枠体2A,2Bの一側を相互に折畳み可能に連結する二つの枢支ピン23,23とを備えて構成されており、図1,図4のように枢支ピン23,23を支点として展開したとき、各枠体2A,2Bの一側端同士が突合せ状に当接して展開状態を維持でき、また、図示していないが枢支ピン23,23を支点として折畳んだとき、各枠体2A,2B同士が重なるようになっており、また、各枠体2A,2Bにおける二つの内側連結部片21d,22dには、図1,図4のように相互に離隔した一対の受止部24,25が夫々突設されており、さらに前記各枠部片21a〜21c及び22a〜22cには、前記吊部1を着脱可能に係止するための多数の係止部26・・が列設されている。尚、前記各受止部24,25は、前記各掛止杆3,4の基端部を受入れる挿通孔をもち、各枠体2A,2Bとともに合成樹脂により一体に成型されている。
【0014】
第1及び第2掛止杆3,4は、図1,図3〜図5に示すように、相互に枢支軸線方向に離隔する一対の枢支部31,31及び41,41と、各枢支部31,41から立上がる夫々一対の立上部32,33及び42,43と、各立上部32,33及び42,43の先端を橋絡する第1及び第2橋絡部34,44と、該橋絡部34,44から相互に干渉しない間隔を隔てて前記各立上部32,33及び42,43の延長側に伸びる複数個(図では各2個)の先端部35,35及び45,45とを備え、合成樹脂により一体に成型されて、各枢支部31,41を前記受止部24,25に着脱可能に挿嵌結合している。前記枢支部31,31及び41,41と立上部32,33及び42,43及び橋絡部34,44とは互いに連続する一つの杆状に成形され、さらに前記先端部35,45も一体に成形されている。各枢支部31,41は、各立上部32,33及び42,43に対し互いに近寄る側に突出されて、各受止部24,25に挿嵌結合したとき、各立上部32,33及び42,43の基端部が各受止部24,25の一端に当接して、物干し基体2に対し外れ難いようにしている。各立上部32,33及び42,43は、枢支部側の間隔が橋絡部側の間隔より大きくなる略台形状に構成されている。また、各掛止杆3,4の物干し基体2への結合は、各立上部32,33及び42,43を互いに離隔する側に弾性変位させて枢支部31,41を、その遊端から受止部24,25に挿嵌することにより結合することができる。
【0015】
鉤形をなす各先端部35及び45は、前記橋絡部34,44から伸びて略半円形に湾曲する板状に構成されて、該先端部35,45の中途に抜き孔35a,45aを設け、先端に、先端部35,45よりも狭幅であり先端が尖っている先尖り片35b,45bを突設している。
【0016】
また、第1橋絡部34に対し他方側立上部33の外側と、第2橋絡部44に対し一方側立上部42の外側とには、環状のばね掛溝を有する第1ばね受片36,46を突設し、第1橋絡部34に対し一方側立上部32の外側と、第2橋絡部44に対し他方側立上部43の外側とには、環状のばね掛溝を有する第2及び第3ばね受片37,38及び47,48を適宜間隔を隔てて突設し、各第1ばね受片36,46のばね掛溝と第2ばね受片37,47のばね掛溝との間に前記付勢ばね5,5を夫々張設し、各掛止杆3,4の先端部35,45が相互に引き寄せられるようになっている。
【0017】
各付勢ばね5は、図2に示すように、コイル部51の両端側に、前記各ばね受片36〜38及び46〜48に挿嵌係止可能な第1及び第2巻回部52,53を備え、さらに第2巻回部53に連続するループ状の摘み部54を備えたコイルばねからなり、摘み部54を把持して第2巻回部53を前記第1ばね受片36,46又は第3ばね受片38,48に挿嵌係止することができるようにしている。図1及び図2のように第2巻回部53を前記第1ばね受片36,46に挿嵌係止することにより、各掛止杆3,4の先端部35,45が相互に引き寄せられるのであり、また、図示していないが第2巻回部53を第3ばね受片38,48に挿嵌係止することにより、各掛止杆3,4には付勢ばね5の力が作用しないのである。
【0018】
前記吊部1は、図8及び図9に示すように、洗濯物等の物干し対象物の一部を挾んで固定する物干し挾み10と、該物干し挾み10を前記物干し基体2に懸吊する吊り杆10Aとを備えて構成されており、物干し挾み10は、長さ方向中途部に凹凸状の第1及び第2接合部11a,11bを有し、これら接合部11a,11bが相対回動自在に接合された所定長さの第1及び第2挾持部材11,11と、これら挾持部材11,11夫々の一端部に回転自在に支持される回転体12と、各挾持部材11,11間の一端側を近接させる向きに付勢する略C字形のリングばね13とを備えて構成されており、前記リングばね13の中間部に、前記吊り杆10Aの基端部を挿通保持し、該吊り杆10Aの先端部を、前記物干し基体2における各係止部26・・に着脱可能に挿嵌係止している。また、各挾持部材11,11の各第1接合部11aには、各挾持部材11,11の一端方向への相対的な位置ずれを防止する位置ずれ防止片11cを突設して、各挾持部材11,11の回転体12間に挾み込まれた物干し対象物が鉛直線に対し斜めに引張つて外されるような場合に、一方の挾持部材11が他方の挾持部材11に対し前記接合部11a,11bにおいて位置ずれするのを防止するようにしている。
【0019】
上述の如く構成された物干し具は、図2の実線及び一点鎖線並びに図1に示すように、鴨居Kに掛止したり、又は、図2の二点鎖線に示すように、物干し竿Sに掛止したりするのであって、鴨居Kに掛止する場合、付勢ばね5の第2巻回部53が第1ばね受片36,46に挿嵌係止されて、各掛止杆3,4の先端部35,45が相互に引き寄せられるようになる。また、物干し竿Sに掛止する場合、付勢ばね5の第2巻回部53が第3ばね受片38,48に挿嵌係止されて、各掛止杆3,4に付勢ばね5の力が作用しないようになる。
【0020】
図2の実線及び一点鎖線並びに図1に示すように、鴨居Kに掛止する場合、掛止部Aの第1及び第2掛止杆3,4を相互に離隔する向きに揺動させるのであるが、これら掛止杆3,4は、その基端部が離隔した位置に枢支されているから、各掛止杆3,4を両手に摘んで相互に離隔する向きに揺動させることにより各先端部35,45の先尖り片35b,45b間を鴨居Kの幅以上に容易に離隔させることができるのである。従って、各掛止杆3,4における先端部35,45の先尖り片35b,45bを鴨居Kの間仕切り壁に対する突出端部K’の隅部に容易に掛止することができる。
【0021】
また、鴨居Kに掛止したとき、図2に示すように各掛止杆3,4における先端部35,45の鴨居Kへの掛止点Pを、枢支部31,41を通る鉛直線Zに対し前記付勢ばね5の付勢側に位置させ得るから、各掛止杆3,4における先端部35,45の先尖り片35b,45bに、先端部35,45が相互に引き寄せられる向きの分力を作用させ得るのであり、従って、前記付勢ばね5の力と相俟って鴨居Kに対し外れ難くでき、物干し具が鴨居Kから不用意に落ちるのを防止できるのである。また、鴨居Kの幅寸法と前記各掛止杆3,4の枢支部31,41間の間隔との関係により、鴨居Kに掛止したとき、先端部35,45における先尖り片35b,45bの鴨居Kへの掛止点Pが、枢支部31,41を通る鉛直線Zに対し前記付勢ばね5の付勢側と反対側に位置して、各先端部35,45の先尖り片35b,45bに、先端部35,45が相互に離隔する向きの分力が作用する場合においても、各先端部35,45の先尖り片35b,45bから前記鉛直線Zまでの距離Hを所定以上に短くできるから、前記付勢ばね5の力と相俟って鴨居Kに対し外れ難くでき、物干し具が鴨居Kから不用意に落ちるのを防止できるのである。
【0022】
また、前記各先端部35,45は、板状に構成されているから、各先端部35,45の先尖り片35b,45bを鴨居Kに掛止した場合、先端部35,45の略半円形部分から折損するのを有効に防止することができる。また、鴨居Kの間仕切り壁に対する突出端部K’の隅部には、先端部35,45よりも狭幅の先尖り片35b,45bを食込状に係合させるようにしているから、各先端部35,45を広幅としたにも拘らず、鴨居Kとの接触幅を小さくでき、先尖り片35b,45bに荷重を集中させることができるのであり、従って、鴨居Kへの掛止部を中心として物干し具全体が捩じれるような外力が作用した場合においても、鴨居Kに対し外れ難くできる。
【0023】
また、図2の二点鎖線に示すように、物干し竿Sに掛止する場合、掛止部Aにおける第1及び第2掛止杆3,4の各先端部35,45は、第1及び第2橋絡部34,44から相互に干渉しない間隔を隔てて設けられているから、鴨居Kに対し不用意に外れることなく容易に掛止することができる構成でありながら、物干し竿Sを両側から挾持するようにして物干し竿Sに掛止することができるのである。また、各先端部35,45は、板状に構成されて、その略半円形部分を物干し竿Sに適合させることができるから、挾持形式の構成と相俟って物干し竿Sから不用意に外れるのを防止できる。また、物干し竿Sに掛止する場合には、各掛止杆3,4に付勢ばね5の力が作用しないから、物干し竿Sに対する吊り下げ及び取外し作業を容易にできるのである。
【0024】
また、物干し基体2は、枠体2A,2Bが相互に折畳み可能に連結された大形であり、さらに多数の吊部1が設けられている構成でありながら、第1及び第2掛止杆3,4により適宜部材に掛止する構成とし、これら第1及び第2掛止杆3,4を、一対の枢支部31,31及び41,41と、一対の立上部32,33及び42,43と、橋絡部34,44と、先端部35,45とを備えているから、鴨居K及び物干し竿Sに安定性よく掛止することができるのである。
【0025】
尚、以上説明した実施形態の物干し具は、第1及び第2掛止杆3,4の間に付勢ばね5を張設したが、その他、この付勢ばね5は、物干し基体2と第1掛止杆3との間及び物干し基体2と第2掛止杆4との間に張設してもよい。
【0026】
また、以上説明した実施形態の物干し具は、第1及び第2掛止杆3,4に夫々二つの先端部35,35及び45,45を設けた構成としているが、第1及び第2掛止杆3,4の先端部35,45は夫々一つであってもよい。
【0027】
【発明の効果】
第1発明に係る物干し具によれば、鉤形をなすように内側に曲がっている先端部を有する掛止杆が、離隔した位置に枢支されていて、先端部を鴨居の間仕切り壁に対する突出端部に掛止したとき、各掛止杆の先端部に、先端部が相互に引き寄せられる向きの分力を作用させ得るから、付勢ばねの力と相俟って鴨居に対し外れ難くでき、物干し具が鴨居から不用意に落ちるのを防止できるのである。しかも、各掛止杆は、その基端部が離隔した位置に枢支されているから、各掛止杆を両手に摘んで離隔する向きに揺動させることにより各先端部間を鴨居の幅以上に容易に離隔させることができ、従って、鴨居の間仕切り壁に対する突出端部に容易に掛止することができる。
また、各掛止杆の各先端部は、各橋絡部から相互に干渉しない間隔を隔てて設けられているから、鴨居に対し不用意に外れることなく容易に掛止することができる構成でありながら、物干し竿を両側から挾持するようにして物干し竿に掛止することができ、物干し竿に対しても不用意に外れるのを防止できるのである。また、各掛止杆は、一対の枢支部及び立上部と橋絡部と先端部とを備えているから、各掛止杆部分の通風性を良好にでき、鴨居に係止する場合においても、風による外れを有効に防止できるし、さらに、図1及び図4に示すように物干し基体が枠形であり多数の吊部を備えた構成とした場合においても、鴨居などの適宜部材に安定性よく掛止することができるのである。
【0029】
発明に係る物干し具によれば、各掛止杆における先端部の略半円形部分を物干し竿に適合させることができて、物干し竿に対しより一層外れ難くでき、しかも、前記各先端部は、板状に構成されているから、鴨居に掛止した場合においても、先端部の略半円形部分から折損するのを有効に防止することができ、さらに板状に構成され先端部の中途に抜き孔が設けられているから、先端部の通風性を良好にでき、前記一対の立上部及び橋絡部を有する構成と相俟って風による鴨居からの外れをより一層有効に防止できる。
【0030】
また、先端部の先端には先端が尖っている先尖り片を突設しているから、各先端部を広幅としたにも拘らず、鴨居との接触幅を小さくでき、先尖り片に荷重を集中させることができるのであり、従って、鴨居への掛止部を中心として物干し具全体が捩じれるような外力が作用した場合においても、鴨居に対し外れ難くできる。また、各掛止杆の各枢支部が、各立上部に対し互いに近寄る側に突出しているから、物干し基体に対し外れ難くできる。また、各立上部は、枢支部側の間隔が橋絡部側の間隔より大きくなる略台形状に構成されているから、物干し基体が枠形であり多数の吊部を備えた構成とした場合においても、物干し基体の各掛止杆に対する安定性を良好にできて、しかも、橋絡部の荷重に対する変形等を有効に防止できる。また、掛止杆の先端部が相互に引寄せられるようにする付勢ばねを、各立上部の外側に突設したばね受片のばね掛溝に係止することができるから、付勢ばねの各立上部に対する外れを有効に防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る物干し具の斜視図である。
【図2】同物干し具の正面図である。
【図3】同物干し具の半分を省略した側面図である。
【図4】同物干し具の平面図である。
【図5】同物干し具における掛止杆のみの側面図である。
【図6】同物干し具における掛止杆のみの背面図である。
【図7】同物干し具における掛止杆のみの平面図である。
【図8】同物干し具における吊部のみの縦断面図である。
【図9】同物干し具における吊部の挾持部材のみの斜視図である。
【符号の説明】
1 吊部
2 物干し基体
3 掛止杆
31 枢支部
32,33 立上部
34 橋絡部
35 先端部
35a 抜き孔
35b 先尖り片
4 掛止杆
41 枢支部
42,43 立上部
44 橋絡部
45 先端部
45a 抜き孔
45b 先尖り片
5 付勢ばね
A 掛止部

Claims (2)

  1. 物干し対象物の吊部を有する物干し基体と、その基端部が前記物干し基体の離隔した位置に枢支され、先端部が鉤形をなすように内向きに曲がっている一対の掛止杆と、これら掛止杆を、夫々の先端部が相互に引寄せられる向きに付勢する付勢ばねとを具備する物干し具において、前記一対の掛止杆は、相互に枢支軸線方向に離隔する一対の枢支部と、一対の枢支部から立上がる一対の立上部と、一対の立上部の先端を橋絡する杆状の橋絡部と、該橋絡部の長手方向の複数箇所から前記一対の掛止杆の間で相互に干渉しない間隔を隔てて前記一対の立上部の延長側に延びる複数の前記先端部とを具備することを特徴とする物干し具。
  2. 前記一対の掛止杆の一対の枢支部は、前記一対の立上部に対し互いに近寄る側に突出されており、前記一対の立上部は、枢支部側の間隔が橋絡部側の間隔より大きくなる略台形状に構成されて、該一対の立上部の外側に、ばね掛溝を有するばね受片が夫々突設されており、前記先端部は、前記橋絡部から延びて略半円形に湾曲する板状に構成されて、該先端部の中途に抜き孔が設けられており、前記先端部の先端に、該先端部より狭幅であり先端が尖っている先尖り片が突設されている請求項記載の物干し具。
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