JP2835440B2 - ずれ落ち防止機能を備えた衣服用ハンガー - Google Patents

ずれ落ち防止機能を備えた衣服用ハンガー

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣服用ハンガーに
係り、より詳細には、ズボン掛け棒を備え、該ズボン掛
け棒に掛けたズボン(本明細書において、ズボンには、
スカートその他、ズボン掛け棒に掛ける、あるいは吊る
す各種の衣類を含む)がずれ落ちるのを防止できるずれ
落ち防止機能を備えた衣服用ハンガーとズボンずれ落ち
防止具に関する。
【0002】
【従来の技術】衣服用ハンガーは、中央に竿やロープ等
の吊持部材に引っ掛けるフックを設けた肩掛け部と、該
肩掛け部の両端間に水平に延びたズボン掛け棒を備えた
構成からなる。そして、この衣服用ハンガーの肩掛け部
に上服を掛けると共に、そのズボン掛け棒にズボンを掛
けた場合、該ズボン掛け棒からズボンがずれ落ちること
が多くある。
【0003】ところで、近年では、ズボン掛け棒からズ
ボンがずれ落ちるのを防止するために種々の衣服用ハン
ガーが提案されている。すなわち、ズボン掛け棒の周
囲に弾力性のある摩擦抵抗の大きいゴム、スポンジを巻
き付けた構成(例えば、実開平2−92772号公報参
照)、ズボン掛け棒にズボン保持用クリップを設けた
構成(例えば、実開平5−20618号公報参照)、
肩掛け部両端とズボン掛け棒を繋ぐ垂直軸に昇降自在の
ズボン挟み棒を設けた構成、等の衣服用ハンガーが提案
されている。そして、これらの衣服用ハンガーの場合、
いずれも引っ掛けたズボンのずれ落ちを防止できるとい
う利点を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したずれ
落ち防止機能を備えた衣服用ハンガーの場合、次のよう
な課題がある。すなわち、 摩擦抵抗の大きい材質でズボン掛け棒を形成した構
成の場合、ズボン掛け棒自体が大きく成り過ぎ、その取
り扱いが不便であると共に、経時的変化でもってずれ落
ち防止機能が低下する。 ズボン保持用クリップを設けた構成の場合、ズボン
を強固に挟むため、該ズボンを傷め易い。 ズボン挟み棒を設けた構成の場合、その操作性が悪
く、十分なズボン保持ができない。等の課題がある。
【0005】本発明は、以上のような課題に対処して創
作したものであって、その目的とする処は、中央に竿や
ロープ等の吊持部材に引っ掛けるフックを設けた肩掛け
部と、該肩掛け部の両端間に水平に延びたズボン掛け棒
を備えた衣服用ハンガーにおいて、該ズボン掛け棒に掛
けたズボンの保持操作が簡単で、かつ該ズボンがずれ落
ちるのを防止できるずれ落ち防止機能を備えた衣服用ハ
ンガーとズボンずれ落ち防止具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして、上記課題を解決
するための手段としての本発明の請求項1のずれ落ち防
止機能を備えた衣服用ハンガーは、肩掛け部中央とズボ
ン掛け棒との間にズボンずれ落ち防止部を設け、該ズボ
ンずれ落ち防止部は、X状部材と、該X状部材の左右下
片間を閉じる方向に付勢するバネ材と、該X状部材の左
右上片間を係止する係止部材、および該X状部材の左右
下片端部に設けたズボン掛け棒を上方から被嵌する押圧
係合部材を備え、該係止部材によりX状部材の左右上片
間を係止を解除した際、該押圧係合部材がズボン掛け棒
を被嵌し、また該係止部材によりX状部材の左右上片間
を係止した際、該押圧係合部材がズボン掛け棒から離脱
することを特徴とする。
【0007】請求項2の衣服用ハンガーは、前記請求項
1の発明において、前記ズボンずれ落ち防止部が、肩掛
け部中央に取り外し自在に装着してあることを特徴とす
る。請求項3の衣服用ハンガーは、前記請求項1または
2の発明において、ズボン掛け棒が、肩掛け部の端部に
片持ち保持され、他端が自由端であることを特徴とす
る。また請求項4の衣服用ハンガーは、前記請求項1〜
3の発明において、前記押圧係合部材が、半円筒体であ
ることを特徴とする。
【0008】請求項5の衣服用ハンガーのズボンずれ落
ち防止具は、中央に竿やロープ等の吊持部材に引っ掛け
るフックを設けた肩掛け部と、該肩掛け部の両端間に水
平に延びたズボン掛け棒を備えた衣服用ハンガーの該肩
掛け部中央とズボン掛け棒との間に取り付けるズボンず
れ落ち防止具であって、該肩掛け部中央に着脱自在に取
り付ける基板と、該基板に取り付けられているX状部材
と、該X状部材の左右下片間を閉じる方向に付勢するバ
ネ材と、該X状部材の左右上片間を係止する係止部材、
および該X状部材の左右下片端部に設けたズボン掛け棒
を上方から被嵌する押圧係合部材を備え、該係止部材に
よりX状部材の左右上片間を係止を解除した際、該押圧
係合部材がズボン掛け棒を被嵌し、また該係止部材によ
りX状部材の左右上片間を係止した際、該押圧係合部材
がズボン掛け棒から離脱することを特徴とする。
【0009】ここで、前記ハンガーは、木製、合成樹脂
製、金属製、種々の材質で形成することができる。ま
た、『X状部材』は、2つの部材を中央部分で軸支し、
上方片を操作片とし、下方片を作用片としたクリップ部
材であり、通常、『く』字状部材の背中合わせにして、
その中央部分を軸支すると共に、左右下方片間を引っ張
りバネ材で連結した形態のものを用いている。また、前
記押圧係合部材は、ズボン掛け棒より大径の半円筒状部
材で、内面に摩擦部材が配してある。また、『X状部
材』は、その長さを調整、例えば、二重筒状体にして、
内側筒体(棒体)を伸縮自在にできる形態とすることが
好ましい。この場合、ハンガーの肩掛け部とズボン掛け
棒との間の間隔の異なるハンガーに対応できる。
【0010】そして、本発明のずれ落ち防止機能を備え
た衣服用ハンガーは、通常の衣服用ハンガーと同じく、
肩掛け部に上服を掛け、ズボン掛け棒にズボンを引っ掛
けて用いる。ここで、本発明では、ズボンを引っ掛けた
後、ズボンずれ落ち防止部の係止部材を操作してX状部
材の左右上片間を係止を解除すると、該押圧係合部材が
ズボン掛け棒を被嵌し、ズボンをズボン掛け棒に押圧・
保持し、またズボンをハンガーから外すには、該係止部
材によりX状部材の左右上片間を係止することで、該押
圧係合部材をズボン掛け棒から離脱できる。
【0011】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1のずれ落ち防止機能を備えた衣服用ハンガー
によれば、肩掛け部中央とズボン掛け棒との間に、X状
部材と、該X状部材の左右下片間を閉じる方向に付勢す
るバネ材と、該X状部材の左右上片間を係止する係止部
材、および該X状部材の左右下片端部に設けたズボン掛
け棒を上方から被嵌する押圧係合部材を備えたズボンず
れ落ち防止部を設けているので、簡単な操作でもって、
ズボン掛け棒に引っ掛けたズボンがずれ落ちるのを確実
に防止でき、またズボンの取り外し操作も簡単に行える
という効果を有する。
【0012】請求項2の衣服用ハンガーによれば、前記
ズボンずれ落ち防止部が、肩掛け部中央に取り外し自在
に装着してあるので、前記効果に加えて、バネ調整等が
簡単に行えると共に、ズボンずれ落ち防止部の交換が容
易に行える。また請求項3の衣服用ハンガーによれば、
肩掛け部の端部に片持ち保持され、他端が自由端である
ズボン掛け棒に適用してあるので、前記効果に加えて、
ズボン掛けがスムーズに行える。また請求項4の衣服用
ハンガーによれば、特徴とする。また請求項4の衣服用
ハンガーは、前記請求項1〜3の発明において、前記押
圧係合部材が、半円筒体であるので、前記項に加えて、
ズボンの押圧保持が確実に行えるという効果を有する。
【0013】請求項5の衣服用ハンガーのズボンずれ落
ち防止具によれば、ズボンずれ落ち防止部を基盤に取付
けた形態であるので、種々のハンガーの肩掛け部中央に
容易に取りつけることができ、汎用性のあるズボンずれ
落ち防止具を提供できるという効果を有する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明を具体化した好ましい実施の形態について説明する。
ここに、図1〜図4は、本発明の一実施形態を示し、図
1はズボンずれ落ち防止部の押圧係合部材と、ズボン掛
け棒とが嵌合した状態の正面図、図2は押圧係合部材と
ズボン掛け棒が離脱した状態の正面図、図3はズボンず
れ落ち防止部のみを分離した状態の拡大正面図、図4は
使用状態を説明するための正面図である。
【0015】本実施形態の衣服用ハンガーは、ズボン掛
けに掛けたズボンのずれ落ち防止機能を備えた衣服用ハ
ンガーであって、概略すると、図1〜図3に示すよう
に、衣服用ハンガー1の肩掛け部2とズボン掛け棒3と
の間にズボンずれ落ち防止部(具)4を設けた構成から
なる。肩掛け部2とズボン掛け棒3を備えた衣服用ハン
ガー1は、従来の形態の種々の衣服用ハンガーの形態を
選ぶことができる。
【0016】ズボン掛け棒3は、肩掛け部2の一方の端
部2aから片持ち支持された棒体からなり、他端が自由
端3aとなっていて、この自由端3aからズボンを引っ
掛け(挿入)・取り外しすることができる。この片持ち
支持構造とする場合は、片掛け部2の端部2aの強度を
強くする必要があり、金属板5で前後から補強する等す
ることが好ましい。なお、ズボンずれ落ち防止部4を取
りつける肩掛け部2の中央部分には、図示しないズボン
ずれ落ち防止部取り付け孔もしくは保持具を設けておく
ことが好ましい。
【0017】ズボンずれ落ち防止部4は、図3に示すよ
うに、基板6と、X状部材7と、X状部材7の左右下片
7a,7b間を閉じる方向に付勢するバネ材8と、X状
部材7の左右上片7a′,7b′間を係止する係止部材
9、およびX状部材7の左右下片7a,7bの端部に設
けた押圧係合部材10からなる。基板6は、肩掛け部2
の中央部分に設けた図示しないズボンずれ落ち防止部取
り付け孔に固着できる金属板あるいは合成樹脂板からな
る。そして、この基板6にX状部材7が取り付けられて
いる。このX状部材7は、2つの『く』字状板材7a,
7a′、7b,7b′で形成されていて、この『く』字
状板材7a,7a′、7b,7b′を背合わせ状態で重
ね合わせてX字状部材とすると共に、重ね合わせ部分で
軸支11され、かつ左右下片7a,7bに左右開脚片1
2a,12bが設けてある。この左右下片7a,7b
は、その下端が左右開脚片12a,12bの中央部で軸
支13a,13bされ、また左右開脚片12a,12b
は、上端が基板6に軸支14され、下端に押圧係合部材
10が装着されている。また、左右開脚片12a,12
bは、左右下片7a,7bとの軸支13a,13b部分
間で引っ張りバネ材8により連結され、閉じる方向に付
勢されている。
【0018】X状部材7の左右上片7a′,7b′間を
係止する係止部材9は、右上片7b′の上端に固定され
ていて、その先端に把手9aを有し、左上片7a′の上
端部に引っ掛けることができる引っ掛け用フック15を
備えている。従って、この把手9aをもって引っ掛け用
フック15を左上片7a′から外すことにより、X状部
材7の左右下片7a,7bを介して左右開脚片12a,
12bが閉じる方向に移動すると共に、押圧係合部材1
0が下動してズボン掛け棒3と係合することができる。
また、この押圧係合部材10は、半円筒状体からなり、
ズボン掛け棒3を被嵌できる形状からなる。ここで、押
圧係合部材10は、左右開脚片12a,12bの下端に
それぞれ独立して固定されている。ここで、押圧係合部
材10の半円筒状体の内径は、引っ掛け棒3の外径より
大きく、被嵌した際、引っ掛け棒3の外径にズボンaの
厚み分程度プラスした径とすることが肝要である。好ま
しくは、5mm〜10mm程度大きい径がよい。
【0019】本実施形態の衣服用ハンガーは、まず、図
1、図4に示すように、肩掛け部2に上服を掛け、ズボ
ン掛け棒3の自由端3aからズボンaを挿入することで
ズボンを引っ掛ける。そして、ズボンずれ落ち防止部4
の係止部材9の把手9aをもって、X状部材7の左上片
7a′と係合状態にある引っ掛け用フック15を離脱、
すなわちX状部材7の左右上片7a′,7b′間の係止
を解除すると、引っ張りバネ材8の付勢力によって、軸
支11を支軸にしてX状部材7の左右下片7a,7bが
閉じると共に、この左右下片7a,7bの下端に軸支1
3a,13bされている左右開脚片12a,12bが、
その上端で基板6に軸支14されているので、閉じる方
向に移動すると共に、押圧係合部材10が下動するた
め、押圧係合部材10を形成する半円筒状体がズボン掛
け棒3に引っ掛けているズボンaの上から被嵌・押圧す
ることになり、ズボンaのずれ落ちを防止できる。
【0020】次に、ズボンaをズボン掛け棒3から取り
外す場合は、図2に示すように、ズボンずれ落ち防止部
4の係止部材9の把手9aをもって、引っ掛け用フック
15をX状部材7の左上片7a′に係合、すなわち固定
させると、引っ張りバネ材8の付勢力に逆らってX状部
材7の左右下片7a,7bが開くと共に、この左右下片
7a,7bの下端に軸支13a,13bされている左右
開脚片12a,12bが、開く方向に移動すると共に、
押圧係合部材10が上動し、ズボン引っ掛け棒3から離
脱状態となり、ズボンaを非押圧状態とするので、この
ズボンaを引っ掛け棒3の自由端3a方向に摺動させる
ことで取り外すことができる。
【0021】このように、本実施形態の衣服用ハンガー
にあっては、X状部材7とバネ材8でスボンaを押圧保
持する形態としているので、その押圧保持力が強く、ズ
ボンのずれ落ちを確実に防止できる。また、押圧係合部
材10がズボン引っ掛け棒3を上方から上下動自在に被
嵌できる半円筒状体で形成しているため、ズボンaを傷
めることなく保持できる。また、ズボンずれ落ち防止部
4は、取り外し自在の形態であるため、他の衣服用ハン
ガーに任意に取りつけることができる。
【0022】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で
変形実施できる構成を含む。因みに、前述した実施形態
では、『X状部材』を2つの『く』字状部材を背中合わ
せにして軸支した構成で説明したが、2つの部材をX状
に交差させて、この交差部分を軸支した形態としてもよ
く、また前記左右開脚片を設けることなく、X状部材の
下端に直接、押圧係合部材を取りつけた形態としてもよ
い。また、前述した実施形態においては、ズボンずれ落
ち防止部(具)を、予め、ハンガーに取りつけた形態の
もので説明したが、ズボンずれ落ち防止部(具)を独立
して用い、必要に応じて、種々のハンガーに取りつける
ようにして用いることもできることは当然である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示しズボンずれ落ち防止
部の押圧係合部材と、ズボン掛け棒とが嵌合した状態の
正面図である。
【図2】押圧係合部材とズボン掛け棒が離脱した状態の
正面図である。
【図3】ズボンずれ落ち防止部のみを分離した状態の拡
大正面図である。
【図4】使用状態を説明するための正面図である。
【符号の説明】
1・・・衣服用ハンガー、2・・・肩掛け部、2a・・
・肩掛け部の一方の端部、3・・・ズボン掛け棒、3a
・・・自由端、4・・・ズボンずれ落ち防止部(具)、
5・・・金属板(固定用金具)、6・・・基板、7・・
・X状部材、7a・・・X状部材7の左下片、7b・・
・X状部材7の右下片、7a′・・・X状部材7の左上
片、7b′・・・X状部材7の右上片、8・・・バネ
材、9・・・係止部材、9a・・・把手、10・・・押
圧係合部材、11・・・軸支、12a・・・左開脚片、
12b・・・右開脚片、13a,13b・・・軸支、1
4・・・軸支、15・・・引っ掛け用フック、16・・
・竿等に取りつけるフック

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に竿やロープ等の吊持部材に引っ掛
    けるフックを設けた肩掛け部と、該肩掛け部の両端間に
    水平状に延びたズボン掛け棒を備えた衣服用ハンガーに
    おいて、該肩掛け部中央とズボン掛け棒との間にズボン
    ずれ落ち防止部を設け、該ズボンずれ落ち防止部は、X
    状部材と、該X状部材の左右下片間を閉じる方向に付勢
    するバネ材と、該X状部材の左右上片間を係止する係止
    部材、および該X状部材の左右下片端部に設けたズボン
    掛け棒を上方から被嵌する押圧係合部材を備え、該係止
    部材によりX状部材の左右上片間を係止を解除した際、
    該押圧係合部材がズボン掛け棒を被嵌し、また該係止部
    材によりX状部材の左右上片間を係止した際、該押圧係
    合部材がズボン掛け棒から離脱することを特徴とするず
    れ落ち防止機能を備えた衣服用ハンガー。
  2. 【請求項2】 前記ズボンずれ落ち防止部が、肩掛け部
    中央に取り外し自在に装着してある請求項1に記載のず
    れ落ち防止機能を備えた衣服用ハンガー。
  3. 【請求項3】 ズボン掛け棒が、肩掛け部の端部に片持
    ち保持され、他端が自由端である請求項1または2に記
    載のずれ落ち防止機能を備えた衣服用ハンガー。
  4. 【請求項4】 前記押圧係合部材が、半円筒体である請
    求項1〜3のいずれかのずれ落ち防止機能を備えた衣服
    用ハンガー。
  5. 【請求項5】 中央に竿やロープ等の吊持部材に引っ掛
    けるフックを設けた肩掛け部と、該肩掛け部の両端間に
    水平に延びたズボン掛け棒を備えた衣服用ハンガーの該
    肩掛け部中央とズボン掛け棒との間に取り付けるズボン
    ずれ落ち防止具であって、該肩掛け部中央に着脱自在に
    取り付ける基板と、該基板に取り付けられているX状部
    材と、該X状部材の左右下片間を閉じる方向に付勢する
    バネ材と、該X状部材の左右上片間を係止する係止部
    材、および該X状部材の左右下片端部に設けたズボン掛
    け棒を上方から被嵌する押圧係合部材を備え、該係止部
    材によりX状部材の左右上片間を係止を解除した際、該
    押圧係合部材がズボン掛け棒を被嵌し、また該係止部材
    によりX状部材の左右上片間を係止した際、該押圧係合
    部材がズボン掛け棒から離脱することを特徴とする衣服
    用ハンガーのズボンずれ落ち防止具。
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