JP3089676U - ハンガー装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な強度を保持しつつ上衣の肩掛けを行な
え、肩幅方向の長さを可変とし、かつその任意の長さで
係止させて掛ける上衣等の肩幅の広狭に関わらず正しい
肩掛け状態で衣類を掛けることのできるハンガー装置を
提供する。 【解決手段】 中央の鈍角部分１００を頂点とする位置
に吊支用フック１８を有する三角形状フレーム体１０か
らなり、三角形状フレーム体の両鋭角部分２００が切り
落とし状に本体フレーム部１２と略Ｖ字状の鋭角フレー
ム部１４に分割されており、それぞれの鋭角フレーム部
１４が本体フレーム部に対して係合し、三角形状のフレ
ーム構造を維持しながら鋭角フレーム部の斜辺側の長さ
を可変としつつ任意の係合位置で係止させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、衣類を吊支状に掛けるハンガー装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

ハンガーは、洋服や和服等の衣類を掛けておいて形崩れ防止、衣類の整理、日 常の使用の際の取り出し・収納時の利便性、選択物干し用など日用品として汎用 される物品である。

【０００３】 ハンガーは、上着や下着の上衣を簡易に掛けるものとして使用され、上衣の肩 部分の内側支持のために一般には二等辺三角形のフレーム、あるいは三角板形状 に木製や合成樹脂プラスチック等を組み付け、あるいは成形して形崩れ防止ある いは洗濯物干し時の保形を行なうようになっている。また、単にフックと肩掛け 部分のみで簡易にＴ字状に組み付けたものも考えられる。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

従来のハンガーでは、上述のように三角枠状に固定的に組み付け、あるいは成 形しているので、人の肩幅の広狭によりハンガーの横幅が上衣の肩幅に対して広 過ぎて上衣の内側の肩部分に挿着できなかったり、あるいはハンガーの横幅が狭 過ぎて図１０に示すように、上衣の肩幅に対応した正しい肩掛け状態を保持する ことが困難であり、したがって、日常的にかつ長期に使用するうちに上衣に肩部 分の形崩れを生じたり、あるいは洗濯物干しとして用いるときには乾燥時に形崩 れ状態となって別途アイロン掛けが必要となり、使用時の利便性が悪いものであ った。また、単にフックと肩掛け部分のみで簡易にＴ字状に組み付けたものでは 、肩掛け部分が直棒などで直線状に形成されているから上衣の肩部分が直棒の両 端部分から腰折れ状に崩れて上衣の斜め下がり状の肩部分の線に沿う状態での肩 掛けが行なわれず、やはり形崩れを生じるものとなっていた。

【０００５】 本考案は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な 構成で、十分な強度を保持しつつ上衣の肩部分の斜め下がり状態での肩掛けを行 なえ、肩幅方向の長さを可変とし、かつその任意の長さで係止させて掛ける上衣 等の肩幅の広狭に関わらず正しい肩掛け状態で衣類を掛けることのできるハンガ ー装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために、本考案のハンガー装置は、中央の鈍角部分１０ ０を頂点とする位置に吊支用フック１８を有する三角形状フレーム体１０からな り、三角形状フレーム体の両鋭角部分２００が切り落とし状に本体フレーム部１ ２と略Ｖ字状の鋭角フレーム部１４に分割されており、それぞれの鋭角フレーム 部１４が本体フレーム部に対して係合し、三角形状のフレーム構造を維持しなが ら鋭角フレーム部の斜辺側の長さを可変としつつ任意の係合位置で係止させるハ ンガー装置から構成される。

【０００７】 また、鋭角フレーム部１４が本体フレーム部１２に対してパイプ差込による係 合で接続される公正とすると良い。

【０００８】 また、本体フレーム部１２は、一端側が鋭角フレーム部１４の１つのフレーム 部分３０ａに進退自在に係合してそれとともに頂点の両側に肩掛け部３２をそれ ぞれ形成する肩フレーム１６を含み、 鋭角フレーム部１４との係合側を自由端とするように該肩フレームの他端側が 吊支用フックの基部側において枢支（２８）されているようにすると良い。

【０００９】 さらに、本体フレーム部１２は、吊支用フック１８を接続支持する支柱フレー ム２０と、支柱フレームに連結固定され端部が鋭角フレーム部１４の他のフレー ム部分３０ｂに進退自在に係合してそれとともに下辺補強部３４を形成する下フ レーム２２と、を含む構成としても良い。

【００１０】 また、それぞれの鋭角フレーム部１４と肩フレーム１６あるいは下フレーム２ ２との係合部分には係合位置保持手段（３６）が設けられた構成としてもよい。

【００１１】 また、係合位置保持手段（３６）はそれぞれの鋭角フレーム部１４と肩フレー ム１６あるいは下フレーム２２との係合部分であって、それぞれに跨るように被 冠されたゴム部材３６からなるようにすると良い。

【００１２】 さらに、吊支用フック１８のフック開口１８０を開閉自在に閉鎖可能な掛け止 め手段（４０）が設けられた構成とするよい。

【００１３】

【考案の実施の形態】

次に、添付図面を参照して本考案のハンガー装置の実施の形態を説明する。図 １ないし図３は本考案のハンガー装置の一実施形態を示しており、図において、 ハンガー装置は、中央の鈍角部分を頂点とする位置に吊支用フックを有する三角 形状フレーム体１０から構成され、三角形状フレーム体の２個の鋭角部分が切り 落とされ、切り落とされた部分と切り落とされた残りのフレーム部分が相互に係 合しつつ三角形状のフレーム構造を維持しながら鋭角部分の特に斜辺側の長さを 可変としつつ任意の係合位置で係止させる衣類掛け用のハンガー手段である。

【００１４】 この実施形態において、三角形状フレーム体１０は、１つの鈍角部分１００と 他の２個の略等角度の鋭角部分２００とを含む略二等辺三角形状で形成されてお り、切り落とされた残りのフレーム部分に対応する本体フレーム部１２と、切り 落とされた２個の鋭角部分に対応する鋭角フレーム部１４と、を含む。本体フレ ーム部１２は、鈍角部分を頂点としてそれから左右に延長するように配置される 肩フレーム１６と、鈍角部分の頂点部分に配置される吊支用フック１８を接続支 持する支柱フレーム２０と、支柱フレームに連結固定された下フレーム２２と、 を備えている。

【００１５】 実施形態において、鈍角部分を形成する肩フレームの頂点部分に合成樹脂プラ スチックで形成した支持基体２３としての環２４が配置されており、該環２４に 支持されて吊支用フック１８が取り付けられている。吊支用フック１８は、三角 形状フレーム体全体を任意の支持棒や物干し具等に吊支させる掛け具であり、図 １上、フック開口１８０を斜め下側に向けて吊り掛けさせ得るようになっている 。吊支用フック１８の基部は環２４に対してその基部軸回りに自在に回転し得る ようにするとよい。

【００１６】 支持基体としての環２４の下部寄り位置の対応する２つの部位には一端を固定 されて下端をハ字状に広げて延長配置された略等しい長さの２個の支柱フレーム ２０が設けられている。そして、この両支柱フレーム２０の下端においてこれら 支柱フレーム２０の延長方向と交差方向に下フレーム２２が連結固定されている 。下フレーム２２は、１本のパイプ部材からなり、支柱フレーム２０の下端に共 通に連結固定されている。

【００１７】 実施形態において、肩フレーム１６の一つの端部、すなわち支持基体としての 環２４との接続側は該環２４の略直径方向の対応位置にそれぞれ外側に突設され たブラケット２６にピン２８を介して枢支されている。そして、この肩フレーム １６の他の端部側は自由端とされ、ピン２８を枢支軸として自在に動き得るよう になっている。実施形態において、この肩フレームは、合成樹脂プラスチック製 等からなるパイプ部材で構成されている。実施形態では、本体フレーム部１２は 、肩フレーム１６と、支柱フレーム２０と、下フレーム２２と、を含み、特に、 支持基体としての環２４と、支柱フレーム２０と、下フレーム２２とが一体的に 剛体として連結固定されて三角形状フレーム体１０の補強構造を構成している。 この肩フレームの一つの端部の枢支部分は、上述のように吊支用フック１８の基 部側に設定される。好ましくは実施形態のように、吊支用フックの支持基体に枢 支接続するのが三角形状フレーム体の構成の面で良く、また、支柱フレーム２０ 等に枢着させるようにしてもよい。

【００１８】 さらに、三角形状フレーム体での鋭角部分が切り落とし状に本体フレーム部と 略Ｖ字状の鋭角フレーム部に分割され、それぞれの鋭角フレーム部が本体フレー ム部に対して係合し、三角形状のフレーム構造を維持しながら鋭角フレーム部の 斜辺側の長さを可変としつつ任意の係合位置で係止させる。実施形態において、 鋭角フレーム部１４は、図３に示すように屈曲部を弧状に湾曲形成させた略Ｖ字 状の杆部材３０からなりその一つのフレーム部分３０ａが１つの肩フレーム１６ のパイプ中空内に係脱自在に挿入可能な直径部分を差し込まれて接続全長を伸縮 自在とするように接続されるとともに、他のフレーム部分３０ｂが下フレーム２ ２の一方側のパイプ中空内に係脱自在に挿入可能な直径部分を差し込まれて同じ く接続全長が伸縮自在となるように接続されている。肩フレーム１６側に差し込 まれる杆部材のフレーム部分３０ａは同肩フレームとともに衣類の肩掛け部３２ を形成する。また、下フレーム２２側に差し込まれる杆部材のフレーム部分３０ ｂは、同下フレーム２２とともに、可変補強部３４を形成する。杆部材３０は、 例えば合成樹脂プラスチックの棒材を略Ｖ字状に曲げた形態で成形して構成され 、図３に示すようにある程度の角度範囲で角度拡大、あるいは縮小方向に力を加 えても塑性変形せずに復元し得る。したがって、このＶ字状の杆部材３０のそれ ぞれの先端部分を肩フレーム及び下フレームのパイプ中空部内に差し込んだ状態 で通常は、肩フレームの自由端側と下フレームとのなす角度となるように強制的 に力が加えられており、ある程度の摩擦力で両杆部材３０は相互に近接あるいは 離間する方向にパイプ差し込みスライド状に相対移動係合し、かつその位置を保 持し得る。

【００１９】 そして、このＶ字状の杆部材３０の両先端部を同時にそれぞれ肩フレーム１６ 及び下フレーム２２の各パイプ中空部内に挿通させることにより、略二等辺三角 形状の三角形状フレーム体１０が形成される。杆部材３０は、それぞれ肩フレー ム１６あるいは下フレーム２２に差し込まれた状態で十分な長さをそれぞれのパ イプ中空部内に挿入させ得る長さに設定されて特に肩フレーム内に略全長を挿入 させた状態で三角形状フレーム体が形成され得る長さに設定されている。したが って、杆部材３０を両側方向に引き出しても抜脱せず、肩掛け部３２の長さを自 在に伸縮方向に調整させつつ三角形状フレーム体構造を維持し得る。

【００２０】 さらに、図１において、それぞれの鋭角フレーム部１４と、肩フレーム１６あ るいは下フレーム２２と、の係合部分には係合位置保持手段が設けられている。 係合位置保持手段は、鋭角フレーム部としての杆部材３０の肩フレーム１６ある いは下フレーム２２との相対移動を制止させてその係合位置保持を確実にさせる ものであり、実施形態において、係合位置保持手段はそれぞれの鋭角フレーム部 １４と肩フレームあるいは下フレームとの係合部分であって、実施形態では下フ レームの差し込み口部分において、それぞれに跨るように被冠されたゴム部材３ ６から構成されている。

【００２１】 ここにおいて、図４に示すように、鋭角フレーム部１４を肩フレーム１６のパ イプ中空部に差し込んだ状態で横方向に拡張、あるいは縮小させるようにある程 度の力を加えるだけでそれぞれの鋭角フレーム部が本体フレーム部に対して係合 し、三角形状のフレーム構造を維持しつつ鋭角フレーム部の斜辺側の長さを可変 としながら任意の係合位置で係止する。特に、実施形態では、肩フレ−ムの一端 側を支持基体に対して枢支接続させているから、鋭角フレーム部を互いに近接、 あるいは離間させる方向に力を加える際に、枢支部としてのピン２８軸回りに回 動しながら肩フレームの下端側が円滑に追随して移動するから鋭角フレーム部を 操作して肩幅方向の長さ調整を行う作業を円滑に行なえる。

【００２２】 図５ないし図８は、吊支用フック１８の支持基体部分あるいは支柱フレームの 他の実施形態を示しており、支持基体部分を図５のように角形ブロック形状、図 ６の横長棒状としてもよく、また、支柱フレームは、図７のように、幅広の単一 の板部材や薄板の曲げ部材あるいは図８のように角柱や円柱状の棒体などから構 成してもよい。

【００２３】 さらに、図９において、吊支用フック１８のフック開口１８０を開閉自在に閉 鎖可能な掛け止め機構３６が設けられている。掛け止め機構３６は、フック開口 １８０を開閉自在に閉鎖してハンガー装置全体を吊支する吊支杆としての棒部材 ５０からの吊支用フックの離脱を防止する掛け止め手段であり、実施形態におい て、フック先端をフック曲がり方向から戻り鈎状に戻る戻り曲げ部１８ａと、フ ック１８の基部に設けた孔３８を通係して取り付けられた索条部材４０と、を備 えている。索条部材４０は伸縮可能なゴム部材等が好適であるが、例えば、紐や 、リング部材などを用いてもよい。

【００２４】 以上のように、本実施形態のハンガー装置によれば、中央の鈍角部分を頂点と する位置に吊支用フックを有する三角形状フレーム体からなり、三角形状フレー ム体の鋭角部分が切り落とし状に本体フレーム部と略Ｖ字状の鋭角フレーム部に 分割させて構成し、さらに、それぞれの鋭角フレーム部を本体フレーム部に対し て係合させ、三角形状のフレーム構造を維持しながら鋭角フレーム部の斜辺側の 長さを可変としつつ任意の係合位置で係止させるので、三角フレーム体として十 分な強度を保持しさらに三角形状のフレーム構造を維持しながら鋭角フレーム部 の斜辺側の長さを可変とし、また、その係合位置係止させることとなり、衣類を 掛けても形崩れなく、任意の大きさの衣類掛けとして適用し得る。なお、本考案 は上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に 記載した考案の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行なっても本考案 の範囲に含まれる。例えば、肩フレームの一端側を吊支用フックの基部側に枢支 しないで単に固定してもよい。また、本体フレーム部と鋭角フレーム部とのパイ プ差し込み接続は、相対的なものであり、鋭角フレーム部をパイプ部材として肩 フレームや下フレーム側をそれらの鋭角フレーム部のパイプフレーム内に挿入さ せる構成としても良い。さらに、三角形状フレーム体の構成についても適宜、ア ルミニウムや、竹、木製等の部材で構成してもよい。

【００２５】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案のハンガー装置によれば、中央の鈍角部分を頂点 とする位置に吊支用フックを有する三角形状フレーム体からなり、三角形状フレ ーム体の両鋭角部分が切り落とし状に本体フレーム部と略Ｖ字状の鋭角フレーム 部に分割されており、それぞれの鋭角フレーム部が本体フレーム部に対して係合 し、三角形状のフレーム構造を維持しながら鋭角フレーム部の斜辺側の長さを可 変としつつ任意の係合位置で係止させる構成であるから、簡単な構成で、十分な 強度を保持しつつ上衣等の肩幅の広狭に関わらずどのようなサイズの上衣等であ っても正しい肩掛け状態で衣類を掛けることができ、長期使用に際しても衣類の 形崩れを生じさせることがない。

【００２６】 また、鋭角フレーム部が本体フレーム部に対してパイプ差込による係合で接続 させることにより、三角形状フレーム体構造を軽量で構造簡易とするとともに、 ある程度の摩擦力で鋭角フレーム部の両杆部材が肩フレームあるいは下フレーム に対してスライド状に係合しつつ相対移動し、かつその位置を保持し得る。

【００２７】 また、本体フレーム部は、一端側が鋭角フレーム部の１つのフレーム部分に進 退自在に係合してそれとともに頂点の両側に肩掛け部をそれぞれ形成する肩フレ ームを含み、鋭角フレーム部との係合側を自由端とするように該肩フレームの他 端側が吊支用フックの基部側において枢支されている構成とすることにより、鋭 角フレーム部を互いに近接、あるいは離間させる方向に力を加える際に、枢支部 の枢支軸回りに回動しながら肩フレームの下端側が円滑に追随して移動するから 鋭角フレーム部を操作して肩幅方向の長さ調整を行う作業を円滑に行なえる。

【００２８】 また、本体フレーム部は、吊支用フックを接続支持する支柱フレームと、支柱 フレームに連結固定され端部が鋭角フレーム部の他のフレーム部分に進退自在に 係合してそれとともに下辺補強部を形成する下フレームと、を含む構成とするこ とにより、支柱フレームと下フレームとの連結固定構成により三角形状フレーム 体構造を維持しつつ鋭角フレームの斜辺側の長さを変化させ、かつ任意の係合位 置で係止させる構造を具体的に実現し得る。

【００２９】 また、それぞれの鋭角フレーム部と肩フレームあるいは下フレームとの係合部 分には係合位置保持手段が設けられた構成とすることにより、肩幅の広狭調整に より設定した鋭角フレーム部と肩フレームあるいは下フレームとの係合位置を確 実に保持し得る。

【００３０】 また、係合位置保持手段はそれぞれの鋭角フレーム部と肩フレームあるいは下 フレームとの係合部分であって、それぞれに跨るように被冠されたゴム部材から なる構成とすることにより、簡単な構造でかつ製造コストを低廉に維持し得る。

【００３１】 さらに、吊支用フックのフック開口を開閉自在に閉鎖可能な掛け止め手段が設 けられた構成とすることにより、吊支用の棒部材等に吊支用フックを係止させた 状態で風やその他の原因でハンガー装置全体が揺れるような場合でも、簡単に離 脱せず、特に、洗濯物干し用として本ハンガー装置を適用する場合に有効である 。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施形態に係るハンガー装置の正面図
である。

【図２】図１の実施形態のハンガー装置から鋭角フレー
ム部を取り外した状態の説明図である。

【図３】図１の実施形態のハンガー装置の鋭角フレーム
部の概略構成説明図である。

【図４】図１のハンガー装置の作用説明図である。

【図５】図１のハンガー装置の支持基体並びに支柱フレ
ーム部分の他の実施形態を説明する一部省略正面説明図
である。

【図６】図１のハンガー装置の支持基体並びに支柱フレ
ーム部分の他の実施形態を説明する一部省略正面説明図
である。

【図７】図１のハンガー装置の支柱フレーム部分の他の
実施形態を説明する一部省略正面説明図である。

【図８】図１のハンガー装置の支持基体並びに支柱フレ
ーム部分の他の実施形態を説明する一部省略正面説明図
である。

【図９】吊支用フックの他の実施形態を説明する要部拡
大説明図である。

【図１０】従来の固定式ハンガーの使用状態説明図であ
る。

【符号の説明】

１０ 三角形状フレーム体 １２ 本体フレーム部 １４ 鋭角フレーム部 １６ 肩フレーム １８ 吊支用フック ２０ 支柱フレーム ２２ 下フレーム ２８ ピン（枢支軸） ３０ 杆部材 ３２ 肩掛け部 ３４ 可変補強部

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 中央の鈍角部分を頂点とする位置に吊支
   用フックを有する三角形状フレーム体からなり、 三角形状フレーム体の両鋭角部分が切り落とし状に本体
   フレーム部と略Ｖ字状の鋭角フレーム部に分割されてお
   り、 それぞれの鋭角フレーム部が本体フレーム部に対して係
   合し、三角形状のフレーム構造を維持しながら鋭角フレ
   ーム部の斜辺側の長さを可変としつつ任意の係合位置で
   係止させることを特徴とするハンガー装置。
2. 【請求項２】 鋭角フレーム部が本体フレーム部に対し
   てパイプ差込による係合で接続されている請求項１記載
   のハンガー装置。
3. 【請求項３】 本体フレーム部は、一端側が鋭角フレー
   ム部の１つのフレーム部分に進退自在に係合してそれと
   ともに頂点の両側に肩掛け部をそれぞれ形成する肩フレ
   ームを含み、 鋭角フレーム部との係合側を自由端とするように該肩フ
   レームの他端側が吊支用フックの基部側において枢支さ
   れている請求項１または２記載のハンガー装置。
4. 【請求項４】 本体フレーム部は、吊支用フックを接続
   支持する支柱フレームと、支柱フレームに連結固定され
   端部が鋭角フレーム部の他のフレーム部分に進退自在に
   係合してそれとともに下辺補強部を形成する下フレーム
   と、を含む請求項３記載のハンガー装置。
5. 【請求項５】 それぞれの鋭角フレーム部と肩フレーム
   あるいは下フレームとの係合部分には係合位置保持手段
   が設けられている請求項１ないし４のいずれかに記載の
   ハンガー装置。
6. 【請求項６】 係合位置保持手段はそれぞれの鋭角フレ
   ーム部と肩フレームあるいは下フレームとの係合部分で
   あって、それぞれに跨るように被冠されたゴム部材から
   なる請求項５記載のハンガー装置。
7. 【請求項７】 吊支用フックのフック開口を開閉自在に
   閉鎖可能な掛け止め手段が設けられている請求項１ない
   し６のいずれかに記載のハンガー装置。