JP2004050423A - 積層成形体の成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】クッション層付き芯材の表面に表皮を貼着してなる積層成形体の成形方法であって、成形金型設備を簡素化するとともに、工数を短縮化し、かつ真空成形された表皮の取扱性を簡素化する。
【解決手段】成形下型30にダミー芯材50をセットし、その上側から表皮シートSを真空成形し、その後、カット刃41を有する成形上型40を成形下型30に合わせ、真空成形された表皮13をトリムカット処理し、その表皮13を成形上型40に真空吸着力で保持し、成形上型40を上昇操作する。次いで、成形下型30上のダミー芯材50に替えて正規のクッション層12付き芯材11をセットし、その後、成形上型40を型締めして表皮13を芯材11に対して圧着する。従って、表皮13の真空成形工程と芯材11に対する表皮13の接着工程を同一の成形金型20で連続して行なえる。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、クッション層付き芯材の表面に表皮を貼着してなる積層成形体の成形方法に係り、特に、表皮の成形工程と表皮と芯材との一体化工程とを同一金型を使用して、一連の工程で行なうことにより、金型設備費、加工工数を低減できる積層成形体の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車室内に設けられる内装部品の構成は、図8に示すように、形状保持性及び車体パネルへの取付剛性を備えた芯材2の表面にクッション性を有するクッション層3が積層され、その表面に表面風合いに優れた表皮4を貼着した3層構造の積層成形体1が一般に知られている。
【0003】
上記芯材2は、ポリプロピレン(以下、PPという)樹脂成形体が、コスト、成形性、物性等からよく用いられており、クッション層3としては、ポリウレタンフォームやPP発泡体が使用され、表皮4としては、合成樹脂シート等、表面風合いの優れたシート材料が使用されている。
【0004】
次に、これら積層成形体1を成形する従来の成形方法について説明する。まず、図9,図10は、表皮4の真空成形工程を示すもので、図示するように、表皮4を真空成形する真空成形金型は、真空吸引機構5aを有する下側テーブル5と、上下動可能に支持された上側テーブル6とからなる。尚、上側テーブル6には、表皮4をトリムカットする外周カット刃6aが設けられている。
【0005】
まず、図9に示すように、上側テーブル6が上方位置にあるとき、上側テーブル6と下側テーブル5との間に表皮4の素材である表皮シートSを加熱軟化処理した状態で投入する。その後、図10に示すように、上側テーブル6を下降操作して、外周カット刃6aにより表皮シートSを下側テーブル5の型面に押さえ付け、下側テーブル5に真空吸引機構5aを作用させて表皮シートSを下側テーブル5の型面形状に沿って真空成形を行なう。このとき、上側テーブル6の下降動作により、外周カット刃6aにより表皮シートSから複数個の表皮4を同時にカット処理するのが量産性を考慮した場合好ましい。
【0006】
そして、図9,図10に示す真空成形工程で量産した表皮4は、次工程の圧着工程にすばやく供給できるように、所定の保管スペース内で図11に示すように多数の表皮4を保管する。次いで、図12に示すように、圧着下型7の型面に上記表皮4をセットするとともに、クッション層3を予めラミネートしておいた芯材2を圧着上型8の型面にセットして、圧着上型8を下降動作させて圧着上下型7,8の型締めにより、図8に示す積層成形体1の成形が完了する。尚、クッション層3付き芯材2には、クッション層3の表面に予め接着剤がコーティング処理されており、芯材2とクッション層3とはプレス成形で一体成形されても、また、芯材2の成形後、クッション層3を別途貼着しても良い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の積層成形体1の成形方法は、クッション層3付き芯材2の表面に表皮4を直接真空貼着しようとすれば、クッション層3が圧縮変形して、表皮4の形状出しが困難であるため、上下側テーブル5,6を使用して表皮4を真空成形する真空成形工程と、圧着上下型7,8を使用して、表皮4をクッション層3付き芯材2に一体化する積層成形体1の一体化工程の2工程を必要とした。従って、真空成形金型と圧着金型とを必要とすることから、金型設備費が高騰化するとともに、工数が多く、生産性の低下を招くという欠点が指摘されている。
【0008】
更に、真空成形された表皮4は、真空成形後、図11に示すように、所定の保管スペースで保管し、成形の度毎に、圧着下型7に供給する必要があり、この表皮4が可撓性であるため、型くずれしやすく、セット作業における取り扱いが面倒であるとともに、保管スペースを多く必要とする等、スペース面での不利が指摘されている。
【0009】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、クッション層付き芯材の表面に表皮を貼着してなる積層成形体の成形方法であって、単一の金型設備で表皮の成形と表皮の芯材に対する一体化が可能であり、加工工数を短縮化できるとともに、表皮の保管スペースも不要とした積層成形体の成形方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願発明は、芯材表面にクッション層を介して表皮を積層一体化してなる積層成形体の成形方法であって、真空吸引機構を有する成形下型上の所定箇所にダミー芯材をセットするとともに、表皮の素材である表皮シートを加熱軟化処理後、成形下型の型面に沿って真空成形する表皮の真空成形工程と、真空吸引機構を備え、かつカット刃を有する成形上型と成形下型とを合わせ、表皮をカット刃によりトリム形状に沿ってカット処理するとともに、成形上型に真空吸引力を作用させてトリムカット処理された表皮を成形上型の型面に保持して、成形上型を上昇操作する表皮のトリムカット並びに保持工程と、成形下型にセットされているダミー芯材を取り外し、クッション層付き芯材を該ダミー芯材と交換するクッション層付き芯材のセット工程と、表皮を保持した成形上型を下降操作して、成形上下型を合わせ、クッション層付き芯材に対して表皮を接着一体化する積層成形体の一体化工程とからなることを特徴とする。
【0011】
ここで、積層成形体は、芯材と、芯材の表面に積層されるクッション層と、クッション層の表面に貼付される表皮との3層積層構造体であり、芯材の材質は、PP、ポリエチレン(以下、PEという)、ABS樹脂等の合成樹脂材、繊維板、複合繊維板等が使用できる。また、クッション層としては、ポリウレタンフォーム、PP発泡体、PE発泡体等のソフトパットが使用でき、表皮としては、熱成形可能なシート材料、塩ビシート、TPO(サーモプラスチックオレフィン)シート等、熱可塑性樹脂シートが使用できる。更に、本発明方法に使用するダミー芯材としては、最終製品となる芯材とクッション層を加味した厚みと同等の厚みを有し、かつ同一外形状を備え、PP、PE、ABS樹脂等の樹脂成形体が使用される。
【0012】
そして、本願発明方法によれば、表皮シートを加熱軟化処理した後、成形下型の真空吸引機構を作動させて、ダミー芯材に添わせて表皮を真空成形した後、成形上型を下降操作し、表皮をトリムカットして成形上型に吸着させた状態で成形上型を上昇させ、次に、ダミー芯材に替えて、成形下型にクッション層付き芯材を交換セットし、成形上下型を合わせて芯材、クッション層、表皮の3者を一体化する。
【0013】
従って、成形上下型で表皮の真空成形工程と積層成形体の一体化工程を連続して行なうことができ、従来のように真空成形金型と圧着金型の2つの金型を必要とすることなく、成形上下型の単一型で対応できるとともに、成形上型を2段階で上下動作させれば良く、工数も低減でき、特に、表皮を取り外し、再セットする必要がないため、作業性にも優れ、かつ表皮の保管スペースも不要となる。
【0014】
更に、本発明方法の別の実施態様は、前記成形下型に圧空機構を付設し、成形上型のカット刃による表皮のトリムカット工程において、トリムカットされた表皮を成形上型に吸着保持する際、成形下型の圧空機構から圧空力を作用させて、表皮を成形上型側に押圧することを特徴とする。そして、この実施態様によれば、成形下型の圧空機構により、圧空を作用させることで、成形上型に対する表皮の吸着保持力を強化できる。
【0015】
次いで、本発明方法の別の実施形態は、前記成形上型に圧空機構を付設し、クッション層付き芯材をセットした成形下型と、表皮を吸着保持した成形上型とを合わせてクッション層付き芯材に表皮を貼着する積層成形体の一体化工程において、成形上型の圧空機構から圧空力を作用させて、クッション層付き芯材に対する表皮の押圧力を付加することを特徴とする。そして、この実施態様によれば、成形上型の圧空機構を動作させることにより、クッション層に対して表皮を圧着させる方向に押圧力を作用させることができるため、クッション層と表皮との間の充分な圧着力を確保できる。
【0016】
また、本発明方法の別の実施態様は、クッション層付き芯材をセットした成形下型と、表皮を吸着保持した成形上型とを合わせてクッション層付き芯材に表皮を貼着する積層成形体の一体化工程において、成形下型の真空吸引機構を通じて表皮を芯材側に圧着させるための真空吸引力を付加したことを特徴とする。そして、この実施態様によれば、成形下型の真空吸引機構を動作させるクッション層に対して表皮の圧着方向に吸着力を作用させることができるため、クッション層と表皮との充分な圧着力を確保できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る積層成形体の成形方法の好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は積層成形体の構成を示す断面図、図2は本発明方法に使用する成形金型の概略構成を示す説明図、図3乃至図7は本発明方法の各工程を示す説明図である。
【0018】
まず、本発明方法の対象となる積層成形体10は、図1に示すように、所望の曲面形状に成形された芯材11の表面に、クッション層12が積層され、更にその表面に表皮13が貼付され、表皮13の周縁端末13aは、芯材11の裏面側に巻込み処理されている。そして、本発明方法を使用して製作した積層成形体10は、表皮13のコーナーラインA等のハイライト線がシャープに現出され、外観見栄えが極めて良好に維持されている。
【0019】
更に詳しくは、芯材11は、PP樹脂を素材としたコールドプレス成形体が使用され、クッション層12は、ウレタンフォーム、PP発泡樹脂シート等が適用でき、リサイクルを考慮すれば、PP発泡樹脂シートが好ましい。また、表皮13は、熱成形可能なシート材料であれば良く、この場合もリサイクルを考慮して、TPOシートが使用されている。
【0020】
そして、本発明方法は、表皮13の真空成形後、クッション層12が予めラミネートされた芯材11に対して表皮13を接着して、積層成形体10を一体化する一体化工程を簡単な設備で能率良く行なうことが特徴である。
【0021】
そのために、図2に示す成形金型20を使用する。本発明方法に使用する成形金型20は、成形下型30と成形上型40とから大略構成されている。更に詳しくは、成形下型30は、型面に多数の通気孔31が形成され、成形下型30に真空吸引力及び圧空力をそれぞれ選択的に付与できるように、真空ポンプ32及び圧空ブロワ33がそれぞれ切替バルブ34により切り替え可能に成形下型30に接続されている。
【0022】
一方、成形上型40の型面には、カット刃41が設けられ、この成形上型40の型面にも多数の通気孔42が開設されており、成形下型30と同様に、成形上型40にも真空吸引機構と圧空機構とが備わっている。すなわち、真空ポンプ43と圧空ブロワ44とが切替バルブ45を介してそれぞれの配管が切り替え可能に成形上型40に接続されている。
【0023】
次に、この成形金型20を使用して、図1に示す積層成形体10の成形方法について説明する。まず、図3は、表皮13の素材である表皮シートSのセット工程を示す。すなわち、成形上下型30,40が型開き状態にあるとき、成形下型30の所定箇所にダミー芯材50がセットされる。このダミー芯材50は、図1に示す芯材11とクッション層12を想定したもので、芯材11とクッション層12の厚みに相当する板厚を有し、ダミー芯材50の外形状もクッション層12付き芯材11と同一形状に成形されている。そして、表皮シートSは、図示しない加熱装置により所定温度に加熱軟化処理された状態で型内にセットされる。
【0024】
その後、図4に示すように、表皮シートSの周縁クランプを下降動作させるか、あるいは成形下型30を上昇動作させることで、表皮シートSの周縁部をシールするとともに、成形下型30に接続する真空ポンプ32を駆動させ、図中矢印方向のエアの流れにより、真空吸引力を成形下型30に付与して、成形下型30の型面形状に沿って表皮シートSの真空成形を行なう。
【0025】
次いで、表皮シートSを真空成形した後、図5に示すように、成形上型40を図示しない昇降シリンダにより下降動作させて、成形上下型30,40をマッチングさせる。このとき、成形上型40のカット刃41により、表皮シートSは、表皮13としてトリムカットされるとともに、成形上型40の真空吸引機構が動作し、真空ポンプ43の真空吸引力により、所要形状に成形された表皮13は、成形上型40の型面に吸着される。尚、成形下型30の圧空機構を作動させるようにしても良い。すなわち、切替バルブ34を切り替え、圧空ブロワ33からのエア圧を表皮13が成形上型40に密着する方向に圧空作用を施しても良い。
【0026】
続いて、図6に示すように、成形上型40を上昇させて型開きを行ない、成形下型30にセットされているダミー芯材50を取り除き、それに替えてクッション層12付き芯材11をセットする。このとき、成形下型30にセットされるクッション層12付き芯材11の真上位置には、表皮13が成形上型40に真空吸引力により吸着保持されている。上記クッション層12付き芯材11は、コールドプレス成形により芯材11とクッション層12を一体プレス成形しても良く、また、インサートインジェクション工法、あるいはモールドプレス成形工法を利用して予備成形しても良い。尚、クッション層12の表面には、接着剤が予め塗布されている。
【0027】
その後、図7に示すように、成形上型40が再度下降して、成形上下型30,40が型締めされ、成形上型40に設けられている圧空機構が動作して、圧空ブロワ44から切替バルブ45を介して成形上型40の型面から表皮13を脱型させる方向にエア圧が加わり、表皮13が成形上型40から脱型されるとともに、表皮13は、クッション層12に対して強固に圧着される。また、成形下型30についても、真空吸引力を作用させて、表皮13をクッション層12に対する圧着方向に吸着させれば、クッション層12と表皮13との接着強度を強化することができる。
【0028】
このように、本発明方法によれば、成形上下型30,40からなる成形金型20の単一の成形金型で表皮13を真空成形する真空成形工程と、クッション層12付き芯材11に対する表皮13の接着工程とを連続して行なうことができるため、従来の金型設備に比べ、金型設備を半減でき、設備費を節約することができるとともに、表皮の再セットを行なわなくて済むことから、工数の短縮化や作業の円滑化が図れ、かつ表皮の保管スペースも廃止できる等、種々の利点がある。
【0029】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明に係る積層成形体の成形方法は、単一の成形金型で表皮の真空成形とクッション層付き芯材に対する表皮の接着工程とを連続して行なうことができるため、金型設備を簡素化できるとともに、工数も短縮化でき、更に、表皮の再セットが不要となるため、表皮の再セット作業及び表皮の保管スペースを廃止できる等の種々の作用効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を使用して成形した積層成形体の構成を示す断面図である。
【図2】本発明方法を実施する上で使用する成形金型の概略構成を示す断面図である。
【図3】本発明方法における表皮シートの投入工程を示す説明図である。
【図4】本発明方法における表皮の真空成形工程を示す説明図である。
【図5】本発明方法における真空成形後の表皮のトリムカット並びに表皮の保持工程を示す説明図である。
【図6】本発明方法におけるクッション層付き芯材のセット工程を示す説明図である。
【図7】本発明方法におけるクッション層付き芯材に対する表皮の接着工程を示す説明図である。
【図8】従来の積層成形体の構成を示す断面図である。
【図9】従来の積層成形体の成形方法における表皮シートのセット工程を示す説明図である。
【図10】従来の積層成形体の成形方法における表皮の真空成形工程を示す説明図である。
【図11】真空成形された表皮の保管工程を示す説明図である。
【図12】従来の積層成形体の成形方法における表皮と芯材との接着一体化工程を示す説明図である。
【符号の説明】
10 積層成形体
11 芯材
12 クッション層
13 表皮
20 成形金型
30 成形下型
31 通気孔
32 真空ポンプ
33 圧空ブロワ
34 切替バルブ
40 成形上型
41 カット刃
42 通気孔
43 真空ポンプ
44 圧空ブロワ
45 切替バルブ
50 ダミー芯材
S 表皮シート

Claims (4)

  1. 芯材(11)表面にクッション層(12)を介して表皮(13)を積層一体化してなる積層成形体(10)の成形方法であって、
    真空吸引機構を有する成形下型(30)上の所定箇所にダミー芯材(50)をセットするとともに、表皮(13)の素材である表皮シート(S)を加熱軟化処理後、成形下型(30)の型面に沿って真空成形する表皮(13)の真空成形工程と、
    真空吸引機構を備え、かつカット刃(41)を有する成形上型(40)と成形下型(30)とを合わせ、表皮(13)をカット刃(41)によりトリム形状に沿ってカット処理するとともに、成形上型(40)に真空吸引力を作用させてトリムカット処理された表皮(13)を成形上型(40)の型面に保持して、成形上型(40)を上昇操作する表皮(13)のトリムカット並びに保持工程と、
    成形下型(30)にセットされているダミー芯材(50)を取り外し、クッション層(12)付き芯材(11)を該ダミー芯材(50)と交換するクッション層(12)付き芯材(11)のセット工程と、
    表皮(13)を保持した成形上型(40)を下降操作して、成形上下型(30,40)を合わせ、クッション層(12)付き芯材(11)に対して表皮(13)を接着一体化する積層成形体(10)の一体化工程と、
    からなることを特徴とする積層成形体の成形方法。
  2. 前記成形下型(30)に圧空機構を付設し、成形上型(40)のカット刃(41)による表皮(13)のトリムカット工程において、トリムカットされた表皮(13)を成形上型(40)に吸着保持する際、成形下型(30)の圧空機構から圧空力を作用させて、表皮(13)を成形上型(40)側に押圧することを特徴とする請求項1に記載の積層成形体の成形方法。
  3. 前記成形上型(40)に圧空機構を付設し、クッション層(12)付き芯材(11)をセットした成形下型(30)と、表皮(13)を吸着保持した成形上型(40)とを合わせてクッション層(12)付き芯材(11)に表皮(13)を貼着する積層成形体(10)の一体化工程において、
    成形上型(40)の圧空機構から圧空力を作用させて、クッション層(12)付き芯材(11)に対する表皮(13)の押圧力を付加することを特徴とする請求項1又は2に記載の積層成形体の成形方法。
  4. クッション層(12)付き芯材(11)をセットした成形下型(30)と、表皮(13)を吸着保持した成形上型(40)とを合わせてクッション層(12)付き芯材(11)に表皮(13)を貼着する積層成形体(10)の一体化工程において、成形下型(30)の真空吸引機構を通じて表皮(13)を芯材(11)側に圧着させるための真空吸引力を付加したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の積層成形体の成形方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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