JP2004044955A - 換気口カバー用の止水パッキンおよび換気口カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、換気口カバーの差込筒に装着する止水パッキンを、差込筒に取付凹部が無くても装着可能できるようにすること、また換気口カバーの差込筒をダクトに対して挿抜しても止水パッキンの装着位置がずれないようにすることにある。
【解決手段】止水パッキン10には、差込筒12の筒端側内周面12bを被覆する内環部16と、筒端側外周面12aを被覆し、止水リブ21を突設した外環部15と、内環部16と外環部15との間に差込筒12の装着凹部30が形成されている。このため従来のように差込筒12の外周面に止水パッキン取付用の取付凹部が無くても、装着凹部30に差込筒12の筒端を差込ませれば装着でき、差込筒12をダクト6に内挿しても装着位置はずれない。また、差込筒12をダクト6から抜去しても、折返し部12cが係止凹部24と係合するため装着位置がずれない。
【選択図】  図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば通気用のダクト内に発生する結露水などの水分の流通を止めるために換気口カバーに装着する止水パッキンと、止水パッキンを備える換気口カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
建物内に配管された通気用のダクト内に結露水などの水分が存在すると、例えば寒冷地や冬季においては、ダクトとダクトに内挿させる換気口カバーの差込筒との間に流れ込んだ結露水が凍結膨張することで、換気口カバーを建築物の外壁化粧材から浮かせてしまったり、また建築物の躯体と外壁化粧材との隙間に流れ込んだ結露水が凍結膨張することで、外壁化粧材を破損してしまう、といった不具合を生じる例が後を絶たない。
【0003】
そこでこうした不具合の元となる水分の流通、すなわち換気口カバーから換気口側への水分の流れ込みを阻止するために、換気口カバーの差込筒の外周面にゴム弾性を有する軟質塩化ビニルなどの樹脂材からなる止水パッキンを装着するようにしている。
【0004】
このような止水パッキンを装着した換気口カバーの施工状態の一従来例を図6と図7に示す。換気口カバー1は、丸形のフード部2と円筒形状の差込筒3を備えており、このうち差込筒3は、図示のように、建物の躯体4の換気口5に連通するダクト6に内挿されている。符号7は外壁化粧材で躯体4の仕上げ面を構成する。そして、差込筒3の外周面には、その全周にわたって小径の取付凹部3aが形成されており、そこに水滴Wの換気口5側への流れ込みを阻止する無端環形状の止水パッキン8が装着されている。
【0005】
この止水パッキン8は、差込筒3に取付凹部3aを形成してあることが必須の装着条件とされている。すなわち、差込筒3に取付凹部3aを形成せずに、そのまま止水パッキン8を装着しただけでは、差込筒3をダクト6に内挿させた時に、止水パッキン8の止水リブ9がダクト6の内周面6aとの摺動抵抗によって引っ掛かり、その装着位置がフード部2の方へずれてしまう、という不都合が生じる。一方、これとは逆に清掃やメンテナンス、交換などを行うために換気口カバー1を抜き去る時には、止水パッキン8がダクト6の内周面6aとの摺動抵抗によって引っ掛かって差込筒3から外れてしまい、ダクト6内に置き去りにされてしまう、といった不都合があるためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、差込筒3に取付凹部3aを形成し、そこに止水パッキン8を装着することによって前述の不都合を解消する場合には、次のような別の問題が起こりうる。すなわち、その問題点の一つは、各種の換気口カバーごとに差込筒に取付凹部を予め形成した専用品を用意しなければならない、ということである。しかしながら、これでは同種の換気口カバーであっても、止水パッキン8を備える専用品と、止水パッキン8を備えない標準品との二種類を差込筒の口径ごとに用意しなければならないため、製造が煩雑となる上に専用品の受注の先読みが難しく、メーカーの立場としては殆ど実際的ではない。
【0007】
また、他の問題点は、差込筒に取付凹部がない既設の換気口カバーについては事後的に止水パッキン8を装着できないため、まだ使用可能な既設の換気口カバーに換えて止水パッキン8を備える新たな換気口カバーを購入しなければならず、ユーザーの立場から見ても不満が多いということである。
【0008】
以上のような従来技術を背景になされたのが本発明であって、その目的は、換気口カバーの差込筒に取付凹部が無くても装着可能な止水パッキンと、これを備える換気口カバーを提供することにある。
【0009】
また、本発明の他の目的は、換気口カバーの差込筒をダクトに対して挿抜しても装着位置にずれが生じない止水パッキンと、これを備える換気口カバーを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成すべく本発明は、建築物の換気口からダクトに内挿させる差込筒に装着する換気口カバー用の止水パッキンについて、差込筒の筒端側内周面を被覆する内環部と、差込筒の筒端側外周面を被覆すると共にダクトの内周面に対して弾性接触する環状の止水リブを突設した外環部と、これら内環部と外環部との間に差込筒の筒端側を差し込ませて装着可能な装着凹部と、を形成したものである。
【0011】
本発明の止水パッキンは、内環部と外環部が装着凹部に差し込ませた差込筒の筒端側を包み込むような格好で差込筒に装着される。したがって、この止水パッキンによれば、従来の換気口カバーのように差込筒の外周面に止水パッキン取付用の取付凹部が無くても、装着凹部に差込筒の筒端を差し込ませるだけで装着できることになり、また差込筒をダクトへ内挿する際にも止水パッキンの装着位置にずれが生じない。
【0012】
このように装着可能としただけでなく、本発明の止水パッキンは更に、装着凹部に、該筒端に形成した差込筒の曲折端部に対して、換気口カバーの差込筒をダクトから抜去させる抜去方向で引っ掛かる係止受け部を設けるようにしている。
【0013】
したがって、換気口カバーの差込筒をダクトから抜き去る時には、該曲折端部が係止受け部に対して抜去方向で係止するから、止水パッキンが差込筒から外れてダクト内に置き去りにされるしまう不都合を回避できる。
【0014】
また、本発明の止水パッキンについては、差込筒の曲折端部が内向きの湾曲部としてまたは内向きに折返した折返し部として形成されており、内環部の係止受け部として、該湾曲部と抜去方向で係止する当接面かまたは該折返し部と抜去方向で係止する当接面の少なくとも何れかを設けたものとして構成できる。
【0015】
換気口カバーの差込筒には、筒端で指を切ったりするなどの怪我をしないように、差込筒の筒軸方向へ向かう内向きの曲折端部を形成するのが通常である。そしてこの曲折端部のより具体的な形状としては2つが知られている。その一つは、特にアルミ製の差込筒によく見られる形状で、曲折端部を内向きに緩やかな弧を描く湾曲部として形成したものである。他の一つは、ステンレス製の差込筒に良く見受けられる形状で、曲折端部を内向きに折返した折返し部として形成したものである。本発明の止水パッキンは、内環部の係止受け部として、その湾曲部と抜去方向で係止する当接面か、またはその折返し部と抜去方向で係止する当接面の何れかを設けたものである。したがって、これらの止水パッキンによれば、各々の筒端の具体的形状に応じて、差込筒をダクトから抜き去る際のダクト内への置き去り問題を回避できる。また、本発明の止水パッキンは、該内環部の係止受け部として、その2つの当接面を双方共に設けたものでもある。このため曲折端部の具体的形状の如何に拘わらず(湾曲部または折返し部の何れであっても)装着可能であり、且つ何れかの当接面(係止受け部)に対して抜去方向で係止できるから、止水パッキンのダクト内への置き去り問題を回避できる。
【0016】
更に、本発明の止水パッキンは、外環部をゴム弾性を有する樹脂材にて形成し、内環部を外環部よりも高硬度の樹脂材にて形成したものとして構成できる。このため、外環部の止水リブに、ダクト内周面に対して柔軟に追従変形することで発揮される止水性に必要なゴム弾性を与えつつも、より高硬度の樹脂材でなる剛性のある(そのような柔軟性がない)内環部によって装着しやすく且つ外れ難くすることができる。また、換気口カバーをダクトから抜き去る時に、内環部の係止受け部(当接面)が該曲折端部による係止をしっかりと受け止める。したがって、この止水パッキンであれば、差込筒に装着したままより確実に、ダクトから差込筒と一緒に抜き去ることができる。
【0017】
また、本発明の止水パッキンは、外環部と内環部とが二色成型体または二重成型体として一体形成したものとして構成できるから、一度の成型工程で容易に製造できる。
【0018】
そして、前記目的を達成すべく本発明は、建築物の換気口からダクトに内挿させる差込筒の筒端に、前記何れか一の本発明による止水パッキンを装着した換気口カバーを提供するものである。このため、前述のような各種の利点を有する止水パッキンを備える付加価値の高い換気口カバーが得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態による止水パッキンと換気口カバーについて図面を参照しつつ説明する。なお、従来技術と同様の構成については、同じ符号を付して重複説明を省略する。
【0020】
本形態の止水パッキン10は、図1で示す換気口カバー11の差込筒12の筒端に装着されている。ここで簡単に換気口カバー11の構成を説明すると、換気口カバー11には、互いにネジ止めしたフード部13と背面カバー部14を備えており、この背面カバー部14に前述の差込筒12が溶接されている。なお、フード部13には、上下方向に沿って伸長する縦桟13aと、そこから斜め上方向に伸長する傾斜桟13bと、傾斜桟13bに曲折形成した通気を整流する翼片13cとを有するガラリ桟が形成されており、これによってフード部13の傾斜桟13bに付着する雨滴を縦桟13aに集中して流し込ませるようにし、底部に形成した貯水部13dに溜めることができるような構造として、フード部13から下方への雨滴の滴りを少なくできるようにしている。このような構成の換気口カバー11は、差込筒12に止水パッキン取付用の特別な部分が無い標準品である。
【0021】
元に戻って本形態の止水パッキン10は、差込筒12の円筒形状に合致する無端環形状として形成されており(図1,図2参照)、図4で拡大して示すように、差込筒12の筒端側の外周面12aを被覆する外環部15と、筒端側の内周面12bを被覆する内環部16が形成されている。これらの外環部15と内環部16を有する止水パッキン10は、硬度の異なる軟質塩化ビニル樹脂の二重成型により得た成型体で、接合線17を境にして外環部15がダクト6の内周面6aに対して柔軟に追従変形することで発揮される止水性に必要なゴム弾性を有する硬度のものされており、内環部16は外環部15よりも高硬度で、止水パッキン10が装着しやすく且つ外れにくくなるような硬度のものとなっている。具体的には外環部15は、デュロメータ硬さ60(JIS K 7215)の軟質塩化ビニル樹脂で、内環部16はデュロメータ硬さ90(JIS K 7215)の軟質塩化ビニル樹脂で形成されている。
【0022】
外環部15は、接合線17側に位置する肉厚の基端部18と、大きな湾曲形状のコーナー部19と、直線部20を有している。このうち図4で示す直線部20は、差込筒12への装着状態を示しているため差込筒12の外周面12aに一直線状となっているが、未装着状態では無端環状の止水パッキン10の中心に向かう内向きに傾斜していて、装着状態での差込筒12に対する密着性が高められている。また、直線部20には、無端環状で片持ち梁状に斜めに突出する2つの止水リブ21が形成されている。
【0023】
内環部16には厚肉の基部22が形成されており、この基部22における接合線17とは反対側の端部には、外環部15に向かう外向きに突設した断面L字状の突片部23が形成されている。そして、この突片部23と基部22に囲まれる溝状部分が「係止受け部」としての第1の係止凹部24を構成している。この第1の係止凹部24は、最深部をなす底部25を含む溝幅が差込筒12の板厚よりも僅かに大きな幅とされていて、その深さ方向が差込筒12のダクト6からの抜去方向xに沿った方向として形成されている。
【0024】
また、厚肉の基部22における接合線17との隣接部分には、外環部15と繋がる薄肉部26が形成されている。そしてこの薄肉部26と、薄肉部26に連なる基部22の短面部27と、外環部15とで囲まれる溝状部分が「係止受け部」としての第2の係止凹部28を成している。この第2の係止凹部28は、最深部をなす底部29を含む溝幅が差込筒12の板厚よりも僅かに大きな幅とされていて、その深さ方向が止水パッキン10(差込筒12)の中心に向かう方向として形成されている。
【0025】
そして、止水パッキン10には、外環部15と内環部16とが互いに向き合う対向面によって囲まれた内面が、差込筒12の筒端側を装着可能な装着凹部30として形成されている。前述の第1の係止凹部24と第2の係止凹部28は、この装着凹部30を成す内面の一部分に形成されている。そして、ここに差込筒12を装着するには、外環部15と内環部16の突片部23との間の開口部31からその筒端側を差し込むようにする。
【0026】
次に、以上の構成とした本形態による止水パッキン10の作用および効果を説明する。
【0027】
止水パッキン10は、外環部15と内環部16が装着凹部30に差し込ませた差込筒12の筒端側を包み込むような格好で差込筒12に対して装着可能であるから、従来のように差込筒の外周面に止水パッキン取付用の取付凹部が無くても、装着凹部30に差込筒12を差し込ませるだけで装着できる。また、差込筒12をダクト6へ内挿する際には、差込筒12が外環部15に突き当たるので、止水パッキン10の装着位置がずれない。
【0028】
換気口カバー11の差込筒12をダクト6から抜き去る時には、差込筒12の筒端側を曲折した折返し部12cが、溝状とした第1の係止凹部24内に入り込み、抜去方向xで係止凹部24を構成する底部25に対して係り止まる。したがって、止水パッキン10が差込筒12から外れてダクト6内に置き去りにされない。また、差込筒12の筒端側端部が図5で示すような湾曲部12dの場合であっても構わない。即ち、この場合に湾曲部12dは、溝状とした第2の係止凹部28内に入り込み、抜去方向xで係止凹部28を構成する短面部27に対して係り止まる。したがって、差込筒12の筒端側の端部形状が、折返し部12cか湾曲部12dの何れであっても、止水パッキン10の置き去り問題を回避することが可能である。
【0029】
外環部15の止水リブ21に、ダクト6の内周面6aに対して柔軟に追従変形することで発揮される止水性に必要なゴム弾性を与えつつも、内環部16がより高硬度で剛性のある(そのような柔軟性がない)樹脂材で形成してあるから、この止水パッキン10は、装着しやすく且つ外れにくい。また、換気口カバー11をダクト6から抜き去る時には、高硬度の内環部16における第1の係止凹部24の底部25か、または第2の係止凹部28の短面部27が、差込筒12の折返し部12cか湾曲部12dによる係止をしっかり受け止める。したがって、止水パッキン10は、装着状態のまま確実に差込筒12と共にダクト6から抜き去ることができる。更に、外環部15と内環部16とを二重成型体として構成したため、一度の成型工程で済み製造も容易である。
【0030】
そして、このような各種の作用効果を奏する止水パッキン10を備えた換気口カバー11は、その付加価値を大きく高めることができる。
【0031】
なお、上記実施形態では、図4で示すように、折返し部12cに対して差込筒12の挿抜方向で若干遊びがあるように溝状の第1の係止凹部24を形成し、装着が容易となるようにしてあるが、より強い装着性を得るために、止水パッキン10を差込筒12に装着したときに第1の係止凹部24と折返し部12cとが差込筒12の挿抜方向で遊び無く係合する形状として構成してもよい。また、上記実施形態の止水パッキン10は二重成型体であるが、二色成形により得た二色成型体として構成してもよい。
【0032】
【発明の効果】
内環部と外環部と装着凹部とを形成した本発明の止水パッキンによれば、装着凹部に差込筒の筒端を差し込ませるだけで装着できるため、差込筒の口径サイズに適した止水パッキンを製造すれば、換気口カバーの種類に拘わらず装着可能である。よって、止水パッキン取付用の取付凹部が無い標準品だけを製造すれば足り、従来のように止水パッキン取付用の取付凹部を有する専用品の製造を廃止できる。また、止水パッキン取付用の取付凹部が無い既設の換気口カバーについても取付可能であるから、既設の換気口カバーをそのまま有効利用できる。
【0033】
装着凹部に前記係止受け部を設けた本発明の止水パッキンによれば、止水パッキンが差込筒から外れてダクト内に置き去りにされるしまう不都合を回避できるから、換気口カバーの施工時の仮差込み等を行っても施工作業が中断されない。
【0034】
曲折端部が内向きの湾曲部としてまたは内向きに折返した折返し部として形成されており、内環部の係止受け部として、該湾曲部と抜去方向で係止する当接面かまたは該折返し部と抜去方向で係止する当接面の少なくとも何れかを設けた本発明の止水パッキンによれば、差込筒の筒端の具体的形状の如何に拘わらず装着可能で且つ止水パッキンのダクト内への置き去り問題を回避できる。
【0035】
外環部をゴム弾性を有する樹脂材にて形成し、内環部を外環部よりも高硬度の樹脂材にて形成した本発明の止水パッキンによれば、装着しやすく且つ外れ難くすることができ、また換気口カバーの差込筒をダクトから抜き去る際に、差込筒に装着したまま更に確実に、ダクトから差込筒と共に一緒に抜去できる。また、外環部と内環部とを二色成型体または二重成型体として一体形成すれば、一度の成型工程で容易に製造できる。
【0036】
建築物の換気口からダクトに内挿させる差込筒の筒端に、前記何れか一の本発明による止水パッキンを装着した本発明の換気口カバーによれば、前述のような各種の利点を有する止水パッキンを備える付加価値の高い換気口カバーが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態による止水パッキンを装着した換気口カバーの正面・平面・右側面を示す外観斜視図。
【図2】図1の換気口カバーの背面・平面・左側面を示す外観斜視図。
【図3】図1の換気口カバーの施工状態を示す断面図。
【図4】図3のSB部拡大断面図。
【図5】差込筒の筒端が湾曲形状である場合の図4相当の部分拡大断面図。
【図6】従来の止水パッキンを装着した換気口カバーの施工状態を示す断面図。
【図7】図6のSA部拡大断面図。
【符号の説明】
4   躯体
5   換気口
6   ダクト
6a  内周面
10   止水パッキン
11   換気口カバー
12   差込筒
12a  外周面(筒端側外周面)
12b  内周面(筒端側内周面)
12c  折返し部(筒端,曲折端部)
12d  湾曲部(筒端,曲折端部)
15   外環部
16   内環部
21   止水リブ
24   第1の係止凹部(係止受け部)
25   底部(当接面)
27   短面部(当接面)
28   第2の係止凹部(係止受け部)
30   装着凹部

Claims (6)

  1. 建築物の換気口からダクトに内挿させる差込筒に装着する換気口カバー用の止水パッキンにおいて、
    差込筒の筒端側内周面を被覆する内環部と、差込筒の筒端側外周面を被覆すると共にダクトの内周面に対して弾性接触する環状の止水リブを突設した外環部と、これら内環部と外環部との間に差込筒の筒端側を差し込ませて装着可能な装着凹部と、を形成したことを特徴とする換気口カバー用の止水パッキン。
  2. 装着凹部に、該筒端に形成した差込筒の曲折端部に対して、換気口カバーの差込筒をダクトから抜去させる抜去方向で引っ掛かる係止受け部を設けた請求項1記載の換気口カバー用の止水パッキン。
  3. 曲折端部が内向きの湾曲部としてまたは内向きに折返した折返し部として形成されており、内環部の係止受け部として、該湾曲部と抜去方向で係止する当接面かまたは該折返し部と抜去方向で係止する当接面の少なくとも何れかを設けた請求項1または請求項2記載の換気口カバー用の止水パッキン。
  4. 外環部をゴム弾性を有する樹脂材にて形成し、内環部を外環部よりも高硬度の樹脂材にて形成してある請求項1〜請求項3何れか1項記載の換気口カバー用の止水パッキン。
  5. 外環部と内環部とが二色成型体または二重成型体として一体形成してある請求項4記載の換気口カバー用の止水パッキン
  6. 建築物の換気口からダクトに内挿させる差込筒の筒端に、請求項1〜請求項5何れか1項記載の止水パッキンを装着した換気口カバー。
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