JP2004050881A - ドアガラスラン - Google Patents
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Abstract
【課 題】ドアフレームのコーナ部に添わせて設けられ、コーナ部を覆うヒレがドアフレームより浮き上がって隙間ができるのを防止し、外観性能を確保することができる自動車のドアガラスランを提供する。
【解決手段】コーナ部に装着される型成形部２と、型成形部２と共に型成形され、ドアフレーム５のコーナ部を覆うヒレ４を有するドアガラスランにおいて、ヒレ４の周縁部中央の裏面にフック状の係止部１１を一体形成する。ドアフレーム５にドアガラスラン３を装着したのち、係止部１１に向けてガーニッシュ７端を引掛けて係止し、ガーニッシュ７を組付け、ヒレ４が浮き上がらないようにする。
【選択図】 図５
【解決手段】コーナ部に装着される型成形部２と、型成形部２と共に型成形され、ドアフレーム５のコーナ部を覆うヒレ４を有するドアガラスランにおいて、ヒレ４の周縁部中央の裏面にフック状の係止部１１を一体形成する。ドアフレーム５にドアガラスラン３を装着したのち、係止部１１に向けてガーニッシュ７端を引掛けて係止し、ガーニッシュ７を組付け、ヒレ４が浮き上がらないようにする。
【選択図】 図５
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、自動車のドアフレーム内周面に組付けられるドアガラスランに関する。
【０００２】
【従来技術】
この種のドアガラスランには、図１のＡで示すコーナ部にドアフレームを覆って、その端部を隠したり、ドアフレームとの一体感を向上させるためにヒレを設けたものがある。図２は、その一例を示すもので、ドアフレーム内周面に装着される押出成形部１と、押出成形部１を接続し、コーナ部に装着される型成形部２よりなるドアガラスラン３のコーナ部に、型成形部２と共に型成形され、ドアフレームのコーナ部を覆うヒレ４をドアガラスラン３のインナー側に設けている。
【０００３】
図３は、ドアフレーム５に装着したドアガラスランのコーナ部の断面（図２のＡ−Ａ線断面）形状を示すもので、図中、６はドアガラス、７はガーニッシュを示す。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
図２に示すドアガラスランをドアフレーム５に組み付けたとき、ヒレ４は図３に示すようにドアフレーム５のコーナ部に添わせてあるだけのため、ヒレ４がドアフレーム５より浮き上がって先端に隙間ｃができ、外観が損なわれることがあった。
【０００５】
本発明は、上記の問題を解消し、コーナ部に添わせ、コーナ部を覆うヒレがドアフレームより浮き上がって隙間ができるのを防止し、外観性能が損なわれることがないようにした自動車のドアガラスランを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題の解決手段】
請求項１に係わる発明は、自動車のドアフレーム内周面に組付けられるドアガラスランであって、ドアフレームのコーナ部に装着される型成形部と、該型成形部と共に型成形され、ドアフレームのコーナ部を覆うヒレを有し、該ヒレは、裏面の周縁部全体或いは周縁部の一部にドアフレーム側の被係止部に係止してヒレが浮き上がるのを防止する係止部を設けたことを特徴とする。
【０００７】
本発明のガラスランは、ヒレに係止部を設けるだけで、しかもこの係止部はヒレの裏面に設けられるためヒレの表面形状は従来のものと比べ何等変わりがない。
本発明の係止部は、図５に示すガーニッシュ７端に係止する断面フック状をなすものが望ましい。
【０００８】
請求項２に係わる発明は、請求項１に係わる発明において、ドアフレームには、ガーニッシュが取付けられ、ドアフレーム周縁に被さって突出するガーニッシュの折曲端を被係止部としたことを特徴とする。
本発明によると、ガーニッシュ端が被係止部となり、ドアフレーム側に被係止部を新たに設ける必要がなくなる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
図４及び図５は、図２及び図３と同様、ドアフレーム内周面に装着される、本発明に係わるガラスランのコーナ部と、その断面形状を示すもので、図２及び図３に示すガラスランと同一構造のものは、同一符号で示し、その説明は省略する。
【００１０】
ヒレ４の周縁分中央の裏面には、フック状の係止部１１が一体形成され、ドアフレーム５へドアガラスラン３を装着したのち、コーナ部のヒレ裏面の係止部１１へ向けてガーニッシュ７端を引掛けて係止させ、ガーニッシュ７を組付ける。これによりヒレ４の浮き上がりを生じないようにしている。
【００１１】
【発明の効果】
請求項１記載の発明によると、ドアフレームのコーナ部に添わせ、コーナ部を覆うヒレの浮き上がりを、ドアガラスランの外観上は従来のものと何等変わりなく防止することができ、外観性能を確保することができる。
請求項２記載の発明によると、被係止部としてドアフレームに取付けられるガーニッシュを利用することにより構造を簡単にし、コスト増を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】自動車の側面図。
【図２】ヒレを備え、コーナ部に装着されるドアガラスランの斜視図。
【図３】図２のＡ−Ａ線断面図。
【図４】本発明に係わるドアガラスランの断面図。
【図５】図４のＢ−Ｂ線断面図。
【符号の説明】
１・・押出成形部
２・・型成形部
３・・ドアガラスラン
４・・ヒレ
５・・ドアフレーム
６・・ドアガラス
７・・ガーニッシュ
１１・・係止部
ｃ・・隙間
【発明が属する技術分野】
本発明は、自動車のドアフレーム内周面に組付けられるドアガラスランに関する。
【０００２】
【従来技術】
この種のドアガラスランには、図１のＡで示すコーナ部にドアフレームを覆って、その端部を隠したり、ドアフレームとの一体感を向上させるためにヒレを設けたものがある。図２は、その一例を示すもので、ドアフレーム内周面に装着される押出成形部１と、押出成形部１を接続し、コーナ部に装着される型成形部２よりなるドアガラスラン３のコーナ部に、型成形部２と共に型成形され、ドアフレームのコーナ部を覆うヒレ４をドアガラスラン３のインナー側に設けている。
【０００３】
図３は、ドアフレーム５に装着したドアガラスランのコーナ部の断面（図２のＡ−Ａ線断面）形状を示すもので、図中、６はドアガラス、７はガーニッシュを示す。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
図２に示すドアガラスランをドアフレーム５に組み付けたとき、ヒレ４は図３に示すようにドアフレーム５のコーナ部に添わせてあるだけのため、ヒレ４がドアフレーム５より浮き上がって先端に隙間ｃができ、外観が損なわれることがあった。
【０００５】
本発明は、上記の問題を解消し、コーナ部に添わせ、コーナ部を覆うヒレがドアフレームより浮き上がって隙間ができるのを防止し、外観性能が損なわれることがないようにした自動車のドアガラスランを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題の解決手段】
請求項１に係わる発明は、自動車のドアフレーム内周面に組付けられるドアガラスランであって、ドアフレームのコーナ部に装着される型成形部と、該型成形部と共に型成形され、ドアフレームのコーナ部を覆うヒレを有し、該ヒレは、裏面の周縁部全体或いは周縁部の一部にドアフレーム側の被係止部に係止してヒレが浮き上がるのを防止する係止部を設けたことを特徴とする。
【０００７】
本発明のガラスランは、ヒレに係止部を設けるだけで、しかもこの係止部はヒレの裏面に設けられるためヒレの表面形状は従来のものと比べ何等変わりがない。
本発明の係止部は、図５に示すガーニッシュ７端に係止する断面フック状をなすものが望ましい。
【０００８】
請求項２に係わる発明は、請求項１に係わる発明において、ドアフレームには、ガーニッシュが取付けられ、ドアフレーム周縁に被さって突出するガーニッシュの折曲端を被係止部としたことを特徴とする。
本発明によると、ガーニッシュ端が被係止部となり、ドアフレーム側に被係止部を新たに設ける必要がなくなる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
図４及び図５は、図２及び図３と同様、ドアフレーム内周面に装着される、本発明に係わるガラスランのコーナ部と、その断面形状を示すもので、図２及び図３に示すガラスランと同一構造のものは、同一符号で示し、その説明は省略する。
【００１０】
ヒレ４の周縁分中央の裏面には、フック状の係止部１１が一体形成され、ドアフレーム５へドアガラスラン３を装着したのち、コーナ部のヒレ裏面の係止部１１へ向けてガーニッシュ７端を引掛けて係止させ、ガーニッシュ７を組付ける。これによりヒレ４の浮き上がりを生じないようにしている。
【００１１】
【発明の効果】
請求項１記載の発明によると、ドアフレームのコーナ部に添わせ、コーナ部を覆うヒレの浮き上がりを、ドアガラスランの外観上は従来のものと何等変わりなく防止することができ、外観性能を確保することができる。
請求項２記載の発明によると、被係止部としてドアフレームに取付けられるガーニッシュを利用することにより構造を簡単にし、コスト増を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】自動車の側面図。
【図２】ヒレを備え、コーナ部に装着されるドアガラスランの斜視図。
【図３】図２のＡ−Ａ線断面図。
【図４】本発明に係わるドアガラスランの断面図。
【図５】図４のＢ−Ｂ線断面図。
【符号の説明】
１・・押出成形部
２・・型成形部
３・・ドアガラスラン
４・・ヒレ
５・・ドアフレーム
６・・ドアガラス
７・・ガーニッシュ
１１・・係止部
ｃ・・隙間
Claims (2)
- 自動車のドアフレーム５内周面に組付けられるドアガラスラン３であって、ドアフレーム５のコーナ部に装着される型成形部２と、該型成形部２と共に型成形され、ドアフレーム５のコーナ部を覆うヒレ４を有し、該ヒレ４は、裏面の周縁部全体或いは周縁部の一部にドアフレーム側の被係止部に係止してヒレ４が浮き上がるのを防止する係止部１１を設けたことを特徴とするドアガラスラン。
- ドアフレーム５には、ガーニッシュ７が取付けられ、ドアフレーム周縁に被さって突出するガーニッシュ７の折曲端を被係止部としたことを特徴とする請求項１記載のドアガラスラン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002207788A JP2004050881A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | ドアガラスラン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002207788A JP2004050881A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | ドアガラスラン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004050881A true JP2004050881A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31932106
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002207788A Withdrawn JP2004050881A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | ドアガラスラン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004050881A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006282028A (ja) * | 2005-04-01 | 2006-10-19 | Nishikawa Rubber Co Ltd | グラスランの型成形部 |
| JP2008239138A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-10-09 | Toyoda Gosei Co Ltd | ガラスラン |
| JP2009107485A (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-21 | Toyoda Gosei Co Ltd | ガラスラン |
| US7650718B2 (en) | 2007-04-24 | 2010-01-26 | Nishikawa Rubber Co., Ltd. | Glass run having a molded part attached to doorframes of vehicles |
| CN103661144A (zh) * | 2013-12-23 | 2014-03-26 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种汽车前罩装饰件 |
-
2002
- 2002-07-17 JP JP2002207788A patent/JP2004050881A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006282028A (ja) * | 2005-04-01 | 2006-10-19 | Nishikawa Rubber Co Ltd | グラスランの型成形部 |
| JP4557774B2 (ja) * | 2005-04-01 | 2010-10-06 | 西川ゴム工業株式会社 | グラスランの型成形部 |
| JP2008239138A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-10-09 | Toyoda Gosei Co Ltd | ガラスラン |
| US7650718B2 (en) | 2007-04-24 | 2010-01-26 | Nishikawa Rubber Co., Ltd. | Glass run having a molded part attached to doorframes of vehicles |
| US8256163B2 (en) | 2007-04-24 | 2012-09-04 | Nishikawa Rubber Co., Ltd. | Glass run having a molded part attached to a doorframe of a vehicle |
| JP2009107485A (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-21 | Toyoda Gosei Co Ltd | ガラスラン |
| US8104229B2 (en) | 2007-10-30 | 2012-01-31 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Glass run |
| CN103661144A (zh) * | 2013-12-23 | 2014-03-26 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种汽车前罩装饰件 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040517 |
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| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20050831 |