JP2005067212A - ウエザストリップの型成形部、そのインサート部材、及び型成形部の金型構造 - Google Patents

ウエザストリップの型成形部、そのインサート部材、及び型成形部の金型構造 Download PDF

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洋二 矢野
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Abstract

【課題】ウエザストリップの型成形時にインサート部材の位置決めを確実に行う。
【解決手段】ウエザストリップの押出し成形部2に連続して金型13内で型成形部1を成形するに際し、インサート部材6の車両側スタッド8止着用の係止部9の外周形状を、これを内嵌する金型13の固定リング14の内周断面形状に合わせて四角形状とし、インサート部材6を固定リング14に挿入した時点で確実に位置決めさせ、ゴムの流入時に位置ずれを起こさないようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のドアと車体開口部との間をシールするウエザストリップにおいて、押出し成形部に接合される型成形部に埋設され、ウエザストリップの位置ずれを防止するインサート部材の型成形の位置決めに関するものである。
自動車のフロンドドアやリアドア等のドアパネル周縁部には、ドアパネルとボディとの間隙をシールするウエザストリップが取り付けられている。これらのウエザストリップでは、ドア開閉時の衝撃により、ウエザストリップが車両後ろ側に引っ張られて位置ずれを起こすことがある。そのため、ウエザストリップ100では、図6ないし図8のごとく、押出し成形部101の端部に連続する型成形部102にインサート部材103を埋設し、このインサート部材103に形成された係止部104をドアパネル側のスタッド(図3参照)に止着して、ウエザストリップ100の位置ずれを防止するようにしている。
この型成形部の成形方法としては、図8のごとく、型成形用金型105のキャビティ106内に押出し成形部101の端部を挿入すると共に、キャビティ106内のドーナツ状の固定リング107にインサート部材103の係止部104を嵌入してセットした後、キャビティ106内に型成形用ゴム又は樹脂108を流入し成形していた。
ところで、上記金型構造においては、固定リング107が、インサート部材103の係止部104へのゴムの流入を防止するためにインサート部材103を内嵌可能に円筒状に形成されていたため、インサート部材103が固定リング107を中心に図8の矢印の方向に回転可能な状態となっている。そのため、インサート部材103の金型挿入時やゴム又は樹脂の流入時に、インサート部材103が回転し、位置決めが困難となる難点があった。
本発明者は、上記インサート部材の位置決めを確実に行うために鋭意研究した結果、インサート部材の係止部の外周形状を、型成形時に係止部を内嵌する型成形用金型の固定リングの断面形状に対応した異形断面形状とすれば、金型の固定リングにインサート部材を挿入した時点で確実に位置決めが可能となり、ゴムの流入時に位置ずれを起こすこともないことを見出し、本発明を完成するに至った。
ここで、インサート部材は、金属製、合成樹脂製のいずれであってもよく、また、平板又は立体を問わず、さらには、埋設される箇所に応じて種々のものが採用可能である。例えば、ドア開口部のコーナー部に型成形部を採用する場合、略L字形で平板状に成形された硬質樹脂製のものを採用可能である。
係止部は、このインサート部材において、車両側、例えば、ドアパネル側に突出した形態であればよく、この部分が型成形部から露出した形態で型成形される。この係止部は、本来的に車両側スタッドに係止して位置ずれを防止できる形状であればよく、例えば、車両側において固定された軸部及び頭部からなるスタッドの形状に合わせて、スタッドの頭部を内嵌可能で内面に弾性変形可能な爪部を有する筒形形状や、スタッドの頭部を横方向から嵌入可能な鉤型形状のものが例示できる。
これらの係止部として重要な点は、型成形部の金型内の固定リングに挿入するだけで位置決めできる異形断面の外周形状であることである。異形断面とは、円形を除く断面形状をいい、その外周形状として、楕円形、角形、D字形、あるいは外周に切欠又は凸部を有する形状のいずれをも採用可能であるが、金型及びインサート部材の制作が比較的容易にできる上からは角形形状が望ましい。また、同じ角形形状であっても、五角形以上の多角形よりも確実に回転ずれを防止できる四角形又は三角形状が好適である。さらに、スタッドの係止形状を考慮すれば、四角形が最適形状と考えられる。
外周形状が異形断面の係止部であっても、その外周部が必ずしも連続する筒形形状に限定されるものではなく、上述のように、スタッドを横方向から係止可能な鉤形、あるいは外周面の一部が切欠かれた形状であってもよい。何故ならば、型成形時に係止部そのものを型成形用金型の固定リングに内嵌して、係止部側へのゴムの流入を防止する構造を採用しているからである。
この係止部を内嵌位置決めする固定リングは、その内周形状が係止部の外周形状に一致又はそれよりもわずかに大きな相似形状の筒状部材とされ、ゴム又は樹脂が係止部へ流入するのを防止する構造となっている。この固定リングは、型成形用金型の上型又は下型の一方のキャビティの底部に形成される。このキャビティは、押出し成形部に連続する型成形部を形成するためのものであるため、少なくともキャビティ端部に押出し成形部の挿入用開口が形成され、型成形の成形時に押出し成形部と一体的に接続されるようになっている。
押出し成形部は、通常、ドアとボディとの間隙をシールするもので、通常、シール部とドア等への取付部とを有し、また、シール部としては中空状のシール部も採用可能とされている。型成形部は、種々の断面形態を採用可能であるが、シール性や外観を考慮すれば、押出し成形部の外形に合わせたシール部及び取付部を有する構成が望ましい。また、押出し成形部のシール部が中空状の場合、これに合わせて中子を使用して、型成形部を中空状に成形することも可能である。この場合、インサート部材は、取付部に埋設可能な平板状のものを採用することが好ましく、また、係止部は、スタッドの位置に合わせて、取付部の車両側対向面、あるいはインサート部材の一部を取付部から側方に張り出した形態を採用し、その張り出し位置に形成する構成も採用可能である。
以上の説明から明らかな通り、本発明によると、ウエザストリップの押出し成形部に連続して金型内で型成形部を成形する際に、インサート部材の車両側スタッド止着用の係止部の外周形状を、これを内嵌する金型の固定リングの内周断面形状に合わせて異形断面形状としたので、インサート部材を固定リングに挿入した時点で確実に位置決めすることができ、ゴム又は樹脂の流入により位置ずれを起こすのを防止できるといった効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は第1の実施の形態を示す型成形用金型の斜視図、図2は同じくインサート部材の斜視図、図3は型成形部の斜視図である。
図示のごとく、本実施の形態における型成形部1は、ドアパネルの周縁に止着されるウエザストリップにおいて、押出し成形部2の端部を互いに接続する部位に型成形されるものであって、ウエザストリップのコーナー部において成形される場合は、図3のごとく、L字形に成形されている。
この型成形部1は、中空シール部2a及び取付部2bからなる押出し部2に連続するように中空シール部3及び取付部4とを備えており、これらが互いに連通する中空状に成形され、取付部4の内側面には、中空成形用の中子を成形後に脱型するための中子抜き用のL字形の長孔部5が形成された形態となっている。
型成形部1の取付部4のうちドアパネル止着側面には、インサート部材6が埋設されている。このインサート部材6は、図2のごとく、硬質樹脂からなる平板状のものであって、型成形部1の取付部4の形態に合わせて平面視L字形に形成され、そのコーナー部に外方向に張り出す張り出し部7が一体成形され、被覆するゴム又は樹脂との接合を良好にするためにゴム流入孔(図示略)が適宜形成されている。
そして、張り出し部7には、頭部8a及び軸部8bからなる車両側スタッド8に止着するための係止部9が板面と垂直方向に突出形成されている。この係止部9は、四角筒状に形成されており、内周径がスタッド8を嵌入可能な大きさに形成されると共に、内周面にスタッド8の頭部8aを抜け出し不能に係止する係止爪10が形成されている。係止部9の外周形状は、型成形時に係止部9を内嵌する型成形用金型13の固定リング14の内周断面形状に対応して四角形状とされ、その外周側のゴム部には、図3のごとく、固定リング14の抜き形状に従って四角枠状の溝部15が形成されている。
型成形用の金型13は、上型と下型とからなるものであって、そのキャビティ17内にインサート部材6を被覆し、かつ押出し成形部2と一体的に連結成形するためのゴム又は樹脂を流入可能とするものである。図1は金型13のうち下型を示すものであって、そのキャビティ17の端部に押出し成形部2を挿入可能な開口部18を有し、キャビティ17の底部には係止部9を内嵌して取り囲むように四角筒状の固定リング14が設置されている。
型成形時においては、金型13のキャビティ17内にインサート部材6を挿入して、その係止部9を固定リング14に内嵌し、中空部形成用の中子を内蔵してゴム又は樹脂を流入して、型成形部1を形成する。この場合、係止部9及び固定リング14が四角筒状に形成されているため、係止部9を固定リング14に挿入するだけで、確実に位置決め固定することができ、その後にゴム又は樹脂を流入してもインサート部材6が移動することがない。
なお、係止部9の外形形状は、上記実施の形態に限定されるものではなく、図4及び図5のごとき形状の係止部9を採用してもよい。図4は係止部9を三角筒状に形成した例を示す。この場合、スタッド8の頭部8aも三角形状に形成すればよい。また、図5(a)は、係止部9の外周形状を四角形状として、四隅に隙間20を形成した4片の割型構造としたもので、各片に脚部21と、この脚部21から内側に突出する半円弧状の係止爪10とから構成され、円形のスタッド頭部8aを抜け出し不能に係止する形態となっている。図において、係止部9の外周側に固定リング14の形状を2点鎖線で示す。
図5(b)は、L字形の2片が対向する、外周形状が四角形の係止部9の構成を示す平面図であって、円形のスタッド頭部8aを抜け出し不能に係止している。図5(c)は、半円弧状の脚部22と、その上端に一体成形されたC字形の抜け止め部23とからなる係止部9を示す平面図であって、その周囲にD形の固定リング14を外嵌した形態を示している。この実施の形態では、円形スタッド頭部8aを横方向から係止部9の切欠部24に係合する形態であり、このような鉤形の係止部であっても、インサート部材6の位置決めが可能となる。
本発明の第1の実施の形態を示す型成形用金型の斜視図 同じくインサート部材の斜視図 型成形部の斜視図 インサート部材の第2の実施の形態を示す図 (a)(b)(c)は、それぞれインサート部材の係止部の別の実施の形態を示す平面図 従来の型成形部の斜視図 同じくそのインサート部材の斜視図 同じく型成形用金型の斜視図
符号の説明
1 型成形部
2 押出し成形部
3 シール部
4 取付部
5 切欠部
6 インサート部材
9 係止部
10 係止爪
13 金型
14 固定リング
17 キャビティ

Claims (5)

  1. ウエザストリップの押出し成形部に連続し、インサート部材が埋設された型成形部において、前記インサート部材に、車両側スタッドに止着するための係止部が形成され、該係止部の外周形状が、型成形時に係止部を内嵌する型成形用金型の固定リングの断面形状に対応して異形断面形状とされたウエザストリップの型成形部。
  2. 前記係止部の外周断面形状が四角形とされた請求項1記載の型成形部。
  3. 型成形部に埋設される請求項1又は2記載のインサート部材。
  4. ウエザストリップの押出し成形部に連続し、インサート部材が埋設された型成形部を成形する金型構造において、前記金型のキャビティ内に固定リングが突設され、前記インサート部材に車両側スタッド止着用の係止部が突設され、前記固定リングの内周形状及び係止部の外周形状が異形断面とされた型成形部の金型構造。
  5. 前記固定リングの内周形状及び係止部の外周形状が四角形とされた請求項4記載の金型構造。
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