JP2004041541A - シャワー入浴装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置に要するスペースを抑制することができ、ストレッチャーや車椅子に対して、簡単でスムーズな搬出入を確実に行い得るシャワー付き入浴装置を提供する。
【解決手段】入浴装置本体を設置床面に支承するため、入浴装置本体の前側壁部5側の前支持脚11と、入浴者出入口6側の後支持脚12、13とを設け、後支持脚12、13の内方側面12a、13aを、前側壁部6側に位置する前端部同士より後端部同士の間隔を幅広にして互いに対向するように配置する。そして、台車付き担架21の台車先端部23の左右略中間位置を基部として、台車先端部の左右両隅にそれぞれローラ27a、27bを軸支した尖端を設け、ローラ27a、27bが前支持脚11を挟んだ位置で、台車先端部23の両尖端と基部とで形成される凹部により、前支持脚11の少なくとも正面側を遊嵌状態で包囲する。
【選択図】図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はシャワー入浴装置に関する。シャワー入浴装置は、寝かせた状態のままで装置内に収容された入浴者にシャワー浴を行えるようにしたもので、特に、高齢者や病人、身体障害者等の歩行困難な要介護者の入浴用に有望視されている。さらに今後は、エステティックサロンなどのボディケア分野への展開も期待される。
【0002】
【従来の技術】
内部にシャワー設備を備えた入浴装置本体内に、寝かせた状態の入浴者を載せた担架や背もたれごと収容するシャワー入浴装置では、入浴装置本体に対して、ストレッチャー等の台車付き担架や、リクライニング時の背もたれが担架として機能する手押し式車椅子をスムーズで確実に搬送することが要望される。
【0003】
この種のシャワー入浴装置として、例えば、実用新案登録第2528279号の第1図に示すものが知られている。このものでは、ストレッチャー6の台車17に取付けた横枠部20を、シャワー装置下部の受槽1下部に設けたガイド用のトンネル状部21に挿入することにより、受槽1上部への台車17上の担架部分7の搬送を確実にしている。
【0004】
しかしながら、上記装置は本体下部にトンネル状部21のようなガイドレールを設ける必要があり、設置床面付近の空間の利用が制約されることがある。例えば、上記シャワー入浴装置を要介護者の入浴に使用する場合、上記の制約により介護者の足元空間が塞がれることとなり、この空間を清掃するなどの作業が困難になる。
【0005】
このような足元空間を開放するものとして、従来、実開平7−42637号公報の図6及び図7に示すように、ストレッチャー21の基台部21Aの先端両隅に案内ローラ21B、21Cを設けるものが知られている。このものでは、浴槽部30B前部の下方隅部に設けた一対の脚部材37Aにより案内して基台部21Aを縦方向から挿入するときに、基台部21Aの案内ローラ21B、21Cが、浴槽後部30Cの前面30C´に備えたガイド部材39A、39Bに案内される。このようにして、ストレッチャー21の本体への確実な搬送を行う際に、設置床面付近の空間を広く確保できるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなシャワー入浴装置を設置する場所には、病院や介護施設の浴室などの空間を転用して用いることが多く、使用できる床面の広さは無制限でない。特に、上記した要介護者を対象とした介護用設備として用いる場合、高水準の使用頻度を想定して設置場所の清掃及び洗浄作業を定期的に行う必要があり、むしろシャワー入浴装置の設置空間のコンパクト化が要請されている。このような設置空間の制約は、エステティックサロンなど将来の展開分野においても事情は同じである。
【0007】
ところが、上記従来例は、浴槽部30Bにストレッチャー21を搬送する際に、両脚部材37A間に基台部21Aを直進させるものであり、浴槽部本体への搬入前に、両脚部材37Aを正面にしてストレッチャー21の基台部21Aを一旦対向させる動作が必要になる。しかし、特に、上記した空間的な制約のある設置場所では、この動作に要するスペース確保が困難であり、また、この工程自体が搬送の際の手間を増やすことになる。
【0008】
そこで、このものでは、上記の縦方向搬送を行う第1の態様に対する第2の態様として、図5で示すように、上記の脚部材をL型37A´に変更すると共に、前面奥部で突出する案内板39B´を有するガイド部材39Bを用いて、上記と同様の基台部21Aを有するストレッチャー21の横方向からの挿入も可能にしている。
【0009】
しかしながら、ストレッチャーの搬送は縦方向に行うのが一般的であるため、この態様においても、縦方向に搬送して来たストレッチャーの進行方向を横方向に変更し、その際に、ストレッチャー21の基台部21Aを、脚部材37A´とガイド部材39Bとの間を正面にして一旦対向させることになる。このため、対向姿勢に調整するための動作を要するという問題は依然として解消されない。
【0010】
また、ストレッチャーに設置した各車輪は、一般に、ストレッチャーの横方向の動きに応じて反転する機構を有し、このように車輪を反転させてから、ストレッチャーの搬出を行う。一方、上記従来装置は、縦方向及び横方向のいずれの搬送態様においても、ガイド部材39により、基台部21Aに設けた案内ローラ21B、21Cを当接させて、搬送されるストレッチャー21の位置決めを行い、これによりその搬入を完了させる。このように位置決めされた状態でストレッチャーを横方向に変位させることは困難であり、各車輪を所期通りに反転させた状態にして行うべきスムーズなストレッチャー搬出を行えなくなるおそれがある。
【0011】
本発明は、上記問題点に鑑み、設置に要するスペースを抑制することができ、ストレッチャー等の台車付き担架または車椅子に対して、簡単でスムーズな搬出入を確実に行い得るシャワー付き入浴装置を提供することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明のシャワー入浴装置は、入浴者身体の少なくとも一部を内部に収容する入浴装置本体と、この入浴者を入浴装置本体に搬送する台車付き担架または車椅子と、入浴装置本体内に設けられたシャワー設備とを有し、入浴装置本体内に収容された台車付き担架または車椅子上の入浴者の身体に対して、シャワー設備によって湯水を噴射するようにしたシャワー入浴装置に、入浴装置本体の壁部として入浴者の首部から下方身体部分に対向する前側壁部を設け、前側壁部とは反対側位置に台車付き担架または車椅子上の入浴者の出入りを行う入浴者出入口を設けた基本構造とした。
【0013】
そして、入浴装置本体の入浴者出入口側に一対の案内部材を配置し、この両案内部材の内方側面のそれぞれが、両内方側面の各前後両端部のうち前側壁部側に位置する前端部同士より後端部同士の間隔を幅広にして互いに対向させている。
【0014】
これにより、上記した台車付き担架や手押し式車椅子を入浴装置本体に縦方向に搬送する際に、左右方向に若干位置ずれたり、ある程度斜め方向から搬入されたりして接近する場合でも、前端部同士より後端部同士の間隔が大きいハの字状に対向配置して形成される両案内部材の幅広開口部に、担架や車椅子の台車先端部が案内される。そして、台車が前進するにつれて、両案内部材の内方側面の形状にしたがって、台車先端部の進行方向が両案内部材間に垂直な進行方向に修正される。
【0015】
即ち、これら台車の搬送方向を両後案内部材に対する正面からの直進方向にあらかじめ調整する必要がなくなり、斜め方向から接近する場合も手間をかけずに装置本体の所期位置に簡単に搬入することができる。そして、装置本体に対して、ストレッチャーや車椅子の左右方向のずれや斜め方向からの接近が許容されることで、装置本体に到着するまでのストレッチャーや車椅子の軌跡が短縮され、この搬送に要する床面積を削減することができる。この省スペース化の結果、シャワー付き入浴装置の設置場所のコンパクト化が実現可能となる。
【0016】
また、上記した基本構造のシャワー入浴装置本体において、本発明は、前側壁部側に位置決め部材を配置し、台車付き担架または車椅子の台車先端部の左右略中間位置を基部として、この台車先端部の左右両隅に一対の尖端を設け、両案内部材から位置決め部材正面方向に進行して来た台車先端部の両尖端のそれぞれが位置決め部材を挟んだ位置で、台車先端部の両尖端と基部とで形成される凹部により、位置決め部材の少なくとも正面側を、左右方向に可動な遊嵌状態で包囲するものも可能とした。
【0017】
これにより、各尖端が位置決め部材を挟んだ位置で、上記凹部が位置決め部材の少なくとも正面側を遊嵌状態で包囲することにより、装置本体への搬入時のストレッチャーや車椅子の台車の位置決めを行うことができる。即ち、これにより、ストレッチャーや車椅子が確実に所期位置に搬入される。そして、台車先端と位置決め部材とが左右方向に可動な状態で遊嵌されて連なるため、上記の位置決め状態においてもストレッチャーや車椅子を横方向に簡単に変位できる。これにより、台車に設置された各車輪がいずれも反転可能な状態で待機できることとなり、その後のストレッチャーや車椅子のスムーズな搬出に備えることができる。
【0018】
この場合、台車先端部の両尖端のそれぞれにローラを軸支して設けることにより、入浴装置本体に台車先端部が案内される際の衝撃が緩和され、ストレッチャーや車椅子の搬入がスムーズになる。
【0019】
そして、台車先端部の各尖端の両ローラと、これらローラを軸支する支持部材との少なくともいずれか一方に、例えば合成ゴムなどの弾性材質を用いることにより、台車付き担架または車椅子搬入時の位置決めの際の衝撃をさらに緩和することができる。
【0020】
さらに、台車先端部の各尖端と台車先端部の左右方向略中間位置の基部との間にそれぞれ延在する各延在部の左右対称位置に、少なくとも一対のローラを対称配置することにより、上記凹部で位置決め部材の少なくとも正面側を遊嵌状態で包囲する際に、この凹部と位置決め部材との当接による衝撃が緩和されてさらにスムーズな搬出入が可能となる。また、このようなローラの設置により遊嵌時の上記凹部と位置決め部材との間隔が小さくなり、横方向に変位可能な状態で待機させたストレッチャーや車椅子が所期以上に変位することで生じる、入浴者や入浴装置本体などに対する衝撃を防止することができる。
【0021】
また、台車先端部の左右略中間位置の基部と、位置決め部材の正面側との少なくともいずれか一方に緩衝材を設けることも上記のような衝撃の抑制に有効である。
【0022】
また、上記した基本構造のシャワー入浴装置本体において、本発明は、前記前側壁部側に一対の位置決め部材を配置し、台車付き担架または車椅子の台車先端部の左右両端を基部として、この台車先端部の左右略中間位置に尖端を設け、両案内部材から位置決め部材正面方向に進行して来た台車先端部の尖端が両位置決め部材に挟まれた位置で、台車先端部の尖端と左右両端の基部とで形成される凸部を、両位置決め部材の少なくとも正面側に、左右方向に可動な遊嵌状態で挿入するものも可能とした。
【0023】
これにより、先端が両位置決め部材に挟まれた位置で、上記凸部を両位置決め部材の少なくとも正面側に遊嵌状態で挿入することにより、装置本体への搬入時のストレッチャーや車椅子の台車の位置決めを行うことができる。即ち、これにより、ストレッチャーや車椅子が確実に所期位置に搬入される。そして、台車先端と両位置決め部材とが、左右方向に可動状態で遊嵌されて連なるため、上記の位置決め状態においてもストレッチャーや車椅子を横方向に簡単に変位できる。これにより、台車に設置された各車輪がいずれも反転可能な状態で待機できるので、その後のストレッチャーや車椅子のスムーズな搬出に備えることができる。
【0024】
この場合、台車先端部の尖端にローラを軸支して設けることにより、入浴装置本体に台車先端部が案内される際の衝撃が緩和され、ストレッチャーや車椅子の搬入がスムーズになる。
【0025】
そして、台車先端部の尖端のローラと、このローラを軸支する支持部材との少なくともいずれか一方に、例えば合成ゴムなどの弾性材質を用いることにより、台車付き担架または車椅子搬入時の位置決めの際の衝撃をさらに緩和することができる。
【0026】
さらに、台車先端部の尖端と台車先端部の左右両端の基部との間にそれぞれ延在する各延在部の左右対称位置に、少なくとも一対のローラを対称配置することにより、上記凸部を両位置決め部材の少なくとも正面側に遊嵌状態で挿入する際に、この凸部と両位置決め部材との当接による衝撃が緩和されてさらにスムーズな搬出入が可能となる。また、このようなローラの設置により遊嵌時の上記凸部と両位置決め部材との間隔が小さくなり、横方向に変位可能な状態で待機させたストレッチャーや車椅子が所期以上に変位することで生じる、入浴者や入浴装置本体などに対する衝撃を防止することができる。
【0027】
また、台車先端部の左右両端の基部と、位置決め部材の正面側との少なくともいずれか一方に緩衝材を設けることも上記のような衝撃の抑制に有効である。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は、本発明のシャワー入浴装置の正面図及び斜視図である。両図において、ドーム本体1は、前後方向(図1の紙面左右方向)に細長く伸びており、その壁部として、左右一対の側壁部2と、上壁部3と、底壁部(台座部)4と、前側壁部5とを備えて構成される。このうち、上壁部3は、左右の側壁部2の上端部同士を連結し、また、底壁部4は、左右の側壁部2の下端部同士を連結した台座部となっている。また、前側壁部5は、左右の側壁部2と上壁部3と底壁部4の各前端部に連結されている。このような各壁部2〜5によって、ドーム本体1は、その断面が筒状となるように形成されているが、その前端部が前側壁部5によって閉じた形状になっている。そして、前側壁部5とは反対側の端部、つまりドーム本体1の後端部に、入浴者Kが出入りされる入浴者出入口6が形成されている。このように、ドーム本体1は、その断面形状が筒状とされて、左右の側壁部2、上壁部3、底壁部4はそれぞれ前後方向に長く形成されている。
【0029】
上壁部3は、左右方向の断面形状が、全体的に上方に向けて凸となるように略円弧状に湾曲形成されている。また、前側壁部5は、前方へ向けて凸となるように略半球状(紡錘形)に形成されている。このようにして、ドーム本体1は、全体的に、極力流線型とされたカプセルあるいは卵形をイメージさせるデザインとされている。そして、ドーム本体1は、ほぼ左右対称形状となるように形成されている。なお、このようなドーム本体1は、全体的に、合成樹脂を主体として形成されており、実施形態では繊維強化プラスチックによって形成されている。
【0030】
また、左右の各側壁部2には、それぞれ、介護用開口部7が設けられている。この介護用開口部7は、入浴介護者Nがその上半身を入れることができるように十分な開口面積で設定され、ドーム本体1の前後方向に細長く伸びた略長方形状とされている。
【0031】
ドーム本体1は、複数の支持脚11〜13を介して、設置床面14上に設置されている。各支持脚11〜13は、それぞれドーム本体1の底壁部(台座部)4に固定されている。前方に配置される1つの前支持脚11は、ドーム本体1の前側壁部側でかつ左右方向略中間に位置されている。後方に配置される2つの後支持脚12、13は、前後方向において同一位置で、左右方向に所定間隔を有して配置されている。このような支持脚11〜13の配置によって、ドーム本体1を後方から見たとき、左右2つの後支持脚12と13との間に前支持脚11が位置するような配置関係となっている。
【0032】
図1において、入浴者Kは、ストレッチャーと呼ばれる担架21によって移送されて、この担架21の一部と共にドーム本体1内に収納される。この担架21の詳細を図3(a)及び(b)に示す。図3(b)を参照して、担架21は、複数の走行車輪22を有する台車部23と、台車部23の直上に位置して略水平方向に伸びる担架部24と、台車部23の後端部と担架部24の後端部とを連結する上下方向に伸びる支持部25とを有する。支持部25は、例えば、シリンダ式の左右一対のガイド部(図示せず)と、シリンダ式のジャッキ部(図示せず)とを有して、ジャッキ部によって、担架部24の上下方向高さが調整可能とされている。このように、担架部24は、台車部23によって片持ち式に支承されて、台車部23と担架部24との間には、ドーム本体1の底壁部(台座部)4との干渉防止のために、前後方向に長く伸びる大きな逃げ空間を設けている。
【0033】
また、図3(a)に示すように、担架部24は、湯水の通過が可能であるように、例えば、メッシュ構造26等、通水構造を備えている。さらに、台車部23の先端には、その左右両隅にそれぞれ直径100mm程度のローラ27a、27bを軸支する一対の尖端が設けられている。即ち、台車部23の先端が凹形状に形成される。そして、その凹部の尖端と基部との中間位置の延在部には、さらに、それぞれ直径50mm程度のローラ28a、28bが設けられている。
【0034】
次に、図1を参照して、ドーム式シャワー入浴装置によって入浴者Kを入浴させる手順について説明する。まず、入浴される入浴者Kは、担架21の担架部24上において、全体的に略水平方向に伸びた姿勢(通常は仰向け姿勢)でもって移送される。そして、カーテン31(入浴者出入口6)を開いた状態で、台車部23が左右2本の後支持脚11、12の間に位置するようにして担架21を前進させて、入浴者Kをドーム本体1内に収納していく。このとき、台車部23が、ドーム本体1の底壁部(台座部)4の下方で前進し、これに伴って担架部24が入浴者Kと共にドーム本体1内に収納されていく。そして、ついに台車部23が前支持脚11に当接し、この状態で入浴者Kが完全にドーム本体1内に収納された状態となる。
【0035】
ところで、入浴介護者Nが、入浴者Kをドーム本体1内に収納する際には、入浴者Kを載置した担架21の台車部23を、両後支持脚12、13の正面に対向させて、直進させるのが原則である。ところが、入浴者Kを載置して重量物となった担架21の先端を、左右方向のずれを生じさせずに正確に両後支持脚12、13の間に位置させるには熟練を要する。また、シャワー入浴装置の設置場所が、浴室等を転用したものである場合、その設置空間は限られており、このため担架21をある程度斜め方向から搬入せざるを得ないこともある。
【0036】
そこで、本発明は、図4に示すように、左右の後支持脚12、13の内方側面12a、13aを、後方、即ち、入浴者出入口6側に向けて徐々に間隔が大きくなるように設定する。すなわち、支持脚12と13との前端部において形成されるその最小間隔を、担架21の台車部23の最大幅よりも若干大きい程度に設定し、後支持脚12と13との後端部の間隔を台車部23の最大幅よりも十分に大きく設定する。なお、このときの、前端部に対する後端部の開口は、前支持脚11の正面方向に対して約25度程度である。
【0037】
これにより、図4(a)に示すように、担架21がドーム本体1に対して左右方向に若干位置ずれたり、ある程度斜め方向から搬入されたりしても、担架21を前進する際に、その台車部23の先端左右両隅のローラ27a、27bが後支持脚12または13に案内される。即ち、後支持脚12と13との徐々に狭まる間隔によって左右方向の位置ずれが自動的に修正されて、台車部23が前記両後支持脚12、13の間から前支持脚11の正面方向に進行する。そして、図4(b)に示すように、前支持脚11に到達したときには、ローラ27a、27bが前支持脚11の正面側の形状にしたがって伝う。そして、最終的に、図4(c)に示すように、先端のローラ27a、27bがそれぞれ前支持脚11を挟んだ位置で、台車部23の先端の凹部形状が前支持脚11の正面側を遊嵌状態で包囲してその先端が所期位置に位置決めされる。そして、台車部23の後方部分が後支持脚12、13の間で位置規制されていることと相俟って、台車部23全体が入浴装置本体内の所期位置に確実に搬入される。
【0038】
なお、このとき、台車部23のローラ28a、28bが前支持脚11に当接することにより、台車部23と前支持脚11との間で生じる衝撃が緩和される。また、このような衝撃防止のため、ローラ27a、27b、ローラ28a、28bやこれらを軸支する尖端支持部など前支持脚11と当接する部分や、前支持脚11自身に合成ゴムなどの弾性材質を用いても良い。あるいは、この尖端同士を引っ張り方向に付勢したばね構造で連結するものとしても良い。さらに、前支持脚11の正面側に、例えばウレタン製パッド29などの緩衝材を備えることによりその衝撃防止がいっそう効果的になる。このような緩衝材の装着場所は、前支持脚11と当接すべき台車先端部23側であっても良い。
【0039】
そして、この結果、入浴者Kがドーム本体1内の左右に確実かつスムーズに位置決めされるのである。
【0040】
また、上記の搬入に続き入浴作業を行った後に担架21の搬出を行う。このとき、台車部23を横方向に変位させて走行車輪22を反転する必要がある。そして、図4(c)に示すように、台車部23の先端の凹部形状と前支持脚11の正面側とが遊嵌状態で連なっているので、台車部23を横方向に変位させることは容易であり、これにより、走行車輪22を反転させて担架21の搬出に備えることができる。
【0041】
本発明において、台車部23の先端と前支持脚11の正面側との遊嵌状態は、上記の構成に限定されるものではなく、支持脚11及び担架21側の構成を種々変更したものを用いることができる。
【0042】
即ち、図5(a)に示すように、設置床面に対する支承を後支持脚12、13及び前支持脚11a、11bの4点支持で行う場合には、台車部23の先端を、中央にローラ27a、27bを軸支する尖端を設けた凸形状とする。そして、その凸部の尖端と左右の基部との中間位置の延在部には、それぞれローラ28a、28bを設ける。このものでは、台車部23が、前記両後支持脚12、13の間から前支持脚11a、11bの各正面方向に到着する際、その先端のローラ27a、27bがそれぞれ前支持脚11a、11bに挟まれた位置で、台車部23の先端の凸部形状が前支持脚11a、11bの正面側に遊嵌状態で挿入してその先端が所期位置に位置決めされる。そして、台車部23の後方部分が後支持脚12、13の間で位置規制されていることと相俟って、台車部23全体が入浴装置本体内の所期位置に確実に搬入される。
【0043】
また、上記の4点支持脚の場合に、図5(b)に示すように台車部23の先端に軸支するものを単独のローラ27に留めた構成とすることも可能である。
【0044】
さらに、上記のように前後支持脚を案内部材及び位置決め部材に用いることは必ずしも必要ではない。例えば、図6に示すように、ドーム本体1の足元空間に、前支持脚11及び後支持脚12、13以外に、台座部4から前方ガイド50を吊設して担架21の位置決めに用いることが可能である。また、図7に示すようにドーム本体1の足元空間全面をスカート60で覆い、台車部23の搬入口の内部に一対の後方ガイド61、62を吊設する構造としても良い。
【0045】
また、これらガイド用の前方ガイド50や後方ガイド61、62は台座部4から吊設する構成に限定されるものではなく、例えば、設置床面から立設させても良い。
【0046】
以上実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず例えば次のような場合をも含むものである。ドーム本体1を構成する材質としては、合成樹脂以外に金属を用いることも可能であり、また幌部材のような可撓性部材によって構成することもできる。
【0047】
また、入浴の際、入浴者Kはストレッチャー式の担架上に載置する以外にも、適宜のものとすることができる。例えば、車椅子にある入浴者Kを、そのフットレストを高い位置とし、かつ背もたれを後方へ大きくリクライニングさせることによって、首部から下方の下方身体部分を略水平方向に伸びる姿勢とすることができる。また、入浴者Kが車椅子に着座された通常の姿勢位置において、首部から上部分のみをドーム本体の外部へ突出させて、首部から下方部分を全体的にドーム本体内に収納するようなものであってもよい。この場合、入浴者Kは、車椅子に着座している通常の着座姿勢のまま入浴することが可能であるが、この場合、介護用開口部7が形成される側壁部としては、入浴者Kを左右側方から覆う左右の側壁部2に形成する場合に限らず、入浴者Kを正面から覆う前側壁部5に形成することもできる。
【0048】
さらに、本実施の態様においては、担架の進行方向をその長手方向に限定して搬出入するものとしたが、進行方向をこれと垂直にして、いわゆる横方向で担架の搬出入を行う構成としても良い。この場合、入浴装置側の構成も90°ずれたものとする必要がある。
【0049】
勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
【0050】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のシャワー付き入浴装置は、設置床面に支承するために、略ハの字状に配置された一対の案内部材を備えるため、装置本体に対して斜め方向から接近するストレッチャーや車椅子の搬入を簡単に行うことができ、装置本体に到着するまでのストレッチャーや車椅子の搬送に要する床面積を減少することができる。したがって、これによる省スペース化の結果、シャワー付き入浴装置の設置場所のコンパクト化が実現可能となる。
【0051】
また、台車先端部の左右両隅に尖端を形成して両尖端にローラを設けたり、台車先端部の左右方向略中央に尖端を形成してこの尖端にローラを設けたりすることにより、両案内部材の後端部のそれぞれにより形成される幅広開口部に台車先端部が案内される際の衝撃が緩和されて上記の搬入がスムーズになる。
【0052】
さらに、入浴装置本体の前側壁部側で装置本体の左右方向略中央や左右対称位置に位置決め部材を配置し、台車先端部の左右両隅や左右方向略中央にローラ付きの尖端を設けて、台車先端部に凹部や凸部を形成し、これらローラが、位置決め部材を挟み、若しくは位置決め部材に挟まれた位置で、位置決め部材の少なくとも正面側を遊嵌状態で包囲することで、装置本体への搬入時のストレッチャーや車椅子の位置決めを行うことができ、所期位置への搬入が確実になる。そして、台車先端と位置決め部材とが遊嵌されるため、上記の位置決め状態においてもストレッチャーや車椅子を横方向に簡単に変位できて、台車の各車輪をいずれも反転可能な状態にでき、その後にストレッチャーや車椅子のスムーズな搬出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシャワー入浴装置の概略立面図
【図2】本発明のシャワー入浴装置の概略斜視図
【図3】(a)本発明のシャワー入浴装置に用いる担架の上面図
(b)本発明のシャワー入浴装置に用いる担架の立面図
【図4】(a)〜(c)図3の担架の進行工程図
【図5】(a)本発明のシャワー入浴装置の担架及び支持脚の第2の態様
(b)本発明のシャワー入浴装置の担架及び支持脚の第3の態様
【図6】本発明のシャワー入浴装置の第4の態様を示す斜視図
【図7】本発明のシャワー入浴装置の第5の態様を示す斜視図
【符号の説明】
5 前側壁部
6 入浴者出入口
11 11a 11b 前支持脚(位置決め部材)
12 13 後支持脚(案内部材)
12a 13a 内方側面
21 担架
23 台車
27 27a、27b ローラ
28a、28b ローラ
29 ウレタンパッド
50 前方ガイド(位置決め部材)
61、62 後方ガイド(案内部材)

Claims (11)

  1. 入浴者身体の少なくとも一部を内部に収容する入浴装置本体と、該入浴者を前記入浴装置本体に搬送する台車付き担架または車椅子と、前記入浴装置本体内に設けられたシャワー設備とを有し、前記入浴装置本体内に収容された台車付き担架または車椅子上の入浴者の身体に対して、前記シャワー設備によって湯水を噴射するようにしたシャワー入浴装置であって、前記入浴装置本体の壁部として前記入浴者の首部から下方身体部分に対向する前側壁部を有すると共に、該前側壁部とは反対側位置に前記台車付き担架または車椅子上の入浴者の出入りを行う入浴者出入口を備えるものにおいて、前記入浴装置本体の前記入浴者出入口側に一対の案内部材を配置し、該両案内部材の内方側面のそれぞれが、該両内方側面の各前後両端部のうち前記前側壁部側に位置する前端部同士より後端部同士の間隔を幅広にして互いに対向することを特徴とするシャワー入浴装置。
  2. 入浴者身体の少なくとも一部を内部に収容する入浴装置本体と、該入浴者を前記入浴装置本体に搬送する台車付き担架または車椅子と、前記入浴装置本体内に設けられたシャワー設備とを有し、前記入浴装置本体内に収容された台車付き担架または車椅子上の入浴者の身体に対して、前記シャワー設備によって湯水を噴射するようにしたシャワー入浴装置であって、前記入浴装置本体の壁部として前記入浴者の首部から下方身体部分に対向する前側壁部を有すると共に、該前側壁部とは反対側位置に前記台車付き担架または車椅子上の入浴者の出入りを行う入浴者出入口を備えるものにおいて、前記入浴装置本体の前記前側壁部側に位置決め部材を配置し、前記台車付き担架または車椅子の台車先端部の左右略中間位置を基部として、該台車先端部の左右両隅に一対の尖端を設け、前記両案内部材から前記位置決め部材正面方向に進行して来た前記台車先端部の両尖端のそれぞれが前記位置決め部材を挟んだ位置で、前記台車先端部の前記両尖端と前記基部とで形成される凹部により、前記位置決め部材の少なくとも正面側を、前記左右方向に可動な遊嵌状態で包囲することを特徴とするシャワー入浴装置。
  3. 前記台車先端部の両尖端のそれぞれにローラを軸支することを特徴とする請求項2に記載のシャワー入浴装置。
  4. 前記台車先端部の各尖端の両ローラと、該ローラを軸支する支持部材との少なくともいずれか一方に弾性体を用いることを特徴とする請求項3に記載のシャワー入浴装置。
  5. 前記台車先端部の前記各尖端と前記台車先端部の左右方向略中間位置の基部との間にそれぞれ延在する各延在部の左右対称位置に、少なくとも一対のローラを対称配置することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のシャワー入浴装置。
  6. 前記台車先端部の左右略中間位置の基部と、前記位置決め部材の正面側との少なくともいずれか一方に緩衝材を設けることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のシャワー入浴装置。
  7. 入浴者身体の少なくとも一部を内部に収容する入浴装置本体と、該入浴者を前記入浴装置本体に搬送する台車付き担架または車椅子と、前記入浴装置本体内に設けられたシャワー設備とを有し、前記入浴装置本体内に収容された台車付き担架または車椅子上の入浴者の身体に対して、前記シャワー設備によって湯水を噴射するようにしたシャワー入浴装置であって、前記入浴装置本体の壁部として前記入浴者の首部から下方身体部分に対向する前側壁部を有すると共に、該前側壁部とは反対側位置に前記台車付き担架または車椅子上の入浴者の出入りを行う入浴者出入口を備えるものにおいて、前記入浴装置本体の前記前側壁部側に一対の位置決め部材を配置し、前記台車付き担架または車椅子の台車先端部の左右両端を基部として、該台車先端部の左右略中間位置に尖端を設け、前記両案内部材から前記位置決め部材正面方向に進行して来た前記台車先端部の尖端が前記両位置決め部材に挟まれた位置で、前記台車先端部の前記尖端と前記左右両端の基部とで形成される凸部を、前記両位置決め部材の少なくとも正面側に、前記左右方向に可動な遊嵌状態で挿入することを特徴とするシャワー入浴装置。
  8. 前記台車先端部の尖端にローラを軸支することを特徴とする請求項7に記載のシャワー入浴装置。
  9. 前記台車先端部の尖端のローラと、該ローラを軸支する支持部材との少なくともいずれか一方に弾性体を用いることを特徴とする請求項8に記載のシャワー入浴装置。
  10. 前記台車先端部の前記尖端と前記台車先端部の左右両端の基部との間にそれぞれ延在する各延在部の左右対称位置に、少なくとも一対のローラを対称配置することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載のシャワー入浴装置。
  11. 前記台車先端部の左右両端の基部と、前記位置決め部材の正面側との少なくともいずれか一方に緩衝材を設けることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載のシャワー入浴装置。
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