JPH04210059A - 介護設備 - Google Patents
介護設備Info
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- JPH04210059A JPH04210059A JP40093990A JP40093990A JPH04210059A JP H04210059 A JPH04210059 A JP H04210059A JP 40093990 A JP40093990 A JP 40093990A JP 40093990 A JP40093990 A JP 40093990A JP H04210059 A JPH04210059 A JP H04210059A
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- JP
- Japan
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- bed body
- bathtub
- bed
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- 238000005406 washing Methods 0.000 abstract 3
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- 235000008331 Pinus X rigitaeda Nutrition 0.000 description 1
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Landscapes
- Residential Or Office Buildings (AREA)
- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
- Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[00011
【産業上の利用分野]この発明は、介護設備に関するも
ので、特に、たとえば、病人、身障者、寝たきり老人(
以下、 「病弱者」という)を抱える家庭において用い
るのに適した介護設備に関するものである。 [0002] 【従来の技術】たとえば特開昭57−148945号公
報において、病弱者の介護に適した介護設備が提案され
ている。この介護設備は、部屋の天井に敷設されたレー
ルに沿って移動可能な吊上げ装置を備える。吊上げ装置
の移動経路の下方または近傍には、ベッド、洗面台、便
器、浴槽などが配置されている。したがって、病弱者の
日常生活に必要な設備が整えられており、病弱者を必要
に応じて、所望の場所まで運ぶことが容易である。 [0003]このような介護設備は、たとえば複数の部
屋間で病弱者を運ぶ必要がある場合において設置される
ことが適当であり、それによって、介護者の負担を軽減
することができる。 [0004]
ので、特に、たとえば、病人、身障者、寝たきり老人(
以下、 「病弱者」という)を抱える家庭において用い
るのに適した介護設備に関するものである。 [0002] 【従来の技術】たとえば特開昭57−148945号公
報において、病弱者の介護に適した介護設備が提案され
ている。この介護設備は、部屋の天井に敷設されたレー
ルに沿って移動可能な吊上げ装置を備える。吊上げ装置
の移動経路の下方または近傍には、ベッド、洗面台、便
器、浴槽などが配置されている。したがって、病弱者の
日常生活に必要な設備が整えられており、病弱者を必要
に応じて、所望の場所まで運ぶことが容易である。 [0003]このような介護設備は、たとえば複数の部
屋間で病弱者を運ぶ必要がある場合において設置される
ことが適当であり、それによって、介護者の負担を軽減
することができる。 [0004]
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の介護設備は、これを設置するには、比較
的大きな床面積を必要とし、それゆえに、この介護設備
をそのまま平均的な日本の家庭に持込むことは、スペー
ス等の問題から困難である場合がある。特に、日本にお
ける住宅事情を考慮したとき、病弱者に対してたとえば
6畳程度の広さの部屋をあてがうのがやっとであること
が多い。 [0005]このように、従来、比較的狭い1つの部屋
にすべてを設置できる介護設備がほとんどなかったため
、多くの場合、家庭においては、病弱者は、特別な事情
がない限り、寝たきりの状態に放置されていた。また、
病弱者を移動させるときには、複数人の力が必要な場合
が多く、このことも、病弱者に対して寝たきりの状態を
強いる1つの原因となっていた。 [0006]それゆえに、この発明の目的は、一般の家
庭において設置するのに適した介護設備を提供しようと
することである。 [0007]
たような従来の介護設備は、これを設置するには、比較
的大きな床面積を必要とし、それゆえに、この介護設備
をそのまま平均的な日本の家庭に持込むことは、スペー
ス等の問題から困難である場合がある。特に、日本にお
ける住宅事情を考慮したとき、病弱者に対してたとえば
6畳程度の広さの部屋をあてがうのがやっとであること
が多い。 [0005]このように、従来、比較的狭い1つの部屋
にすべてを設置できる介護設備がほとんどなかったため
、多くの場合、家庭においては、病弱者は、特別な事情
がない限り、寝たきりの状態に放置されていた。また、
病弱者を移動させるときには、複数人の力が必要な場合
が多く、このことも、病弱者に対して寝たきりの状態を
強いる1つの原因となっていた。 [0006]それゆえに、この発明の目的は、一般の家
庭において設置するのに適した介護設備を提供しようと
することである。 [0007]
【課題を解決するための手段】この発明に係る介護設備
は、ベッド本体およびベッド本体上に寝かされた病弱者
をベッド本体の上方およびベッド本体の一側方の間で運
ぶための吊上げ装置を有する、ベッド装置と、高さ方向
に伸縮自在な浴槽と、腰掛は可能な便器と、洗面台とを
備え、これらベッド装置、浴槽、便器および洗面台は、
1つの部屋内に配置される。 [0008]frrY記ベッド本体は、ベッド面を形成
する床板、および前記床板を床面から所定の高さまでも
たらし床板と床面との間に側方が開いた空間を形成する
ための脚部を備える。 [0009]前記浴槽は、高さ方向に縮められたとき前
記床板と床面との間の空間に収納可能であり、前記ベッ
ド本体と前記浴槽とは、第1の案内部材によって連結さ
れ、この第1の案内部材は、前記浴槽が前記床板と床面
との間の空間および前記ベッド本体の一側方の間で移動
可能なように案内するためのものである。 [00101前記便器は、第2の案内部材によって、前
記洗面台の下方の位置および前記ベッド本体の一側方の
間で移動可能なように案内される。 [0011]
は、ベッド本体およびベッド本体上に寝かされた病弱者
をベッド本体の上方およびベッド本体の一側方の間で運
ぶための吊上げ装置を有する、ベッド装置と、高さ方向
に伸縮自在な浴槽と、腰掛は可能な便器と、洗面台とを
備え、これらベッド装置、浴槽、便器および洗面台は、
1つの部屋内に配置される。 [0008]frrY記ベッド本体は、ベッド面を形成
する床板、および前記床板を床面から所定の高さまでも
たらし床板と床面との間に側方が開いた空間を形成する
ための脚部を備える。 [0009]前記浴槽は、高さ方向に縮められたとき前
記床板と床面との間の空間に収納可能であり、前記ベッ
ド本体と前記浴槽とは、第1の案内部材によって連結さ
れ、この第1の案内部材は、前記浴槽が前記床板と床面
との間の空間および前記ベッド本体の一側方の間で移動
可能なように案内するためのものである。 [00101前記便器は、第2の案内部材によって、前
記洗面台の下方の位置および前記ベッド本体の一側方の
間で移動可能なように案内される。 [0011]
【作用】この発明によれば、浴槽を使用するときには、
第1の案内部材によって、浴槽をベッド本体の一側方に
位置させ、浴槽が高さ方向に伸ばされる。他方、浴槽を
使用しないときには、浴槽が、高さ方向に縮められると
ともに、第1の案内部材によって、ベッド本体の床板の
下方に形成された空間に収納される。 [0012]また、便器を使用するときには、第2の案
内部材によって、便器がベッド本体の一側方にまで移動
される。他方、便器を使用しないときには、便器は、洗
面台の下方に位置される。 [0013]
第1の案内部材によって、浴槽をベッド本体の一側方に
位置させ、浴槽が高さ方向に伸ばされる。他方、浴槽を
使用しないときには、浴槽が、高さ方向に縮められると
ともに、第1の案内部材によって、ベッド本体の床板の
下方に形成された空間に収納される。 [0012]また、便器を使用するときには、第2の案
内部材によって、便器がベッド本体の一側方にまで移動
される。他方、便器を使用しないときには、便器は、洗
面台の下方に位置される。 [0013]
【発明の効果】このように、この発明によれば、日本の
住宅における6畳、あるいは4畳半、といった比較的狭
い部屋にも、病弱者の日常生活に必要なベッド装置、浴
槽、便器および洗面台のすべてを問題なく配置すること
ができる。 [0014]すなわち、浴槽についていえば、その不使
用時において、ベッド本体の床板の下方の空間を利用し
て、ここに浴槽を収納することができる。ベッド本体の
床板の下方の空間は、本来的に遊んでいる空間であるの
で、使用されない浴槽を収納すれば、限られた広さの部
屋の有効利用に貢献することができる。 [0015]また、便器についていえば、その不使用時
において、洗面台の下方の遊んでいた空間に便器を片付
けることができる。 [0016]したがって、浴槽および便器は、使用しな
いときには、部屋の中でかさばることがなく、それゆえ
に、ベッド装置が置かれた部屋の残りの空間を有効に利
用することができ、病弱者および介護者に対して、たと
え狭い部屋であっても、圧迫感を与えることがない。 [0017]また、この発明によれば、病弱者が居住す
る部屋において、ベッド装置が固定的に設置され、この
ベッド装置を部屋の中心的存在として、浴槽および便器
が、必要に応じて、ベッド装置に備えるベッド本体の一
側方に位置するように移動される。したがって、病弱者
を運ぶための吊上げ装置は、ベッド本体の上方およびベ
ッド本体の一側方の間で移動すればよいだけであるので
、吊上げ装置を案内するためのレール等の案内手段は、
それほど大型化されることはない。この意味においても
、この発明に係る介護設備は、比較的狭い部屋に設ける
のに適している。 [0018]また、上述のように、吊上げ装置によって
運ばれる病弱者を移動させる距離が短くてすむと、介護
者の負担も軽減することができる。 [001: 9]
住宅における6畳、あるいは4畳半、といった比較的狭
い部屋にも、病弱者の日常生活に必要なベッド装置、浴
槽、便器および洗面台のすべてを問題なく配置すること
ができる。 [0014]すなわち、浴槽についていえば、その不使
用時において、ベッド本体の床板の下方の空間を利用し
て、ここに浴槽を収納することができる。ベッド本体の
床板の下方の空間は、本来的に遊んでいる空間であるの
で、使用されない浴槽を収納すれば、限られた広さの部
屋の有効利用に貢献することができる。 [0015]また、便器についていえば、その不使用時
において、洗面台の下方の遊んでいた空間に便器を片付
けることができる。 [0016]したがって、浴槽および便器は、使用しな
いときには、部屋の中でかさばることがなく、それゆえ
に、ベッド装置が置かれた部屋の残りの空間を有効に利
用することができ、病弱者および介護者に対して、たと
え狭い部屋であっても、圧迫感を与えることがない。 [0017]また、この発明によれば、病弱者が居住す
る部屋において、ベッド装置が固定的に設置され、この
ベッド装置を部屋の中心的存在として、浴槽および便器
が、必要に応じて、ベッド装置に備えるベッド本体の一
側方に位置するように移動される。したがって、病弱者
を運ぶための吊上げ装置は、ベッド本体の上方およびベ
ッド本体の一側方の間で移動すればよいだけであるので
、吊上げ装置を案内するためのレール等の案内手段は、
それほど大型化されることはない。この意味においても
、この発明に係る介護設備は、比較的狭い部屋に設ける
のに適している。 [0018]また、上述のように、吊上げ装置によって
運ばれる病弱者を移動させる距離が短くてすむと、介護
者の負担も軽減することができる。 [001: 9]
【実施例】図面は、この発明の一実施例による介護設備
を説明するためのものである。なお、図1、図3および
図5は、介護設備が設置される部屋1の平面図であり、
図2および図4は、部屋1の正面図であり、この部屋1
の手前の壁および手前に配置されるいくつかの要素の図
示が省略されている。 [0020]部屋1は、日本における6畳の広さ(約2
70 cmX360 cm)を有している。部屋1は、
その出入口や窓の図示が省略されているが、4つの壁2
゜3、 4. 5によって規定されている。 [0021]このような部屋1において、ベッド装置6
が、壁2および3に近接されて固定的に配置される。ベ
ッド装置6は、ベッド本体7およびベッド本体7上に寝
かされた病弱者(図示せず)を運ぶための吊上げ装置8
を備える。吊上げ装置8は、1対の支持部材9ならびに
これら支持部材9間を連結するように取付けられる2本
の平行な側棒10を備える。支持部材9は、側棒10と
ともに、ベッド本体7の上方の空間ならびにベッド本体
7の一側方およびその上方の空間の範囲内において、任
意の位置をとることができる。したがって、ベッド本体
7上に寝かされた病弱者の両側に1対の側棒10を位置
させ、病弱者の体の下に敷かれた適当なハンガ一部材を
側棒10に掛けた状態とすれば、病弱者を、少なくとも
ベッド本体7の上方およびベッド本体7の一側方の間で
運ぶことができる。この場合、種々の形状または構造の
ハンガ一部材を用いることにより、病弱者を寝たままの
姿勢、あるいは座った姿勢、等、任意の姿勢で運ぶこと
ができる。 [0022]なお、吊上げ装置8に含まれる支持部材9
を移動させるための機構としては、任意のものを用いる
ことができるが、そのような機構の一例が、本件出願人
による特願平1−38682号(特開平2−21546
2号)、特願平2−245249号等に開示されている
。 [00231ベッド本体7は、ベッド面を形成する床板
11、および床板11を床面12から所定の高さまでも
たらす脚部13を備える。この脚部13によって、床板
11と床面12との間には、側方が開いた空間14が形
成される。床板11上には、マツトレス15が敷かれて
いる。 [0024]床板11は、詳細な構造を図示しないが、
その一部が起伏自在な構成のものであってもよい。 [0025]この介護設備は、また、浴槽16を備える
。浴槽16は、詳細な図示を省略するが、高さ方向に伸
縮自在な骨組とこの骨組によって支えられるキャンパス
のような可撓性の防水シート材料からなる浴槽本体とを
備える。したがって、図2および図4を対比すればわか
るように、浴槽16は、その高さ方向に伸縮自在である
。 [0026]浴槽16は、図4に示すように、高さ方向
に縮められたとき、ベッド本体7の床板11と床面12
との間の空間14に収納可能である。ベッド本体7と浴
槽16とは、第1の案内部材17によって連結される。 第1の案内部材17は、たとえば屈曲可能なリンクから
構成され、その屈伸動作に応じて、浴槽16を移動可能
なように案内する。これによって、浴槽16は、図4に
示すように、床板11と床面12との間の空間14に位
置する状態と、図2に示すように、ベッド本体7の一側
方に位置する状態とをとることができる。 [0027]上述したような浴槽16の移動を容易にす
るため、浴槽16には、床面12上を転動する複数個の
車輪18が設けられることが好ましい。 [0028]この介護設備は、さらに、腰掛は可能な便
器19を備える。便器19は、不使用時において、図1
および図5に示すように、部屋1の壁3に取付けられた
洗面台26の下方の位置に置かれている。 [0029]洗面台26は、部屋1の壁3および4に沿
って配置された収納庫20の一部を構成する。収納庫2
0は、図示を省略するが、さらに、汚物処理槽などを備
えていてもよい。 [00301便器19は、図3および図5を対比すれば
わかるように、第2の案内部材21によって、洗面台2
6の下方の位置およびベッド本体7の一側方の間で移動
可能なように案内される。この実施例では、第2の案内
部材21は、たとえば屈曲可能なリンクから構成される
。便器18のこのような移動を容易にするため、便器1
9には、床面12上を転動する複数個の車輪22が設け
られることが好ましい。 [00311次に、上述のように1つの部屋1内に配置
されたベッド装置6、浴槽16および便器19の使用方
法について説明する。 [00321図1および図2は、浴槽16の使用時の状
態を示し、図3および図4は、便器19の使用時の状態
を示し、図5は、浴槽16および便器19のいずれも使
用しないときの状態を示している。 [00331通常、病弱者は、図5に示した状態におい
て、ベッド本体7上に寝かされる。この状態では、浴槽
16は、その高さ方向寸法が縮められ、ベッド本体7の
床板11の下方の空間14内に収納され(図4参照)、
他方、便器19は、洗面台26の下方に位置され、かつ
収納庫20内に収納されている。 [0034]浴槽16を使用したいときには、図1およ
び図2に示すように、浴槽16が、ベッド本体7の一側
方にまで引出され、その高さ方向寸法が伸ばされる。こ
のとき、浴槽16は、第1の案内部材17によって案内
され、それによって、浴槽16が引出された位置を常に
一定にすることが好ましい。浴槽16に対しては、湯が
入れられるなど、所定の処置が施される。 [0035]他方、ベッド本体7上に寝かされている病
弱者に対してハンガ一部材が適用され、このハンガ一部
材が、側棒10に係合される。次いで、吊上げ装置8が
駆動され、支持部材9および側棒10が、図2において
、順次、矢印23,24.25で示すように移動される
。最終的に、浴槽16の上方に、病弱者が位置され、同
じハンガ一部材によって保持されたまま、あるいは別の
保持手段によって保持された状態で、病弱者は、浴槽1
6内に入れられ、入浴させられる。 [0036]なお、吊上げ装置8による支持部材9およ
び側棒10の矢印24方向への移動の終端が、浴槽16
の真上となるように設定しておくことが好ましい。 [0037]入浴を終えたとき、病弱者は、所定の処置
が施された後、吊上げ装置8によって、再びベッド本体
7上に戻される。そして、浴槽16内の排水が行なわれ
た後、浴槽16の高さが縮められ、床板11の下方の空
間14内に収納される(図4参照)。 [00381次に、便器19を使用したい場合には、図
3および図4に示すように、便器19が、ベッド本体7
の一側方まで移動される。この移動は、第2の案内部材
21によって案内され、移動の終端は、常に一定の位置
となるように設定することが好ましい。 [0039]ベッド本体7上に寝かされている病弱者に
は、座った姿勢で吊上げられることができるハンガ一部
材が適用される。このハンガ一部材は、吊上げ装置8に
備える側棒10に係合され、前述した図2に示す要領で
、吊上げ装置8が駆動され、病弱者は、便器19上に腰
掛けられる。 [00401徘便を終えた後、所定の処置が施され、再
び、吊上げ装@8によって、病弱者は、ベッド本体7上
に戻される。他方、便器19は、図5に示すように、洗
面台26の下方の位置まで戻される。 [00411なお、図1ないし図5では、部屋1におけ
るベッド装置6および便器19の配置方法の一例が示さ
れているにすぎず、このような配置方法は、部屋1にお
ける使い勝手を考慮して、任意に変更することができる
。その場合、便器19の移動方向は、洗面台の配置に応
じて変更すればよい。
を説明するためのものである。なお、図1、図3および
図5は、介護設備が設置される部屋1の平面図であり、
図2および図4は、部屋1の正面図であり、この部屋1
の手前の壁および手前に配置されるいくつかの要素の図
示が省略されている。 [0020]部屋1は、日本における6畳の広さ(約2
70 cmX360 cm)を有している。部屋1は、
その出入口や窓の図示が省略されているが、4つの壁2
゜3、 4. 5によって規定されている。 [0021]このような部屋1において、ベッド装置6
が、壁2および3に近接されて固定的に配置される。ベ
ッド装置6は、ベッド本体7およびベッド本体7上に寝
かされた病弱者(図示せず)を運ぶための吊上げ装置8
を備える。吊上げ装置8は、1対の支持部材9ならびに
これら支持部材9間を連結するように取付けられる2本
の平行な側棒10を備える。支持部材9は、側棒10と
ともに、ベッド本体7の上方の空間ならびにベッド本体
7の一側方およびその上方の空間の範囲内において、任
意の位置をとることができる。したがって、ベッド本体
7上に寝かされた病弱者の両側に1対の側棒10を位置
させ、病弱者の体の下に敷かれた適当なハンガ一部材を
側棒10に掛けた状態とすれば、病弱者を、少なくとも
ベッド本体7の上方およびベッド本体7の一側方の間で
運ぶことができる。この場合、種々の形状または構造の
ハンガ一部材を用いることにより、病弱者を寝たままの
姿勢、あるいは座った姿勢、等、任意の姿勢で運ぶこと
ができる。 [0022]なお、吊上げ装置8に含まれる支持部材9
を移動させるための機構としては、任意のものを用いる
ことができるが、そのような機構の一例が、本件出願人
による特願平1−38682号(特開平2−21546
2号)、特願平2−245249号等に開示されている
。 [00231ベッド本体7は、ベッド面を形成する床板
11、および床板11を床面12から所定の高さまでも
たらす脚部13を備える。この脚部13によって、床板
11と床面12との間には、側方が開いた空間14が形
成される。床板11上には、マツトレス15が敷かれて
いる。 [0024]床板11は、詳細な構造を図示しないが、
その一部が起伏自在な構成のものであってもよい。 [0025]この介護設備は、また、浴槽16を備える
。浴槽16は、詳細な図示を省略するが、高さ方向に伸
縮自在な骨組とこの骨組によって支えられるキャンパス
のような可撓性の防水シート材料からなる浴槽本体とを
備える。したがって、図2および図4を対比すればわか
るように、浴槽16は、その高さ方向に伸縮自在である
。 [0026]浴槽16は、図4に示すように、高さ方向
に縮められたとき、ベッド本体7の床板11と床面12
との間の空間14に収納可能である。ベッド本体7と浴
槽16とは、第1の案内部材17によって連結される。 第1の案内部材17は、たとえば屈曲可能なリンクから
構成され、その屈伸動作に応じて、浴槽16を移動可能
なように案内する。これによって、浴槽16は、図4に
示すように、床板11と床面12との間の空間14に位
置する状態と、図2に示すように、ベッド本体7の一側
方に位置する状態とをとることができる。 [0027]上述したような浴槽16の移動を容易にす
るため、浴槽16には、床面12上を転動する複数個の
車輪18が設けられることが好ましい。 [0028]この介護設備は、さらに、腰掛は可能な便
器19を備える。便器19は、不使用時において、図1
および図5に示すように、部屋1の壁3に取付けられた
洗面台26の下方の位置に置かれている。 [0029]洗面台26は、部屋1の壁3および4に沿
って配置された収納庫20の一部を構成する。収納庫2
0は、図示を省略するが、さらに、汚物処理槽などを備
えていてもよい。 [00301便器19は、図3および図5を対比すれば
わかるように、第2の案内部材21によって、洗面台2
6の下方の位置およびベッド本体7の一側方の間で移動
可能なように案内される。この実施例では、第2の案内
部材21は、たとえば屈曲可能なリンクから構成される
。便器18のこのような移動を容易にするため、便器1
9には、床面12上を転動する複数個の車輪22が設け
られることが好ましい。 [00311次に、上述のように1つの部屋1内に配置
されたベッド装置6、浴槽16および便器19の使用方
法について説明する。 [00321図1および図2は、浴槽16の使用時の状
態を示し、図3および図4は、便器19の使用時の状態
を示し、図5は、浴槽16および便器19のいずれも使
用しないときの状態を示している。 [00331通常、病弱者は、図5に示した状態におい
て、ベッド本体7上に寝かされる。この状態では、浴槽
16は、その高さ方向寸法が縮められ、ベッド本体7の
床板11の下方の空間14内に収納され(図4参照)、
他方、便器19は、洗面台26の下方に位置され、かつ
収納庫20内に収納されている。 [0034]浴槽16を使用したいときには、図1およ
び図2に示すように、浴槽16が、ベッド本体7の一側
方にまで引出され、その高さ方向寸法が伸ばされる。こ
のとき、浴槽16は、第1の案内部材17によって案内
され、それによって、浴槽16が引出された位置を常に
一定にすることが好ましい。浴槽16に対しては、湯が
入れられるなど、所定の処置が施される。 [0035]他方、ベッド本体7上に寝かされている病
弱者に対してハンガ一部材が適用され、このハンガ一部
材が、側棒10に係合される。次いで、吊上げ装置8が
駆動され、支持部材9および側棒10が、図2において
、順次、矢印23,24.25で示すように移動される
。最終的に、浴槽16の上方に、病弱者が位置され、同
じハンガ一部材によって保持されたまま、あるいは別の
保持手段によって保持された状態で、病弱者は、浴槽1
6内に入れられ、入浴させられる。 [0036]なお、吊上げ装置8による支持部材9およ
び側棒10の矢印24方向への移動の終端が、浴槽16
の真上となるように設定しておくことが好ましい。 [0037]入浴を終えたとき、病弱者は、所定の処置
が施された後、吊上げ装置8によって、再びベッド本体
7上に戻される。そして、浴槽16内の排水が行なわれ
た後、浴槽16の高さが縮められ、床板11の下方の空
間14内に収納される(図4参照)。 [00381次に、便器19を使用したい場合には、図
3および図4に示すように、便器19が、ベッド本体7
の一側方まで移動される。この移動は、第2の案内部材
21によって案内され、移動の終端は、常に一定の位置
となるように設定することが好ましい。 [0039]ベッド本体7上に寝かされている病弱者に
は、座った姿勢で吊上げられることができるハンガ一部
材が適用される。このハンガ一部材は、吊上げ装置8に
備える側棒10に係合され、前述した図2に示す要領で
、吊上げ装置8が駆動され、病弱者は、便器19上に腰
掛けられる。 [00401徘便を終えた後、所定の処置が施され、再
び、吊上げ装@8によって、病弱者は、ベッド本体7上
に戻される。他方、便器19は、図5に示すように、洗
面台26の下方の位置まで戻される。 [00411なお、図1ないし図5では、部屋1におけ
るベッド装置6および便器19の配置方法の一例が示さ
れているにすぎず、このような配置方法は、部屋1にお
ける使い勝手を考慮して、任意に変更することができる
。その場合、便器19の移動方向は、洗面台の配置に応
じて変更すればよい。
【図1】この発明の一実施例による介護設備が設置され
た部屋1を示す平面図である。
た部屋1を示す平面図である。
【図2】図1に示した部屋1の正面図であり、手前の壁
およびその他の要素の図示が省略されている。
およびその他の要素の図示が省略されている。
【図3】図1に相当する図であって、浴槽16が収納さ
れ、かつ便器19力弓]出された状態を示す。
れ、かつ便器19力弓]出された状態を示す。
【図4】図3に示した状態を示す図2に相当する図であ
る。
る。
【図5】図1に相当する図であって、浴槽16が収納さ
れ、かつ便器19が収納された状態を示す。
れ、かつ便器19が収納された状態を示す。
1 部屋
2〜5壁
6 ベッド装置
7 ベッド本体
8 吊上げ装置
9 支持部材
10 側棒
11 床板
12 床面
13 脚部
14 空間
16 浴槽
17 第1の案内部材
19 便器
21 第2の案内部材
26 洗面台
【図1】
【図3】
【図5】
Claims (1)
- 【請求項1】ベッド本体およびベッド本体上に寝かされ
た病弱者をベッド本体の上方およびベッド本体の一側方
の間で運ぶための吊上げ装置を有する、ベッド装置と、
高さ方向に伸縮自在な浴槽と、腰掛け可能な便器と、洗
面台とを備え、前記ベッド装置、前記浴槽、前記便器お
よび前記洗面台は、1つの部屋内に配置され、前記ベッ
ド本体は、ベッド面を形成する床板、および前記床板を
床面から所定の高さまでもたらし床板と床面との間に側
方が開いた空間を形成するための脚部を備え、前記浴槽
は、高さ方向に縮められたとき前記床板と床面との間の
空間に収納可能であり、前記ベッド本体と前記浴槽とは
、第1の案内部材によって連結され、前記第1の案内部
材は、前記浴槽が前記床板と床面との間の空間および前
記ベッド本体の一側方の間で移動可能なように案内する
ためのものであり、前記便器は、第2の案内部材によっ
て、前記洗面台の下方の位置および前記ベッド本体の一
側方の間で移動可能なように案内される、介護設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40093990A JPH04210059A (ja) | 1990-12-07 | 1990-12-07 | 介護設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40093990A JPH04210059A (ja) | 1990-12-07 | 1990-12-07 | 介護設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04210059A true JPH04210059A (ja) | 1992-07-31 |
Family
ID=18510800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40093990A Withdrawn JPH04210059A (ja) | 1990-12-07 | 1990-12-07 | 介護設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04210059A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998019020A1 (fr) * | 1996-10-30 | 1998-05-07 | Masako Omoto | W.c. et dispositif pour lit d'hopital dote de ce w.c. |
-
1990
- 1990-12-07 JP JP40093990A patent/JPH04210059A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998019020A1 (fr) * | 1996-10-30 | 1998-05-07 | Masako Omoto | W.c. et dispositif pour lit d'hopital dote de ce w.c. |
US6128788A (en) * | 1996-10-30 | 2000-10-10 | Kazuo Yamazaki | Water closet and nursing bed device with same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980312 |