JPH0630193Y2 - 入浴装置 - Google Patents

入浴装置

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JPH0630193Y2
JPH0630193Y2 JP15726888U JP15726888U JPH0630193Y2 JP H0630193 Y2 JPH0630193 Y2 JP H0630193Y2 JP 15726888 U JP15726888 U JP 15726888U JP 15726888 U JP15726888 U JP 15726888U JP H0630193 Y2 JPH0630193 Y2 JP H0630193Y2
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JP
Japan
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stretcher
bathing
bather
bathtub
elevating
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和也 加藤
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Sakai Medical Co Ltd
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Sakai Medical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、身体障害者、老人、患者などの介助者を必
要とする入浴者を、多数、効率良く入浴させることがで
きる入浴装置に関するものである。
「従来の技術および考案が解決しようとする課題」 従来、身体障害者、老人等を入浴させるための入浴装置
として、例えば第6図に示すように、浴槽本体1あるい
は担架台2が昇降した入浴者を入浴させる昇降式浴槽3
の片側に、連結台4、洗浄台5、およびストレッチャ6
を順に配置するとともに、昇降式浴槽3の他側に、受け
側のストレッチャ7を配置したものが知られている。
この入浴装置では、担架8を介してストレッチャ6上に
乗せた入浴者を、まず担架8ごと洗浄台5上に移し、こ
こで体を洗う。その後、入浴者を連結台4を介して昇降
式浴槽3に移し、浴槽本体1あるいは担架台2を昇降さ
せて入浴させる。入浴が終わったら、入浴者を受け側の
ストレッチャ7上に移し換えて、所定の室まで移送す
る。
すなわち、入浴者を、ストレッチャ6→洗浄台5→連結
台4→昇降式浴槽3→ストレッチャ7の順で移送しなが
ら、洗浄・入浴を連続的に行なえるようになっている。
ところで、上記入浴装置では、入浴の際あるいは洗浄の
際いずれにあっても、入浴者の横に介助者が付いて介助
を行なうこととなるが、このとき、浴槽3あるいは洗浄
台5の横に連結台4が存するため作業が行ないずらい不
満があった。
また、日本人の入浴習慣は、下洗い→入浴→本洗い→入
浴の順に行なうのが通例であるが、上記した入浴装置を
用いてこれを行なおうとすると、浴槽3が2台必要とな
り、しかもそれら浴槽3の間に洗浄台5および連結台4
を配さなければならず、一方向に長くなることから、設
置の点で問題が生じる。
また、第7図に示すように、コ字状に形成したケーシン
グ10に、洗浄台11、昇降機構12aを備えた浴槽部
12、入浴者移送用の移送路13および清拭台14を組
み込んでなる入浴装置も提案されている(特公昭52-415
95号公報参照)。
この入浴装置では、まず入浴者を担架ごと洗浄台11上
に乗せて洗浄し、次いで、洗浄台11上のローラ11a
を利用して入浴者を浴槽部12に移す。次に、入浴者を
浴槽底部のローラ12bを利用して浴槽部12内の片側
に寄せ、次いで移送路13の13aを利用して清拭台1
4上に移す。そして、ここで水気を拭き採った後、予め
横付けしてあるストレッチャに移す。介助者は、ケーシ
ング側壁の形成した凹部スペース10aにて、入浴者を
介助することとなる。
しかしながら、この入浴装置にあっては、上記した入浴
プロセス(下洗い→入浴→本洗い→入浴)を採ることが
できない。また、入浴者をローラ11a、12a、13
aを利用して移送させなければならず、介助者の労力負
担が大きい等の不具合があった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、多数の入浴
者を、日本人の入浴習慣に合致する入浴プロセスで、効
率良く入浴させることができ、しかも、介助者の労力負
担も少ない入浴装置を提供することを目的とするもので
ある。
「課題を解決するための手段」 本考案では上記課題を解決するために、入浴者を乗せ換
える乗せ換台(22)と、入浴者を入浴させる昇降式浴槽(2
3)と、入浴者を洗浄する洗浄台(24)を、乗せ換台、昇降
式浴槽、洗浄台、昇降式浴槽の順に、中央に介助スペー
ス(S1)ができるようほぼ円周状に配置し、隣接する前記
乗せ換台、昇降式浴槽、洗浄台どうしをつなぐよう、そ
れら台および浴槽の上部にレール(26)をほぼ円を描くよ
うに配置し、該レールの上部に入浴者移送用の担架(27)
を走行自在に配置したことを特徴としている。
「作用」 乗せ換台、昇降式浴槽、洗浄台、昇降式浴槽の順に利用
でき、日本人の入浴習慣にあった入浴プロセス(下洗い
→入浴→本洗い→入浴)での入浴が行なる。また、それ
ら台および浴槽を円周状に配置しているから、設置の際
一方向に長く延びることがなく、小スペースでの設置が
可能になる。
また、中央に介助スペースがあるため、これを利用する
ことにより、効率の良い介助が行なえ、かつ、担架を介
してレール上を走行させながら入浴者を移送できるた
め、介助者の労力負担が少ない。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案にかかる入浴装置を備えた浴室の平面
図、第2図は同断面図である。
浴室には全く同じ構造の入浴装置21が2つ、左右に隣
接して配されている。
入浴装置21は、入浴者を乗せ換える乗せ換台22と、
入浴者を入浴させる昇降式浴槽23(23a,23b)
と、入浴者を洗浄する洗浄台24を備え、それらを乗せ
換台22、昇降式浴槽23a、洗浄台24、昇降式浴槽
23bの順に、中央に介助スペースS1ができるよう、
ほぼ円周状に配置した構造になっている。また、乗せ換
台22、昇降式浴槽23、洗浄台24の間には、それら
をつなぐようにレール受け台25が配置されている。
乗せ換台22、昇降式浴槽23、洗浄台24およびレー
ル受け台25は、第2図に示すように、フロアレベルL
から所定距離下がったピットP内に配置されていて、そ
れらの上面は、ほぼ面一になってフロアレベルLとほぼ
同じ高さとなるように設置されている。中央の介助スペ
ースS1もピットP内に形成される。
乗せ換台22、昇降式浴槽23、洗浄台24およびレー
ル受け台25の上部には、それらを互いにつなぐよう
に、2本のレール26・26が、互いに径の異なる2つ
の円を描くように同心上に配置されている。レール26
の上部には入浴者移送用の担架27が複数台(この図示
例では3台)、走行自在に配置されている。
担架27の下部には、第3図にも示すように、レール2
6上を走行する車輪28が、前後に2個づつ合計4個配
置される。これら車輪28は、主に、担架27およびそ
の上部に乗せられる入浴者の鉛直方向の荷重を支える。
また、担架27の下部の左右方向中央には案内輪29
が、前後方向に適宜距離離間して設けられている。案内
輪29は前記レール26の中央に配される案内レール3
0を両側から挟むように設けられ、担架27がレール2
6から左右にずれないように、主に左右方向の荷重を支
えるものである。担架27は、第1図にしめすように、
固定部27aと可動部27bとから成り、入浴者の上半
身を適宜角度で起こせるようになっている。なお、符号
31は手摺を示す。
前記昇降式浴槽23は、浴槽本体32あるいは担架台3
3が昇降して、担架台33上の入浴者を担架27ごと入
浴させるものである。
第4図および第5図にその一例を示す。この例は、浴槽
本体32が固定で、担架台33が昇降するタイプのもの
である。浴槽本体32の側壁上面32aおよび担架台3
3の上面には、前記レール26および案内レール30が
配される。それらレール26・30は、担架台33が自
由に昇降できるよう、浴槽本体側と担架台側とで別体と
されていて、担架台33が上昇位置になったときにのみ
面一となって、担架27の受け渡しを可能とする。ま
た、担架台33は担架27よりも大きく設定される。
図において、符号34はチエーン35が巻回されたスプ
ロケットで、浴槽本体32の側壁に収納されている。3
6はスプロケット34の中心軸に取り付けた回転アーム
で、これは浴槽本体32内に入浴者に危険を及ぼさない
ような形状で露出しており、スプロケット35との連結
軸部分が水密構造になっている(第5図(b)参照)。3
7はモータであり、このモータ37を駆動することによ
り、チエーン35およびスプロケット34を介して回転
アーム36を回転させ、回転アーム36の先端に取り付
けた回転車36a上に乗せた担架台33を上昇・下降さ
せる。つまり、前記、スプロケット34、チェーン3
5、回転アーム36、モータ37等は、担架台33を昇
降させる昇降機構38を構成する。
なお、担架台33には図示せぬストッパが設けられ、昇
降時に移動しないよう、担架27をその上面所定位置に
固定できるようになっている。なお、同様のストッパ
は、乗せ換台22および洗浄台24にも設けられてい
る。
なお、第1図において符号41はシャワヘッド、S2
介助用スペースをそれぞれ示す。この介助スペースS2
も前記した介助スペースS1と同じ高さに設けられる。
43は介助者が介助スペースS1・S2へ移動するための
階段を示す。
次に、この入浴装置21を用いて入浴者を入浴させる手
順について説明する。
まず、入浴者を、ストレッチャあるいは車イス等により
第1図に示す浴室まで移送する。
入浴者をストレッチャ等から、乗せ換台22上の担架2
7に移す。担架27は予め乗せ換台22上の所定箇所に
固定してある。そして、ここで下洗いをする。
下洗いが終わったら、担架27を、円形のレール26に
添わせながら反時計回りで回転させ、第1の昇降式浴槽
23aへ移動させる。ここで、昇降式浴槽23aでは、
レール26を連続させるために、予め担架台33を上昇
位置に位置させておく。そして、昇降機構38を駆動さ
せて担架台33を下げ、入浴者を担架27ごと浴槽本体
32内に入浴させる。
次に、入浴が終わったら、昇降機構38を駆動させて担
架台33を上げ、担架台33上のレール26を再度浴槽
本体32側のレールに対して面一にした後、入浴者を担
架27ごと反時計方向へ回転させて、洗浄台24上に移
送する。ここで、本洗いをする。本洗いは、左右に介助
スペースS1・S2があるため、左右両側から2人がかり
の効率の良い介助が行なえる。
本洗いが完了したら、入浴者を再び反時計方向へ回転さ
せて第2の昇降式浴槽23bへ至らしめ、前記したと同
様の操作により、入浴させる。
入浴が完了したら、入浴者をさらに反時計方向に回転さ
せて元の乗せ換え台22上に移す。そして、この乗せ換
台22からストレッチャに移し換える。
以上が入浴者一人に対する入浴プロセスである。
この例では、円形のレール26上に3台の担架27を乗
せ、一人は第2の昇降式浴槽23bでの入浴段階、他の
一人は本洗い段階、残りの入浴者は下洗いの段階という
ふうに、一度で複数の人を効率良く入浴させることがで
きる。
「考案の効果」 以上説明したように本考案によれば、日本人の入浴習慣
にあった入浴プロセス(下洗い→入浴→本洗い→入浴)
での入浴が行なる。
また、それら台および浴槽を円周状に配置しているか
ら、設置の際一方向に長く延びることがなく、小スペー
スでの設置が可能になる。
また、中央に介助スペースがあるため、これを利用する
ことにより、効率の良い介助が行なえ、かつ、担架を介
してレール上を走行させながら入浴者を移送できるた
め、介助者の労力負担が少ない等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示し、第1図
は入浴装置が設置された浴室の平面図、第2図は浴室の
部分断面図、第3図は担架下部の詳細図、第4図は昇降
式浴槽の斜視図、第5図(a)、(b)は同浴槽の部分断面
図、第6図および第7図はそれぞれ従来例を示す斜視図
である。 21……入浴装置、22……乗せ換台、 23……昇降式浴槽、24……洗浄台、 25……レール受け台、26……レール、 27……担架、30……案内レール、 38……昇降機構、 S1・S2……助スペース、 L……フロアレベル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入浴者を乗せ換える乗せ換台(22)と、入浴
    者を入浴させる昇降式浴槽(23)と、入浴者を洗浄する洗
    浄台(24)を、乗せ換台、昇降式浴槽、洗浄台、昇降式浴
    槽の順に、中央に介助スペース(S1)ができるようほぼ円
    周状に配置し、隣接する前記乗せ換台、昇降式浴槽、洗
    浄台どうしをつなぐよう、それら台および浴槽の上部に
    レール(26)をほぼ円を描くように配置し、該レールの上
    部に入浴者移送用の担架(27)を走行自在に配置したこと
    を特徴とする入浴装置。
JP15726888U 1988-12-02 1988-12-02 入浴装置 Expired - Lifetime JPH0630193Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15726888U JPH0630193Y2 (ja) 1988-12-02 1988-12-02 入浴装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15726888U JPH0630193Y2 (ja) 1988-12-02 1988-12-02 入浴装置

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JPH0276979U JPH0276979U (ja) 1990-06-13
JPH0630193Y2 true JPH0630193Y2 (ja) 1994-08-17

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ID=31436564

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15726888U Expired - Lifetime JPH0630193Y2 (ja) 1988-12-02 1988-12-02 入浴装置

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