JP2627859B2 - 浴槽装置 - Google Patents
浴槽装置Info
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Description
害者病院に設置する浴槽装置に関し、体力低下の程度や
肢体障害の程度に対応して安全に湯浴が可能な浴槽装置
に関するものである。
人、下肢障害者で入退浴動作が困難であっても湯水中で
は浮力により自力で湯浴可能なもの、更に、痴呆症、病
弱者下肢障害者で自力による湯浴不可能な者などが入所
している。これらの入所者はその運動機能や病状に対応
して施設側が幾種類もの浴槽装置を併設していた。殊に
車椅子患者に対しては浴室床面のピットに昇降浴槽を設
ける一方、床面より逆U字状支持枠でピット上に載置台
を配設した構成とし、車椅子患者が載置台に移乗すると
浴槽が上昇して患者が湯浴するようにし、多人数が同時
湯浴する広い浴槽とは別個に複数個設置していた。
む高齢者施設用浴槽装置は多数の入所者が同時に自力で
湯浴する一般浴槽とは別個に複数の車椅子患者用昇降浴
槽を設置するので、施設内に広い浴室使用面積を占有す
ると共に高い設備費を要し、更に車椅子を移送し、昇降
浴槽の操作給湯して湯浴させたのち退浴させる多くの介
護者を必要とし、且つ多くの湯浴時間を要するという問
題点があった。
てなされたものであり、その目的とするところは多数の
入所者が自力で湯浴する一般浴槽の一部に車椅子で湯浴
する昇降台を設け、湯水内では浮力を利用して自力で湯
浴できる車椅子使用者は湯水中の車椅子と一般浴部とを
自在に移動できるようになし、安全に自力で自主的に湯
浴させようとする浴槽装置を提供しようとするものであ
る。
浴槽側壁より段部を具えた浴槽を形成し、浴槽の一般浴
部に設けた段部には入退浴用手摺を設けるとともにその
他の部分の側壁には湯浴者が把持する保護手摺を設け
る。そして、浴槽の一側部には底壁より水圧シリンダを
埋設し、水圧シリンダのプランジャ上端には昇降台を水
平に配設し、昇降台には搬入載置される車椅子の防護柵
を一部開閉可能に設けてなるものである。
で予め身体を石鹸で洗ったのち洗浄する。車椅子使用者
は乗車した状態で介護者が洗浄する。その後、健常者は
階段状の段部より浴槽湯水内に自力で入浴し、温まった
のちは段部より退浴する。
槽外から段部のある浴槽内へ配設した入退浴用手摺りを
両上肢で把持しながら入退浴をする。
て頭部が湯水中に沈浸しないようにする。
洗浄されたのち、浴槽へ至るスロ−プ部上を移動して浴
槽側壁上縁と同一面に上昇した昇降台上に搬入配置され
る。このとき、介護者は操作筐体のレバ−を操作して昇
降台を下降して車椅子使用者を湯水内に沈浸させる。車
椅子使用者が湯水内では浮力により自力で湯浴できる者
であるときは、自ら防護柵の一部を開放して一般浴部に
移動し、他の湯浴者と共に湯浴し、その後また車椅子に
戻って上昇退浴する。車椅子使用者が下肢障害により一
般浴部での湯浴不可な者である場合は単に湯水内に沈浸
した車椅子上で温まったのち上昇して退浴させる。
1において、浴槽1は通常浴室床面2と建物外壁3に沿
って配置される。浴槽側壁4は床面2より些かに高く形
成され、床面で身体洗浄水の侵入を阻止している。浴槽
の前部側壁5と底壁6との間には段部7が設けられる。
そして、前部側壁5の手前床面と底壁6との部分間には
夫々一対の入浴用手摺り8と退浴用手摺り9とが起立し
て配設される。更に側壁4上に沿って手摺り10を設
け、座位湯浴者はこの手摺り10で自己の湯浴姿勢を保
持するようにした一般浴部を形成する。
る。車椅子浴部は図2に示す如く乗車状態で肩まで湯水
に沈ませるため底壁6より深く掘り込んだピットの底壁
11を形成する。底壁11の車椅子搬入側寄りには径の
大きい鞘管12を埋設して、鞘管12上端のフランジ1
3には水圧シリンダ14の上端のフランジ15をボルト
で固設する。水圧シリンダ14のプランジャ16上端に
は取付部材を介して上昇台17を水平に固設する。
の案内溝19が埋設されて1端壁18上縁より上方に突
出起立させる。前記端壁18の相対向するピット側壁2
0の底壁6より上方に延長した仕切壁部21内面には案
内溝19を埋設し、仕切壁部21より上方に突出起立さ
せる。一方、昇降台17の両側部に設けたL字状金物2
2を介して取付部材23を固設し、取付部材23の上下
端に設けたガイドロ−ラ24は案内溝19に滑動自在に
嵌入させ、昇降台17は回動することなく水平に上下動
する。
る支柱25を起立し、支柱25上端には車椅子搬入口を
開放した水平なコ字状の保護フレ−ム26を形成する。
そして、一般浴部に面したフレ−ム部の1側部は固定フ
レ−ム部27に引出可能に収納されたバ−フレ−ム28
が形成され、このバ−フレ−ム28は図4に示す如く、
先端の係合片29が相対向するフレ−ム部30の口金に
設けた縦孔32に嵌入し、バ−フレ−ム28を回動する
ことにより係止される。湯水中に下降した車椅子使用者
が一般浴部に移動するときは先ずバ−フレ−ム28を回
動して先端係合片29を口金31より離脱し、固定フレ
−ム部27に収納して開放する。その後、車椅子の肘枠
(図示せず)を上方に起立して一般浴部に移動する。
は図1に示す如く、浴槽側壁の1側に起立したコンクリ
−ト台34上の筐体33内に収納され、レバ−35で操
作する。水圧シリンダ14は水道水の圧力によって作動
させる。この水圧が低い場合があり、且つ迅速に作動さ
せるためモ−タと加圧ポンプを水道管(図示せず)に接
続する。水道管に弁を介して接続された管36の先端は
水圧シリンダ14の下端に接続する。管36より分岐し
た排水管は弁を介して外部に排出される。
と供給弁が開放され、圧力水がシリンダ14に供給され
て昇降台17は側壁4の上端縁位置に上昇する。このと
きレバ−35を起立するとモ−タは停止し、両弁が閉鎖
されることにより上昇位置に停止する。車椅子は滑り止
め溝を有するスロ−プ38上より昇降台17上に搬入移
乗される。それから、レバ−35を左に回動すると排水
弁が開いて圧力水は荷重により水圧シリンダより排出さ
れ、ピット下端まで下降して停止する。この下降した位
置で車椅子の座板は浴槽底壁6と略同一の高さとなり、
乗車した下肢障害者は手摺りにつかまりながら膝または
足先で浴槽底壁を押しやるようにして湯水中を移動する
ことができる。
に記載する効果を奏する。
って入退浴用手摺りを配設しているので、脚力が弱り、
歩行時の平衡感覚が良くない高齢者でも転倒などの危険
性がなく、健常者と同様な入退浴動作をすることができ
る。
立歩行ができない人でも、手摺りを把持して略座位姿勢
を保持できれば下肢で浴底を蹴りながら移動することが
でき、健常者と同様に湯浴をすることが可能である。
に乗車した状態で湯浴でき、また、車椅子使用者でも湯
水中では浮力を利用して下肢で移動可能な人は車椅子か
ら自力で浴槽内に湯浴することもできるので、少数の介
護者で多くの車椅子使用者を湯浴させることができ。し
かも、施設入所者の全てが1個の浴槽でコミュニケイシ
ョンをしながら湯浴を楽しむことができるという有益な
効果を奏する。
部を示す部分斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 浴槽を構成する一般浴部の入退浴部分に
は側壁内側の段部と手摺りを設け、その他の側壁部分に
は湯浴姿勢を保持するために把持する手摺りを設け、浴
槽の一側部分の車椅子浴部は深く握ったピット底面に水
圧シリンダを埋設し、水圧シリンダのプランジャ上端に
は車椅子を移乗載置した上昇位置と一般浴部に移乗する
下降位置とを上下動する昇降台を設け、昇降台に設けた
保護フレ−ムには車椅子より一般浴部ヘ移動するための
開閉可能なバ−フ−レムを設けたことを特徴とする浴槽
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20009493A JP2627859B2 (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 浴槽装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20009493A JP2627859B2 (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 浴槽装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0731657A JPH0731657A (ja) | 1995-02-03 |
JP2627859B2 true JP2627859B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=16418757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20009493A Expired - Fee Related JP2627859B2 (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 浴槽装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2627859B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4988957B1 (ja) * | 2011-12-26 | 2012-08-01 | 株式会社ヤエス | 昇降式入浴装置 |
-
1993
- 1993-07-19 JP JP20009493A patent/JP2627859B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0731657A (ja) | 1995-02-03 |
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