JP2815257B2 - 回転移乗板付き浴槽を備えた浴室ユニット - Google Patents
回転移乗板付き浴槽を備えた浴室ユニットInfo
- Publication number
- JP2815257B2 JP2815257B2 JP3251531A JP25153191A JP2815257B2 JP 2815257 B2 JP2815257 B2 JP 2815257B2 JP 3251531 A JP3251531 A JP 3251531A JP 25153191 A JP25153191 A JP 25153191A JP 2815257 B2 JP2815257 B2 JP 2815257B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bathtub
- bathroom
- floor
- bathroom unit
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽可動浴室ユニッ
ト、特に高齢者、身体障害者、患者等が使用して好適な
浴槽可動浴室ユニットに関する。
ト、特に高齢者、身体障害者、患者等が使用して好適な
浴槽可動浴室ユニットに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、浴室ユニットは、浴槽が出入口に
接する構成の場合は湯水のオーバーフローによる脱衣室
側への湯水の浸入の恐れがあることから、浴槽と脱衣室
とは一定の距離をおいて配置されるのが通常であり、身
体的に健全な者にとってはその距離は何の不都合も感じ
させないが、高齢者等にとってはその間の移動は必ずし
も容易なものとはいえず、脱衣室から浴槽までのアプロ
ーチがスムーズに行えないという問題点を有している。
また、浴槽の上部縁が比較的高い所に位置しており高齢
者等にとって浴槽へ入ることが困難であった。また浴槽
が埋め込み固定式タイプの場合、浴槽が低く、介添え者
にとっては低い位置での介助作業となり、作業姿勢が充
分でなく、長期間の介添え作業により腰痛を引き起こす
ようなことも生じてきている。また、従来の浴槽は一面
側からの介助しかできないケースが殆どであり、介助が
しずらいものでもあった。
接する構成の場合は湯水のオーバーフローによる脱衣室
側への湯水の浸入の恐れがあることから、浴槽と脱衣室
とは一定の距離をおいて配置されるのが通常であり、身
体的に健全な者にとってはその距離は何の不都合も感じ
させないが、高齢者等にとってはその間の移動は必ずし
も容易なものとはいえず、脱衣室から浴槽までのアプロ
ーチがスムーズに行えないという問題点を有している。
また、浴槽の上部縁が比較的高い所に位置しており高齢
者等にとって浴槽へ入ることが困難であった。また浴槽
が埋め込み固定式タイプの場合、浴槽が低く、介添え者
にとっては低い位置での介助作業となり、作業姿勢が充
分でなく、長期間の介添え作業により腰痛を引き起こす
ようなことも生じてきている。また、従来の浴槽は一面
側からの介助しかできないケースが殆どであり、介助が
しずらいものでもあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した如き
事情に鑑み、身体的に何らかのハンデキャップを有して
いる者、高齢者、さらには看護を必要とする病人のよう
な者が使用するのに特に好適であり、介添えを必要とす
る入浴者の場合でも介添え者が楽な姿勢で作業をするこ
とができる浴室ユニットを提供することを目的としてい
る。
事情に鑑み、身体的に何らかのハンデキャップを有して
いる者、高齢者、さらには看護を必要とする病人のよう
な者が使用するのに特に好適であり、介添えを必要とす
る入浴者の場合でも介添え者が楽な姿勢で作業をするこ
とができる浴室ユニットを提供することを目的としてい
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、一短辺部が浴室への出入口開口に隣接して
配置される浴槽と、洗い場床面と、前記浴槽の他短辺部
側に前記洗い場床面より一段落とし込まれて設置された
床面と、前記浴槽の前記一短辺部に一端が枢着され、少
なくとも１８０°回転可能な移乗板とからなる浴室ユニ
ットを開示する。
の本発明は、一短辺部が浴室への出入口開口に隣接して
配置される浴槽と、洗い場床面と、前記浴槽の他短辺部
側に前記洗い場床面より一段落とし込まれて設置された
床面と、前記浴槽の前記一短辺部に一端が枢着され、少
なくとも１８０°回転可能な移乗板とからなる浴室ユニ
ットを開示する。
【０００５】
【作用】上述の如き構成によれば、高齢者、身体障害
者、患者等の入浴者を入浴させる場合には、介添え者は
まず、浴槽の一短辺部に一端が枢着され、少なくとも１
８０°回転可能な移乗板を脱衣室側へ回転させ、脱衣室
のベンチにその端部を係止する。それにより、入浴者
は、脱衣室から浴槽へのほぼ平坦な通路、すなわち脱衣
室側のベンチと該移乗板とからなる通路を通り、そのま
ま浴槽内に容易に移動することが可能となる。
者、患者等の入浴者を入浴させる場合には、介添え者は
まず、浴槽の一短辺部に一端が枢着され、少なくとも１
８０°回転可能な移乗板を脱衣室側へ回転させ、脱衣室
のベンチにその端部を係止する。それにより、入浴者
は、脱衣室から浴槽へのほぼ平坦な通路、すなわち脱衣
室側のベンチと該移乗板とからなる通路を通り、そのま
ま浴槽内に容易に移動することが可能となる。
【０００６】入浴者が浴槽内に入った後で、介添え者は
移乗板を起立させると共に、浴室と脱衣室との間のドア
を閉じ、そのドアに移乗板を立て掛ける。入浴中その状
態を維持することにより、その移乗板は脱衣室側への止
水板の役目を果たし、湯水の浴槽からのオーバーフロー
時の脱衣室への湯水の浸入を防止する。さらには、浴槽
の他短辺部側に前記洗い場床面より一段落とし込まれて
設置された床面が設けられているので、その部分を介助
者の作業スペースとして確保することができ、介助者の
介助姿勢が楽になり、介助者の介助作業が容易となる。
移乗板を起立させると共に、浴室と脱衣室との間のドア
を閉じ、そのドアに移乗板を立て掛ける。入浴中その状
態を維持することにより、その移乗板は脱衣室側への止
水板の役目を果たし、湯水の浴槽からのオーバーフロー
時の脱衣室への湯水の浸入を防止する。さらには、浴槽
の他短辺部側に前記洗い場床面より一段落とし込まれて
設置された床面が設けられているので、その部分を介助
者の作業スペースとして確保することができ、介助者の
介助姿勢が楽になり、介助者の介助作業が容易となる。
【０００７】入浴時、浴槽部分に一時的に腰掛け部が必
要になる場合が起こりうるが、その際には、移乗板を浴
槽側に回転することにより腰掛けとしての機能も果たす
ことができる。
要になる場合が起こりうるが、その際には、移乗板を浴
槽側に回転することにより腰掛けとしての機能も果たす
ことができる。
【０００８】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
具体的に説明する。図１は本発明の浴室ユニットの平面
図、図２は本発明の浴室ユニットの立面図を示してい
る。浴室ユニット１は浴槽載置床面２と洗い場床面３と
洗い場床面３より一段落とし込んだ床面４とが一体とな
った防水パンを備え、浴槽載置床面２は洗い場床面床面
３より一段落とし込まれており、そこに浴槽５がその一
短辺部６が浴室への出入口開口部７に隣接するように配
置されている。また、浴槽５の浴室への出入口開口部７
側とは反対側の他短辺部側に、洗い場床面３より一段落
とし込んだ床面４が、浴槽載置床面２を延長した状態若
しくは別個に設けられている。
具体的に説明する。図１は本発明の浴室ユニットの平面
図、図２は本発明の浴室ユニットの立面図を示してい
る。浴室ユニット１は浴槽載置床面２と洗い場床面３と
洗い場床面３より一段落とし込んだ床面４とが一体とな
った防水パンを備え、浴槽載置床面２は洗い場床面床面
３より一段落とし込まれており、そこに浴槽５がその一
短辺部６が浴室への出入口開口部７に隣接するように配
置されている。また、浴槽５の浴室への出入口開口部７
側とは反対側の他短辺部側に、洗い場床面３より一段落
とし込んだ床面４が、浴槽載置床面２を延長した状態若
しくは別個に設けられている。
【０００９】浴槽５の浴室への出入口開口部７側の一短
辺部６にはヒンジ等の適宜の手段により少なくとも１８
０°回転可能に枢着された移乗台１３が設けられ、浴槽
５上面を覆う位置Ｃと脱衣室１１側に回転され略水平状
態となる位置Ａとの間を回動可能となってい。また、移
乗台１３は浴槽５の該短辺６とほぼ同じ幅を有し、木板
あるいは合成樹脂板により入浴者が乗っても破損しない
強度を持つように製造する。
辺部６にはヒンジ等の適宜の手段により少なくとも１８
０°回転可能に枢着された移乗台１３が設けられ、浴槽
５上面を覆う位置Ｃと脱衣室１１側に回転され略水平状
態となる位置Ａとの間を回動可能となってい。また、移
乗台１３は浴槽５の該短辺６とほぼ同じ幅を有し、木板
あるいは合成樹脂板により入浴者が乗っても破損しない
強度を持つように製造する。
【００１０】浴室ユニット１には隣接して脱衣室１１が
設けられ、脱衣室１１には入浴者が腰掛けたり横になる
ことができるベンチ１２を位置させる。そして、好まし
くは該ベンチ１２の高さを浴室内の浴槽５の高さとほぼ
同じ高さに調整する。本発明の浴槽ユニットは、上記の
ような構成であるので、入浴に当たり、移乗台１３を脱
衣室１１側に回転させ、移乗板１３を脱衣室１１側へ突
きだすことにより、ベンチ１２への接続板として利用さ
れる。移乗台１３はヒンジ付きのため、ベンチ１２への
接続板として利用後、入浴中は略垂直状態に立てられる
（第２図に於ける位置Ｂ）。従って、浴室への出入口開
口部７のドアの開閉に支障をきたすことはなく、同時
に、浴槽はその容積をすべて浴槽として使用することが
でき浴槽の狭さを感じさせることがない。また、略垂直
状態に立てられた位置Ｂに置かれた移乗台１３は、浴槽
５満水時の入浴において、脱衣室１１側への止水板の役
目を果たし、脱衣室１１への湯水の浸入を防止する作用
をする。
設けられ、脱衣室１１には入浴者が腰掛けたり横になる
ことができるベンチ１２を位置させる。そして、好まし
くは該ベンチ１２の高さを浴室内の浴槽５の高さとほぼ
同じ高さに調整する。本発明の浴槽ユニットは、上記の
ような構成であるので、入浴に当たり、移乗台１３を脱
衣室１１側に回転させ、移乗板１３を脱衣室１１側へ突
きだすことにより、ベンチ１２への接続板として利用さ
れる。移乗台１３はヒンジ付きのため、ベンチ１２への
接続板として利用後、入浴中は略垂直状態に立てられる
（第２図に於ける位置Ｂ）。従って、浴室への出入口開
口部７のドアの開閉に支障をきたすことはなく、同時
に、浴槽はその容積をすべて浴槽として使用することが
でき浴槽の狭さを感じさせることがない。また、略垂直
状態に立てられた位置Ｂに置かれた移乗台１３は、浴槽
５満水時の入浴において、脱衣室１１側への止水板の役
目を果たし、脱衣室１１への湯水の浸入を防止する作用
をする。
【００１１】介助者が高齢者等の入浴者を入浴させる場
合には、脱衣室１１側、洗い場床面３側、及び一段落と
し込んだ床面４側の３箇所即ち浴槽５の３面から手助け
を行うことができる。従って、入浴者に対して適切な介
添えを行いうることに加え、本発明の浴室ユニットにお
いては一段落とし込んだ床面４を介添え者が使用しうる
ことから、楽な姿勢で介添えを行いうるメリットがあ
る。
合には、脱衣室１１側、洗い場床面３側、及び一段落と
し込んだ床面４側の３箇所即ち浴槽５の３面から手助け
を行うことができる。従って、入浴者に対して適切な介
添えを行いうることに加え、本発明の浴室ユニットにお
いては一段落とし込んだ床面４を介添え者が使用しうる
ことから、楽な姿勢で介添えを行いうるメリットがあ
る。
【００１２】移乗台１３を浴槽５側に倒した場合には、
入浴後の腰掛けスペースとして利用することもできる。
それにより、入浴者は入浴後再び楽な姿勢で洗い場床面
４及び脱衣室１１側へのアプローチができる。
入浴後の腰掛けスペースとして利用することもできる。
それにより、入浴者は入浴後再び楽な姿勢で洗い場床面
４及び脱衣室１１側へのアプローチができる。
【００１３】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
移乗板を脱衣室側へ回転させ脱衣室のベンチにその端部
を係止するとにより、脱衣室から浴槽までの平坦な通路
が形成され、高齢者等の場合であっても脱衣室から浴槽
へ容易に移動することが可能となる。また、移乗板は入
浴中略垂直に立てておくことができるので、脱衣室側へ
の止水板の役目を果たし、湯水の浴槽からのオーバーフ
ロー時の脱衣室への湯水の浸入を防止できる。さらに
は、浴槽の他短辺部側に前記洗い場床面より一段落とし
込まれて設置された床面が設けられているので、介助者
の作業スペースを確保することができ、浴槽の多面から
の介助を行うことができるとともに、介助者の介助姿勢
が楽になり、介助者の介助作業が容易となる。
移乗板を脱衣室側へ回転させ脱衣室のベンチにその端部
を係止するとにより、脱衣室から浴槽までの平坦な通路
が形成され、高齢者等の場合であっても脱衣室から浴槽
へ容易に移動することが可能となる。また、移乗板は入
浴中略垂直に立てておくことができるので、脱衣室側へ
の止水板の役目を果たし、湯水の浴槽からのオーバーフ
ロー時の脱衣室への湯水の浸入を防止できる。さらに
は、浴槽の他短辺部側に前記洗い場床面より一段落とし
込まれて設置された床面が設けられているので、介助者
の作業スペースを確保することができ、浴槽の多面から
の介助を行うことができるとともに、介助者の介助姿勢
が楽になり、介助者の介助作業が容易となる。
【図１】本発明の一実施例を示す平面図。
【図２】本発明の一実施例を示す立面図。
１・・・浴室ユニット ３・・・洗い場床面 ４・・・一段落とし込んだ床面 ５・・・浴槽 ６・・・浴槽一短辺 ７・・・浴室出入口開口部 １１・・・脱衣室 １２・・・ベンチ １３・・・移乗台
Claims (1)
- 【請求項１】 一短辺部が浴室への出入口開口に隣接し
て配置される浴槽と、洗い場床面と、前記浴槽の他短辺
部側に前記洗い場床面より一段落とし込まれて設置され
た床面と、前記浴槽の前記一短辺部に一端が枢着され、
少なくとも１８０°回転可能な移乗板とからなることを
特徴とする回転移乗板付き浴槽を備えた浴室ユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3251531A JP2815257B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 回転移乗板付き浴槽を備えた浴室ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3251531A JP2815257B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 回転移乗板付き浴槽を備えた浴室ユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0584150A JPH0584150A (ja) | 1993-04-06 |
| JP2815257B2 true JP2815257B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=17224198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3251531A Expired - Fee Related JP2815257B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 回転移乗板付き浴槽を備えた浴室ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2815257B2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP3251531A patent/JP2815257B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0584150A (ja) | 1993-04-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |