JP2829169B2 - 浴 槽 - Google Patents
浴 槽Info
- Publication number
- JP2829169B2 JP2829169B2 JP3287034A JP28703491A JP2829169B2 JP 2829169 B2 JP2829169 B2 JP 2829169B2 JP 3287034 A JP3287034 A JP 3287034A JP 28703491 A JP28703491 A JP 28703491A JP 2829169 B2 JP2829169 B2 JP 2829169B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bathtub
- extension
- peripheral wall
- bathroom
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽に係り、特に高齢
者や、障害者等が使用するのに好適な浴槽に関する。
者や、障害者等が使用するのに好適な浴槽に関する。
【0002】
【背景技術】従来、身体の不自由な高齢者や、足・腰等
に障害を有する者は、入浴時に浴槽の周壁を乗り越える
のが困難なため、浴槽の側方に折り畳み椅子を予め設置
しておき、この椅子に座りながら徐々に身体を回転さ
せ、浴槽の中に移動していくという方法がとられてい
る。或いは、浴槽の側方の洗い場に、浴槽の周壁とほ
ぼ、同様な高さを有する簀子を配置しておき、前述の椅
子の場合と同様に、この簀子を利用することによって身
体を浴槽の中に移動させている。
に障害を有する者は、入浴時に浴槽の周壁を乗り越える
のが困難なため、浴槽の側方に折り畳み椅子を予め設置
しておき、この椅子に座りながら徐々に身体を回転さ
せ、浴槽の中に移動していくという方法がとられてい
る。或いは、浴槽の側方の洗い場に、浴槽の周壁とほ
ぼ、同様な高さを有する簀子を配置しておき、前述の椅
子の場合と同様に、この簀子を利用することによって身
体を浴槽の中に移動させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、浴室内の洗い
場に椅子や簀子を設置すると、椅子や簀子が、開き戸の
回動軌跡上に存在して開き戸の開閉動作を妨げる場合が
あり、開閉時に、椅子や簀子をいちいち移動しなければ
ならないという欠点がある。また、浴室内の掃除を行う
ときにも、椅子や簀子が邪魔になり、掃除を能率的に行
えない問題もある。更に、浴室のスペースは、本来限ら
れており、洗い場を広く使用したいという点からも、浴
室内には、できるだけ物を置かないようにするのが好ま
しい。
場に椅子や簀子を設置すると、椅子や簀子が、開き戸の
回動軌跡上に存在して開き戸の開閉動作を妨げる場合が
あり、開閉時に、椅子や簀子をいちいち移動しなければ
ならないという欠点がある。また、浴室内の掃除を行う
ときにも、椅子や簀子が邪魔になり、掃除を能率的に行
えない問題もある。更に、浴室のスペースは、本来限ら
れており、洗い場を広く使用したいという点からも、浴
室内には、できるだけ物を置かないようにするのが好ま
しい。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、浴室に椅子等を設置する必要がなく、高齢者
等が浴槽にはいるときに容易に身体を浴槽の中に移動す
ることができる浴槽を提供することを目的とする。
たもので、浴室に椅子等を設置する必要がなく、高齢者
等が浴槽にはいるときに容易に身体を浴槽の中に移動す
ることができる浴槽を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、入浴時の身体
を支持する底壁の周囲に沿って周壁が立設された浴槽に
おいて、前記周壁の上端の少なくとも一部に前記浴槽内
側に向かってオーバーハングしながら延出する延出部を
設けたことことを特徴としている。
を支持する底壁の周囲に沿って周壁が立設された浴槽に
おいて、前記周壁の上端の少なくとも一部に前記浴槽内
側に向かってオーバーハングしながら延出する延出部を
設けたことことを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明では、浴槽の周壁上部に浴槽内側にオー
バーハングしながら延出する延出部を設けている。従っ
て、入浴の際に、この延出部に腰を掛けながら、身体を
浴槽の中に移動させていくことができる。また、延出部
が、浴槽の内側に、オーバーハングした状態で延出して
いるので、浴槽内部の入浴スペースを何ら犠牲にするこ
とがない。
バーハングしながら延出する延出部を設けている。従っ
て、入浴の際に、この延出部に腰を掛けながら、身体を
浴槽の中に移動させていくことができる。また、延出部
が、浴槽の内側に、オーバーハングした状態で延出して
いるので、浴槽内部の入浴スペースを何ら犠牲にするこ
とがない。
【0007】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る浴槽の
実施例について詳説する。
実施例について詳説する。
【0008】図1は、本実施例に係る浴槽を示した斜視
図、図2は、図1の浴槽をユニットバスに使用した場合
の平面図、図3は、図2のIII-III 線に沿った矢視断面
図、図4は、図2のIV-IV 線に沿った矢視断面図であ
る。
図、図2は、図1の浴槽をユニットバスに使用した場合
の平面図、図3は、図2のIII-III 線に沿った矢視断面
図、図4は、図2のIV-IV 線に沿った矢視断面図であ
る。
【0009】図1に示すように、浴槽10は、底部12
と、その周囲に立設された周壁14を主な構成としてい
る。底部12の周囲四方には、周壁14が立設されてい
るが、FRP製や鋳物製の浴槽では、底部12及び周壁
14は、一体に形成されることになる。
と、その周囲に立設された周壁14を主な構成としてい
る。底部12の周囲四方には、周壁14が立設されてい
るが、FRP製や鋳物製の浴槽では、底部12及び周壁
14は、一体に形成されることになる。
【0010】浴槽10は、図2に示すように、ユニット
バス内の浴槽として使用してもよく、FRP製のユニッ
ト19内に、浴槽10を一体に成形することもできる。
ユニット19には、浴室内への出入りに使用される開き
戸22が図示しないヒンジを介して取付けられている。
バス内の浴槽として使用してもよく、FRP製のユニッ
ト19内に、浴槽10を一体に成形することもできる。
ユニット19には、浴室内への出入りに使用される開き
戸22が図示しないヒンジを介して取付けられている。
【0011】また、浴槽10の周壁14の上端には、浴
槽10の内側にオーバーハングした状態で延出する延出
部16が形成されている。従って、図2において、浴槽
10を上方から見た場合は、浴槽10の開口面積は、延
出部16の存在により従来の浴槽よりも狭くなってい
る。
槽10の内側にオーバーハングした状態で延出する延出
部16が形成されている。従って、図2において、浴槽
10を上方から見た場合は、浴槽10の開口面積は、延
出部16の存在により従来の浴槽よりも狭くなってい
る。
【0012】一方、図3及び図4に示すように、延出部
16は、オーバーハングしながら浴槽10の内側に向か
って延出しているので、延出部16によって浴槽10内
部の入浴スペースを制限することはない。この延出部1
6は、FRP製の浴槽の場合では、周壁14とともに一
体成形することができるため、生産を能率的に行うこと
ができる。
16は、オーバーハングしながら浴槽10の内側に向か
って延出しているので、延出部16によって浴槽10内
部の入浴スペースを制限することはない。この延出部1
6は、FRP製の浴槽の場合では、周壁14とともに一
体成形することができるため、生産を能率的に行うこと
ができる。
【0013】また、延出部16の上面は、図3及び図4
に示すように、滑らかな凹曲面状のくぼみ17が形成さ
れており、延出部16に腰を掛けた際のすわり心地に配
慮されている。更に、図2及び図3に示すように、くぼ
み17には、その略中心から洗い場20へ向かって水切
り用の溝18が形成されており、くぼみ17に水が溜ま
った場合に、溜まった水を洗い場20に排水し、くぼみ
17上に水が溜まらないようになっている。
に示すように、滑らかな凹曲面状のくぼみ17が形成さ
れており、延出部16に腰を掛けた際のすわり心地に配
慮されている。更に、図2及び図3に示すように、くぼ
み17には、その略中心から洗い場20へ向かって水切
り用の溝18が形成されており、くぼみ17に水が溜ま
った場合に、溜まった水を洗い場20に排水し、くぼみ
17上に水が溜まらないようになっている。
【0014】従って、高齢者や、足腰の不自由な人が入
浴を行うときは、延出部16のくぼみ17に先ず腰を掛
け、くぼみ17に座った状態で腰を中心として、足を徐
々に持ち上げながら浴槽10の中へ身体を回転させ、身
体を浴槽10の中に入れるようにすればよい。このた
め、従来のように、洗い場20に補助用の椅子や簀子等
を設置する必要がなく、浴室内を広く使うことができ
る。また、出入り口の開き戸22の回動を妨げることが
ないので、開き戸22を開ける度に、椅子や簀子等を移
動するといった煩雑な作業を回避することができる。
浴を行うときは、延出部16のくぼみ17に先ず腰を掛
け、くぼみ17に座った状態で腰を中心として、足を徐
々に持ち上げながら浴槽10の中へ身体を回転させ、身
体を浴槽10の中に入れるようにすればよい。このた
め、従来のように、洗い場20に補助用の椅子や簀子等
を設置する必要がなく、浴室内を広く使うことができ
る。また、出入り口の開き戸22の回動を妨げることが
ないので、開き戸22を開ける度に、椅子や簀子等を移
動するといった煩雑な作業を回避することができる。
【0015】尚、本発明は、前述した実施例に限定され
ず、発明の範囲内で種々の改良、変更が可能である。例
えば、延出部16は、本実施例では、浴槽10の隅に設
けているが、これに限らず、どのような位置に設けても
よい。また、浴槽の材質は、FRP製に限らず、鋳物製
等、他の材質の浴槽でもよい。
ず、発明の範囲内で種々の改良、変更が可能である。例
えば、延出部16は、本実施例では、浴槽10の隅に設
けているが、これに限らず、どのような位置に設けても
よい。また、浴槽の材質は、FRP製に限らず、鋳物製
等、他の材質の浴槽でもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
延出部に座りながら身体を浴槽の中に移動できるので、
浴室に、補助用の椅子等を設置する必要がない。これに
より、浴室を広く使うことができるとともに、浴室の掃
除を能率的に行うことができる。
延出部に座りながら身体を浴槽の中に移動できるので、
浴室に、補助用の椅子等を設置する必要がない。これに
より、浴室を広く使うことができるとともに、浴室の掃
除を能率的に行うことができる。
【図1】本実施例に係る浴槽を示した斜視図である。
【図2】図1の浴槽をユニットバスに使用した場合の平
面図である。
面図である。
【図3】図2のIII-III 線に沿った矢視断面図である。
【図4】図2のIV-IV 線に沿った矢視断面図である。
10 浴槽 12 底部 14 周壁 16 延出部
Claims (1)
- 【請求項1】 入浴時の身体を支持する底壁の周囲に沿
って周壁が立設された浴槽において、 前記周壁の上部の少なくとも一部に前記浴槽内側に向か
ってオーバーハングしながら延出する延出部を設けたこ
とを特徴とする浴槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3287034A JP2829169B2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 浴 槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3287034A JP2829169B2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 浴 槽 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0595846A JPH0595846A (ja) | 1993-04-20 |
JP2829169B2 true JP2829169B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=17712191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3287034A Expired - Lifetime JP2829169B2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 浴 槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2829169B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3617343B2 (ja) * | 1998-11-25 | 2005-02-02 | 株式会社ノーリツ | 出窓付き浴室 |
-
1991
- 1991-10-07 JP JP3287034A patent/JP2829169B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0595846A (ja) | 1993-04-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980825 |