JP2003024395A - 介護用ベッド - Google Patents
介護用ベッドInfo
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- JP2003024395A JP2003024395A JP2001216273A JP2001216273A JP2003024395A JP 2003024395 A JP2003024395 A JP 2003024395A JP 2001216273 A JP2001216273 A JP 2001216273A JP 2001216273 A JP2001216273 A JP 2001216273A JP 2003024395 A JP2003024395 A JP 2003024395A
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- JP
- Japan
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- bed
- care
- trolley
- hoist
- basket
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】被介護人が必要な操作たとえば用便、入浴、車
イスへの乗り換え等が出来る場所に、ベッドから極めて
容易に移動せしめられるような装置を設けたベッドを新
たに開発すること 【解決手段】介護用ベッドに於いて、（イ）ベッドのマ
ットを長さ方向に少なくとも３分割して折りたたみが可
能となし、（ロ）マットのほぼ中央部に被介護人の腰部
を持ち上げるための突起部を上下自在に設け、（ハ）ベ
ッドの上部にトロリー用ガイドレールをとりつけて、ト
ロリーとホイストを用いて被介護人をつり上げて所定の
場所に移動せしめるようになしたこと被介護人が必要な
操作たとえば用便、入浴、車イスへの乗り換え等が出来
る場所に、ベッドから極めて容易に移動せしめられるよ
うな装置を設けたベッドを新たに開発すること
イスへの乗り換え等が出来る場所に、ベッドから極めて
容易に移動せしめられるような装置を設けたベッドを新
たに開発すること 【解決手段】介護用ベッドに於いて、（イ）ベッドのマ
ットを長さ方向に少なくとも３分割して折りたたみが可
能となし、（ロ）マットのほぼ中央部に被介護人の腰部
を持ち上げるための突起部を上下自在に設け、（ハ）ベ
ッドの上部にトロリー用ガイドレールをとりつけて、ト
ロリーとホイストを用いて被介護人をつり上げて所定の
場所に移動せしめるようになしたこと被介護人が必要な
操作たとえば用便、入浴、車イスへの乗り換え等が出来
る場所に、ベッドから極めて容易に移動せしめられるよ
うな装置を設けたベッドを新たに開発すること
Description
【発明が属する技術分野】本発明はベッドに関し、更に
詳しくは介護用ベッドに関する。
詳しくは介護用ベッドに関する。
【０００２】
【従来の技術】近時人間の寿命が伸び、その老齢化が益
々進み、老人の介護が重要な社会問題となって来た。一
方ベッドは古くから健康な人が使用するものは勿論、病
院等でも入院患者に対し使用されて来た。また病院ばか
りでなく自宅でも病気を治療する患者ばかりでなく、介
護が必要な老人にも使用されている。これ等病気の治療
が必要な人や介護が必要な老人即ち被介護人の大半はベ
ッド上に寝た切りの人が多く、本人が自分で自分の世話
を出来ない人々が非常に多くなっている。にもかかわら
ず、極めて容易にこれ等介護を必要とする人々をベッド
上で、あるいはベッドから容易に介護出来る場所（位
置）に移動出来る設備が極めて少なかった。
々進み、老人の介護が重要な社会問題となって来た。一
方ベッドは古くから健康な人が使用するものは勿論、病
院等でも入院患者に対し使用されて来た。また病院ばか
りでなく自宅でも病気を治療する患者ばかりでなく、介
護が必要な老人にも使用されている。これ等病気の治療
が必要な人や介護が必要な老人即ち被介護人の大半はベ
ッド上に寝た切りの人が多く、本人が自分で自分の世話
を出来ない人々が非常に多くなっている。にもかかわら
ず、極めて容易にこれ等介護を必要とする人々をベッド
上で、あるいはベッドから容易に介護出来る場所（位
置）に移動出来る設備が極めて少なかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の解決し
ようとする課題は、介護を必要とする人々即ち被介護人
に極めて好適なベッドを開発せんとすることであり、更
に詳しくは、これ等被介護人が必要な操作たとえば用
便、入浴、車イスへの乗り換え等が出来る場所に、ベッ
ドから極めて容易に移動せしめられるような装置を設け
たベッドを新たに開発することである。
ようとする課題は、介護を必要とする人々即ち被介護人
に極めて好適なベッドを開発せんとすることであり、更
に詳しくは、これ等被介護人が必要な操作たとえば用
便、入浴、車イスへの乗り換え等が出来る場所に、ベッ
ドから極めて容易に移動せしめられるような装置を設け
たベッドを新たに開発することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この手段は介護用ベッド
に於いて、（イ）ベッドのマットを長さ方向に少なくと
も３分割して折りたたみが可能となし、（ロ）マットの
ほぼ中央部に被介護人の腰部を持ち上げるための突起部
を上下自在に設け、（ハ）ベッドの上部にガイドレール
を設け、トロリーとホイストを用いて、被介護人をつり
上げて所定の場所に移動せしめるようになすことにより
解決される。
に於いて、（イ）ベッドのマットを長さ方向に少なくと
も３分割して折りたたみが可能となし、（ロ）マットの
ほぼ中央部に被介護人の腰部を持ち上げるための突起部
を上下自在に設け、（ハ）ベッドの上部にガイドレール
を設け、トロリーとホイストを用いて、被介護人をつり
上げて所定の場所に移動せしめるようになすことにより
解決される。
【０００５】
【発明の作用】本発明のベッドについて図面を用いて説
明する。。図２に示す通り、先ず第１にそのマット部分
は３乃至４分割又はそれ以上に分割されている。たとえ
ば３分割（１−１）、（１−２）、及び（１−３）され
ており、且つその前後のほぼ中間点に上下自在に動く突
起部（腰部持ち上げ部）（２）が設けられている。但し
この突起部（２）は図２では上部に持ち上がった状態を
示している。またこの突起部（２）の両側にはガイド
（３）が設けられ、上下移動用機械（４）により、円滑
に突起部（２）が上下出来るようになっている。
明する。。図２に示す通り、先ず第１にそのマット部分
は３乃至４分割又はそれ以上に分割されている。たとえ
ば３分割（１−１）、（１−２）、及び（１−３）され
ており、且つその前後のほぼ中間点に上下自在に動く突
起部（腰部持ち上げ部）（２）が設けられている。但し
この突起部（２）は図２では上部に持ち上がった状態を
示している。またこの突起部（２）の両側にはガイド
（３）が設けられ、上下移動用機械（４）により、円滑
に突起部（２）が上下出来るようになっている。
【０００６】マットは分割された部分によって夫々折り
たたみ可能となっており、折りたたみ可能な部分の下に
用便用設備即ちトイレ（７）が設置されている。本発明
に於いては、ベッドの前端部と後端部にガイドレール
（５）、固定用支柱（６）を夫々設け、この固定用支柱
（６）のほぼ上部中央部にガイドレール（５）を固定す
る。このガイドレール（５）はベッド上に寝た切りの被
介護人を必要な場所に移動するための装置の一部であ
り、このガイドレール（５）には被介護人を固定して持
ち上げるための装置であるトロリー（８）及びホイスト
（９）が該トロリー（５）を介して、自由に移動出来る
ようになっている。このホイスト（９）には駕籠（１
０）が付設される。
たたみ可能となっており、折りたたみ可能な部分の下に
用便用設備即ちトイレ（７）が設置されている。本発明
に於いては、ベッドの前端部と後端部にガイドレール
（５）、固定用支柱（６）を夫々設け、この固定用支柱
（６）のほぼ上部中央部にガイドレール（５）を固定す
る。このガイドレール（５）はベッド上に寝た切りの被
介護人を必要な場所に移動するための装置の一部であ
り、このガイドレール（５）には被介護人を固定して持
ち上げるための装置であるトロリー（８）及びホイスト
（９）が該トロリー（５）を介して、自由に移動出来る
ようになっている。このホイスト（９）には駕籠（１
０）が付設される。
【０００７】本発明のベッドに於いてはベッドのマット
（１）上に被介護人が横たわっている場合を例にとって
説明すると、以下の通りである。被介護人がトイレに行
きたいときには、先ずベッドのマット（１）の中央部に
設けられた突起部（２）を適当高さ通常１０ｃｍ位まで
上部に突出させて、被介護人の腰部とマット（１）との
間に空間を設ける。この空間に患者を固定して持ち上げ
るための駕籠（１０）を構成する一部品たるベルト（１
１）を通し、被介護人をベルト（１１）で固定して、駕
籠（１０）に乗せる。この際、ホイスト（９）はトロリ
ー（８）を介して予め（自由にベッドの前後に移動出来
るので）、被介護人の上部に来るようにする。そしてホ
イスト（９）を上下に移動してベッドのマットから被介
護人を吊り上げる。一方マットは分割されているので、
その分割のマットを折りたたんで、そのマットの下に設
けたトイレ（７）上に被介護人を移動させ、ここで用便
を行う。
（１）上に被介護人が横たわっている場合を例にとって
説明すると、以下の通りである。被介護人がトイレに行
きたいときには、先ずベッドのマット（１）の中央部に
設けられた突起部（２）を適当高さ通常１０ｃｍ位まで
上部に突出させて、被介護人の腰部とマット（１）との
間に空間を設ける。この空間に患者を固定して持ち上げ
るための駕籠（１０）を構成する一部品たるベルト（１
１）を通し、被介護人をベルト（１１）で固定して、駕
籠（１０）に乗せる。この際、ホイスト（９）はトロリ
ー（８）を介して予め（自由にベッドの前後に移動出来
るので）、被介護人の上部に来るようにする。そしてホ
イスト（９）を上下に移動してベッドのマットから被介
護人を吊り上げる。一方マットは分割されているので、
その分割のマットを折りたたんで、そのマットの下に設
けたトイレ（７）上に被介護人を移動させ、ここで用便
を行う。
【０００８】用便が終了後は同様にして被介護人をもと
のようにマット上にもどす。本発明に於いて、ベッド本
体としては従来から通常使用されて来た各種のベッドが
使用出来る。ここで特に重要なのは、使用するマット
（１）を３乃至４分割していることである。この分割は
通常マット（１）の前後方向にほぼ等分に３乃至４分割
されているが、必ずしもいずれもが同じ長さにならなく
ても良い。マット（１）のほぼ中央部即ちマット上の被
介護人の腰部に相当する部分に適当な空間を設け、この
空間部に突起部（２）を設け、必要なときに上部に持ち
上げて被介護人の腰部をもちあげ、腰の下にベルトを挿
入出来るように、上下自在に移動出来るように設置す
る。この上下移動はガイド（３）を用いて上下移動用機
械（４）により行うが、この際の手段は上下に移動させ
うる手段であれば、いかなる手段でも良い。
のようにマット上にもどす。本発明に於いて、ベッド本
体としては従来から通常使用されて来た各種のベッドが
使用出来る。ここで特に重要なのは、使用するマット
（１）を３乃至４分割していることである。この分割は
通常マット（１）の前後方向にほぼ等分に３乃至４分割
されているが、必ずしもいずれもが同じ長さにならなく
ても良い。マット（１）のほぼ中央部即ちマット上の被
介護人の腰部に相当する部分に適当な空間を設け、この
空間部に突起部（２）を設け、必要なときに上部に持ち
上げて被介護人の腰部をもちあげ、腰の下にベルトを挿
入出来るように、上下自在に移動出来るように設置す
る。この上下移動はガイド（３）を用いて上下移動用機
械（４）により行うが、この際の手段は上下に移動させ
うる手段であれば、いかなる手段でも良い。
【０００９】突起部（２）はすでに説明した通り被介護
人の腰部をもちあげるためのものであり、原則的にはこ
の目的を達成出来るものであれば良く、図２に示す通
り、マット（１）を横断して設けても良く、また腰部に
当たる部分だけ突起部（２）を設けても勿論良い。
人の腰部をもちあげるためのものであり、原則的にはこ
の目的を達成出来るものであれば良く、図２に示す通
り、マット（１）を横断して設けても良く、また腰部に
当たる部分だけ突起部（２）を設けても勿論良い。
【００１０】また本発明に於いてはマット（１）は３乃
至４分割され、その分割部分で夫々折りたたみが可能に
なっていて、これ等を折りたたむことにより、その下に
設けたトイレ（７）が使用可能となる。この際使用する
マット（１）は従来から使用されてきたマットを分割し
て使用すれば良い。
至４分割され、その分割部分で夫々折りたたみが可能に
なっていて、これ等を折りたたむことにより、その下に
設けたトイレ（７）が使用可能となる。この際使用する
マット（１）は従来から使用されてきたマットを分割し
て使用すれば良い。
【００１１】用便をするためのトイレ（７）は水洗式で
も良く、また所謂「しびん」や「便器」等でも良いが、
やはり水洗式トイレが衛生上望ましい。このトイレ
（７）そのものも、通常使用されているトイレがそのま
ま適用出来、必要に応じ水道用及び排水用配管を行う。
このトイレ（７）は台車をつけたパネル等の上に載置し
て、このパネルを移動させることにより容易にマット
（１）の下部に設置出来る。そして場合によっては、マ
ット（１）の下からトイレ（７）を移動させても良い。
本発明に於いて、ガイドレール（５）を固定するために
支柱（６）をベッドの前端部と後端部に夫々設け、ベッ
ドの脚（１２）と適宜な手段たとえば脚（１２）に支柱
（６）の先端をはめ込んで固定する。この支柱（６）は
金属または硬質合成樹脂パイプが最も良く、特にステン
レスが好ましい。この支柱（６）の上部中央にガイドレ
ール（５）を固定し、両端にストッパーをとり付け、ホ
イスト（９）が移動して来ても、ここで止まるようにし
ておく。このガイドレール（５）を支柱（６）に固定す
る手段も特に制限されない。
も良く、また所謂「しびん」や「便器」等でも良いが、
やはり水洗式トイレが衛生上望ましい。このトイレ
（７）そのものも、通常使用されているトイレがそのま
ま適用出来、必要に応じ水道用及び排水用配管を行う。
このトイレ（７）は台車をつけたパネル等の上に載置し
て、このパネルを移動させることにより容易にマット
（１）の下部に設置出来る。そして場合によっては、マ
ット（１）の下からトイレ（７）を移動させても良い。
本発明に於いて、ガイドレール（５）を固定するために
支柱（６）をベッドの前端部と後端部に夫々設け、ベッ
ドの脚（１２）と適宜な手段たとえば脚（１２）に支柱
（６）の先端をはめ込んで固定する。この支柱（６）は
金属または硬質合成樹脂パイプが最も良く、特にステン
レスが好ましい。この支柱（６）の上部中央にガイドレ
ール（５）を固定し、両端にストッパーをとり付け、ホ
イスト（９）が移動して来ても、ここで止まるようにし
ておく。このガイドレール（５）を支柱（６）に固定す
る手段も特に制限されない。
【００１２】ホイスト（９）はその上部にトロリー
（８）があり、このトロリー（８）によってガイドレー
ル（５）上をホイスト（９）が自由になめらかに移動す
る。この際トロリー（８）とホイスト（９）の移動は電
気を用いて作動させるのが好ましいが、手動式でも良
い。ホイスト（９）の下端部には図５に示す如く、患者
を固定して持ち上げるための駕籠（１０）が付設され
る。この駕籠（１０）の構成部材のひとつとしてベルト
（１１）が用いられ、駕籠（１０）はベルト（１１）を
用いて、被介護人を固定して持ち上げられる形態のもの
ならなんでも良いが、たとえば図５では１本のたてバン
ドに足用ベルトを１本と、腰部用ベルトを２本固定した
バンドを２本、ホイスト（９）の両端部のつり部に固定
したものを示しているが、これに限定されるものではな
い。本発明に於ける駕籠（１０）とベルト（１）との関
係の一例を図６に示した。図６では、縦ベルト（２０）
２本を使用し、これの各々には横ベルト（２２）（２
３）及び（２４）が３本固定されており、これ等の先端
は別のハメ込み用ベルト（２５）、（２６）、（２７）
とワンタッチ金具（２８）で固定出来るようになってい
る。ハメ込み用ベルト（２５）、（２６）、（２７）は
被介護人の腰足等の下部に挿入され、横ベルト（２
２）、（２３）、（２４）の各々と、ワンタッチ金具
（２８）により駕籠を形成する。本発明のベッドには必
要に応じ安全のために、てすり（１５）がその四方のす
べてまたはいずれかに設けられる。このてすり（１５）
は必要に応じとりはずすことが出来るように設置されて
いる。本発明のベッドには、更にベッドの前端部に車イ
スをもって来て、ガイドレール（５）に沿ってトロリー
（８）を介して患者をホイスト（９）で車イス上に移動
させ、車イスに乗せることも出来る。
（８）があり、このトロリー（８）によってガイドレー
ル（５）上をホイスト（９）が自由になめらかに移動す
る。この際トロリー（８）とホイスト（９）の移動は電
気を用いて作動させるのが好ましいが、手動式でも良
い。ホイスト（９）の下端部には図５に示す如く、患者
を固定して持ち上げるための駕籠（１０）が付設され
る。この駕籠（１０）の構成部材のひとつとしてベルト
（１１）が用いられ、駕籠（１０）はベルト（１１）を
用いて、被介護人を固定して持ち上げられる形態のもの
ならなんでも良いが、たとえば図５では１本のたてバン
ドに足用ベルトを１本と、腰部用ベルトを２本固定した
バンドを２本、ホイスト（９）の両端部のつり部に固定
したものを示しているが、これに限定されるものではな
い。本発明に於ける駕籠（１０）とベルト（１）との関
係の一例を図６に示した。図６では、縦ベルト（２０）
２本を使用し、これの各々には横ベルト（２２）（２
３）及び（２４）が３本固定されており、これ等の先端
は別のハメ込み用ベルト（２５）、（２６）、（２７）
とワンタッチ金具（２８）で固定出来るようになってい
る。ハメ込み用ベルト（２５）、（２６）、（２７）は
被介護人の腰足等の下部に挿入され、横ベルト（２
２）、（２３）、（２４）の各々と、ワンタッチ金具
（２８）により駕籠を形成する。本発明のベッドには必
要に応じ安全のために、てすり（１５）がその四方のす
べてまたはいずれかに設けられる。このてすり（１５）
は必要に応じとりはずすことが出来るように設置されて
いる。本発明のベッドには、更にベッドの前端部に車イ
スをもって来て、ガイドレール（５）に沿ってトロリー
（８）を介して患者をホイスト（９）で車イス上に移動
させ、車イスに乗せることも出来る。
【００１３】加えて本発明ベッドでは図１に示す通り、
ベッドの後端部に入浴設備（１３）を設置することも出
来る。即ち入浴設備をキャスター付きの台車（１４）上
に載置し、これをキャスター付台車（１４）ごとベッド
後端部に配置する。この際入浴設備（１３）を設置する
ときにやはり支柱（６）を設けておき、この支柱（６）
にガイドレール（５）を延長して同様に固定する。この
際の支柱（６）にはその底にキャスターを付けておくと
良い。また支柱（６）を別途に台車（１３）上に設けて
も良い。ガイドレール（５）は支柱（６）と固定出来る
ように長めにしておくことが好ましい。被介護人を入浴
させるに際しては被介護人を同様にしてホイスト（９）
を用いてガイドレール（５）に沿ってトロリー（８）を
介して入浴設備（１３）上に移動させ、ホイスト（９）
を下げて、そのまま或いは必要に応じ駕籠（１０）から
被介護人をはずして入浴せしめる。この入浴設備（１
３）そのものは通常のものがいずれも使用出来、必要に
応じ水道、温水等をパイプを用いて連結し、また入浴バ
スには排水用配管を設け、オーバーフローした温水を排
水出来るようにしておくことが好ましい。
ベッドの後端部に入浴設備（１３）を設置することも出
来る。即ち入浴設備をキャスター付きの台車（１４）上
に載置し、これをキャスター付台車（１４）ごとベッド
後端部に配置する。この際入浴設備（１３）を設置する
ときにやはり支柱（６）を設けておき、この支柱（６）
にガイドレール（５）を延長して同様に固定する。この
際の支柱（６）にはその底にキャスターを付けておくと
良い。また支柱（６）を別途に台車（１３）上に設けて
も良い。ガイドレール（５）は支柱（６）と固定出来る
ように長めにしておくことが好ましい。被介護人を入浴
させるに際しては被介護人を同様にしてホイスト（９）
を用いてガイドレール（５）に沿ってトロリー（８）を
介して入浴設備（１３）上に移動させ、ホイスト（９）
を下げて、そのまま或いは必要に応じ駕籠（１０）から
被介護人をはずして入浴せしめる。この入浴設備（１
３）そのものは通常のものがいずれも使用出来、必要に
応じ水道、温水等をパイプを用いて連結し、また入浴バ
スには排水用配管を設け、オーバーフローした温水を排
水出来るようにしておくことが好ましい。
【００１４】また入浴中に蒸気が発生するので、この蒸
気が室内に拡散しないように入浴設備（１３）の周囲に
蒸気遮蔽用のシートを設けることが極めて望ましい。こ
のシートは通常合成樹脂製のシートが使用される。また
本発明に於いてはこのシートで遮蔽された空間に蒸気排
出用のダクトを設けることも出来る。またこのシートは
非透明のものを使用することにより、外部から入浴場所
が見えなくなり、被介護人が入浴し易くなる。
気が室内に拡散しないように入浴設備（１３）の周囲に
蒸気遮蔽用のシートを設けることが極めて望ましい。こ
のシートは通常合成樹脂製のシートが使用される。また
本発明に於いてはこのシートで遮蔽された空間に蒸気排
出用のダクトを設けることも出来る。またこのシートは
非透明のものを使用することにより、外部から入浴場所
が見えなくなり、被介護人が入浴し易くなる。
【００１５】本発明のベッドはこのように寝たきり老
人、自由に動くことの出来ない患者等の介護に極めて好
適なものであり、ガイドレール（５）に沿ってトロリー
（８）及びホイスト（９）を用いて患者をベッドより持
ち上げて必要な場所に移動せしめて、そのままの場所で
必要な操作たとえば用便、入浴、車イスへの乗り換え等
を極めて容易に行うことが出来るものである。
人、自由に動くことの出来ない患者等の介護に極めて好
適なものであり、ガイドレール（５）に沿ってトロリー
（８）及びホイスト（９）を用いて患者をベッドより持
ち上げて必要な場所に移動せしめて、そのままの場所で
必要な操作たとえば用便、入浴、車イスへの乗り換え等
を極めて容易に行うことが出来るものである。
【００１６】
【実施例】以下に実施例を示して本発明を更に詳しく説
明する。ベッド自体は通常の病院用ベッドを用い、マッ
トは４分割した。１つの分割マットのサイズは５０×１
２０×７ｃｍであった。分割したベッドをほぼ中央部に
巾１０ｃｍ程度の隙間を設けて配置し、この隙間に突起
部（２）を上下に移動可能に設置する。この突起部
（２）は角パイプで、１００×１２０×１００ｍｍに作
成し、上下に移動出来るようにした。
明する。ベッド自体は通常の病院用ベッドを用い、マッ
トは４分割した。１つの分割マットのサイズは５０×１
２０×７ｃｍであった。分割したベッドをほぼ中央部に
巾１０ｃｍ程度の隙間を設けて配置し、この隙間に突起
部（２）を上下に移動可能に設置する。この突起部
（２）は角パイプで、１００×１２０×１００ｍｍに作
成し、上下に移動出来るようにした。
【００１７】また支柱（６）はベッドの前端部と後端部
にベッドの脚（１２）の夫々に嵌合して固定する。この
際の支柱（６）の大きさは下から２ｍ、ベッドの脚は７
００ｍｍであり、ステンレスを用いて製作した。この際
支柱（６）の下部を更に長尺となして、その下にキャス
ターを設けた入浴装置用支柱を別途に作製した。この支
柱には下部にキャスターをつけ、その移動が簡単に出来
るようにした。この支柱は入浴設備を用いるときに使用
出来るように予め作製しておいた。
にベッドの脚（１２）の夫々に嵌合して固定する。この
際の支柱（６）の大きさは下から２ｍ、ベッドの脚は７
００ｍｍであり、ステンレスを用いて製作した。この際
支柱（６）の下部を更に長尺となして、その下にキャス
ターを設けた入浴装置用支柱を別途に作製した。この支
柱には下部にキャスターをつけ、その移動が簡単に出来
るようにした。この支柱は入浴設備を用いるときに使用
出来るように予め作製しておいた。
【００１８】ガイドレール（５）はステンレス製とし、
その大きさは巾７５ｍｍ、高さ１００ｍｍであり、前端
部支柱（６）及び後端部支柱（６）より夫々はみ出して
長めに固定する。トイレ（７）は市販の水洗便器を使用
した。排水は通常の汚水配管に接続した。入浴装置は１
０００×７００×８００ｍｍの大きさのバスを用い、水
道及び温水へ配管し、バスに湯が達するようにした。ま
たオーバーフローにより排水が出来るようにバスに排水
用排水口を設けた。
その大きさは巾７５ｍｍ、高さ１００ｍｍであり、前端
部支柱（６）及び後端部支柱（６）より夫々はみ出して
長めに固定する。トイレ（７）は市販の水洗便器を使用
した。排水は通常の汚水配管に接続した。入浴装置は１
０００×７００×８００ｍｍの大きさのバスを用い、水
道及び温水へ配管し、バスに湯が達するようにした。ま
たオーバーフローにより排水が出来るようにバスに排水
用排水口を設けた。
【００１９】
【図１】図１は本発明ベッドの概略説明図である。
【図２】図２は本発明ベッドに於いて用いる３分割され
たマット及び腰部持ち上げ用突起部の説明図である。
たマット及び腰部持ち上げ用突起部の説明図である。
【図３】図３は本発明に於いてベッドに支柱（６）を設
け、この支柱（６）にガイドレール（５）を固定し、ガ
イドレール（５）に沿って、トロリー（８）とホイスト
（９）とを設置する関係を説明するための図面である。
け、この支柱（６）にガイドレール（５）を固定し、ガ
イドレール（５）に沿って、トロリー（８）とホイスト
（９）とを設置する関係を説明するための図面である。
【図４】図４はガイドレール（５）にトロリー（８）を
介して、ホイスト（９）を固定する手段を説明するため
の図面である。
介して、ホイスト（９）を固定する手段を説明するため
の図面である。
【図５】図５は患者を固定して持ち上げる際に使用され
る駕籠（ベルト）の一例を示した説明図である。
る駕籠（ベルト）の一例を示した説明図である。
【図６】図６は本発明で使用するベルトの一例の説明図
である。
である。
１： マット
２： 突起部
３： ガイド
４： 上下移動機械
５： ガイドレール
６： 支柱
７： トイレ
８： トロリー
９： ホイスト６
１０：籠
１１：ベルト
１２：ベッドの脚
１３：入浴設備お
１４：台車
２０：縦ベルト
２２：横ベルト
─────────────────────────────────────────────────────
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(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｂ６６Ｃ 19/00 Ａ６１Ｇ 7/04
Ｆターム(参考） 2D032 DA00
3F004 EA40 LA08
4C040 AA08 AA11 AA13 AA29 BB01
BB06 CC10 EE04 EE05 FF03
GG16 GG19 HH01 JJ01 JJ06
4C094 AA01 BA24 BA26 BB09 BC02
BC05 DD14 GG02
Claims (11)
- 【請求項１】介護用ベッドに於いて、（イ）ベッドのマ
ットを長さ方向に少なくとも３分割して折りたたみが可
能となし、（ロ）マットのほぼ中央部に被介護人の腰部
を持ち上げるための突起部を上下自在に設け、（ハ）ベ
ッドの上部にトロリー用ガイドレールをとりつけて、ト
ロリーとホイストを用いて被介護人をつり上げて所定の
場所に移動せしめるようになしたことを特徴とする介護
用ベッド。 - 【請求項２】請求項１のベッドの後端部に更に入浴設備
を配置し、ガイドレールを該入浴設備の上部まで延長し
て、被介護人をトロリーとホイストを用いて入浴設備上
部に移動せしめうるようになした介護用ベッド。 - 【請求項３】上記所定の場所とは用便のための場所、入
浴のための場所及び車イス乗り換え用のための場所であ
る請求項１に記載の介護用ベッド。 - 【請求項４】マットを分割して折りたたみ可能となした
マットの下部に、便器を配置した請求項１または２に記
載の介護用ベッド。 - 【請求項５】入浴設備の周囲に蒸気遮断用のシートを設
け、更に必要に応じこのシートで囲まれた空間の一部か
ら、蒸気を排出出来るようになした請求項２に記載の介
護用ベッド。 - 【請求項６】被介護人をつり上げて移動するための設備
が、両端につり部を有するホイストであって、且つこの
つり部に被介護人の足と腰部を夫々固定するためのベル
トを接続し、駕籠を付設したものである請求項１または
２に記載の介護用ベッド。 - 【請求項７】トロリーホイスト及び被介護人を移動させ
るための駕籠を有する請求項１または２に記載の介護用
ベッド。 - 【請求項８】駕籠のベルトを被介護人の背中ないし腰部
及び足部に取り付け容易になし、駕籠を組み立て、被介
護人の上下移動をホイストで行い、且つトロリーで必要
な場所に移動させるようになした請求項１または２に記
載の介護用ベッド。 - 【請求項９】所定の場所に被介護人を移動させる装置が
ガイドレール、トロリー、ホイストハンガー、被介護人
を移動させるための駕籠からなる請求項１または２に記
載の介護用ベッド。 - 【請求項１０】駕籠はワンタッチ金具により３分割出来
るものである請求項１または２に記載の介護用ベッド。 - 【請求項１１】駕籠はワンタッチ金具により３分割出来
るものであって、ベルト３本、三角おび２本から成るも
のである請求項１または２に記載の介護用ベット。 【０００１】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001216273A JP2003024395A (ja) | 2001-07-17 | 2001-07-17 | 介護用ベッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001216273A JP2003024395A (ja) | 2001-07-17 | 2001-07-17 | 介護用ベッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003024395A true JP2003024395A (ja) | 2003-01-28 |
Family
ID=19050773
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001216273A Pending JP2003024395A (ja) | 2001-07-17 | 2001-07-17 | 介護用ベッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003024395A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010012203A (ja) * | 2008-07-07 | 2010-01-21 | Keiji Nagao | クレーン付き介護ベット |
| CN111568143A (zh) * | 2020-05-29 | 2020-08-25 | 浙江工业大学 | 一种辅助老人穿脱裤的装置 |
| CN114617721A (zh) * | 2022-02-17 | 2022-06-14 | 张进营 | 医疗护理设施 |
-
2001
- 2001-07-17 JP JP2001216273A patent/JP2003024395A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010012203A (ja) * | 2008-07-07 | 2010-01-21 | Keiji Nagao | クレーン付き介護ベット |
| CN111568143A (zh) * | 2020-05-29 | 2020-08-25 | 浙江工业大学 | 一种辅助老人穿脱裤的装置 |
| CN111568143B (zh) * | 2020-05-29 | 2024-06-11 | 浙江工业大学 | 一种辅助老人穿脱裤的装置 |
| CN114617721A (zh) * | 2022-02-17 | 2022-06-14 | 张进营 | 医疗护理设施 |
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