JP2004040912A - 電動アクチュエータシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リセット判定回路240から発せられるリセット信号によりモータ制御部220が停止したときにモータ停止回路212を作動させる。これにより、オーバラン角度を小さくすることができるので、モータ制御部220が停止した時の回転角度とモータ制御部220が再起動した時の回転角度との差異を小さくすることができる。したがって、初期位置設定の回数を低減することができるので、ストッパ5a及びアクチュエータ100の大型化及び製造原価上昇を抑制できる。
【選択図】 図7
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動アクチュエータシステムに関するもので、車両用空調装置のエアミックスドアやモード切替ドア等の可動部材を駆動する電動アクチュエータに適用して有効である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
電動アクチュエータシステムとして出願人は、電動モータの回転角度に応じて発生するパルス信号に基づいて電動モータの回転角を制御するパルス式エンコーダを利用したアクチュエータシステムの発明(特願2001−156032)を既に出願している。
【0003】
ところで、電動モータに駆動電流を供給するモータ駆動回部は、中央演算装置(CPU)内のソフトウェア等からなるモータ制御部からの制御信号を受けて作動するが、上記出願に基づいて発明者等が試作検討した電動アクチュエータシステムでは、モータ制御部に供給される電圧が所定電圧以下となったときにモータ制御部を停止させ、その後、モータ制御部に供給される電圧が所定以上となったときにモータ制御部を再起動させるリセット回路を新たに設けている。
【0004】
しかし、リセット回路が作動してモータ制御部が停止しても、電動モータのロータが有している慣性モーメント(イナーシャ)により電動モータは暫くの間は回転し続ける。
【0005】
また、モータ制御部が停止した時から電動モータが実際に停止するまでの間は、パルス数を数えることができないため、この間のオーバラン量が多いときには、モータ制御部が停止してからモータ制御部が再起動するまでの間に、どれだけ電動モータが回転したかを検出することができない。
【0006】
なお、オーバラン量が所定の範囲内のときは、オーバランが開始された時、つまりモータ制御部が停止した時のパルスの状態からオーバラン後、つまり電動モータが実際に停止した後のパルスの状態を読みとってどれだけオーバランしたかを演算できるが、
このため、モータ制御部が停止した時の回転角度とモータ制御部が再起動した時の回転角度とが大きく相違すると、電動アクチュエータの回転角度を正確に制御することができない。
【0007】
このとき、パルス信号に基づいて電動モータの回転角度を検出する手法は、抵抗式のポテンショメータと異なり絶対回転角度を検出することはできず、基準位置からのずれ量(相対回転角度)に基づいて回転角度を検出するため、モータ制御部が停止してからモータ制御部が再起動するまでの間に、どれだけ電動モータが回転したかを検出することができないと、現在位置を検出することができない。
【0008】
これに対しては、再起動毎に、ストッパ等の機械的な規制手段に衝突するまで電動アクチュエータを作動させて原点位置を確認し(以下、この行為を初期位置設定と呼ぶ。)、再起動後は、初期位置設定により求められた初期位置を作動原点として電動アクチュエータを制御する手法がある。
【0009】
しかし、初期位置設定時には、ストッパ及び電動アクチュエータに衝突力が作用するので、再起動毎に初期位置設定を行うと、ストッパ及び電動アクチュエータに頻繁に衝突力が作用することとなる。
【0010】
このため、ストッパ及び電動アクチュエータ等の機械的強度を増大させる必要性があるため、ストッパ及び電動アクチュエータ等の大型化及び製造原価上昇を招いてしまう。
【0011】
本発明は、上記点に鑑み、第1には、従来と異なる新規な電動アクチュエータシステムを提供し、第2には、モータ制御部が停止してからモータ制御部が再起動するまでの電動モータの回転角度、つまりオーバラン角度を小さくし、第3には、初期設定を行う回数を低減することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、電動モータ(110)と、電動モータ(110)の回転角度に応じて発生するパルス信号に基づいて出力軸(127)の回転角度を検出する回転角度検出手段(230)と、回転角度検出手段(230)が検出した回転角度に基づいて電動モータ(110)の作動を制御するモータ制御部(220)と、モータ制御部(220)に供給される電圧が所定電圧以下となったときにモータ制御部(220)を停止させ、その後、モータ制御部(220)に供給される電圧が所定以上となったときにモータ制御部(220)を再起動させるリセット手段(240)と、モータ制御部(220)から指令信号に基づいて電動モータ(110)を駆動させる駆動電流を電動モータ(110)に通電するモータ駆動回部(211)と、モータ制御部(220)から指令信号に基づいて電動モータ(110)を停止させるために電動モータ(110)に電気制動をかけるモータ停止回路(212)と、リセット手段(240)によりモータ制御部(220)が停止したときに、モータ停止回路(212)を作動させるリセット時制動手段(250)とを有することを特徴とする。
【0013】
これにより、電気制動をかけてオーバラン角度を小さくすることができるので、モータ制御部(220)が停止した時の回転角度とモータ制御部(220)が再起動した時の回転角度との差異を小さくすることができ、モータ制御部(220)が停止してからモータ制御部(220)が再起動するまでの間にどれだけ電動モータ(110)が回転したかを把握できる。
【0014】
したがって、この場合には、初期位置設定を行わなくてもよいので、初期位置設定回数が減少し、電動アクチュエータの大型化及び製造原価上昇を抑制することが可能となる。
【0015】
請求項2に記載の発明では、リセット手段(240)によりモータ制御部(220)が再起動させられた時のパルス信号に基づいて、回転角度検出手段(230)が保持している回転角度に関する情報を修正することを特徴とする。
【0016】
これにより、再起動以後の電動アクチュエータの制御精度を高めることができる。
【0017】
このとき、請求項3に記載の発明のごとく、モータ制御部(220)が再起動した時から所定時間はモータ制御部(220)からの指令信号によりモータ停止回路(212)を作動させることが望ましい。
【0018】
請求項4に記載の発明では、モータ制御部(220)は、モータ停止回路(212)に接続された2本の信号ラインそれぞれにHi又はLoの信号を発信することによりモータ停止回路(212)を制御し、モータ停止回路(212)は、2本の信号ラインそれぞれにHi信号が流れたときに作動し、さらに、リセット時制動手段(250)は、2本の信号ラインそれぞれにHi信号を流することを特徴とするものである。
【0019】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明に係る電動アクチュエータシステムを車両用空調装置のエアミックスドアの駆動装置に適用したものである。
【0021】
ここで、エアミックスドア1とは、図1は車両用空調装置において、エンジン2の冷却水を熱源として室内に吹き出す空気を加熱するヒータコア3を迂回して流れる風量を調節することにより室内に吹き出す空気の温度を調節するものである。
【0022】
なお、ヒータコア3及び蒸発器4等の熱交換器やエアミックスドア1等は樹脂製の空調ケーシング5内に収納されており、アクチュエータ100は、空調ケーシング5にネジ等の締結手段により固定されている。
【0023】
次に、アクチュエータ100について述べる。
【0024】
図2はアクチュエータ100の外観図であり、図3はアクチュエータ100の構成図である。そして、図3中、直流モータ110は車両に搭載されたバッテリ(図示せず)から電力を得て回転するものであり、減速機構120はモータ110から入力された回転力を減速してエアミックスドア1に向けて出力する変速機構である。なお、以下、直流モータ110及び減速機構120等の回転駆動する機構部を駆動部130と呼ぶ。
【0025】
因みに、減速機構120は、モータ110の出力軸111に圧入されたウォーム121、このウォーム121と噛み合うウォームホィール122、及び複数枚の平歯車123、124からなる歯車列であり、出力側に位置する最終段歯車(出力側歯車)126には、出力軸127が設けられている。
【0026】
なお、ケーシング140は駆動部130を収納するととともに、後述するブラシ(電気接点)155〜157が固定されたケーシングである。
【0027】
ところで、減速機構120のうち、直流モータ110により直接駆動される入力歯車(ウォーム121)より出力側(出力軸127)には、図3〜6(特に、図6参照)に示すように、パルスパターンプレート(以下、パターンプレートと呼ぶ。)153が設けられており、このパターンプレート153は、円周方向に交互に並んだ導電部151a、152a及び非導電部151b、152bからなる第1、2パルスパターン151、152が設けられたもので、出力軸127と一体的に回転する。
【0028】
このとき、導電部151a、152aの円周角α1、α2及び非導電部151b、152bの円周角β1、β2を互いに等しくするとともに、第1パルスパターン151の位相を第2パルスパターン152の位相に対して円周角α1、α2(=円周角β1、β2)の略1/2ずらしている。
【0029】
なお、第1、2パルスパターン151、152は電気的に繋がっており、第1、2パルスパターン151、152は、両パルスパターン151、152より内周側に設けられたコモンパターン(共通導電部パターン)154と電気的に繋がって、後述するブラシ157を介してバッテリ(図示せず。)の負極側に電気的に繋がっている。
【0030】
一方、ケーシング140側には、樹脂一体成形によりバッテリの正極側に接続された銅系導電材料製の第1〜3ブラシ(電気接点)155〜157が固定されており、第1ブラシ155は第1パルスパターン151に接触し、第2ブラシ156は第2パルスパターン152に接触し、第3ブラシ157はコモンパターン154に接触するように構成されている。
【0031】
なお、本実施形態では、第1〜3ブラシ155〜157とパターンプレート153との接点を2点以上(本実施形態では、4点)とすることにより、第1〜3ブラシ155〜157と導電部151a、152a(コモンパターン154を含む。)との電気接続を確実なものとしている。
【0032】
また、図2に示すように、出力軸127には、エアミックスドア1を揺動させるリンクレバー160が圧入固定されているとともに、空調ケーシング5には、リンクレバー160を衝突させるためのストッパ5aが設けられている。
【0033】
また、図7はアクチュエータ100の電気制御部200を示す模式図であり、モータ駆動部210は、モータ制御部220から指令信号に基づいて直流モータ110を駆動させる駆動電流を直流モータ110に通電するモータ駆動回部211、及びモータ制御部220から指令信号に基づいて直流モータ110を停止させる制動電流を直流モータ110に通電するモータ停止回路212からなるものである。
【0034】
モータ制御部220は、モータ駆動回部211及びモータ停止回路212、つまりモータ駆動部210に接続された2本の信号ラインそれぞれにHi又はLoの信号を発信することによりモータ駆動部210を制御し、モータ停止回路212は、2本の信号ラインそれぞれにHi信号が流れたときに作動する。
【0035】
また、回転角度検出器230は、パターンプレート153で発生するパルス信号に基づいて出力軸127の回転角及び回転の向きを検出するパルスエンコーダ式の回転角度検出手段であり、記憶回路260はEEPROM等の入力された情報を電力の供給を受けることなく各種制御情報を記憶保持する記憶装置である。
【0036】
リセット判定回路240は、図8に示すように、モータ制御部220に供給される電圧が所定電圧以下となったときにリセット信号を発してモータ制御部220を停止させ、その後、モータ制御部220に供給される電圧が所定以上となったときにリセット信号を停止してモータ制御部220を再起動させるリセット手段である。
【0037】
また、図7中、プルアップ抵抗250は、リセット判定回路240から発せられるリセット信号によりモータ制御部220が停止したときに、2本の信号ラインそれぞれにHi信号を流してモータ停止回路212を作動させるリセット時制動手段である。
【0038】
因みに、プルアップ抵抗250は、モータ制御部220及び回転角度検出器230等からなるマイクロコンピュータが停止したときのマイクロコンピュータのインピーダンスより小さな値に設定された電気抵抗である。このため、マイクロコンピュータが停止すると、プルアップ抵抗250からモータ制御部220にはHi信号が流れる。
【0039】
次に、アクチュエータ100の概略作動を述べる。
【0040】
直流モータ110が回転して出力軸127(パターンプレート153)が回転すると、第1、2ブラシ155、156と導電部151a、152aとが接触する通電(ON)状態、及び第1、2ブラシ155、156と非導電部151b、152bとが接触する非通電(OFF)状態が相互に周期的に発生する。
【0041】
したがって、第1、2ブラシ155、156には、図9に示すように、直流モータ110が所定角度回転する毎にパルス信号が発生するので、このパルス信号を回転角度検出器230にて数えることにより出力軸127の回転角度を検出することができる。
【0042】
なお、上述の説明から明らかなように、本実施形態では、第1、2ブラシ155、156とパターンプレート153とにより出力軸127が所定角度回転する毎にパルス信号を発するパルス発生器158を構成している。
【0043】
また、第1パルスパターン151の位相と第2パルスパターン152の位相とがずれているため、パルス発生器158では、第1パルスパターン151と第1ブラシ155とにより発生するパルス信号(以下、このパルス信号をA相パルスと呼ぶ。)と、第2パルスパターン152と第2ブラシ156とにより発生するA相パルス対して位相のずれたパルス信号(以下、このパルス信号をB相パルスと呼ぶ。)とが発生する。
【0044】
このため、本実施形態では、A相パルス及びB相パルスのうちいずれの信号が先に回転角度検出器230に入力されるかによって、直流モータ110(出力軸127)の回転方向を検出している。
【0045】
また、直流モータ110の回転量、つまり出力軸127の回転量を制御するに当たっては、リンクレバー160をストッパ5aに衝突させて直流モータ110の回転を機械的に停止させた位置を原点位置として記憶し、その後は、バッテリが外れた場合及びパルス信号に異常が発生した場合を除き、原点位置から2パルスずれた位置を作動基準として直流モータ110を制御する。
【0046】
以下、リンクレバー160をストッパ5aに衝突させて直流モータ110の回転を機械的に停止させた位置を原点位置として記憶し、その原点位置からずれた作動基準を設定する行為を「初期位置設定」と呼ぶ。因み、本実施形態では、パルス信号の変化が停止したときに、リンクレバー160がストッパ5aに衝突したものと判定する。
【0047】
次に、本実施形態の特徴的作動及びその効果を述べる。
【0048】
本実施形態によれば、リセット判定回路240から発せられるリセット信号によりモータ制御部220が停止したときにモータ停止回路212を作動させて直流モータ110の電機子を短絡させて電気制動をかけるので、オーバラン角度を小さくすることができる。
【0049】
したがって、モータ制御部220が停止した時の回転角度とモータ制御部220が再起動した時の回転角度との差異を小さくすることができ、パルス信号検知回路を介してCPUはアクチュエータ100の位置を確認できるので、初期位置設定の回数を低減することができる。延いては、ストッパ5a及びアクチュエータ100の大型化及び製造原価上昇を抑制できる。
【0050】
なお、上記説明からも明らかなように、モータ停止回路212は、プルアップ抵抗250からHi信号から流れてきたときに、少なくとも3パルス以内で直流モータ110が停止するような制動力を発生させる必要がある。
【0051】
また、オーバラン角度を小さくすることができるものの、オーバラン角度を0°とすることは困難であるので、本実施形態では、図8に示すように、リセット判定回路240によりモータ制御部220が停止した時のパルス信号及びパルス数(作動基準から相対回転量)を記憶回路260又はRAMに記憶し、この記憶したパルス信号及びパルス数、及びモータ制御部220が再起動した時のパルス信号に基づいて、回転角度検出器230が保持している回転角度に関する情報を修正してアクチュエータ100の制御精度を高めている。
【0052】
なお、本実施形態では、モータ制御部220が再起動した時から所定時間(例えば、50ミリ秒)はモータ制御部220からの指令信号によりモータ停止回路212を作動させて再起動した時のパルス信号を正確に検出している。
【0053】
(第2実施形態)
本実施形態は、図10に示すように、複数個のアクチュエータ100及び制御装置をデータ通信によるネットワークで繋ぎ、電気配線の本数を減少させた電動アクチュエータシステムに本発明を適用したものである。
【0054】
なお、通信ラインには、所定のプロトコルで定められた手順に従って各アクチュエータ100を制御するためのデータ信号及びパルス数に関するデータ信号がCPUと各アクチュエータ100との間で授受されており、各アクチュエータ100は通信ラインを介して送信されるデータ信号に基づいて作動する。
【0055】
そして、ワイヤハーネスW/Hには電源VCC線と通信ラインとGND線があり、コネクタ101内には通信用集積回路、モータ駆動回路及びパルス検知回路等が内蔵されている。
【0056】
また、図11は電源VCCの状態、通信ラインの中の電圧状態、通信用集積回路の作動状態を示すに示すタイムチャートであり、電源が立ち上がり、通信用集積回路が作動する。リセット信号が入力され、CPUがリセット状態となると、通信回路22aより通信ラインにHi信号を出す。コネクタ101の通信用集積回路は、通信ラインのHi信号が所定時間続くと(▲1▼の期間)、CPUに異常があったと判断してモータに発電ブレーキを作用させてモータを停止させる。
【0057】
その後、CPUが復旧し、各アクチュエータ100に対応するフレーム信号が来ると、通信用集積回路はCPU又はモータ制御部が通常作動していると判断するとともにアクチュエータ100内のパルス式エンコーダの状態を読み込んで、どれだけモータ停止時にオーバランしたかを把握する。
【0058】
フレーム信号が無くなり、再び通信ラインのハイ信号が所定時間続くと(▲2▼の期間)、CPUに異常があったと判断して電気制動を直流モータ110に作用させて直流モータ110を停止させる。
【0059】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、リンクレバー160をストッパ5aに衝突させて直流モータ110の回転を機械的に停止させた位置を原点位置として記憶し、その後は、原点位置からずれた位置を作動基準として直流モータ110を制御したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば原点位置を作動基準としてもよい。
【0060】
また、上述の実施形態では、モータ制御部220が再起動した時から所定時間はモータ制御部220からの指令信号によりモータ停止回路212を作動させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、モータ制御部220によるモータ停止回路212の作動を廃止しもよい。
【0061】
また、上述の実施形態では、車両用空調装置に本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されるものではない。
【0062】
また、上述の実施形態では、摺動接点方式の位置検出装置を例に本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、光学式のエンコーダ等のその他の位置検出装置にも適用することができる。
【0063】
上述の実施形態では、出力軸127にパルス発生器158を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばパルス発生器158(パルスプレート153)用にさらに減速した回転部を設けパルス信号を発生させてもよい。
【0064】
また、上述の実施形態では、プリント基板にてパターンプレート153を構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば減速機120を構成する歯車に直接導電部材をメッキする、又は金属板をプレス成形する等してパターンプレート153を構成してもよい。
【0065】
また、上述の実施形態では、両パルスパターン151、152より内周側に設けられたコモンパターン(共通導電部パターン)154を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、両パルスパターン151、152より外周側にコモンパターン154を設ける、又は両パルスパターン151、152間にコモンパターン154を設ける等してもよい。
【0066】
また、プルアップ抵抗250からHi信号から流れてきたときに、少なくとも2パルス以内で直流モータ110を停止させて、減速ギアのバックラッシュによるがた分のずれを1パルス分で検出できるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空調装置の模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る電動アクチュエータの外観図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る電動アクチュエータの模式図である。
【図4】(a)は本発明の第1実施形態に係るパルスプレートの正面図であり、(b)は(a)の側面図である。
【図5】図3のA−A断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係るパルスプレートの拡大図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る電動アクチュエータの制御回路を示す模式図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係る電動アクチュエータ制御の説明図である。
【図9】本発明の第1実施形態に係る電動アクチュエータのパルス信号チャートである。
【図10】本発明の第2実施形態に係る電動アクチュエータシステムの模式図である。
【図11】本発明の第2実施形態に係る電動アクチュエータシステムの作動を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
200…電気制御回路、210…モータ駆動部、211…モータ駆動回部、
212…モータ停止回路、220…モータ制御部、
240…リセット判定回路、250…プルアップ抵抗。
Claims (4)
- 電動モータ(110)と、
前記電動モータ(110)の回転角度に応じて発生するパルス信号に基づいて前記出力軸(127)の回転角度を検出する回転角度検出手段(230)と、
前記回転角度検出手段(230)が検出した回転角度に基づいて前記電動モータ(110)の作動を制御するモータ制御部(220)と、
前記モータ制御部(220)に供給される電圧が所定電圧以下となったときに前記モータ制御部(220)を停止させ、その後、前記モータ制御部(220)に供給される電圧が所定以上となったときに前記モータ制御部(220)を再起動させるリセット手段(240)と、
前記モータ制御部(220)から指令信号に基づいて前記電動モータ(110)を駆動させる駆動電流を前記電動モータ(110)に通電するモータ駆動回部(211)と、
前記モータ制御部(220)から指令信号に基づいて前記電動モータ(110)を停止させるために前記電動モータ(110)に電気制動をかけるモータ停止回路(212)と、
前記リセット手段(240)により前記モータ制御部(220)が停止したときに、前記モータ停止回路(212)を作動させるリセット時制動手段(250)とを有することを特徴とする電動アクチュエータシステム。 - 前記リセット手段(240)により前記モータ制御部(220)が再起動させられた時のパルス信号に基づいて、前記回転角度検出手段(230)が保持している回転角度に関する情報を修正することを特徴とする請求項1に記載の電動アクチュエータシステム。
- 前記モータ制御部(220)が再起動した時から所定時間は前記モータ制御部(220)からの指令信号により前記モータ停止回路(212)を作動させることを特徴とする請求項2に記載の電動アクチュエータシステム。
- 前記モータ制御部(220)は、前記モータ停止回路(212)に接続された2本の信号ラインそれぞれにHi又はLoの信号を発信することにより前記モータ停止回路(212)を制御し、
前記モータ停止回路(212)は、2本の信号ラインそれぞれにHi信号が流れたときに作動し、
さらに、前記リセット時制動手段(250)は、2本の信号ラインそれぞれにHi信号を流することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電動アクチュエータシステム。
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