JP2004037406A - 車両用シートの荷重検出構造 - Google Patents

車両用シートの荷重検出構造 Download PDF

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Abstract

【目的】その薄型化を可能とする。
【構成】起歪板30の固定部30bに上下一対の補剛プレート34が一体的に固定され、固定ピン36によって、この固定部にシート側部材(ロアレール)26が固定されている。そして、起歪板30のその他端部30cが、その上下いずれかの面に対するヒンジプレート42の一体的な固定のもとで、水平支軸38を介して床体側レッグ部材26に枢支される支持部として規定され、水平支軸の挿通される挿通孔40が、この支持部とヒンジプレートとの間の部分的な中空部として、各部材の略U字曲げのもとで形成されている。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、シートの前後方向に延びる長手形状の起歪板によってシートからの荷重を受動し、この起歪板の歪曲量を歪みゲージで検出することによってシートへの入力荷重を計測可能とする荷重検出装置をシートの下部位置に備えてなる車両用シートの荷重検出構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の安全保護装置として知られるエアバッグの安全性能をより高める手法として、たとえば、着座者の種別(大人か子供か等)に合わせた展開制御をはかることが知られている。
【0003】
このような着座者の種別の判別は、通常、着座者の体重(入力荷重)を検出、測定することによって行われ、そのための荷重検出装置として、シートヘの入力荷重の伝達される起歪板の歪曲量を歪みゲージ等で検出する構成、たとえば特開平11−304579号公報等に開示の構成が提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、この種の荷重検出装置を備えた荷重検出構造においては、起歪板による荷重の受動が要求されることから、通常は、シートの下部位置に配設される。しかしながら、シートの下部位置には、通常、シートを前後方向にスライド可能に支持するシートスライド装置等が配設されるため、この荷重検出構造自体が大型化すると、シート高さの増大化、ひいてはヒップポイントの高位置化等を招く虞れも否定できないことから、この荷重検出構造に対しては、その薄型化が望まれるところである。
【0005】
また、荷重検出装置の起歪板は、シートへの荷重を直接的に受動する構成であるため、緊急時等の過大な荷重も、この起歪板に入力される。しかしながら、起歪板に対する過大荷重の入力は、この起歪板を過剰に歪曲させることに繋がり、この過剰な歪曲自体、起歪板の安全性を損なう原因となり得るため、このような起歪板に対する過大荷重の入力を適切に防止することも望まれる。
【0006】
しかし、従来において採用されているその規制手段の多くは、ボルトやブラケット等を利用した大型のものであるため、この規制手段を設けること自体が、荷重検出構造の大型化を伴う原因ともなり得ていた。そして、ボルトやブラケット等の専用部材を必要としていたため、部品点数の増大化、および構成の複雑化等を伴うことも避けられない。
【0007】
この発明は、その薄型化を可能とする車両用シートの荷重検出構造の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に示すこの発明の車両用シートの荷重検出構造においては、起歪板の、歪みゲージの配設される所定長の易歪部を挟んだ各端部のうちの一端部に、上下一対の補剛プレートが一体的に固定され、この補剛プレートによる補剛のもとで、この一端部が、固定ピンによってシート側部材の固定される固定部として規定されている。そして、起歪板のこの一端部に対する他端部が、その上下いずれかの面に対するヒンジプレートの一体的な固定のもとで、水平支軸を介して床体側レッグ部材に枢支される支持部として規定され、水平支軸の挿通される挿通孔が、この支持部とヒンジプレートとの間の部分的な中空部として、各部材の略U字曲げのもとで形成されている。
【0009】
また、この発明の請求項2においては、荷重検出範囲を越える起歪板の過剰な歪曲を起歪板の固定部に対するその係合のもとで阻止可能とする下降時ストッパと上昇時ストッパとが、その左右対向壁の部分的な切り起こしとして、起歪板の固定部との間に所定のストッパクリアランスをそれぞれ介する位置で、床体側レッグ部材の左右対向壁にそれぞれ設けられたものとして具体化されている。
【0010】
そして、この発明の請求項3によれば、起歪板の、歪みゲージの配設される所定長の易歪部を挟んだ一端部に、上下一対の補剛プレートが一体的に固定され、この補剛プレートによる補剛のもとで、この一端部が、固定ピンによってシート側部材の固定される固定部として規定されるとともに、起歪板の一端部に対する他端部が、水平支軸の挿通される挿通孔を有したヒンジプレートの一体的な固定のもとで、水平支軸を介して床体側レッグ部材に枢支される支持部として規定されている。さらに、荷重検出範囲を越える起歪板の過剰な歪曲を起歪板の固定部に対するその係合のもとで阻止可能とする下降時ストッパと上昇時ストッパとが、その左右対向壁の部分的な切り起こしとして、起歪板の固定部との間に所定のストッパクリアランスを介する位置で、床体側レッグ部材の左右対向壁にそれぞれ設けられている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0012】
図1、図2に示すように、この発明に係る車両用シートの荷重検出構造10においては、荷重検出装置12が、シート14からの荷重を受動可能に、このシートの下部位置に備えられている。
【0013】
図2に示すように、この発明の実施の形態においては、シートスライド装置16をシートクッション18の下部の左右離間位置に備えてなる、いわゆるスライドシートを、荷重検出装置12の設けられるシート(車両用シート)14として例示する。そして、図1、および図2に示すように、このシートスライド装置16のロアレール20を、シート14からの荷重を荷重検出装置12に伝達するシート側部材として、この実施の形態においては具体化する。
【0014】
シートスライド装置16は、従来のものと同様に、シートクッション18と一体的なアッパレール22を、ロアレール(シート側部材)20に対し、スチールボール、およびローラ等の転動子(図示しない)を介してスライド可能に組み付けることにより形成されている(図2参照)。そして、この発明においては、シート側部材となるロアレール20からの入力荷重、たとえば着座者からの入力荷重を受動可能に、荷重検出装置12が、床体24に固定されたレッグ部材26とロアレールとの間に略架設状に配置、介在されている(図1参照)。
【0015】
なお、図1に示すように、レッグ部材(床体側レッグ部材)26は、たとえば、断面略上向きコ字形状のレール状体として具体化され、図2に示すように、この実施の形態においては、その前後に設けられた一対の取付片28−f,28−rにより、床体24に対するレッグ部材の固定が行われている。
【0016】
このレッグ部材26は、シートスライド装置16に対応して、シート12の左右離間位置にそれぞれ並置されている。そして、図2に示すように、この発明においては、その荷重検出装置12が、ロアレール20(あるいはレッグ部材26)の前部、後部にそれぞれ配設されることから、シートクッション下部における前後、左右の合計4ヶ所において、この発明の荷重検出構造10がそれぞれ構成されることになる。
【0017】
ここで、図1に加えて図3を見るとわかるように、この発明における荷重検出手段12は、シート14からの荷重を受動可能に配された起歪板30と、この起歪板の歪み量を検出可能とする歪みゲージ32との組み合わせとして形成され、この歪みゲージによる起歪板の歪み量変化の検出により、シートへの入力荷重を測定可能に構成されている。
【0018】
起歪板30は、たとえばばね鋼材等のような、復元力を持った可歪性素材からなる長手形状の板体として形成されている。そして、この発明においては、この起歪板30の、適当長の中間領域30aを挟んだ長手方向の一端部30b、および他端部30cが、ロアレール20の固定される固定部、およびレッグ部材26に回動自在に連結、枢支される支持部として、それぞれ規定されている。
【0019】
図示のように、起歪板の固定部30bの上下面には、上下一対の補剛プレート34がそれぞれ配置され、前後一対の固定ピン、たとえばカシメピン36による上下方向での一体的な共締めのもとで、これら各部材間は一体的に固定されている。
【0020】
このカシメピン(固定ピン)36は、中間位置に大径段部36aを一体に有する段付ピンとしてなり、その下方に延びる下端カシメ部36bのカシメによって、起歪板の固定部30b、および補剛プレート34が一体的に固定される。そして、このカシメピン36は、この起歪板固定部30bに対するロアレール20の固定にも利用され、ロアレール20への挿着後における、その上方に延びる上端カシメ部36cのカシメによって、その各部材間の固定がはかられている。
【0021】
ここで、ロアレール20に対して一体的に固定される起歪板の固定部30bに対し、その支持部30cは、レッグ部材26の左右対向壁26a間に架設されたボルトピン等の水平支軸38を介して、このレッグ部材に連結、枢支されるが、この発明では、この水平支軸の挿通、貫通される挿通孔40が、支持部の上下いずれかの面、たとえば下面に対するヒンジプレート42の一体的な固定による部分的な中空部として、各部材の略U字曲げのもとで規定、形成されている。
【0022】
起歪板の支持部30c、およびヒンジプレート42に形成された、側面対称形状のこの略U字部44,46は、いずれも側面略半円の中空部をなすものとしてそれぞれ形成され、その組み合わせのもとで側面略円形孔を形成するように、ヒンジプレートは、たとえば前後一対のカシメピン48によって、起歪板の支持部に対して一体的に固定されている。
【0023】
なお、参照符号50はオイルレスブッシュを示し、挿通孔40に対する、このオイルレスブッシュを介した水平支軸38の挿通、貫通のもとで、レッグ部材26に対する支持部30cの枢支が円滑にはかられている。
【0024】
このように、この発明においては、シート14が、荷重検出装置の起歪板30を介してレッグ部材26に連結、支持されることになる。つまり、シート14は、起歪板30によって支持されているため、シートへの入力荷重が、この起歪板に集中的に作用可能となる。
【0025】
ここで、上述の起歪板30においては、その固定部30bが補剛プレート34との一体的な固定のもとで、また、その支持部30cがヒンジプレート42との一体的な固定のもとで、それぞれ補剛されていることになるため、補剛自体のないその中間領域30aとの間には、明確な剛性格差を生じることになる。そこで、図1、および図3に示すように、この構成においては、この中間領域30aを、起歪板30における易歪部として規定し、歪みゲージ32を、接着、貼着等のもとで、たとえばその上面に固定的に配することによって、歪みゲージによる起歪板の歪曲量の検出を可能としている。
【0026】
歪みゲージ32としては、たとえば、可撓性のある電気絶縁薄板内に金属抵抗線を内設、固定してなる、いわゆる抵抗線ゲージ等が利用できる。
【0027】
なお、歪みゲージ32としてここで例示した抵抗線ゲージは、市販されている一般的なものであり、この歪みゲージ自体の構造、および原理等はこの発明の趣旨でないため、この歪みゲージに対する詳細な説明は、ここでは省略する。
【0028】
また、ここでは歪みゲージ32として抵抗線ゲージを例示しているが、この歪みゲージは、易歪部30aにおいて生じた起歪板30の歪み量変化を、その歪み出力として出力可能なものであれば足りるため、同様の機能を有するものであれば、この抵抗線ゲージに限定されず、他の原理構成のものを歪みゲージとして利用してもよい。
【0029】
上記のように、この発明の車両用シートの荷重検出構造10においては、水平支軸38の挿通される挿通孔40を、起歪板の支持部30cとヒンジプレート42とに設けた略U字部44,46によってその支持部に規定、形成しているため、この挿通孔が、起歪板の上下に大きく外れることなく配設されている。つまり、荷重検出装置12の、その上下方向での大きさ、つまり厚みが十分に抑制できるため、荷重検出装置の薄型化が十分に可能となる。
【0030】
従って、この発明によれば、ヒップポイントの高位置化を伴うことなく、荷重検出構造10をシート14の下部位置で構成することが容易に可能となる。
【0031】
そして、荷重検出装置12をシート14、つまりはシートクッション18の下部位置に配置できるため、シートからの荷重をこの荷重検出装置で適切に受動することが可能となる。つまり、この発明によれば、荷重検出の確実性を損なうことなく、その薄型化が十分にはかられる。
【0032】
さらに、起歪板の支持部30cにヒンジプレート42を一体的に固定すれば足りるため、構成の複雑化を招くこともない。
【0033】
なお、この発明の実施の形態においては、ヒンジプレート42を起歪板の支持部30cの下面に配置、固定しているが、水平支軸38の挿通、貫通される挿通孔40を、これら各部材に設けた対称形状の略U字部44,46によって規定、形成スれば足りるため、これとは逆に、たとえば、起歪板の支持部の上面に、ヒンジプレートを配置、固定する構成としてもよい。
【0034】
ここで、この発明の実施の形態においては、起歪板の固定部30bに上下一対の補剛プレート34を一体的に固定しているが、これに限定されず、たとえば、この補剛プレートを省略する構成としてもよい。しかし、この補剛プレート34を起歪板の固定部30bの上下に一体的に固定すれば、起歪板の固定部の補剛が確実にはかられるため、この固定部における起歪板30の破損、損傷等が、これによれば確実に防止できる。
【0035】
そして、起歪板の固定部30b、および支持部30cを補剛プレート34、およびヒンジプレート42によって補剛することで、その中間領域となる易歪部30aとの剛性格差が明確に現われるため、この構成によれば、起歪板30における易歪部の明確化が容易に可能となる。
【0036】
さらに、起歪板の固定部30b、および支持部30cを補剛プレート34、およびヒンジプレート42で補剛すれば足りるため、起歪板30を、ほぼ平坦な板体として形成することができる。つまり、一体の段部を設けること等によって、起歪板30に特定部分の剛性格差をつける必要がないため、起歪板自体の形状の簡素化が容易にはかられる。
【0037】
ところで、図1、および図3を見るとわかるように、この発明においては、荷重検出範囲を越える起歪板30の過剰な歪曲を起歪板の固定部30bに対するその係合のもとで阻止可能とする下降時ストッパ52と上昇時ストッパ54とが、レッグ部材26にそれぞれ設けられている。
【0038】
そして、この発明においては、下降時ストッパ52、および上昇時ストッパ54が、レッグ部材の左右対向壁26aの部分的な切り起こしとしてそれぞれ形成され、この下降時ストッパ、および上昇時ストッパと起歪板の固定部先端片56との間には、図1(A)に示すように、下降時ストッパクリアランスL1、および上昇時ストッパクリアランスL2がそれぞれ設けられている。
【0039】
このような構成においては、起歪板30による荷重検出範囲を越える入力荷重がロアレール20に作用すると、これと一体に昇降する起歪板の固定部先端片56が、下降時ストッパ52、および上昇時ストッパ54に対する、その下降、あるいはその上昇に対応するいずれかに係合し、その係合のもとで、起歪板の過剰な歪曲が規制、防止されるため、過大荷重作用時における起歪板の安全性が確実に保障される。
【0040】
そして、この発明においては、起歪板の固定部先端片56の上下位置に、レッグ部材26の部分的な切り起こしによりなる下降時ストッパ52、および上昇時ストッパ54をそれぞれ突設させれば足りる。つまり、ボルトやブラケット等を要することなく、下降時ストッパ52、および上昇時ストッパ54をそれぞれ構成することが可能となるため、これらの構造自体が確実に薄型化できる。
【0041】
従って、これによれば、荷重検出構造10の薄型化に寄与可能な下降時ストッパ52、および上昇時ストッパ54が、それぞれ構成可能となり、これによって、荷重検出構造の一層の薄型化が容易に可能となる。
【0042】
そして、この下降時ストッパ52、および上昇時ストッパ54は、レッグ部材26の部分的な切り起こしによって形成されているにすぎないため、ボルトやブラケット等の別部材は全く不要となる。従って、部品点数の削減による構成の簡単化が容易、かつ確実に可能となる。
【0043】
なお、この実施の形態においては、補剛プレート34から延出した先端片56に係合可能とする位置に、下降時ストッパ52、および上昇時ストッパ54はそれぞれ形成されているが、起歪板の固定部30bに対する係合であれば足りるため、これに限定されず、たとえば、上下の補剛プレートとの係合可能に、この各補剛プレートのさらに上下の位置に、この下降時ストッパ、および上昇時ストッパをそれぞれ設けてもよい。
【0044】
しかしながら、この実施の形態のように、補剛プレート34から延出した先端片56に、下降時ストッパ52、および上昇時ストッパ54をそれぞれ係合させるものとすれば、下降時ストッパと上昇時ストッパとの間の幅狭化が十分に可能となるため、この各ストッパ構造の薄型化が一層はかられる。
【0045】
ここで、この発明の実施の形態においては、起歪板の支持部30cにヒンジプレート42を一体的に固定してなる挿通孔40を有した荷重検出装置12が、下降時ストッパ52、および上昇時ストッパ54を設ける荷重検出構造10の対象荷重検出装置として具体化されているが、起歪板30、および歪みゲージ32を備えた荷重検出装置であれば足りるため、その支持部の構造は、この実施の形態の限りではなく、他の構成であってもよい。
【0046】
しかしながら、これらを組み合わせることによって、荷重検出構造10として薄型化が十分にはかられることはいうまでもない。
【0047】
上述したこの発明の実施の形態においては、シートスライド装置のロアレール20を、シート14に一体的に設けられたシート側部材として例示している。しかし、シート側部材は、シート14に一体的に設けられたものであれば足りるため、シートスライド装置を有しないシートであれば、シートクッション自体を、シート側部材として置き換えればよい。
【0048】
また、この実施の形態においては、自動車等のシートを車両用シートとして例示しているが、これに限定されず、バス、トラック等の他の車両用シートに、この発明を応用してもよい。更に、自動車等に限定されず、電車、飛行機、船舶等の他の乗り物用シートに、この発明を応用してもよい。
【0049】
上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0050】
【発明の効果】
上記のように、この発明に係る車両用シートの荷重検出構造によれば、水平支軸の挿通される挿通孔が、起歪板の支持部とヒンジプレートとに設けた各略U字部によってその支持部に規定、形成されているため、この挿通孔が、起歪板の上下に大きく外れることなく配設されている。つまり、荷重検出装置の厚みが十分に抑制できるため、荷重検出装置の薄型化が十分に可能となる。
【0051】
従って、この発明によれば、ヒップポイントの高位置化等を伴うことなく、荷重検出構造をシートの下部位置で構成することが容易に可能となる。
【0052】
そして、荷重検出装置をシートの下部位置に配置できるため、シートからの荷重をこの荷重検出装置で適切に受動することが可能となる。つまり、この発明によれば、荷重検出の確実性を損なうことなく、その薄型化が十分にはかられる。
【0053】
さらに、起歪板の支持部にヒンジプレートを一体的に固定すれば足りるため、構成の複雑化を招くこともない。
【0054】
また、荷重検出範囲を越える起歪板の過剰な歪曲を起歪板の固定部に対するその係合のもとで阻止可能とする下降時ストッパと上昇時ストッパとを、レッグ部材にその切り起こしのもとでそれぞれ形成すれば、ボルトやブラケット等を要することなく、下降時ストッパ、および上昇時ストッパをそれぞれ構成することが可能となるため、これらの構造自体が確実に薄型化できる。
【0055】
従って、これによれば、荷重検出構造の薄型化に寄与可能な下降時ストッパ、および上昇時ストッパが、それぞれ構成可能となり、これによって、荷重検出構造の一層の薄型化が容易に可能となる。
【0056】
そして、この下降時ストッパ、および上昇時ストッパは、レッグ部材の部分的な切り起こしによって形成されているにすぎないため、ボルトやブラケット等の別部材は全く不要となる。従って、部品点数の削減による構成の簡単化が容易、かつ確実に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る車両用シートの荷重検出構造を示す、その概略縦断面図、および線A−Aに沿った位置での概略断面図である。
【図2】この発明の荷重検出構造を備えた車両用シートの概略側面図である。
【図3】この発明の車両用シートの荷重検出構造を示す、荷重検出装置の概略分解斜視図である。
【符号の説明】
10 車両用シートの荷重検出構造
12 荷重検出装置
20 シート側部材(ロアレール)
26 床体側レッグ部材
30 起歪板
32 歪みゲージ
34 補剛プレート
38 水平支軸
40 挿通孔
52 下降時ストッパ
54 上昇時ストッパ

Claims (3)

  1. シートの前後方向に延びる長手形状の起歪板によってシートからの荷重を受動し、この起歪板の歪曲量を歪みゲージで検出することによってシートへの入力荷重を計測可能とする荷重検出装置をシートの下部位置に備えてなる車両用シートの荷重検出構造であり、
    上記起歪板の、歪みゲージの配設される所定長の易歪部を挟んだ各端部のうちの一端部に、上下一対の補剛プレートが一体的に固定され、この補剛プレートによる補剛のもとで、この一端部が、固定ピンによってシート側部材の固定される固定部として規定されるとともに、
    上記起歪板の一端部に対する他端部が、その上下いずれかの面に対するヒンジプレートの一体的な固定のもとで、水平支軸を介して床体側レッグ部材に枢支される支持部として規定され、水平支軸の挿通される挿通孔が、この支持部とヒンジプレートとの間の部分的な中空部として、各部材の略U字曲げのもとで形成されたことを特徴とする車両用シートの荷重検出構造。
  2. 荷重検出範囲を越える起歪板の過剰な歪曲を起歪板の固定部に対するその係合のもとで阻止可能とする下降時ストッパと上昇時ストッパとが、その左右対向壁の部分的な切り起こしとして、起歪板の固定部との間に所定のストッパクリアランスをそれぞれ介する位置で、床体側レッグ部材の左右対向壁にそれぞれ設けられた請求項1記載の車両用シートの荷重検出構造。
  3. シートの前後方向に延びる長手形状の起歪板によってシートからの荷重を受動し、この起歪板の歪曲量を歪みゲージで検出することによってシートへの入力荷重を計測可能とする荷重検出装置をシートの下部位置に備えてなる車両用シートの荷重検出構造であり、
    上記起歪板の、歪みゲージの配設される所定長の易歪部を挟んだ一端部に、上下一対の補剛プレートが一体的に固定され、この補剛プレートによる補剛のもとで、この一端部が、固定ピンによってシート側部材の固定される固定部として規定されるとともに、上記起歪板の一端部に対する他端部が、水平支軸の挿通される挿通孔を有したヒンジプレートの一体的な固定のもとで、水平支軸を介して床体側レッグ部材に枢支される支持部として規定され、
    荷重検出範囲を越える起歪板の過剰な歪曲を起歪板の固定部に対するその係合のもとで阻止可能とする下降時ストッパと上昇時ストッパとが、その左右対向壁の部分的な切り起こしとして、起歪板の固定部との間に所定のストッパクリアランスを介する位置で、床体側レッグ部材の左右対向壁にそれぞれ設けられたことを特徴とする車両用シートの荷重検出構造。
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