JP3812905B2 - 乗員検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のシートに乗員が着座したことを検知する乗員検知装置に関する。
従来、この種の乗員検知装置としては、シートにかかる重量を検知することによってそのシートに乗員が着座したことを検知するシート重量計測装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
図7は、従来のシート重量計測装置を示す図で、重量センサの設置状態を示す要部拡大断面図である。図8は、フロアパネルに敷設されるフロアカーペットを示す分解斜視図である。
図7に示すように、このシート重量計測装置100は、シート110の重量を電気信号に転換する重量センサ120と、シート110と重量センサ120との間に設けられ、重量によるズレ及び歪を吸収する吸収機構(ピンブラケット121やピン122)とを具備している。重量センサ120は、板ばねからなるセンサ板125と、電気回路を積層形成した絶縁層(図示せず)を用いて作製される歪ゲージ126とからなる。重量センサ120は、一端が車体側のベース123に固定され、他端がシート110のレール130に押圧されて回動するアーム124の作動部(図示せず)に取り付けられている。シート110に乗員が着座すると、乗員の体重は、シート110にかかって、シートフレーム111、ピンブラケット121及びピン122を下方(矢印B方向)へ移動させ、アーム124が回動して作動部(図示せず)が持ち上げられると、重量センサ120に曲げモーメントが作用される。シート重量計測装置100は、この曲げモーメントによって変化する複数の歪ゲージ126の抵抗変化をそれぞれ電気信号として取り出して荷重を計測している。吸収機構は、レール130とアーム124との間に介装されるピンブラケット121を、アーム124に対して遊びを持たせた状態でピン122によって連結されている。この遊びの部分で、シート110や車体の寸法誤差や不測の変形を吸収することで、変形などに起因する荷重が重量センサ120に伝わらないようにしている。
シート110の下のフロアパネル200上には、クッション材320と表皮330とからなるフロアカーペット300が敷設されている。フロアカーペット300は、図8に示すように、フロアパネル200の形状に略一致するように形成されている。運転席及び助手席のシート110(図7参照)が設置されるフロアカーペット300のシート設置箇所301,302は、窪んだ状態に形成されており、その周縁には、前壁部303,304と、後壁部305と、左右の外側側壁部306,307と、中側側壁部308,309とが形成されている。このフロアカーペット300の中央部には、フロアパネル200のフロアトンネル部210を被覆するトンネル部310と、そのフロアトンネル部210の側面を被覆する前記中側側壁部308,309と、インストルメントセンタロア(図示せず)やセンタコンソール(図示せず)を設置するための切欠部311とが形成されている。
このように、シート110(図7参照)が設置されるシート設置箇所301,302は、周縁部を折曲形成して、シート110(図7参照)の下方部位を囲むようにして前壁部303,304、後壁部305、左右の外側側壁部306,307、及び中側側壁部308,309が形成されている。
そして、乗員検知装置100の重量センサ110は、助手席のシート110(図7参照)や運転席のシート(図示せず)の外側下部に設置されている。
このため、図7に示すように、重量センサ120の車外側には、フロアカーペット300の外側側壁部306,307が近隣に配置されており、その重量センサ120と外側側壁部306,307との間隔は、指が1本入る程度の狭い状態になっている。
特開2000−258233号公報(段落0005、図1、図6)
前記したフロアカーペット300は、クリップ(図示せず)などによってフロアパネル200に固定されている。このため、乗員の乗り降りの際に足によってフロアカーペット300の外側側壁部306,307に外力が負荷されて、図7に想像線で示すように、外側側壁部306,307が段々とフロアパネル200から浮き上がったり、剥離したりすることがある。
このような場合、フロアパネル200から浮き上がったり、剥離したフロアカーペット300の外側側壁部306,307は、近隣に設置され、ベース123から露出しているピン122の頭部やピンブラケット121に接触すると、アーム124の動きが妨げられ重量センサ120の重量計測精度が低下して測定に誤差が生じる可能性があった。
本発明の課題は、フロアカーペットの浮き上がりにより重量センサの重量計測精度が低下することを防止した乗員検知装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の乗員検知装置は、車両のシートの下部に配置され、車両のフロア上に敷設されたフロアカーペットより上方に、前記シートに着座した乗員の体重を測定する重量センサを設けた乗員検知装置であって、前記重量センサは、前記シートのシートクッションの下部に設置された下部構造体に設けられると共に、前記下部構造体は、前記シートクッションにかかった荷重が負荷されるアームブラケットと、前記アームブラケットを介して前記アームブラケットを上下方向にスライド可能に支持するベースフレームと、前記フロアカーペットが前記重量センサに接触することを防止する浮き上がり防止手段とを備え、前記浮き上がり防止手段は、前記ブラケットピンの真下の近傍に前記ブラケットピンから離間して設置され、かつ、前記ブラケットピンよりもその軸方向に突出形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の本発明によれば、乗員検知装置は、フロアカーペットが重量センサに接触することを防止する浮き上がり防止手段を設けたことにより、浮き上がったフロアカーペットが重量センサに接触することによって、重量計測精度が低下することを防止することができる。
請求項2に記載の乗員検知装置は、請求項1に記載の乗員検知装置であって、前記浮き上がり防止手段は、前記ブラケットピンの真下のみに設置されたことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明によれば、乗員検知装置は、浮き上がり防止手段が、シートクッションにかかった荷重が負荷されるアームブラケットをベースフレームに支持するブラケットピンの真下に設置されている。これにより、浮き上がり防止手段は、フロアカーペットがフロアから浮き上ったときに、フロアカーペットがブラケットピンに接触して乗員検知装置の検出精度が低下することを防止することができる。
請求項3に記載の乗員検知装置は、請求項1または請求項2に記載の乗員検知装置であって、前記下部構造体は、前記シートを前記フロアに固定するためのシートブラケットを有すると共に、前記浮き上がり防止手段は、前記シートブラケットに形成された突起からなることを特徴とする。
請求項3に記載の本発明によれば、乗員検知装置は、浮き上がり防止手段が、シートをフロアに固定するためのシートブラケットに形成された突起からなる。ことにより、乗員検知装置は、部品点数及び組み付け工数を増やすことなく、フロアカーペットによる誤作動を防止する浮き上がり防止手段を形成することができる。
本発明の請求項1に記載の乗員検知装置によれば、乗員検知装置は、浮き上がり防止手段によって、フロアカーペットが浮き上がって重量センサに干渉することを防止する。このため、浮き上がり防止手段は、フロアカーペットが重量センサに接触することによって、重量計測精度が低下することを防止することができる。
本発明の請求項2に記載の乗員検知装置によれば、乗員検知装置は、浮き上がり防止手段がブラケットピンの真下に設置されたことにより、フロアカーペットがフロアから浮き上ったときに、フロアカーペットがブラケットピンに接触して乗員検知装置の検出精度が低下することを防止することができる。
本発明の請求項3に記載の乗員検知装置によれば、乗員検知装置は、浮き上がり防止手段が、シートブラケットに形成された突起からなることにより、部品点数及び組み付け工数を増やすことなく、フロアカーペットによる誤作動を防止する浮き上がり防止手段を形成することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る乗員検知装置の一実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る乗員検知装置を示す一部断面を有する側面図である。図2は、本発明の実施の形態に係る乗員検知装置を示す図で、正面方向から見た一部断面を有する斜視図である。
図1に示すように、乗員検知装置1は、シート2に着座した乗員を検知する装置であり、シート2に着座した乗員の体重を検出する重量センサ4と、制御ユニット5とから構成されている。この乗員検知装置1は、乗員がシート2に着座したときに、そのシート2にかかる荷重を左右のシートレール3のそれぞれの下側にアームブラケット51,52で取り付けられた2つの重量センサ4で検出して、その結果を制御ユニット5で処理するように構成されている。
この乗員検知装置1で検出した荷重のデータ信号は、例えば、助手席用エアバッグ装置(図示せず)やシートベルトの巻き取り装置(図示せず)などに使用され、その荷重データからシート2に着座した乗員が大人、子供または赤ん坊であるかを判断して、その乗員にあった適宜なエアバッグの展開やシートベルトのプリテンションの調整を行うようにしている。
シート2は、例えば、乗用車の助手席である。そのシート2は、シートクッション2a上に乗員の一人が座ることができる一人用のものからなる。シート2は、シートクッション2aの下面に設置されている鋼板製のシートフレーム6によって支えられている。シートフレーム6の左右には、前後方向に平行に延設した2本のスライダ部6a(図5参照)が設置されている。このスライダ部6aは、図2に示すようにシートレール3のガイド凹部3aに係合して、このガイド凹部3aに案内されて前後方向にシート2と共に移動可能に組み付けられている。
図2に示すように、シートレール3は、断面が略C字状で、前後方向に延びる2本の鋼板製部材からなり、スライダ部6aの対向位置に配置されている。シートレール3には、前記スライダ部6aがスライド移動可能に係合される前記ガイド凹部3aが形成されている。このシートレール3の下面には、重量センサ4が配設されている。すなわち、シートレール3は、ピン10によって、重量センサ4の一部を構成するアームブラケット51(52)に固定されている。
図3は、本発明の実施の形態に係る乗員検知装置を示す図で、重量センサの分解斜視図である。図4は、本発明の実施の形態に係る乗員検知装置を示す図で、重量センサの要部拡大斜視図である。図5は、図1の矢視A−A線拡大断面図である。図6は、本発明の実施の形態に係る乗員検知装置を示す図で、重量センサの一部断面を有する拡大要部側面図である。
図3に示すように、重量センサ4は、前後方向に延びる細長い略箱状をした外形のものからなり、重量センサ4のハウジングを構成するベースフレーム11の前後下端部にはシートブラケット7,8が設置されている。前記シート2(図2参照)は、このシートブラケット7,8をボルト19でフロアパネル9(図2参照)に固定されることにより、重量センサ4と共に車体に固定される。
なお、特許請求の範囲における「下部構造体」は、図1に示すように、シートクッション2aとフロアパネル9との間に配設される部材であり、シートフレーム6、シートレール3、重量センサ4を構成する部材(例えば、ベースフレーム11、アームブラケット51,52など)及びシートブラケット7,8である。
前記重量センサ4は、例えば、細長いレール状のベースフレーム11と、このベースフレーム11の両端にそれぞれ設置されて、乗員及びシート2の荷重が負荷されるアームブラケット51,52と、ベースフレーム11の長さ方向の略中央部に収容されて電気回路か形成されてセンサを構成するセンサプレート12と、前記アームブラケット51,52とセンサプレート12との間を繋いでアームブラケット51,52にかかる荷重をセンサプレート12に伝達するアーム13と、センサプレート12の上方を覆う断熱材14とを有している。
なお、重量センサ4は、前記構成に限定されるものでなく、例えば、前記した従来の重量センサ120(図7参照)のようにシート2とフロアパネル9との間に設置されて、シート2に着座した乗員を検出するセンサであればよい。
ベースフレーム11は、断面が上向きコ字状の鋼板プレス品からなり、底板11aと、この底板11aの左右に設けた側板11b,11cとから構成されている。このベースフレーム11は、アームブラケット51,52、アーム13、及びセンサプレート12をその内部に収容するように設置している。
底板11aの前後端部には、ベースフレーム11にシートブラケット7,8を固定するためのピン17を挿通するピン孔11fが穿設されている。
側板11b,11cの前後端部には、長孔11dとピン孔11eがそれぞれ穿設されている。長孔11dは、ピン孔11eより外側端部に設置され、ベースフレーム11にアームブラケット51,52及びアーム13を上下方向にスライド可能に取り付けるためのブラケットピン15が挿通される。ブラケットピン15は、重量センサ4に荷重がかかった場合、このブラケットピン15が長孔11dに沿ってスライドすることによりアームブラケット51,52及びアーム13の移動をガイドする役割も備えている。ピン孔11eには、アーム13の回動支点となる支持ピン16が挿入される。
側板11b,11cのピン孔11eの中央寄りには、薄板状の断熱材14をベースフレーム11に固定するピン18を挿通するためのピン孔11gが穿設されている。
図3に示すように、アームブラケット51,52は、所定の重圧面積を有する断面が下向きコ字状の鋼板プレス品から形成されている。図5に示すように、アームブラケット51,52の上面51cは、シートレール3を載設できるようにベースフレーム11より高い位置に平らに形成されると共に、そのシートレール3の固定用ピン10を挿通するためのピン孔51d(図4参照)が穿設されている。そのアームブラケット51,52の両側には、前記ブラケットピン15が挿通されるピン孔51b,52bが穿設されている。アームブラケット51の前端及びアームブラケット52の後端には、重量センサ4内に異物が侵入するのを防止するための折曲片51a,52aが形成されている。
ブラケットピン15は、アームブラケット51,52に負荷されるシート荷重をアーム13に伝えることを主な役割とする部材であり、例えば、ボルト・ナットから形成されている。そのブラケットピン15は、図3に示すようにベースフレーム11の側板11b,11cに穿設された長孔11d、アーム13のピン孔13b及びアームブラケット51のピン孔51bを挿通して、ナット15aによって固定されている。ブラケットピン15と長孔11dとの上下・左右間には隙間があって、通常はブラケットピン15が長孔11dの内縁に接触しないように設置されている。重量センサ4に過大な荷重が負荷されたとき、ブラケットピン15は、その荷重によって下降し、長孔11dの下縁に当接するように組み付けられている。
シートブラケット7,8は、シート2及びベースフレーム11をフロアパネル9に固定するためのものであり、鋼板プレス品から形成されている。シートブラケット7,8には、このシートブラケット7,8をベースフレーム11に固定するピン17,18を挿通するためのピン孔7a,8aと、このシートブラケット7,8をフロアパネル9に固定するボルト19を挿通するための貫通孔7b,8bとが形成されている。このシートブラケット7,8には、シート2の外側方向に向けて突設した突起7c,8cが一体形成されている。
この突起7c,8cは、重量センサ4の横方向に配置されたフロアカーペット20の外側側壁部20aがフロアパネル9の表面9aから浮き上がって重量センサ4に接触することを防止するために形成されている。突起7c(8c)は、図6に示すように、ブラケットピン15の真下の近傍に設置され、かつブラケットピン15と同じ横方向に向けて突出形成されると共に、フロアカーペット20の外側外壁部20a(図5参照)の近隣まで延ばして配置されている。
なお、突起7c,8cは、特許請求の範囲の「浮き上がり防止手段」に相当する。
図1に示すように、フロアパネル9は、シート2の下面に配置された車体を構成する鋼板からなる。そのフロアパネル9の表面9aには、フロアカーペット20が敷設されている。なお、フロアパネル9の表面9aには、遮音・防音材(図示せず)やフロアカーペット20を貼着するための接着剤(図示せず)などを配設してもよい。
フロアパネル9は、特許請求の範囲の「フロア」に相当する。
図1及び図5に示すように、フロアカーペット20は、例えば、ウレタンなどの多孔質弾性体からなるクッション材20bと、このクッション材20bの表面に設けられた表皮20cとから構成されている。フロアカーペット20は、従来から車両に使用されているものでよく、その材質及び形状は特に限定しない。
図3に示すように、アーム13は、ベースフレーム11の左右端部に近い箇所の左右に側板部13aが形成されており、この側板部13aにはブラケットピン15が挿通されるピン孔13b及び支持ピン16が挿通されるピン孔13cが穿設されている。アーム13の中央部には、センサプレート12が設置され、そのセンサプレート12が設置された両端部には、切欠部13dによって二股状に形成された作用部13eが形成されている。
アームブラケット51,52に荷重が負荷された場合、この荷重がブラケットピン15を介してアーム13に伝わり、アーム13は僅かに回動して、作用部13eがセンサブラケット22を介してセンサプレート12にその荷重を伝えるように構成されている。
センサプレート12は、ボルト24によって中央部分がベースフレーム11の略中央に固定されている。このセンサプレート12の両端は、センサブラケット22及びボルト23によってアーム13の作用部13eに取り付けられている。センサプレート12には、歪抵抗により形成されたブリッジ回路からなる歪ゲージ(図示せず)が構成されている。
図6に示すように、センサプレート12は、中央の固定部25を挟んで2つの変位部26,26を備え、この変位部26と固定部25の間は、幅が狭くなっており、この部分が変形し易くなっている。変位部26は、アーム13が回動したときに作用部13eに追従して移動するようになっている。その変位部26と固定部25とには、前記歪抵抗(図示せず)が設置されている。
ここで、変位部26が矢印d3方向に移動した場合、センサプレート12の歪抵抗には引っ張り力や圧縮力が作用する。これにより、歪抵抗の電気抵抗が、引っ張り力や圧縮力に応じて変化するので、ブリッジ回路自体の電気抵抗も変化する。そこで、ブリッジ回路の電気抵抗を検出すると、変位部26の変化量、すなわち荷重を検出することができる。
センサブラケット22は、前後・上下の4個の部品から構成され、センサプレート12の前後を上下から挟むように組み込まれ、ボルト23によってセンサプレート12に固定されている。
図1に破線で示す制御ユニット5は、CPUやROMなどからなり、シート2の下のフロアパネル9やシートフレーム6などに設置されている。制御ユニット5は、ケーブル27(図2参照)によって重量センサ4に接続されており、各ブリッジ回路に所定の電圧をかけて、ブリッジ回路に流れる電流を調べることでブリッジ回路の抵抗値を演算し、演算結果に基づいて出力信号を生成する。出力信号は、例えば、エアバッグ装置(図示せず)を制御するための制御装置などに伝送される。
なお、制御ユニット5は、例えば、ブリッジ回路の抵抗値をその大きさに応じていくつかの階級に分類する閾値を予め登録しておき、実測した抵抗値と閾値を比較して階級を決定し、決定した階級に応じて出力信号を出力することが望ましい。このようにすることにより、他の装置における出力信号の利用が容易になる。例えば、実測した抵抗値(またはこれに基づく出力信号)の大きさに応じてそのシート2に着座している乗員の体重が軽いか、重いかを分類することができるようになる。また、実測した出力信号の大きさに応じて判断される乗員が非常に軽いので、乗員は子供であるとか、乗員の体重が中程度であるので大きな子供か女性であるとか、乗員の体重が重いので大人の男性であるとか、の判断が可能となる。このような観点から制御ユニット5の出力信号は、乗員の種別(赤ん坊、子供、女性、男性など)を区別するために車両ごとに取り決めた信号であってもよい。なお、出力信号は、抵抗値の大きさに応じた信号や抵抗値の変化量に応じた信号でもよい。
次に、このような乗員検知装置1を用いて重量を検出することで、乗員を検知する処理について説明する。
まず、シート2に乗員が着座していない状態では、シート2の重量に相当する荷重が重量センサ4に作用している(図1参照)。この荷重は、シート2の下のシートフレーム6からシートレール3を介してアームブラケット51(52)にかかり、アームブラケット51(52)を図6に示す矢印d1の方向に押し下げる。その結果、ブラケットピン15及びアーム13の端部13fが矢印d2方向に押し下げられ、ブラケットピン15が長孔11d内を下降する。一方、フロアパネル9に固定されているシートブラケット7,8及びこのシートブラケット7,8に固定されているベースフレーム11は、移動しない。したがって、アーム13は、ベースフレーム11のピン孔11eに挿通した支持ピン16を中心として、端部13f側には矢印d2の下側に移動する力(荷重)がかかり、これに伴いセンサプレート12側には端部13fと反対の相対的に移動する矢印d3方向の力(荷重)が作用される。これにより、アーム13が反り曲がり、作用部13e及びセンサプレート12も矢印d3方向に移動させられて、変形する。センサプレート12は、乗員の体重に応じて変位量が変化して、抵抗値が変わる。その抵抗値を制御ユニット5で処理することによって、乗員の有無などを検出することが可能となる。
ここで、本実施の形態の乗員検知装置1の適用例としては、エアバッグ装置の制御に用いることが挙げられる。エアバッグ装置は、車両の衝突時などに不活性ガスによってバッグを瞬時に展開させて乗員が被る衝撃を緩和させるものであり、近年では、乗員の有無、体格及び乗車位置に合わせて、バッグの展開完了時間や容量を変化させるものが実現されている。このようなエアバッグ装置において、本実施の形態の乗員検知装置1を用いることにより、乗員がシート2に着座しているか、乗員は大人か子供か、体重の重い人が着座しているのか、などを確実に検知することができ、エアバッグの展開特性を適切に制御することが可能となる。
次に本発明の実施の形態に係る乗員検知装置の作用を説明する。
フロアカーペット20は、通常、図5に示すようにフロアパネル9に表面9aに被着されている。
例えば、乗員が車両を乗り降りするときや、シート2に着座している乗員が足を移動させたときには、フロアカーペット20に外力がかかり、フロアカーペット20が少しずつ移動することがある。
例えば、図5に示すように、重量センサ4の周囲に配設されたフロアカーペット20が矢印F1,F2の重量センサ4の方向に移動した場合、フロアカーペット20は、シートブラケット7の突起7cがフロアカーペット20の外側外壁部20aの方向に向けて突出していることによって、ブラケットピン15に接触することが阻止される。これにより、乗員の体重によってアームブラケット51(52)と共に下降するブラケットピン15は、フロアカーペット20に干渉されることがなく、常にスムーズに移動するようになる。このため、重量センサ4は、フロアカーペット20がブラケットピン15に接触することによって、検出精度が低下することを防止できる。
なお、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その技術思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
例えば、乗員検出装置1は、助手席のシート2に限定されるものではなく、運転席や後席に設置して、その席に着座した乗員を検知する装置として使用してもよい。
重量センサ4は、抵抗値の変化に応じて重量を検出するセンサの他に、シート2に乗員が着座したときに作用する圧力を検出することで乗員を検出するセンサであってもよい。
また、突起7c,8c(浮き上がり防止手段)を配設する箇所は、シートブラケット7,8に限定されるものではなく、シート2の下部構造体に配設してフロアカーペット20が重量センサ4のブラケットピン15に接触することを防止するものであればよい。すなわち、突起7c,8c(浮き上がり防止手段)は、シートフレーム6、シートレール3、ベースフレーム11、またはアームブラケット51,52に設置したものであってもよい。
その突起7c,8cは、シート2の下部構造体に、プレス加工によって直接一体に形成した突出片であっても、また、その下部構造体にボルトやピンなどの別体を取り付けてなる突出物であってもよい。
本発明の実施の形態に係る乗員検知装置を示す一部断面を有する側面図である。 本発明の実施の形態に係る乗員検知装置を示す図で、正面方向から見た一部断面を有する斜視図である。 本発明の実施の形態に係る乗員検知装置を示す図で、重量センサの分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る乗員検知装置を示す図で、重量センサの要部拡大斜視図である。 図1の矢視A−A線拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る乗員検知装置を示す図で、重量センサの一部断面を有する拡大要部側面図である。 従来のシート重量計測装置を示す図で、重量センサの設置状態を示す要部拡大断面図である。 フロアパネルに敷設されるフロアカーペットを示す分解斜視図である。
符号の説明
1 乗員検知装置
2 シート
2a シートクッション
4 重量センサ
7,8 シートブラケット
7c,8c 突起(浮き上がり防止手段)
9 フロアパネル(フロア)
11 ベースフレーム
12 センサプレート
13 アーム
15 ブラケットピン
20 フロアカーペット
51,52 アームブラケット

Claims (3)

  1. 車両のシートの下部に配置され、車両のフロア上に敷設されたフロアカーペットより上方に、前記シートに着座した乗員の体重を測定する重量センサを設けた乗員検知装置であって、
    前記重量センサは、前記シートのシートクッションの下部に設置された下部構造体に設けられると共に、
    前記下部構造体は、前記シートクッションにかかった荷重が負荷されるアームブラケットと、前記アームブラケットを介して前記アームブラケットを上下方向にスライド可能に支持するベースフレームと、前記フロアカーペットが前記重量センサに接触することを防止する浮き上がり防止手段とを備え、
    前記浮き上がり防止手段は、前記ブラケットピンの真下の近傍に前記ブラケットピンから離間して設置され、かつ、前記ブラケットピンよりもその軸方向に突出形成されていることを特徴とする乗員検知装置。
  2. 前記浮き上がり防止手段は、前記ブラケットピンの真下のみに設置されたことを特徴とする請求項1に記載の乗員検知装置。
  3. 前記下部構造体は、前記シートを前記フロアに固定するためのシートブラケットを有すると共に、
    前記浮き上がり防止手段は、前記シートブラケットに形成された突起からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗員検知装置。
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