JP2004029599A - シームレススリーブ樹脂版のコーティング方法及び装置 - Google Patents

シームレススリーブ樹脂版のコーティング方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ベタツキのある傷つきやすい感光性樹脂スリーブの樹脂表面上に、赤外線感応性物質を含む溶液を継ぎ目なく薄層で均一に、且つ効率よく長期使用下での液の汚れを生ずることのない常にフレッシュな液の使用を可能とする、当該樹脂表面を傷つけることのない塗工方法とその装置を提供する。
【解決手段】外周長の異なる樹脂スリーブそれぞれに対し塗工ノズルを当該樹脂スリーブの外表面と一定の距離に保持する機能と、当該スリーブの樹脂外表面に任意の一定速度で並行に移動できる機能、及び当該樹脂スリーブを任意の一定速度で回転保持する機能を有し、当該スリーブの外周速度に同期させて移動できる機能を有するスプレー塗工方法に於いて、赤外線感応性物質溶液を当該樹脂スリーブ上に螺旋状にパルススプレーするコーティング方法及びその装置。
【選択図】    なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フレキソ印刷に用いられる継ぎ目のない円筒状の印刷版、いわゆるシームレススリーブ樹脂印刷版を製造する方法に関するもので、ネガフィルムを用いることなくディジタル情報となったイメージが赤外線レーザーで直接描画する製版プロセスに対応可能な、継ぎ目のない感光性樹脂スリーブの表面に赤外線感応層を継ぎ目なく設ける方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
フレキソ印刷ではゴム版やそれに代わる感光性樹脂版など、軟質の版が一般的に用いられている。そのため他の印刷方式と比べ軽い印刷圧で印刷できることから、段ボールのような表面粗度が高く、変形し易い被印刷体への印刷や、また、低いフィルムテンションで印刷できるためポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルムやポリエチレンフィルムなどの薄いフィルム材を被印刷体とした印刷分野で好んで用いられている。
【0003】
通常のフレキソ印刷版は、特開昭55−48744号公報や特開平5−134410号公報などに示されているように、感光性エラストマー組成物を用い、それにネガフィルムを通しての画像露光を行い、未硬化部を洗い出すことによって製造されていた。そして、得られた印刷版は印刷機のシリンダーやシリンダーに勘合できる筒状のスリーブコア上にクッションテープなどと共に貼り付けられて印刷に用いられていた。
得られた印刷版を印刷胴となるシリンダーやスリーブコア上に貼り付ける際には、その貼り込み位置を精度良く行わなければならず、特にプロセス印刷を行う際には多くの版間の貼り込み精度が最終商品である印刷物の仕上がりに大きく影響を与える。この作業は通常プレートマウンターなどの専用貼り込み装置を使って行われるが、その作業には熟練した技術者と長時間を要する問題が避けられず、この作業の簡略化や省略することが望まれている。
【0004】
また、特開平8−305030号公報や特開平9−166875号公報に開示されているような、予め赤外線感応層を感光性樹脂表面に設けたシート状の感光性樹脂表面にYAGレーザーなどでデジタル化された印刷画像を描画し、次いで紫外線による露光、現像処理するフレキソ印刷の製版方法も行われてきている。この方法により得られるフレキソ印刷版は、極めて優れた印刷解像性を与えると共に、レイアウト済みのディジタル化された印刷イメージが直接印刷胴となる印刷版上に描画することができるため、従来の位置だしのための印刷版の貼り付け作業を省略することができる。
すなわち、赤外線感応層を感光性樹脂版の表面に設けたこのシート状の材料を、予め印刷に用いるスリーブコア上に粘着剤を設けたクッションテープと共に巻き付け、当該レイアウト済みの印刷イメージを当該版上に直接描画することで、後作業である仕上がった印刷版のシリンダー上への位置出しとその貼り込みを省略することができるというものである。
【0005】
他方、フレキソ印刷用途に於いてもグラビア印刷などでは通常行われている連続図柄印刷の要求がなされているが、これらのシート状の感光性樹脂版を用いた従来の方法では出来上がった印刷版には継ぎ目が避けられず、連続図柄の印刷物を得ることはできなかった。そのため、どうしても連続図柄の印刷が要求される場合にはシリンダーやスリーブコア層上の印刷版端部の間隙に類似の液状樹脂或いは感光性エラストマー組成物を溶剤に溶かしたものを流し込み、当該部を後処理するなどの加工を施して印刷に用いられていたが、複雑な図柄では対応できなかったり、当該継ぎ部が印刷でムラを生じたりして高品質の継ぎ品質の要求を満足することはできなかった。
【0006】
完全な繋ぎ目のないスリーブ状の印刷版を作成する方法としては、感光性樹脂シートをスリーブなどに巻き付けた後、当該感光性樹脂の軟化温度以上に加熱して継ぎ目をなくし、次いでグラインダーなどで表面を研磨する方法や、特開平9−169060号公報に開示のようなスリーブコア上に溶融状態の感光性樹脂組成物を供給し、カレンダーロールを用いてシームレススリーブ樹脂版を作成する方法が用いられている。
このようにして作られたシームレススリーブ樹脂版から印刷版を作成する方法としては、当該樹脂表面にネガフィルムを巻き付けて印刷イメージを紫外線などにより密着露光し洗い出す方法もあるが、フィルムの重なりが避けられず完全に継ぎ目のない印刷版を得る方法としては不適であった。
【0007】
そこで、前記特開平8−305030号公報や特開平9−166875号公報などに開示の技術を利用して、継ぎ目のない樹脂版の表面に赤外線感応層を直接塗布する方法が、特開2002−28548号公報などで開示されている。樹脂スリーブ上に継ぎ目なく赤外線感応層を設けた樹脂版、すなわちデジタル出力される赤外線レーザーによりネガフィルムに代わる画像マスクを直接形成できるデジタル樹脂版に、印刷イメージを直接描画し画像マスクを作成し、このマスクを通して紫外線露光、現像、乾燥することにより高解像度の印刷を可能とする継ぎ目のない印刷版を製造する方法が提案されている。
【0008】
このようなデジタル樹脂版に設けられる赤外線感応層は、感光性樹脂版上に薄く均一に一体化されたものが必要とされる。この赤外線感応層が厚いと、赤外線レーザーで描画したときの当該層の焼き飛ばしに多くのエネルギーが必要となり描画に時間がかかるばかりか、赤外線感応層に描画されたイメージの解像度低下が避けがたい問題となる。また、当該感応層が薄いと描画後のマスクを通して紫外線露光をする際に、マスク部からの光漏れが印刷画像再現のカブリを生じ印刷版の解像度低下の原因となり、適度な厚みで均一な赤外線感応層の形成が必要である。
【0009】
継ぎ目のない樹脂スリーブの表面に継ぎ目なく赤外線感応層を設ける方法としては、樹脂スリーブの表面に赤外線感応層塗工液を直接塗布するか、赤外線感応層塗工液から予め塗膜を形成しておき、樹脂スリーブ表面に転写する方法などが行われる。直接塗工する方法としては、グラビア製版業界で用いられているロールコーターやリングコーター、一般的な塗工方法であるスプレーコーターなどでの塗工が行われている。予め赤外線感応層を支持体上に作成しその層を樹脂表面に転写する方式は、シート状デジタル樹脂版では既に行われているが、継ぎ目のないスリーブ状樹脂版では当該層の重なり部分の品質確保の問題が避け難い。
【0010】
リングコーター方式は、垂直に置かれた樹脂スリーブにリング状にくり抜いた軟質のスケージゴムをセットしたリング状の塗工容器を取り付け、樹脂スリーブ表面にはめ合わされたスケージゴムとの間に作られた空間に赤外線感応層塗工液を満たした後、当該容器をスケージゴムと一緒に引き下ろすことで樹脂スリーブ表面に塗工液を膜状に残し、その後乾燥工程を経て赤外線感応層が形成される。樹脂スリーブ表面は柔らかく粘着性であるため、使用できるスケージゴムはその硬さや塗工液溶剤に対する耐溶剤性能を十分吟味したものが選択されなければならない。また、多様な樹脂スリーブの外径に合わせたスケージゴムがそれぞれ必要となることから、数多くのスケージゴムとそれを取り付けるリング状の容器が必要となるばかりか、塗工する度に塗工液の供給と抜き取り作業を行わなければならないなど煩雑さは避け難い。このような繁雑な作業に加え、リングコーター方式では塗工の都度スケージゴムを取り付けたリング状の容器を樹脂スリーブにはめて塗工しなければならないために、塗工工程の自動化には大きな問題があった。
【0011】
ロールコーター方式は、グラビア業界で良く知られたLSコーター(商品名:シンクラボラトリー(株)製)などを用いることができる。LSコーターは樹脂スリーブに対し直交する位置に小径の発泡ポリウレタンローラーを自転可能に配置されたもので、樹脂スリーブを回転させながら当該樹脂表面に接触又は非接触下、赤外線感応層塗工液を小径の塗工ローラーを回転させながら樹脂スリーブ表面を移動し、螺旋状に塗工する方式である。
この塗工方式もリングコーター方式と同様、塗工液に対する塗工ローラー材質の耐溶剤性の吟味が必要なものの塗工工程の自動化適性には優れたものがあり、特開2002−28548号公報に具体的に開示されている。しかし、塗工される赤外線感応層の厚みは塗工液の濃度に依存しやすい特性は避けられず、また軟質の樹脂スリーブ表面に直接又は間接にローラーを介して塗工液が接触するため、二度塗りは塗工品質低下を引き起こしたり、長期間使用時の塗工液の汚れが避け難いため液汚れ解消のために液交換が必要になるなど製造性に問題がある。
【0012】
軟質で且つ傷つきやすい表面を有する樹脂スリーブに直接又は間接的にも触れないで赤外線感応層を塗工する方法としては、スプレーコーターのような方式が好ましいが、これまでのスプレーコーター方式では継ぎ目のないデジタル樹脂版として要求される薄層で且つ均一な赤外線感応層を安定的に設けることは、スプレーノズルの詰まりによる塗工不良などもあって難しく、更には塗工効率が悪いために多量の塗工液が必要となるばかりでなく、排気能力やその塗工液ミストの処理設備に多くのコストがかかる問題を有していた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した従来技術の問題を解決した継ぎ目のないデジタルスリーブ印刷版の製造方法とその装置を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、継ぎ目のない感光性樹脂スリーブの表面に赤外線感応層を設ける方法であって、樹脂スリーブを回転させながらその外表面に対し所定の距離に定めた塗工ヘッドを移動させ、且つ樹脂スリーブの回転速度と連動しながら塗工ヘッドを連続的に移動させながら螺旋状に塗工する方法である。この時使用する塗工ノズルは、塗工液の流量制御性に優れ且つノズル詰まりを生じにくいパルス的に塗工液を吐出するパルススプレーを使用することが、本発明を容易にするものである。
本発明を実現する装置としては、樹脂スリーブを支持回転させる手段と、樹脂スリーブ表面と塗工ノズルの間を一定の距離に制御する手段と、樹脂スリーブの回転速度と塗工ノズルの移動速度を制御する手段と、塗工液を一定の圧力でパルス的に塗工ノズルから供給する設備と、塗工後の不要な塗工液ミストを排気する設備とを含むことを特徴とするシームレススリーブ樹脂版のコーティング装置を提供するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明は、軟質でその表面が傷つきやすい感光性樹脂スリーブの表面に接触することなく塗工する方法であり、薄層で均一な赤外線感応層を形成するために、より少ない塗工液で常にフレッシュな液を軟質脆弱な表面を傷つけることなく、且つ生産性の高い塗工を可能とする塗工方法およびその実施のための装置を提供するものである。
本発明のスプレーコーティング方法は、赤外線感応層を形成する成分を分散溶解した液体を、定量吐出性とノズル詰まり性に優れたスプレーコーティング方式、好ましくはパルススプレー方式を用い、樹脂スリーブの回転と当該スプレーノズルのスライド移動とを同期させながら螺旋状に塗工するものである。樹脂スリーブは、その両端部をコーン型保持具で保持し、所定の速度で回転させることができるものであれば他の方法でも適用できる。樹脂スリーブの回転速度は、スプレーノズルの塗布分布形状や吐出量、樹脂スリーブの外径によって決められるが、樹脂スリーブの保持安定性や塗工時間などから5〜100rpm、好ましくは10〜30rpmが望ましく、任意の回転速度が選択できるものが望ましい。
【0016】
スプレーノズルは樹脂スリーブの幅方向に一定速度でスライド移動させる構造であり、その移動制御にはACサーボモーターとボールネジの駆動によるものが精度の良い移動速度と速度制御性、その位置決め性、更には樹脂スリーブの回転速度に連動して制御できる点で優れているが、これらの特性が満足できれば他の方法でも特に支障はない。スプレーノズルの移動速度は0.1〜100mm/秒の範囲のものが使用されるが、好ましくは1〜10mm/秒が好適に使用でき、移動速度が任意に選択できるものが望ましい。
【0017】
スプレーノズルはスライドする支持台上に取り付けられ、樹脂スリーブの外面からその先端が一定距離に保持され樹脂スリーブの軸中心に向け固定され、樹脂スリーブに対する高さ方向の取り付け位置は特に制約されないが、斜め上方に取り付ける方が取り扱い上の利便性も高い。樹脂スリーブ外面からノズル先端までの距離は、樹脂スリーブ面への塗工液の塗布分布形状によって選択されるが、あまり近いと一回転で塗布できる面積が小さく目的とする塗工幅を得るための時間がかかる。他方、ノズル距離が遠くなると塗布液の塗布分布形状が悪くなると共に塗布量効率も低下し、通常50mmから150mmの範囲で使用され、樹脂スリーブの外径の違うものに対してもこの距離は常に一定であることが塗布の安定性上望ましい。
【0018】
本発明の継ぎ目のない感光性樹脂スリーブ版では、目的とする印刷図柄のサイズによってその外径が変わり、小さなものではその外径が90mmから大きいものでは400mm程度のものが使用される。そのため樹脂スリーブの外周速度は4倍以上にも変わるため、樹脂スリーブのサイズに拘わらず均一で、薄層の赤外感応層を樹脂スリーブ外面に設けるため、当該スリーブ表面とノズル距離及び当該スリーブ回転周速度とノズル移動速度の関係を一定に保持することが必要である。
【0019】
本発明で使用できるスプレー方式は、定量吐出性に優れ、ノズル詰まりを起こしにくいものが望ましい。吐出量をパルス数で制御できるパルススプレーはその目的に於いて好適なスプレー方式の例として挙げられる。パルススプレーでは塗布液の量を1/1,000秒単位で調整できるものが望ましく、塗工液の精密な流量制御の点で好適である。更には、圧縮エアを同時にパルス噴射させる二流体パルススプレーノズルは、吐出される液のパターンの制御性にも優れ、塗布液の塗工効率アップに極めて有効なものである。また、パルススプレーは短時間吐出を繰り返す間欠的な塗布であるため、顔料系物質を分散溶解した本発明で使用される赤外線感応層塗工液のようなノズル詰まりし易い液特性を有するものに対しては、パルス的な衝撃が塗工液の分散安定性に起因するノズル詰まり防止に有効な効果を奏する。また、エアを併用する二流体パルススプレーではノズル先端の吐出液を、常にエアで吹き飛ばすためノズル先端部の残液によるノズル詰まりも生じにくい特徴がある。このようなパルススプレーの好適な例としては特開平6−218312号公報などに開示される公知のものが使用できる。
【0020】
パルススプレーでは塗布液の吐出量は、液圧と吐出時間によって決まり、エアを併用する二流体パルススプレーでは塗布液の吐出時間に対し、通常エアの吐出時間は僅かながら早めに開始し遅めに停止させる。この作用には、ノズルから吐出される液体分を毎回完全に飛ばし、塗布液ノズル先端での塗布液残滓の生成による詰まりを防ぐ効果もある。通常使われる塗布液の液圧は、塗布液の粘性にもよるが、通常0.01〜0.5MPaで使用されるが、本発明で用いる赤外線感応層液のような粘性の低いものでは0.02〜0.04MPaで使用される。エア圧は、塗布液の吐出分布形状に影響を与えるが、一般的には0.1〜1.0MPaの範囲で使用され、0.2〜0.5MPaが塗布分布形状として好適である。また、スプレー時にエアを用いない一流体のパルススプレー方式も使用することができるが、一流体スプレーでは目的とする吐出分布を実現するためにはノズルの選択が重要であり、精密加工されたクロスカットノズル(商品名、ノードソン(株)製)などの利用が好適である。更に、必要に応じノズル詰まりに対する二重安全のために、ノズルの先端部を塗工液溶剤などで洗浄する方法を組み合わせることも有効な手段である。また、スプレー塗工液は、予めフィルターで濾過した後、塗工ノズルに供給することが安定塗工上好ましい。
【0021】
スプレー塗工の一般的な問題は、塗工に与らないミスト状物の飛散分を生じやすいため、作業環境上大がかりで大容量の排気設備が必要となることである。本発明のパルススプレーコーティングによれば、少ない液量で均一且つ定量制御することができるため、水や溶剤で溶液化された塗工液を高い効率で塗工することができる。塗工に関与しない塗工液は飛沫ミストとして浮遊するが、その飛散量が少ないためノズルに対抗する位置で効率良く排気、除去することができる。効率よく排気する排気設備としては一般に良く知られたフード付きの吸引型排気方式の利用が効果的で、ノズルから吐出される塗工液の塗布パターンを損なわない程度の風速で使用することができる。この時、より効率的に飛沫ミストを排気する方法としてはコンパクトな排気フードをノズルと共に移動させる様な方法も使用することができる。
【0022】
感光性樹脂スリーブは、適度な剛性を有する筒状のコア材の外面に光重合可能な感光性エラストマー組成物を設けたもので、スリーブコア材と感光性樹脂材料の間には必要に応じてクッション層や中間剛性層が接着剤を介して設けられたものである。本発明に用いる感光性樹脂スリーブは、前記感光性樹脂層が継ぎ目なく配置されている場合や、スリーブコア材の外面に粘着テープ又は粘着材を表面に有するクッションテープなどを設け、その上にポリエステルフィルム支持体が一体化された感光性樹脂シートを配したような、最外面を構成する感光性樹脂層が不連続なものであってもよい。
【0023】
スリーブコア材としては、最終製品であるスリーブ印刷版として使用される工程に於いてハンドリング上支障がないものが使用でき、ニッケルなどの金属材料やケブラー、ポリエステル、ポリカーボネートなどの樹脂材料、ガラス繊維強化プラスチック材などが使用できる。
本発明で用いられる感光性樹脂層は、フレキソ印刷版用として公知のものを使用することができるが、一般的にはバインダーポリマー、少なくとも一種のエチレン性不飽和モノマー、光開始剤を主成分として構成される。更には、この感光性樹脂層に要求される特性に応じて可塑剤、増感剤、熱重合開始剤、着色剤などの添加剤を含むことができる。
【0024】
感光性樹脂層のバインダーポリマーとして用いられる代表的なものは、モノビニル置換芳香族炭化水素モノマーと共役ジェンモノマーを重合して得られる熱可塑性エラストマーであり、モノビニル置換芳香族炭化水素モノマーとしては、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレンなどが、また共役ジェンモノマーとしてはブタジェン、イソプレンなどが用いられ、代表的な例としてはスチレン−ブタジェン−スチレンブロック共重合体や、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体などが挙げられる。
また少なくとも一種のエチレン性不飽和モノマーは、バインダーポリマーと相溶性があるもので、例としてはt−ブチルアルコールやラウリルアルコールなどのアルコールとアクリル酸、メタアクリル酸とのエステルやラウリルマレイミド、シクロヘキシルマレイミド、ベンジルマレイミドなどのマレイミド誘導体、あるいはヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートなど多価アルコールとアクリル酸、メタクリル酸とのエステルなどを挙げることができる。
【0025】
光開始剤としてはベンゾフェノンのような芳香族ケトン類やベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、α−メチロールベンゾインメチルエーテル、α−メトキシベンゾインメチルエーテル、2,2−ジエトキシフェニルアセトフェノンなどのベンゾインエーテル類等公知の光重合開始剤の中から選択し、また組み合わせて使用することができる。
感光性樹脂層は種々の方法で調製することができる。例えば上述のような組成であれば配合される原料を適当な溶媒、例えばクロロホルム、テトラクロルエチレン、メチルエチルケトン、トルエンなどの溶剤に溶解させて混合し、型枠の中に流延して溶剤を蒸発させ板状とすることができる。また、溶剤を用いず、ニーダーあるいはロールミルで混練し、押し出し機、射出成型機、プレスなどにより所望の厚さの板に成形することができる。
【0026】
感光性樹脂スリーブは、上記感光性樹脂シートをスリーブコア材に巻き付けて固定し、感光性樹脂の軟化温度以上に加温することで継ぎ目を融着し、次いでグラインダーで研磨して継ぎ目を完全になくすと同時に印刷版としての精度を高め、必要に応じカレンダリングなどを加える方法で一般的に製造される。
感光性樹脂スリーブの表面に設けられる赤外線感応層は、紫外線・可視光線に対し不透明を有し且つ750〜2000nmの波長域に赤外線吸収特性を有する物質と、それらを分散固定化するバインダー樹脂、及び塗工液としてこれらの成分を適度に溶解分散でき塗工性、乾燥性が使用上支障のない溶剤成分よりなる塗工液により与えられる。更に、必要に応じ塗工液組成物の分散性を良くする目的の高分子活性剤等の分散剤や、シリコーン類、長鎖アルコールなど一般に用いられる消泡剤を添加することができる。なお、紫外線・可視光線に対しての不透明性を与える物質は赤外線吸収物質と同一であっても差し支えない。
【0027】
赤外線吸収物質としては、カーボンブラック、グラファイト、亜クロム酸銅などの無機顔料や、ポリフタロシアニン化合物、シアニン色素などの色素類などが挙げられ、目的とする性能に応じその添加量が決められる。バインダー樹脂としてはスチレン−ブタジェンやスチレン−イソプレンの線状又は放射状ブロック共重合体のような熱可塑性エラストマーや、ニトロセルロース、ヒドロキシアルキルセルロースなどのセルロース誘導体、ポリアミド、ポリビニルアルコールなどが用いられる。使用される溶剤としては酢酸、プロピオン酸のエステル類やアルコール類、水、ケトン類や炭化水素類などである。
感光性樹脂スリーブ上の赤外線感応層としては2〜5ミクロン厚み、好ましくは3ミクロン前後の厚みで、光学濃度としては3.0以上、好ましくは3.5以上が望ましい。赤外線感応層の光学濃度は高い方が望ましいが、高すぎると赤外線レーザーでの描画に長時間が必要となるばかりか、その解像度にも悪影響を与えることになり、3.5前後の光学濃度が好適である。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を実施例などに基づいて具体的に説明するが、これら実施例などは本発明を限定するものではない。
【実施例1】
赤外線感応層を塗工する樹脂スリーブは以下の方法で作成した。
市販のプラスチックスリーブ材(商品名:Durocoat(Basic)、Polywest社(独)製)、内径213.384mm、肉厚0.9mm、長さ500mm、の表面に接着剤を塗布し、幅100mmに加工した厚さ1mmのテープ状のクッション材(商品名:R−bak、Rogers社(米国)製)を隙間なく巻き付けた。その後、クッション材の厚みが0.7mmになるようにグラインダーで研磨した。
【0029】
次いで、その上にフレキソ印刷用感光性樹脂(商品名:AFP/HD−11、旭化成社製)厚み3.18mmの支持体フィルムを剥がし、370nmに主波長を有する紫外線蛍光ランプの下で所定量のバック露光を行った。バック露光を終えた後、先に剥がした支持体フィルムをゴミがつかないように再貼付し、680.5mm×450mmの大きさに周囲を裁ち落とした。
前述の研磨済みのクッション材を巻き付けたスリーブの外面に、バック露光され所定の寸法に裁断された感光性樹脂シートの再貼付された支持体フィルムを剥がして、短尺側を当該スリーブに並行に置いて仮止めした。次いで保護膜を有する側のフィルムを剥がした後、その長尺側をクッション外面に弛みなく巻き付けた。巻き付けられた当該感光性樹脂シートの端部間には僅かながら隙間ができたが、幅50mmの片面粘着テープで互いの両端を引き寄せ、隙間がなくなる程度にほぼ等間隔で5カ所固定した。
【0030】
樹脂が巻き付けられたスリーブの両端部、すなわちクッション材が露出している両端部それぞれを樹脂表面部の一部にかかるように、腰のある短冊状のフィルム、例えば100ミクロン厚みのポリエステルフィルムで樹脂スリーブの周囲に巻き付け覆った。巻き付けたフィルムの端部をテープで閉じ、その端面、即ちスリーブ材上のクッション材とフィルムの間に作られた間隙を利用して、減圧下で密着させる。その減圧状態を維持しながら当該樹脂スリーブ表面を遠赤外線ヒーターで加熱し、樹脂表面温度が110℃に到達した状態で10分保持して版継ぎ処理を行った後、室温下一夜冷却した。冷却後の樹脂スリーブを観察したところ樹脂接合部分の継ぎ部は目立たず、また樹脂とクッション材の間にも空気層は観察されず樹脂の密着は十分なものが得られた。
【0031】
次いで、当該樹脂スリーブの両端部に巻き付けておいたフィルムを取り去り、グラインダー(型式:SA6/2UX200、シュライフ・マシーネンベルク社(独)製)にセットし、樹脂スリーブの外周長が690mmになるまで研磨した。その後、研磨表面を平滑化するため版継ぎで使用した前記遠赤外線ヒーターを用い、樹脂表面温度を110℃に到達した状態で10分間保持した後、室温下で一夜放置した。得られた樹脂スリーブの表面状態は鏡面様を呈する平滑なものが得られた。
赤外線感応層を形成させる塗工液としては、タフプレン315(商品名、旭化成(株)製、スチレン含量22%のスチレン−ブタジェンブロック共重合体)60重量部と、粒子径30nmのカラーブラック#30(商品名、三菱化学(株)製)40重量部をニーダーで混練したものを、3−メトキシブチルアセテートに溶解、分散させて固形分6重量%の均一な液を調製した。この液を300メッシュSUSフィルターで濾過した後、1ミクロンのカートリッジフィルターSL−010(商品名、ロキテクノ社製)で濾過したものを使用した。
【0032】
スプレー塗工には、エアを併用する二流体スプレーノズルであるコールドグルーガンNCG−1(商品名、ノードソン(株)製)を取り付け、このノズルを所定の速度でスライド移動できるサーボアクチュエータSA−S6AM(商品名、SAS(株)製)上のスタンドに固定して取り付けた。二流体スプレーノズルの塗工液とエア吐出の制御はパルスコントローラー(商品名、ノードソン(株)製)を使用した。次いで、前記外周690mmの樹脂スリーブの両端部をコーン型の持具で圧着固定し、ノズルを45度上方から樹脂スリーブの回転軸中心に向け、ノズル先端と樹脂スリーブの外表面との距離が80mm、樹脂スリーブの端部から50mmの位置にセットした。
【0033】
スプレー塗工装置のタンクに前記塗工液を入れ、一定の圧力で塗工液を吐出させるデュアルポンプ(商品名、ノードソン(株)製)の塗工液圧を0.03MPaにセットした。一方、エア圧は0.45MPaとし、エア及び塗工液の吐出、休止時間を前記パルスコントローラーでエアを30msec、15msecに、塗工液は20msec、25msecとした。そして、樹脂スリーブは20rpmの一定速度で回転させながらスプレーノズルの移動速度を4mm/secで、スプレーノズル位置が樹脂スリーブ終端手前50mmに到達するまでの塗工を2回繰り返し行った。スプレー塗工はノズルに対抗する部位に排気口を設けたコーティングブース内で行ったが、塗工中の飛散ミストは殆ど目立たなかった。
【0034】
赤外感応層の塗工を終えた樹脂スリーブを室温下一晩放置した後、YAGレーザーを用いて描画を行った。次いで、紫外線ランプで露光を行い、洗浄、乾燥、後露光を行って得られた樹脂スリーブ印刷版を用い、フィルムフレキソ印刷機による溶剤型インキでのOPPフィルム印刷を行った。得られた印刷物はムラのない高品質の画像再現が得られた。
一方、この赤外感応層の塗工品質については、前記3.18mm感光性樹脂HD−11の保護膜層を剥がしたものを準備し、支持体を付けたまま外周長が690mmになるように実施例1で使用したスリーブコア材厚みを調整した当該スリーブ上に巻き付け、版端部をテープで貼り付け固定したものでも判定した。この樹脂スリーブの赤外線感応層の塗工は、実施例1と同じ塗工液、同じスプレー条件で行ったものある。
【0035】
塗工後、一晩放置した当該樹脂スリーブの固定テープを剥がして、赤外線感応層が塗工されたシート状の支持体付きの3.18mm厚みHD−11を得た。このものを支持体側から室内蛍光灯にかざして観察したところ、螺旋状の塗工のムラや機械的なキズのない均一なものが得られた。光学濃度計による支持体、樹脂及び赤外線感応層を含む構成体としての光学濃度ODは、継ぎ部を除く塗工面内平均濃度は3.9であった。この時、塗工濃度のバラツキの最小、最大はそれぞれ3.6、4.2でOD差は0.6とほぼ目的とするものが得られた。この時の塗布量は33mg/dm2 で、この塗布量を元に実施例1の塗工面積と、その面積を塗布する作動時間中に消費される塗工液量をスプレー時間当たりの塗布液量の実測から求めたところ、その塗工液効率は72%であった。
【0036】
【実施例2】
プラスチックスリーブ材(商品名:Durocoat(Basic)、Polywest社製(独))の内径121.074mmが異なる以外は実施例1と同じ材料、同じ方法、手順で外面長が400mmの樹脂スリーブを作成した。この樹脂スリーブを実施例1で用いた塗工装置に取り付け、ノズル位置を樹脂表面対し近づけ実施例1と同じ80mmとした後、樹脂スリーブの回転速度を34rpmにした以外は実施例1と同じ塗工液、スプレー吐出条件、ノズル移動速度で赤外線感応層の塗工を行った。塗工を終え得られた樹脂スリーブを一夜放置した後、実施例1と同じレーザーエネルギー条件で描画した。製版処理して得られたスリーブ版を同じ条件でフレキソ印刷したところ、実施例1と同様の高品質のフレキソ印刷物が得られた。実施例1と同様の方法で、このものの赤外線感応層の品質を透かして見たところ、螺旋状のムラはなく均一なものが得られた。塗工面内平均光学濃度ODは4.0で、ODのバラツキも3.7から4.3とOD差0.6と実用上支障のないものが得られた。
【0037】
【比較例】
実施例1と同じ赤外線感応層溶液、外周長690mmに調製した継ぎのない樹脂スリーブ及び樹脂シートを巻着付けて固定した樹脂スリーブ材料を用い、実施例1で用いたスプレー塗工装置を使ってエアと塗工液による連続吐出方式の二流体スプレー塗工を行った。同じノズルを用いてパルススプレー方式から連続スプレー方式にしたことから吐出液の塗布パターンが変わったため、赤外感応層の塗工状態を最適な状態に調整した結果、エア圧と塗工液圧及び塗工ノズル送り速度をそれぞれ0.25MPa、0.04Pa、6mm/secとし、実施例1と同様に2回塗布を繰り返した。
【0038】
赤外線感応層を設けた継ぎのない樹脂スリーブは、実施例1と同じ条件でレーザー描画、製版処理した後、フレキソ印刷機で印刷した。この印刷版を用いて得られたフィルム印刷物は、高品質の印刷再現は得られたものの、局所的に画像が欠落していたり、印刷イメージとは関係のないピンホール様の異常な印刷汚れが散見され、実用上問題となるものであった。支持体付きの樹脂シートを巻き付けて赤外線感応層を塗工したものも光学濃度ODは平均3.8、そのバラツキは3.5から4.5とOD差1.0と大きめであった他、そのシートを室内蛍光灯に透かして見ると、局所的に微小な濃い部分と塗工できていないピンホールが散見された。また、塗工液の塗布効率も40%と低いものであった。
【0039】
【発明の効果】
本発明の方法により、レーザーを用いたデジタル描画を可能とする継ぎ目のない感光性樹脂スリーブの表面に赤外線感応層を設ける際、常にフレッシュな赤外線感応層液を高い塗布効率で安定、均一に製造することができるもので、自動化適性に優れ高い製造生産性が可能となる。

Claims (5)

  1. 継ぎ目のない感光性樹脂スリーブの表面に赤外線感応層をコーティングする方法であって、樹脂スリーブを回転させながらその外表面に対し所定の距離に定めたノズルヘッドを移動させ、樹脂スリーブの回転速度とノズルヘッドの動きを同期させながら螺旋状にスプレー塗工することを特徴とするシームレススリーブ樹脂版のコーティング方法。
  2. 塗工方式がパルス的に塗布液を噴射するパルススプレー方式であることを特徴とする請求項1に記載のシームレススリーブ樹脂版のコーティング方法。
  3. 塗工ヘッドが樹脂スリーブの一端から他端まで移動することを特徴とする請求項1または2に記載のシームレススリーブ樹脂版のコーティング方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のシームレススリーブ樹脂版のコーティング方法を実施するための装置であって、樹脂スリーブを支持回転させる手段と、樹脂スリーブ表面と塗工ノズルの間を一定の距離に制御する手段と、樹脂スリーブの回転速度と塗工ノズルの移動速度を制御する手段と、塗工液を一定の圧力でパルス的に塗工ノズルから供給する設備と、塗工後の不要な塗工液ミストを排気する設備とを含むことを特徴とするシームレススリーブ樹脂版のコーティング装置。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載のシームレススリーブ樹脂版のコーティング方法で、シームレススリーブ樹脂版の表面に赤外線感応層が塗工されることを特徴とする光重合可能なシームレススリーブ樹脂版。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011501984A (ja) * 2007-10-01 2011-01-20 エクソジェネシス コーポレーション 医療デバイスの表面を治療剤でコーティングするための方法およびシステム、ならびにそれによって作製された薬剤溶離医療デバイス
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JP2018062169A (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 ゼロックス コーポレイションXerox Corporation 積層造形システムによって形成された3次元(3d)物体の表面を仕上げるためのシステム及び方法

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