JP2004020298A - 温度検出器、熱定着器および画像形成装置 - Google Patents

温度検出器、熱定着器および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】温度検出器の先端を被検出媒体から遠ざかる方向に折曲させることで、現像剤塊が形成されるきっかけをなくし、形成される画像の乱れの発生を防ぐことができる温度検出器、熱定着器および画像形成装置を提供する。
【解決手段】温度検出器160,161の先端が、温度検出素子164の固定位置に対応する位置の接触部165bの下側の面で加熱ローラ41と接触し、この接触位置よりさらに先端側は加熱ローラ41の表面から遠ざかる方向に湾曲している。印刷が行われる場合には、加熱され液状化したトナーの一部が加熱ローラ41の表面上に残り、加熱ローラ41の回転にともなって接触板165の下側の面に付着して蓄積されるが、接触部165bから側縁部165hにかけての表面が滑らかな曲面に構成されており、トナーが蓄積して成長するきっかけとなる縁部分や角部分がなく、トナー塊が形成されない。
【選択図】 図20

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはそれらの複合機などの画像形成装置に使用される熱定着器の加熱ローラの表面温度を検出する温度検出器、熱定着器および画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置、例えばレーザプリンタやコピー機などでは、感光体を帯電させ、その感光体上にレーザやLEDなどの光による露光を行って静電潜像を形成し、トナー等の現像剤で顕像化させた像を紙等の被記録媒体上に転写させ、熱定着器によって加熱定着させることで印刷が行われている。熱定着器にはハロゲンランプ等の熱源を内蔵した加熱ローラが利用されており、この加熱ローラの温度制御を行うため、温度検出素子等を利用した温度検出器が加熱ローラの外周表面上に接触され、温度検出が行われている。
【0003】
例えば、図23に示すように、従来の熱定着器に固定される温度検出器260の温度検出素子264は、略長方形状の板体である接触板265の長手方向の一端側付近において、接着剤264cで固定されている。また、接触板265の短手方向の両縁端からは、接触板265の温度検出素子264が固定された側の面方向に広がり角度を持って形成された板状の側縁部265f,265gが設けられている。
【0004】
図24に示すように、このような構成の従来の温度検出器260は、接触板265の熱定着器のフレームに固定される側から先端側に向かう方向が加熱ローラ241の回転方向(図中矢印方向)となるように前記フレームに固定され、接触板265の温度検出素子264が固定された面と反対側の面において、加熱ローラ241に当接するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、定着時に加熱され液状化したトナーの一部が加熱ローラ241に残り、加熱ローラ241の回転によって運ばれ、接触位置から接触板265に転移した場合、接触板265の先端部265kにおいて、次々と接触板265に転移される液状トナーが、先端部265kのエッジをきっかけとしてその位置に集中して蓄積され、次第に大きく成長して塊を形成し、そのトナー塊がある程度成長したところで先端部265kから剥がれ落ち、加熱ローラ241の表面上に乗り、被記録媒体に定着される画像に乱れを生じさせていた。
【0006】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、異物の塊の発生を防ぐことができる温度検出器、熱定着器および画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明の温度検出器は、被検出媒体に接触して温度を検出するための温度検出器であって、一端が固定される板形状を有し、前記一端とは反対側の他端側において一方の面が前記被検出媒体に接触する支持部材と、当該支持部材に固定され、被検出媒体の温度を検出する温度検出素子と、前記支持部材の前記他端の縁部であって、前記支持部材の他方の面側へと折曲された折曲部とを備えている。
【0008】
また、請求項2に係る発明の温度検出器は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記支持部材の前記一方の面は、前記被検出媒体と接触する接触面と、前記折曲部の折曲面とからなり、前記接触面と前記折曲面との角部は曲面形成されていることを特徴とする。
【0009】
また、請求項3に係る発明の温度検出器は、請求項1または2に記載の発明の構成に加え、前記温度検出素子は、前記支持部材の前記一方の面とは反対側の他方の面に固定されていることを特徴とする。
【0010】
また、請求項4に係る発明の温度検出器は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記折曲部と前記温度検出素子との間には所定の距離が設けられている。
【0011】
また、請求項5に係る発明の温度検出器は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記支持部材において、前記被検出媒体との接触面から前記折曲された他端の縁端までの前記支持部材の厚み方向における距離は、前記支持部材の厚さの2倍以上であることを特徴とする。
【0012】
また、請求項6に係る発明の温度検出器は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記折曲部は0度より大きく90度未満に折曲されたことを特徴とする。
【0013】
また、請求項7に係る発明の温度検出器は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記支持部材の前記一端と前記他端とをつなぐ両側端の各縁部であって、前記他方の面側へとそれぞれ折曲された側折曲部を備えている。
【0014】
また、請求項8に係る発明の温度検出器は、請求項7に記載の発明の構成に加え、前記側折曲部と前記折曲部とを接続した接続部を備えている。
【0015】
また、請求項9に係る発明の温度検出器は、請求項8に記載の発明の構成に加え、前記接続部は曲面形成されていることを特徴とする。
【0016】
また、請求項10に係る発明の熱定着器は、前記被検出媒体は被定着媒体を加熱して定着する定着部材であって、当該定着部材と、請求項1乃至9のいずれかに記載の温度検出器とを備えている。
【0017】
また、請求項11に係る発明の熱定着器は、請求項10に記載の発明の構成に加え、一端が筐体に固定された前記温度検出器は、その一端から他端に向かう方向に回転駆動される前記定着部材の外周面に、他端近傍において接触されていることを特徴とする。
【0018】
また、請求項12に係る発明の熱定着器は、請求項10または11に記載の発明の構成に加え、前記定着部材は加熱ローラであって、前記温度検出素子は、前記支持部材の前記他方の面上で前記支持部材と前記加熱ローラとの接触部位に対応する位置に固定されていることを特徴とする。
【0019】
また、請求項13に係る発明の画像形成装置は、現像剤像を被記録媒体に転写形成するプロセス部と、請求項10乃至12のいずれかに記載の熱定着器とを備えている。
【0020】
また、請求項14に係る発明の画像形成装置は、請求項13に記載の発明の構成に加え、前記定着部材の軸方向において、前記温度検出器が前記定着部材に接触する部位が、前記熱定着器を通過する前記被記録媒体上に載置される現像剤の載置範囲内と対応する前記定着部材の部位となるように、前記熱定着器の筐体に前記温度検出器が固定されることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した温度検出器、熱定着器および画像形成装置の一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、画像形成装置の一例であるレーザプリンタ1の全体の構成について説明する。図1は、レーザプリンタ1の中央断面図である。図1に示すように、レーザプリンタ1は、断面視、本体ケース2内に、被記録媒体としての用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に印刷するための画像形成部5を備えている。尚、レーザプリンタ1において、図中左手方向が前面となる。尚、用紙3が、本発明の請求項10における「被定着媒体」であり、請求項13における「被記録媒体」である。
【0022】
排紙トレイ46は、本体ケース2の上部後端側に、印刷された用紙3を積層保持できるように、本体ケース2の上面の後寄り部位に凹部形成されている。また、本体ケース2の上面の前寄り部位には、プロセスカートリッジ17の挿入のための上面開放状の空間があり、排紙トレイ46の前端側に設けられた支軸54aを中心に、上下に回動する上面カバー54によって、プロセスカートリッジ17の挿入用の空間であるところのカートリッジ収納部57を覆うように構成されている。尚、この上面カバー54の開放時の位置を図中2点鎖線で示す。
【0023】
本体ケース2内の後部(図中右手側)には、本体ケース内の下部後端側に設けられた画像形成部5の定着器18から排出された用紙3が上部後端側に設けられた排紙トレイ46に導かれるように、本体ケース2の背面に沿って上下方向に半弧を描くように排紙パス44が設けられ、この排紙パス44に、用紙3の搬送を行う排紙ローラ45が設けられている。
【0024】
フィーダ部4は、本体ケース2内の底部に設けられた給紙ローラ8と、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられ、用紙3を積層保持して用紙3を給紙ローラ8に圧接する用紙押圧板7と、給紙トレイ6の一端側端部の上方に設けられ、給紙ローラ8に向かって押圧され、給紙時に給紙ローラ8と協働して用紙3を一枚毎に分離する分離パッド9と、給紙ローラ8に対して用紙3の搬送方向の下流側2カ所に設けられ、用紙3の搬送を行う搬送ローラ11と、その搬送ローラ11のそれぞれに用紙3を介して接触して紙粉を除去するとともに搬送ローラ11と協働して用紙3の搬送を行う紙粉取りローラ10と、搬送ローラ11に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられ、印刷の際の用紙3の送り出しのタイミングを調整するレジストローラ12とを備えている。
【0025】
用紙押圧板7は、用紙3を積層状にスタックすることができ、給紙ローラ8に対して遠い方の端部に設けられた支軸7aが給紙トレイ6の底面に支持されることによって、この支軸7aを回動中心として、近い方の端部が上下方向に移動可能とされており、また、その裏側から図示外のバネによって給紙ローラ8の方向に付勢されている。そのため、用紙押圧板7は、用紙3の積層量が増えるにともない、支軸7aを支点としてバネの付勢力に抗して下向きに揺動される。また、給紙ローラ8および分離パッド9は、互いに対向するように配設され、分離パッド9の裏側に配設されるバネ13によって、分離パッド9が給紙ローラ8に向かって押圧されている。
【0026】
さらに、このフィーダ部4には、本体ケース2の前面部(図中左手側)に設けられ、支軸14aを支点に前後方向(図中左右方向)に開閉し、その開放時に用紙3を積層することができるトレイ部14bと、トレイ部14bに対してスライド移動可能にスライド部(図示外)を支持し、トレイ部14bの閉鎖時に本体ケース2の一部となるように構成されたカバー部14cとからなる手差しトレイ14と、手差しトレイ14のトレイ部14b上に積層される用紙3を給紙するための手差しローラ15と、用紙3を一枚毎に分離する分離パッド25とを備えている。
【0027】
手差しローラ15および分離パッド25は、互いに対向するように配設され、分離パッド25の裏側に配設されるバネ(図示外)によって、分離パッド25が手差しローラ15に向かって押圧されている。印刷時には、手差しトレイ14上に積層される用紙3が、回転する手差しローラ15と分離パッド25とによって一枚毎、レジストローラ12に搬送される。
【0028】
また、画像形成部5と給紙トレイ6との間には低圧電源ユニット90と高圧電源ユニット95とが設けられており、低圧電源ユニット90は後述のスキャナユニット16および定着器18の下部に、高圧電源ユニット95はプロセスカートリッジ17の下部にそれぞれ配置されている。高圧電源ユニット95は、後述のプロセスカートリッジ17の各部に印加する高電圧のバイアスを発生するユニットである。内部に高圧電源回路基板(図示外)が配設されている。また、低圧電源ユニット90は、レーザプリンタ1の外部から供給された、例えば単相100Vの電圧を、レーザプリンタ1の内部の各部に供給するために、例えば24Vの電圧に降下させるためのユニットである。そのための回路を構成した低圧電源回路基板(図示外)が低圧電源ユニット90の底部に配置され、左右開放状の鉄板等でその外周を覆われて保護されている。
【0029】
そして、低圧電源ユニット90の右手側にあたる図示外の本体フレーム(図中手前側)には、発熱量の大きい低圧電源ユニット90を冷却するために外気を導入する電源ファン120が設けられ、同様に、低圧電源ユニット90の左手側にあたる図示外の本体フレーム(図中奥側)には、主に低圧電源ユニット90内の空気をレーザプリンタ1の外部に排気するためのメインファン117が設けられている。そして、左側の本体フレーム(図中奥側)には、メインファン117の他にオゾンファン108bおよびサブファン118も設けられている。
【0030】
次に、図2を参照して、画像形成部5付近の構成について説明する。図2は、画像形成部5を側方より見た断面図である。図2に示すように、画像形成部5は、フィーダ部4によって搬送された用紙3に印刷するように、スキャナユニット16、プロセスカートリッジ17、定着器18、ダクト100などで構成されている。
【0031】
図2に示すように、スキャナユニット16は、本体ケース2内の上部のうち、排紙トレイ46(図1参照)の下方側に配置され、レーザ光を出射するレーザ発光部(図示外)、レーザ発光部より出射されたレーザ光を回転駆動して主走査方向に走査するポリゴンミラー19、そのポリゴンミラー19が発生する熱を放熱するためのヒートシンク130、ポリゴンミラー19に走査されたレーザ光の走査速度を一定にするfθレンズ20、走査されたレーザ光を反射する反射ミラー21、反射ミラー21で反射されたレーザ光を感光体ドラム27上で結像するために焦点位置を調整するリレーレンズ22等で構成されている。スキャナユニット16は、印刷データに基づいてレーザ発光部から出射されるレーザ光を、1点鎖線Aで示すように、ポリゴンミラー19、fθレンズ20、反射ミラー21、リレーレンズ22の順に通過あるいは反射させて、プロセスカートリッジ17の感光体ドラム27の表面上に露光走査するものである。
【0032】
プロセスカートリッジ17は、ドラムカートリッジ23とドラムカートリッジ23に着脱可能な現像カートリッジ24とから構成されている。ドラムカートリッジ23は、感光体ドラム27、スコロトロン型帯電器29、転写ローラ30、クリーニングローラ51および2次ローラ52等を備えている。現像カートリッジ24は、現像ローラ31、供給ローラ33およびトナーボックス34等を備えている。尚、プロセスカートリッジ17が、本発明における「プロセス部」である。
【0033】
感光体ドラム27は、現像ローラ31の側方に感光体ドラム27の回転軸が現像ローラ31の回転軸と平行に配置され、その現像ローラ31と接触する状態で矢印方向(図中反時計方向)に回転可能に配設されている。この感光体ドラム27は、導電性基材の上に、バインダ樹脂中にアゾ顔料やフタロシアニン顔料などの有機光電導体を電荷発生材料として分散した電荷発生層、ポリカーボネイト等の樹脂中にヒドラゾン系やアリールアミン系等の化合物が混合された電荷輸送層などが積層されたドラムである。感光体ドラム27はレーザ光等の照射を受けると、光吸収によって電荷発生層で電荷が発生され、電荷輸送層で感光体ドラム27の表面にその電荷が輸送されて、スコロトロン型帯電器29に帯電されたその表面電位をうち消すことで、照射を受けた部分の電位と、受けていない部分の電位との間に電位差を設けることができるようになっている。印刷データに基づいてレーザ光を露光走査することにより、感光体ドラム27には静電潜像が形成されるのである。
【0034】
帯電手段としてのスコロトロン型帯電器29は、感光体ドラム27の上方に、感光体ドラム27に接触しないように、所定の間隔を隔てて配設されている。スコロトロン型帯電器29は、タングステンなどの放電用のワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光体ドラム27の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。また、このスコロトロン型帯電器29は、高圧電源ユニット95(図1参照)の帯電バイアス回路部(図示外)によりオン・オフされる。そして、帯電の際に発生されるオゾン等の生成物をプロセスカートリッジ17の外方に排出できるように、スコロトロン型帯電器29の設けられた部位のプロセスカートリッジ17の筐体の上面には、外気連通する開口171が設けられている。
【0035】
また、現像カートリッジ24がドラムカートリッジ23に装着された状態では、現像ローラ31は、感光体ドラム27の回転方向(図中反時計方向)におけるスコロトロン型帯電器29の配置位置より下流に配設されており、矢印方向(図中時計方向)に回転可能に配設されている。この現像ローラ31は、金属製のローラ軸に導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、高圧電源ユニット95(図1参照)の現像バイアス回路部(図示外)から現像バイアスが印加される。
【0036】
次に、供給ローラ33は、現像ローラ31の側方位置で、現像ローラ31を挟んで感光体ドラム27の反対側の位置に回転可能に配設されており、現像ローラ31に対して圧縮するような状態で当接されている。この供給ローラ33は、金属製のローラ軸に、導電性の発泡材料からなるローラが被覆されており、現像ローラ31に供給するトナーを摩擦帯電するようになっている。
【0037】
また、トナーボックス34は、供給ローラ33の側方位置に設けられており、その内部に供給ローラ33を介して現像ローラ31に供給されるトナーを充填している。本実施の形態では、現像剤として正帯電性の非磁性1成分のトナーが使用されており、このトナーは、重合性単量体、例えばスチレンなどのスチレン系単量体やアクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる重合トナーである。このような重合トナーには、カーボンブラックなどの着色剤やワックスなどが配合されるとともに、流動性を向上させるために、シリカなど外添剤が添加されている。その粒子径は、約6〜10μm程度である。
【0038】
そして、トナーボックス34内のトナーは、トナーボックス34の中心に設けられた回転軸35に支持されたアジテータ36の矢印方向(図中反時計方向)への回転により攪拌される。また、トナーボックス34の側壁には、トナーの残量検知用の窓38が設けられており、回転軸35に支持されたクリーナ39によって清掃されるようになっている。
【0039】
また、感光体ドラム27の回転方向の現像ローラ31の下流で、感光体ドラム27の下方位置には、転写ローラ30が配設されており、矢印方向(図中時計方向)に回転可能に支持されている。この転写ローラ30は、金属製のローラ軸に、イオン導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、転写時には、高圧電源ユニット95(図1参照)の転写バイアス回路部(図示外)から順転写バイアスが印加されるように構成されている。順転写バイアスとは、感光体ドラム27の表面上に静電付着したトナーが転写ローラ30の表面上に電気的に吸引される方向に電位差が生じるように転写ローラ30に印加するバイアスである。
【0040】
次に、クリーニングローラ51は、感光体ドラム27の側方位置に配置されている。この配置位置は、感光体ドラム27の回転方向の転写ローラ30の下流位置、かつスコロトロン型帯電器29の上流位置になる。このクリーニングローラ51に接触するように、クリーニングローラ51を挟んで感光体ドラム27の反対側となる位置に2次ローラ52が設けられ、さらに、2次ローラ52には掻き取り部材53が当接されている。尚、クリーニングローラ51および2次ローラ52は、高圧電源ユニット95(図1参照)のクリーニングバイアス回路部(図示外)からバイアスが印加される。
【0041】
このレーザプリンタ1では、転写ローラ30によって感光体ドラム27から用紙3にトナーが転写された後に、感光体ドラム27の表面上に残存する残存トナーや紙粉が、クリーニングローラ51によって電気的に吸引される。そして、クリーニングローラ51は2次ローラ52によって電気的に紙粉のみが吸引され、2次ローラ52に吸引された紙粉が掻き取り部材53にからめ取られるようになっている。そして、バイアスが切り替えられて、クリーニングローラ51上のトナーが感光体ドラム27上に戻り、現像ローラ31によって、現像カートリッジ24内に回収される。尚、このクリーニングバイアス切り替え時において、転写ローラ30には高圧電源ユニット95(図1参照)の転写バイアス回路部(図示外)から逆転写バイアスが印加される。逆転写バイアスとは、順転写バイアスとは逆に、転写ローラ30の表面上から感光体ドラム27の表面上へトナーが転写される方向に電位差が生じるように、転写ローラ30に印加するバイアスである。
【0042】
また、ドラムカートリッジ23の感光体ドラム27の上部には、スキャナユニット16からのレーザ光が感光体ドラム27に直接照射されるように、露光窓69が設けられている。この露光窓69は、プロセスカートリッジ17の筐体の上面の、スコロトロン型帯電器29の開口171の部分よりもトナーボックス34寄りの部位に、感光体ドラム27がプロセスカートリッジ17の外部と連通するように開口されている。
【0043】
また、オゾンファン108b,メインファン117(図1参照)で吸引され、本体ケース2外に空気を排気するダクト100は、プロセスカートリッジ17の幅方向(挿入方向の直交方向)の長さの分、その幅方向に伸張された筒形状の排気通路であり、側方視、V字形の形状を有している。その内部は、前記幅方向を縦割りに2分する隔壁100dによって2室に分けられて、主にスコロトロン型帯電器29から発生されるオゾン等の生成物を排出するためのダクト100aと、主に定着器18から発生される熱を含む空気を排気するためのダクト100bとが構成されている。
【0044】
さらに、本体ケース2内にプロセスカートリッジ17が装着された場合に、そのプロセスカートリッジ17の筐体の上面のうちスコロトロン型帯電器29の近傍に設けられた開口171の近傍を、シャッター103と、ダクト100aの下部の壁面と、ゴムやスポンジ等の弾性部材からなる仕切部材104と、後述のカートリッジ収納部57(図1参照)の左右の側面である左側面,右側面とで覆うように排気室101が構成される。そして、スコロトロン型帯電器29から発生されたオゾンはこの排気室101に充満し、このオゾンを含む空気がダクト100aに吸引排気されるように、そのダクト100aの下面のうちスコロトロン型帯電器29に対向する部分に開口部105が形成されている。
【0045】
尚、仕切部材104は、ダクト100aの下面において、プロセスカートリッジ17の装着時にその挿入方向の先端部分が当接するように、プロセスカートリッジ17の幅方向(挿入方向の直交方向)に延びるように設けられている。また、プロセスカートリッジ17の挿入時のショックの緩衝材としての役割も担う。
【0046】
また、シャッター103は、プロセスカートリッジ17の幅方向に長い板形状の部材で、その長手方向の長さは、プロセスカートリッジ17の幅とほぼ同じとなっている。その短手方向の一方の縁端に設けられた支軸103aが、ダクト101aの下面に設けられた支持部100cに支持されている。その支持部100cは、シャッター103が支持された場合、プロセスカートリッジ17の挿入方向においてシャッター103の支軸側が自由端側よりも下流側になるように配置され、自由端側が上下方向に移動可能となるように支持している。シャッター103の閉鎖時には、自由端が、プロセスカートリッジ17のスコロトロン型帯電器29の開口部分と露光窓69との間の部分に接触する。そして、図示外のリンク機構によって、上面カバー54の開閉と連動してシャッター103の開閉が行われるようになっている。
【0047】
さらに、ダクト100bの下面にも開口部106が設けられ、装着されたプロセスカートリッジ17の挿入方向の先端部の壁面と、ダクト100bの下面と、定着器18と、除電板107となどで構成された排気室102の空気を排気するようになっている。尚、除電板107は、印刷時にプロセスカートリッジ17内を通過することで帯電される用紙3の除電を行うように、用紙3の搬送路上の、プロセスカートリッジ17と定着器18との間に設けられており、用紙3の搬送方向に複数の溝が列設された形状を有し、用紙ガイドとして機能する。
【0048】
また、スキャナユニット16のヒートシンク130がダクト100の上面と対向する部分の壁面に開口部109が設けられている。この開口部109は、隔壁100dをまたいでダクト100aとダクト100bとの双方とスキャナユニット16とが連通されるように開口している。ヒートシンク130はスキャナユニット16の下部壁面に開口された露出口からスキャナユニット16とダクトの上面61との間の隙間に露出されている。そして、この露出したヒートシンク130を覆い、この隙間部分を他の隙間部分から隔離するように、スポンジ131が設けられている。そして、そのスポンジ131で囲まれた部分で排気室111が構成されている。
【0049】
定着器18は、プロセスカートリッジ17の側方下流側に配設され、後述する加熱ローラ41、この加熱ローラ41を押圧する加圧ローラ42、およびこれら加熱ローラ41および加圧ローラ42の下流側に設けられる一対の搬送ローラ43a,43bを備えている。プロセスカートリッジ17において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に加圧加熱定着させ、その後、その用紙3を搬送ローラ43a,43bによって、排紙パス44に搬送するようにしている。尚、定着器18が、本発明における「熱定着器」である。
【0050】
次に、図3〜図12を参照して、定着器18の詳細な構成について説明する。図3は、定着器18の正面図である。図4は、定着器18の平面図である。図5は、定着器18の背面図である。図6は、定着器18の底面図である。図7は、定着器18の右側面図である。図8は、定着器18の左側面図である。図9は、図4の1点鎖線A−A’における矢視方向から見た定着器18の断面図である。図10は、図4の1点鎖線B−B’における矢視方向から見た定着器18の断面図である。図11は、図4の1点鎖線C−C’における矢視方向から見た定着器18の断面図である。図12は、図4の1点鎖線D−D’における矢視方向から見た定着器18の断面図である。尚、図3では図中紙面表側、図4では図中下側、図5では図中紙面奥側、図6では図中上側が、それぞれ定着器18の前面となる。また、図7,図9,図12では、図中左側が前面となり、図8,図10,図11では、図中右側が前面となる。
【0051】
図3に示すように、定着器18は、左右方向に延びる略立方体の形状を有し、上下に分割される2つの上下フレーム150,151が嵌合されて筐体を成している。耐熱樹脂製の上フレーム150と下フレーム151とのとじ合わせ部分は、前面側および背面側にて開口形成されており、前面側の開口部149aより用紙3が定着器18内に入り、図5に示すように、背面側の開口部149bより排出されるように、その幅方向に長く形成されている。また、図11に示すように、筐体内部には左右方向に軸方向を持つ加熱ローラ41と加圧ローラ42とが並列配置されている。
【0052】
図3,図7,図8に示すように、定着器18の下フレーム151の前面側の両端部分には突起148が形成されている。定着器18がレーザプリンタ1に固定されるときには、この突起148が本体フレーム(図示外)に穿設された嵌合孔にはまって定着器18が位置決めされるようになっており、図3,図5に示すように、下フレーム151の下部の左右両端位置においてその前後方向に貫通するように穿設されたネジ穴147a,147bにネジ(図示外)が挿通され、定着器18が本体フレームに締結されるようになっている。
【0053】
また、図3に示す下フレーム151の前面側の開口部149aの側に、定着器18の長手方向に軸方向を有する搬送ローラ146が設けられている。この搬送ローラ146は、用紙3の定着器18内への搬送のガイドを担う。さらに、図5に示すように、下フレーム151の背面側の開口部149bの側には、定着器18から排出される用紙3を排紙パス44(図1参照)へと導くための上下一対の搬送ローラ43a,43bが設けられている。搬送ローラ43a,43bはそれぞれ定着器18の左右方向に軸方向を有し、下側の搬送ローラ43aは鉄軸にゴム製のローラを4個、節状に設けた構成となっている。上側の搬送ローラ43bは、下側のローラの4箇所のゴムローラ部分にそれぞれ当接する4個の樹脂製ローラである。
【0054】
さらに、定着器18の右側の背面側には搬送ローラ43aの軸に接続されたギア141が設けられており、このギア141にはギア142,143が噛合され、さらにこのギア143に、加熱ローラ41の外周に設けられたギア歯が噛合するようになっている。これにより、外部から伝達される駆動力によって加熱ローラ41が回転駆動されると、搬送ローラ43aが従動されるようになっている。尚、ギア142,143は、図7に示すように、軸145aを回動中心として直交方向にそれぞれ延設された側板を有するL字状のアーム145の一方の側板側に、その回転軸が軸145aに遠い側から順にそれぞれ固定されており、定着器18がレーザプリンタ1に装着されていない場合には、軸145aを巻くように設けられたバネ145bの付勢力によって、ギア143が加熱ローラ41から遠ざかる方向(図7において反時計方向)にアーム145が回転されることで、ギア142と143とが搬送ローラ43aのギア141と加熱ローラ41の外周上のギア歯とから離間されるようになっている。すなわち、メンテナンス等で定着器18をレーザプリンタ1から取り外した場合に、搬送ローラ43aが自由回転することができる。
【0055】
また、軸145aからギア142方向に対して直交する他方の側板側には滑車144aが設けられており、定着器18がレーザプリンタ1に固定される場合には、この滑車144aが本体フレーム(図示外)に接触して滑車144aが下方向に揺動されてアーム145が回転(図7において時計方向)されることで、ギア142とギア143とがそれぞれ搬送ローラ43aのギア141と加熱ローラ41の外周上のギア歯とに噛合される。また、軸145aを回転中心として滑車144bが設けられており、定着器18の装着の際にこの滑車144bが滑車144aより先に本体フレームと当接することで、アーム145の回転がスムーズに行われる。
【0056】
そして、図4に示すように、定着器18には、加熱ローラ41の外周に接触し、加熱ローラ41の表面温度を測定するための温度検出器160,161が設けられている。図3,図4に示すように、温度検出器160は、定着器18の上部中央の前面側寄りの位置にネジで固定されている。また、図4に示すように、温度検出器161は、定着器18の上部左側の背面側の位置に、温度検出器160と同様にネジ止めされている。尚、温度検出器160,161については後述する。
【0057】
次に、図11,図12に示すように、定着器18の上下フレーム150,151の内部には、加熱ローラ41と加圧ローラ42とが収容されている。加熱ローラ41は中空のアルミ製の軸にフッ素樹脂がコーティングされ焼成されたローラであり、その軸は上フレーム150の両側部に支持され、軸方向に延びるハロゲンランプ41a,41bのそれぞれを内蔵している。ハロゲンランプ41aが主に加熱ローラ41の中央部を加熱するように、そのタングステンフィラメントがハロゲンランプ41aの中央部に配置されている。また、ハロゲンランプ41bが加熱ローラ41の左右両縁部を加熱するように、そのタングステンフィラメントがハロゲンランプ41bの両縁部に配置されている。そして、ハロゲンランプ41a,41bに電圧が印加された場合には、加熱ローラ41が全体的に均一に加熱される。このように配熱位置の異なる、いわゆる異配熱のハロゲンランプ41a,41bを加熱ローラ41内に収容することで、加熱ローラ41を均一に加熱し、かつ加熱ローラ41の昇温速度を速めることができる。尚、加熱ローラ41が、本発明の請求項1における「被検出媒体」であり、請求項10における「定着部材」である。
【0058】
また、加圧ローラ42は、低硬度シリコンゴムからなる軸にフッ素樹脂のチューブが被膜されたローラであり、図9,図10に示すように、その両端には加圧ローラ42を回転させるための支軸42bとボールベアリング42aとが設けられ、このボールベアリング42aが軸支持板152に支持されている。軸支持板152の縁端にはその面方向でカギ状に突設された支部152aが設けられ、下フレーム151において加熱ローラ41の下方位置にて突設された支軸151aと係合している。軸支持板152は、この支軸151aを中心に板面方向に回転駆動することができ、軸支持板152を挟んで支部152aの反対側の位置に突設された作用部152bにスプリング153の一端が掛けられている。スプリング153の他端は下フレーム151の後部に設けられた係止部151bに掛けられており、スプリング153によって軸支持板152の作用部152bが上方に付勢されることで、支部152aと作用部152bとの間にある加圧ローラ42の支持部分が上方に付勢され、加圧ローラ42が加熱ローラ41に対し押圧される。
【0059】
さらに、軸支持板152の作用部152bに当接し、その近傍の下フレーム151に設けられた軸151cを回転軸として、軸支持板152と同じ平面方向に回転するレバー155が設けられている。例えば、定着器18内で用紙ジャムが発生した場合、このレバー155の作用部155aを押し上げることで作用部152bが下方向に押圧されて軸支持板152が回転し(図9において時計方向)、加圧ローラ42を加熱ローラ41から離間させることができ、ローラ間につまった用紙を取り除くことができる。また、加圧ローラ42の下方には、下フレーム151の底面に沿って設けられた2本のクリーニングローラ154が、加圧ローラ42に圧接されており、加圧ローラ42に従動される際に加圧ローラ42のクリーニングを行う。
【0060】
次に、図3,図4、図9,図11〜図20を参照して、温度検出器160,161について説明する。図13は、温度検出器160,161の平面図である。図14は、接触板165の平面図である。図15は、接触板165の底面図である。図16は、図14における矢視方向Eから見た接触板165の側面図である。図17は、図14における矢視方向Fから見た接触板165の側面図である。図18は、図14の1点鎖線G−G’における矢視方向から見た接触板165の断面図である。図19は、温度検出器160,161の先端部分を拡大した斜視図である。図20は、温度検出器160,161の先端部分と加熱ローラ41との接触部分を拡大した側方図である。
【0061】
図13に示すように、温度検出器160,161は、長板形状を有し、長手方向の一端が加熱ローラ41の外周と接触する接触板165と、接触板165の他端を固定する基部162と、接触板165上に固定される温度検出素子164と、温度検出素子164に電圧を印加するためのリード線163とで構成されている。
【0062】
図14,図15に示すように、接触板165は、平面視、略長方形の板形状を有するステンレス板で、長手方向の一端側に、加熱ローラ41に接触する部分である接触部165bと、他端側に、短手方向が接触部165bより幅広に形成され、基部162(図13参照)に固定される部分である固定部165cと、接触部165bと固定部165cとを結ぶ部分であり、短手方向の中央部分が長手方向に沿って溝状に穿設された開口部を有する支持部165aとで構成されている。尚、接触板165が、本発明における「支持部材」である。
【0063】
固定部165cには、接触板165が基部162(図13参照)に固定される場合に位置決めを行うための位置決め穴165dと、基部162を定着器18の上フレーム150(図3,図4参照)にネジ止め固定する場合にネジを通すためのネジ穴165eとが穿設されている。
【0064】
接触部165bには、接触板165の長手方向の縁端および短手方向の両縁端に沿って、それぞれ平面方向に、その縁が各縁端と平行になるように突設された板部分が、それぞれ斜め上方向(図14において紙面表方向)に折り曲げられた形状の側縁部165f,165g,165hが設けられている。そして、側縁部165fと側縁部165hとの近接部分は接続部165iで、また、側縁部165gと側縁部165hとの近接部分は接続部165jでそれぞれ接続されている。すなわち、接触部165bの支持部165a方向を除く3方向の縁端部分には、接触部165bを取り巻くように、側縁部165f、接続部165i、側縁部165h、接続部165jおよび側縁部165gからなる連続した壁面が、上方に向かって広がり角度を有するように形成されている。この広がり角度は、図16〜図18に示すように、本実施の形態においては約45度である。そして、接触部165bと側縁部165f,165g,165hとのそれぞれの接続部分は、折り曲げ部分の外側となる面側において曲面形成されている。また、接続部165i,165jは、同一面側において球面形成されており、各側縁部165f,165g,165hの面同士を滑らかに結んでいる。尚、側縁部165hが、本発明における「折曲部」であり、側縁部165f,165gが、本発明における「側折曲部」であり、接続部165i,165jが、本発明における「接続部」である。
【0065】
尚、加熱ローラ41との接触部分から側縁部165f,165g,165hおよび接続部165i,165jで構成する壁面の縁部分までの接触板165の板厚方向の距離は、前記縁部分と加熱ローラ41の表面との間の距離が所定距離、例えば接触板165の厚みの2倍以上の距離となるように構成されている。さらに、接触板165の接触部165bの165f,165g,165hの折り曲げ部分の外側となる面側において、接触部165bから支持部165aの一部にかけての部分はフッ素樹脂で耐食コーティングされ、平滑な面が形成される。
【0066】
次に、図13,図19に示すように、接触板165の接触部165bの上面側(図14において紙面表側)の中央位置には温度検出素子164が固定されている。温度検出素子164は鉄、マンガン、コバルト、ニッケル等の金属酸化物からなる半導体セラミックスの素地を端子で挟み、積層上に形成したチップ型の温度センサであり、温度の上昇にともなって抵抗値が対数的に小さくなるという特性を有する。この両端子が導線164a,164bのそれぞれに接続された状態で、接着剤164cによって周囲との絶縁および接触板165の接触部165b上への固定がされている。尚、温度検出素子164が、本発明における「温度検出素子」である。
【0067】
次に、図13に示すように、基部162は、接触板165の固定部165c(図14参照)を樹脂で覆った立方体形状を有し、本体フレーム(図示外)に固定するためのネジ穴162aが設けられている。このネジ穴162aは、接触板165の固定部165cのネジ穴165eを含んで基部162の表裏方向(図中紙面表裏方向)に連通している。また、2本のリード線163がネジ穴162a部分を避けて基部162に固定され、一方のリード線163は温度検出素子164に接続された導線164aに接続され、他方のリード線163は導線164bに接続されている。各リード線163の他端側にはコネクタ163aが設けられ、図3,図4に示すように、温度検出器160,161が定着器18に、その基部162をそれぞれネジ止めされた場合、図3,図4、図6に示すように、定着器18の上下フレーム150,151の外壁に沿ってリード線163が配設され、図5に示すように、下フレーム151の底部中央に設けられたコネクタボックス151dに、コネクタ163aが係合される。
【0068】
そして、図20に示すように、温度検出器160,161の接触板165の接触部165bが、それぞれ加熱ローラ41の表面上に接触する。このとき、加熱ローラ41の回転方向(図9において反時計方向)が、基部162から接触板165の先端方向になるように、それぞれの温度検出器160,161が上フレーム150の所定箇所(図4参照)に固定される。
【0069】
定着器18に固定された温度検出器160,161の先端は、接触板165の接触部165bの下側の面で加熱ローラ41と接触し、この接触位置は接触部165bの上側の面に固定された温度検出素子164の固定位置に相当する。そして、接触板165の加熱ローラ41との接触位置よりさらに先端側(加熱ローラ41の回転方向の下流側)は、加熱ローラ41の表面から遠ざかる方向に湾曲している。このように側縁部165hが斜め上方向に向かって延びており、その先端の縁、すなわち接触板165のエッジは、加熱ローラ41の表面から所定の距離だけ離れるように構成されている。また、接触部165bから側縁部165hにかけての接触板165の下側の面が曲面形成されており、角がたたないように構成されている。
【0070】
尚、温度検出器160,161のそれぞれの固定位置は、温度検出器160が、主にハロゲンランプ41aが加熱する加熱ローラ41の表面温度を検出し、温度検出器161が、主にハロゲンランプ41bが加熱する加熱ローラ41の表面温度を検出できるように、それぞれ対応した位置となっている。さらに、温度検出器160,161のそれぞれの固定位置が、定着器18の左右方向において、印刷時に加熱ローラ41と加圧ローラ42とで挟まれた部分、いわゆるニップ部分を通過する用紙3の印刷可能範囲内に位置するようになっている。
【0071】
次に、図1,図2,図4を参照して、レーザプリンタ1の印刷時の動作について説明する。給紙トレイ6の用紙押圧板7上に積層されたうちの最上位にある用紙3は、用紙押圧板7の裏側から図示外のバネによって給紙ローラ8に向かって押圧されている。ホストコンピュータ(図示外)からの印刷データの受信に基づいて印刷が開始されると、用紙3は、回転する給紙ローラ8との間の摩擦力によって送られ、給紙ローラ8と分離パッド9との間に挟まれる。単葉に分離された用紙3は、紙粉取りローラ10を通過の際に表面上に付着している紙粉が取り払われ、対向する搬送ローラ11によってレジストローラ12に送られる。
【0072】
一方、スキャナユニット16では、エンジンコントローラ(図示外)で生成されたレーザ駆動信号に基づいてレーザ発光部(図示外)で発生されたレーザ光が、ポリゴンミラー19に対して出射される。ポリゴンミラー19は入射したレーザ光を主走査方向(用紙3の搬送方向と直交する方向)に走査し、fθレンズ20に対して出射する。fθレンズ20は、ポリゴンミラー19で等角速度に走査されたレーザ光を等速度走査に変換する。そして、レーザ光は、反射ミラー21で進行方向を変化され、リレーレンズ22によって収束されて感光体ドラム27の表面上で結像する。
【0073】
また、感光体ドラム27は、スコロトロン型帯電器29によって、その表面電位が、例えば約1000Vに帯電される。矢印方向(図中反時計方向)に回転する感光体ドラム27は、次に、レーザ光の照射を受ける。レーザ光は用紙3の主走査線上において、現像を行う部分は照射、行わない部分は非照射となるように出射されており、レーザ光の照射を受けた部分(明部)は、その表面電位が、例えば約100Vに下がる。そして、感光体ドラム27の回転によって、レーザ光は副走査方向(用紙3の搬送方向)にも照射され、レーザ光が照射されなかった部分(暗部)と明部とで、感光体ドラム27表面上には電気的な不可視画像、すなわち静電潜像が形成される。
【0074】
また、トナーボックス34内のトナーは、供給ローラ33の回転により、現像ローラ31に供給される。このとき、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電され、さらに、一定厚さの薄層となるように調整されて現像ローラ31上に担持される。この現像ローラ31には、例えば約300〜400Vの正のバイアスが印加されている。現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持され、かつ正帯電されているトナーが、感光体ドラム27に対向して接触するときに、感光体ドラム27の表面上に形成されている静電潜像に転写する。すなわち、現像ローラ31の電位は、暗部の電位(+1000V)より低く、明部の電位(+100V)より高いので、トナーは電位の低い明部に対して選択的に転写する。こうして、感光体ドラム27の表面上に、トナーによる現像剤像としての可視像が形成され、現像が行われる。
【0075】
レジストローラ12は用紙3をレジストし、回転する感光体ドラム27の表面上に形成された可視像の先端と用紙3の先端とが一致するタイミングで用紙3を送り出す。そして、感光体ドラム27と転写ローラ30との間を用紙3が通過する際に、明部の電位(+100V)よりさらに低い、例えば約−200Vの負のバイアスが転写ローラ30に印加されて、感光体ドラム27表面上に形成された可視像が用紙3上に転写される。
【0076】
そして、トナーが転写された用紙3は、定着器18に搬送される。そこを通過する、接地された除電板107によって、トナーや用紙3の残留電荷は除去される。そして、定着器18は、トナーの載った用紙3に、加熱ローラ41による約200度の熱と加圧ローラ42による圧力とを加え、トナーを用紙3上に溶着させて永久画像を形成する。尚、加熱ローラ41と加圧ローラ42とはそれぞれダイオードを介して接地されており、加熱ローラ41の表面電位より加圧ローラ42の表面電位が低くなるように構成されている。そのため、用紙3の加熱ローラ41側に載置されている正帯電性のトナーは、用紙3を介して加圧ローラ42に電気的に吸引されるので、定着時に加熱ローラ41にトナーが引き寄せられることによる画像の乱れが防止されている。
【0077】
トナーが加圧加熱定着された用紙3は、排紙ローラ45によって排紙パス44上を搬送され、印刷面を下向きにして排紙トレイ46に排出される。次に印刷される用紙3も同様に、先に排出された用紙3の上に印刷面を下にして排紙トレイ46に積層される。こうして、利用者は、印刷順に整列された用紙3を得ることができる。
【0078】
次に、図20を参照して、温度検出器160,161の先端と加熱ローラ41との接触部分の動作について説明する。図20に示すように、印刷が行われる場合には、加熱ローラ41の回転方向は温度検出器160,161の先端方向に向かう方向(図中矢印方向)となる。用紙3上に載置されたトナーが加熱ローラ41に熱を与えられて溶けて、液状化する。トナーのほとんどは用紙3上に定着されるが、わずかに定着されずに残ったトナーが加熱ローラ41の表面上に残る。この残留トナーが加熱ローラ41の回転にともなって、加熱ローラ41と接触板165との接触位置を通過する際に、その接触位置を通り抜けた液状トナーが接触板165の下側の面に付着して蓄積されるが、接触部165bから側縁部165hにかけての表面が滑らかな曲面に構成されており、成長のきっかけとなる縁部分や角部分がなく、液状トナーは、蓄積される前に加熱ローラ41の表面に転移して、図9に示す加圧ローラ42に移り、クリーニングローラ154によってクリーニングされる。
【0079】
そして、温度検出素子164は、ハロゲンランプ41a,41bによって加熱された加熱ローラ41の表面温度を接触板165を介して測定する。前述したように、温度検出素子164は温度によって抵抗値を変化させるため、両端子間に印加される電圧により温度検出素子164を流れる電流の電流値に基づいて、ハロゲンランプ41a,41bに印加される電圧が調整されることで、加熱ローラ41の表面温度が印刷時に最適化されるのである。
【0080】
以上説明したように、本実施の形態の温度検出器160,161は、加熱ローラ41に接触する接触板165の接触部165bの縁端部分である側縁部165f,165g,165hは、加熱ローラ41の表面から遠ざかる方向に折曲され、接触部165bとの接続部分において折り曲げ部分の外側の面が曲面構成されている。従って、加熱ローラ41の表面上に残留したトナーは、接触板165に転移しても成長のきっかけとなる縁部分や角部分がなく、接触板165の表面上に蓄積される前に加熱ローラ41の表面上に転移するので、接触板165で成長することはない。また、温度検出素子164が接触板165の接触部165bの略中央部分に固定されており、さらに、接触板165と加熱ローラ41との接触位置から接触板165の縁までの板厚方向の距離が、接触板165の厚みの2倍以上であるので、温度検出素子164に対応する位置で加熱ローラ41に接触される接触板165は、その接触位置から接触板165の縁までの間の距離を十分に離すことができる。
【0081】
尚、本発明は、各種の変形が可能なことはいうまでもない。例えば、図21に示すように、温度検出器160,161の温度検出素子164の固定位置を接触部165bの中央位置でなく、側縁部165hに近い位置にしてもよい。また、図22に示すように、接触部165bの周囲を囲う壁面を、側縁部165f,165g,165hのみで構成してもよい。また、側縁部165f,165g,165hの接触部165bの平面方向に対するそれぞれの傾斜角度を、0度より大きく90度未満となる範囲で任意に設定してもよい。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明の温度検出器は、支持部材の縁部が折曲部として被検出媒体から所定の距離をおいているので、被検出媒体の表面上に残存する異物が支持部材の縁部に蓄積して塊が形成されるのを防ぐことができる。
【0083】
また、請求項2に係る発明の温度検出器は、請求項1に係る発明の効果に加え、接触面と折曲面との角部を曲面形成することによって、異物が蓄積するきっかけとなる部分をなくすことができる。
【0084】
また、請求項3に係る発明の温度検出器は、請求項1または2に係る発明の効果に加え、温度検出素子が固定されない支持部材の被検出媒体に当接する側の面を平滑な面とすることができる。
【0085】
また、請求項4に係る発明の温度検出器は、請求項1乃至3のいずれかに係る発明の効果に加え、支持部材の被検出媒体との接触部分から折曲部までの間に距離を設けることで、支持部材と非接触媒体との対向面同士が急激に離間されないようにし、お互いの面間での異物の移動をなめらかに行うことができる。
【0086】
また、請求項5に係る発明の温度検出器は、請求項1乃至4のいずれかに係る発明の効果に加え、異物が蓄積するきっかけとなる部分である支持部材の縁を、被検出媒体から遠ざけることができる。
【0087】
また、請求項6に係る発明の温度検出器は、請求項1乃至5のいずれかに係る発明の効果に加え、折曲部の折曲角度が鋭角とはならないようにして、異物が蓄積するきっかけとなる部分をなくすことができる。
【0088】
また、請求項7に係る発明の温度検出器は、請求項1乃至6のいずれかに係る発明の効果に加え、支持部材が被検出媒体に当接する部分での縁をなくし、被検出媒体に傷が付くのを防止することができる。
【0089】
また、請求項8に係る発明の温度検出器は、請求項7に係る発明の効果に加え、側折曲部と折曲部との間の部分をなくし、異物が蓄積するきっかけとなる部分をなくすことができる。
【0090】
また、請求項9に係る発明の温度検出器は、請求項8に係る発明の効果に加え、接続部に角部が形成されるのを防止し、異物が蓄積するきっかけとなる部分をなくすことができる。
【0091】
また、請求項10に係る発明の熱定着器は、請求項1乃至9のいずれかに記載の温度検出器を備えているので、被定着媒体への異物の塊を定着することを防止することができる。
【0092】
また、請求項11に係る発明の熱定着器は、請求項10に係る発明の効果に加え、温度検出器と定着部材との接触部分より下流の位置において異物が蓄積するきっかけとなる部分をなくしているので、被定着媒体への異物の塊を定着することを防止することができる。
【0093】
また、請求項12に係る発明の熱定着器は、請求項10または11に係る発明の効果に加え、温度検出素子を利用して加熱ローラの表面温度を検出することができる。
【0094】
また、請求項13に係る発明の画像形成装置は、請求項10乃至12のいずれかに記載の熱定着器を備えているので、被記録媒体への現像剤の塊による画像乱れの発生を防止することができる。
【0095】
また、請求項14に係る発明の画像形成装置は、請求項13に係る発明の効果に加え、温度検出器が、熱定着器を通過する被記録媒体上に載置される現像剤の載置範囲内における熱定着器の定着部材の表面温度を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、レーザプリンタ1の中央断面図である。
【図2】図2は、画像形成部5を側方より見た断面図である。
【図3】図3は、定着器18の正面図である。
【図4】図4は、定着器18の平面図である。
【図5】図5は、定着器18の背面図である。
【図6】図6は、定着器18の底面図である。
【図7】図7は、定着器18の右側面図である。
【図8】図8は、定着器18の左側面図である。
【図9】図9は、図4の1点鎖線A−A’における矢視方向から見た定着器18の断面図である。
【図10】図10は、図4の1点鎖線B−B’における矢視方向から見た定着器18の断面図である。
【図11】図11は、図4の1点鎖線C−C’における矢視方向から見た定着器18の断面図である。
【図12】図12は、図4の1点鎖線D−D’における矢視方向から見た定着器18の断面図である。
【図13】図13は、温度検出器160,161の平面図である。
【図14】図14は、接触板165の平面図である。
【図15】図15は、接触板165の底面図である。
【図16】図16は、図14における矢視方向Eから見た接触板165の側面図である。
【図17】図17は、図14における矢視方向Fから見た接触板165の側面図である。
【図18】図18は、図14の1点鎖線G−G’における矢視方向から見た接触板165の断面図である。
【図19】図19は、温度検出器160,161の先端部分を拡大した斜視図である。
【図20】図20は、温度検出器160,161の先端部分と加熱ローラ41との接触部分を拡大した側方図である。
【図21】図21は、温度検出器160,161の先端部分の変形例を示す斜視図である。
【図22】図22は、温度検出器160,161の先端部分の変形例を示す斜視図である。
【図23】図23は、従来の温度検出器260の先端部分を拡大した斜視図である。
【図24】図24は、従来の温度検出器260の先端部分と加熱ローラ241との接触部分を拡大した側方図である。
【符号の説明】
1   レーザプリンタ
3   用紙
18   定着器
23   ドラムカートリッジ
41   加熱ローラ
160,161 温度検出器
164   温度検出素子
165   接触板
165b   接触部
165f,165g,165h 側縁部
165i,165j 接続部

Claims (14)

  1. 被検出媒体に接触して温度を検出するための温度検出器であって、
    一端が固定される板形状を有し、前記一端とは反対側の他端側において一方の面が前記被検出媒体に接触する支持部材と、
    当該支持部材に固定され、被検出媒体の温度を検出する温度検出素子と、
    前記支持部材の前記他端の縁部であって、前記支持部材の他方の面側へと折曲された折曲部と
    を備えたことを特徴とする温度検出器。
  2. 前記支持部材の前記一方の面は、前記被検出媒体と接触する接触面と、前記折曲部の折曲面とからなり、前記接触面と前記折曲面との角部は曲面形成されていることを特徴とする請求項1に記載の温度検出器。
  3. 前記温度検出素子は、前記支持部材の前記一方の面とは反対側の他方の面に固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の温度検出器。
  4. 前記折曲部と前記温度検出素子との間には所定の距離が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の温度検出器。
  5. 前記支持部材において、前記被検出媒体との接触面から前記折曲された他端の縁端までの前記支持部材の厚み方向における距離は、前記支持部材の厚さの2倍以上であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の温度検出器。
  6. 前記折曲部は0度より大きく90度未満に折曲されたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の温度検出器。
  7. 前記支持部材の前記一端と前記他端とをつなぐ両側端の各縁部であって、前記他方の面側へとそれぞれ折曲された側折曲部を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の温度検出器。
  8. 前記側折曲部と前記折曲部とを接続した接続部を備えたことを特徴とする請求項7に記載の温度検出器。
  9. 前記接続部は曲面形成されていることを特徴とする請求項8に記載の温度検出器。
  10. 前記被検出媒体は被定着媒体を加熱して定着する定着部材であって、
    当該定着部材と、
    請求項1乃至9のいずれかに記載の温度検出器と
    を備えたことを特徴とする熱定着器。
  11. 一端が筐体に固定された前記温度検出器は、その一端から他端に向かう方向に回転駆動される前記定着部材の外周面に、他端近傍において接触されていることを特徴とする請求項10に記載の熱定着器。
  12. 前記定着部材は加熱ローラであって、前記温度検出素子は、前記支持部材の前記他方の面上で前記支持部材と前記加熱ローラとの接触部位に対応する位置に固定されていることを特徴とする請求項10または11に記載の熱定着器。
  13. 現像剤像を被記録媒体に転写形成するプロセス部と、
    請求項10乃至12のいずれかに記載の熱定着器と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  14. 前記定着部材の軸方向において、前記温度検出器が前記定着部材に接触する部位が、前記熱定着器を通過する前記被記録媒体上に載置される現像剤の載置範囲内と対応する前記定着部材の部位となるように、前記熱定着器の筐体に前記温度検出器が固定されることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
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