JP2968054B2 - 定着装置における温度検知補正方法 - Google Patents

定着装置における温度検知補正方法

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JP2968054B2
JP2968054B2 JP2413165A JP41316590A JP2968054B2 JP 2968054 B2 JP2968054 B2 JP 2968054B2 JP 2413165 A JP2413165 A JP 2413165A JP 41316590 A JP41316590 A JP 41316590A JP 2968054 B2 JP2968054 B2 JP 2968054B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子写真方式の複写
機、プリンタ等における定着装置の温度検知補正方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来ヒータを有する定着ローラと、この
定着ローラの表面温度を検知するサーミスタとを具えた
定着装置において、サーミスタによって検知された温度
信号によってヒータの温度を制御する制御方法は周知と
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして前記のような際
定着ローラの表面温度を検知する方式としては、(1)
サーミスタが定着ローラの表面に接触する方式(特開昭
62-49174号公報)、(2)サーミスタが定着ローラの表
面に接触しない方式(特開昭61-88170号公報)がある。
ところで前記(1)の方式では、回転時に定着ローラと
サーミスタとの間で摩擦が生じて定着ローラの表面にき
ずをつけるという問題があり、これは定着ローーラの非
通紙部にサーミスタを設置すれば回避することができる
が、転写紙が通紙することによって温度が低下する定着
ローラの通紙部の温度を測定することができないという
問題がある。また前記(2)の方式では、定着ローラの
表面にきずをつけるということはないが、温度検知値か
ら定着ローラの表面温度を推定する精度を確保するため
には、定着ローラとサーミスタとの間のギャップを高精
度に管理しなければならず、また周囲の温度状況によっ
ても測定値がかなり変わってくるので、装置のウォーム
アップ直後と連続運転後とでは制御される定着ローラの
表面温度が変わってくるという問題がある。
【0004】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来の定着装置における温度検知補正方法のもつ問題を解
消し、定着ローラの表面にきずをつけることなく、また
定着ローラとサーミスタとの間のギャップの高精度な管
理を必要とすることのない温度検知補正方法を提供する
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は前記のような
目的を達成するために、前記のような定着装置におい
て、サーミスタを定着ローラの表面に接触する接触位置
と、それから離間した非接触位置との間で切換える切換
手段を具え、非接触位置での温度測定値により定着ロー
ラのヒータのオン、オフ制御を行う制御モードと、接触
位置と非接触位置とにおける温度測定値を比較して、制
御モードの温度測定値を補正する補正モードとを有し、
前記補正モード時の接触位置における測定値と、非接触
位置における測定値との差が所定の範囲外であったと
き、異常と判断してヒータへの通電を中止することを特
徴とするものである。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】前記のようなこの発明において、切換手段によ
りウォーミングアップ時や待機時にサーミスタを定着ロ
ーラに接触させ、コピー時においては非接触とし、非接
触時の温度測定値でヒータをオン、オフ制御を行い、こ
の測定値を接触、非接触時おける測定値を比較して補正
する。
【0011】
【実施例】図1ないし図3に示すこの発明の実施例にお
いて、1は内部にヒータ3が設けられた定着ローラを示
し、この定着ローラ1に対向して加圧ローラ2が設けら
れ、これらは矢印の方向に回転される。定着ローラ1の
上部にはサーミスタ4が配置され、このサーミスタ4は
支軸6で機枠に枢支されたレバー5の先端に設けられ、
レバー5の基端は機械に設置されたソレノイド7の作動
杆に連結されていて、支軸6とサーミスタ4との中間に
おいてレバー5がばね8によって押下されている。そし
てソレノイド7の作動時には図1に示すようにばね8の
押下力に抗してサーミスタ4をギャップdをもって定着
ローラ1に接触させず、同不作動時には図2に示すよう
にばね8の押下力によって定着ローラ1に接触させる。
前記の非接触時において、レバー5がストッパ9に当接
することによってギャップdが一定に保たれる。
【0012】図4には前記のものの制御ブロック図が示
されており、10はμCPUであってROM14に記憶され
た制御プログラムを実行する。11は表示部を含む操作部
12とのインターフェース、13は複写モードデータ及び各
種フラグを読み書きするRAM、15はサーミスタ4から
のアナログ電圧をデジタルデータに変換してCPU10と
のインターフェースを行うA/Dコンバータ、16は複写
機内の各負荷及びセンサ等とCPU10とを1対1にイン
ターフェースするI/Oインターフェースである。
【0013】I/Oインターフェース16に接続されて、
この発明に関連する負荷について説明すると、それはサ
ーミスタ4を接離するソレノイド7、メインモータ19及
びその定速制御回路18(この実施例ではI/Oインター
フェース16からのオン、オフ信号によってトリガされ、
F/V制御方式及びPLL制御方式の両方式を加えた方
式を採用して定速制御を実現している)、商用電源29及
び駆動用SSR20に接続されたヒータ3が接続されてい
る。その他、他ユニットからの各スイッチ/センサ24、
各負荷22がそれぞれ信号線25、駆動素子23でI/Oイン
ターフェース16に接続されている。
【0014】この発明に使用するサーミスタ4は、定着
ローラ1の回転時即ちメインモータ19の回転時は、定着
ローラ1に接触しないでその近傍の温度を検出するため
に、熱時定数τの小さい薄膜タイプのものを使用してい
る。この実施例において熱時定数τは、空気中での値と
して約2.5秒程度のものを使用しているが、これに限定
されるものではない。またこのサーミスタ4の温度−抵
抗特性は、NTC、即ち負特性をもっており、図4に示
される分圧抵抗28により検知アナログ電圧をA/Dコン
バータ15に与えている。A/Dコンバータ15は前記のよ
うにして入力されたアナログ電圧をこの実施例では8ビ
ットデータに変換し、その8ビットデータはCPU10よ
り読み込まれて、ROM14内に記憶された対応データに
より、サーミスタ検知温度tsが決定される。
【0015】SSR20のオン、オフによってヒータ3が
駆動され、定着ローラ1の表面温度trはコントロール
温度tc(この実施例では185℃)に制御されるが、定
着ローラ1の表面温度trとサーミスタ4の検知温度t
sとの関係は次の数式1,2のように仮定される。
【数1】 tr=ts+to……………サーミスタ接触時(ウォーミングアップ時、 待機時)
【数2】 tr=ts+to+Δt……サーミスタ非接触時(コピー時等、メインモ ータ回転時) ここでtoはサーミスタ4が定着ローラ1に接触してい
るときの実際の定着ローラ1の表面温度trとサーミス
タ4の検知温度tsとの温度差であり、サーミスタ4の
構造や設置位置等により変化して実験的に求められる。
また温度Δtはこの発明のポイントとなる補正項であ
り、サーミスタ4が定着ローラ1に対して、接触位置と
非接触位置とで検出される温度tsの差等によって求め
られる。温度Δtの測定タイミング及び方法についての
詳細は後記する。
【0016】前記の数式1,2により、ウォーミングア
ップ時や待機時のサーミスタ4が定着ローラ1に接触し
ているときは、数1の温度trと、またコピー時等のメ
インモータの回転により、サーミスタ4が定着ローラ1
の表面に接触できないときは、数式2の温度trとコン
トロール温度tcとの大小が比較されて、温度trが低
いと定着ローラ1がオンされ、また温度trが高いと定
着ローラ1がオフされて、定着ローラ1の表面温度は温
度tcを制御値として制御される。
【0017】前記のようなサーミスタ4の定着ローラ1
の表面への接触は、前記のモードにしたがってソレノイ
ド7によって実行される。このようにソレノイド7によ
ってサーミスタ4の接離が行われると、一定時間サーミ
スタ4の検知温度tsの温度応答時間が存在し、接触状
態から非接触状態では前記熱時定数τの数倍、具体的に
は7.5〜10秒、非接触状態から接触状態では1秒以下の
時間となるが、この間のヒータ制御はこの実施例では無
制御(ヒータオフ)としている。
【0018】図5にはメインスイッチのオンの後のウォ
ームアップ時や、ジャム紙の除去後、またドアオープン
後のウォームアップ時の前記の補正項Δt測定モードの
実施シーケンスが示されている。この図5において、31
は定着ローラ1の表面温度tr、32はヒータ3のオン、
オフ状態、33はソレノイド7のオン、オフ状態、34はサ
ーミスタ4の定着ローラ1に対する接離の状態、35はサ
ーミスタ4の検知温度ts、36はウォームアップ中また
はウォームアップ終了を示すコピー可/不可状態を示し
ている。
【0019】ウォームアップ中、サーミスタ4は定着ロ
ーラ1に接触しているので、前記の数式1でヒータ3が
制御されている。温度trが温度tcと等しくなるとヒ
ータ3はオフとなる。このようなヒータ3のオフによっ
て温度trはオーバーシュートの後自然に温度が低下す
るが、この温度が再度温度tcと等しくなったとき、補
正項Δtの測定が開始される。この時点での温度tsが
温度tscとしてデータが取得され、その後ソレノイド
7がオンとなってサーミスタ4が定着ローラ1から一定
距離離される。このときヒータ3は強制的にオフとされ
る。
【0020】前記の熱時定数τの数倍の時間T1(≒4
τ)が経過すると、その時点の温度tsが温度tsnと
してデータが取得され、ソレノイド7がオフとなってサ
ーミスタ4が再度定着ローラ1に接触する。ヒータ3は
温度応答時間後に制御が再開される。温度trが再度温
度tcと等しくなり、ヒータ3がオフとなる時点でウォ
ームアップは完了とみなしコピー可の状態となる。この
場合補正項Δtは次の数式3によって求められる。
【数3】Δt=tsc−tsn−t1 ここでt1は図5に示されるように、サーミスタ4が非
接触状態でその雰囲気温度に応答する時間T1間のヒー
タ3のオフによる定着ローラ1の表面温度trの低下分
である。すなわち温度tsn測定時の温度trを温度t
sc−t1と推定していることになり、この温度t1も実
験的に求めている。
【0021】前記のようにして補正項Δtが求められる
と、次の補正項Δtの測定タイミング(通常はコピー終
了後に実施される)まで、有効なデータとしてRAM13
内に記憶されてコピーが開始され、サーミスタ4が非接
触となると、前記の数式2にしたがってヒータ3が制御
される。なお求められた補正項Δt2が一定値以上また
は一定値以下であると異常と判断されるが、この点の詳
細については後記する。
【0022】図6はコピー動作終了後の補正項Δtの測
定モードの実施シーケンスを示す。37は定着ローラ1の
表面温度tr、38はヒータ3のオン、オフの状態、39は
メインモータ19のオン、オフ(コピー中/待機中)の状
態、40はソレノイド7のオン、オフの状態、41はサーミ
スタ4の定着ローラ1に対する接離の状態、42はサーミ
スタ4の検知温度tscの変化を示している。
【0023】コピー中は前に測定された補正項Δtの値
により、温度trが決定されてヒータ3が制御される
が、この実施例では定着に必要な電力ヒータ3の電力よ
り大きいために、ヒータ3がオンのままでも温度trは
低下の傾向を示している。このようにして所定の枚数の
コピーが終了してメインモータ19がオフとなっても、補
正項Δtの測定モードを実施する為に、ソレノイド7は
オフとならない。定着ローラ1の表面温度trが温度t
cまで上昇してヒータ3がオフとなった後、温度trが
再度温度tcに等しくなった時点で補正項Δtの測定が
開始される。
【0024】そしてまずその時点で温度tsが温度ts
nとしてデータが取得され、その後ソレノイド7がオフ
となってサーミスタ4が定着ローラ1の表面に接触され
る。このときヒータ3は強制的にオフとされる。サーミ
スタ4の定着ローラ1への接触による応答時間T2(≒
1s)が経過すると、温度tsが温度tscとして測定
されてヒータ3の強制オフは解除されて再度オンされ
る。こうして新たにえられた温度tsc,tsnによ
り、次の数式4から新たな補正項Δtがえられる。
【数4】Δt=tsc−tsn−t2 ここで温度t2は数式3と同様に応答時間T2間の温度
trの低下分であって実験的に求められる。
【0025】次に図9に示されるように、新たに求めら
れた補正項Δtの値が一定値(この実施例では15℃)以
上か、または一定値(この実施例では1℃)以下のとき
は、サーミスタ4の接離機構の異常か、サーミスタ4の
異常と判断して、異常フラグを立てて機械停止及び異常
表示を操作部12に表示する。
【0026】補正項Δtが前記の値の範囲内の時は前の
補正項Δtとの比較が行われ、その差が一定値(この実
施例では1℃)以下である場合は、定着ユニットの内部
が熱的平衡状態になったと判断して補正項Δtの更新を
行わず、また次の補正項Δtの測定も実施しないように
する。その差が一定値を超える場合は新たに測定された
補正項Δtに更新する。補正項Δt値異常の判定は、ウ
ォーミングアップ後の測定時にも行われる。なお補正項
Δtの測定は毎回行ってその差が一定値内のときは、デ
ータの更新を行わないとしても良い。
【0027】このように補正項Δtの測定を繰り返して
補正項Δtを更新することは、図8に示す内容に対応し
ていることを示している。すなわちウォーミングアップ
時のように、定着ユニット内の雰囲気温度tE1が低い場
合は、定着ローラ1からギャップdだけ離れたサーミス
タ4の位置の雰囲気温度は、特性44に示されるようにt
sn1となり、定着ローラ1の表面温度trよりかなり
低い。それがコピー動作を繰り返すうちに雰囲気温度t
Eが上昇することにより、温度tsnも飽和値tsn3
近づいてゆく。これ以降は補正項Δtの測定は無意味と
なり、ジャム紙除去やドアオープン等の外乱要因がない
限り温度tsn3をもとに制御すれば良いことを示して
いる。
【0028】図7は図6と同様にコピー動作後の補正項
Δt測定モードの実施シーケンスであるが、温度tsn
の測定をメインモータ19すなわち定着ローラ1を回転し
て行う点が基本的に異なっている。図8に示す定着ロー
ラ1の近傍の温度分布は、定着ローラ1が停止している
ときと回転しているときとで異なると予想される。サー
ミスタ4を定着ローラ1から離した状態でヒータ3を制
御する必要があるのは、前記のようにメインモータ19の
回転時(基本的にはコピーモード時)であるので、その
ときの温度tsnが最も実際に近い補正項Δt値を与え
ると考えることができる。
【0029】しかしこの考え方をウォームアップ後の補
正項Δt測定モードに適用する場合は、少し考慮しなけ
ればならないことがある。それはウォームアップ直後は
定着ローラ1と対をなす加圧ローラ2の温度がほとんど
上昇していないため、回転によって定着ローラ1の表面
温度が急激に低下し、前記の温度t1の推定が困難だか
らである。したがって回転状態で補正項Δt測定モード
を実行する場合は、その前に充分空回転を行って加圧ロ
ーラ2の表面温度も上昇させる必要があるが、その空回
転中のヒータ3の制御はどんな補正項Δtにて行うかと
いう問題が残り、固定補正項Δtを与えるかまたは一定
時間の空回転として、その間はヒータ3をオンさせたま
まにしておくという方法しかないと考えられる。コピー
実行後は加圧ローラ2も定着ローラ1により加熱され、
前記のような不具合が解消されていると考えられる。
【0030】さて図7において所定枚数のコピーが終了
すると、メインモータ19及びソレノイド7がオフとなっ
て、サーミスタ4は定着ローラ1に接触させられる。温
度trが温度tcと等しくなり、ヒータ3がオフとなっ
て再度温度tr=温度tcとなると、補正項Δtの測定
が開始される。
【0031】この場合まずサーミスタ4が接触状態で温
度tsが測定され、その値が温度tscとされる。その
後メインモータ19、ソレノイド7がオンされヒータ3は
強制的にオフとされる。サーミスタ4の応答時間T3が
経過すると、温度tsが測定されてその値がtsnとさ
れ、メインモータ19、ソレノイド7がオフとなる。この
場合の補正項Δtは次の数式5によってえられる。
【数5】Δt=tsc−tsn−t3
【0032】ここで温度t3は数式3と同様に応答時間
T3の間の温度trの低下分であって実験的に求めら
れ、この求められた補正項Δtの処理は図6の場合と同
様であるので、図6の符号を引用して説明を省略するこ
ととする。なお図7においてはコピー終了後一度メイン
モータ19を停止し、サーミスタ4を定着ローラ1に接触
させたが、コピー終了後温度tscの測定タイミングま
でメインモータ19及びソレノイド7をオンしたままにし
て、温度tsn、続いてメインモータ19及びソレノイド
7をオフして温度tscを測定してもよい。
【0033】図10から図12は補正項Δt測定シーケンス
のプログラムフローを示す。そして図10が図5に、図11
が図6に、図12が図7にそれぞれ対応しており、1つの
サブルーチンとしては、図10と図11または図10と図12の
組み合わせとなる。各フローの中で判定される補正項Δ
t測定フラグFTH1,FTH2,FTH3は、説明を省略した
メインルーチンの中でフラグFTH1はウォーミングアッ
プ中のヒータオフタイミングで、またフラグFTH3また
はFTH3はコピー終了後の最初のヒータオフタイミング
でセットされる。
【0034】図10をフローにしたがって説明する。まず
温度trが温度tc以下になったかを判定する。温度t
rが温度tc以下になると、ウォーミングアップ後の補
正項Δtの測定なのかの判定、すなわちフラグFTH1
セットされているかが判定される。フラグFTH1=1で
あると、タイマT−1がカウント中であるか否かが判定
される。カウント中でないとはじめてこのルーチンを通
ることになるので、強制ヒータオフフラグFHOFをセッ
トして温14度tsを読み出してその値をtscとする。
ついでタイマT−1をスタートしてソレノイド7をオン
する。タイマT−1がカウント中であるとカウントアッ
プされたかを判定し、カウントアップしていない場合は
このサブルーチンより抜ける。
【0035】カウントアップしている場合は、温度ts
を読み出してその値をtsnとし、tsc−tsn−t
1の演算を実施してその値をDとおく。この値Dが正常
か異常かをD≧15℃及びD≦1℃によって判定して、異
常であると定着異常フラグFFERをセットしてソレノイ
ド7をオフし、フラグFTH1をリセットしてRETす
る。反対に正常であると値DをΔtとして記憶し、ソレ
ノイド7をオフし、フラグFFOR及びFTH1をリセットし
てRETする。
【0036】図11のフローは図10におけるフラグFTH1
=1の判定の結果、NOのときに実行される。まずフラ
グFTH2=1が判定されてYESであると、タイマT−
2がカウント中であるか否かが判定され、カウント中で
ないとはじめてこのルーチンを通ることになるので、ヒ
ータ3の強制オフフラグFHOFがセットされて温度ts
が読み出される。温度tsはtsnとして記憶されてタ
イマT−2がスタートする。続いてソレノイド7がオフ
となってRETされる。タイマT−2がカウント中であ
ると、カウントアップされたかを判定し、カウントアッ
プしていない場合はRETされる。カウントアップして
いると温度tsが読み出され、tscとして記憶され
る。続いてtsc−tsn−t2が演算され、その値が
Dとおかれる。
【0037】この値Dが正常か異常かをD≧15℃及びD
≦1℃によって判定して、異常であると定着異常フラグ
FERをセットし、フラグFTH2をリセットしてRETす
る。反対に正常であると前の補正項Δtとの差が演算さ
れ、その差の絶対値が1℃以下であると熱的平衡状態に
達していると判定して、これ以降の補正項Δt測定フラ
グFSTFTHをセットし、フラグFHOF及びFTH2をリセッ
トしてRETする。|Δt−D1|>1℃の場合はまだ
平衡状態前と判定して値Dを補正項Δtに代入してフラ
グFHOF及びFTH2をリセットしてRETする。ここで熱
的平衡状態と判定したときFSTFTHをセットしないと同
時に、補正項Δtの更新も行わないようにすると、コピ
ー後毎回補正項Δtを測定して変化のあったときのみデ
ータが更新されるようにすることもできる。
【0038】図12のフローは図10に続くもう1つの補正
項Δtの測定方法であり、前記のように定着ローラ1を
回転してtsnを測定する方法である。まずフラグF
TH3=1が判定されてYESであると、タイマT−3が
カウント中であるかが判定され、カウント中でないとは
じめてこのルーチンを通ることになるので、強制ヒータ
オフフラグFHOFがセットされて温度tSが読み込まれ
てtscとして記憶される。続いてタイマT−3がスタ
ートして、ソレノイド7及びメインモータ19がオンとな
ってRETされる。タイマT−3がカウント中である
と、カウントしたか否かが判定され、カウントアップし
ていないとRETされる。
【0039】反対にカウントアップしていると、読み込
んだ温度tsをtsnとして記憶してtsc−tsn−
3を演算する。演算結果はDと置かれ、この値Dが正
常か異常かをD≧15℃、D≦1℃にて判定し、異常であ
ると定着異常フラグFFERをセットし、メインモータ19
及びソレノイド7をオフとし、フラグFTH3をリセット
してRETする。正常であると補正項Δtとの差がとら
れ、その結果の絶対値が1℃以下かどうかが判定され
る。1℃以下であると熱的平衡状態になったと判断し
て、これ以降の補正項Δt測定フラグFTH3のセットを
禁止するフラグFSTFTHをセットして、フラグFHOFをリ
セットし、メインモータ19、ソレノイド7をオフとし、
フラグFTH3をリセットしてRETする。|Δt−D1
|>1℃の場合はまだ平衡状態前として値Dを補正項Δ
tにセットして補正項Δtを更新する。なおこの場合も
図11の場合と同様に熱的平衡状態と判定したときフラグ
STFTHをセットしない方法も可能である。
【0040】
【発明の効果】この発明は前記のようであって、請求項
1に記載の発明はサーミスタを定着ローラの表面に接触
する接触位置と、それから離間した非接触位置との間で
切換える切換手段を具え、非接触位置での温度測定値に
より定着ローラのヒータのオン、オフ制御を行う制御モ
ードと、接触位置と非接触位置とにおける温度測定値を
比較して、制御モードの温度測定値を補正する補正モー
ドとを有し、前記補正モード時の接触位置における測定
値と、非接触位置における測定値との差が所定の範囲外
であったとき、異常と判断してヒータへの通電を中止す
るので、検知温度の補正量が所定範囲外になったとき異
常と判断してヒータへの通電を中止することができるた
め、サーミスタの接離機構の異常による温度の異常上昇
や、サーミスタが定着ローラに当たりぱなしになること
による定着ローラの損傷防止ができるという効果があ
る。
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施に使用される定着装置のサーミ
スタの定着ローラへの接触時の状態を示す正面図であ
る。
【図2】同上の非接触時の状態を示す正面図である。
【図3】図2を3−3線で切断して矢印の方向にみた断
面図である。
【図4】同上の定着装置の制御ブロック図である。
【図5】ウォームアップ時における補正モードの測定シ
ーケンスを示す図面である。
【図6】コピー動作終了後の補正モードの測定シーケン
スを示す図面である。
【図7】コピー動作終了後であって、定着ローラの回転
している際の補正モードの実施シーケンスを示す図面で
ある。
【図8】定着ローラの近傍の温度分布図である。
【図9】補正項の正常域、異常域を示す図面である。
【図10】図5に示す測定シーケンスのプログラムフロ
ー図である。
【図11】図6に示す測定シーケンスのプログラムフロ
ー図である。
【図12】図7に示す測定シーケンスのプログラムフロ
ー図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ 2 加圧ローラ 3 ヒータ 4 サーミスタ 7 ソレノイド 10 CPU 12 操作部 13 RAM 14 ROM 18 定速制御回路 19 メインモータ 20 SSR
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータを有する定着ローラと、この定着
    ローラの表面温度を検知するサーミスタとを具えている
    定着装置において、サーミスタを定着ローラの表面に接
    触する接触位置と、それから離間した非接触位置との間
    で切換える切換手段を具え、非接触位置での温度測定値
    により定着ローラのヒータのオン、オフ制御を行う制御
    モードと、接触位置と非接触位置とにおける温度測定値
    を比較して、制御モードの温度測定値を補正する補正モ
    ードとを有し、前記補正モード時の接触位置における測
    定値と、非接触位置における測定値との差が所定の範囲
    外であったとき、異常と判断してヒータへの通電を中止
    することを特徴とする定着装置の温度検知補正方法。
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