JP2005305870A - 液体カートリッジに設けられた記憶手段へのアクセス制御装置 - Google Patents

液体カートリッジに設けられた記憶手段へのアクセス制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 インクカートリッジに設けられた記憶手段に保持されるインク残量情報を、常に正しい状態に維持可能とし、意図しないタイミングでのインクカートリッジの取り外しに対応する。
【解決手段】 記録ヘッドへ供給するインクを収容するインクカートリッジには、インク残量に関する情報を保持するCSIC68が設けられる。制御部50は、CSIC68からインク残量に関する情報を読み出した後、記録ヘッド26からのインク吐出量を積算することで最新のインク残量を求め、これをRAM54に保持する。記録ヘッド26のノズル開口の目詰まり防止の為に実行される定期フラッシング動作時には、RAM54に保持された最新のインク残量に関する情報をCSIC68へ書き込む様に構成されており、即ち最新のインク残量に関する情報が定期的にCSIC68に書き込まれ、これによってインク残量に関する情報を常に最新の状態に維持することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体(例えば、インク)を収容する液体カートリッジの、前記液体に関する情報(特に、残量情報)を保持する記憶手段に対するアクセスを制御するアクセス制御装置及びこれを備えた液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
液体噴射装置の一例として、インクジェットプリンタがある。インクジェットプリンタは、主走査方向に往復駆動されるキャリッジに、液体の一例としてのインクを被噴射媒体の一例としての用紙へ向けて吐出する記録ヘッドを備え、キャリッジの主走査時に記録ヘッドからインクを吐出する動作と、用紙を副走査方向に送る動作とを交互に実行することにより、印刷を実行する様に構成されている。
ここで、インクの種類に応じて適切な印刷制御を行う為に、或いは、インク残量等の情報をユーザに知らせる為に、インクを収容する着脱自在なインクカートリッジに、インクに関する情報を保持する記憶手段(例えば、EEPROM等によって構成される)を設けるとともに、当該記憶手段に対して情報の読み出し及び書き込みを行うアクセス装置を備えたインクジェットプリンタが提案されている。この様なプリンタにおいては、例えばインクの吐出量を積算する手段をプリンタ本体側に備え、所定のタイミングで上記記憶手段にアクセスして、上記記憶手段に保持されたインク残量等に関する情報を最新の情報に更新することが可能である。
そして従来、上記記憶手段へのアクセスは、インクカートリッジ交換時、インクジェットプリンタの電源オン時或いは電源オフ時、記録ヘッドのメンテナンス時、等に実行されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−130026号公報
ところで、インクジェットプリンタには、インクカートリッジをキャリッジに搭載する構成を有するもの(所謂オンキャリッジタイプ)と、キャリッジから独立してインクジェットプリンタの装置本体側に配設するような構成を有するもの(所謂オフキャリッジタイプ)と、の略2通りの構成がある。
所謂オンキャリッジタイプの場合には、キャリッジの主走査領域の一部にインクカートリッジ交換用のポジションを設けるとともに、当該ポジション以外ではインクカートリッジの交換が不可能な様に構成することが可能である。即ち、インクカートリッジ交換を行うボタン操作がユーザによって実行された場合にのみ、キャリッジを上記交換用ポジションに停止させて、インクカートリッジ交換が可能な状態とすることができる。従ってオンキャリッジタイプの場合には、この様にインクカートリッジの交換が可能なポジションにキャリッジを移動する前に(或いはその移動途中で)、上記記憶手段へのアクセスを行い、安全にそして確実に、インクに関する情報を最新の情報に更新することができる。
これに対し所謂オフキャリッジタイプの場合には、上記オンキャリッジタイプの構成に比べて、装置の動作状態に関わらずインクカートリッジを装置本体から取り外し易い状態となっている。従ってユーザにより、インクジェットプリンタの開発者が意図しないタイミングでインクカートリッジが取り外される虞があり、これにより、上記記憶手段に保持されたインクに関する情報が古いまま(更新されないまま)、インクカートリッジが取り外され、その結果実際のインク残量と、上記記憶手段が保持するインク残量との間に大きなギャップが発生してしまう虞があった。
そこで本発明はこの様な問題に鑑みなされたものであり、その目的は、液体カートリッジに設けられた記憶手段に保持される液体に関する情報、特に液体残量に関する情報を、常に正しい状態に維持可能とすることにある。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様は、主走査方向に往復駆動されるキャリッジに設けられ、被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドへ供給する液体を収容するとともに、液体に関する情報を保持する記憶手段を備えた液体カートリッジと、前記記憶手段に保持された前記液体カートリッジ内の液体残量に関する情報を前記記憶手段から読み込んだ時点から、前記液体噴射ヘッドからの液体噴射量を積算することにより、前記液体カートリッジ内の最新の液体残量を求める液体残量把握手段と、を備えた液体噴射装置において、前記記憶手段へのアクセスを制御するアクセス制御装置であって、前記液体残量把握手段によって求められた最新の液体残量に関する情報を、前記記憶手段へ、定期的に書き込む様に構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、最新の液体残量に関する情報が、前記記憶手段に、定期的に書き込まれることから、液体カートリッジが意図しないタイミングで取り外されても、実際の液体残量と、前記記憶手段に保持された液体残量との間に大きなギャップが生じる問題を防止することができる。従って特に、液体カートリッジをキャリッジに搭載しない所謂オフキャリッジタイプの構成においては、液体残量に応じて常に適切な制御を実行することができ、そしてユーザに正しい液体残量を知らせることが可能となる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記液体噴射装置が定期フラッシング動作、即ち液体噴射ヘッドの目詰まり防止の為に定期的に実行される液体噴射動作を行う様に構成され、前記アクセス制御装置が、前記最新の液体残量に関する情報を、前記定期フラッシング動作の際に前記記憶手段へ書き込む様に構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、定期フラッシング動作、即ち液体噴射ヘッドにおけるノズル開口の目詰まり防止の為に、液体噴射を行わない時間が一定時間に達した場合に液体を強制的に吐出する動作の際に、前記記憶手段へのアクセスを行うので、この様に既存の定期動作に合わせて前記記憶手段へのアクセスを行うことで、制御の複雑化を防止することができる。
本発明の第3の態様は、上記第1のまたは第2の態様において、前記記憶手段から読み出した直近の液体残量に関する情報と、前記液体残量把握手段によって求められた最新の液体残量に関する情報を比較し、両者の差が所定の範囲内である場合には、前記記憶手段への書き込み動作を行わない様に構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記記憶手段に保持された液体残量に関する情報の変化が僅かな場合には前記記憶手段への書き込み動作を行わないので、前記記憶手段への書き込み動作を必要最小限に留めることにより、前記記憶手段の書き込み寿命を延ばすことができる。
本発明の第4の態様は、上記第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記液体噴射装置が、前記液体カートリッジを、前記液体噴射装置の外観を構成するハウジング部材に形成された開口部から装置内に挿入する様に構成されるとともに、前記開口部を覆うカバー体と、当該カバー体の開閉状態を検出するとともに当該検出信号を前記アクセス制御装置に送信する開閉センサとを備え、前記記憶手段へのアクセス中に前記開閉センサから前記カバー体の閉状態から開状態への変化を知らせる信号を受信すると、前記記憶手段へのアクセス動作の中止処理を行う様に構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記記憶手段へのアクセス中に、液体カートリッジを挿入する開口部を覆うカバー体がユーザによって開けられた際、即ち、液体カートリッジが取り外される可能性が発生した際に、前記記憶手段へのアクセス動作の中止処理を行う様に構成されているので、これにより、前記記憶手段への書き込み動作中に液体カートリッジが取り外されることによる書き込みエラー(例えば、データ化け)や、修復不可能な前記記憶手段の破壊等といった不具合の発生を防止することができる。

本発明の第5の態様は、主走査方向に往復駆動されるキャリッジに設けられ、被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドへ供給する液体を収容するとともに、液体に関する情報を保持する記憶手段を備えた液体カートリッジと、を備えた液体噴射装置において、前記記憶手段へのアクセスを制御するアクセス制御装置であって、前記記憶手段に保持された前記液体に関する情報の更新を、定期的に実行する様に構成されていることを特徴とする。本態様によれば、液体に関する情報が定期的に更新されることから、液体カートリッジが保持する液体に関する情報を、常に適切な状態に維持することができ、従って液体カートリッジが意図しないタイミングで取り外されても、実際の液体カートリッジの状態と、前記記憶手段に保持された液体の情報との間に大きなギャップが生じる問題を防止することができる。
本発明の第6の態様は、上記第1から第5の態様のいずれかに記載された前記アクセス制御装置を備えた液体噴射装置である。本態様によれば、液体噴射装置において、上述した第1から第5の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
本発明の第7の態様は、上記第6の態様において、前記液体カートリッジが前記キャリッジから独立して設けられていることを特徴とする。本態様によれば、前記液体カートリッジが前記キャリッジから独立して設けられている、即ち、前記液体カートリッジが液体噴射装置から取り外され易い構成となっていることから、上述した第1の態様の作用効果をより一層得ることができる。
本発明の第8の態様は、上記第5のまたは第6の態様において、前記液体カートリッジが、色の異なる複数の液体を収容可能な様に、複数の液体収容室が一体となって構成されていることを特徴とする。
以下、図1乃至図8を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
ここで、図1は本発明に係る「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の外観斜視図、図2はインクカートリッジ40の斜視図、図3はプリンタ1を後方から見た正面図、図4はプリンタ1の装置本体の斜視図、図5は同側断面概略図、図6はプリンタ1の制御系を示すブロック図、図7は定期フラッシング動作の流れを示すフローチャート、図8は記憶手段としてのCSIC68への書き込み制御の内容を示すフローチャートである。尚、図5では、用紙搬送経路(副走査方向)の上流側(図5の右側)を単に「上流側」と言い、用紙搬送経路の下流側(図5の左側)を単に「下流側」と言うこととする。
先ず、図1〜図6を参照しながらプリンタ1の構成について説明する。プリンタ1は、「被噴射媒体」の一例としての、比較的サイズの小さいハガキ、L判サイズ等の印刷用紙(以下「用紙P」と言う)への記録に適した小型サイズに構成されたものである。
図1において、プリンタ1はハウジング3によって外観が構成され、A4サイズの記録に好適であるインクジェットプリンタと同様に、装置後部に用紙Pを傾斜姿勢で複数枚セット可能な給送装置2を、装置中程に主走査方向に往復動可能に設けられるキャリッジ25を、装置前部には記録の行われた用紙をスタックするスタッカ6を備えている。スタッカ6は、非使用時には図示する様に略垂直に立設された状態となり、使用時には、プリンタ前方側に開いて用紙Pをスタック可能な状態となる。
装置上面中央には電源ボタン、印刷設定ボタン(十字ボタン)等によって構成された操作部5と、印刷設定内容や現在の動作ステータス等を表示する表示部4が配置され、装置前方右上には、画像データ等が記憶された半導体メモリ(メモリカード)を装着可能なカードスロット49及び、これを覆う開閉自在なカバー3aが設けられている。即ち、プリンタ1は、外部のホスト・コンピュータと接続して印刷データを受信し、当該印刷データに従って印刷動作を実行するのみならず、画像データを記憶した半導体メモリから直接画像データを読み込み、そして印刷用のデータを生成して自ら印刷動作を実行可能に構成されている(所謂スタンドアロンプリンタ)。
装置底部には、「液体カートリッジ」としてのインクカートリッジ40が配置されている。インクカートリッジ40は、複数色(本実施形態においては6色:イエロー、マゼンダ、淡マゼンダ、シアン、淡シアン、黒)のインクを収容する、複数色一体型のインクカートリッジであり、図2に詳細に示す様に、薄型の箱形状を成すとともに、各色に対応する複数のインク供給口41a、41b、41c、41d、41e、41fが形成されている。また、インク供給口41a〜41fと同じ方向に開口する穴40a、40bが形成され、インクカートリッジ40が装置本体に装着された際に、装置本体側に設けられたガイドピン45a、45b(図3(B)参照)が穴40a、40bに嵌入することで、インクカートリッジ40が装置本体内で位置決めされる。
次に、プリンタ1の装置背面下部には、図3(B)に示す様にインクカートリッジ40を挿入する開口部3cが形成されるとともに、当該開口部3cを被うようなカバー体3bが開閉自在に設けられている。開口部3cの奥には、図示する様にインク供給針43a、43b、43c、43d、43e、43fが設けられ、これらインク供給針が、インクカートリッジ40が装着された際に、上記インク供給口41a〜41fに穿通する様になっている。インク供給針43a〜43fは、図示しないインク流通路を介して記録ヘッド26(図5)と連通し、これにより、インクカートリッジ40から記録ヘッド26へとインクが供給される。尚、インクカートリッジ40には廃液導入口42が形成されており、装置本体側の廃液供給針44(図3(B)参照)が穿通することで、装置内部で生じたインク廃液がインクカートリッジ40に形成された廃液貯留室(図示せず)に導かれ、インクカートリッジ40に貯留される様に構成されている。
次に、インクカートリッジ40には、「記憶手段」としての半導体メモリ(以下「CSIC」と言う)68が設けられている。CSIC68は、本実施形態においては電気的に書き換え可能なEEPROMによって成され、各色のインク毎に、それぞれのインクに関する情報(インク残量の他、インクの製造年月日や、インクの材料等、適切に印刷を実行する為の情報も含む)がデータとして保持される。尚、本実施形態に係るCSIC68はEEPROMによって成されている為、書き換え可能な回数には上限があり、即ち所定の書き換え回数をもって寿命に到達することになる。
CSIC68には電気的な接点68aがインクカートリッジ40の外部に露呈する様に設けられ、インクカートリッジ40が装置本体に装着された際に、装置本体に設けられた図示しない接点と接触し、これにより、装置本体側がインクカートリッジ40についての各種情報を取得することが可能となるとともに、CSIC68に保持された情報を書き換えることが可能となる。
続いて、図4及び図5を参照しながら、プリンタ1の内部構成について説明する。用紙Pを給送する給送装置2は、ホッパ10と、可動ガイド9と、固定ガイド8と、給送ローラ11と、摩擦分離材13と、紙戻しレバー12と、を備えている。ホッパ10は揺動支点10aを中心に図示しない駆動手段によって揺動駆動される様に設けられ、用紙Pを傾斜姿勢に支持するとともに、用紙Pの給送時には、給送ローラ11に用紙Pを圧接させる。ホッパ10に設けられた固定ガイド8と可動ガイド9とは用紙Pの側端位置を規制し、また、可動ガイド9は、用紙Pの各サイズに対応する様に、用紙Pの幅方向にスライド可能に設けられている。
給送ローラ11は側面視略D形の形状をなし、外周にはゴム材が巻回され、PFモータ60(図6)によって用紙給送時に選択的に回転駆動される。用紙給送時には、その円弧部分によって給送ローラ11に圧接した用紙Pの最上位のものを下流側へ給送し、用紙給送が終了すると、下流側の搬送駆動ローラ21による搬送動作の際に搬送負荷を生じさせない様、図示する様に側面視略D形の形状における平坦部が摩擦分離材13と対向する様に制御される。尚、符号14で示すローラは自由回転可能なアイドルローラであり、搬送中の用紙Pが給送ローラ11に接して搬送負荷を生じさせない様、搬送中の用紙Pと接して従動回転する。このアイドルローラ14は、本実施形態では給送ローラ11を挟む様に給送ローラ11の両側に設けられている。
給送ローラ11と対向する位置には摩擦分離材13が設けられている。摩擦分離材13は用紙給送時に給送ローラ11の円弧部分と圧接して圧接点を形成し、これにより、給送されるべき最上位の用紙Pと、重送されようとする次位以降の用紙Pとを分離する。また、給送ローラ11と対向する位置には紙戻しレバー12が設けられている。紙戻しレバー12は揺動支点12aを中心に揺動可能に設けられ、給送ローラ11の1回転動作中に、図5に示す待機状態から用紙Pの給送経路を開放する様に一旦倒れ、そして再び図5に示す様に起き上がることにより、重送されようとした次位以降の用紙Pをホッパ10上に戻す。
以上が給送装置2であり、給送装置2の下流側には、給送ローラ11と搬送駆動ローラ21との間に、レバー15と検出部16とを備えて成る紙検出器17が設けられている。レバー15は揺動軸15aを中心に揺動可能に設けられ、且つ、揺動軸15aから上側部分が、給送される用紙Pと接触可能に構成されている。検出部16は光学センサであり、レバー15の揺動軸15aから下側部分が図示する様に検出部16に入り込むことにより、発光部から受光部へ向かう光が遮断され、用紙Pの未通過状態が検出される。そして、レバー15が、用紙Pの通過に伴って揺動すると、レバー15の揺動軸15aから下側部分が検出部16から外れ、これにより、用紙P先端の通過を検出することができる様になっている。また、用紙P後端が通過すると、再びレバー15の下端部が検出部16に入り込み、これにより、用紙P後端の通過を検出可能となる。
次に、紙検出器17の下流側には、搬送駆動ローラ21と搬送従動ローラ22とが設けられている(以下当該ローラ対を適宜「搬送ローラ」と言う)。搬送駆動ローラ21は、PFモータ60(図6)によって回転駆動され、搬送従動ローラ22は、搬送駆動ローラ21に圧接して従動回転する。搬送駆動ローラ21は回転軸芯線方向に長い金属棒体の外周に塗装膜が付着されることによって成され、搬送従動ローラ22は、搬送駆動ローラ21の軸方向に、所定の間隔で複数個設けられる。そして、給送ローラ11によって給送された用紙Pは搬送ローラにニップされ、記録ヘッド26へと搬送される。
また、搬送従動ローラ22を軸支する搬送従動ローラホルダ20の下流側端部には、自由回転可能なガイドローラ23が設けられている。ガイドローラ23は、用紙Pのプラテン28からの浮き上がりを防止する為のローラであり、これにより、用紙Pと記録ヘッド14との距離が一定に保たれる。
次に、搬送ローラの下流側には、「液体噴射ヘッド」の一例としての記録ヘッド26と、プラテン28とが対向する様に設けられている。記録ヘッド26はキャリッジ25の底部に設けられ、液体の一例としてのインク滴を用紙Pに向けて吐出(噴射)することにより、記録を実行する。キャリッジ25には主走査方向に延びるキャリッジガイド軸27が挿通し、また、主走査方向に延びる無端ベルト24(図4)の一部に固定されている。そして、キャリッジ(CR)モータ61(図6)の動力を受けて、キャリッジガイド軸27にガイドされながら、主走査方向に往復駆動される。尚、本実施形態では、キャリッジ25はインクカートリッジを搭載せず、上述の様にプリンタ1の装置本体底部に設けられたインクカートリッジ40から、インクチューブ46(図4)を介して記録ヘッド26へとインクが供給される様に構成されている。
プラテン28は、用紙Pを下から支持することにより、用紙Pと記録ヘッド25との間のギャップを規定するが、記録ヘッド25と対向する面には、凹部28aが形成されている。これは、用紙Pに余白無く印刷を行う為のものであり、用紙Pの端部にインク滴を吐出する際に、用紙P端部から外れた部分にもインク滴を吐出し、そして凹部28aへと打ち捨てることにより、所謂縁無し印刷が実行される。尚、凹部28aには、インク滴を吸収するインク吸収材36(図4)が配設されている。
凹部28aに打ち捨てられたインク滴は図示しない排出孔から、図示しない廃液流通路を経由して上述の様にインクカートリッジ40へ回収される。
次に、図4に示すキャリッジ25の位置(装置を手前側から見て右側:0桁側)、即ち非印刷領域には、記録ヘッド26を封止するキャップ47を備えたキャッピングユニット(図示せず)が設けられている。キャップ47は記録ヘッド26を封止することでノズル開口のインク乾燥による目詰まりを防止する他、図示しないチューブを介してポンプ(PUMP)モータ62(図6)により駆動されるポンプユニット(図示せず)と接続されていて、当該ポンプユニットから負圧の供給を受けることでキャップ47内に負圧を発生させて、記録ヘッド26のノズル開口からインクの強制的な吸引を行い、これによってインクカートリッジ交換時の初期充填を行う他、ノズル開口の目詰まりを解消する。また、キャップ47は、記録ヘッド26からキャップ47へ向けて所定量のインクを吐出することで、ノズル開口近傍で増粘しているインクを排出し、ノズル開口の目詰まりを防止する動作(フラッシング(以下適宜「FL」と略称する)動作)にも利用される。このフラッシング動作は、詳細は後に説明するが、記録ヘッド26の非封止状態においてインク滴の未吐出状態が所定時間に達する毎に、即ち定期的に実行される様になっている。
尚、キャッピングユニットには、記録ヘッド26のノズル面を払拭するブレード(図示せず)が設けられており、当該ブレードが記録ヘッド26のノズル面に弾接可能な位置までキャッピングユニットが上昇した状態で、キャリッジ25が往復動作することにより、記録ヘッド26のノズル面が払拭されてゴミ、異物等が除去される様になっている。そして当該払拭操作及び上記フラッシング動作によって、記録ヘッド26の一連のクリーニング動作が構成される。
続いて、図5に戻って記録ヘッド26の下流側には、排出駆動ローラ29と、排出従動ローラ30とが設けられている。排出駆動ローラ29は図示しない駆動モータによって回転駆動され、排出従動ローラ30は、排出駆動ローラ29に接して従動回転する。そして、記録が行われた用紙Pは、これらローラにニップされることにより、スタッカ6へ向けて排出される。
排出駆動ローラ29の下流側には、排出補助ローラ37が設けられている。排出補助ローラ37は、その回転軸37aと、排出駆動ローラ29の回転軸29aとに係回されたベルト38によって、排出駆動ローラ29の回転に従って回転する。この排出補助ローラ37は、排出駆動ローラ29及び排出従動ローラ30にニップされて排出される用紙Pの後端を、スタッカに向けて確実に落とす機能を果たすものである。
続いて、図6を参照しながらプリンタ1の制御系、特に、「アクセス制御装置」としての制御部50の構成について説明する。プリンタ1は、プリンタ1に記録(印刷)情報を送信する外部のホスト・コンピュータとの間でデータの送受信が可能な様にUSBインタフェース68を備えるとともに、プリンタ1の動作を制御する制御部50は、CPU51、ASIC52、ROM53、RAM54、EEPROM55、ヘッドドライバー56、紙送り(PF)モータドライバー57、キャリッジ(CR)モータドライバー58、ポンプ(PUMP)モータドライバー59を備えている。
CPU51はプリンタ1の各種制御プログラムを実行する為の演算処理やその他必要な演算処理を行い、ASIC52はUSBインタフェース68及びカードスロット49に接続されたメモリカード等に対するアクセス制御、液晶表示部4の表示制御、操作部5におけるボタン操作内容の識別、各種LEDの表示制御、CSIC68の読み込み及び書き込み制御等を行う。また、ASIC52は、CPU51から送られてくる制御命令や、紙検出器17、PFエンコーダ63、紙幅検出器64、カバー検出器65、CRエンコーダ66、ヘッド温度センサ67等の検出手段からの出力信号に基づいて、記録ヘッド26の駆動波形の制御や、各モータの速度制御を行う為の各種演算を行う。
RAM54は、ASIC52およびCPU51の作業領域や他のデータの1次格納領域として用いられ、ROM53には、プリンタ1を制御する為に必要な制御プログラム(ファームウェア)および処理に必要なデータが格納され、EEPROM55は、USBインタフェース68を介した外部機器との通信に際してデータの格納領域として用いられる。
ヘッドドライバー56は、ASIC52の制御の下、記録データに従って記録ヘッド26を駆動制御する。PFモータドライバー57は、ASIC52の制御の下、PFモータ60を駆動制御する。CRモータドライバー58は、ASIC52の制御の下、キャリッジ25の駆動源であるCRモータ61を駆動制御することにより、キャリッジ25を主走査方向に往復動させ、または停止・保持させる。PUMPモータドライバー59は、ASIC52の制御の下、ポンプユニット(図示せず)を稼働させて、キャップ27内に負圧を発生させる。
ASIC52には、搬送される用紙Pの始端および終端を検出する紙検出器17と、PFモータ67の回転量、回転方向、回転速度を検出する為のPFエンコーダ(ロータリエンコーダ)63と、キャリッジ25の底部に設けられて、用紙Pの紙幅を検出する紙幅検出器64と、キャリッジ25の主走査方向における絶対位置を検出するCRエンコーダ(リニアエンコーダ)66と、記録ヘッド67の温度を検出するヘッド温度センサ67と、からの出力信号が与えられる。
電源スイッチ5a、十字スイッチ5b、印刷スイッチ5c、バックアップスイッチ5d、LED表示5e、電源LED5fは、操作部5(図1)を構成し、電源スイッチ5aはプリンタ1の主電源のオンオフ操作、十字スイッチ5bは各種印刷設定操作を行う為に用いられる。また、バックアップスイッチ5dは、カードスロット49に接続されたメモリカードに記憶されたデータを、USBインタフェース68に接続された外部記憶手段(例えば、CD−Rドライブ)に送る操作(バックアップ操作)に用いられる。更に、LED表示5eは現在のプリンタ1の状態を示す為に用いられ、電源LED5fは、電源のオンオフ状態を示す為に用いられる。
以上がプリンタ1の構成であり、以下、図7及び図8を参照しながら本発明に関わる定期フラッシング(FL)動作の内容について説明する。
定期FL動作は、印刷動作中に、キャップ47による記録ヘッド26の封止状態が解除されてからのタイムカウントを行う定期FLタイマが一定値(T秒)を超えた場合に行われる。即ち、記録ヘッド26から一定時間インクが吐出されない状態が継続した場合に、ノズル開口の目詰まりを防止する為に、一定量のインクを強制的に吐出する動作を実行する。
定期FLタイマが一定値を超えると、先ず今回の印刷が双方向印刷であるか否かを判断し(ステップS101)、双方向印刷であれば、前回走査方向が0→80桁(図4の右側→左側への主走査)であるか否かを判断し(ステップS102)、そのいずれでもない場合には、キャリッジ25をキャップ47の位置まで移動させる(ステップS103)。双方向印刷の場合は、80桁側から0桁側(キャップ47の位置)への主走査が行われるので、これを考慮し、定期FLタイマがT秒(T>T)以内にキャリッジ25の動作が開始した場合(印刷動作を開始した場合)には、定期FL動作は行わず終了する(ステップS112の肯定枝)。定期FLタイマがT秒以内にキャリッジ25が動作を開始せず、定期FLタイマがT秒を超えた場合には(ステップS113の肯定枝)、定期FL実行の為に、キャリッジ25をキャップ47の位置まで移動させる(ステップS103)。
次に、定期FL動作によるインク消費量(記録ヘッド26の温度Sによって異なる:後述)を「液体残量把握手段」としてのインク消費カウンタに加算し(ステップS104)、CSIC68へのアクセス(書き込み制御)を実行する(ステップS105)。ここで、インク消費カウンタは、各色のインク毎にインク消費量を積算する、ソフトウェア手段によって構成されるカウンタであり、直近のCSIC68からのデータ読み込み時に取得したインク残量に、例えば毎パス毎のインク消費量を積算して加えていく(CSIC68からインク残量情報を読み込んだ時点から、記録ヘッド26からのインク吐出量を積算する)ことで、リアルタイムにインク残量を把握するカウンタであり、その値はRAM54(図6)に保持される。
CSIC68へのアクセス(書き込み制御)は、図8の様に行われる。先ず、CSIC68の電源を投入し(ステップS201)、CSIC68からデータの読み取りを行う(ステップS202)。次に、CSIC68から読み込んだデータから得られたインク残量と、インク消費カウンタが保持するインク残量とを比較し(ステップS203)、その差が所定の範囲内である場合(ステップS204の肯定枝)には、CSIC68への書き込み動作(データ更新)を行わずに、CSIC68の電源を切断する(ステップS205)。逆に、CSIC68から読み込んだデータから得られたインク残量と、インク消費カウンタが保持するインク残量との差が所定の範囲を超えている場合には(ステップS204の否定枝)、CSIC68へインク消費カウンタのインク残量を書き込み(データ更新:ステップS206)、CSIC68の電源を切断する(ステップS205)。
尚、本実施形態においては、インクカートリッジ40を装着する開口部3c(図3)にはカバー3bが設けられるとともに、当該カバー3bの開閉状態を検出する開閉センサとしてのカバー検出器65(図6)が設けられ、その検出信号がASIC52に入力される様に構成されている。そして、CSIC68への書き込み動作(アクセス動作)中にカバー3bの閉状態から開状態への変化を知らせる信号を受信すると、CSIC68への書き込み動作を中止する様になっている。従ってこれにより書き込みエラーや、修復不可能なCSIC68の破壊等といった不具合の発生を防止することができる。
図7に戻って、記録ヘッド26の温度SがS以上の場合には(ステップS106の肯定枝)、インク吐出量AによるFL動作を実行し(ステップS107)、記録ヘッド26の温度がS未満の場合には(ステップS106の否定枝)、インク吐出量B(B<A)によるFL動作を実行する(ステップS108)。ここで、温度条件によってインク吐出量を変化させるのは、温度が高い程インクの揮発成分が蒸発し易く、即ち目詰まりし易い為である。そして、定期FLタイマをリセットするとともに再びスタートさせる(ステップS109)。そして更に、FL動作によってキャップ47内にインクが溜まった状態となる為、キャップ内のインク量即ち吐出したインク量が所定値を超えた場合に(ステップS110の肯定枝)、キャップ47内に負圧を供給することでこれを吸引し、インクカートリッジ40へと導く。
以上のように、定期FL動作を利用して、インクに関する情報(特に、インク残量)が、CSIC68に定期的に書き込まれることから、インクカートリッジ40が意図しないタイミングで取り外されても、実際のインク残量と、CISC68に保持されたインク残量との間に大きなギャップが生じることがない。従って特に、本実施形態の様にインクカートリッジをキャリッジ25に搭載せず、意図しないタイミングでインクカートリッジが取り外され易いオフキャリッジタイプの構成において、インク残量に応じて常に適切な制御を実行することができ、そしてユーザに正しいインク残量を知らせることが可能となる。
尚、本実施形態においては、定期FL動作時以外に、電源オン及びオフ時、クリーニング動作時、印刷状態から印刷待機状態(電源オン状態であって印刷ジョブが無い状態)に戻る際に、CSIC68への書き込み制御が実行され、インクに関する情報(特に、インク残量)が最新の状態に更新される様になっている。
また、CSIC68への書き込み制御において、CSIC68から読み込んだデータから得られたインク残量と、インク消費カウンタが保持するインク残量とを比較し、その差が所定の範囲内である場合には、CSIC68への書き込み動作(データ更新)を行わない、つまり、CSIC68への書き込み動作を必要最小限に留めるので、CSIC68の書き込み寿命を延ばすことができる。
以上説明した様に本実施形態においては、定期FL動作を利用してCSIC68への定期的な書き込み制御を実行しているが、これに限られるものではなく、専用のタイマを設けることによって、所定の時間毎にCSIC68への書き込み制御を実行しても良いし、或いは、定期的に実行される他の動作の際に実行する様に構成しても良い。また、上記実施形態においては、CSIC68に記憶されたインク残量についての情報を常に最新の状態に保つことを目的としているが、その他の情報を常に最新の状態に保つ為に、当該情報の定期的な更新動作を実行する様に構成することも可能である。
本発明に係るプリンタの外観斜視図。 インクカートリッジの斜視図。 本発明に係るプリンタを後方から見た正面図。 本発明に係るプリンタの装置本体の斜視図。 本発明に係るプリンタの側断面概略図。 本発明に係るプリンタの制御系を示すブロック図。 定期フラッシング動作の流れを示すフローチャート。 CSICへの書き込み制御の内容を示すフローチャート。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 給送装置、3 ハウジング、4 表示部、5 操作部、6 スタッカ、10 ホッパ、11 給送ローラ、12 紙戻しレバー、13 摩擦分離材、14 アイドルローラ、17 紙検出器、18 紙案内部材、21 搬送駆動ローラ、22 搬送従動ローラ、23 ガイドローラ、24 無端ベルト、25 キャリッジ、26 インクジェット記録ヘッド、27 キャリッジガイド軸、28 プラテン、29 排出駆動ローラ、30 排出従動ローラ、31 廃液トレイ、37 排出補助ローラ、40 インクカートリッジ、41a〜41f インク供給口、42 廃液導入口、43 インク供給針、44 廃液供給針、45a、45b ガイドピン、47 キャップ、49 カードスロット、50 制御部、51 CPU、52 ASIC、53 ROM、54 RAM、55 EEPROM、56 ヘッドドライバー、57 PFモータドライバー、58 CRモータドライバー、59 PUMPモータドライバー、60 PFモータ、61 CRモータ、62 PUMPモータ、63 PFエンコーダ、64 紙幅検出器、65 カバー検出器、66 CRエンコーダ、67 ヘッド温度センサ、68 CSIC、P 印刷用紙

Claims (8)

  1. 主走査方向に往復駆動されるキャリッジに設けられ、被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドへ供給する液体を収容するとともに、液体に関する情報を保持する記憶手段を備えた液体カートリッジと、
    前記記憶手段に保持された前記液体カートリッジ内の液体残量に関する情報を前記記憶手段から読み込んだ時点から、前記液体噴射ヘッドからの液体噴射量を積算することにより、前記液体カートリッジ内の最新の液体残量を求める液体残量把握手段と、
    を備えた液体噴射装置において、前記記憶手段へのアクセスを制御するアクセス制御装置であって、
    前記液体残量把握手段によって求められた最新の液体残量に関する情報を、前記記憶手段へ、定期的に書き込む様に構成されている、
    ことを特徴とするアクセス制御装置。
  2. 請求項1において、前記液体噴射装置が、定期フラッシング動作を行う様に構成され、
    前記アクセス制御装置が、前記最新の液体残量に関する情報を、前記定期フラッシング動作の際に前記記憶手段へ書き込む様に構成されている、
    ことを特徴とするアクセス制御装置。
  3. 請求項1または2において、前記記憶手段から読み出した直近の液体残量に関する情報と、前記液体残量把握手段によって求められた最新の液体残量に関する情報を比較し、両者の差が所定の範囲内である場合には、前記記憶手段への書き込み動作を行わない様に構成されている、
    ことを特徴とするアクセス制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項において、前記液体噴射装置が、前記液体カートリッジを、前記液体噴射装置の外観を構成するハウジング部材に形成された開口部から装置内に挿入する様に構成されるとともに、前記開口部を覆うカバー体と、当該カバー体の開閉状態を検出するとともに当該検出信号を前記アクセス制御装置に送信する開閉センサとを備え、
    前記記憶手段へのアクセス中に前記開閉センサから前記カバー体の閉状態から開状態への変化を知らせる信号を受信すると、前記記憶手段へのアクセス動作の中止処理を行う様に構成されている、
    ことを特徴とするアクセス制御装置。
  5. 主走査方向に往復駆動されるキャリッジに設けられ、被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドへ供給する液体を収容するとともに、液体に関する情報を保持する記憶手段を備えた液体カートリッジと、を備えた液体噴射装置において、前記記憶手段へのアクセスを制御するアクセス制御装置であって、
    前記記憶手段に保持された前記液体に関する情報の更新を、定期的に実行する様に構成されている、
    ことを特徴とするアクセス制御装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載された前記アクセス制御装置を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
  7. 請求項6において、前記液体カートリッジが、前記キャリッジから独立して設けられている、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  8. 請求項6または7において、前記液体カートリッジが、色の異なる複数の液体を収容可能な様に、複数の液体収容室が一体となって構成されている、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
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