JPH0932628A - データ収集装置 - Google Patents

データ収集装置

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JPH0932628A
JPH0932628A JP18281395A JP18281395A JPH0932628A JP H0932628 A JPH0932628 A JP H0932628A JP 18281395 A JP18281395 A JP 18281395A JP 18281395 A JP18281395 A JP 18281395A JP H0932628 A JPH0932628 A JP H0932628A
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JP
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data
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items
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JP18281395A
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Inventor
Takahiro Abe
高広 安部
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Recording Measured Values (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定データの変化量に応じたサンプリングタ
イムで正確にデータを収集しながら、全体のデータの収
集量を低減してデータの収集期間を長くする。 【構成】 データを収集する項目を設定する収集項目設
定手段5と、収集項目設定手段5により設定されたデー
タ収集項目の中から、定性的に変化量の少ないデータ項
目を監視項目として決定する監視項目決定手段4aと、
所定のサンプリングタイムごとにデータ収集項目のデー
タを収集し、監視項目以外のデータ収集項目のデータを
記憶するとともに、監視項目のデータの内のデータが許
容変化量を越えて変化した監視項目のデータのみを記憶
するデータ記憶手段4a,4cとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被測定装置の出力デ
ータを収集するデータ収集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被測定装置から出力されるデータの変化
量に応じてデータのサンプリングタイムを変え、データ
保存用のメモリ容量を低減したデータ収集装置が知られ
ている(特開平6−147930号公報参照)。この種
の装置では、データ保存用メモリの容量を一定とすれ
ば、被測定装置の出力データの変化量が小さければ小さ
いほどサンプリングタイムが長くなるので、データの収
集期間が長くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
データ収集装置では、複数の測定データの中の最も変化
量の大きい測定データを基準としてサンプリングタイム
を決定しているので、基準データ以外の変化量の小さい
測定データに対しては必要以上に短いサンプリングタイ
ムでデータを収集することになり、不要なデータを大量
に収集する。したがって、メモリの容量を一定とすれば
データの収集期間が短くなってしまうという問題があ
る。
【0004】また、長いサンプリングタイムでデータを
収集している時に急にデータの変化量が大きくなると、
そのサンプリングタイムでデータの変化量が大きくなっ
たのを検知してからサンプリングタイムを短くするた
め、データが変化した時に追従遅れが生じ、サンプリン
グ時とサンプリング時との間でデータが変化し始めるよ
うな場合には、変化開始時点のデータを確実に収集でき
ないという問題もある。
【0005】本発明の目的は、測定データの変化量に応
じたサンプリングタイムで正確にデータを収集しなが
ら、全体のデータの収集量を低減してデータの収集期間
を長くすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、データを収集する項目を設定す
る収集項目設定手段と、前記収集項目設定手段により設
定されたデータ収集項目の内の定性的に変化量の少ない
データ項目を監視項目として決定する監視項目決定手段
と、所定のサンプリングタイムごとに前記データ収集項
目のデータを収集し、前記監視項目以外のデータ収集項
目のデータを記憶するとともに、前記監視項目のデータ
の内のデータが許容変化量を越えて変化した監視項目の
データのみを記憶するデータ記憶手段とを備える。デー
タ収集項目を設定するとともに、設定したデータ収集項
目の内の定性的に変化量の少ないデータ項目を監視項目
として決定する。そして、所定のサンプリングタイムご
とにデータ収集項目のデータを収集し、監視項目以外の
データ収集項目のデータを記憶するとともに、監視項目
のデータの内のデータが許容変化量を越えて変化した監
視項目のデータのみを記憶する。なお、監視項目のデー
タの変化量が許容変化量以下のデータは記憶しない。請
求項2のデータ収集装置は、前記監視項目決定手段によ
って、監視項目を複数のグループに分類してグループご
とに許容変化量を設定し、前記データ記憶手段によっ
て、グループに含まれるいずれかの監視項目のデータが
前記許容変化量を越えて変化した時はそのグループに含
まれるすべての監視項目のデータを記憶するようにした
ものである。データ収集項目を設定するとともに、設定
したデータ収集項目の内の定性的に変化量の少ないデー
タ項目を監視項目として決定し、さらに監視項目を複数
のグループに分類してグループごとに許容変化量を設定
する。そして、所定のサンプリングタイムごとにデータ
収集項目のデータを収集し、監視項目以外のデータ収集
項目のデータを記憶するとともに、監視項目のグループ
に含まれるいずれかの監視項目のデータがグループの許
容変化量を越えて変化した時は、そのグループに含まれ
るすべての監視項目のデータを記憶する。なお、監視項
目のグループに含まれるすべての監視項目のデータの変
化量がグループの許容変化量以下の時は、そのグループ
に含まれるすべての監視項目のデータを記憶しない。請
求項3のデータ収集装置は、前記監視項目決定手段によ
って、グループに含まれる各データ項目に設定された許
容変化量の内の最小の変化量をそのグループの許容変化
量とするようにしたものである。データ収集項目を設定
するとともに、設定したデータ収集項目の内の定性的に
変化量の少ないデータ項目を監視項目として決定し、さ
らに監視項目を複数のグループに分類してグループに含
まれる各データ項目に設定された許容変化量の内の最小
の変化量をそのグループの許容変化量として設定する。
そして、所定のサンプリングタイムごとにデータ収集項
目のデータを収集し、監視項目以外のデータ収集項目の
データを記憶するとともに、監視項目のグループに含ま
れるいずれかの監視項目のデータがグループの許容変化
量を越えて変化した時は、そのグループに含まれるすべ
ての監視項目のデータを記憶する。なお、監視項目のグ
ループに含まれるすべての監視項目のデータの変化量が
グループの許容変化量以下の時は、そのグループに含ま
れるすべての監視項目のデータを記憶しない。請求項4
のデータ収集装置は、前記監視項目決定手段によって、
各データ項目に設定された許容変化量により監視項目を
複数のグループに分類し、前記データ記憶手段によっ
て、グループに含まれるいずれかの監視項目のデータが
前記許容変化量を越えて変化した時はそのグループに含
まれるすべての監視項目のデータを記憶するようにした
ものである。データ収集項目を設定するとともに、設定
したデータ収集項目の内の定性的に変化量の少ないデー
タ項目を監視項目として決定し、さらに各データ項目に
設定された許容変化量により監視項目を複数のグループ
に分類する。そして、所定のサンプリングタイムごとに
データ収集項目のデータを収集し、監視項目以外のデー
タ収集項目のデータを記憶するとともに、監視項目のグ
ループに含まれるいずれかの監視項目のデータがグルー
プの許容変化量を越えて変化した時は、そのグループに
含まれるすべての監視項目のデータを記憶する。なお、
監視項目のグループに含まれるすべての監視項目のデー
タの変化量がグループの許容変化量以下の時は、そのグ
ループに含まれるすべての監視項目のデータを記憶しな
い。請求項5のデータ収集装置は、前記データ記憶手段
によって前記監視項目のデータを記憶しない時は記憶し
ないデータに関する情報を記憶するようにしたものであ
る。監視項目のデータを記憶しないサンプリング時は、
記憶しないデータに関する情報を記録する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は一実施形態の構成を示す。
この実施形態では、車両に搭載されたエンジン制御装置
を被測定装置とした例を示す。エンジン制御装置1は各
種センサ2から種々の検出データを入力し、それらのデ
ータに基づいて各種アクチュエータ3を制御する。デー
タ収集装置4はCPU4a、ROM4b、RAM4c、
I/O4dを備えており、エンジン制御装置1から通信
線7を介して所定のサンプリングタイムごとに各種デー
タを収集し、RAM4cに記憶する。これらの収集デー
タにはセンサ2による検出データや、エンジン制御装置
1からアクチュエータ3への出力データが含まれる。こ
のデータ収集装置4には入力装置5と表示装置6が接続
される。入力装置5はデータ収集項目を設定したり、デ
ータ収集装置4に種々の指令を入力するための装置であ
る。また、表示装置6は収集したデータを表示したり、
オペレーターに対する作業指示や情報を表示する装置で
ある。
【0008】なお、データ収集装置4をエンジン制御装
置1に内蔵してもよい。その場合はデータ収集項目の設
定が困難になるので、それらを予め設定しておく。ま
た、車両の運転状況に応じてデータ収集項目を変更する
ようにしてもよい。さらに、データ収集装置4を外部の
プロセスコントローラ(以下、P/Cと呼ぶ)と接続
し、入力装置5や表示装置6を設けずにP/Cよりデー
タ収集項目を設定してデータ収集装置4にダウンロード
したり、収集データをデータ収集装置4からP/Cへア
ップロードし、収集データをP/Cで表示したり記憶す
るようにしてもよい。また、図2に示すように、センサ
2による検出データやアクチュエータ3への出力データ
を、エンジン制御装置1を通さずに直接入力するように
してもよい。
【0009】図3はデータの記憶形態を示す。エンジン
制御ユニット1から収集したデータは、サンプリングタ
イムごとに図3に示す1レコードデータに加工され、R
AM4cに記憶される。1レコードデータは1バイト単
位のデータで構成されており、1レコードデータの始り
を示す開始文字、収集時刻を示すタイムスタンプ、収集
データ1〜X、エンジン制御装置1の自己診断結果を示
す故障コード1〜Y、1レコードデータの終わりを示す
終了文字、1レコードデータのデータ数の順に並べられ
る。これらのデータの内、開始文字と終了文字は予め設
定された文字である。また、エンジン制御装置1の自己
診断結果が正常なサンプリング時は故障コードがないの
で、1レコードデータの中に故障コード1〜Yが含まれ
ない。
【0010】次に、データ収集項目について説明する。
表1は収集データの項目例を示す。
【表1】 収集データはセンサ2からエンジン制御装置1へ入力さ
れるデータと、エンジン制御装置1からアクチュエータ
3へ出力されるデータとに分類され、さらにそれぞれの
データはアナログデータとディジタルデータとに分類さ
れる。アナログデータにはエンジン回転数センサや水温
センサなどの出力値と、点火時期や噴射パルス幅などの
アクチュエータの制御値が含まれ、データ長は1〜2バ
イトである。一方、ディジタルデータにはスイッチなど
のON/OFF信号、リレーやバルブなどのON/OF
F制御信号が含まれ、データ長はいずれも1ビットであ
るが1バイト単位にグループ化されている。つまり、1
バイトのディジタルデータグループには最大8個のディ
ジタルデータが含まれる。表1にはディジタルデータの
グループ番号1〜4を示す。毎回のサンプリングタイム
ごとに収集されるデータ数は、エンジン制御装置1の処
理能力などにより制限され、この実施形態では最大20
バイトとする。また、自己診断結果のデータ項目数を最
大5個とする。したがって、1レコードのデータ長は最
小5バイトから最大29バイトとなる。
【0011】図4、図5はRAM4c上の収集データの
記憶順序を示す。毎回のサンプリングごとの1レコード
データは、いわゆるローリングRAM方式でRAM4c
に記憶される。この方式は、図4に示すように、(アド
レスA+Nバイト)の先頭行から(アドレスA+Nバイ
ト×M行)までの記憶領域内に、先頭行から順に1レコ
ードデータ単位で収集データを書き込んでいき、記憶領
域がいっぱいになったら図5に示すように(アドレスA
+Nバイト)の先頭行へ戻って上書きするものである。
RAM4cに記憶されているデータを読み出して表示す
る時は、上記先頭行から1レコードの開始文字を検索し
ていき、発見された開始文字から終了文字までを1レコ
ードデータとして認識する。そして、アドレスAに記憶
されているデータ収集項目の種類をもとにデータ変換し
て表示する。また、収集データの項目以後のデータが存
在する場合は、それらのデータを自己診断結果のデータ
としてデータ変換し、表示する。
【0012】ここで注意しなければならないのは、ロー
リングRAM方式では、(アドレスA+Nバイト)の先
頭行に1レコードの途中から書き込まれることが多いの
で、先頭行に開始文字がないことがある。また、収集デ
ータの内容によっては開始文字とある収集データとが同
じ文字になる可能性がある。したがって、(アドレスA
+Nバイト)の先頭行に1レコードの途中からデータが
書き込まれ、1レコードに含まれるある収集データが開
始文字と同一文字となってしまった場合には、そのデー
タを先頭文字と誤認することになる。そこで、開始文字
を検索した時に、データ収集項目の設定内容に基づいて
予想される位置に終了文字があるか否かを確認し、終了
文字が予想位置にあれば検索した開始文字を1レコード
データの開始文字として認識し、終了文字が予想位置に
ない場合は検索した開始文字を収集データとして認識す
る方法が考えられる。しかし、上述したように、自己診
断結果のデータ項目の有無によって、1レコードのデー
タ長がデータ収集項目の設定内容から予想されるデータ
長よりも最大5バイト長くなる可能性があり、正確なデ
ータ数を把握するために1レコードのデータ数を終了文
字の後に書き込んでいる。このデータ数に基づいて検索
した開始文字が1レコードの開始文字か否かを判断し、
収集データであると判断した場合はそれよりも前に存在
する開始文字を検索し、終了文字の後に書き込まれたデ
ータ数と実際に開始文字から終了文字まで計数したデー
タ数とが等しくなる位置にある開始文字を1レコードの
開始文字とする。
【0013】図6はデータ収集装置4のデータ収集項目
の設定処理を示すフローチャート、図7はデータ収集処
理を示すフローチャートである。これらのフローチャー
トにより、実施形態の動作を説明する。ステップ1にお
いて、入力装置5から設定されたデータ収集項目を入力
し、その種類をRAM4cに記憶する。この実施形態で
は、エンジン制御装置1に関する上記表1のデータ収集
項目を例に上げて説明する。続くステップ2で、設定さ
れたデータ収集項目の中から定性的に変化量の少ない項
目を抽出し、サンプリングタイムごとに変化量に応じて
データを記憶するか否かを決定する監視項目とする。な
お、監視項目以外のデータ収集項目に対しては予め設定
されたサンプリングタイムごとにデータを収集する。こ
の監視項目の決定方法は、ROM4b内のデータベース
に予め定性的に変化量の少ない項目が記憶されているの
で、設定されたデータ収集項目がデータベースに記憶さ
れている項目であれば監視項目とする。決定された監視
項目はRAM4c上に格納される。この実施形態では、
表1に示すデータ収集項目の中の次表に示す項目を監視
項目とする。
【表2】 表2において、許容変化量とはデータを記憶するか否か
を判定するための基準量(単位はビット)であり、デー
タの変化量が許容変化量以下の場合はデータが変化しな
かったと見なしても特に問題がないのでデータを記憶し
ない。この許容変化量はデータ項目ごとに予め設定され
てROM4bのデータベースに記憶されており、データ
項目が監視項目に決定した時にROM4bからRAM4
cに読み出される。例えばアナログデータの水温センサ
の1バイトの出力値には±2ビットの許容変化量が設定
されており、この許容変化量を越えて水温センサの出力
値が変化した時のデータを記憶するようにする。一方、
ディジタルデータは値が1つ変化しても内容が変るので
許容変化量を0ビットとする。
【0014】ステップ3において、決定された監視項目
をグループ化する。この実施形態では3グループに分類
する。具体的には、データの種類に応じて表3に示すよ
うに入力系ディジタルデータ(A)と、出力系ディジタ
ルデータ(B)と、アナログデータ(C)にグループ化
する。
【表3】 表3において、グループAにはグループ1とグループ2
の各1バイト、計2バイトのディジタルデータが含ま
れ、グループBにはグループ3とグループ4の各1バイ
ト、計2バイトのディジタルデータが含まれる。また、
グループCには各1バイト、計4バイトのアナログデー
タが含まれる。各グループにはグループの許容変化量が
設定される。ディジタルデータグループの許容変化量
は、上述したように値が1つ変化しても内容が変るので
0とする。アナログデータグループの許容変化量は、各
データ項目に設定されている許容変化量に基づいて決定
する。この実施形態では、グループに含まれる各アナロ
グデータ項目の許容変化量の最小値をグループの許容変
化量とする。すなわち、グループCに含まれるデータ項
目の許容変化量の最小値は±2ビットであるから、グル
ープCの許容変化量を±2ビットとする。なお、監視項
目のグループ化方法は上記実施形態の方法に限定され
ず、許容変化量ごとにグループ化してもよい。例えば、
入力系、出力系を問わず許容変化量が0のディジタルデ
ータを1グループとし、許容変化量が±2のアナログデ
ータを1グループとし、許容変化量が±10のアナログ
データを1グループとする。
【0015】データ収集項目の設定、監視項目の決定お
よび監視項目のグループ化が終了したら、データの収集
を開始する。図7のステップ4において、エンジン制御
装置1からデータ収集項目のデータを検出する。続くス
テップ5で、監視項目に対する比較データが存在するか
否かを判別し、存在する場合はステップ8へ進み、存在
しない場合はステップ6へ進む。ここで、比較データと
は、各監視項目の検出データが上述したグループの許容
変化量を越えて変化したか否かを判断する時に比較する
データであり、各監項目の検出データと比較データとの
差がデータの変化量である。データ収集開始直後には各
監視項目の比較データがないので、各監視項目の検出デ
ータを比較データとして設定する。その後のサンプリン
グタイムごとに各監視項目の検出データを比較データと
比較し、検出データが比較データから許容変化量を越え
て変化していればその検出データで比較データを更新
し、そうでなければ比較データを更新しない。監視項目
の比較データがない場合は、ステップ6で今回のサンプ
リング時に検出された全監視項目のデータを比較データ
としてRAM4cに記憶する。続くステップ7で、収集
データをRAM4cに記憶する際、今回のサンプリング
時に検出された全監視項目のデータを収集データとして
記憶するように指示を出す。
【0016】一方、監視項目の比較データがある場合
は、ステップ8で、今回のサンプリングで検出された各
監視項目のデータを比較データと比較し、監視項目グル
ープに含まれる監視項目の中に許容変化量を越えて変化
したデータ項目が存在するか否かを判別する。許容変化
量を越えて変化したデータ項目が存在する時はステップ
9へ進み、そうでなければステップ11へ進む。なお、
ここでは表3に示すAグループおよびBグループには許
容変化量を越えて変化したデータ項目が存在せず、Cグ
ループのみに存在したものとする。監視項目グループに
許容変化量を越えて変化したデータ項目が存在する時
は、ステップ9で、収集データをRAM4cに記憶する
際、その監視項目グループの全項目のデータを収集デー
タとして記憶するように指示を出す。この実施形態で
は、Cグループの中に許容変化量を越えて変化したデー
タ項目が存在するので、Cグループに含まれる全項目の
検出データを記憶するように指示を出す。続くステップ
10で、許容変化量を越えて変化したデータ項目が存在
する監視項目グループにおいて、各監視項目の比較デー
タを今回の検出データで更新する。
【0017】一方、監視項目グループの中に許容変化量
を越えて変化したデータ項目が存在しなかった場合は、
ステップ11で、1レコードデータ中のその監視グルー
プに対応するビットにデータを記憶しなかったことを示
すフラグをセットする。これは、変化量の大きい時のデ
ータだけを記憶し、変化量の小さい時のデータを記憶し
なかった監視項目のデータから元のデータを復元して表
示や処理する際、データ収集期間内のどのサンプリング
タイムでどのデータを記憶しなかったかを記憶しておか
ないと正確にデータを復元できないからである。このフ
ラグは、図3に示す1レコードデータ中の全データ数を
示す1バイトデータの内の、空き領域の監視項目グルー
プに対応するビットに設定する。1レコードの最大デー
タ数は29バイトであるから、2進数で表わすと000
11101となり、上位3ビットが空き領域となってい
る。この空き領域の最上位ビットに監視項目のAグルー
プを割り当て、以下順にBグループ、Cグループを割り
当てる。この実施形態ではA,Bグループの今回のサン
プリング時の検出データを記憶しないので上位から2ビ
ットにそれぞれ1を設定し、Cグループの検出データは
記憶するので上位から3ビット目に0を設定する。
【0018】今回のサンプリング時に収集されたデータ
の記憶方法が決定したら、ステップ12において、記憶
指示内容にしたがって収集データを1レコードデータに
加工し、続くステップ13でRAM4cのデータ収集領
域に加工された1レコードデータを記憶する。ステップ
13で、オペレータまたはデータ収集装置4のソフトウ
エアによってデータ収集停止が指示されたか否かを判別
し、収集停止が指示されたらデータの収集を終了し、そ
うでなければステップ4へ戻る。
【0019】このように、従来の装置ではデータの変化
量に応じて可変にしていたサンプリングタイムを固定に
し、予め設定したサンプリングタイムでデータを収集す
る。ただし、データ収集項目の中の定性的に変化量の少
ないデータ項目を抽出してグループ化し、データ収集中
に各グループに含まれるデータの変化量を監視する。グ
ループに含まれるいずれかの項目の変化量が許容変化量
を越えた時だけそのグループの全項目のデータを記憶
し、グループに含まれる全項目のデータの変化量が許容
変化量以下であればそのグループの全項目のデータを記
憶しないようにした。これにより、収集データ量を低減
してデータ収集期間を長くすることができ、限られた記
憶容量のメモリでより長い期間のデータを収集できる。
その上さらに、変化開始時点のデータを確実に収集でき
る。例えば、上述した実施形態では、収集データの記憶
容量を16Kバイトとすると、データ収集中、常に自己
診断結果が正常であれば故障コードが記憶されないので
1レコードのデータ長は24バイトとなる。データ収集
中、3つの監視項目グループに含まれるデータ項目の変
化量を監視するが、これらのデータ項目の変化量が常に
許容変化量以下であった場合、初期値を除き合計8バイ
トのデータを記憶する必要がなくなる。ここで、監視項
目グループ以外のデータ収集項目の変化量が大きく、1
0msecのサンプリングタイムでデータを収集するも
のとすると、従来のデータ収集装置によるデータ収集期
間は、
【数1】{1024バイト×16/(20バイト+4バ
イト)}×0.01s=6.83s となる。これに対し上記実施形態では、
【数2】{1024バイト×16/(20バイト−8バ
イト+4バイト)}×0.01s=10.24s となり、従来装置のデータ収集期間よりも長くなる。
【0020】なお、上述した実施形態ではエンジン制御
装置の各種データを収集する例を示したが、被測定装置
はエンジン制御装置に限定されず、どのような装置でも
よい。
【0021】以上の一実施形態の構成において、入力装
置5が収集項目設定手段を、CPU4aが監視項目決定
手段を、CPU4aおよびRAM4cがデータ記憶手段
をそれぞれ構成する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、データ収集項目を設定するとともに、設定したデ
ータ収集項目の内の定性的に変化量の少ないデータ項目
を監視項目として決定する。そして、所定のサンプリン
グタイムごとにデータ収集項目のデータを収集し、監視
項目以外のデータ収集項目のデータを記憶するととも
に、監視項目のデータの内のデータが許容変化量を越え
て変化した監視項目のデータのみを記憶するようにした
ので、収集データ量を低減してデータ収集期間を長くす
ることができ、限られた記憶容量のメモリで長い期間の
データを収集できる。その上さらに、変化開始時点のデ
ータを確実に収集できる。請求項2の発明によれば、デ
ータ収集項目を設定するとともに、設定したデータ収集
項目の内の定性的に変化量の少ないデータ項目を監視項
目として決定し、さらに監視項目を複数のグループに分
類してグループごとに許容変化量を設定する。そして、
所定のサンプリングタイムごとにデータ収集項目のデー
タを収集し、監視項目以外のデータ収集項目のデータを
記憶するとともに、監視項目のグループに含まれるいず
れかの監視項目のデータがグループの許容変化量を越え
て変化した時は、そのグループに含まれるすべての監視
項目のデータを記憶するようにしたので、監視項目のデ
ータを記憶するか否かを木目細かく決定でき、上述した
請求項1の発明よりもさらに収集データ量を低減してデ
ータ収集期間を長くすることができ、限られた記憶容量
のメモリでより長い期間のデータを収集できる。もちろ
ん、変化開始時点のデータも確実に収集できる。請求項
3の発明によれば、監視項目グループに含まれる各デー
タ項目に設定された許容変化量の内の最小の変化量をそ
のグループの許容変化量としたので、グループに含まれ
る各データ項目の変化開始時点のデータを確実に収集で
きる。請求項4の発明によれば、データ収集項目を設定
するとともに、設定したデータ収集項目の内の定性的に
変化量の少ないデータ項目を監視項目として決定し、さ
らに各データ項目に設定された許容変化量により監視項
目を複数のグループに分類する。そして、所定のサンプ
リングタイムごとにデータ収集項目のデータを収集し、
監視項目以外のデータ収集項目のデータを記憶するとと
もに、監視項目のグループに含まれるいずれかの監視項
目のデータがグループの許容変化量を越えて変化した時
は、そのグループに含まれるすべての監視項目のデータ
を記憶するようにしたので、監視項目のデータを記憶す
るか否かを木目細かく決定でき、上述した請求項1の発
明よりもさらに収集データ量を低減してデータ収集期間
を長くすることができ、限られた記憶容量のメモリでよ
り長い期間のデータを収集できる。もちろん、変化開始
時点のデータも確実に収集できる。請求項5の発明によ
れば、監視項目のデータを記憶しないサンプリング時
は、記憶しないデータに関する情報を記録するようにし
たので、変化量の大きい時のデータだけを記憶し、変化
量の小さい時のデータを記憶しなかった監視項目のデー
タから元のデータを復元して表示や処理する際に正確に
データを復元できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の構成を示すブロック図。
【図2】図1に示す一実施形態の変形例の構成を示す
図。
【図3】1レコードデータの構成を示す図。
【図4】収集データの記憶方法を説明する図。
【図5】図4に続く、収集データの記憶方法を説明する
図。
【図6】収集データ項目の設定処理を示すフローチャー
ト。
【図7】データ収集処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 エンジン制御装置 2 センサ 3 アクチュエータ 4 データ収集装置 4a CPU 4b ROM 4c RAM 4d I/O 5 入力装置 6 表示装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを収集する項目を設定する収集項
    目設定手段と、 前記収集項目設定手段により設定されたデータ収集項目
    の内の定性的に変化量の少ないデータ項目を監視項目と
    して決定する監視項目決定手段と、 所定のサンプリングタイムごとに前記データ収集項目の
    データを収集し、前記監視項目以外のデータ収集項目の
    データを記憶するとともに、前記監視項目のデータの内
    のデータが許容変化量を越えて変化した監視項目のデー
    タのみを記憶するデータ記憶手段とを備えることを特徴
    とするデータ収集装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ収集装置におい
    て、 前記監視項目決定手段は、監視項目を複数のグループに
    分類してグループごとに許容変化量を設定し、 前記データ記憶手段は、グループに含まれるいずれかの
    監視項目のデータが前記許容変化量を越えて変化した時
    はそのグループに含まれるすべての監視項目のデータを
    記憶することを特徴とするデータ収集装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のデータ収集装置におい
    て、 前記監視項目決定手段は、グループに含まれる各データ
    項目に設定された許容変化量の内の最小の変化量をその
    グループの許容変化量とすることを特徴とするデータ収
    集装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のデータ収集装置におい
    て、 前記監視項目決定手段は、各データ項目に設定された許
    容変化量により監視項目を複数のグループに分類し、 前記データ記憶手段は、グループに含まれるいずれかの
    監視項目のデータが前記許容変化量を越えて変化した時
    はそのグループに含まれるすべての監視項目のデータを
    記憶することを特徴とするデータ収集装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの項に記載のデ
    ータ収集装置において、 前記データ記憶手段は、前記監視項目のデータを記憶し
    ない時は記憶しないデータに関する情報を記憶すること
    を特徴とするデータ収集装置。
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