JP2983228B2 - 時系列観測データの圧縮装置 - Google Patents

時系列観測データの圧縮装置

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JP2983228B2
JP2983228B2 JP1190631A JP19063189A JP2983228B2 JP 2983228 B2 JP2983228 B2 JP 2983228B2 JP 1190631 A JP1190631 A JP 1190631A JP 19063189 A JP19063189 A JP 19063189A JP 2983228 B2 JP2983228 B2 JP 2983228B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は化学プラント等のプロセスの状態を把握する
ために収集される時系列観測データの圧縮装置に関す
る。
〔従来の技術〕
大量の情報を表わす大量のデータを記録あるいは伝送
する際には、所定の方法に基づいてデータを圧縮して記
録あるいは伝送することが記録媒体の容量の節約あるい
は伝送効率の向上の点で有利であり、その方法が種々報
告されている。これらの多くは画像データや音声データ
に関するものであり、それぞれのデータの特徴、特にそ
の冗長性における特徴をとらえてそれに合った手法が採
用されている。
化学プラントなどのプロセスの状態を把握するために
収集される時系列観測データいわゆるトレンドデータに
ついては、前述の画像データあるいは音声データとは異
なる特徴を有しており、これに適した圧縮方法について
はほとんど報告されていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
トレンドデータは具体的にはプロセス内各所の温度、
圧力、流量等を所定の時間間隔で測定したデータの集ま
りである。これらはプラントの運転開始、停止、負荷変
動時の様に系が不安定な状態にある時には第5図(a)
欄に示す様な大きい変化を示し、それ以外の比較的安定
した状態においては第5図(b)欄に示す様に微少な変
化を示すのみかあるいは長時間一定の値を示す場合もあ
るといった第1の特徴を有している。
また、一般に収集されたトレンドデータの大半は後者
の状態にあるときのデータであるという第2の特徴があ
る。
さらに一般にプロセス監視のために測定されたデータ
はXX.XXの様に有効数字3〜4桁の小数または整数で表
現され、その最大桁数と小数点の位置は測定点毎に固定
しているという第3の特徴を有している。
したがって本発明の目的は、この様な特徴を有するト
レンドデータに最適なデータ圧縮方法を用いた装置を提
案することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る時系列観測データの圧縮装置は、 該時系列観測データの各々に所定の係数を乗じて整数化
する整数化手段と、 該整数化されたデータのうち初期値以外のデータにつ
いて直前のデータとの差分をとって差分化する差分化手
段と、 該差分化されたデータが0を含む所定の限界値内で連
続する区間の長さを算出する算出手段と、 該所定の限界値および該区間の長さに応じて該差分化
データの連続を分割しながら分類する分類手段と、 該差分化データの連続を該分類に応じた特定のビット
パターンで置換する置換手段とを具備することを特徴と
するものである。
〔作 用〕
前述した第3の特徴に基づき、小数点の位置に応じた
定数、例えばXX.XXの形であれば係数102を各測定値に乗
じれば有効な情報を損うことなく整数化することがで
き、その差分をとれば絶対値が小さくなり、これを表現
するためのデータの量は少なくて済むことになる。
そして、差分値が0を含む所定の限界値内にある区
間、例えば無変動区間あるいは差分値が少ないビット数
で表現できる数値の範囲内にある区間を見い出し、これ
を所定のビットパターンで置換することによってトレン
ドデータの大半を占める安定状態におけるデータを著し
く圧縮することができる。
〔実施例〕 第1図は本発明に係る装置の構成を表わす図である。
ディジタル計装設備12はこの種のシステムに通常備え
られる設備であり、プラント10内各所に設けられた温
度、圧力、流量等を検知する各種のセンサからの情報を
ディジタル信号の形で処理し、プラント10内に設けられ
たヒータ、バルブ等の各種のアクチュエータを制御する
機能を有している。また、ディジタル計装設備12内で処
理される温度、圧力、流量等の数値情報並びにステータ
ス情報等は所定の時間間隔例えば一分間隔でコンピュー
タ14へ送られる。コンピュータ14はそれらのトレンドデ
ータを一旦外部記憶装置16へ格納すると共に端末装置18
から入力される指示に基いて所定の形式で端末装置18の
ディスプレイへ表示する。
また、コンピュータ14は一定時間毎例えば1時間毎に
外部記憶装置16からデータを読み出し、圧縮して再度外
部記憶装置16へ格納する。
第2図はこのデータ圧縮処理のフローチャートであ
り、特に温度、圧力、流量等の数値情報についての処理
を表わす。ステータス情報およびシーケンス素子の状態
等の情報は整数データの形式で取り扱われるが、これら
の圧縮処理については後述する。
第2図において、まず外部記憶装置16から1分毎の1
時間分のデータすなわち各測定点について60個ずつのデ
ータを読み出し(ステップa)、所定の係数を乗じて整
数化する(ステップb)。各測定点からのデータは例え
ばXX.XXの形の小数または整数で表わされるデータであ
る。有効数字の桁数および小数点の位置はセンサの測定
範囲、精度、測定単位並びにディジタル計装設備12にお
ける処理の分解能で決まるものであるから、測定点毎に
固定している。従って測定点毎に小数点位置に応じた係
数、例えばXX.XXの形であれば102を乗じて整数化するこ
とができる。このとき、センサの交換中等における欠測
区間があれば、その時の値については正常なデータの変
動範囲外の値、例えば−9999といった数値に置換する。
次に、初期値以外のデータすなわち正時から次の正時
時直前までの1時間分のデータであれば正時データ以外
のデータについてその直前のデータとの差分を計算し、
その結果で置き換えて差分化を行なう(ステップc)。
差分化されたデータについて、後に詳述する様に予め定
めたデータの連続に該当するか否かを判定して(ステッ
プd)、該当するものがあればその差分化データの連続
を予め定めた所定のビットパターンで置換してデータの
圧縮を行ない(ステップe)、その結果を再び外部記憶
装置16へ格納する(ステップf)。次に、処理すべきデ
ータの先頭のデータを表わすポインタを次のデータの先
頭へ移し(ステップg)データの終りでなければ(ステ
ップh)、ステップdへ戻る。以上のステップd〜hま
での処理を1時間分のデータについて先頭から順に最後
のデータの処理が終了するまで(ステップh)行なう。
次に第2図ステップdのパターン決定処理の詳細につ
いて説明する。第3図はそのパターン決定処理の一例の
詳細を表わすフローチャートである。また、以下の表1
は第3図に示す処理における9種類のデータの連続とそ
れに対応するビットパターンを表わす図である。
表1中、番号の欄に“1"が付された行は32分間以上整
数化された測定値に変動がなかった場合、すなわち差分
化データにおいて処理中のデータの先頭から0が32個以
上連続する場合である。このときは32個の差分化データ
が右端の欄に示すビットパターンからなる1バイトの情
報で置換される。
“2",“3"は差分化データにおいて3〜32個の0が連
続し、その後1あるいは−1となる場合である。このと
きは0の連続および1または−1からなる差分化データ
は右欄に示すビットパターンの下位5ビットに0の連続
数−1の値が入った1バイトの情報で置換される。
“4"は処理中の先頭の差分化データが−32〜+31の範
囲の値、すなわち6ビットで表現できる数である場合で
ある。このときはその差分化データは右欄に示すビット
パターンの下位6ビットにその6ビットの情報が入った
1バイトの情報で置換される。
“5"は差分化データにおいて+1〜−2の値すなわち
2ビットで表現可能な値が6個以上連続する場合であ
り、このとき6個の差分化データは右欄に示すビットパ
ターンの下位12ビットの位置に各2ビットの差分値の情
報が順に入った2バイトの情報で置換される。
“6"は差分化データにおいて−4〜+3の値すなわち
3ビットで表現可能な値が4個以上連続する場合であ
る。このとき4個の差分化データは右欄のビットパター
ンの下位12ビットの位置に各3ビットの差分値情報が順
に入った2バイトの情報で置換される。
“7"は4ビットで表現可能な差分化データが3個以上
連続する場合であり、このとき3個の差分化データは右
欄のビットパターンの下位12ビットの位置に各4ビット
の差分値情報が順に入った2バイトの情報に置換され
る。
“8"は3〜31個の0が連続する場合で、15個までの0
が右欄で示す1バイトの情報で置換され、その下位4ビ
ットにはその個数が入る。
“9"は以上のいずれにも該当しない場合あるいは初期
値の場合であり、下位14ビットに整数化データが入る。
“10"は全体のバイト数を偶数にするために付加され
るPAD(パディング)である。
表1に示されたパターンにおいて上位側のコード例え
ば“3"の欄における“001"は互いに重複しない様に決め
られているので、圧縮されたデータは必ず一意的に復元
することができる。
第3図は以上説明した判断基準に基づいて第2図ステ
ップdのパターン決定処理を実行するためのフローチャ
ートである。
最初に無変動区間すなわち差分化データの0が連続す
る個数NS、ステップ幅すなわち差分化データで0でない
最初の数D、および、2,3,4,6ビットでそれぞれ表現で
きる差分値が連続する個数B2,B3,B4,B6を算出する(ス
テップa)。
NSの値が3〜31の数であれば(ステップb)次にDの
値が±1であるか否かを判定し(ステップc)、1であ
ればパターン2と(ステップd)、−1であればパター
ン3と決定され(ステップe)、いずれでもなければNS
の値が3〜31でない時の処理に合流する。合流後、NSの
値が32またはそれ以上であるときは(ステップf)パタ
ーン1と決定される(ステップg)。NSの値が3または
それ以上であれば(ステップh)、パターン8と決定さ
れる(ステップi)。B2,B3,B4,B6の値がそれぞれ6,4,
3,1またはそれ以上であれば(それぞれステップj,l,n,
p)、それぞれパターン5,6,7,4と決定され(それぞれス
テップk,m,o,q)、それらのいずれでもなければパター
ン9と決定される(ステップr)。
第4図は10個の数値データからなるトレンドデータの
例について、前述した方法による圧縮の過程を表わす図
である。整数化データにおいて2バイト×10=20バイト
を必要としたものが8バイトに圧縮されている。
これら数値情報の他にディジタル計装設備12から送ら
れてくるステータス情報やシーケンス素子などのデータ
は変化の発生がプロセスデータに比較して少なく、また
取り得る値も少ないので、実数データと同じ扱いでは圧
縮効率が悪くなる。
そこで、整数データについては毎時0分の値と、値に
変化のあったときのみ2バイトで記録することとする。
2バイト内の構成は例えば変化のあったときの時、分を
それぞれ5ビットおよび6ビットとり残りの5ビットに
値を格納する。
データ圧縮の効率は、温度指示など変化の少ない測定
点では良く、流量指示など変動するデータについては良
くないが、実績では平均すると、ASCII形式の状態から
比較して1/25〜1/30に、整数化されて1点2バイトとな
った状態から比べても1/8〜1/9のデータ量になる。
圧縮後のデータ量の目安は、収集点数100点あたり、
1ケ月につき1メガバイト程度となる。
圧縮保管されているデータは再生サブプログラムによ
って、測定点や、再生開始日時および時間間隔、再生デ
ータ点数を指定して復元することができ、トレンド表示
などに利用できる。
〔発明の効果〕
以上述べてきたように本発明によればプロセスの監視
のための時系列観測データの特徴に合った圧縮効率の高
いデータ圧縮方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用されるシステムの一例を表わす
図、 第2図は本発明に係るデータ圧縮処理の一実施例を表わ
すフローチャート、 第3図は第2図中パターン決定処理の詳細を表わすフロ
ーチャート、 第4図は圧縮の過程の一例を表わす図、 第5図はプロセスデータの特徴を表わす図。 図において、 10……プラント、 12……ディジタル計装設備、 14……コンピュータ、16……外部記憶装置、 18……端末装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時系列観測データの圧縮装置であって、 該時系列観測データの各々に所定の係数を乗じて整数化
    する整数化手段と、 該整数化されたデータのうち初期値以外のデータについ
    て直前のデータとの差分をとって差分化する差分手段
    と、 該差分化されたデータが0を含む複数の所定の限界値内
    で連続する区間の長さをそれぞれ算出する算出手段と、 該複数の所定の限界値およびそれらの各々に対する該区
    間の長さに応じて該差分化データの連続を分割しながら
    分類する分類手段と、 該差分化データの連続を該分類に応じた特定のビットパ
    ターンで置換する置換手段とを具備することを特徴とす
    る時系列観測データの圧縮装置。
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