JP2004016888A - 生ごみ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生ごみ処理装置において、分解性能の確保と省エネルギを図る。
【解決手段】乾燥させた生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部21と、微生物分解処理部21に連通し送風により生ごみ26を乾燥させる送風乾燥処理部31と、送風乾燥処理部31の一部に設けた送風路40と、送風路40に連通した送風手段43と、送風乾燥処理部31の底面36の近傍に設けられ、送風路40に開口した空気噴出口44とを備える構成とした。これにより、大量の生ごみ26や水分の多い生ごみ26が投入された場合でも、送風乾燥処理部31で予め送風により予備乾燥等でき、微生物分解処理部21での乾燥生ごみ26Aの分解性能が継続できる。また、エネルギ消費の大きい加熱手段を使わず、送風手段43により生ごみ26を乾燥させるので、省エネルギが図れる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は主に家庭の台所で発生する生ごみを減量及び減容させる生ごみ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の生ごみを減量したり、減容したりする生ごみ処理装置では、図9に示すように、微生物の生息場所となるおがくず等の微生物担体1を入れた微生物分解槽2と、投入された生ごみ3と微生物担体1とを混合、撹拌するための回転撹拌棒4及びその駆動装置5を有し、投入された生ごみ3を微生物により最終的には二酸化炭素と水に分解し、生ごみ3を減量するもので、微生物分解槽2内の温度を適正に保つための加熱手段6、酸素(空気)を供給するための送風装置7、それらの制御を行う制御手段(図示せず)を備え、微生物の働きにより生ごみを分解し減量する生ごみ処理装置が一般的に知られている。
【0003】
上記のような生ごみ処理装置では、微生物が生ごみ3を分解する方式のため、この微生物を生息させ、活性化させるための環境を作る必要がある。1つには、微生物が多く生息でき増殖するための場所が必要であり、微生物担体1には、おがくずのような木片チップ、多孔質のプラスチック片等が用いられている。2つには、微生物による分解に必要な条件である酸素(空気)が、微生物担体1に回転撹拌棒4の撹拌作用により供給される。また、3つには、適度の湿度が必要であり、乾燥しすぎの状態では、微生物は生存できなし、水分の多い状態でも分解の能力が低下する。なお、微生物担体1は微生物分解槽2内の湿度を適度に調整するバッファーの役目も果たしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、制御手段が加熱手段6の加熱量と送風装置7の送風能力を調整して微生物担体1の水分を一定に保っている。しかし、大量の生ごみ3や水分の多い生ごみ3が投入された場合には、制御手段が加熱手段6の加熱量と送風装置7の送風能力を上げても微生物担体1の水分調整、すなわち水分を減らすことに限度がある。この結果、微生物担体1が粒や塊になり通気性が悪化して、回転撹拌棒4の撹拌作用による酸素(空気)供給が阻害されて微生物の活性が低下するので、生ごみの分解性能が悪化するという課題を有していた。そして、微生物は生ごみ3を十分に分解できずに強烈な悪臭が発生した。
【0005】
また、送風装置7から送風される空気は主に微生物担体1の表面を流れるために、微生物担体1内や生ごみ3から発生する水蒸気が効率良く排出できない。このことを補うためには、加熱手段6の加熱量を大きくしなければならず、電気代がかかるという課題を有していた。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、生ごみの分解性能の確保と省エネルギを図った生ごみ処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、乾燥させた生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に連通し送風により生ごみを乾燥させる送風乾燥処理部と、前記送風乾燥処理部の一部に設けた送風路と、前記送風路に連通した送風手段と、前記送風乾燥処理部の底面近傍に設けられ前記送風路に開口した空気噴出口とを備えた構成にしたものである。
【0008】
そして、送風手段から送風された空気は、送風路内で整流され空気噴出口から均一に噴出し、生ごみを貫通しながら乾燥する。次に、乾燥した生ごみ(以降乾燥生ごみと称す)を微生物分解処理部へ搬送する。この乾燥分、大量の生ごみや水分の多い生ごみが投入された場合でも、微生物分解処理部での水分調整(水分を減らすこと)ができるので、微生物分解処理部では通気性が確保でき、生ごみの分解性能が継続できる。
【0009】
また、エネルギ消費の大きい加熱手段等の熱源を使わず、送風手段により生ごみを乾燥させるので、省エネルギ化が図れる。更に、空気が送風路を通過する際、送風路自身が振動するので、乾燥生ごみが送風路または送風乾燥処理部の側面に付着するのを防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、乾燥させた生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に連通し送風により生ごみを乾燥させる送風乾燥処理部と、前記送風乾燥処理部の一部に設けた送風路と、前記送風路に連通した送風手段と、前記送風乾燥処理部の底面近傍に設けられ前記送風路に開口した空気噴出口とを備えたものである。
【0011】
そして、送風手段により送風路の上部に送風された空気は、送風路内で整流され空気噴出口から均一に噴出するので、噴出された空気は生ごみの下部から上部へ貫通しながら生ごみを均一に乾燥する。次に、乾燥生ごみを微生物分解処理部へ搬送する。この搬送前の乾燥分だけ、大量の生ごみや水分の多い生ごみが投入された場合でも、微生物分解処理部での水分調整ができるので、微生物分解処理部では通気性が確保でき、生ごみの分解性能が継続できる。また、エネルギ消費の大きい加熱手段等の熱源を使わず、大気熱を利用する送風手段により生ごみを乾燥できるので、省エネルギが図れる。更に、空気が送風路を通過する際、送風路自身が振動するので、乾燥生ごみが送風路または送風乾燥処理部の側面に付着するのを防止できる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、特に、請求項1に記載の送風乾燥処理部の形状を、送風乾燥処理部の上部よりも底面の断面積が小さくなるように形成したものである。
【0013】
そして、空気噴出口から噴出された空気は生ごみの下部から上部へ貫通しながら乾燥する。その際、生ごみは乾燥しながら縮まり、送風乾燥処理部の形状により送風乾燥処理部の底面に向って移動する、すなわち生ごみは常に空気噴出口を覆う。この結果、噴出した空気は必ず生ごみを貫通するので、生ごみの乾燥が継続でき、速く乾燥できる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、空気排出口を、送風乾燥処理部の上部で且つ空気噴出口側に設けたものである。
【0015】
そして、空気噴出口から噴出された空気は生ごみの下部から上部へ貫通しながら乾燥する。その際、空気は空気排出口へ流れの向きを換えるので、空気の主流は生ごみの中央を横断しながら乾燥する。さらに、空気の流れが乱れるので、水蒸気の拡散が容易になる。これらの結果、生ごみが速く乾燥できる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、特に、請求項1に記載の送風乾燥処理部の底面は、空気噴出口側から上方へ傾斜させたものである。
【0017】
そして、投入された生ごみは送風乾燥処理部の底面の傾斜により空気噴出口へ移動し、常に空気噴出口を覆う。次に、空気噴出口から噴出された空気は生ごみの下部から上部へ貫通しながら乾燥する。その際、生ごみは乾燥しながら縮まり、送風乾燥処理部の底面の傾斜により空気噴出口へ移動する、すなわち生ごみは常に空気噴出口を覆う。この結果、噴出した空気は必ず生ごみを貫通するので、生ごみの乾燥が継続でき、速く乾燥できる。
【0018】
請求項5に記載の発明は、特に、請求項1に記載の送風乾燥処理部の底面を凹形状とし、空気噴出口を、前記送風乾燥処理部の凹形状底面近傍に設けると共に送風路に開口したものである。
【0019】
そして、投入された生ごみは送風乾燥処理部の底面の傾斜により移動し送風乾燥処理部の底面に、かつ低い所に集まる。すなわち、生ごみの投入の仕方に関らず、生ごみはほぼ同じ場所に集まる。さらに、生ごみは乾燥しながら縮まり、送風乾燥処理部の底面の傾斜により送風乾燥処理部の底面に、かつ低い所に移動する。この結果、噴出した空気は必ず生ごみを貫通するので、生ごみの乾燥が継続でき、速く乾燥できる。
【0020】
請求項6に記載の発明は、特に、請求項1に記載の送風路に複数個の送風手段を連通し、前記複数個の送風手段の仕事量が同じになるように制御したものである。
【0021】
そして、空気噴出口から噴出された空気は生ごみの下部から上部へ貫通しながら乾燥する。その際、投入された生ごみが送風乾燥処理部の底面に偏る場合、各送風手段の仕事量は、生ごみの偏りによる通路抵抗の差により異なる。例えば、生ごみが集中している側の送風手段は、仕事量が他の送風手段より小さくなる。すなわち、最も大量に送風しなければならない送風手段は、逆に通路抵抗が大きい分、送風量が少なくなる。そこで、各送風手段の仕事量が同じになるように制御することにより、生ごみに均一に送風できるので、生ごみの乾燥が均一にできる。
【0022】
請求項7に記載の発明は、特に、請求項1に記載の送風路を、送風乾燥処理部の側面全体を覆うように形成したものである。
【0023】
そして、空気噴出口から噴出された空気は送風乾燥処理部の底面中央に向って流れる。その際、投入された生ごみが送風乾燥処理部の底面に偏る場合でも、生ごみには必ず空気が貫通するので、生ごみの乾燥が均一にできる。
【0024】
請求項8に記載の発明は、特に、請求項1に記載の送風手段を、送風路に対して略平行で長手方向に向かって連通したものである。
【0025】
そして、送風手段により送風路の上部に、略平行で長手方向に送風された空気は、略平行に長く流れる分、送風路内で十分に整流され空気噴出口から非常に均一に噴出する。この結果、生ごみの乾燥が非常に均一にできる。
【0026】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0027】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1における生ごみ処理装置の構成図を示すものである。図1において、21は微生物分解処理部であり、微生物分解槽22と3本の回転撹拌棒23とから構成されている。24は微生物の生息場所となる、おがくず等の微生物担体である。25は回転撹拌棒23を駆動する駆動装置である。そして、回転撹拌棒23は投入された乾燥生ごみ26Aと微生物担体24とを混合、撹拌し、微生物担体24に酸素(空気)を供給する。27は微生物分解槽22内の温度を適正に保つための電気ヒータからなる加熱手段である。28、29は給気筒と排気筒で、排気筒29には空気や水蒸気を排出するためのファンからなる換気装置30を設けている。
【0028】
31は、送風により生ごみ26を乾燥させる四角柱形状の送風乾燥処理部であり、上部に生ごみ26を投入時に開閉する蓋32を設けている。33は送風乾燥処理部31から空気を排出する空気排出口であり、蓋32に開口している。34は送風乾燥処理部31と微生物分解処理部21とを連通する連通口である。35は送風乾燥処理部31の底面36の駆動により連通口34を開閉する搬送手段であり、送風乾燥処理部31から微生物分解処理部21へ乾燥生ごみ26Aを自重により落下させるものである。搬送手段35の駆動部は歯車37(ピニオン)とそれと噛み合わせる梯子状レール38(ラックレール)及び回転駆動装置39から構成されている。40は送風乾燥処理部31の側面41と隔壁42との間隙に形成した送風路である。43は送風乾燥処理部31の側面41上部に連通したファンからなる送風手段である。44は底面36近傍の送風路40に設けた長穴形状の空気噴出口である。
【0029】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0030】
まず、蓋32を開けて、生ごみ26を送風乾燥処理部31に投入後、再び蓋32を閉める。そして、送風手段43が送風を開始し、送風路40に空気が送り込まれる。次に、送風路40で整流された空気は、空気噴出口44から送風乾燥処理部31の底面36側に均一に噴出するので、噴出された空気は生ごみ26の下部から上部へ貫通しながら空気排出口33から排出される。その際に、空気が生ごみ26から発生する水蒸気を直ちに運び出す(生ごみ26の雰囲気の水蒸気分圧が下がる)ので、生ごみ26は速やかに乾燥する。
【0031】
送風手段43が送風を開始して所定時間経過後(例えば10時間後)、送風手段43が停止し、搬送手段35が駆動する。そして、回転駆動装置39が歯車37を回転させる。続いて、歯車37により駆動する梯子状レール38を介して底面36が駆動し連通口34により、微生物分解処理部21と送風乾燥処理部31とを連通するので、乾燥生ごみ26A(水分は40〜50%減)は自重により送風乾燥処理部31から連通口34を通り微生物分解槽22に落下、搬送される。
【0032】
他方、微生物分解槽22の微生物担体24が所定の温度(例えば30℃程度)に維持されるように、加熱手段27がON/OFF制御される。また、駆動装置25により駆動する回転撹拌棒23は微生物担体24と乾燥生ごみ26Aを間欠的に混合、撹拌し、微生物担体24に酸素(空気)を供給する。同時に、回転撹拌棒23の撹拌動作は微生物担体24の水蒸気を微生物分解処理部21の上部空間に放出させる。さらに、駆動している換気装置30が、排気筒29から微生物分解処理部21内の前記水蒸気や空気等を排出するので、微生物担体24の水分調整(水分を減らす)ができる。また、換気装置30が給気筒28から微生物分解処理部21へ外気を導入する。次に、微生物担体24に生息する微生物は乾燥生ごみ26Aを最終的には二酸化炭素と水に分解し、乾燥生ごみ26Aを減量する。
【0033】
特に、大量の生ごみ26や水分の多い生ごみ26が投入された場合でも、送風手段37から供給される空気により送風乾燥処理部31が生ごみ26を乾燥する。この乾燥分、微生物担体24の水分調整ができるので、微生物担体24が粒や塊にならず、微生物分解処理部21での通気性が確保できる。すなわち、回転撹拌棒23の間欠的な混合、撹拌により微生物担体24に酸素(空気)を供給できるので、微生物分解処理部21での乾燥生ごみ26Aの分解性能が継続できる。
【0034】
また、エネルギ消費の大きい加熱手段(電気ヒータやバーナ)の熱源を使わず、送風手段43により生ごみ26を乾燥させるので、省エネルギが図れる。更に、空気が送風路40を通過する際、隔壁42が空気により振動するので、乾燥生ごみ26Aが隔壁42または送風乾燥処理部31の側面41に付着しない。
【0035】
以上のように、本実施例においては、送風乾燥処理部31の側面41に設けた送風路40と、送風路40の上部に連通した送風手段43と、送風乾燥処理部31の底面36近傍に、かつ送風路40に開口した空気噴出口44を備えたことにより、大量の生ごみ26や水分の多い生ごみ26が投入された場合でも、微生物分解処理部21での乾燥生ごみ26Aの分解性能が継続できる。
【0036】
また、エネルギ消費の大きい加熱手段の熱源を使わず、送風手段43により生ごみ26を乾燥させるので、省エネルギが図れる。更に、空気が送風路40を通過する際、隔壁42が振動するので、乾燥生ごみ26Aが隔壁42または送風乾燥処理部31の側面41に付着しない。
【0037】
(実施例2)
図2は、本発明の実施例2における生ごみ処理装置の要部断面図を示すものである。
【0038】
実施例1の構成と異なるところは、送風乾燥処理部45に傾斜した側面46を形成して、送風乾燥処理部45の上部断面積を大きくし、逆に底面47付近の断面積を小さく形成した点である。
【0039】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0040】
送風手段43が送風を開始し、送風路40に空気が送り込まれる。次に、送風路40で整流された空気は、空気噴出口44から送風乾燥処理部45の底面47側に均一に噴出するので、噴出された空気は生ごみ26の下部から上部へ貫通しながら空気排出口33から排出される。その際に、空気が生ごみ26から発生する水蒸気を直ちに運び出すので、生ごみ26は速やかに乾燥する。その際、送風乾燥処理部45の形状を底面47に向って断面を小さく形成しているので、生ごみ26は乾燥し、縮みながら底面47に向って移動する。そして、生ごみ26が常に空気噴出口44を覆うので、噴出した空気は必ず生ごみ26を貫通する。この結果、生ごみ26の乾燥性能が継続でき、速く乾燥できる。すなわち、実施例1では、生ごみ26が乾燥し、縮むことにより、生ごみ26と空気噴出口44とに間隙が形成され、この間隙に空気が逃げる分、乾燥性能が悪化する。また、送風乾燥処理部45の上部を大きくしたので、生ごみ26の投入が容易である。
【0041】
以上のように、本実施例においては、送風乾燥処理部45に傾斜した側面46を形成し、かつ送風乾燥処理部45の上部を大きく、逆に底面47を小さく形成したので、生ごみ26の乾燥性能が継続でき、速く乾燥できる。
【0042】
(実施例3)
図3は、本発明の実施例3における生ごみ処理装置の要部断面図を示すものである。実施例2の構成と異なるところは、空気排出口48は、蓋49に、かつ空気噴出口50側に開口した点である。
【0043】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0044】
そして、空気噴出口50から噴出された空気は生ごみ26の下部から上部へ貫通する。その際、空気は途中で空気排出口48へ流れの向きを換えるので、空気の主流は生ごみ26の中央を横断しながら生ごみ26を乾燥する。さらに、空気の流れが乱れるので、水蒸気の拡散が容易になる。これらの結果、生ごみ26が非常に速く乾燥できる。すなわち、実施例2では、噴出した空気は送風乾燥処理部45の側面46Aに沿って流れる分、乾燥性能が悪い。
【0045】
なお、空気排出口48は蓋49に開口する必要はなく、側面46の上部に開口しても同様の効果が得られる。
【0046】
以上のように、本実施例においては、空気排出口48を、蓋49に、かつ空気噴出口50側に開口したので、空気は生ごみ26の中央を横断し、かつ空気の流れが乱れるので、生ごみ26が非常に速く乾燥できる。
【0047】
(実施例4)
図4は、本発明の実施例4における生ごみ処理装置の要部断面図を示すものである。
【0048】
実施例1の構成と異なるところは、底面51を空気噴出口52の下端から上方へ傾斜させた点である。また、搬送手段53の駆動部は歯車54(ピニオン)とそれと噛み合わせる、かつ底面51の下部に形成した梯子状レール55(ラックレール)及び回転駆動装置56から構成されている。
【0049】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0050】
投入された生ごみ26は底面51の傾斜により空気噴出口52の方へ移動し、空気噴出口52を覆う。次に、空気噴出口52から噴出された空気は底面51に沿って生ごみ26の下部から上部へ貫通し、特に空気の主流は生ごみ26の中央を横断しながら生ごみ26を乾燥する。その際、生ごみ26は乾燥しながら縮まり、底面51の傾斜により空気噴出口52へさらに移動する。そして、実施例2と同様に生ごみ26が常に空気噴出口52を覆うので、噴出した空気は必ず生ごみ26を貫通する。これらの結果、生ごみ26の乾燥性能が継続でき、非常に速く乾燥できる。
【0051】
送風手段43が送風を開始して所定時間経過後、送風手段43が停止し、搬送手段53が駆動する。そして、回転駆動装置56が歯車54を回転させる。続いて、歯車54により駆動する梯子状レール55を介して底面51がスライドし、底面51が送風乾燥処理部31の下部を構成しなくなるので、乾燥生ごみ26Aは自重により送風乾燥処理部31から連通口34を通り下方の微生物分解槽22に落下、搬送される。
【0052】
以上のように、本実施例においては、底面51を空気噴出口52の下端から上方へ傾斜させたので、生ごみ26が常に空気噴出口44を覆い、噴出した空気は必ず生ごみ26を貫通する。この結果、生ごみ26の乾燥性能が継続でき、非常に速く乾燥できる。
【0053】
(実施例5)
図5は、本発明の実施例5における生ごみ処理装置の要部断面図を示すものである。
【0054】
実施例1の構成と異なるところは、底面57を凹形状に曲げ、空気噴出口58を底面57の近傍に、かつ送風路59に、さらに底面57の低い中央部ほど開口面積を大きく長穴形状に開口した点である。
【0055】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0056】
投入された生ごみ26は底面57の両側の傾斜から底面57の低い中央部に集まる。すなわち、生ごみ26の投入の仕方に関らず、生ごみ26は底面57の低い中央部に集まる。次に、空気は、空気噴出口58の、かつ底面57の低い中央部に集中して噴出し、生ごみ26の下部から上部へ貫通しながら乾燥する。そして、生ごみ26は乾燥しながら縮まり、底面57の両側の傾斜により底面57の低い中央部に移動する。そして、実施例2と同様に生ごみ26が常に底面57の低い中央部の空気噴出口58を覆うので、噴出した空気は必ず集中して生ごみ26を貫通する。この結果、生ごみ26の乾燥性能が継続でき、速く乾燥できる。
【0057】
なお、底面57を凹形状に曲げずに、片側のみを曲げても同様の効果が得られる。
【0058】
以上のように、本実施例においては、底面57を凹形状に曲げ、空気噴出口58を底面57の近傍に、かつ送風路59に開口したので、生ごみ26の乾燥性能が継続でき、速く乾燥できる。
【0059】
(実施例6)
図6は、本発明の実施例6における生ごみ処理装置の要部平面図を示すものである。
【0060】
実施例1の構成と異なるところは、同一仕様のDCモータを内蔵した送風手段60A、60B、60Cを送風路61に3個連通し、各送風手段60A、60B、60Cの仕事量が同じになるように制御する制御部62を設けた点である。
【0061】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0062】
まず、蓋32を開けて、生ごみ26を送風乾燥処理部31に投入後、再び蓋32を閉める。そして、送風手段60A、60B、60Cが送風(同一回転数に維持)を開始し、送風路61に空気が送り込まれる。そして、空気噴出口44から噴出された空気は生ごみ26の下部から上部へ貫通しながら生ごみ26を乾燥する。その際、投入された生ごみ26が送風乾燥処理部31の底面36に偏る場合、各送風手段60A、60B、60Cの仕事量(例えばモータの電流値と電圧値の積算)は、生ごみ26の偏りによる通路抵抗の差により異なる。例えば、生ごみ26が送風手段60A側に集中している場合、送風手段60Aの仕事量は送風手段60B、60Cより小さくなる。すなわち、最も大量に送風しなければならない送風手段60Aは、逆に通路抵抗が大きい分、送風量が少なくなる。そこで、各送風手段60A、60B、60Cの仕事量が同じになるように、制御部62が送風手段60Aの回転数を増加させることにより、生ごみ26の通路抵抗に応じて送風できる。この結果、生ごみ26の乾燥が均一にできる。
【0063】
以上のように、本実施例においては、複数個の送風手段60A、60B、60Cを送風路61に連通し、各送風手段60A、60B、60Cの仕事量が同じになるように制御するので、生ごみ26の通路抵抗に応じて送風し、生ごみ26の乾燥が均一にできる。
【0064】
(実施例7)
図7は、本発明の実施例7における生ごみ処理装置の要部部分断面図を示すものである。
【0065】
実施例1の構成と異なるところは、送風路63を送風乾燥処理部64の側面65全体を覆うように設けた隔壁66との間隙に形成し、空気噴出口67は、送風乾燥処理部64の底面68の近傍に、かつ送風路63にリング形状に開口した点である。また、空気排出口69は蓋70の略中央に開口している。
【0066】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0067】
リング状の空気噴出口67から噴出された空気は底面68中央に向って流れる。その際、投入された生ごみ26が底面68に偏る場合でも、生ごみ26には必ず空気が貫通するので、生ごみ26の乾燥が均一にできる。
【0068】
なお、実施例2のように送風乾燥処理部64の側面65を傾斜させれば、生ごみ26の乾燥性能が継続でき、速く乾燥できる。
【0069】
以上のように、本実施例においては、空気噴出口67を送風乾燥処理部64の底面68の近傍に、かつリング形状に開口したので、生ごみ26の乾燥が均一にできる。
【0070】
(実施例8)
図8は、本発明の実施例8における生ごみ処理装置の要部平面図を示すものである。
【0071】
実施例7の構成と異なるところは、二つの送風手段71を送風路72の上部に対して平行で長手方向に、かつ衝突しないように連通した点である。
【0072】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0073】
送風手段71により送風路72に、平行で長手方向に送風された空気は、直ちに空気噴出口67に向わずに平行に長期間流れる分、送風路72内で十分に整流された後、空気噴出口67から均一に噴出する。この結果、生ごみ26の乾燥が均一にできる。
【0074】
以上のように、本実施例においては、送風手段71を送風路72の上部に対して平行で長手方向に連通したので、生ごみ26の乾燥が均一にできる。
【0075】
【発明の効果】
以上のように、請求項1から8に記載の発明によれば、生ごみの分解性能の確保と省エネルギを図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における生ごみ処理装置の構成図
【図2】本発明の実施例2における生ごみ処理装置の要部断面図
【図3】本発明の実施例3における生ごみ処理装置の要部断面図
【図4】本発明の実施例4における生ごみ処理装置の要部断面図
【図5】本発明の実施例5における生ごみ処理装置の要部断面図
【図6】本発明の実施例6における生ごみ処理装置の要部平面図
【図7】本発明の実施例7における生ごみ処理装置の要部断面図
【図8】本発明の実施例8における生ごみ処理装置の要部平面図
【図9】従来の生ごみ処理装置の構成図
【符号の説明】
21 微生物処理部
31、45、64 送風乾燥処理部
36、47、51、57、68 底面
40、61、63、72 送風路
41、46、65 側面
43、60、60A、60B、60C、71 送風手段
44、50、52、58、67 空気噴出口

Claims (8)

  1. 乾燥させた生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に連通すると共に送風により生ごみを乾燥させる送風乾燥処理部と、前記送風乾燥処理部の一部に設けた送風路と、前記送風路と連通した送風手段と、前記送風乾燥処理部の底面近傍に設けられ前記送風路に開口した空気噴出口とを備えた生ごみ処理装置。
  2. 送風乾燥処理部の形状は、送風乾燥処理部の上部よりも底面の断面積が小さくなるように形成した請求項1記載の生ごみ処理装置。
  3. 空気排出口を、送風乾燥処理部の上部で且つ空気噴出口側に設けた請求項1記載の生ごみ処理装置。
  4. 送風乾燥処理部の底面は、空気噴出口側から上方へ傾斜させた請求項1記載の生ごみ処理装置。
  5. 送風乾燥処理部の底面を凹形状とし、空気噴出口を、前記送風乾燥処理部の凹形状底面近傍に設けると共に送風路に開口した請求項1記載の生ごみ処理装置。
  6. 送風路に複数個の送風手段を連通し、前記複数個の送風手段の仕事量が同じになるように制御した請求項1記載の生ごみ処理装置。
  7. 送風路を、送風乾燥処理部の側面全体を覆うように形成した請求項1記載の生ごみ処理装置。
  8. 送風手段は、送風路に対して略平行で長手方向に向かって連通した請求項1記載の生ごみ処理装置。
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