JP2004015621A - Lvdsドライバ - Google Patents

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Tsunayoshi Hara
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Abstract

【課題】出力差動信号における各波形の立上がり立下がり特性を向上する。
【解決手段】第1、第2のスイッチング素子を有する第1の直列回路7aと第3、第4のスイッチング素子を有する第2の直列回路7bとに直流電源8から直流電流を供給し、入力信号の反転信号を第1、第4のスイッチング素子へ印加するとともに非反転信号を第2、第3のスイッチング素子へ印加し、第1、第2のスイッチング素子の接続点及び第3、第4のスイッチング素子の接続点から外部の受信部へ差動信号を供給するための出力信号線2a、2bを取出すLVDSドライバにおいて、入力信号のエッジを検出してパルス状のエッジ検出信号を出力するエッジ検出回路13と、エッジ検出信号の出力期間のみ第1、第2の直列回路へ共通に補助直流電流を供給する可変直流電源16と、第1、第2の直列回路へ供給する補助直流電流値を調整するための電流制御端子18とを備えている。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は小振幅信号の高速伝送用インタフェースであるLVDSを実現するLVDSドライバに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、小振幅信号の高速伝送用のインタフェースとしてLVDS(小振幅差動信号インタフェース、Low Voltage Differential Signals)が採用されている。このLVDSの動作原理を図5を用いて説明する。
【0003】
送信すべき複数のパルス波形を含む入力信号aがLVDSドライバ1へ入力される。LVDSドライバ1は、この入力信号aを信号レベルが正(+)方向と負(―)方向に跨り、かつ振幅が例えば100mV以下に低減した差動信号bを一対の出力信号線2a、2bを介して受信部3へ送出する。出力信号線2a、2bは受信部3内において終端抵抗4で終端されている。受信部3は、終端抵抗4に流れる差動信号bの流れる方向を検出して、この流れる方向に基づいて前記入力信号aに対応した信号を再生して、受信信号cとして出力する。
【0004】
このようなLVDSインタフェースに採用されるLVDSドライバ1は、例えば図6に示すように構成されている。
【0005】
スイッチング素子としての第1のトランジスタ(Tr1)6aと第2のトランジスタ(Tr2)6bとを直列接続した第1の直列回路7aと、スイッチング素子としての第3のトランジスタ(Tr3)6cと第4のトランジスタ(Tr4)6dとを直列接続したの第2の直列回路7bとが並列接続されている。
【0006】
第1の直列回路7aの第1のトランジスタ(Tr1)6aのドレインと第2の直列回路7bの第3のトランジスタ(Tr3)6cのドレインとに直流電源8から一定の直流電流Iが供給される。この直流電源8には例えば+5V等の制御電圧+Vcが供給されている。第1の直列回路7aの第2のトランジスタ(Tr2)6bのソースと第2の直列回路7bの第4のトランジスタ(Tr4)6dのソースと共通に接地されている。
【0007】
入力端子9から入力された送信すべき複数のパルス波形を含む入力信号aは、信号入力回路10へ入力される。この信号入力回路10内にはインバータ11が組込まれている。そして、この信号入力回路10は、入力信号aをインバータ11を介して反転信号aとして第1のトランジスタ(Tr1)6a及び第4のトランジスタ(Tr4)6dの各ゲートに印加する。さらに、この信号入力回路10は、入力信号aをそのまま非反転信号aとして第2のトランジスタ(Tr2)6b及び第3のトランジスタ(Tr3)6cの各ゲートに印加する。
【0008】
第1のトランジスタ(Tr1)6aのソースと第2のトランジスタ(Tr2)6bのドレインとの接続点Pに出力信号線2aが接続され、第3のトランジスタ(Tr3)6cのソースと第4のトランジスタ(Tr4)6dのドレインとの接続点Pに出力信号線2bが接続されている。
【0009】
次に、このように構成されたLVDSドライバ1の動作を図7のタイムチャートを用いて説明する。入力信号aがハイ(H)レベル状態においては、第2、第3のトランジスタ(Tr2)6b、(Tr3)6cがオン状態となり、第1、第4のトランジスタ(Tr1)6a、(Tr4)6dがオフ状態となる。したがって、直流電源8から供給された直流電流Iは、第3のトランジスタ(Tr3)6c、接続点P、出力信号線2b、終端抵抗4、出力信号線2a、第2のトランジスタ(Tr2)6bを経由して接地へ流入する。したがって、終端抵抗4には図中A方向(+方向)に電流が流れる。その結果、LVDSドライバ1から出力信号線2a、2b上へ出力される差動信号bは正(+)の一定値となる。
【0010】
一方、入力信号aがロー(L)レベル状態においては、第2、第3のトランジスタ(Tr2)6b、(Tr3)6cがオフ状態となり、第1、第4のトランジスタ(Tr1)6a、(Tr4)6dがオン状態となる。したがって、直流電源8から供給された直流電流Iは、第1のトランジスタ(Tr1)6a、接続点P、出力信号線2a、終端抵抗4、出力信号線2b、第4のトランジスタ(Tr4)6dを経由して接地へ流入する。したがって、終端抵抗4には図中B方向(―方向)に電流が流れる。その結果、LVDSドライバ1から出力信号線2a、2b上へ出力される差動信号bは負(―)の一定値となる。
【0011】
したがって、LVDSドライバ1から出力信号線2a、2b上へ出力される差動信号bは、入力信号aの波形を、信号レベルが正(+)方向と負(―)方向に跨り、かつ振幅が例えば100mV以下に低減された波形を有する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6に示すように構成されたLVDSドライバ1においても、まだ改良すべき次のような課題があった。
【0013】
すなわち、受信部3内において、出力信号線2a、2bは終端抵抗4のみでなく、線路及び負荷に寄与する容量成分5との並列回路で終端されているので、LVDSドライバ1から見ると一種の時定数回路を有する。したがって、図8に示すように、入力信信号aの信号レベルが変化し、各トランジスタ6a〜6dのオン/オフ状態が時刻t、tで変化したとしても、差動信号bの信号レベルは直ちに前述した一定値に変化することはなく遅れて変化する。
【0014】
この差動信号bにおける各波形の立上がり特性及び立下がり特性の劣化は、入力信号aの周波数が高くなると、一つのパルス波形に占める波形歪み成分の割合が高くなり、受信部3側で、この差動信号bから正確な受信信号cを再生できなくなる問題が生じる。
【0015】
さらに、このLVDSドライバ1の使用環境の変化に応じて、出力信号線2a、2bの長さが変化する。出力信号線2a、2bの長さが変化すると、出力信号線2a、2b相互間に存在する線間容量が変化する。線間容量が変化すると、差動信号bにおける各波形の立上がり特性及び立下がり特性が変化する。特に、出力信号線2a、2bが長くなると、立上がり特性及び立下がり特性がさらに悪化する。
【0016】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、出力信号線に出力される差動信号における各波形の立上がり特性及び立下がり特性を向上でき、周波数特性を大幅に向上できるLDVドライバを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、第1、第2のスイッチング素子を直列接続した第1の直列回路と、第3、第4のスイッチング素子を直列接続した第2の直列回路と、この第1、第2の直列回路へ共通に直流電流を供給する直流電源と、複数のパルス波形を含む入力信号の反転信号を第1、第4のスイッチング素子へ印加するとともに入力信号の非反転信号を第2、第3のスイッチング素子へ印加する信号入力回路と、第1、第2のスイッチング素子の接続点及び第3、第4のスイッチング素子の接続点から外部の受信部へ差動信号を供給するための出力信号線とを有するLVDSドライバに適用される。
【0018】
そして、上記課題を解消するために、本発明のLVDSドライバにおいては、入力信号における各パルス波形のエッジを検出して、微少時間幅を有するパルス状のエッジ検出信号を出力するエッジ検出回路と、エッジ検出回路からのエッジ検出信号の出力期間のみ第1、第2の直列回路へ共通に補助直流電流を供給する可変直流電源と、可変直流電源から第1、第2の直列回路へ供給する補助直流電流の電流値を外部から調整するための電流制御端子とを備えている。
【0019】
このように構成されたLVDSドライバにおいては、入力信号における各パルス波形のエッジが到来すると、このエッジ到来時刻から微少時間だけ、第1、第2の直列回路へ共通に補助直流電流が供給される。その結果、エッジ到来時刻から微少時間だけ第1、第2の直列回路へ共通される直流電流は、直流電源から供給される直流電流に補助直流電流が加算された電流値となる。
【0020】
したがって、各トランジスタのオン/オフ状態が変化した時刻から微少時間だけ出力信号線に流れる差動信号の電流は補助直流電流だけ正(+)方向、又は負(−)方向に増加するので、差動信号の信号レベルが短時間に正(+)側、又は負(―)側の一定レベルに変化する。すなわち、差動信号における各波形の立上がり特性及び立下がり特性が向上する。
【0021】
さらに、たとえ可変直流電源から補助直流電流を供給したとしても、例えば、出力信号線の長さが変化し、出力信号線相互間に存在する線間容量が変化した場合においては、差動信号bにおける各波形の立上がり特性及び立下がり特性が変化し、オーバーシューテングやアンダーシューテングが発生する。しかし、可変直流電源から第1、第2の直列回路へ供給する補助直流電流の電流値を外部から調整するための電流制御端子を備えているので、補助直流電流の電流値を調整することによって、オーバーシューテングやアンダーシューテングの発生を抑制できる。
【0022】
また、別の発明は、上述したLVDSドライバにおいて、入力信号における各パルス波形のエッジを検出して、微少時間幅を有するパルス状のエッジ検出信号を出力するエッジ検出回路と、このエッジ検出回路から出力されるエッジ検出信号を直流電源の出力電流制御端子に対してアナログの電流増加信号として出力する信号変換回路と、信号変換回路から直流電源へ出力される電流増加信号の信号レベルを外部から調整するための電流制御端子とを備えている。
【0023】
このように構成されたLVDSドライバにおいては、直流電源は、入力信号における各パルス波形のエッジ到来時刻から微少時間だけ第1、第2の直列回路へ増加した直流電流を供給する。したがって、先の発明とほぼ同様の作用効果を奏することが可能である。
【0024】
さらに、電流制御端子を設けているので、増加する直流電流の電流値を調整することによって、オーバーシューテングやアンダーシューテングの発生を抑制できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係るLVDSドライバの概略構成を示す回路図である。図6に示す従来のLVDSドライバ1と同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
【0026】
この第1実施形態のLVDSドライバ12において、の第1のトランジスタ(Tr1)6aと第2のトランジスタ(Tr2)6aとの第1の直列回路7aと、第3のトランジスタ(Tr3)6cと第4のトランジスタ(Tr4)6dとの第2の直列回路7bとが並列接続されている。
【0027】
第1の直列回路7aの第1のトランジスタ(Tr1)6aのドレインと第2の直列回路7bの第3のトランジスタ(Tr3)6cのドレインとに直流電源8から一定の直流電流Iが供給される。この直流電源8には例えば+5V等の制御電圧+Vcが供給されている。第1の直列回路7aの第2のトランジスタ(Tr2)6bのソースと第2の直列回路7bの第4のトランジスタ(Tr4)6dのソースとは共通に接地されている。
【0028】
入力端子9から入力された送信すべき複数のパルス波形を含む図2に示す入力信号aは、信号入力回路10へ入力される。この信号入力回路10内にはインバータ11が組込まれている。そして、この信号入力回路10は、入力信号aをインバータ11を介して図2に示す反転信号aとして第1のトランジスタ(Tr1)6a及び第4のトランジスタ(Tr4)6dの各ゲートに印加する。さらに、この信号入力回路10は、入力信号aをそのまま図2に示す非反転信号aとして第2のトランジスタ(Tr2)6b及び第3のトランジスタ(Tr3)6cの各ゲートに印加する。
【0029】
第1のトランジスタ(Tr1)6aのソースと第2のトランジスタ(Tr2)6bのドレインとの接続点Pに出力信号線2aが接続され、第3のトランジスタ(Tr3)6cのソースと第4のトランジスタ(Tr4)6dのドレインとの接続点Pに出力信号線2bが接続されている。
【0030】
信号入力回路10から出力された非反転信号aは、第2のトランジスタ(Tr2)6b及び第3のトランジスタ(Tr3)6dの各ゲートに印加されると共に、エッジ検出回路13内の排他的論和回路14の一方の入力端子に印加される。信号入力回路10から出力された反転信号aは第1のトランジスタ(Tr1)6a及び第4のトランジスタ(Tr4)6dの各ゲートに印加されると共に、エッジ検出回路13内の遅延回路15で微少時間Δtだけ遅延されて、新たな図2に示す遅延反転信号aとして、排他的論和回路14の他方の入力端子に印加される。
【0031】
排他的論和回路14は、非反転信号aと遅延反転信号aとの排他的論理和処理を実施し、非反転信号aのパルス波形のエッジから微少時間Δtだけハイ(Hレベル)を維持する図2に示すエッジ検出信号dを出力する。
【0032】
+5V等の制御電圧+Vcが供給される可変直流電源16はスイッチング用のトランジスタ(Tr5)17を介して、このトランジスタ(Tr5)17のオン期間のみ、第1のトランジスタ(Tr1)6a及び第3のトランジスタ(Tr3)6cの各ドレインに補助直流電流Iaを供給する。この可変直流電源16には電流制御端子18が設けられており、この電流制御端子18に電流制御電圧を印加することによって、可変直流電源16から出力される補助直流電流Iaを任意に調整可能である。
【0033】
エッジ検出回路13から出力されたエッジ検出信号dは、トランジスタ(Tr5)17のゲートに印加される。したがって、図2に示すように、可変直流電源16から入力信号aの各パルス波形のエッジから微少時間Δtだけ補助直流電流Iaが第1、第3のトランジスタ6a、6cの各ドレインに供給される。
【0034】
したがって、第1、第3のトランジスタ6a、6cの各ドレインには、直流電源8から常時一定の直流電流Iが供給されているが、入力信号aの各パルス波形のエッジから微少時間Δtだけ(I+Ia)の直流電流が供給されることになる。
【0035】
次に、このように構成されたLVDSドライバ12の動作を図2のタイムチャートを用いて説明する。入力信号aがハイ(H)レベル状態においては、第2、第3のトランジスタ(Tr2)6b、(Tr3)6cがオン状態となり、第1、第4のトランジスタ(Tr1)6a、(Tr4)6dがオフ状態となる。したがって、直流電源8から供給された直流電流Iは、第3のトランジスタ(Tr3)6c、接続点P、出力信号線2b、終端抵抗4、出力信号線2a、第2のトランジスタ(Tr2)6bを経由して接地へ流入する。したがって、終端抵抗4には図中A方向(+方向)に電流が流れる。その結果、LVDSドライバ1から出力信号線2a、2b上へ出力される差動信号bは正(+)の値となる。
【0036】
一方、入力信号aがロー(L)レベル状態においては、第2、第3のトランジスタ(Tr2)6b、(Tr3)6cがオフ状態となり、第1、第4のトランジスタ(Tr1)6a、(Tr4)6dがオン状態となる。したがって、直流電源8から供給された直流電流Iは、第1のトランジスタ(Tr1)6a、接続点P、出力信号線2a、終端抵抗4、出力信号線2b、第4のトランジスタ(Tr4)6dを経由して接地へ流入する。したがって、終端抵抗4には図中B方向(―方向)に電流が流れる。その結果、LVDSドライバ1から出力信号線2a、2b上へ出力される差動信号bは負(―)の値となる。
【0037】
したがって、LVDSドライバ12から出力信号線2a、2b上へ出力される差動信号bは、入力信号aの波形を、信号レベルが正(+)方向と負(―)方向に跨り、かつ振幅が例えば100mV以下に低減された波形を有する。
【0038】
この場合、入力信号aにおける各パルス波形のエッジが到来すると、このエッジ到来時刻から微少時間Δtだけ第1、第3のトランジスタ6a、6cのドレインへ供給される直流電流は、直流電源8から供給される直流電流Iに可変直流電源16から供給される補助直流電流Iaが加算された電流値(I+Ia)となる。
【0039】
したがって、各トランジスタ6a〜6dのオン/オフ状態が変化した時刻t、tから微少時間Δtだけ出力信号線2a、2bに流れる差動信号bの電流は、一定の直流電流Iから補助直流電流Ia分だけ正(+)方向、又は負(−)方向に増加するので、差動信号bの信号レベルが短時間に正(+)側、又は負(―)側の一定レベルに変化する。すなわち、差動信号bにおける各パルス波形の立上がり特性及び立下がり特性が、図8に示す従来のLVDSドライバ1における差動信号bに比較して、大幅に向上する。
【0040】
その結果、たとえ入力信号aの周波数が高くなったとしても、一つのパルス波形に占める波形歪み成分の割合は低いので、受信部3側で、この差動信号bから正確な受信信号cを確実に再生できる。すなわち、LVDSドライバ12の周波数特性を大幅に向上できる。
【0041】
さらに、この第1実施形態のLVDSドライバ12においては、可変直流電源16から第1、第3のトランジスタ6a、6c供給する補助直流電流Iaの値を外部から調整するための電流制御端子18を備えている。
【0042】
すなわち、たとえ可変直流電源16から各パルス波形のエッジエッジ到来時刻t、tから微少時間Δtだけ補助直流電流Iaを供給したとしても、例えば、出力信号線2a、2bの長さが変化し、出力信号線2a、2b相互間に存在する線間容量が変化した場合においては、差動信号bにおける各波形の立上がり特性及び立下がり特性が変化し、オーバーシューテングやアンダーシューテングが発生する。この場合、電流制御端子18に印加している電流制御電圧を変更すすることによって、可変直流電源16から出力される補助直流電流Iaを調整して、オーバーシューテングやアンダーシューテングが発生することを抑制できる。
【0043】
(第2実施形態)
図3は本発明の第2実施形態に係るLVDSドライバの概略構成を示す回路図である。図1に示す第1実施形態のLVDSドライバ12と同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
【0044】
この第2実施形態のLVDSドライバ12aにおいては、第1のトランジスタ(Tr1)6a及び第2のトランジスタ6cの各ドレインに直流電流Iを供給する直流電源8aには、出力電流制御端子19が設けられている。
【0045】
また、エッジ検出回路16から出力される、入力信号aのパルス波形のエッジから微少時間Δtだけハイ(H)レベルを維持するエッジ検出信号dは、信号変換回路20へ入力される。信号変換回路20は、入力した2値化信号レベルを有したエッジ検出信号dをアナログの電流増加信号eに変換して、直流電源8aの出力電流制御端子19へ印加する。このエッジ検出信号dが入力した場合に出力するアナログの電流増加信号eの信号レベルは電流制御端子21から任意に設定可能である。
【0046】
直流電源8aは、通常状態においては、一定の直流電流Iを継続して第1のトランジスタ(Tr1)6a及び第2のトランジスタ6cへ供給しているが、出力電流制御端子19へアナログの電流増加信号eが印加されると、出力される電流を電流増加信号eの信号レベルに対応した値Iaだけ増加する。
【0047】
その結果、直流電源8aから第1のトランジスタ(Tr1)6a及び第2のトランジスタ6cへ供給される直流電流は、一定の直流電流I値を維持するが、入力信号aのパルス波形のエッジから微少時間ΔtだけIから(I+Ia)に増加する。
【0048】
また、電流制御端子21から、直流電源8aの出力電流制御端子19へ印加されるアナログの電流増加信号eを変更して、増加電流Ia値を調整可能である。したがって、増加電流Ia値を最適値に調整して、図4に示すように、差動信号bにおける各波形の立上がり特性及び立下がり特性において、オーバーシューテングやアンダーシューテングの発生を防止できる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のLVDSドライバにおいては、入力信号におけるパルス波形のエッジを検出して、エッジから微少時間だけ各スイッチング素子を介して出力信号線に供給する電流を増加するようにしている。したがって、出力信号線に出力される差動信号における各波形の立上がり特性及び立下がり特性を向上でき、周波数特性を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るLVDSドライバの概略構成を示す回路図
【図2】同第1実施形態のLVDSドライバの動作を示すタイムチャート
【図3】本発明の第2実施形態に係るLVDSドライバの概略構成を示す回路図
【図4】同第1実施形態のLVDSドライバの特徴を説明するための波形図
【図5】LVDSインタフェースの基本原理を説明するための図
【図6】従来のLVDSドライバの概略構成を示す回路図
【図7】同従来のLVDSドライバの動作を示すタイムチャート
【図8】同従来のLVDSドライバの問題を説明するための図
【符号の説明】
2a、2b…出力信号線
3…受信部
4…終端抵抗
6a〜6d、17…トランジスタ
7a…第1の直列回路
7b…第2の直列回路
8、8a…直流電源
10…信号入力回路
11…インバータ
12、12a…LVDSドライバ
13…エッジ検出回路
16…可変直流電源
18、21…電流制御端子
20…信号変換回路

Claims (2)

  1. 第1、第2のスイッチング素子を直列接続した第1の直列回路(7a)と、
    第3、第4のスイッチング素子を直列接続した第2の直列回路(7b)と、
    この第1、第2の直列回路へ共通に直流電流を供給する直流電源(8)と、
    複数のパルス波形を含む入力信号の反転信号を前記第1、第4のスイッチング素子へ印加するとともに前記入力信号の非反転信号を前記第2、第3のスイッチング素子へ印加する信号入力回路(10)と、
    第1、第2のスイッチング素子の接続点及び第3、第4のスイッチング素子の接続点から外部の受信部へ差動信号を供給するための出力信号線(2a、3b)と
    を有するLVDSドライバにおいて、
    前記入力信号における各パルス波形のエッジを検出して、微少時間幅を有するパルス状のエッジ検出信号を出力するエッジ検出回路(13)と、
    このエッジ検出回路からのエッジ検出信号の出力期間のみ前記第1、第2の直列回路へ共通に補助直流電流を供給する可変直流電源(16)と、
    この可変直流電源から前記第1、第2の直列回路へ供給する補助直流電流の電流値を外部から調整するための電流制御端子(18)と
    を備えたことを特徴とするLVDSドライバ。
  2. 第1、第2のスイッチング素子を直列接続した第1の直列回路(7a)と、
    第3、第4のスイッチング素子を直列接続した第2の直列回路(7b)と、
    この第1、第2の直列回路へ共通に直流電流を供給する直流電源(8a)と、
    複数のパルス波形を含む入力信号の反転信号を前記第1、第4のスイッチング素子へ印加するとともに前記入力信号の非反転信号を前記第2、第3のスイッチング素子へ印加する信号入力回路(10)と、
    第1、第2のスイッチング素子の接続点及び第3、第4のスイッチング素子の接続点から外部の受信部へ差動信号を供給するための出力信号線(2a、2b)と
    を有するLVDSドライバにおいて、
    前記入力信号における各パルス波形のエッジを検出して、微少時間幅を有するパルス状のエッジ検出信号を出力するエッジ検出回路(13)と、
    このエッジ検出回路から出力されるエッジ検出信号を前記直流電源の出力電流制御端子に対してアナログの電流増加信号として出力する信号変換回路(20)と、
    この信号変換回路から直流電源へ出力される電流増加信号の信号レベルを外部から調整するための電流制御端子(21)と
    を備えたことを特徴とするLVDSドライバ。
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