JP2004009854A - キャリア補強装置 - Google Patents

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JP2004009854A JP2002164848A JP2002164848A JP2004009854A JP 2004009854 A JP2004009854 A JP 2004009854A JP 2002164848 A JP2002164848 A JP 2002164848A JP 2002164848 A JP2002164848 A JP 2002164848A JP 2004009854 A JP2004009854 A JP 2004009854A
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吉田 信行
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Abstract

【課題】キャリアの左右の振動を低減して、耐久性を向上する。
【解決手段】シートチューブ5からシートステー6を突設した自転車の本体フレーム3に、荷台部13を前後支持部14、15で支持したキャリア2を装着しており、キャリア2に取付部材25を着脱自在に取り付け、この取付部材25に左右一対の連結部材26の一端を連結し、左右一対の連結部材26の他端を前後支持部14、15から前後に離れた位置で本体フレーム3に連結されている。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自転車に設けられているキャリアを補強するキャリア補強装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に自転車に設けられるキャリアは、様々なものがあり、自転車の本体フレームに取り付けられている。
その例として、特開平2001−171577号公報に開示されているものがある。
このようなキャリア100は、図16に示すように荷物等を搭載する荷台部101と、この荷台部101の前後から延設された前後支持部102、103により構成されており、この前後支持部102、103を自転車の本体フレーム104に取り付けることにより、キャリア100は自転車に固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなキャリアの固定では、前後方向に対して前後支持部102、103の2カ所で支持されるようになっているので、自転車を凸凹の道路を走行した際、キャリア100の荷台部101が左右方向(紙面貫通方向)に揺れることがあった。
このように荷台部101が左右方向に揺れる状態で長期間使用すると前後支持部102、103と本体フレーム104とを連結している連結部105に負担がかかりすぎることがあった。
【0004】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、キャリアの耐久性を向上するキャリア補強装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明における課題解決のための第1の具体的手段は、シートポスト5からシートステー6と突設した自転車の本体フレーム3に、荷台部13を前後支持部14、15で支持したキャリア2を装着しており、キャリア2に取付部材25を着脱自在に取り付け、この取付部材25に左右一対の連結部材26の一端を連結し、左右一対の連結部材26の他端を前後支持部14、15から前後に離れた位置で本体フレーム3に連結されていることである。
【0006】
これによれば、前後支持部14、15により支持されているキャリア2を左右連結部材26を介して本体フレーム3に連結することが可能になる。
即ち、キャリア2は前後支持部14、15の他に連結部材26により本体フレーム3に連結されることになるのでキャリア2は強固に本体フレーム3に固定され、キャリア2の左右の揺動を低減し、耐久性を向上することができる。
さらに、キャリア2に取り付けられる取付部材25が脱着可能となっているので、キャリア2の使用形態に合わせて取り付けることが可能である。
【0007】
本発明における課題を解決するため第2の手段は、第1の具体的手段に加えて、シートチューブ5はシート高さ設定具9を有し、シートステー6は左右一対の枠杵7を有し、前後支持部14、15はそれぞれ左右一対の支持杵19、20を有し、取付部材25は前支持部14の左右一対の支持杵19に跨って設けられ、左右一対の連結部材26の他端は前記シート高さ設定具9に共締めされている、又は左右一対の枠杵7に連結されていることである。
これによって、取付部材25を前支持部14に容易に取り付けることができる。
【0008】
また、シートチューブ5がシート高さ設定具9を有する構造である場合には、左右一対の連結部材25をシート高さ設定具9を使って簡単かつ容易に取り付けることができる。
また、シートステー6が左右一対の枠杵7を有する構造である場合には、左右一対の連結部材26を左右枠杵7に連結することができる。
本発明における課題を解決するため第3の手段は、第1の具体的手段に加えて、シートステー6は左右一対の枠杵7を有し、取付部材25は荷台部13に設けられ、左右一対の連結部材26の他端は左右一対の枠杵7に連結されていることである。
【0009】
取付部材25は荷台部13に設けることができ、シートステー6が左右一対の枠杵7を有する構造である場合には、左右一対の連結部材26を左右枠杵7に連結することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1〜7に示す第1の実施の形態において、キャリア補強装置1は、自転車の後方に設けられたキャリア2と自転車の骨格である本体フレーム3とを連結する装置である。
まず、キャリア補強装置1が設けられる本体フレーム3及びキャリア2の構成について説明する。
【0011】
図1に示すように、この本体フレーム3は、サドル4の下側に設けられた略円柱状のシートチューブ5と、このシートチューブ5から自転車の後輪側に突設されたシートステー6とを有している。
このシートステー6は、左右一対の枠杆7を有しており、この各枠杆7は鉄鋼鋼又はその他の材料でパイプ又は棒状に形成されている。
各枠杆7の一方の端部は、シートチューブ5に溶接等で連結され、各枠杆7の他端部はシートチューブ5の下部と後輪の車軸とを連結している左右一対の後輪フレーム8に溶接等で連結されている。
【0012】
図1、2に示すように、シートチューブ5は、サドル4の高さ設定具9を有しており、この設定具9には調整ボルト10を挿通させる挿通孔11が設けられており、この調整ボルト9と対向する側に調整ナット12が設けられている。
この高さ設定具9は、調整ボルト10を調整ナット12に締め付けることによりサドル4と支持しているシートポスト4aを挟持しており、この調整ボルト10を緩めることによりシートポスト4aは挟持状態から解除されて上下方向にスライドすることができ、これにより、サドル4の高さ調整ができるようになっている。
【0013】
図1に示すように、キャリア2は、鋼棒又はその他の材料で形成され、荷物等を搭載する荷台部13と、この荷台部13の前後両端に設けられた前後支持部14、15と、を有している。
この荷台部13は、荷台部13の外枠を構成する略長方形状の主枠16と、この主枠16の長辺部分を左右方向に連結する連結杆17と、この連結杆17を前後方向に連結する従枠18とで構成されて、荷台部13の上側には荷物等が搭載できるようになっている。
【0014】
前後支持部14、15は、それぞれ左右一対の支持杆19、20を有しており、前支持部14の支持杆19は、棒状に形成されており、この支持杆19の端部は主枠18と連結、又は、一体化形成されている。
また、支持杆19の他端は取付螺子21aを介しての左右一対の枠杆7に連結されている。
後支持部15の支持杆20は、前支持部14の支持杆19と同様に棒状に形成されており、支持杆20の上端部は取付螺子21bを介して荷台部13の後側の連結杆17に連結され、支持杆20の下端部は取付螺子21cを介しての左右一対の枠杆7に連結されている。
【0015】
なお、上記において前後支持部14、15は、取付螺子21を介してシートステー6に装着されていたが溶接等によりシートステー6に装着されてもよい。
前支持部14はシートステー6に連結されていたが、シートチューブ5に連結されていてもよい。後支持部15はシートステー6に装着されていたが、後輪フレーム8に装着されていてもよい。
これらの構成によりキャリア2は前後支持部14、15により本体フレーム3に装着されている。
【0016】
図1〜4に示すように、キャリア補強装置1は、鉄鋼又はその他の材料で形成され、キャリア2に連結具40を介して脱着自在に装着される取付部材25と、この取付部材25に連結された左右一対の連結部材26とを有している。
図2に示すように、連結具40は、ボルト30aと、このボルト30aがねじ込まれるナット30bと、取付金具35とを有している。
図5に示すように、この取付金具35は、断面が略U字状となっており、この取付金具35は支持杆19、又は、従枠18と嵌合するようになっており、この取付金具35には上下方向に貫通する取付孔41が設けられている。
【0017】
図2〜4に示すように、取付部材25は、キャリア2に装着される取付部27と、この取付部27と一体化されて連結部材26を連結する左右一対の連結部28とから構成されている。
この取付部27は略長方形板状に形成されており、取付部27の長手方向の長さは前支持部14の支持枠19の左右方向の間隔、又は、荷台部13の従枠18の左右方向の間隔よりも長く設定されている。
したがって、この取付部27は前支持部14の左右一対の支持杆19、又は、荷台部13の従枠18に跨って設置することができる。
【0018】
また、取付部27には、左右方向に長孔となる一対の取付孔29が設けられており、支持枠19の左右方向の間隔、又は、荷台部13の従枠18の左右方向の間隔が左右方向に変化しても、取付部材25を取り付けるボルト30aが取付孔29に挿通可能となっている。
連結部28は、互いに左右方向に離れた位置で取付部27と一体化されており、取付部27に対して上側に突出されて、取付孔31が設けられている。
連結部材26は、棒部の両端が平坦に形成されており、この両端部には取付孔33が設けられ、この連結部材26は、連結具42により連結部28に取り付けられてる。
【0019】
この連結具42は、例えばボルト43と、このボルト43を締め付けるナット44からなっており、このボルト43を取付孔33aと取付孔31とに挿通してナット44に締め付けることにより、連結部材26は取付部材25に取り付けられている。
即ち、連結部材26は連結具42により取付部材25に連結されているので、連結具42のボルト43を緩めることにより、連結部材26の先端部はこのボルト43を軸芯として上下方向に動かすことができる。
【0020】
したがって、連結部材26の取付孔33の上下方向の位置を変化させることができるので、キャリア2と相対高さの異なる高さ設定具9に連結部材26を取り付けることができる。
なお、連結具42は、上記記載に限られずピンでもよく、連結部材26を取付部材25に取り付け、且つ、連結部材26の先端部が上下方向に動かすことのできるものであればよい。
また、図3に示すように取付部材25の連結部28は取付部27に対して上側に突出するように設けられていたが、この連結部28は取付部27に対して下側に突出して設けられてもよい。
【0021】
このようにキャリア補強装置1を構成すると、次のように取付部材25を前支持部14に取り付けることができ、連結部材26をシートチューブ5のサドル高さ設定具9に共締めすることができる。
まず、図2、6に示すように、連結具40の取付金具35を前支持部14の各支持杆19に嵌合し、ボルト30aを取付孔29と取付孔41にそれぞれ挿入してナット30bに締め付けることにより取付部材25は前支持部14に取り付けられる。
【0022】
次に、サドル高さ設定具9の調整ボルト10を取り外した状態で、連結部材26を高さ設定具9に挟み込んだ状態にして取付孔33を挿通孔11に合わせ、調整ボルト10を取付孔33と挿通孔11に挿通して、この調整ボルト10を調整ナット12に締め付けることにより、左右一対の連結部材26をサドル高さ設定具9に共締めすることができる。
これから分かるように、キャリア補強装置1の取付部材25は前支持部14の左右一対の支持杆19に跨って設けられており、左右一対の連結部材26はサドル高さ設定具9に共締めされているので、キャリア2は強固にシートチューブ5に固定されることになり、キャリア2の左右揺動を低減し、耐久性を向上することができる。
【0023】
また、取付金具35を介して取付部材25がボルト30aにより取り付けられているので、取付部材25は前支持部14に対して脱着可能であり、キャリア2の使用状況に応じてキャリア補強装置1を脱着することができる。
図6に示すように、取付部材25を各支持杆19に装着した装着状態では、取付部材25はナット30aと取付金具35とで挟持されて支持杆19に装着されているので、ナット30aを緩めることにより取付金具35は支持杆19に沿って前後方向に動かすことができる。
【0024】
即ち、取付部材35を支持杆19に沿って前後方向に位置調整しながら、連結部材26の先端部の取付孔33を上下方向に位置調整することにより、取付孔33を高さ設定具9の挿通孔11に対応させることができる。
したがって、取付部材25を支持杆19に装着した装着状態において、一定の長さの連結部材26であっても、連結部材26をサドル高さ設定具9に共締めすることが可能であり、さらには、高さ設定具9と支持杆19との距離が様々な自転車に対応して、連結部材26をサドル高さ設定具9に共締めすることが可能である。
【0025】
一方で、図7に示すように、左右一対の連結部材26を連結具50を介してシートステー6の左右枠杆7に連結することもできる。
この連結具50は、例えば、上記記載の連結具40と略同じ形状の取付金具51を有しており、この取付金具51は各枠杆7と嵌合するようになっていて、取付金具51は、ボルト30aにより各枠杆7に取り付けられるようになっている。
したがって、連結部材26を枠杆7に連結するには、上記記載のように取付部材25を前支持部14に取り付け、断面がU字状の取付金具51をそれぞれ左右枠杆7に装着する。
【0026】
次に、連結部材26の取付孔33を取付金具51に合わせ、ボルト30aを取付孔33と取付金具51の取付孔52とに挿入して、ボルト30aを取付金具35と同様にナット(図示していない)に締め付けることにより連結部材26は取付金具51に挟持され、左右枠杆7に連結される。
これから分かるように、キャリア補強装置1の取付部材25は前支持部14の左右一対の支持杆19に跨って設けられており、左右一対の連結部材26は左右枠杆7に連結されているので、キャリア2は強固に左右枠杆7に固定されることになり、キャリア2の左右揺動を低減し、耐久性を向上することができる。
【0027】
また、この場合においても、上記記載のように、連結部材26の前後方向の位置変化することができ、上下方向に対しても位置変化をすることができる。
即ち、取付部材35を支持杆19に沿って前後方向に位置調整しながら、連結部材26の先端部の取付孔33を上下方向に位置調整すると共に、取付金具51を枠杆7に沿って位置調整することにより、取付孔33を取付金具51に対応させることができる。
したがって、取付部材25を支持杆19に装着した装着状態において、一定の長さの連結部材26であっても、枠杆7に連結部材26を連結することができ、さらには、左右方向の間隔が様々な枠杆7、又は、キャリア2と枠杆7とが離れている様々な自転車に対応して、連結部材26を枠杆7に連結することができる。
【0028】
次に、本発明の第2の実施の形態を図に基づいて説明する。
図8〜11に示す第2の実施の形態において、キャリア補強装置1の取付部材25は荷台部13に設けられ、左右一対の連結部材26は左右一対のシートステー6に連結されている。
なお、本発明の第2の実施の形態において、本体フレーム3及びキャリア2の構成は、上記記載の本発明の第1の実施の形態と同様である。
図8〜11に示すように、このキャリア補強装置1は、鋼棒やその他の材料で形成され、キャリア2の荷台部13に連結具60を介して脱着自在に装着される取付部材25と、この取付部材25に連結された左右一対の連結部材26とを有している。
【0029】
図9に示すように、この連結具60は、ボルト30と、キャリア2の上側に装着される装着板61とを有している。
この装着板61は、略長方形板状に形成されており、左右一対の取付孔29aが設けられ、装着板61の長手方向の長さは、左右方向の間隔と略同じ長さに設定されている。
図10、11に示すように、取付部材25は、略長方形板状に形成されており、上記記載の取付孔29aに対応する位置に左右一対の螺子孔29bが設けられ、取付部材25の長手方向の長さは、荷台部13の主枠16の左右方向の間隔と略同じ長さに設定されている。
【0030】
連結部材26は棒状に形成されており、この下端部には取付孔33が設けられ、連結部材26の上端部は、連結部28の下側面に溶接されて取付部材25に連結されている。
このようにキャリア補強装置1を構成すると、次のように取付部材25を荷台部13に取り付けることができ、左右一対の連結部材26をシートステー6の枠杵7に連結することができる。
まず、図9に示すように、装着板61の各取付孔29aが主枠16と従枠18との間に位置するように装着板61を荷台部13の上側に設置し、取付部材25を荷台部13の下側に設置する。
【0031】
このように取付部材25と装着板61とを荷台部13に上下方向から挟みこんだ状態で、ナット30を取付孔29aに挿入し、取付部材25の螺子孔29bに締め付けることにより取付部材25は荷台部13に装着される。
次に、図8、9に示すように、断面がU字状の取付金具51をそれぞれ左右枠杆7に嵌合して、取付孔33を取付金具51に合わせ、ボルト30aを取付金具51と取付孔33と取付金具51の取付孔52に挿入して、ナット30bに締め付けることにより連結部材26は取付金具51に挟持され、左右枠杆7に連結される。
【0032】
これから分かるように、取付部材25は荷台部13に設けられて、左右一対の連結部材26は左右枠杆7に連結されているので、キャリア2は強固に左右枠杆7に固定されることになり、キャリア2の左右揺動を低減し、耐久性を向上することができる。
また、取付部材25は装着板61を介してボルト30により取り付けられているので、取付部材25は荷台部13に対して脱着可能であり、キャリア2の使用状況に応じてキャリア補強装置1を脱着することができる。
【0033】
図8に示すように、取付部材25を荷台部13に装着した装着状態では、取付部材25の上面と装着板61の下面とが荷台部13に当接しており、これにより、取付部材25は荷台部13に対して左右方向に動かないようになっている。
そこで、ボルト30を緩めることにより当接状態が解除されるので取付金具35は荷台13に沿って前後方向に位置変化させることができる。
即ち、取付部材35を荷台部13に沿って前後方向に位置調整しながら、取付金具51を枠杆7に沿って位置調整することにより、連結部材26の取付孔33を取付金具51に対応することができる。
【0034】
したがって、取付部材25を荷台部13に装着した装着状態において、一定の長さの連結部材26であっても、枠杆7に連結部材26を連結することができ、さらには、左右方向の間隔が様々な枠杆7、又は、キャリア2と枠杆7とが離れている様々な自転車に対応して、連結部材26を枠杆7に連結することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態を図に基づいて説明する。
図12、13に示す第3の実施の形態においては、上記記載の第2の実施の形態での左右一対の各連結部材26の先端部が前後方向に位置変更可能になるように連結部材26が屈曲するようにしたものである。
【0035】
なお、本発明の第3の実施の形態において、本体フレーム3及びキャリア2の構成及び取付部材25の構成は上記記載の本発明の第2の実施の形態と同様である。
図12に示すように、この連結部材26は、取付部材25に連結している第1連結部26aと、この第1連結部26aと連結し、且つ、左右枠杆7に連結される第2連結部26bとを有している。
この第1連結部26aは、棒状に形成されており、この上端部は取付部材25の下側面に溶接等により取り付けられている。
【0036】
第2連結部26bは、棒状に形成されており、下端部にはそれぞれ取付孔33が設けられている。
第1連結部26aの下端部と第2連結部26bの上端部にはそれぞれ取付ピン37が挿通される取付孔(図示略)が設けられ、この取付孔に取付ピン37が挿通された状態で、この取付ピン37をかしめることにより第1連結部26aと第2連結部26bとが連結されるようになっており、取付ピン37を軸芯として第2連結部26bの取付孔33は前後方向に位置変化することができる。
【0037】
即ち、図13に示すように、取付孔33と取付金具51とを位置調整することにより取付孔33を取付金具51に対応させることができる。
したがって、取付部材25を荷台部13に装着した装着状態において、一定の長さの連結部材26であっても、枠杆7に連結部材26を連結することができ、さらには、左右方向の間隔が様々な枠杆7、又は、キャリア2と枠杆7とが離れている様々な自転車に対応して、連結部材26を枠杆7に連結することができる。
【0038】
次に、本発明の第4の実施の形態を図に基づいて説明する。
図14、15に示す第4の実施の形態において、キャリア補強装置1の取付部材25はそれぞれの前支持部14の支持杆19に設けられ、左右一対の連結部材26は取付部材25に連結され、連結部材26の他端は高さ設定具9に共締めされているものである。
なお、本発明の第4の実施の形態において、本体フレーム3及びキャリア2の構成、及び、連結部材26の構成は上記記載の本発明の第1の実施の形態と同様である。
【0039】
図14に示すように、このキャリア補強装置1の取付部材25は、前支持部14に連結具70を介して装着される一対の取付部27から構成されている。
この取付部27は略長方形板状に形成されており、取付部27の左右方向の厚みは前支持部14の支持杆19の左右方向の厚みと略同じ厚みに設定されており、この取付部27の長手方向には、長孔となる取付孔29が設けられている。
取付部材25を取り付ける連結具70は、図示していないが本発明の第1の実施の形態と同様にボルトと、このボルトがねじ込まれるナットと、取付金具35と略同一形状の取付金具71を有している。
【0040】
この取付金具71は断面が略U字状になっており、図13に示すように、この取付金具71で上下方向に支持杆19と取付部27のとを挟み込んでボルトをナットに締め付けることにより、取付部材25は握着されて支持杆19に取り付けられるようになっている。
したがって、ボルトを緩めることにより握着状態が解除されるので取付部材25は脱着可能であり、キャリア2の使用状況に応じてキャリア補強装置1を脱着することができる。
【0041】
この取付部材25に取り付けられる連結部材26は、連結具42により連結されており、ボルト43を取付孔29に挿通してナット44に締め付けることにより取付部材25に取り付けられている。
即ち、連結部材26は連結具42により取付部材25に連結されているので、連結具42のボルト43を緩めることにより、連結部材26の先端部はこのボルト43を軸芯として上下方向に動かすことができる。
さらに、取付孔29が長孔になっているので、連結部材26は前後方向に位置変化することができる。
【0042】
即ち、連結具42を取付孔29に沿って位置調整しながら連結部材26の先端の取付孔33を上下方向に位置変化させることにより、取付孔33を高さ設定具9の挿通孔11に対応することができる。
したがって、高さ設定具9と支持杆19との距離が様々な自転車に対応して、連結部材26をサドル高さ設定具9に共締めすることが可能である。
また、このキャリア補強装置1は、上記記載の本発明の第1の実施の形態と同様に、左右一対の連結部材26を連結具50を介してシートステー6の左右枠杆7に連結することもできる。
【0043】
なお、図12に示すように上記記載の取付孔29の長孔を前後方向に複数の孔となるように代えてもよい。
この場合においては、連結部材26を連結具42を介して各取付孔29に取り付けることにより、連結部材26は前後方向に位置変化することができるようになっている。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、キャリアに取付部材を着脱自在に取り付け、この取付部材に左右一対の連結部材の一端を連結し、左右一対の連結部材の他端を前後支持部から前後に離れた位置で本体フレームに連結しているので、キャリアは強固に本体フレームに固定され、キャリアの左右の揺動を低減し、耐久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すキャリア補強装置を自転車に装着した斜視図である。
【図2】同連結部材を高さ設定具に取り付ける取付説明の斜視図である。
【図3】同キャリア補強装置の斜視図である。
【図4】同キャリア補強装置の連結部の断面図である。
【図5】同取付金具の斜視図である。
【図6】同キャリア補強装置を前支持部に取り付けた断面図である。
【図7】同連結部材を枠杆に取り付ける取付説明の斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示すキャリア補強装置を自転車に装着した斜視図である。
【図9】同キャリア補強装置を自転車に取り付ける取付説明の斜視図である。
【図10】同キャリア補強装置の斜視図である。
【図11】同キャリア補強装置の断面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態を示すキャリア補強装置の斜視図である。
【図13】同のキャリア補強装置を自転車に装着した斜視図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態を示すキャリア補強装置を自転車に装着した斜視図である。
【図15】同の他のキャリア補強装置を自転車に装着した斜視図である。
【図16】従来のキャリアの正面図である。
【符号の説明】
1 キャリア補強装置
2 キャリア
3 本体フレーム
5 シートチューブ
6 シートステー
7 枠杆
13 荷台部
14 前支持部
15 後支持部
19 支持杆
25 取付部材
26 連結部材

Claims (3)

  1. シートチューブ(5)からシートステー(6)を突設した自転車の本体フレーム(3)に、荷台部(13)を前後支持部(14、15)で支持したキャリア(2)を装着しており、
    前記キャリア(2)に取付部材(25)を着脱自在に取り付け、この取付部材(25)に左右一対の連結部材(26)の一端を連結し、左右一対の連結部材(26)の他端を前記前後支持部(14、15)から前後に離れた位置で本体フレーム(3)に連結されていることを特徴とするキャリア補強装置。
  2. シートチューブ(5)はサドル高さ設定具(9)を有し、シートステー(6)は左右一対の枠杆(7)を有し、前後支持部(14、15)はそれぞれ左右一対の支持杆(19、20)を有し、
    前記取付部材(25)は前支持部(14)の支持杆(19)に跨って設けられ、左右一対の連結部材(26)の他端は前記サドル高さ設定具(9)に共締めされている、又は、左右一対の枠杆(7)に連結されていることを特徴とする請求項1記載のキャリア補強装置。
  3. シートステー(6)は左右一対の枠杵(7)を有し、
    前記取付部材(25)は荷台部(13)に設けられ、左右一対の連結部材(26)の他端は左右一対の枠杵(7)に連結されていることを特徴とする請求項1記載のキャリア補強装置。
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