JP3239826U - 自転車用キャリア - Google Patents
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Abstract
【課題】載置部に対する荷かごの取り付け位置の調整が容易な自転車用キャリアを提供する。【解決手段】自転車用キャリア1は、自転車に着脱可能に構成され、荷かごを載置可能な載置部10を備える。載置部は、載置部の外形形状を形成する外枠部材11と、外枠部材に固定され、外枠部材の内側において載置部の幅方向に延びる第1架橋部材16と、を有している。第1架橋部材は、載置部の幅方向の中心を挟んで設けられ、載置部に荷かごを固定するための締結部材を挿入可能な2つの荷かご取付穴部を有している。【選択図】図2
Description
本考案の実施形態は、自転車用キャリアに関する。
いわゆるシティサイクルのような日常生活で使用されている自転車の多くは、自転車の後輪上部に自転車用キャリアを取り付けることができる。自転車用キャリアは、荷物を載置可能な載置部を備えており、この載置部に荷かごを取り付けることもできる。そして、このような自転車用キャリアや荷かごは、自転車とは別に販売されることが多い。
一般に、このような荷かごの底部には、ボルトやネジ等の締結部材を通すための通し穴が設けられており、ユーザは、この通し穴を用いて次のようにして荷かごを自転車用キャリアの載置部に取り付ける。すなわち、ユーザは、荷かごを載置部に載置するとともに、荷かごの底部の裏面側つまり下側に、雌ねじ穴が設けられたプレートを配置して、荷かごの底部とプレートとで載置部を挟む。そして、ユーザは、荷かごの底部の通し穴にボルト等の締結部材を通し、その締結部材をプレートの雌ねじ穴にねじ込む。これにより、荷かごは載置部に固定される。
この場合、荷かごの底部に設けられた通し穴は、荷かごの幅方向に長いいわゆる長穴に形成されていることが多いため、ユーザは、荷かごを取り付ける際に、載置部に対する幅方向の位置を調整することができる。しかしながら、従来構成では、載置部に対する荷かごの前後方向の位置を一意に決めることができなかった。そのため、ユーザは、荷かごを載置部に取り付けた後に試しにサドルに座るなどして、ユーザの背中や臀部が荷かごに当たらないことを確認しながら調整する必要がある。そのため、従来構成では、このような調整に手間がかかっていた。
そこで、載置部に対する荷かごの前後方向の取り付け位置の調整が容易な自転車用キャリアを提供する。
実施形態の自転車用キャリア(1)は、自転車(90)に着脱可能に構成され、荷かご(80)を載置可能な載置部(10)を備える。前記載置部は、前記載置部の外形形状を形成する外枠部材(11)と、前記外枠部材に固定され、前記外枠部材の内側において前記載置部の幅方向に延びる第1架橋部材(16)と、を有している。前記第1架橋部材は、前記載置部の幅方向の中心を挟んで設けられ、前記載置部に荷かごを固定するための締結部材(85)を挿入可能な少なくとも2つの荷かご取付穴部(161、162)を有している。
以下、一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1に示す自転車用キャリア1は、例えば自転車90の後輪91側に取り付け可能である。自転車用キャリア1は、自転車90の後輪91の上方に荷物を載置可能にする。なお、以下の説明では、自転車90の進行方向すなわち図1の紙面右側を、自転車90及び自転車用キャリア1の前側とし、自転車90の後退方向すなわち図1の紙面左側を、自転車90及び自転車用キャリア1の後ろ側とする。また、自転車90の使用時における重力方向を、自転車90及び自転車用キャリア1の上下方向とする。更に、前後方向及び上下方向に対する直角方向を、自転車90及び自転車用キャリア1の幅方向とする。
図1に示す自転車用キャリア1は、例えば自転車90の後輪91側に取り付け可能である。自転車用キャリア1は、自転車90の後輪91の上方に荷物を載置可能にする。なお、以下の説明では、自転車90の進行方向すなわち図1の紙面右側を、自転車90及び自転車用キャリア1の前側とし、自転車90の後退方向すなわち図1の紙面左側を、自転車90及び自転車用キャリア1の後ろ側とする。また、自転車90の使用時における重力方向を、自転車90及び自転車用キャリア1の上下方向とする。更に、前後方向及び上下方向に対する直角方向を、自転車90及び自転車用キャリア1の幅方向とする。
自転車用キャリア1を取り付け可能な自転車90は、自転車用キャリア1を取り付けるための前側取付部92と後側取付部93とを備えている。前側取付部92は、自転車90のフレーム94におけるサドル95側、具体的にはフレーム94の一部であるシートポスト941とシートステー942との接続部分周辺に設けられている。後側取付部93は、後輪91の回転軸周辺に設けられている。前側取付部92及び後側取付部93は、例えばボルト等の締結部材をねじ込み可能に構成されている。
自転車用キャリア1は、図2から図4にも示すように、載置部10と、2つの前側ステー20と、2つの後側ステー30と、を備えている。図1に示すように、載置部10の上面は、荷かご80や図示しない荷物が載置される載置面を形成する。図2から図4に示すように、載置部10は、外枠部材11、内枠部材12、後側フック部材13、前側フック部材14、ステー支持部材15、第1架橋部材16、及び第2架橋部材17を有している。外枠部材11、内枠部材12、後側フック部材13、前側フック部材14、ステー支持部材15、第2架橋部材17、及び第1架橋部材16は、いずれも金属製の棒状の部材、例えば鋼やステンレス若しくはアルミ製の丸パイプ等を加工したもので構成されている。
外枠部材11は、例えば全体として前後方向に長い矩形又は楕円の枠状に形成されている。内枠部材12は、外枠部材11の内側に設けられている。内枠部材12は、例えば前側が開放されたU字状に形成されている。本実施形態の場合、内枠部材12の後端部分は、外枠部材11の後端部分から離して配置されている。また、内枠部材12のうち外枠部材11と交差する部分は、溶接等によって外枠部材11に接続固定されている。内枠部材12は、2つの平行部121を有している。平行部121は、内枠部材12のうちU字状の底を挟んだ両側部分であって、相互に対向して略平行に配置された部分である。
後側フック部材13は、外枠部材11の前後方向の中心に対して後側寄り部分に設けられており、外枠部材11の下面から下方へ突出している。前側フック部材14は、外枠部材11の前後方向の中心に対して前側寄り部分に設けられており、外枠部材11の下方へ突出している。後側フック部材13及び前側フック部材14は、載置部10に載置された荷物を固定するための紐等を引掛けるためのものである。本実施形態の場合、前側フック部材14は、第1架橋部材16と一体に構成されており、第1架橋部材16の両端部を下方へ突出させるように曲げて形成されている。
ステー支持部材15は、載置部10の前後方向の中心に対して後側寄り部分に設けられており、外枠部材11の下面から下方へ突出している。本実施形態の場合、ステー支持部材15は、第2架橋部材17と一体に構成されており、第2架橋部材17の両端部を下方へ突出させるよう曲げて形成されている。ステー支持部材15は、後側ステー30を回転可能に支持している。すなわち、後側ステー30の基端部は、後側ステー30の回転の支点部J3つまり回転軸J3となるリベット等を介してステー支持部材15に接続されている。
第1架橋部材16は、載置部10の前後方向の中心よりも前側に設けられ、外枠部材11の内側において載置部10の幅方向に延びている。この場合、第1架橋部材16は、前側架橋部材16と称することもできる。第1架橋部材16は、載置部10の幅方向へ延びる棒状に構成され、外枠部材11及び内枠部材12を幅方向に跨って設けられている。第1架橋部材16は、外枠部材11のうち前後方向に延びる部分及び内枠部材12のうち前後方向に延びる部分と、略直交している。第1架橋部材16は、外枠部材11の下側に設けられており、外枠部材11の下面に溶接等によって接続固定されている。第1架橋部材16のうち少なくとも外枠部材11の内側に位置する部分は、例えば丸管を圧し潰すことで断面が扁平な角管形状に形成されている。
第1架橋部材16は、少なくとも2つの荷かご取付穴部161、162を有している。本実施形態の場合、第1架橋部材16は、4つの荷かご取付け穴部161、162を有している。荷かご取付穴部161、162は、図6に示すように、載置部10に荷かご80を固定するためのボルト等の締結部材85を挿入可能な穴である。荷かご取付穴部161、162は、例えば締結部材85に対応した雌ねじ穴とすることができる。また、荷かご取付穴部161、162は、例えば締結部材85の外形よりも若干大きい内径の貫通穴とすることもできる。
各荷かご取付穴部161、162は、載置部10の幅方向の中心を挟んで設けられており、上下方向に向かって貫通するように形成されている。4つの各荷かご取付穴部161、162のうち2つの荷かご取付穴部161は、第1架橋部材16において、外枠部材11の内側でかつ内枠部材12の外側に設けられている。4つの各荷かご取付穴部161、162のうち2つの荷かご取付穴部162は、第1架橋部材16において、外枠部材11の内側でかつ内枠部材12の内側に設けられている。各荷かご取付穴部161、162は、第1架橋部材16のうち角管形状の部分に形成されている。
この場合、内枠部材12の外側に設けられた荷かご取付穴部161を、外側荷かご取付穴部161と称することがあり、内枠部材12の内側に設けられた荷かご取付穴部162を、内側荷かご取付穴部162と称することがある。2つの内側荷かご取付穴部161は、相互に対応している。すなわち、2つの内側荷かご取付穴部161は、荷かごを取り付ける際に同時に使用される。また、2つの外側荷かご取付穴部162も、相互に対応している。すなわち、2つの外側荷かご取付穴部162は、荷かごを取り付ける際に同時に使用される。
第2架橋部材17は、載置部10の前後方向の中心よりも後側に設けられ、外枠部材11の内側において載置部10の幅方向つまり外枠部材11の幅方向に延びている。この場合、第2架橋部材17は、後側架橋部材17と称することもできる。第2架橋部材17は、例えば外枠部材11の幅方向へ延びる棒状に構成され、外枠部材11及び内枠部材12を幅方向に跨って設けられている。すなわち、第2架橋部材17は、外枠部材11のうち前後方向に延びる部分及び内枠部材12のうち前後方向に延びる部分と、略直交している。第2架橋部材17は、外枠部材11の下側に設けられており、外枠部材11の下面に溶接等によって接続固定されている。本実施形態の場合、第2架橋部材17は、後側フック部材13よりも前側に設けられている。
前側ステー20は、載置部10に対して移動不可に構成されており、図4に示すように載置部10の前端部つまり外枠部材11の前端部から前方下方へ向かって延出している。前側ステー20は、内枠部材12と一体に構成することができる。この場合、2つの前側ステー20は、U字状の内枠部材12の底部を挟んだ両側部分のうち、外枠部材11の前端部から更に前方へ伸び出た部分を、外枠部材11の前端部との溶接部分である接続部111を支点に下方へ曲げるようにして形成されている。なお、前側ステー20は、必ずしも内枠部材12と一体に構成する必要は無く、内枠部材12と別体に構成しても良い。
前側ステー20は、例えば屈曲部21を支点に折り曲げるようにして構成することもできる。この場合、前側ステー20は、屈曲部21を支点に、載置部10に対する傾斜角度が緩くなるように折り曲げられている。この場合、前側ステー20は、全体に亘って、すなわち屈曲部21の前後に亘って水平に対して下降するように傾斜している。
前側ステー20は、前側連結部22を有している。前側連結部22は、内枠部材12を含むU字状の両端部つまり前側ステー20の先端部に設けられている。前側連結部22は、自転車90の後輪91側の前側取付部92に連結可能に構成されている。前側連結部22は、例えば前側ステー20の先端部を圧し潰した板状に形成されている。前側連結部22には、前側穴部221が形成されている。前側穴部221は、前側連結部22を、自転車用キャリア1の幅方向つまり前側連結部22の厚み方向へ向かって円形または長穴形状若しくは鍵穴形状に貫いて形成されている。ボルト等の締結部材は、前側連結部22の前側穴部221に通されて自転車90の前側取付部92にねじ込まれる。これにより、前側ステー20は、前側連結部22に通されたボルト等によって自転車90の前側取付部92に固定される。
後側ステー30は、例えば直線状に延びる棒状の部材によって構成されている。後側ステー30は、前側ステー20の後側に設けられており、載置部10に対して回転可能に構成されている。後側ステー30は、後側連結部31を有している。後側連結部31は、自転車90の後輪91側の後側取付部93に連結可能に構成されている。
後側連結部31は、後側ステー30のうちステー支持部材15に接続される方の端部とは逆側の端部に設けられている。後側連結部31は、例えば後側ステー30の先端部を圧し潰した板状に形成されている。後側連結部31には、後側穴部311が形成されている。後側穴部311は、後側連結部31を、自転車用キャリア1の幅方向つまり後側連結部31の厚み方向へ向かって円形に貫いて形成されている。ボルト等の締結部材は、後側連結部31の後側穴部311に通されて自転車90の後側取付部93にねじ込まれる。これにより、後側ステー30は、後側連結部31に通されたボルト等によって自転車90の前側取付部92に固定される。
自転車90及び自転車用キャリア1とは別売品の荷かご80は、図6に示すように、通常、荷かご80の底部の前側に設けられた2つの前側貫通穴部81と、荷かご80の底部において前側貫通穴部81よりも後側に設けられた後側貫通穴部82と、の合計4つの貫通穴部81、82を有している。4つの貫通穴部81、82は、荷かご80の底部を貫いて形成されており、ボルト等の締結部材85を挿入可能に構成されている。各貫通穴部81、82は、荷かご80の幅方向に長い長穴である場合もある。市販の荷かご80には、通常、2つの取付プレート83が付属されている。取付プレート83は、例えば金属板で構成されており、前側又は後側の2つの貫通穴部81、82に対応した2つの雌ねじ穴831を有している。
本実施形態の自転車用キャリア1の載置部10に荷かご80を取り付ける際、ユーザは、1つの荷かご80に対して通常2つ付属されている取付プレート83のうちの1つを用いる。2つの締結部材85は、前側貫通穴部81及び後側貫通穴部82のうちの一方、例えば前側貫通穴部81に通されて第1架橋部材16の外側荷かご取付穴部161又は内側荷かご取付穴部162に挿入される。荷かご取付穴部161、162が雌ねじであれば、前側貫通穴部81に通された締結部材85は、荷かご取付穴部161、162にねじ込まれる。荷かご取付穴部161、162が雌ねじを有さない単純な穴であれば、第1架橋部材16の下面側つまり裏面側に図示しないナット等が配置される。そして、前側貫通穴部81に通された締結部材85は、第1架橋部材16の裏面側に配置されたナット等にねじ込まれる。これにより、荷かご80は、載置部10に対して前後方向の位置が規定される。
また、2つの締結部材85は、前側貫通穴部81及び後側貫通穴部82のうちの他方、例えば後側貫通穴部82に通されて取付プレート83の雌ねじ穴831にねじ込まれる。これにより、荷かご80と取付プレート83との間に載置部10が挟み込まれる。
次に各構成の寸法関係について、図5も参照しながら説明する。
対応する2つの外側荷かご取付穴部161の距離寸法X1は、60mm~180mmの範囲内に設定されている。対応する2つの内側荷かご取付穴部162の距離寸法X2は、20mm~60mmの範囲内に設定されている。外枠部材11の前端部から、各荷かご取付穴部161、162の中心を結ぶ中心軸Jまでの距離寸法X3は、15mm~400mmの範囲内に設定されている。そして、前側連結部22に設けられた前側穴部221の中心から中心軸Jまでの距離寸法X4は、60mm~700mmの範囲内に設定されている。
対応する2つの外側荷かご取付穴部161の距離寸法X1は、60mm~180mmの範囲内に設定されている。対応する2つの内側荷かご取付穴部162の距離寸法X2は、20mm~60mmの範囲内に設定されている。外枠部材11の前端部から、各荷かご取付穴部161、162の中心を結ぶ中心軸Jまでの距離寸法X3は、15mm~400mmの範囲内に設定されている。そして、前側連結部22に設けられた前側穴部221の中心から中心軸Jまでの距離寸法X4は、60mm~700mmの範囲内に設定されている。
以上説明した自転車用キャリア1は、自転車に着脱可能に構成されており、荷かご80を載置可能な載置部10を備えている。載置部10は、外枠部材11と、第1架橋部材16と、を有している。外枠部材11は、載置部10の外形形状を形成する部材である。第1架橋部材16は、外枠部材11に溶接等により固定されており、外枠部材11の内側において載置部10の幅方向に延びる部材である。第1架橋部材16は、載置部10の幅方向の中心を挟んで設けられ、載置部10に荷かご80を固定するための締結部材85を挿入可能な少なくとも2つの荷かご取付穴部161、162を有している。
これによれば、荷かご80は、締結部材85を用いて第1架橋部材16に接続固定することができる。この場合、第1架橋部材16は、載置部10の外形形状を形成する外枠部材11に溶接等によって固定されているため、載置部10に対する位置が変化しない。そのため、荷かご80を第1架橋部材16に固定することで、載置部10に対する荷かご80の前後方向の位置が一意に規定される。これにより、載置部10に対する荷かご80の取り付け位置の調整を容易にすることができる。
本実施形態の場合、第1架橋部材16は、2つで1組の外側荷かご取付穴部161と、2つで1組の内側荷かご取付穴部162と、を有している。内側荷かご取付穴部162は、外側荷かご取付穴部161よりも内側に配置されている。そして、2つの外側荷かご取付穴部161の距離寸法X1と、2つの内側荷かご取付穴部162の距離寸法X2とは、異なっている。これにより、多様な種類に荷かごに対応することができる。
第1架橋部材16は、載置部10の前後方向の中心よりも前側に設けられている。すなわち、荷かご取付穴部161は、載置部10の前後方向の中心よりも前側に設けられた架橋部材に形成されている。これによれば、荷かご取付穴部161を、載置部10の前後方向の中心よりも前側に設けることで、荷かご取付穴部161を用いて荷かご80を載置部10に固定した場合に、荷かご80が載置部10に載置される面積を大きく確保することができる。その結果、載置部10に対する荷かご80の取り付けを安定なものにすることができる。なお、この場合、第1架橋部材16の位置つまり荷かご取付穴部161の位置は、荷かご80の底部の前後方向における2/3以上の領域が載置部10に載置される位置であることが好ましい。
荷かご取付穴部161は、雌ねじ穴に形成されている。これによれば、前側貫通穴部81又は後側貫通穴部82の一方に通された締結部材85を、荷かご取付穴部161にねじ込むことで、荷かご80を、ナット等を用いることなく載置部10に固定することができる。そのため、荷かご80の着脱時の作業を容易なものとすることができる。
また、各構成の距離寸法X1~X4を上述した値とすることで、多様な形状の荷かご80に対応することができる。
なお、自転車用キャリア1は、荷かご80を載置部10に固定する際に、荷かご80の後側貫通穴部82に通された締結部材85を、第1架橋部材16の荷かご取付穴部161にねじ込むようにし、前側貫通穴部81に通された締結部材85を、取付プレート83の雌ねじ穴831にねじ込むような構成としても良い。
なお、本考案は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な拡張、変更が可能である。
1…自転車用キャリア、10…載置部、11…外枠部材、12…内枠部材、121…平行部、16…第1架橋部材、161…外側荷かご取付穴部(荷かご取付穴部)、162…内側荷かご取付穴部(荷かご取付穴部)、17…第2架橋部材、20…前側ステー、22…前側連結部、221…前側穴部、30…後側ステー、31…後側連結部、80…荷かご、831…雌ねじ穴、85…締結部材、90…自転車、91…後輪、92…前側取付部、93…後側取付部、941…シートポスト
Claims (6)
- 自転車(90)に着脱可能に構成され、
荷かご(80)を載置可能な載置部(10)を備え、
前記載置部は、
前記載置部の外形形状を形成する外枠部材(11)と、
前記外枠部材に固定され、前記外枠部材の内側において前記載置部の幅方向に延びる第1架橋部材(16)と、を有し、
前記第1架橋部材は、前記載置部の幅方向の中心を挟んで設けられ、前記載置部に荷かごを固定するための締結部材(85)を挿入可能な少なくとも2つの荷かご取付穴部(161、162)を有している、
自転車用キャリア(1)。 - 前記第1架橋部材は、前記載置部の前後方向の中心よりも前側に設けられている、
請求項1に記載の自転車用キャリア。 - 前記荷かご取付穴部は、雌ねじ穴に形成されている、
請求項1に記載の自転車用キャリア。 - 対応する2つの前記荷かご取付穴部(161)の距離寸法(X1)は、60mm~180mmの範囲内に設定されている、
請求項1から3のいずれか一項に記載の自転車用キャリア。 - 対応する2つの前記荷かご取付穴部(162)の距離寸法(X2)は、20mm~60mmの範囲内に設定されている、
請求項1から3のいずれか一項に記載の自転車用キャリア。 - 自転車(90)のシートポスト(941)側の前側取付部(92)に連結可能な前側連結部(22)を有する前側ステー(20)を更に備え、
前記外枠部材の前端部から、各前記荷かご取付穴部の中心を結ぶ中心軸(J)までの距離寸法(X3)は、15mm~400mmの範囲内に設定され、
前記前側連結部に設けられた前側穴部(221)の中心から前記中心軸(J)までの距離寸法(X4)は、60mm~700mmの範囲内に設定されている、
請求項1から3のいずれか一項に記載の自転車用キャリア。
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