JP2004008930A - 籾摺選別機 - Google Patents

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Eiji Mori
森 英二
Sumuto Takei
武井 澄人
Masashi Maruoka
丸岡 政司
Yuzumi Okada
岡田 柚実
Takashi Beppu
別府 敬
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】インペラ羽根型籾摺選別機のコンパクト化。
【解決手段】籾摺部1、摺落米風選部2及び混合米選別部3からなる籾摺選別機において、摺落米風選部2の斜設した摺落米風選路10の中途部に粃受樋11を設けると共に、摺落米風選路10の終端部に吸引唐箕13を設け、摺落米風選箱9にインペラ羽根7c,…駆動用のインペラ軸7bを左右方向に沿わせて軸架するにあたり、粃受樋11と吸引唐箕13との間に配設し、インペラ軸7bの一側のプーリから動力を伝達し、他側に設けたインペラ羽根7c,…を駆動するように構成した。
摺落米風選部2の空間部を有効利用してインペラ羽根型脱ぷ装置7をコンパクトに構成しながら、粃受樋11からインペラ羽根型脱ぷ装置7への粃還元を容易にし粃処理を円滑にすることができる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、籾摺選別機に関し、インペラ羽根型の構成に利用できる。
【0002】
【従来の技術】
籾摺部、籾摺部の脱ぷ米を風選する摺落米風選部及び摺落米風選部で風選された混合米を籾・玄米に分離選別する混合米選別部からなる籾摺選別機において、吸引唐箕のファン軸とインペラ羽根型脱ぷ装置の脱ぷ軸とを同一軸心状に二重軸に構成するものは公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来装置は吸引唐箕のファン軸とインペラ羽根型脱ぷ装置の脱ぷ軸とを同一軸心状にして二重軸に構成したので、インペラ軸と脱ぷ軸の軸架構成は簡素化されるが、両軸の回転数が異なるため動力伝動装置が複雑化するという不具合があった。
【0004】
そこで、この発明は、脱ぷ米を風選する摺落米風選部の特定位置に配設することによりコンパクト化を図ると共に、摺落米風選部の粃処理を円滑化しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記問題点を解決するために、請求項1の発明は、籾摺部1、摺落米風選部2及び混合米を籾・玄米に分離選別する混合米選別部3からなる籾摺選別機において、摺落米風選部2の斜設した摺落米風選路10の中途部に粃受樋11を設けると共に、摺落米風選路10の終端部に吸引唐箕13を設け、インペラ羽根型脱ぷ装置7を摺落米風選部2に近接して配置するにあたり、摺落米風選箱9の左右一側にインペラ羽根7c,…の内装されている脱ぷケース7aを配設し、インペラ羽根7c,…駆動用のインペラ軸7bを摺落米風選箱体9に左右方向に沿わせて前記粃受樋11と吸引唐箕13との間に位置するように軸架し、インペラ軸7bにはインペラ羽根7c,…の反対側にプーリを取り付けて動力を伝達するように構成したことを特徴とする。
【0006】
請求項1の発明は、摺落米風選箱体9に左右方向に沿って軸架されているインペラ軸7bの一端側のプーリから動力が伝達されて、インペラ軸7bの他端側のインペラ羽根7c,…が回転駆動され、インペラ羽根7c,…により籾が脱ぷされ、脱ぷ米は摺落米風選部2の斜設した摺落米風選路10により風選され、脱ぷ米中の粃は粃受樋11に選別落下される。
【0007】
【発明の効果】
請求項1の発明は、摺落米風選部2の吸引唐箕13と摺落米風選路10の粃受樋11との間の空間部にインペラ軸7bを支架するようにしてインペラ羽根型脱ぷ装置7を配設したので、摺落米風選部2の空間部を有効利用してコンパクトに構成することができ、粃受樋11からインペラ羽根型脱ぷ装置7への粃還元が容易になり粃処理を円滑にすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示すこの発明の実施例の形態について説明する。
この籾摺選別機は、図1に示すように、籾摺部1、籾摺部1からの摺落米を風選する摺落米風選部2、摺落米風選部2で風選された混合米を回転選別筒により籾・玄米に分離選別する混合米選別部3、混合米揚穀機4、玄米揚穀機5等により構成されている。
【0009】
籾摺部1は、インペラ羽根型脱ぷ装置7により構成されていて、摺落米風選部2の摺落米風選箱9の前部横側面に配置されていて、次のように構成されている。摺落米風選箱体9の上方に設けている籾ホッパ6と、摺落米風選箱体9の左側面に配置されている脱ぷケース7aと、摺落米風選箱体9に左右方向に沿わせて軸架されているインペラ軸7bと、籾ホッパ6の籾をインペラ羽根7c,…の内周部に供給する籾供給筒部(図示省略)と、脱ぷケース7aから摺落米風選部2に脱ぷ米を供給する脱ぷ米供給筒7eと、により構成されている。そして、前記インペラ軸7bは、後述の摺落米風選路10の粃受樋11の前側で吸引唐箕13の後方に位置するように軸架されていて、その一端側にはプーリを取り付けて主モータから動力を伝達し、他端側にインペラ羽根7c,…を取り付けている。
【0010】
摺落米風選部2は、摺落米風選箱9内に斜設した摺落米風選路10と、摺落米風選路10の中途部下方に設けた粃受樋11と、摺落米風選路10の始端部下方に設けた摺落米受樋12と、摺落米風選路10の終端側に設けた吸引唐箕13と、排塵筒14と、前記脱ぷ米供給筒7eから脱ぷ米の供給される脱ぷ米供給ボックス15と、摺落米風選路10に揺動自在に支架されている選別網体16と、により構成されている。
【0011】
そして、これらの吸引唐箕13、インペラ軸7b、粃受樋11の粃ラセン11a、選別網体16を揺動する揺動軸17、摺落米受樋12の摺落米ラセン12aには、脱ぷケース7aの反対の左側面にプーリ、伝動ベルト等の伝動装置を設けて伝動するように構成している。なお、摺落米風選路10に選別網体16を設けずに脱ぷ米を風選する構成としてもよい。また、選別網体16の揺動軸17とインペラ軸7bとを連動連結して、選別網体16を揺動する構成としてもよい。
【0012】
また、粃受樋11の終端部と脱ぷケース7aのインペラ羽根7c,…の中心部とを粃供給通路(図示省略)を介して連通し、脱ぷケース7aに発生する吸引力により、粃受樋11から脱ぷケース7aに粃を還元し再度脱ぷするように構成している。
【0013】
しかして、籾ホッパ6の籾が籾供給筒部(図示省略)を経てインペラ羽根7c,…の内周部に供給されると、籾はインペラ羽根7c,…上を外周側に流動し外周部で屈折しながら脱ぷケースaのライニングに衝突しその大半が脱ぷされる。脱ぷされた脱ぷ米は脱ぷ米供給筒7eを経て脱ぷ米供給ボックス8に供給され、拡散板により拡散されながらが摺落米風選路10に供給される。
【0014】
摺落米風選路10に供給される脱ぷ米は、選別網体16の中間部に流下供給される。しかして、比重の重い玄米は下層に沈下し選別網体16の選別突起により揺上げられながら終端側に流動し、網目から上方に流れる選別風にも風選されつつ、選別網体16の先端部から摺落米風選路10に落下し摺落米受樋12に落下選別される。また、比重の軽い籾は選別網体16の玄米層上に浮上し、玄米層上を下方に流下し選別網体16の下端部から風路に落下し、選別風により風選されて摺落米受樋12に落下選別される。また、軽い粃は選別風により選別網体16の籾層上を浮上しつつ終端側に移動し摺落米風選路10に放出され粃受樋11に落下選別される。また、軽い籾殻類は選別網体16上を浮上しながら摺落米風選路10の終端側に流れ、吸引唐箕13、排塵筒14を経て機外に排出される。
【0015】
前記のように、摺落米風選部2の吸引唐箕13と摺落米風選路10の粃受樋11との間の空間部に、インペラ羽根型脱ぷ装置7のインペラ軸7bを支架するように構成したので、摺落米風選部2の空間部を有効利用しながら機体をコンパクトに構成することができ、粃受樋11と脱ぷケース7aとが接近しているので、粃の脱ぷケース7aへの還元が容易となり粃を円滑に処理することができる。即ち、インペラ軸7bは、吸引唐箕13のケース部背面であって、摺落米風選路10の傾斜案内面10a下面の死空間部に配置構成されるもので、吸引風の流通等への影響のない位置に構成され、上記したコンパクト化が図れる。
【0016】
また前記選別網体16の選別目合いを玄米の漏下しうる大きさに設定すると、以下の作用となる。即ち、脱ぷ米が選別網体16の中間部に流下供給されると、比重の重い玄米は下層に沈下し順次目合いから下方に漏下し流下案内板にて摺落米受樋12に案内供給される。一方上層の籾は一部が選別網体16の傾斜下端側から摺落米受樋12に至り、他は下層の玄米が漏下して減少すると選別突起の揺上げ作用を受け、粃と共に粃受樋11に落下選別されて、これら籾や粃は粃受樋11から脱ぷケース7aに還元され再度脱ぷされる。また、軽い籾殻類は選別網体16上を浮上しながら摺落米風選路10の終端側に流れ、吸引唐箕13、排塵筒14を経て機外に排出される。
【0017】
なお、混合米選別部3は、この実施例では無数に壷穴の構成されている回転選別筒17を横軸回りに回転し、回転選別筒17の壷穴で混合米を汲み上げながら玄米を玄米受樋に落下させ、混合米を供給樋に落下させながら籾・玄米に分離選別する周知の構成である。
【0018】
次に、図2に示す実施例について説明する。
図1に示す実施例と同様に、籾摺部1をインペラ羽根型脱ぷ装置7により構成し、摺落米風選路10の中途部下方には粃受樋11、及び、始端部下方には摺落米受樋12を設け、摺落米風選路10の終端部には吸引唐箕13を設けている。摺落米風選路10の脱ぷ米供給部には揺動する選別網体16を設け、インペラ羽根型脱ぷ装置7のインペラ軸7bを摺落米風選路10の粃受樋11の前側で、且つ、吸引唐箕13の後方に位置するように配置している。
【0019】
インペラ軸7bを摺落米風選箱体9における左右幅いっぱいに軸架し、インペラ軸7bの左側端部にはインペラ羽根7c,…を取り付け、右側端部には伝動用のプーリ(図示省略)を取り付け、中間部には幅広のファン及びケースからなる圧風唐箕19を設けている。
【0020】
そして、圧風唐箕19には風路20の始端側を接続し、風路20及び選別網体風路21を経由して、選別網体16の下方から上方に向けて送風するように構成している。また、摺落米受樋12の底板12aを開閉自在に構成し、風路20と摺落米受樋12の接合部には開閉弁22を設けて、風路20を選別網体風路21に連通したり、あるいは、摺落米受樋12に連通するように切り替えできる構成としている。
【0021】
しかして、摺落米風選路10で脱ぷ米を選別するときには、圧風唐箕19から風路20及び選別網体風路21を経由して選別網体16に送風し、選別風により選別網体16上の脱ぷ米を浮上させながら選別し、また、作業終了後には、開閉弁22を切り替えて、風路20の風を摺落米受樋12に送り、摺落米受樋12を清掃するものである。
【0022】
次に、図3〜図5に基づき主・副籾摺ロール23,24のロール間隙制御装置について説明する。
この実施例では、籾摺ロールのロール間隙制御、籾供給調節弁25の開閉制御及び回転選別筒17の回転数制御がなされる籾摺選別機において、副籾摺ロール24の副軸24aの移動位置を検出する副軸位置検出手段26を設けて主・副籾摺ロール23,24の摩耗量を検出し、主・副籾摺ロール23,24のロール径の減少変化量に対応して、籾摺ロールのロール間隙制御用の制御基準負荷電流値、籾供給調節弁25の制御基準開度、及び、回転選別筒17の制御基準回転数を関連的に補正し、籾摺作業の脱ぷ率の低下を防止しながら、回転選別筒17の玄米への籾混入を防止しようとするものである。
【0023】
この籾摺選別機は、図3に示すように、主・副籾摺ロール23,24からなる籾摺部1、籾摺部1からの摺落米を風選する摺落米風選部2、摺落米風選部2で風選された混合米を回転選別筒17により籾・玄米に分離選別する混合米選別部3により構成されている。
【0024】
主・副籾摺ロール23,24を互いに反対方向に周速差を持たせて回転する籾摺装置であって、定位置で回転する主軸23aに主籾摺ロール23を取り付け、揺動アーム27に軸架した副軸24aに副籾摺ロール24を軸架し、主軸23aに取り付けたギヤ28からギヤ群29,…を介して副軸24aに動力を伝達し、主・副籾摺ロール23,24を互いに反対方向に周速差を持たせて回転するように構成している。
【0025】
ロール間隙調節棒30のねじ部を揺動アーム27のねじ孔にねじ嵌合し、ロール間隙調節モータ31を正転あるいは逆転させてロール間隙調節棒30により、主・副籾摺ロール23,24のロール間隙を開閉調節する構成である。
主・副籾摺ロール23,24は駆動用モータの負荷電流値を基準にしてロール間隙制御が例えば次のようにしてなされる。籾供給調節弁25が基準弁開度に調節されて籾摺作業が開始されると、籾供給調節弁開度センサ(図示省略)で籾供給調節弁25の弁開度が検出されて制御部(図示省略)に入力され、籾供給調節弁25の基準弁開度に対応する制御基準負荷電流値が所定の計算式により算出される。次いで、負荷電流センサ(図示省略)の検出負荷電流値と制御基準負荷電流値とを比較し、検出負荷電流値が制御基準負荷電流値より高い(あるいは、低い)場合には、ロール間隙調節モータ31を開調節(あるいは閉調節)して、籾摺ロールのロール間隙が開閉調節され、検出負荷電流値が制御基準負荷電流値に復帰するようにロール間隙制御がなされる。
【0026】
また、回転選別筒17の回転数制御は例えば次のようにしてなされる。オペレータが回転数設定スイッチ(図示省略)を操作し回転選別筒17の回転数を設定すると、回転選別筒17は設定回転数で回転を開始し選別作業が開始される。次いで、玄米受樋の穀粒飛散センサ(図示省略)により所定時間における飛散粒数が検出され、検出粒数と制御基準粒数とを比較し、検出粒数が制御基準粒数より多い(あるいは、少ない)場合には、回転数調節モータ(図示省略)を低側に調節(あるいは高側に調節)して、検出粒数が制御基準粒数になるように回転選別筒17の回転数が調節される。そして、作業開始から所定時間経過した選別安定時の回転選別筒17の回転数が制御部の記憶装置で記憶される。
【0027】
籾供給調節弁25の基準供給量における主・副籾摺ロール23,24のロール径の変化量に対応する籾摺ロールの制御基準負荷電流値、籾供給調節弁25の基準弁開度、及び、回転選別筒17の制御基準回転数の補正は次のようにしてなされる。
【0028】
籾供給調節弁25が基準弁開度に調節されて籾摺作業が開始されると、籾供給調節弁25の基準弁開度に対応する新品籾摺ロールの負荷電流値が負荷電流センサにより検出され、新品制御基準負荷電流値が決定される。この新品制御基準負荷電流値から所定の計算式により籾摺ロールが摩耗するに従って順次増加する補正負荷電流値制御ラインAが算出決定される(図5に図示)。
【0029】
また、新品籾摺ロール時の籾供給調節弁25の基準弁開度から所定の計算式により籾摺ロールが摩耗するに従って順次減少する補正籾供給調節弁開度制御ラインBが算出決定される(図5に図示)。また、籾供給調節弁25が基準弁開度に調節されて籾摺作業が開始されると、新品籾摺ロール時における籾供給調節弁25の基準弁開度に対応する回転選別筒17の制御基準回転数として、作業開始から所定時間経過した選別安定時における回転選別筒17の回転数が基準回転数として採用決定される。次いで、この基準回転数から所定の計算式により籾摺ロールが摩耗するに従って順次減少する補正回転選別筒回転数制御ラインCが決定される(図5に図示)。なお、これらの制御ラインは籾摺ロールの径が所定量以下に減少すると、所定値で固定されこれ以上減少することはない。
【0030】
しかして、主・副籾摺ロール23,24が摩耗し小径になるにしたがって籾摺ロール駆動用モータの検出負荷電流値は低下するが、順次高くなる補正負荷電流値制御ラインAに基づき主・副籾摺ロール23,24のロール間隙制御が閉まりぎみに制御され、脱ぷ率の低下を防止することができる。また、主・副籾摺ロール23,24が小径になるにしたがって補正籾供給調節弁開度制御ラインBにより穀粒供給量を減少調節することにより脱ぷ率の低下を防止することができる。また、籾摺ロールが小径になるにしたがって、補正回転選別筒回転数制御ラインCにより回転選別筒17の回転数を減少調節することにより、穀粒が低く汲み上げられ玄米受樋への籾混入を防止することができる。
【0031】
次に、図6に基づき籾摺部1の他の実施例について説明する。
摺落米風選箱体9の上方に、主籾摺ロール23の主軸23aから副籾摺ロール24の副軸24aに動力の伝動される籾摺伝動装置が内装されている籾摺ギヤボックス32を搭載している。籾摺ギヤボックス32の上部後側には混合米選別部3に動力を取り出す動力取出筒33を設け、籾摺ギヤボックス32の右側方には主・副籾摺ロール23,24を内装する籾摺ケース(図示省略)を併設する構成である。
【0032】
摺落米風選箱体9には籾摺ギヤボックス32の側面に沿うように補強板34を取り付け、この補強板34を側面視で前側が高い三角形状に構成している。籾摺ギヤボックス32の外側面には、主籾摺ロール23を軸架する主軸支持筒部35を突出し、この主軸支持筒部35と前記補強板34との間を、ブラケット36で連結し、主軸支持筒部35を強固に構成している。
【0033】
また、籾摺ギヤボックス32には、誘導軸37を介して揺動アーム27が揺動自在に軸支されていて、揺動アーム27の自由端側に副籾摺ロール24用の副軸24aを軸架している。連結ピン38の一端側の挿入ねじ部38aを誘導軸37に軸芯一致状態でねじ嵌合すると共に、連結ピン38の他端側のボルト部38bを補強板34の孔に挿通してナット39により固着し、揺動アーム27の支持を強固にしている。
【0034】
前記構成とすることにより、主・副籾摺ロール23,24の軸架状態が強固なものとなり、籾摺ロールの耐久性を高めることができる。
次に、図7に基づき籾摺部の他の実施例について説明する。
摺落米風選箱体9の上方に、前記実施例と同様の籾摺ギヤボックス32を搭載し、摺落米風選箱体9には籾摺ギヤボックス32の側面に沿うように側面視三角形状の補強板34を取り付けている。籾摺ギヤボックス32の外側面には、主籾摺ロール23の軸架される主軸支持筒部35を突出し、この主軸支持筒部35を補強板34の支持孔部34aに嵌合支持すると共に、支持孔部34aをボルト・ナットで締結して、主軸支持筒部35を強固な構成としている。
【0035】
また、取付ボルト40を補強板34の軸孔に挿通すると共に、取付ボルト40の先端ねじ部40aを籾摺ギヤボックス32のねじ孔にねじ込んで支持し、この取付ボルト40にテンションアーム41の基部を揺動自在に軸支し、テンションアーム41の先端にテンションプーリ42を取り付け、主モータ(図示省略)から主軸プーリ(図示省略)に掛け回した伝動ベルト(図示省略)を緊張弛緩させる構成である。
【0036】
このように、籾摺ギヤボックス32及び補強板34により支持した取付ボルト40によりテンションアーム41を支持したので、テンションプーリ42の支持を強固なものとすることができる。
次に、図8について説明する。
【0037】
この籾摺選別機は、主・副籾摺ロール23,24からなる籾摺部1、摺落米風選部2、混合米選別部3、混合米揚穀機4、玄米揚穀機5等により構成されている。玄米揚穀機5の玄米取出ボックス43には流下板44,…を交互に斜設して玄米がジグザグ状に方向変換しながら流下するように構成し、取出筒45から玄米を取り出する。玄米取出ボックス43の下方には吸塵通路46の始端部を接続し、吸塵通路46の終端部を摺落米風選部2の吸引唐箕13の吸入部に接続し、取出玄米中の塵埃を吸引除去するように構成している。
【0038】
吸塵通路46の終端部には掃除口47を設けて、この掃除口47を掃除蓋48で開閉できる構成とし、この掃除蓋48には開口部48aを設け、掃除蓋48には開口部48aの面積を広狭に調節する調節板49を設けている。
しかして、高能率の籾摺作業時には、図8の点線で示すように調節板49で開口部48aを閉鎖して吸塵能力をアップし、また、低能率の籾摺作業時には、図8の仮想線で示すように調節板49により開口部48aを開口して吸塵能力を下げ、玄米が吸塵通路46に飛散するのを防止する。
【0039】
次に、図9〜図10に基づき回転選別筒型混合米選別部3の清掃装置について説明する。
回転選別筒17を左・右側板、前側板、着脱自在の後側板及び上側板からなる選別ケース50で被覆し、選別ケース50の前・後側板間に左右一対の駆動軸51,51を軸架し、駆動軸51,51の前後両端部に設けた駆動ローラー52,…により回転選別筒17を回転させる構成である。回転選別筒17内には、玄米ラセン付きの玄米受樋52、及び、供給ラセン付きの供給樋(図示省略)を配置している。
【0040】
これらの玄米受樋52及び供給樋(図示省略)の前端部を選別ケース50の前側板に取り付けると共に、玄米受樋52及び供給樋(図示省略)の後端部を選別ケース50の後側板に着脱自在に取り付け、回転選別筒17を選別ケース50の後方から取外し自在に構成している。玄米受樋52の搬送終端部を玄米シュート52aを介して玄米流下通路53に接続し、玄米流下通路53に流下した玄米は玄米揚穀機5を経て機外に取り出される構成である。
【0041】
選別ケース50の左側板50aの前側部には、ケース開口部54を設けて、開閉蓋55により開閉できる構成とし、このケース開口部54の対向部位には玄米受樋52から玄米の流下する玄米流下通路53が構成されている。この玄米流下通路53を形成する後側板53aに玄米開口部56を設けて玄米開閉板57により開閉できる構成としている。
【0042】
しかして、選別ケース50の左側板50aから開閉蓋55を取り外してケース開口部54を開口し、更に、ケース開口部54から手を差し込み玄米開閉板57を取り外すことにより、玄米開口部56を利用して玄米流下通路53内を点検することができる。
【0043】
次に、図11及び図12に基づき籾摺選別機の操作装置について説明する。
籾摺選別機の一側面には伝動装置を配置している。この伝動装置は、主モータ58から籾摺部1の主軸プーリ59に動力を伝達する第1伝動ベルト60と、主軸プーリ59から吸引唐箕13駆動用のファンプーリ61、混合米揚穀機4駆動用の混合米プーリ62、玄米揚穀機5駆動用の玄米プーリ63に動力を伝達する第2伝動ベルト64、及び、第2伝動ベルト64を緊張弛緩するテンションプーリ42により構成されている。
【0044】
操作レバー65を上下及び左右に回動操作可能で、逆U字型の操作溝66に沿って移動できる構成とし、操作レバー65を操作溝66の切位置66aから入位置66bに移動すると、操作レバー65がクラッチ連動装置67と連係作動してテンションプーリ42を切り位置から入り位置に移動させる。次いで、操作レバー65を操作溝66の入位置66bから閉位置66cに移動すると、操作レバー65はクラッチ連動装置67から離脱して弁連動装置68に連係し、更に、閉位置66cから開位置66dに移動すると、籾供給調節弁25が開調節される構成で、単一のレバーにより前記テンションプーリ42の入/切、及び、籾摺部1の籾供給調節弁25の開閉調節をすることができる。
【0045】
そして、操作レバー65の閉位置66cから開位置66dへの移動経路中に、籾供給調節レバー69を位置調節自在に設けている。この籾供給調節レバー69を上方に調節すると、籾供給調節弁25の開度が減少調節状態に規制され、また、下方に調節すると、籾供給調節弁25の開度が増加調節状態に規制されるものである。
【0046】
前記のように構成することにより、テンションクラッチの入/切及び籾供給調節弁25の開閉調節を単一の操作レバーにより操作するものでありながら、籾供給調節弁25の増減調節の微調整を合わせて行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】籾摺選別機の一部切断した側面図
【図2】籾摺選別機の一部切断した平面図
【図3】籾摺選別機の切断側面図、切断背面図
【図4】要部の切断側面図
【図5】補正制御ラインを示すグラフ
【図6】要部の側面図、背面図、切断平面図、斜視図
【図7】要部の側面図、背面図
【図8】一部切断した側面図、要部の側面図
【図9】要部の斜視図
【図10】要部の斜視図、切断側面図
【図11】要部の側面図
【図12】要部の斜視図
【符号の説明】
1  籾摺部
2  摺落米風選部
3  混合米選別部
4  混合米揚穀機
5  玄米揚穀機
6  籾ホッパ
7  インペラ羽根型脱ぷ装置
7a 脱ぷケース
7c インペラ羽根
7b インペラ軸
9  摺落米風選箱
10  摺落米風選路
11  粃受樋
13  吸引唐箕

Claims (1)

  1. 籾摺部1、摺落米風選部2及び混合米を籾・玄米に分離選別する混合米選別部3からなる籾摺選別機において、摺落米風選部2の斜設した摺落米風選路10の中途部に粃受樋11を設けると共に、摺落米風選路10の終端部に吸引唐箕13を設け、インペラ羽根型脱ぷ装置7を摺落米風選部2に近接して配置するにあたり、摺落米風選箱9の左右一側にインペラ羽根7c,…の内装されている脱ぷケース7aを配設し、インペラ羽根7c,…駆動用のインペラ軸7bを摺落米風選箱体9に左右方向に沿わせて前記粃受樋11と吸引唐箕13との間に位置するように軸架し、インペラ軸7bにはインペラ羽根7c,…の反対側にプーリを取り付けて動力を伝達するように構成したことを特徴とする籾摺選別機。
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