JP2004008929A - 洗浄装置 - Google Patents

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中野 隆雄
Matsukiku Kudou
工藤 松菊
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Abstract

【課題】十分な洗浄効果が得られると共に、熱損失が極めて少なくエネルギーの消費軽減が期待できる洗浄装置を提供する。
【解決手段】ワークWを洗浄液により洗浄し、かつ洗浄したワークWを水切り乾燥する洗浄装置1であって、洗浄ステーション10においてワークWを常温の洗浄液によりスプレー洗浄し、次のディッピングステーション20においてスプレー洗浄されたワークWを油分の洗浄に優れた加温された洗浄液に浸漬してディッピング洗浄すると共にワークWを加温し、このディッピング洗浄されると共に加温されたワークWにエアブローステーション30で圧縮空気を吹き付けて水切り乾燥することによって、水切り乾燥に要する時間短縮が図れる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄装置に関し、例えば加工時にワークに付着した切粉及び切削油等の油分を除去する洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、加工時に付着した切粉や切削油等の油分が付着したエンジンのシリンダブロック、トランスミッションのケース、ギヤ類等のワークは、通常洗浄液をワークに吹き付けて洗浄するスプレー洗浄や、ワークを洗浄液に浸漬して洗浄するディッピング洗浄によって切粉や油分が除去される。
【0003】
これらスプレー洗浄やディッピング洗浄によるワークの洗浄に使用される洗浄液は、一般に洗浄力を確保すると共に、洗浄後のエアブローによる水切り及び乾燥に要する時間の短縮を図るために加温した状態で使用される。この洗浄液の加温は、蒸気や電熱を利用するが、このエネルギーはワークを加温する熱量以外に洗浄装置の各部からの放熱による熱損失によって消費される。
【0004】
一般にスプレー洗浄は、ディッピング洗浄に比べて洗浄力は大きいが、スプレー時に加温された洗浄液が蒸発する蒸発損失や、洗浄装置の配管、洗浄液の濾過装置、圧送ポンプ、貯留タンク等の洗浄液に関与する多くの部分が加温されるので、これらから周囲空気への伝熱損失や熱放射による放熱損失が大きい。また、スプレー洗浄時に蒸発した蒸気が洗浄槽の外部に放出するのを防止するために、常時排風機を作動している。このときスプレーされた洗浄液を横断して空気が吹け抜けるので蒸発損失が殊の外大きいものである。
【0005】
一方、熱損失を抑制して加温に要するエネルギーを少なくする省エネルギータイプの洗浄装置が種々提案されている。
【0006】
例えば、特開平10−216654号公報に開示される洗浄装置は、洗浄室、エアブロー室、すすぎ室、エアブロー室を順に隣接して配置し、洗浄室でワークに洗浄液を吹きつけてスプレー洗浄し、洗浄されたワークにエアブロー室で圧縮空気を吹きつけてワークに付着した洗浄液を水切りする。続いて、すすぎ室においてワークにすすぎ液を吹き付けて洗浄液のすすぎを行う。次に、エアブロー室で圧縮空気を吹きつけてワークに付着したすすぎ液を水切り乾燥し、水切り乾燥されたワークが装置から搬出される。
【0007】
また、実開平7−21166号公報に開示の洗浄装置は、脱脂剤噴射洗浄室、熱湯噴射洗浄室、冷水噴射洗浄室、純水噴射洗浄室、乾燥室を設け、脱脂剤噴射洗浄室においてアルカリ性または中性洗剤によってワークに付着する油脂または汚物をスプレーして洗浄し、次の熱湯噴射洗浄室でワークに熱湯をスプレーして洗浄して残留油脂等を除去し、続く冷水噴射洗浄室でワークに冷水をスプレーして洗浄し、更に純水噴射洗浄室で上記熱湯スプレー洗浄及び冷水スプレー洗浄で除去されずに残存する水分及び汚物をもう一度純水によって洗浄し、続く乾燥室で上記過程を終えたワークに熱風乾燥処理する。
【0008】
更に、実開平5−85357号公報に示される洗浄装置は、予備洗浄機構、本洗浄機構、清洗浄機構、水切機構を連設し、水切機構の落下水及び清洗浄機構からの使用済み水を回収する回収機構を設け、更に回収水を予備洗浄機構へ補充する供給装置を有する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平10−216654号公報の洗浄装置によると、ワークの洗浄、すすぎ、エアブロー等を各々独立した室で行い、水切り後に次工程へ搬送することから、洗浄液やすすぎ液の次工程への持ち込みが減少し、液の汚れや外部への漏洩が防止でき、洗浄液、すすぎ液、圧縮空気等の使用量の削減が得られる。
【0010】
しかし、装置全体を加温すると共に、スプレー洗浄によることから放熱損失が大きく、かつ多くのエネルギーを要するエアブローを洗浄処理及びすすぎ処理の各々の後に行うことから、2回のエアブローに要するエネルギーが大きく十分な省エネルギー効果が得られないことが懸念される。
【0011】
また、実開平7−21166号公報の洗浄装置によると、脱脂剤によるスプレー洗浄、熱湯スプレー洗浄、冷水スプレー洗浄の後に純水スプレー洗浄を施すことによって洗浄効果が向上し、かつ各洗浄処理及び熱風乾燥処理を各々独立した室で行うことで、脱脂剤、熱湯、冷水、純水の次工程への持ち込みが減少し、脱脂剤、熱湯、冷水、純水、熱風等の使用量が削減できる。
【0012】
しかし、特開平10−216654号公報と同様に、装置全体を加温すると共に、スプレー洗浄によることから放熱損失が大きく、かつ大量の純水を要することから、その純水の製造に多くのコストを要し、十分な省エネルギー効果が得られないことが懸念される。
【0013】
更に、実開平5−85357号公報の洗浄装置によると、水切機構の落下水及び清洗浄機構からの使用済み水を回収し、汚れの度合いの少ない回収水を予備洗浄機構に補充することによって予備洗浄液の汚染度が低く保たれ、かつ回収水の温度は比較的高いので省エネルギーの効果が得られる。
【0014】
しかし、予備洗浄機構、本洗浄機構、清洗浄機構においてスプレー洗浄によりワークを洗浄することから放熱損失が大きく、温風乾燥はワークへの伝熱効率が低くワークの乾燥に多くのエネルギーを要し、十分な省エネルギー効果が得られないことが懸念される。
【0015】
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、十分な洗浄効果が得られると共に、熱損失が極めて少なくエネルギーの消費軽減が期待できる洗浄装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する請求項1に記載の洗浄装置の発明は、ワークを洗浄液により洗浄し、かつ該洗浄したワークを水切り乾燥する洗浄装置において、上記ワークを常温の洗浄液によりスプレー洗浄する洗浄ステーションと、該スプレー洗浄されたワークを加温された洗浄液に浸漬してディッピング洗浄するディッピングステーションと、該ディッピング洗浄されたワークに圧縮空気を吹き付けて水切り乾燥するエアブローステーションとを備えたことを特徴とする。
【0017】
請求項1の発明によると、まず洗浄ステーションで洗浄力が大きいスプレー洗浄によってワークから切粉や油分を除去し、続いてディッピングステーションで特に油分等の除去に優れる加温された洗浄液にワークを浸漬するディッピング洗浄によって残存する切粉や油分を除去することによって切粉や油分等が十分に除去される。続くエアブローステーションにおいて、予めディッピングステーションで加温された洗浄液に浸漬して十分加温されたワークに圧縮空気を吹き付けて水切り乾燥することによって効率的に短時間で水切り乾燥することができる。
【0018】
また、ディッピングステーションのディッピング洗浄においてのみ加温された洗浄液を使用することによって、洗浄ステーション及びエアブローステーションにおける洗浄液や圧縮空気の加温が不要であり放熱損失が大幅に減少してエネルギーの消費が抑制できると共に、洗浄装置の構造が簡素化できて製造コストの低減が得られる。また、メンテナンスの簡素化が可能になりランニングコストの低減が期待できる。
【0019】
請求項2に記載の発明は、請求項1の洗浄装置において、上記洗浄ステーションは、洗浄液を貯留する洗浄液槽と、上記ワークに対して相対的に往復移動して上記洗浄液槽に貯留された洗浄液をスプレーする洗浄ノズルとを有し、上記ディッピングステーションは、加温された洗浄液を貯留するディッピング槽と、該ディッピング槽内の加温された洗浄液に上記ワークを浸漬して揺動するワーク昇降装置とを有し、上記エアブローステーションは、上記ワークに対して相対的に往復移動して上記上記ワークに圧縮空気を吹き付けるエアブローノズルを有することを特徴とする。
【0020】
請求項2の発明によると、洗浄ステーションにおいてワークに対して相対的に往復移動する洗浄ノズルから洗浄液をスプレーすることによって、ワークに多方向から洗浄液がスプレーされてスプレー洗浄効果の向上が得られ、かつディッピングステーションにおいて加温された洗浄液にワークを浸漬して揺動すことによってディッピング洗浄効果の向上が得られる。更に、エアブローステーションにおいてワークに対して相対的に往復移動するエアブローノズルから圧縮空気を吹き付けることによってワークの全面を効率的に水切り乾燥することができる。
【0021】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2の洗浄装置において、上記洗浄ステーションは、洗浄液を貯留する洗浄液槽と、上記ワークを載置して往復動するコンベヤと、上記洗浄液槽に貯留された洗浄液を上記コンベヤ上のワークにスプレーする洗浄ノズルとを有し、上記ディッピングステーションは、加温された洗浄液を貯留するディッピング槽と、該ディッピング槽内の洗浄液の液面より上方の上昇位置と洗浄液内に浸漬する下降位置との間で上記ワークを下降及び上昇移動すると共に、該洗浄液にワークを浸漬した状態で上下動を繰り返すワーク昇降装置とを有し、上記エアブローステーションは、上記ワークを載置して往復動するコンベヤと、該コンベヤ上のワークに圧縮空気を吹き付けるエアブローノズルを有することを特徴とする。
【0022】
請求項3の発明は、請求項2の発明をより具体的にしたものであって、洗浄ステーションにおいてワークを載置したコンベヤを往復動させて、往復移動するワークに洗浄ノズルから洗浄液をスプレーすることによってスプレー洗浄の効果が向上し、かつディッピングステーションにおいてワークをディッピング槽内の加温された洗浄液内に浸漬して上下動することによってディッピング洗浄の効果が向上する。更に、エアブローステーションにおいてワークを載置したコンベヤを往復動させてワークにエアブローノズルから圧縮空気を吹き付けることによってワークの全面を効率的に水切り乾燥することができる。
【0023】
請求項4に記載の発明は、請求項3の洗浄装置において、上記ワークを洗浄ステーションのコンベヤ上に搬入するワーク搬入装置と、上記エアブローステーションのコンベヤ上から上記ワークを搬出するワーク搬出装置と、上記洗浄ステーションのコンベヤ上の上記ワークをディッピングステーションのワーク昇降装置上に搬送すると共に、該搬送に同期してディッピングステーションのワーク昇降装置上のワークを上記エアブローステーションのコンベヤ上に搬送するワーク搬送装置とを備えたことを特徴とする。
【0024】
請求項4の発明によると、ワークを洗浄ステーションのコンベヤ上に搬入するワーク搬入装置と、エアブローステーションのコンベヤ上からの洗浄及び水切り乾燥したワークを搬出するワーク搬出装置と、洗浄ステーションのコンベヤ上のワークをディッピングステーションのワーク昇降装置上に搬送すると共に、この搬送に同期してディッピングステーションのワーク昇降装置上のワークをエアブローステーションのコンベヤ上に搬送するワーク搬送装置とを備えることによって、洗浄すべきワークの洗浄ステーションへの搬入、スプレー洗浄の終了したワークの洗浄ステーションからディッピングステーションへの移動、ディッピング洗浄の終了したワークのディッピングステーションからエアブローステーションへの移動、及び水切り乾燥されたワークのエアブローステーションからの搬出が容易に同期して行え、ワーク洗浄作業の効率化が得られる。
【0025】
請求項5に記載の発明は、請求項4の洗浄装置において、上記ワーク搬送装置は、トランスファバーと、該トランスファバーを軸方向に移動開始位置と移動終了位置との間で往復動させる軸方向アクチュエータと、上記トランスファバーに突設された第1アーム及び第2アームと、上記トランスファバーを上記第1アーム及び第2アームが各々ワークに係合する係合位置とワークを開放する開放位置との間で正逆回動させる回動アクチュエータとを備え、上記軸方向アクチュエータによって移動開始位置にトランスファバーを移動した状態で回動アクチュエータによってトランスファバーを開放位置から係合位置に回動することによって上記第1アーム及び第2アームが上記洗浄ステーションのコンベヤ上のワーク及びワーク昇降装置上のワークに各々係合すると共に、上記トランスファバーを移動開始位置から移動終了位置に移動することによって第1アームによって上記コンベヤ上の上記ワークがワーク昇降装置上に移動し、かつ第2アームによってワーク昇降装置上の上記ワークが上記エアブローステーションのコンベヤ上に移動することを特徴とする。
【0026】
請求項5の発明によると、トランスファバーと、このトランスファバーを軸方向に移動開始位置と移動終了位置との間で往復動させる軸方向アクチュエータと、トランスファバーに突設された第1アーム及び第2アームと、トランスファバーを第1アーム及び第2アームが各々ワークに係合する係合位置とワークを開放する開放位置との間で正逆回動させる回動アクチュエータとによって、洗浄ステーションからディッピングステーションにワークを搬送すると共に、この搬送に同期してディッピングステーションからエアブローステーションにワークを搬送するワーク搬送装置を構成することができる。
【0027】
請求項6に記載の発明は、請求項2〜5のいずれかの洗浄装置において、洗浄液供給源から上記ディッピング槽に洗浄液を供給し、該ディッピング槽からオーバフローした洗浄液を上記洗浄液槽に供給するように構成したことを特徴とする。
【0028】
請求項6の発明によると、ディッピング槽には清浄な洗浄液が供給される一方、ディッピング洗浄で汚れた洗浄液はディッピング槽からオーバフローして洗浄液槽に供給されることから、ディッピング槽の洗浄液が清浄に保たれる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による洗浄装置の実施の形態を図1乃至図11を参照して説明する。
【0030】
図1は、洗浄装置1の概要を示す全体正面図、図2は同じく洗浄装置1の全体平面図、図3は図1のA矢視図、図4は要部を示す図2のI−I線断面図、図5は要部を示す図1のII−II線断面図である。また図6は模式的に示す洗浄装置の説明図である。
【0031】
洗浄装置1は、洗浄ステーション10、ディッピングステーション20、エアブローステーション30が順に連続配置され、洗浄ステーション10の上流側に洗浄すべきエンジンのシリンダブロック、トランスミッションのケース、ギヤ類等の複数のワークWを収容した籠状のパレットPを洗浄ステーション10に搬入するワーク搬入装置である搬入用駆動ローラコンベヤ2が配設され、エアブローステーション30の下流側に洗浄及び水切り乾燥が終了したワークWを搬出するワーク搬出装置である搬出用駆動ローラコンベヤ3が配設されている。なお、ワークWは図5及び図9にのみ図示し、他の図では省略してある。
【0032】
洗浄ステーション10は、搬入用駆動コンベヤ2によって搬入されたワークWをスプレー洗浄して切粉や切削油等の油分を除去するステーションであって、搬入用駆動ローラコンベヤ2に連続して電動モータ等の回転駆動装置13によって正逆切換駆動される駆動ローラコンベヤ12が配設され、この駆動ローラコンベヤ12の上方及び側方に洗浄ノズル14、15が配置されている。この洗浄ノズル14、15に、駆動ローラコンベヤ12に隣接して配置された洗浄液槽18に貯留された洗浄液をポンプ16(図6参照)によって圧送し、洗浄ノズル14、15から駆動ローラコンベヤ12上のワークWに洗浄液をスプレーする。駆動ローラコンベヤ12の下方には、洗浄ノズル13、14からスプレーされ、或いはワークW及び駆動ローラコンベヤ12等から滴下する洗浄液を受け止めて洗浄液槽18に誘導する樋状の洗浄液ガイド17が配設されている。
【0033】
更に、駆動ローラコンベヤ12の下流端近傍に、ローラ間から上方に突出して駆動ローラコンベヤ12上のパレットPの移動を規制するストッパ19が配設されている。このストッパ19については、このストッパ19を駆動する後述するワーク搬送装置40と共に説明する。
【0034】
ディッピングステーション20は、洗浄ステーション10においてスプレー洗浄されたワークWを、特に油分の除去に優れた温度に加温された洗浄液内に浸漬して、スプレー洗浄で除去されなかった残存する油分等を除去すると共に、次のエアブローステーション30での水切り乾燥の効率化を図るためにワークWを加温するステーションである。
【0035】
ディッピングステーション20には、加温された洗浄液を貯留するディッピング槽21と、ワークWをディッピング槽21内の洗浄液に浸漬するワーク昇降装置23が配設されている。
【0036】
ワーク昇降装置23は、図4及び図5に示し、かつ図7に図4のIII−III線断面図を示すと共に図8に図7のB矢視図を示すように、上下方向に延伸して配置されたガイド24a、24bに沿って上下移動可能に支持されたたワーク支持枠25を有し、ワーク支持枠25の下部に略水平で略矩形枠状の載置フレーム26a及びこの載置フレーム26aに並設された複数の転動可能なローラ26bを有するワーク載置部26が設けられている。更に、ワーク支持枠25をガイド24a及び24bに沿って昇降させる電動モータ27aや昇降機構27b等を有する昇降用アクチュエータ27を備えている。
【0037】
この昇降用アクチュエータ27によってワーク支持枠25は、図4、図6に実線で示すようにワーク載置部26がディッピング槽21内の洗浄液の液面Lより上方で洗浄ステーション10の駆動ローラコンベヤ12と略同一高さとなる上昇位置と、仮想線25aで示すようにワーク載置部26に載置したワークWがディッピング槽21内の洗浄液内に浸漬される下降位置との間で下降及び上昇移動する。また、上昇位置に位置するワーク支持枠25のワーク載置部26に、洗浄ステーション10の駆動ローラコンベヤ12からのワークWを移送するためのローラコンベヤ29が設けられている。
【0038】
一方、ディッピング槽21には、図6に示すように洗浄液供給源51、例えば水道管からの洗浄液となる水道水が液量調節弁52を介してディッピング槽21に供給されると共に、ディッピング槽21内の洗浄液を加温する加温装置53が設けられている。加温装置53は、例えばディッピング槽21の底部に配置された伝熱管55に蒸気制御弁56を介して蒸気供給源54からの蒸気を供給して洗浄液を加温し、かつ蒸気制御弁56の開閉制御により伝熱管55への蒸気の供給を制御することによって洗浄液の温度が調整される。なお、57は伝熱管55内のドレンを排出する蒸気トラップである。
【0039】
更に、ディッピング槽21の上部に、ディッピング槽21内の洗浄液の液面Lを一定に保持するオーバーフロー樋22が設けられている。ディッピング槽21からオーバーフローした洗浄液は、オーバーフロー樋22によって洗浄液槽18に誘導される。また、洗浄液槽18に設けられた洗浄液量検出装置58による液量検出に基づいて液量調節弁52を開閉制御することによって、ディッピング槽21からオーバーフローする洗浄液の量が調整されて洗浄液槽18内の洗浄液量が調整される。
【0040】
ここで、洗浄ステーション10におけるスプレー洗浄による洗浄液槽18内の洗浄液の消失量は、ディッピングステーション20のディッピング洗浄によるディッピング槽21内の洗浄液の消失量に比べて遙かに大きく、洗浄液槽18内の洗浄液の液面Laが所定位置に低下すると、洗浄液量検出装置58の検出に従って液量調節弁52を開放してディッピング槽21に洗浄液供給源51からの洗浄液が供給される。洗浄液の供給によりディッピング槽21からオーバフローした洗浄液がオーバーフロー樋22から洗浄液槽18に供給されて洗浄液槽18内の洗浄液の液面Laが所定位置まで上昇し、その液面Laの位置を洗浄液量検出装置58が検知すると、液量調節弁52が閉じてデッピング槽21への洗浄液の供給を停止する。従って、デッピング槽21には清浄な洗浄液が供給される一方、ディッピング洗浄で汚れた洗浄液はディッピング槽21からオーバフローして洗浄液槽18に供給されて、ディッピング槽21の洗浄液は常に清浄に保たれる。
【0041】
エアブローステーション30は、ディッピングステーション20でディッピング洗浄されたワークWを水切り乾燥するステーションであって、電動モータ等の回転駆動装置32によって正逆切換駆動される駆動ローラコンベヤ31が配設されている。この駆動ローラコンベヤ31の上方及び側方にエアブローノズル33が配置され、ブロア34からの圧縮空気をエアブローノズル33から駆動ローラコンベヤ31上のワークWに吹き付けて水切り乾燥する。駆動ローラコンベヤ31の下方には、エアブローノズル33から噴射した圧縮空気によってワークW等から水切りされた洗浄液や、駆動ローラコンベヤ31に付着して滴下する洗浄液を受け止めてディッピング槽21に誘導する樋状の洗浄液ガイド35が配設されている。
【0042】
更に、洗浄ステーション10の駆動ローラコンベヤ12上に載置されたワークWをディッピングステーション20のワーク昇降装置23のワーク載置部26上に移送し、かつこの搬送と連動してディッピングステーション20のワーク昇降装置23に載置されたワークWをエアブローステーション30の駆動ローラコンベヤ31上に移送するワーク搬送装置40が設けられている。
【0043】
ワーク搬送装置40は、図5及び図9に図5のC部拡大図を示すように、複数の軸支部材41によって軸方向及び回転方向に摺動自在に支持されて、洗浄ステーション10の駆動ローラコンベヤ12の側方からディッピングステーション20のワーク昇降装置23の側方を経てエアブローアステーション30の駆動ローラコンベヤ31の側方に至る長尺の円柱状のトランスファバー42を有している。更に、電動モータ44の回転を直線往復運動に変換する運動方向変換機構45を備えてトランスファバー42の端部に連結してトランスファバー42を軸方向に往復動する軸方向アクチュエータ43と、油圧或いはエアシリンダ機構及びリンク機構等によってトランスファバー42を正逆回動駆動する回動アクチュエータ46と、トランスファバー42に突設された第1アーム47a、47bと第2アーム48a、48bを有している。回動アクチュエータ46によってトランスファバー42を回動することによって、図9のD矢視図を示す図10に実線で示すようにパレットPに係合可能な係合位置と、仮想線で示す開放位置との間で第1アーム47a、47b及び第2アーム48a、48bが回動する。
【0044】
軸方向アクチュエータ43によって洗浄ステーション10側の移動端となる移動開始位置にトランスファバー42が移動した状態において、回動アクチュエータ46によってトランスファバー42を開放位置から係合位置に回動することによって、第1アーム47aと47bが駆動ローラコンベヤ12の下流端近傍上のパレットPを両側から挟むと共に、第2アーム48aと48bがワーク昇降装置23のワーク載置部26上のパレットPを両側から挟み、かつ軸方向アクチュエータ43によってエアブローステーション30側の移動端となる移動終了位置にトランスファバー42を移動することによって、第1アーム47aと47bによって駆動ローラコンベヤ12上のパレットPをローラコンベヤ29上を経てワーク載置部26上に移動すると共に、ワーク載置部26上のパレットPを駆動ローラコンベヤ31の下流端近傍に移動する。更に、回動アクチュエータ46によってトランスファバー42を係合位置から開放位置に回動することによって、各パレットPをワーク載置部26及び駆動ローラコンベヤ31上に解き放す。
【0045】
洗浄ステーション10に配設されるストッパ19は、図9のE矢視図を図11に示すように駆動ローラコンベヤ12の枠体に回転軸59によって回転自在に支持されて回転軸59からトランスファバー42と離反する方向に延在する錘部19a及び回転軸59からトランスファバー42側でL字状に折曲形成されたストッパ部19bを有し、更にストッパ部19bから更に先端がトランスファバー42の近傍に達する押圧部19cが突設された略T字状であって、錘部19aによってストッパ部19bが駆動ローラコンベヤ12のローラ間から上方に突出する方向に回動付勢されている。トランスファバー42が移動開始位置において係合位置に回動することによって、トランスファバー42に固設された押圧アーム42aが押圧部19cに当接して押し下げることによってストッパ19が回動付与されてそのストッパ部19bがローラ間から下方に退避する一方、押圧部19cの押圧を解除することによって錘部19aによってストッパ部19bがローラ間から上方に突出するように構成されている。
【0046】
次に、本実施の形態の作用を説明する。まず図3及び図10に仮想線で示すように、ワーク搬送装置40は、軸方向アクチュエータ43でトランスファバー42を移動開始位置に保持すると共に回動アクチュエータ46によって第1アーム47a、47b及び第2アーム48a、48bが起立した開放位置の状態で、搬入用駆動ローラコンベヤ2によってワークWが格納されたパレットPを洗浄ステーション10の駆動ローラコンベヤ12のローラ間から上方に突出するストッパ19のストッパ部19bに当接させて、図4に実線で示すように駆動ローラコンベヤ12の下流端近傍に搬入する。
【0047】
続いて、回転駆動装置13の正逆切換駆動によって駆動ローラコンベヤ12を往復駆動してワークWを格納したパレットPが往復動を繰り返す。この往復動が繰り返されるワークWに洗浄ノズル14、15から洗浄液をスプレーして予め設定された所定時間スプレー洗浄する。即ち相対的に往復動するワークWに洗浄ノズル14及び15から洗浄液をスプレーすることによって、ワークWに対して洗浄液が多方向からスプレーされて効率的にワークWに付着した切粉や切削油等の油分が除去される。
【0048】
この洗浄力が大きいスプレー洗浄によってワークWから除去された切粉や油分は、洗浄液と共に駆動ローラコンベヤ12の下方に配設された洗浄液ガイド17によって受け止められて洗浄液槽18に誘導されて回収される。一方、スプレー洗浄が終了したワークWを収納するパレットPは、駆動ローラコンベヤ12によってストッパ19のストッパ部19bに当接してその位置に停止する。
【0049】
次に、回動アクチュエータ46によってトランスファバー42を回動させて第1アーム47a、47b、第2アーム48a、48bを開放位置から係合位置に回動する。この回動によって第1アーム47aと47bによって駆動ローラコンベヤ12上のパレットPを両側から挟むと共に、トランスファバー42に固設された押圧アーム42aによってストッパ19の押圧部19cを押し下げてストッパ部19bを駆動ローラコンベヤ12のローラ間から下方に退避させる。更に、この第1アーム47a、47b、第2アーム48a、48bを係合位置に維持した状態で軸方向アクチュエータ43によってトランスファバー42を移動開始位置から移動終了位置に移動する。このトランスファバー42の移動によって第1アームアーム47aと47bに挟持されたパレットPが洗浄ステーション10の駆動ローラコンベヤ12上からローラコンベヤ29上を経てディッピングステーション20に配置されたワーク昇降装置23のワーク載置部26上に移動する。
【0050】
このトランスファバー42の移動開始位置から移動終了位置への移動に連動してストッパ19の押圧部19cの押圧が解除され、ストッパ19が錘部19aによってストッパ部19bがローラ間から上方に突出するように回動すると共に、搬入用駆動ローラコンベヤ2によってワークWが格納されたパレットPをストッパ19のストッパ部19bに当接する駆動ローラコンベヤ12の下流端近傍に搬入する。
【0051】
上記各動作を繰り返すことにより、順にディッピングステーション20に配設されたワーク支持枠25のワーク載置部26上のパレットPは、第2アーム48aと48bに挟持されてエアブローステーション30の駆動ローラコンベヤ31の下流端近傍に移動し、エアブローステーション30の駆動ローラコンベヤ31上から搬出用駆動ローラコンベヤ3に移載されて搬出される。
【0052】
ディッピングステーション20に配設されたワーク支持枠25のワーク載置部26に搬入されたワークWは、昇降用アクチュエータ27によってガイド24a、24bに沿ってワーク支持枠25を降下させることによって、ディッピング槽21内の加温された洗浄液に浸漬され、かつ洗浄液内に浸漬した状態で所定時間上下動が繰り返されて洗浄液内で揺動する。
【0053】
加温された洗浄液内でのワークWの繰り返される上下移動によって、洗浄ステーション10のスプレー洗浄によって除去されなかった残存する油分や切粉等をディッピング洗浄によって除去すると共に、ワークWが洗浄液によって加温される。このディッピング洗浄は、特に油分の洗浄効果に優れた、加温された洗浄液内にワークWを浸漬することによって、洗浄ステーション10におけるスプレー洗浄で除去されなかった残存する油分を効率的に除去することができる。また、洗浄液内に浸漬することによってワークWが容易に加温される。
【0054】
ディッピングステーション20でディッピング洗浄され、かつ加温されたワークWを格納するパレットPは、ワーク搬送装置40によって、エアブローステーション30の駆動ローラコンベヤ31の下流端近傍に移載される。そして、回転駆動装置32の正逆切換駆動によって駆動ローラコンベヤ31を往復動してワークWを格納したパレットPを往復動を繰り返すと共に、この往復動が繰り返されるワークWにエアブローノズル33からブロア34からの圧縮空気を吹き付けて予め設定された所定時間水切り乾燥させる。
【0055】
このエアブローノズル33からの圧縮空気の吹き付けによる水切り乾燥は、ディッピングステーション20で加温された洗浄液内への浸漬によって予め十分加温され、かつ相対的に往復動するワークWにエアブローノズル33から圧縮空気を吹き付けることによって、ワークWに対して多方向から圧縮空気が吹き付けられて、ワークWの全面が効率的に短時間で水切り乾燥される。
【0056】
エアブローノズル33から噴射した圧縮空気によってワークW等から水切りされた洗浄液や、駆動ローラコンベヤ31に付着して滴下する洗浄液は、駆動ローラコンベヤ31の下方に配置された洗浄液ガイド35によって受け止めてディッピング槽21に誘導されて回収される。
【0057】
このように構成された実施の形態によると、洗浄ステーション10、ディッピングステーション20、エアブローステーション30を順に配置して、まず洗浄ステーション10でワークWを常温の洗浄液により比較的切粉等の除去に優れたスプレー洗浄によって切粉や油分を除去し、続いてディッピングステーション20で特に油分等の除去に優れる加温された洗浄液にワークWを浸漬及び上下動を繰り返すディッピング洗浄によってスプレー洗浄で除去できずに残存する切粉や油分が除去される。続くエアブローステーション30において、ディッピングステーション20で洗浄液に浸漬されて十分加温されたワークWに圧縮空気を吹き付けて水切り乾燥することによって短時間で確実に水切り乾燥することができる。
【0058】
一方、ディッピングステーション20のディッピング槽21においてのみ洗浄液を加温することによって、洗浄ステーション10及びエアブローステーション30における洗浄液や圧縮空気の加温が不要になり洗浄装置1の各部からの熱損失が極めて少なく大幅なエネルギー消費の抑制が期待できる。また、装置の加温手段や保温手段の簡素化が可能になり洗浄装置1の構造の簡素化及び製造コストの低減が得られ、メンテナンス及びランニングコストの低減が期待できる。
【0059】
また、従来のように加温された洗浄液をスプレーするスプレー洗浄によると、装置の内部に蒸気が充満して、防錆塗装等の防錆処理を施しても錆の発生がさけられず、発錆によるトラブルの発生が懸念されると共に装置の耐久性に大きく影響する。これに対し、本実施の形態の洗浄装置1によると、常温の洗浄液をスプレーする洗浄ステーション10や圧縮空気が使用されるエアブローステーション30、ワーク搬送装置40、及びディッピングステーション20のディッピング槽21以外は常温に維持され、各部の発錆が防止されて錆に起因するトラブル発生が抑制されると共に、洗浄装置1の長期に亘る安定した使用が可能になる。
【0060】
また、ワークWを洗浄ステーション10の駆動ローラコンベヤ12上に搬入する搬入用駆動ローラコンベヤ2と、エアブローステーション30の駆動ローラコンベヤ31上から洗浄及び水切り乾燥したワークWを搬出する搬出用駆動ローラコンベヤ3と、洗浄ステーション10の駆動ローラコンベヤ12上のワークWをディッピングステーション20のワーク昇降装置23上に搬送すると共に、この搬送に同期してディッピングステーション20のワーク昇降装置23上のワークWをエアブローステーション30の駆動ローラコンベヤ31上に搬送するワーク搬送装置40とを備えることによって、洗浄すべきワークWの搬入から水切り乾燥されたワークWを搬出までの各ワークWの移動が同期して行え、ワーク洗浄作業の効率化が得られる。
【0061】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば上記実施の形態では洗浄ステーション10において駆動ローラコンベヤ12上にワークWを載置してワークWを往復移動させて、往復移動するワークWに向けて洗浄ノズル14、15から洗浄液をスプレーしたが、停止する駆動ローラコンベヤ12上のワークWに対して洗浄ノズル14、15を往復移動してスプレー洗浄することもできる。同様にエアブローステーション30において、駆動ローラコンベヤ31を停止させ、停止するワークWに対してエアブローノズル33を往復移動して圧縮空気を吹き付けて水切り乾燥することもできる。
【0062】
また、洗浄ステーション10及びエアブローステーション30における駆動ローラコンベヤ12及び31等のコンベヤは、洗浄するワークWの大きさや形状等に応じて他の種類のコンベヤに変更することも、またパレットPを省略することもできる。
【0063】
【発明の効果】
以上説明した洗浄装置の発明によると、洗浄ステーションでワークを常温の洗浄液による洗浄力が大きいスプレー洗浄によって切粉や油分を除去し、続いてディッピングステーションで特に油分等の除去に優れる加温された洗浄液にワークを浸漬するディッピング洗浄によって残存する切粉や油分を除去することから、ワークから切粉や油分等が十分に除去され、続くエアブローステーションにおいて、ディッピングステーションで洗浄液に浸漬されて十分加温されたワークに圧縮空気を吹き付けて水切り乾燥することによって短時間で効率的に水切り乾燥することができる。
【0064】
また、ディッピングステーションのディッピング洗浄においてのみ加温された洗浄液を使用することによって、洗浄ステーション及びエアブローステーションにおける洗浄液や加圧空気の加温が不要になり熱損失が極めて少なくエネルギーの消費軽減が期待できると共に、洗浄装置の構造の簡素化及び製造コストの低減及びメンテナンスの簡素化が得られ、ランニングコストの低減が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による洗浄装置の実施の形態の概要を示す全体正面図である。
【図2】同じく、洗浄装置の全体平面図である。
【図3】同じく、図1のA矢視図である。
【図4】同じく、要部を示す図2のI−I線断面図である。
【図5】同じく、要部を示す図1のII−II線断面図である。
【図6】同じく、模式的に示す洗浄装置の説明図である。
【図7】同じく、図4のIII−III線断面図を
【図8】同じく、図7のB矢視図である。
【図9】同じく、図5のC部の要部拡大図である。
【図10】同じく、図9のD矢視図である。
【図11】同じく、図9のE矢視図である。
【符号の説明】
1    洗浄装置
2    搬入用駆動ローラコンベヤ(ワーク搬入装置)
3    搬出用駆動ローラコンベヤ(ワーク搬出装置)
10    洗浄ステーション
12    駆動ローラコンベヤ
14、15   洗浄ノズル
18    洗浄液槽
20    ディッピングステーション
21    ディッピング槽
23    ワーク昇降装置
30    エアブローステーション
31    駆動ローラコンベヤ
33    エアブローノズル
40      ワーク搬送装置
42    トランスファバー
43    軸方向アクチュエータ
46    回動アクチュエータ
47a、47b 第1アーム
48a、48b 第2アーム
51    洗浄液供給源
53    加温装置
58    洗浄液量検出装置

Claims (6)

  1. ワークを洗浄液により洗浄し、かつ該洗浄したワークを水切り乾燥する洗浄装置において、
    上記ワークを常温の洗浄液によりスプレー洗浄する洗浄ステーションと、
    該スプレー洗浄されたワークを加温された洗浄液に浸漬してディッピング洗浄するディッピングステーションと、
    該ディッピング洗浄されたワークに圧縮空気を吹き付けて水切り乾燥するエアブローステーションと、
    を備えたことを特徴とする洗浄装置。
  2. 上記洗浄ステーションは、
    洗浄液を貯留する洗浄液槽と、
    上記ワークに対して相対的に往復移動して上記洗浄液槽に貯留された洗浄液をスプレーする洗浄ノズルとを有し、
    上記ディッピングステーションは、
    加温された洗浄液を貯留するディッピング槽と、
    該ディッピング槽内の加温された洗浄液に上記ワークを浸漬して揺動するワーク昇降装置とを有し、
    上記エアブローステーションは、
    上記ワークに対して相対的に往復移動して上記上記ワークに圧縮空気を吹き付けるエアブローノズルを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の洗浄装置。
  3. 上記洗浄ステーションは、
    洗浄液を貯留する洗浄液槽と、
    上記ワークを載置して往復動するコンベヤと、
    上記洗浄液槽に貯留された洗浄液を上記コンベヤ上のワークにスプレーする洗浄ノズルとを有し、
    上記ディッピングステーションは、
    加温された洗浄液を貯留するディッピング槽と、
    該ディッピング槽内の洗浄液の液面より上方の上昇位置と洗浄液内に浸漬する下降位置との間で上記ワークを下降及び上昇移動すると共に、該洗浄液にワークを浸漬した状態で上下動を繰り返すワーク昇降装置とを有し、
    上記エアブローステーションは、
    上記ワークを載置して往復動するコンベヤと、
    該コンベヤ上のワークに圧縮空気を吹き付けるエアブローノズルを有する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の洗浄装置。
  4. 上記ワークを洗浄ステーションのコンベヤ上に搬入するワーク搬入装置と、
    上記エアブローステーションのコンベヤ上から上記ワークを搬出するワーク搬出装置と、
    上記洗浄ステーションのコンベヤ上の上記ワークをディッピングステーションのワーク昇降装置上に搬送すると共に、該搬送に同期してディッピングステーションのワーク昇降装置上のワークを上記エアブローステーションのコンベヤ上に搬送するワーク搬送装置と、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の洗浄装置。
  5. 上記ワーク搬送装置は、
    トランスファバーと、
    該トランスファバーを軸方向に移動開始位置と移動終了位置との間で往復動させる軸方向アクチュエータと、
    上記トランスファバーに突設された第1アーム及び第2アームと、
    上記トランスファバーを上記第1アーム及び第2アームが各々ワークに係合する係合位置とワークを開放する開放位置との間で正逆回動させる回動アクチュエータとを備え、
    上記軸方向アクチュエータによって移動開始位置にトランスファバーを移動した状態で回動アクチュエータによってトランスファバーを開放位置から係合位置に回動することによって上記第1アーム及び第2アームが上記洗浄ステーションのコンベヤ上のワーク及びワーク昇降装置上のワークに各々係合すると共に、上記トランスファバーを移動開始位置から移動終了位置に移動することによって第1アームによって上記コンベヤ上の上記ワークがワーク昇降装置上に移動し、かつ第2アームによってワーク昇降装置上の上記ワークが上記エアブローステーションのコンベヤ上に移動することを特徴とする請求項4に記載の洗浄装置。
  6. 洗浄液供給源から上記ディッピング槽に洗浄液を供給し、該ディッピング槽からオーバフローした洗浄液を上記洗浄液槽に供給するように構成したことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の洗浄装置。
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