JP2004008428A - 遊技機 - Google Patents

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Hiroaki Kawasaki
川崎 寛昭
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Abstract

【課題】周囲の遊技者に気づかれない演出を行う遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機10は、遊技機10を操作するための操作体と、操作体を通常の状態である常態から通常の状態とは異なる状態である特定状態へ変化させるための操作体変化手段と、遊技機10を制御するための制御装置20とを備える。制御装置20は、遊技を制御するための遊技制御手段100と、演出を制御するための演出制御手段200とを備える。演出制御手段200は、所定の契機で、操作体変化手段を作動させて、操作体を常態から特定状態へ変化させる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロットマシンなどの遊技機に関し、更に詳しくは、操作体を常態から特定状態へ変化させることによって演出を行うことができるように形成した遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、スロットマシンなどの遊技機には、種々のものが提供されている。
例えば、3個の回転リールと、回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、遊技機を制御するための制御装置とを備えた遊技機が提供されている。
【0003】
また、制御装置は、抽選を行うための抽選手段と、抽選手段の抽選結果に基づいて回転リールの停止制御を行うための停止制御手段と、すべての回転リールの回転が停止した際における入賞ライン上の図柄の配列によって入賞か否かの判定を行うための入賞判定手段とを備えている。
そして、この遊技機は、スタートスイッチの操作により、3個すべての回転リールの回転を開始させ、ストップスイッチの操作により、当該ストップスイッチに対応した回転リールの回転を停止させるとともに、3個すべての回転リールの回転が停止したときに、所定の図柄が所定の入賞ライン上に揃うと、入賞と判定して、所定の利益を付与するように形成されている。
【0004】
ところで、回転リールの停止制御は、抽選手段の抽選結果に基づいて行われる。
このため、この遊技機は、抽選結果が特別遊技当選となったときや、あるいは特別遊技当選が持ち越されたときなどに、その旨を種々の演出により遊技者に告知して、遊技者の興趣をより一層高めるようにしている。
【0005】
また、演出には、例えば、遊技機の内部に設けたスピーカから所定の効果音を発生させる演出や、遊技用の回転リールの内側に設けたバックライトを点灯又は点滅させる演出や、遊技機の前面に設けた演出用ランプを点灯又は点滅させる演出や、遊技機の前面に設けた液晶ディスプレイに所定の図柄を表示させる演出や、遊技用の回転リールとは別に設けた演出用の回転リールを用いた演出などがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、抽選結果の告知の演出は、遊技に慣れている遊技者にとっては、メダルの獲得枚数を増加させるための有益な情報であるものの、遊技に不慣れな遊技者にとっては、煩わしさや羞恥心を感じさせるものであった。
すなわち、遊技に慣れている遊技者は、抽選結果の告知の演出が行われると、抽選結果が特別遊技当選などとなったことを察知して、特別遊技入賞などを引き当てるべくストップスイッチの操作を行い、その結果として、メダルの獲得枚数を増加させることができる。
【0007】
一方、遊技に慣れていない遊技者は、抽選結果の告知の演出が行われて、抽選結果が特別遊技当選などとなったことを察知しても、特別遊技入賞などを引き当て得るストップスイッチの操作を行うことができず、その結果として、メダルの獲得枚数を増加させることができないだけでなく、派手な演出が続くことによる周囲からの注目に、煩わしさや羞恥心を感じることもある。
【0008】
また、遊技場においては、通常は、多数の遊技機が並べて設置されるが、自分の遊技機ではなく、近隣の遊技機が特別遊技当選となった場合に、その近隣の遊技機で遊技を行っている遊技者に対して妬む気持ちを抱く遊技者もいる。
また、抽選結果が特別遊技当選となったことを周囲に誇示したいと思う遊技者も少なくないが、抽選結果が特別遊技当選となったときに周囲に漂う雰囲気に耐え難い思いをする遊技者もいる。
【0009】
更に、抽選結果の告知の演出は、例えば、遊技機の前面に設けた演出用ランプを点灯又は点滅させるなど、遊技者の視覚又は聴覚に訴える比較的単調な動作によって行われていたため、遊技者に飽きられやすいものでもあった。
以上の問題は、スロットマシンに限られず、抽選結果の告知の演出を行う遊技機に共通の問題であり、周囲の遊技者に対して気づかれない演出を行う遊技機が望まれていたが、現状ではかかる演出を行う遊技機は提供されていない。
【0010】
(請求項1の目的)
そこで、請求項1記載の発明は、遊技機を操作するための操作体の状態を変化させることで、周囲の遊技者に対して気づかれない演出を行う遊技機を提供することを目的とする。
(請求項2の目的)
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、簡易な構造で操作体の状態を変化させる遊技機を提供することを目的とする。
【0011】
(請求項3の目的)
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明の目的に加え、遊技者の視聴覚に訴える演出と、操作体の状態を変化させる演出との選択が可能な遊技機を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(請求項1)
請求項1記載の発明は、遊技機(10)に係るものである。すなわち、請求項1記載の発明は、遊技機(10)を操作するための操作体と、操作体を通常の状態である常態から通常の状態とは異なる状態である特定状態へ変化させるための操作体変化手段と、遊技機(10)を制御するための制御装置(20)とを備え、前記制御装置(20)は、遊技を制御するための遊技制御手段(100)と、演出を制御するための演出制御手段(200)とを備え、前記演出制御手段(200)は、所定の契機で、操作体変化手段を作動させて、操作体を常態から特定状態へ変化させるように形成されていることを特徴とする。
【0013】
(用語説明)
「遊技機(10)」とは、例えば、周囲に複数の図柄を表示した回転リール(40)と、遊技機(10)を制御するための制御装置(20)とを備えた遊技機(10)、更に具体的には、スロットマシンなどの遊技機(10)をいう。また、遊技機(10)は、スロットマシンに限られず、例えば、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置に表示させた擬似的な遊技機(10)でもよい。より具体的には、出力手段をテレビ受像機に依存したいわゆるいわゆるテレビゲーム機も、「遊技機(10)」に含む趣旨である。
【0014】
「操作体」とは、遊技機(10)を操作するためのものであって、例えば、回転リール(40)の回転を開始させるためのスタートスイッチ(50)や、回転リール(40)の回転を停止させるためのストップスイッチ(60)や、メダルを投入するためのベットスイッチ(74)などをいう。
操作体に関する「常態」とは、同等の遊技機(10)における同等の操作体における操作状態、操作感覚をいう。
【0015】
操作体に関する「特定状態」とは、常態とは異なる操作状態、操作感覚をいう。具体的には、特定状態とは、操作体の操作感覚が、例えば、常態よりも重くなったり、あるいは軽くなる状態をいう。すなわち、特定状態では、操作体の操作感覚が、例えば、常態よりも重くなったり、あるいは軽くなったりするのである。
【0016】
「操作体変化手段」とは、操作体を常態から特定状態へ変化させるためのものをいう。具体的には、この操作体変化手段は、特定状態においては、操作体の操作感覚を、例えば、常態よりも重くしたり、あるいは軽くしたりする。
「制御装置(20)」とは、遊技機(10)を制御するための装置をいう。
この制御装置(20)は、例えば、CPU、RAM、ROM、及びI/Oなどを備えたコンピュータによって構成することができる。
【0017】
「遊技制御手段(100)」とは、遊技を制御するためのものをいう。
具体的には、この遊技制御手段(100)は、例えば、スタートスイッチ(50)の操作を契機として、3個すべての回転リール(40)の回転を開始させ、ストップスイッチ(60)の操作を契機として、当該ストップスイッチ(60)に対応した回転リール(40)の回転を停止させるとともに、3個すべての回転リール(40)の回転が停止したときに、所定の入賞ライン上に所定の図柄が揃うと、遊技者に対して所定の利益を付与するように形成することができる。
【0018】
また、この遊技制御手段(100)は、例えば、制御装置(20)を構成するコンピュータに所定のプログラムを実行させることによって形成することができる。
「演出制御手段(200)」とは、演出を制御するためのものをいう。
この演出制御手段(200)は、所定の契機で、操作体変化手段を作動させて、操作体を常態から特定状態へ変化させるように形成されている。
【0019】
「所定の契機」とは、例えば、遊技機(10)がスロットマシンであれば、抽選手段(110)の抽選結果が特別遊技当選となったときや、あるいは特別遊技当選を持ち越したときなどをいう。
また、例えば、リプレイタイム遊技などの特殊遊技の終了時を、「所定の契機」とすることもできる。すなわち、リプレイタイム遊技などの特殊遊技が終了すると、特別遊技へ移行しやすくなる遊技機(10)が提供されているが、このような遊技機(10)では、リプレイタイム遊技などの特殊遊技の終了は、特別遊技へ移行しやすくなる状態の開始を意味する。したがって、リプレイタイム遊技などの特殊遊技の終了時を「所定の契機」とすると、特別遊技へ移行しやすくなる状態の開始を遊技者に知らせることができる。なお、リプレイタイム遊技とは、再遊技当選の当選確率を通常遊技中よりも高く設定した遊技をいう。
【0020】
また、この演出制御手段(200)は、例えば、制御装置(20)を構成するコンピュータに所定のプログラムを実行させることによって形成することができる。
(作用)
本発明に係る遊技機(10)において、例えば、抽選結果が特別遊技当選とはならず、また、特別遊技当選の持ち越しもなければ、操作体としてのスタートスイッチ(50)やストップスイッチ(60)などは常態に保たれる。また、例えば、抽選結果が特別遊技当選となったり、あるいは特別遊技当選が持ち越されたとする。すると、演出制御手段(200)は、抽選結果が特別遊技当選となったことや、特別遊技当選が持ち越されたことなどを所定の契機として、操作体変化手段を作動させる。すると、操作体としてのスタートスイッチ(50)やストップスイッチ(60)などは、常態から特定状態へと変化し、その操作状態や操作感覚が変化するので、遊技者は、抽選結果が特別遊技当選となったことや、特別遊技当選が持ち越されたことなどを認識できる。しかも、操作体としてのスタートスイッチ(50)やストップスイッチ(60)などの操作状態や操作感覚が変化するのみであるので、抽選結果が特別遊技当選となった旨や、特別遊技当選が持ち越された旨などを周囲の遊技者に悟られる心配がほとんどないのである。
【0021】
更に、操作体としてのスタートスイッチ(50)やストップスイッチ(60)などの操作状態や操作感覚が変化するという演出は、いままでにないものであり、遊技者に新たな興趣を与えることができるものである。
また、遊技者が特別遊技入賞を引き当てたとする。すると、演出制御手段(200)は、操作体変化手段の作動を停止して、操作体としてのスタートスイッチ(50)やストップスイッチ(60)などを特定状態から常態へ戻す。すると、操作体としてのスタートスイッチ(50)やストップスイッチ(60)などの操作状態や操作感覚が元に戻るので、遊技者は特別遊技当選を消化したことを認識できるのである。
【0022】
また、抽選結果が特別遊技当選となったときに1回だけ、操作体変化手段を作動させ、それ以降は、たとえ特別遊技当選が持ち越されても、操作体変化手段を作動させないようにしてもよい。そうすると、抽選結果が特別遊技当選となったときには、操作体としてのスタートスイッチ(50)やストップスイッチ(60)などが、常態から特定状態へと変化し、その操作状態や操作感覚が変化するが、それ以降は、特定状態から常態へ戻り、その操作状態や操作感覚も元に戻るので、遊技者は、その1回の操作状態や操作感覚の変化により、おぼろげに、抽選結果が特別遊技当選となったことを認識できるのである。
【0023】
(請求項2)
請求項2記載の発明は、請求項1記載の操作体変化手段を限定したものである。すなわち、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の特徴に加え、前記操作体変化手段は、磁性体材料および電磁石(55)の組み合わせによって形成されていることを特徴とする。
【0024】
(用語説明)
「磁性体材料および電磁石の組合せ」とは、例えば、操作体の可動部たる磁性体材料と、その可動部の近接位置に設置された電磁石(55)との組合せである。磁性体材料には、永久磁石や電磁石を含む。すなわち、永久磁石と電磁石との組み合わせとしてもよく、また、電磁石と電磁石との組み合わせとしてもよい。
【0025】
また、電磁石(55)は、演出制御手段(200)の制御に基づいて、例えばオンオフ制御がなされるものとする。永久磁石および電磁石(55)には、S極、N極が存在することは記すまでもないが、電磁石(55)をオン状態とすると、近接している永久磁石と異なる極となるようにすれば両者は引き合う。近接している永久磁石と同じ極となるようにすれば両者は反発し合う。この引き合う力または反発し合う力を利用して、操作状態や操作感覚を常態とは異ならせるのである。
【0026】
(作用)
本発明によれば、操作体変化手段を、磁性体材料および電磁石(55)の組合せによって形成したので、簡易な構造で操作体の状態を変化させる遊技機(10)を提供することができるのである。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の遊技機(10)を限定したものである。すなわち、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明の特徴に加え、前記遊技機(10)は、遊技者の視覚又は聴覚に訴えるための視聴覚報知手段を備え、前記演出制御手段(200)は、視聴覚報知手段を用いた演出と、操作体変化手段を用いた演出とを実行可能に形成され、前記制御装置(20)は、視聴覚報知手段を用いた演出を実行するか、又は操作体変化手段を用いた演出を実行するかを遊技者の選択により決定するための演出選択手段(210)を備えていることを特徴とする。
【0027】
(用語説明)
「視聴覚報知手段」とは、遊技者の視覚又は聴覚に訴えるためのものであって、例えば、遊技機(10)の前面に設けた演出用ランプ(77)や、遊技機(10)の内部に設けたスピーカ(78)や、遊技機(10)の前面に設けた液晶ディスプレイ(79)や、遊技用の回転リール(40)の内側に設けたバックライトや、遊技用の回転リール(40)とは別に設けた演出用の回転リールなどをいう。
【0028】
「視聴覚報知手段を用いた演出」とは、例えば、遊技機(10)の前面に設けた演出用ランプ(77)を点灯又は点滅させる演出や、遊技機(10)の内部に設けたスピーカ(78)から所定の効果音を発生させる演出や、遊技機(10)の前面に設けた液晶ディスプレイ(79)に所定の図柄を表示させる演出や、遊技用の回転リール(40)の内側に設けたバックライトを点灯又は点滅させる演出や、遊技用の回転リール(40)とは別に設けた演出用の回転リールを用いた演出などをいう。
【0029】
「操作体変化手段を用いた演出」とは、操作体変化手段を作動させて、操作体を常態から特定状態へ変化させることにより行われる演出をいう。
また、演出制御手段(200)は、視聴覚報知手段を用いた演出と、操作体変化手段を用いた演出とを実行可能に形成されている。すなわち、演出制御手段(200)は、例えば、抽選結果が特別遊技当選となった場合や、あるいは特別遊技当選が持ち越された場合などに、視聴覚報知手段を用いた演出によってその旨を遊技者に告知することもできるし、また、操作体変化手段を用いた演出によってその旨を遊技者に告知することもできる。更には、演出制御手段(200)は、抽選結果が特別遊技当選となった場合や、あるいは特別遊技当選が持ち越された場合などに、視聴覚報知手段を用いた演出と、操作体変化手段を用いた演出との双方によってその旨を遊技者に告知することもできる。
【0030】
「演出選択手段(210)」とは、視聴覚報知手段を用いた演出を実行するか、又は操作体変化手段を用いた演出を実行するかを遊技者の選択により決定するためのものをいう。
この演出選択手段(210)は、遊技者の選択により、視聴覚報知手段を用いた演出を実行するか、又は操作体変化手段を用いた演出を実行するかを決定するように形成される。
【0031】
また、「選択」は、択一的な選択としてもよいが、両方とも選択する場合や、両方とも選択しない場合を含むこともできる。すなわち、選択肢1:視聴覚報知手段を用いた演出のみを実行する、選択肢2:操作体変化手段を用いた演出のみを実行する、選択肢3:視聴覚報知手段を用いた演出と、操作体変化手段を用いた演出との双方を実行する、選択肢4:いずれの演出も実行しない、としたときに、選択肢1又は2の二択としてもよく、また、選択肢1ないし3の三択としてもよく、また、選択肢1ないし4の四択としてもよい。
【0032】
また、「選択」は、例えば、遊技機(10)の前面に設けた所定のスイッチの操作によって行うことができる。
また、演出制御手段(200)は、この演出選択手段(210)の決定に基づいて、視聴覚報知手段を用いた演出、又は操作体変化手段を用いた演出を実行するように形成される。
【0033】
また、この演出選択手段(210)は、例えば、制御装置(20)を構成するコンピュータに所定のプログラムを実行させることによって形成することができる。
(作用)
本発明に係る遊技機(10)において、遊技者は、視聴覚報知手段を用いた演出を実行するか、又は操作体変化手段を用いた演出を実行するかを選択する。すると、演出制御手段(200)は、演出選択手段(210)の決定に基づいて、所定の契機で、視聴覚報知手段を用いた演出、又は操作体変化手段を用いた演出を実行する。したがって、遊技者は、視聴覚に訴える演出と、周囲の遊技者に気づかれない演出との選択が可能となる。すなわち、本発明によれば、遊技者の視覚又は聴覚に訴える派手な演出の中で遊技を行いたいという要望と、周囲の視線を気にせずに安心して遊技を行いたいという要望とに応える遊技機(10)を提供することができるのである。
【0034】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
(図面の説明)
図1ないし図4は、本発明の第1の実施の形態を示すものである。
図1は、遊技機10の外観正面図、図2は、遊技機10のブロック図、図3は、本発明の中核部分に関する斜視図、図4は、遊技機10の動作における本発明に関係の深い箇所を示すフローチャート図である。
【0035】
(遊技機10)
遊技機10は、図1に示すように、四角箱状の筐体70を備えている。また、筐体70の内部には、3個の回転リール40が横並びに設けられている。また、筐体70の前面には、前面パネル71が設けられ、また、前面パネル71のほぼ中央には、図柄表示窓72が設けられている。
【0036】
また、図柄表示窓72は、3個すべての回転リール40の回転が停止した際に、縦3列横3行に配列した合計9個の図柄を表示可能に形成されている。
具体的には、左側の回転リール40の回転が停止すると、図柄表示窓72の左側部分の上段、中段及び下段にそれぞれ1個ずつ、合計3個の図柄が表示される。中央及び右側の回転リール40についても同様である。これにより、3個すべての回転リール40の回転が停止すると、図柄表示窓72には、縦3列横3行に配列した合計9個の図柄が表示される。また、図柄表示窓72に表示される縦3列横3行の図柄の配列パターンは、「出目」などと呼ばれる。
【0037】
また、図柄表示窓72の下方には、貯留メダルを投入するためのベットボタン74や、貯留メダルを払い出すための精算ボタン75や、回転リール40の回転を開始させるためのスタートスイッチ50や、回転リール40の回転を停止させるためのストップスイッチ60などが設けられている。
また、図柄表示窓72の右方には、液晶ディスプレイ79が設けられ、また、図柄表示窓72の上方には、演出用ランプ77が設けられている。
【0038】
また、前面パネル71の下部には、払出口80が設けられ、また、払出口80の下方には、受け皿90が設けられている。
また、この遊技機10は、筐体70の内部に、次に説明するような制御装置20を備えている。
(制御装置20)
制御装置20は、遊技機10を制御するためのものであり、CPU、RAM、ROM、及びI/Oなどを備えている。
【0039】
図2に示すように、この制御装置20の入力手段としては、投入スイッチ73、ベットスイッチ74、精算スイッチ75、スタートスイッチ50、及びストップスイッチ60などがある。また、この制御装置20の出力手段としては、リールユニット30、ホッパーユニット76、演出用ランプ77、スピーカ78、液晶ディスプレイ79、及び電磁石55などがある。
【0040】
そして、この制御装置20は、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、遊技制御手段100、抽選手段110、停止制御手段120、入賞判定手段140、演出制御手段200、及び演出選択手段210などとして機能する。
(投入スイッチ73)
投入スイッチ73は、投入されたメダルを検知するためのものであって、筐体70の内部に設けられている。
【0041】
(ベットスイッチ74)
ベットスイッチ74は、貯留されているメダルの枚数を減じてメダルの投入に代えるためのものであって、図1に示すように、図柄表示窓72の左斜め下方に設けられている。
(精算スイッチ75)
精算スイッチ75は、貯留されているメダルを払い出すためのものであって、図1に示すように、図柄表示窓72の左斜め下方に設けられている。
【0042】
(操作体としてのスタートスイッチ50)
スタートスイッチ50は、各回転リール40の回転を開始させるためのものであって、図1に示すように、図柄表示窓72の左斜め下方に設けられている。このスタートスイッチ50を操作すると、3個の回転リール40の回転が開始する。
また、このスタートスイッチ50は、「操作体」として機能する。
【0043】
図3は、操作体としてのスタートスイッチ50、及び操作体変化手段としての電磁石55を示している。
図3に示すように、スタートスイッチ50は、棒状の操作レバー51と、この操作レバー51の一端に固定した球状の握り玉52とを備えている。また、操作レバー51は、その長手の中間付近を、水平な回動軸53によって回動可能に軸支されている。これにより、操作レバー51は、回動軸53を中心として、上下に揺動可能となっている。また、操作レバー51は、図示を省略した各パーツによって、外力が加わらない常態においては、水平を保つように形成されている。そして、遊技者が握り玉52を上から叩くようにして押し下げると、操作レバー51が揺動し、図示しないスイッチング手段がオンになって、3個すべての回転リール40の回転が開始する。
【0044】
また、操作レバー51における握り玉52と反対側の端部は、磁性体材料である鋼によって形成されている。
また、操作体変化手段としては、電磁石55を用いている。この電磁石55は、操作レバー51における握り玉52と反対側の端部の上方に位置している。また、特別遊技当選が持ち越されると、これを所定の契機として、電磁石55に電流が流れる。すると、電磁石55が操作レバー51における握り玉52と反対側の端部を引き上げようとするので、握り玉52が押し下げ気味になる。また、電磁石55が操作レバー51における握り玉52と反対側の端部を引きつけることにより、操作レバー51が揺動したまま、すなわち、握り玉52が押し下げられたまま元に戻らないようにすることもできる。この状態は、常態とは異なる特定状態であり、これにより、操作体としてのスタートスイッチ50の操作感覚が変化するので、遊技者は、特別遊技当選が持ち越されたことを認識できる。しかし、操作体としてのスタートスイッチ50の操作感覚が変化するのみであるので、特別遊技当選が持ち越された旨を周囲の遊技者に悟られる心配がほとんどないのである。
【0045】
また、特別遊技入賞が引き当てられて、特別遊技当選が消化されたとする。すると、電磁石55の電流が止まり、操作体としてのスタートスイッチ50が特定状態から常態へ戻る。また、操作体としてのスタートスイッチ50の操作感覚が元に戻ると、遊技者は特別遊技当選を消化したことを認識できるのである。
(ストップスイッチ60)
ストップスイッチ60は、各回転リール40の回転を停止させるためのものであって、図1に示すように、各回転リール40の下方に1個ずつ設けられている。そして、左側の回転リール40の下方に設けられているストップスイッチ60を操作すると、左側の回転リール40の回転が停止し、中央の回転リール40の下方に設けられているストップスイッチ60を操作すると、中央の回転リール40の回転が停止し、右側の回転リール40の下方に設けられているストップスイッチ60を操作すると、右側の回転リール40の回転が停止する。
【0046】
(リールユニット30)
リールユニット30は、枠体に横並びに固定された3個のステッピングモータと、各ステッピングモータの出力軸に固定された3個の回転リール40とから構成されている。
また、図示を省略するが、左側、中央及び右側の各回転リール40の周囲には、「赤7」「BAR」「スイカ」「ベル」「チェリー」「Replay」などの複数種類の図柄が、所定の配列で、合計21個表示されている。
【0047】
(ホッパーユニット76)
ホッパーユニット76は、遊技の結果に基づいて、遊技者にメダルを払い出すためのものであって、筐体70の内部に設けられている。
(演出用ランプ77、スピーカ78、及び液晶ディスプレイ79)
演出用ランプ77は、遊技者に当選又は入賞などを知らせるためのものであって、図1に示すように、遊技機10の前面上部に設けられている。
【0048】
スピーカ78は、遊技者に当選又は入賞などを知らせるためのものであって、図1に示すように、遊技機10の前面下部に設けられている。
液晶ディスプレイ79は、遊技者に当選又は入賞などを知らせるためのものであって、図1に示すように、図柄表示窓72の右方に設けられている。
これらの演出用ランプ77、スピーカ78、及び液晶ディスプレイ79は、「視聴覚報知手段」として機能する。
【0049】
(払出口80)
払出口80は、メダルを払い出すためのものであって、図1に示すように、遊技機10の前面下部に設けられている。
(受け皿90)
受け皿90は、払出口80から払い出されたメダルを受け止めて貯留するためのものであって、図1に示すように、払出口80の下方に設けられている。
【0050】
(遊技制御手段100)
遊技制御手段100は、遊技を制御するためのものである。
この遊技制御手段100は、図1に示すように、次の(1)及び(2)の手段を備えている。
(1)通常遊技制御手段101
(2)特別遊技制御手段102
なお、遊技制御手段100が備える手段は、上記した(1)及び(2)に限定されるものではない。
【0051】
(通常遊技制御手段101)
通常遊技とは、一般的な遊技をいい、また、通常遊技制御手段101は、通常遊技を制御するためのものである。
以下、通常遊技について説明する。
メダルを投入し、その後に、スタートスイッチ50を操作すると、まず、当選か否かの抽選が行われ、ほぼ同時に、3個すべての回転リール40の回転が開始する。その後に、3個のストップスイッチ60のうちの1個を操作すると、当該ストップスイッチ60に対応した回転リール40の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ60を操作し終えると、3個すべての回転リール40の回転が停止する。このとき、所定の図柄が所定の位置に停止すると、入賞となる。そして、入賞態様に応じた枚数のメダルが、クレジットされるか、又は払出口80から払い出される。また、メダルの払い出しに代えて、あるいはメダルの払い出しとともに、遊技者に対して所定の利益が付与されることもある。
【0052】
また、回転リール40の停止制御は、以下に示すようにして行われる。
まず、抽選結果に基づいて、複数の停止テーブル130の中から一の停止テーブル130が選択される。次に、選択された一の停止テーブル130と、ストップスイッチ60が操作されたときの回転リール40の回転位置とから、回転リール40の滑りコマ数が決定される。そして、決定された滑りコマ数分だけ回転リール40が回転し、そこで回転リール40の回転が停止するのである。
【0053】
また、抽選結果には、特別遊技当選と、小役当選と、再遊技当選(Replay当選)と、ハズレとがある。
また、特別遊技当選には、特定導入遊技当選(BB当選)と、特定遊技当選(RB当選)とがあり、また、小役当選には、第1小役当選と、第2小役当選と、第3小役当選とがある。
【0054】
また、入賞には、特別遊技入賞と、小役入賞と、再遊技(Replay)の実行に係る再遊技入賞(Replay入賞)とがある。
また、特別遊技入賞には、特定導入遊技(BBゲーム)への移行に係る特定導入遊技入賞(BB入賞)と、特定遊技(RBゲーム)への移行に係る特定遊技入賞(RB入賞)とがあり、また、小役入賞には、所定枚数(例えば12枚)のメダルの払い出しに係る第1小役入賞と、この第1小役入賞よりも少ない枚数(例えば8枚)のメダルの払い出しに係る第2小役入賞と、この第2小役入賞よりも少ない枚数(例えば1枚)のメダルの払い出しに係る第3小役入賞とがある。
【0055】
なお、RBゲームとは、特定入賞遊技(JACゲーム)を複数回行い得ることにより、通常遊技よりも当選確率が高い遊技をいい、また、BBゲームとは、RBゲームの導入確率が高い遊技をいう。
そして、例えば、「赤7」の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、BB入賞となり、払い出しがある場合にはメダルが払い出されて、BBゲームが実行される。
【0056】
また、例えば、「スイカ」の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、第1小役入賞となり、12枚のメダルが払い出される。
また、例えば、「ベル」の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、第2小役入賞となり、8枚のメダルが払い出される。
また、例えば、左側の回転リール40の回転を停止させたときに「チェリー」の図柄が図柄表示窓72に表示されると、中央及び右側の回転リール40に表示されている図柄の停止位置にかかわらず、第3小役入賞となり、1枚のメダルが払い出される。
【0057】
また、例えば、「Replay」の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、Replay入賞となり、新たなメダルを投入することなく、前回の遊技と同じ条件で再度遊技を行うことができる。
また、抽選結果がBB当選となると、BB当選に基づいた図柄の停止制御が行われるが、このとき、BB入賞が引き当てられないと、このBB当選は、BB入賞が引き当てられるまで持ち越されることとなっている。RB当選についても同様である。すなわち、特別遊技当選は、特別遊技入賞が引き当てられるまで、持ち越されるのである。
【0058】
また、第1小役当選は、抽選結果が第1小役当選となった遊技で第1小役入賞を引き当てられないと、次回の遊技には持ち越されないこととなっている。第2小役当選、第3小役当選、及びReplay当選についても同様である。
(特別遊技制御手段102)
特別遊技とは、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技をいい、また、特別遊技制御手段102は、特別遊技を制御するためのものである。
【0059】
本実施の形態では、特別遊技制御手段102は、特別遊技として、特定導入遊技(BBゲーム)と、特定遊技(RBゲーム)とを行うように形成されている。
具体的には、この特別遊技制御手段102は、図2に示すように、次の(1)及び(2)の手段を備えている。
(1)特定導入遊技制御手段103
(2)特定遊技制御手段104
なお、特別遊技制御手段102が備える手段は、上記した(1)及び(2)に限定されるものではない。
【0060】
(特定導入遊技制御手段103)
特定導入遊技(BBゲーム)とは、特定遊技(RBゲーム)の導入確率が高い遊技をいい、また、特定導入遊技制御手段103は、特定導入遊技(BBゲーム)を制御するためのものである。
以下、特定導入遊技(BBゲーム)について説明する。
【0061】
抽選結果が特定導入遊技当選(BB当選)となると、BB当選に基づいた図柄の停止制御が行われる。このとき、「赤7」の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、特定導入遊技入賞(BB入賞)となる。そして、BB入賞となると、払い出しがある場合にはメダルが払い出され、その後に、特定導入遊技(BBゲーム)へ移行する。
【0062】
また、BBゲームへ移行すると、まず、「BB一般遊技」が行われる。
また、「BB一般遊技」中は、通常遊技中と同様に、最大3枚のメダルを投入することが可能であり、また、当選か否かの抽選が毎回行われ、また、3個すべての回転リール40の回転が停止した際に、所定の図柄が所定の位置に停止しているか否かによって、入賞か否かの判定が行われる。
【0063】
ただ、「BB一般遊技」中は、通常遊技中よりも、特定遊技当選(RB当選)の当選確率が高くなる。また、抽選結果がRB当選となると、RB当選に基づいた図柄の停止制御が行われる。そして、「BB一般遊技」中に、「Replay」の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、特定遊技入賞(RB入賞)となり、「BB一般遊技」から「BB特定遊技」へ移行する。
【0064】
そして、BBゲーム中に、「BB特定遊技」への移行が3回行われるか、又は「BB一般遊技」中に合計30回の遊技が行われると、BBゲームは終了して、BBゲームから通常遊技へ移行するのである。
(特定遊技制御手段104)
特定遊技(RBゲーム)とは、通常遊技中よりも当選確率が高い遊技をいい、また、特定遊技制御手段104は、特定遊技(RBゲーム)を制御するためのものである。
【0065】
以下、特定遊技(RBゲーム)について説明する。
抽選結果がRB当選となると、RB当選に基づいた図柄の停止制御が行われる。このとき、「BAR」の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、RB入賞となる。そして、RB入賞となると、払い出しがある場合にはメダルが払い出され、その後に、RBゲームへ移行する。
【0066】
また、RBゲーム中は、メダルが1枚投入となり、また、所定の図柄が中央の入賞ライン上に3個揃うと入賞となる特定入賞遊技(JACゲーム)が行われる。
また、RBゲーム中は、JACゲームを最大12回行うことができ、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、RBゲーム中に、JACゲームが12回行われるか、あるいは入賞が8回あると、RBゲームは終了するのである。
【0067】
(抽選手段110)
抽選手段110は、抽選を行うためのものである。
この抽選手段110は、乱数発生手段、乱数抽出手段、抽選テーブル、及び抽選判定手段を備えている。
また、乱数発生手段は、抽選用の乱数を、所定の範囲内(例えば、10進数で0〜16383)発生させるためのものである。
【0068】
この乱数発生手段は、例えば、発振回路と、この発振回路が発生させたクロック信号をカウントするカウンタ回路とによって構成することができる(いわゆるハード乱数)。
また、この乱数発生手段は、例えば、平均採中法で乱数を発生させる手段や、あるいは素数の加算によって乱数を発生させる手段によって構成することもできる。また、これらの手段は、例えば、CPUに所定のプログラムを実行させることによって構成することができる(いわゆるソフト乱数)。
【0069】
また、乱数抽出手段は、乱数発生手段が発生させた乱数を抽出するためのものである。
この乱数抽出手段は、乱数発生手段が発生させた乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ50の操作)で抽出する。
なお、乱数発生手段は、カウンタ回路などによって構成されるため、乱数発生手段が発生させる数値は、厳密には乱数ではない。ただ、スタートスイッチ50が操作されるタイミングは、ランダムであると考えられるため、乱数抽出手段が抽出する数値は、実質的には乱数として取り扱うことができるのである。
【0070】
また、抽選テーブルは、乱数発生手段が発生させる全範囲の乱数について、当選か否かをあらかじめ所定の割合で定めたものである。
この抽選テーブルは、乱数発生手段が発生させる全範囲の乱数について、BB当選にするか、RB当選にするか、第1小役当選にするか、第2小役当選にするか、第3小役当選にするか、Replay当選にするか、あるいはハズレにするかを、あらかじめ所定の割合で定めている。
【0071】
また、抽選判定手段は、乱数抽出手段が抽出した乱数と、抽選テーブルとを照合して、抽選結果の判定を行うためのものである。
この抽選判定手段は、乱数抽出手段が抽出した乱数と、抽選テーブルとを照合して、抽選結果が、BB当選か、RB当選か、第1小役当選か、第2小役当選か、第3小役当選か、Replay当選か、あるいはハズレかを判定する。
【0072】
(停止テーブル130)
停止テーブル130は、図柄の停止位置を決定するためのものであって、ストップスイッチ60が操作されたときの回転リール40の回転位置に応じて、回転リール40の滑りコマ数をあらかじめ定めたものである。
また、停止テーブル130は、抽選手段110の抽選結果毎に複数備えられている。そして、抽選手段110の抽選結果が同一でも、図柄の停止位置が異なることがあるようにしているのである。
【0073】
更に、停止テーブル130は、ストップスイッチ60が操作されたときの回転リール40の回転位置と、回転リール40の滑りコマ数との関係が異なることがあるように定められている。そして、ストップスイッチ60が操作されたときの回転リール40の回転位置が同じでも、図柄の停止位置が異なることがあるようにしているのである。
【0074】
(停止制御手段120)
停止制御手段120は、回転リール40の停止制御を行うためのものである。
この停止制御手段120は、まず、抽選手段110の抽選結果等に基づいて、複数の停止テーブル130の中から一の停止テーブル130を選択する。次に、この選択した一の停止テーブル130と、ストップスイッチ60が操作されたときの回転リール40の回転位置とから、回転リール40の滑りコマ数を決定する。ここで、滑りコマ数が0と決定されれば、直ちに回転リール40の回転を停止させる。すなわち、滑りコマ数が0と決定されると、ストップスイッチ60が操作されたときに図柄表示窓72の上段に表示されていた図柄は、そのまま図柄表示窓72の上段に停止表示される。また、滑りコマ数が1と決定されれば、1コマ分だけ回転リール40を回転させ、そこで、回転リール40の回転を停止させる。すなわち、滑りコマ数が1と決定されると、ストップスイッチ60が操作されたときに図柄表示窓72の上段に表示されていた図柄は、回転リール40の回転方向に1コマずれて、図柄表示窓72の中段に停止表示される。また、滑りコマ数が2と決定されれば、2コマ分だけ回転リール40を回転させ、そこで、回転リール40の回転を停止させる。すなわち、滑りコマ数が2と決定されると、ストップスイッチ60が操作されたときに図柄表示窓72の上段に表示されていた図柄は、回転リール40の回転方向に2コマずれて、図柄表示窓72の下段に停止表示される。
【0075】
(入賞判定手段140)
入賞判定手段140は、所定の図柄が所定の位置に停止したときに入賞と判定するためのものである。
具体的には、この入賞判定手段140は、「赤7」の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、BB入賞と判定する。
【0076】
また、この入賞判定手段140は、「BAR」の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、RB入賞と判定する。
また、この入賞判定手段140は、「スイカ」の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、第1小役入賞と判定する。
また、この入賞判定手段140は、「ベル」の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、第2小役入賞と判定する。
【0077】
また、この入賞判定手段140は、左側の回転リール40の回転を停止させたときに「チェリー」の図柄が図柄表示窓72に表示されると、中央及び右側の回転リール40に表示されている図柄の停止位置にかかわらず、第3小役入賞と判定する。
また、この入賞判定手段140は、「Replay」の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、Replay入賞と判定する。
【0078】
(演出制御手段200)
演出制御手段200は、演出を制御するためのものである。
この演出制御手段200は、視聴覚報知手段を用いた演出と、操作体変化手段を用いた演出とを実行可能に形成されている。すなわち、この演出制御手段200は、例えば、視聴覚報知手段を用いた演出のみを実行することもできるし、また、操作体変化手段を用いた演出のみを実行することもできるし、また、視聴覚報知手段を用いた演出と操作体変化手段を用いた演出との双方を実行することもできるように形成されている。
【0079】
また、この演出制御手段200は、後述する演出選択手段210の決定に基づいて、視聴覚報知手段を用いた演出、又は操作体変化手段を用いた演出を実行するように形成されている。すなわち、この演出制御手段200は、後述する演出選択手段210によって、視聴覚報知手段を用いた演出のみを実行する旨が決定された場合には、視聴覚報知手段を用いた演出のみを実行し、また、操作体変化手段を用いた演出のみを実行する旨が決定された場合には、操作体変化手段を用いた演出のみを実行し、また、視聴覚報知手段を用いた演出と操作体変化手段を用いた演出との双方を実行する旨が決定された場合には、視聴覚報知手段を用いた演出と操作体変化手段を用いた演出との双方を実行するように形成されている。
【0080】
また、視聴覚報知手段とは、遊技者の視覚又は聴覚に訴えるためのものであって、例えば、上述した演出用ランプ77や、スピーカ78や、液晶ディスプレイ79などがこれに該当する。
また、視聴覚報知手段を用いた演出とは、例えば、演出用ランプ77を点灯又は点滅させる演出や、スピーカ78から所定の効果音を発生させる演出や、液晶ディスプレイ79に所定の図柄を表示させる演出などをいう。
【0081】
また、操作体変化手段を用いた演出とは、操作体変化手段を作動させて、操作体を常態から特定状態へ変化させることにより行われる演出をいう。
また、この演出制御手段200は、後述する演出選択手段210によって、操作体変化手段を用いた演出のみを実行する旨、又は視聴覚報知手段を用いた演出と操作体変化手段を用いた演出との双方を実行する旨が決定された場合には、所定の契機で、操作体変化手段を作動させて、操作体を常態から特定状態へ変化させるように形成されている。
【0082】
また、本実施の形態では、特別遊技当選が持ち越されたときを、演出を実行する所定の契機としている。
具体的には、この演出制御手段200は、操作体変化手段を用いた演出を実行する旨が選択されていることを条件に、特別遊技当選が持ち越されたときに、操作体変化手段としての電磁石55に電流を流す。すると、電磁石55が操作レバー51における握り玉52と反対側の端部を引き上げようとするので、握り玉52が押し下げ気味になる。これにより、操作体としてのスタートスイッチ50の操作感覚が変化して、常態とは異なる特定状態となるので、遊技者は、特別遊技当選が持ち越されたことを認識できるのである。
【0083】
また、遊技者が特別遊技入賞を引き当てたとする。すると、この演出制御手段200は、操作体変化手段の作動を停止して、操作体としてのスタートスイッチ50を特定状態から状態へ戻す。すると、操作体としてのスタートスイッチ50の操作感覚が元に戻るので、遊技者は特別遊技当選を消化したことを認識できるのである。
【0084】
(演出選択手段210)
演出選択手段210は、視聴覚報知手段を用いた演出を実行するか、又は操作体変化手段を用いた演出を実行するかを、遊技者の選択により決定するためのものである。
具体的には、本実施の形態では、遊技者がスタートスイッチ50などを操作することにより、視聴覚報知手段を用いた演出のみを実行するか、操作体変化手段を用いた演出のみを実行するか、又は視聴覚報知手段を用いた演出と操作体変化手段を用いた演出との双方を実行かを選択可能に形成されている。そして、この演出選択手段210は、遊技者の選択に基づいて、視聴覚報知手段を用いた演出のみを実行するか、操作体変化手段を用いた演出のみを実行するか、又は視聴覚報知手段を用いた演出と操作体変化手段を用いた演出との双方を実行かを決定するように形成されている。
【0085】
(遊技機10の動作)
以下、図4に示すフローチャート図に基づいて、本実施の形態に係る遊技機10の動作を説明する。
まず、遊技を開始する前に、遊技者に対して、液晶ディスプレイ79へ「特別遊技当選を周りに知られたくないですか?」という質問を表示する。そして、「YES」または「NO」という遊技者の回答を、スタートスイッチ50などの操作によって入力してもらう。
【0086】
「特別遊技当選を周りに知られたくないですか?」という質問に対して、遊技者が「YES」を回答した場合において、特別遊技当選が持ち越されたときには、視聴覚報知手段は作動させず、操作体変化手段のみを作動させる。そして、操作体としてのスタートスイッチ50を常態から特定状態へと変化させて、特別遊技当選が持ち越された旨を遊技者に告知する。また、特別遊技入賞が引き当てられて、特別遊技当選が消化されたときには、操作体変化手段の作動を停止して、操作体としてのスタートスイッチ50を特定状態から常態に戻す。
【0087】
「特別遊技当選を周りに知られたくないですか?」という質問に対して、遊技者が「NO」を回答した場合において、特別遊技当選が持ち越されたときには、視聴覚報知手段を作動させて、特別遊技当選が持ち越された旨を遊技者に告知する。また、特別遊技入賞が引き当てられて、特別遊技当選が消化されたときには、視聴覚報知手段の作動を停止する。
【0088】
なお、視聴覚報知手段又は操作体変化手段を択一的に選択するように形成してもよいが、遊技者が「NO」を回答した場合において、特別遊技当選が持ち越されたときには、視聴覚報知手段とともに、操作体変化手段をも作動させるように形成してもよい。
このように、本実施の形態では、特別遊技当選の持ち越しがなければ、操作体としてのスタートスイッチ50は常態に保たれる。また、特別遊技当選が持ち越されたとする。すると、演出制御手段200は、操作体変化手段を用いた演出を実行する旨が選択されていることを条件に、操作体変化手段を作動させる。すると、操作体としてのスタートスイッチ50は、常態から特定状態へと変化し、その操作感覚が変化するので、遊技者は、特別遊技当選が持ち越されたことを認識できる。しかも、操作体としてのスタートスイッチ50の操作感覚が変化するのみであるので、特別遊技当選が持ち越された旨を周囲の遊技者に悟られる心配がほとんどないのである。
【0089】
また、操作体としてのスタートスイッチ50の操作感覚が変化するという演出は、いままでにないものであり、遊技者に新たな興趣を与えることができるのである。
また、遊技者が特別遊技入賞を引き当てたとする。すると、演出制御手段200は、操作体変化手段の作動を停止させて、操作体としてのスタートスイッチ50を特定状態から常態へ戻す。すると、操作体としてのスタートスイッチ50の操作感覚が元に戻るので、遊技者は、特別遊技当選を消化したことを認識できるのである。
【0090】
また、本実施の形態では、操作体変化手段を、磁性体材料および電磁石55の組合せによって形成したので、簡易な構造で操作体の状態を変化させることができるのである。
また、本実施の形態では、遊技者は、視聴覚報知手段を用いた演出を実行するか、又は操作体変化手段を用いた演出を実行するかを選択することができる。また、演出制御手段200は、演出選択手段210の決定に基づいて、所定の契機で、視聴覚報知手段を用いた演出、又は操作体変化手段を用いた演出を実行する。したがって、遊技者は、視聴覚に訴える演出と、周囲の遊技者に気づかれない演出との選択が可能となる。すなわち、遊技者の視覚又は聴覚に訴える派手な演出の中で遊技を行いたいという要望と、周囲の視線を気にせずに安心して遊技を行いたいという要望とに応えることができるのである。
【0091】
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の第2の実施の形態を示すものであって、本発明の中核部分に関する斜視図である。
図5も、図3と同様に、操作体変動手段としてのスタートスイッチ50、及び操作体変動手段としての電磁石55を示している。図3に示した第1の実施の形態と異なるのは、電磁石55が、操作レバー51における握り玉52と反対側の端部の下方に位置している点である。したがって、特別遊技当選が持ち越されたことを所定の契機として、電磁石55に電流が流れると、電磁石55が操作レバー51における握り玉52と反対側の端部を引き下げようとするので、握り玉52が押し上げ気味になる。この状態は、常態とは異なる特定状態であり、これにより、操作体としてのスタートスイッチ50の操作感覚が変化する。具体的には、握り玉52を押し下げるときの感覚が常態よりも重く感じられる。したがって、遊技者は、特別遊技当選が持ち越されたことを認識できる。しかし、操作体としてのスタートスイッチ55の操作感覚が変化するのみであるので、特別遊技当選が持ち越された旨を周囲の遊技者に悟られる心配がほとんどないのである。
【0092】
(第3の実施の形態)
図6は、本発明の第3の実施の形態を示すものであって、本発明の中核部分に関する斜視図である。
図6も、図3や図4と同様に、操作体変動手段としてのスタートスイッチ50、及び操作体変動手段としての電磁石55を示している。図3に示した第1の実施の形態や、図4に示した第2の実施の形態と異なるのは、電磁石55が、操作レバー51における握り玉52と反対側の端部付近であって、操作レバー51の延長線上に位置している点である。したがって、特別遊技当選が持ち越されたことを所定の契機として、電磁石55に電流が流れると、電磁石55が操作レバー51の水平状態を保とうとする。このため、遊技者が握り玉52を押し下げようとすると、動かし始めにおいて常態よりも抵抗が感じられる。つまり、操作感覚を異ならせることができるのである。これにより、遊技者は、特別遊技当選が持ち越されたことを認識できる。しかし、操作体としてのスタートスイッチ50の操作感覚が変化するのみであるので、特別遊技当選が持ち越された旨を周囲の遊技者に悟られる心配がほとんどないのである。
【0093】
また、この場合、操作レバー51における握り玉52と反対側の端部に、永久磁石54を設けることもできる。更に、電磁石55に電流が流れると、永久磁石54と電磁石55とが引き合うように形成することができる。すると、電磁石55に電流が流れた際には、永久磁石54を設けない場合よりも強い力で、電磁石55が操作レバー51の水平状態を保とうとする。このため、遊技者が握り玉52を押し下げようとすると、動かし始めにおいてより一層大きな抵抗が感じられるのである。
【0094】
また、操作レバー51における握り玉52と反対側の端部に、永久磁石54を設け、更に、上述した場合とは逆に、電磁石55に電流が流れると、永久磁石54と電磁石55とが反発し合うように形成することもできる。すると、電磁石55に電流が流れた際には、水平状態においては操作レバー51が不安定になり、握り玉52が上方又は下方に移動しようとする。このため、遊技者が握り玉52に軽く触れるだけで、握り玉52が上方又は下方に移動するようになり、新たな操作感覚を与えることができるのである。
【0095】
(第4の実施の形態)
図7は、本発明の第4の実施の形態を示すものであって、本発明の中核部分に関する斜視図である。
図7は、操作体変動手段としてのストップスイッチ60、及び操作体変動手段としての電磁石55を示している。
【0096】
すなわち、図7は、スタートスイッチ50ではなく、ストップスイッチ60を操作体とした実施の形態を示したものである。
ストップスイッチ60は、遊技機10の前面に対して進退する操作ボタン61を備えている。また、操作ボタン61は、常態においては遊技機10の前面から突出するように付勢されている。そして、遊技者が操作ボタン61を押し込むと、操作ボタン61が後退し、図示しないスイッチング手段がオンになって、対応する回転リール40の回転が停止するのである。
【0097】
また、操作ボタン61の裏面には、後方へ向けて突出する後方突出部62が設けられている。また、この後方突出部62は、磁性体材料である鋼によって形成されている。
また、操作体変化手段としての電磁石55は、後方突出部62の後端付近に設けられている。そして、特別遊技当選が持ち越されたことを所定の契機として、電磁石55に電流が流れると、電磁石55が後方突出部62を引きつける。したがって、遊技者がストップスイッチ60を操作しなくても、操作ボタン61が押されかけた状態となる。これにより、常態よりも弱い力で操作ボタン61を押し込むことができ、更には、操作ボタン61が押し込まれたまま元に戻らないようにすることもできる。この状態は、常態とは異なる特定状態であり、これにより、遊技者は、特別遊技当選が持ち越されたことを認識できる。しかし、操作体としてのストップスイッチ60の操作感覚が変化するのみであるので、特別遊技当選が持ち越された旨を周囲の遊技者に悟られる心配がほとんどないのである。
【0098】
また、ストップスイッチ60を操作体とすると、特別遊技当選が持ち越されたことのみならず、抽選結果が特別遊技当選となったことの告知も可能となる。すなわち、スタートスイッチ50の操作を契機として抽選が行われるため、スタートスイッチ50を操作体とすると、今回の遊技で抽選結果が特別遊技当選となったことの告知は不可能であるが、ストップスイッチ60は抽選の後に操作されるため、ストップスイッチ60を操作体とすると、今回の遊技で抽選結果が特別遊技当選となったことの告知が可能となるのである。
【0099】
(第5の実施の形態)
図8は、本発明の第5の実施の形態を示すものであって、本発明の中核部分に関する斜視図である。
図8は、操作体変動手段としてのストップスイッチ60、及び操作体変動手段としての電磁石55を示している。
【0100】
すなわち、図8も、ストップスイッチ60を操作体とした実施の形態を示したものである。また、図7に示した第4の実施の形態と異なる点は、後方突出部62の後端に、永久磁石63を設けた点である。
この場合、電磁石55に電流が流れたときに、永久磁石63と電磁石55とが引き合うように形成することができる。すると、電磁石55に電流が流れたときには、より一層弱い力で操作ボタン61を押し込めるようにすることができ、更には、操作ボタン61が押し込まれたまま元に戻らないようにすることもできる。すなわち、ストップスイッチ60の操作感覚を常態とは異なる特定状態とすることができ、更には、新たな操作感覚を与えることができるのである。
【0101】
また、上述した場合とは逆に、電磁石55に電流が流れたときに、永久磁石63と電磁石55とが反発し合うように形成することもできる。すると、電磁石55に電流が流れたときには、操作ボタン61の押し込みに大きな力を必要とするようにすることができる。すなわち、操作ボタン61が常態よりも押し込みにくくなり、これにより、ストップスイッチ60の操作感覚を常態とは異なる特定状態とすることができ、更には、新たな操作感覚を与えることができるのである。
【0102】
(第6の実施の形態)
図9は、本発明の第6の実施の形態を示すものであって、本発明の中核部分に関する斜視図である。
図9は、操作体変動手段としてのストップスイッチ60、及び操作体変動手段としてのアクチュエータ56を示している。
【0103】
すなわち、図9も、ストップスイッチ60を操作体とした実施の形態を示したものである。また、図7に示した第4の実施の形態や、図8に示した第5の実施の形態と異なる点は、操作体変動手段としてアクチュエータ56を用いた点である。
この場合、アクチュエータ56に電流が流れたときに、ピストン57が突出して、操作ボタン61の押し込みに対抗するように形成する。すると、操作ボタン61が常態よりも押し込みにくくなり、これにより、ストップスイッチ60の操作感覚を常態とは異なる特定状態とすることができ、更には、新たな操作感覚を与えることができるのである。
【0104】
(その他の実施の形態)
その他の実施の形態としては、図示しないが、例えば、ベットスイッチを操作体とすることもできる。すなわち、ベットスイッチも、ストップスイッチと同様に、遊技機の前面に対して進退する操作ボタンを備えているため、この操作ボタンの裏面に後方突出部を設けるとともに、この後方突出部の後端付近に操作体変化手段としての電磁石やアクチュエータなどを設けることにより、ベットスイッチの操作感覚を常態とは異なる特定状態とすることができ、更には、新たな操作感覚を与えることができる。
【0105】
また、図示しないが、例えば、スタートスイッチを操作体とするとともに、操作体変化手段として電熱線を用いることもできる。また、電熱線は、握り玉の内部に備えることができる。そして、特別遊技当選が持ち越されたことを所定の契機として、電熱線に電流が流れるようにする。すると、電熱線に電流が流れた際には、握り玉が常態よりも温かくなる。これにより、遊技者は、特別遊技当選が持ち越されたことを認識できる。
【0106】
また、上記各実施の形態では、スタートスイッチを操作体として採用した遊技機、ストップスイッチを操作体として採用した遊技機、及びベットスイッチを操作体として採用した遊技機をそれぞれ別々に説明したが、これらすべてを操作体として採用した遊技機を提供することもできる。
【0107】
【発明の効果】
(請求項1の効果)
請求項1記載の発明によれば、遊技機を操作するための操作体の状態を変化させることにより、周囲の遊技者に対して気づかれない演出を行う遊技機を提供することができるのである。
【0108】
(請求項2の効果)
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加え、簡易な構造で操作体の状態を変化させる遊技機を提供することができるのである。
(請求項3の効果)
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明の効果に加え、遊技者の視聴覚に訴える演出と、操作体の状態を変化させる演出との選択が可能な遊技機を提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る遊技機の外観正面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る遊技機のブロック図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る遊技機の要部を示す斜視図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る遊技機の動作を示すフローチャート図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る遊技機の要部を示す斜視図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る遊技機の要部を示す斜視図。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る遊技機の要部を示す斜視図。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係る遊技機の要部を示す斜視図。
【図9】本発明の第6の実施の形態に係る遊技機の要部を示す斜視図。
【符号の説明】
10  遊技機           20 制御装置
30  リールユニット       40 回転リール
50  スタートスイッチ      51 操作レバー
52  握り玉           53 回動軸
54  永久磁石          55 電磁石
56  アクチュエータ       57 ピストン
60  ストップスイッチ      61 操作ボタン
62  後方突出部         63 永久磁石
70  筐体            71 前面パネル
72  図柄表示窓         73 投入スイッチ
74  ベットスイッチ       75 精算スイッチ
76  ホッパーユニット      77 演出用ランプ
78  スピーカ          79 液晶ディスプレイ
80  払出口           90 受け皿
100 遊技制御手段       101 通常遊技制御手段
102 特別遊技制御手段     103 特定導入遊技制御手段
104 特定遊技制御手段     110 抽選手段
120 停止制御手段       130 停止テーブル
140 入賞判定手段       200 演出制御手段
210 演出選択手段

Claims (3)

  1. 遊技機を操作するための操作体と、操作体を通常の状態である常態から通常の状態とは異なる状態である特定状態へ変化させるための操作体変化手段と、遊技機を制御するための制御装置とを備え、
    前記制御装置は、遊技を制御するための遊技制御手段と、演出を制御するための演出制御手段とを備え、
    前記演出制御手段は、所定の契機で、操作体変化手段を作動させて、操作体を常態から特定状態へ変化させるように形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記操作体変化手段は、磁性体材料および電磁石の組み合わせによって形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記遊技機は、遊技者の視覚又は聴覚に訴えるための視聴覚報知手段を備え、
    前記演出制御手段は、視聴覚報知手段を用いた演出と、操作体変化手段を用いた演出とを実行可能に形成され、
    前記制御装置は、視聴覚報知手段を用いた演出を実行するか、又は操作体変化手段を用いた演出を実行するかを遊技者の選択により決定するための演出選択手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
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