JP2004005375A - モニタリングシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本システムは、所定の検知エリアを有し当該検知エリア内の人体の動きを検知する行動検知センサ1a〜1dと、行動検知センサ1a〜1dの検知信号の履歴情報を記憶する記憶部、及び、外部からの送信要求信号に応じて記憶部に記憶された履歴情報を外部へ出力する通信部を具備した監視装置2と、監視装置2に送信要求信号を出力して監視装置2から履歴情報を取得し、取得した履歴情報を電子メールのフォーマットに変換してメールサーバに出力するセンタ装置3と、メールサーバから履歴情報を含む電子メールを受信する受信部及び受信した電子メールの内容を表示する表示部43を具備した携帯電話4とで構成される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モニタ対象の人物の安否を遠隔から確認するためのモニタリングシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、高齢者の夫婦だけの家や、高齢者の一人住まいの家が増えつつあるが、高齢のため宅内で怪我をしたり、急病で倒れたりしても、助けを求めることができず、手遅れになる場合が多発している。
【0003】
一方、高齢者宅から離れて別居している家族(子供)や縁者は、当該高齢者の状態は気に掛かるものの、居宅が遠隔にあるため、家の様子を頻繁に見に行くことが困難な場合がある。
【0004】
そこで、高齢者が居住する住居の各部屋に人体の動きを検出する行動検知センサを設置し、外部からの送信要求に応じて行動検知センサの現在の検知信号を送信させることにより、高齢者の安否を外部から確認できるようにしたモニタリングシステムが従来より提供されている。
【0005】
また従来より、監視対象者の居住する住戸の各部屋にセンサを設置するとともに、各々のセンサの監視情報を収集する親機端末を住戸内に設置し、この監視サービスを利用する利用者が携帯端末を用いて管理装置に監視情報を要求すると、管理装置が親機端末との間で通信を行って親機端末から監視情報を取得し、取得した監視情報を携帯端末に送信する監視システムが提供されている(例えば特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−333464公報(段落番号[0018]−[0045]、及び、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のモニタリングシステムや監視システムでは、行動検知センサの検知信号を要求した場合、現在の検知信号しか送信されないため、モニタ対象の高齢者が現在までにどのような行動をとっているか確認することができず、安否の判断が難しいという問題があった。また、行動検知センサの検知信号を送信する際は、高齢者の住居に設置された監視装置から予め登録しておいた連絡先に電話をかけて、音声により連絡していたため、外出先などから高齢者の安否を確認することができないという問題もあった。
【0008】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、どこからでもモニタ対象の人物の安否を確実に確認できるモニタリングシステムを提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、所定の検知エリアを有し当該検知エリア内の人体の動きを検知するセンサ部と、当該センサ部の検知信号の履歴情報を記憶する記憶部及び外部からの送信要求信号に応じて記憶部に記憶された履歴情報を外部へ出力する通信部を具備した監視装置と、監視装置に送信要求信号を出力して当該監視装置から履歴情報を取得し、取得した履歴情報を電子メールのフォーマットに変換してメールサーバに出力するセンタ装置と、メールサーバから履歴情報を含む電子メールを受信する受信部及び受信した電子メールの内容を表示する表示部を具備したメール受信端末と、を備えて成ることを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明では、請求項1記載の発明において、センサ部は、ワイヤレス信号により検知信号を監視装置へ送信することを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明では、請求項2の発明において、センサ部は、所定の送信時間間隔を計時するタイマを備え、タイマが送信時間間隔を計時する毎に計時中に発した検知信号をまとめて送信しており、送信するデータに、送信時間間隔の計時を開始した時刻から人体の動きを検知するまでの相対的な時間情報を含めて成ることを特徴とする。
【0012】
請求項4の発明では、請求項3の発明において、センサ部は、設置時から所定の初期動作期間が経過するまでの間は初期動作期間の経過後に比べて送信時間間隔を短い時間に設定しており、監視装置に、センサ部からの信号を受信した際に受信した信号が何れのセンサ部からの信号であるかを表示する受信表示部を設けて成ることを特徴とする。
【0013】
請求項5の発明では、請求項3又は4の発明において、センサ部は、タイマが送信時間間隔を計時するまでの間に人体の動きを検知しなかった場合、監視装置へのデータ送信を休止することを特徴とする。
【0014】
請求項6の発明では、請求項5の発明において、センサ部は、前回の送信時刻から送信時間間隔よりも長い所定の報知時間が経過するまでの間、人体の動きを検知しなかった場合は、人体の動きが無いことを示す非検知信号を監視装置へ送信しており、監視装置は、報知時間よりも長い所定の時間センサ部より全く信号を受信できなかった場合、センサ部との間の通信が不能になったことを示す通信不能情報をセンタ装置へ送信することを特徴とする。
【0015】
請求項7の発明では、請求項6の発明において、センタ装置は、監視装置から通信不能情報を受信すると、受信した通信不能情報に基づいてセンサ部と監視装置との間の通信が不能になったことを示す電子メールを作成し、メールサーバを経由してメール受信端末に送信することを特徴とする。
【0016】
請求項8の発明では、請求項5の発明において、センサ部は、タイマが送信時間間隔を計時するまでの間に人体の動きを検知しなかったために監視装置へのデータ送信を1乃至複数回休止した状態で人体の動きを検知すると、人体の動きを検知した時点で検知信号を監視装置へ送信するとともに、タイマをリセットしてカウント動作を再開させることを特徴とする。
【0017】
請求項9の発明では、請求項8の発明において、センサ部は、タイマが送信時間間隔を計時するまでの間に人体の動きを検知しなかったために監視装置へのデータ送信を1乃至複数回休止した状態において、送信時間間隔よりも短い所定の判定時間内に所定回数以上検知があった場合は人体の動きがあったと判断することを特徴とする。
【0018】
請求項10の発明では、請求項1の発明において、監視装置とセンタ装置との間では移動体通信網を経由して通信を行っており、センタ装置は、監視装置に対して送信要求信号を送信した際にこの送信要求信号に対する応答が監視装置から得られなければ、監視装置との間の通信が不能になったことを示す電子メールを作成し、メールサーバを経由してメール受信端末に送信することを特徴とする。
【0019】
請求項11の発明では、請求項1の発明において、センサ部に、監視装置との間の通信確認用の信号を送信する機能を付加すると共に、監視装置に、センサ部からの信号を受信した際に受信した信号が何れのセンサ部からの信号であるかを表示する受信表示部を設けて成ることを特徴とする。
【0020】
請求項12の発明では、請求項4又は11の発明において、受信表示部は、センサ部からの信号の受信表示を所定の保持時間保持することを特徴とする。
【0021】
請求項13の発明では、請求項12の発明において、監視装置に、受信表示部の受信表示をリセットするリセット手段を設けたことを特徴とする。
【0022】
請求項14の発明では、請求項1の発明において、センタ装置は、監視装置へ送信要求信号を送信する際に現在の時刻を示す現在時刻情報を送信要求信号とともに送信しており、監視装置は、受信した現在時刻情報をもとに内部時計の時刻を修正することを特徴とする。
【0023】
請求項15の発明では、請求項1又は2記載の発明において、センタ装置は、メール受信端末からの履歴要求信号を受信すると、監視装置に対して送信要求信号を出力し、この送信要求信号に応じて得られた履歴情報をもとに電子メールを作成してメールサーバに出力することを特徴とする。
【0024】
請求項16の発明では、請求項1又は2記載の発明において、センタ装置は、予め設定された時刻がくると、監視装置に対して送信要求信号を出力し、この送信要求信号に応じて得られた履歴情報をもとに電子メールを作成してメールサーバに出力することを特徴とする。
【0025】
請求項17の発明では、請求項1乃至16の何れか1つに記載の発明において、電子メールのフォーマットに変換された履歴情報は、所定の時間単位で時刻を表す第1の文字列と、各時間単位の間にセンサ部が人の動きを検知した検知回数を表す第2の文字列とを並べて構成され、第2の文字列の文字数を検知回数に比例した文字数とし、メール受信端末の表示部にセンサ部の検知回数をヒストグラム状に表示させることを特徴とする。
【0026】
請求項18の発明では、請求項1乃至16の何れか1つに記載の発明において、電子メールのフォーマットに変換された履歴情報は、所定の時間単位で時刻を表す第1の文字列と、各時間単位の間にセンサ部が人の動きを検知した検知回数を表す第2の文字列とを並べて構成され、第2の文字列の文字数を検知回数の対数に比例した文字数とし、メール受信端末の表示部にセンサ部の検知回数をヒストグラム状に表示させることを特徴とする。
【0027】
請求項19の発明では、請求項1乃至16の何れか1つに記載の発明において、電子メールのフォーマットに変換された履歴情報は、所定の時間単位で時刻を表す第1の文字列と、各時間単位の間にセンサ部が人の動きを検知した検知時間を表す第2の文字列とを並べて構成され、第2の文字列の文字数を検知時間に比例した文字数とし、メール受信端末の表示部にセンサ部の検知時間をヒストグラム状に表示させることを特徴とする。
【0028】
請求項20の発明では、請求項1乃至16の何れか1つに記載の発明において、電子メールのフォーマットに変換された履歴情報は、所定の時間単位で時刻を表す第1の文字列と、各時間単位をさらに短く分割した時間区分の間にセンサ部が人の動きを検知したか否かを表す第2の文字列とを並べて構成され、メール受信端末の表示部にセンサ部の検知の有無を時系列で表示させることを特徴とする。
【0029】
請求項21の発明では、請求項1乃至16の何れか1つに記載の発明において、電子メールのフォーマットに変換された履歴情報は、所定の時間単位で時刻を表す第1の文字列と、各々のセンサ部が各時間単位の間に人の動きを検知した検知時間を表す第2の文字列とを並べて構成され、第2の文字列は、各センサ部毎に種類の異なる文字を、予め指定したセンサ部の順番で配列してなり、各センサ部に対応した文字の文字数を各センサ部の検知時間に比例した文字数とし、メール受信端末の表示部に各センサ部の検知時間をヒストグラム状に表示させることを特徴とする。
【0030】
請求項22の発明では、請求項1乃至16の何れか1つに記載の発明において、電子メールのフォーマットに変換された履歴情報は、所定の時間単位で時刻を表す第1の文字列と、各時間単位の間に人の動きを検出したセンサ部を、検出信号を発生した時刻順に、センサ部毎に異なる種類の文字で表した第2の文字列とを並べて構成され、各センサ部に対応した文字の文字数を、当該センサ部が人の動きを検出してから別のセンサ部が人の動きを検出するまでの間に当該センサ部が検出信号を発生した回数に比例した文字数とし、メール受信端末の表示部に各時間単位内での各センサ部の検知回数の和をヒストグラム状に表示させることを特徴とする。
【0031】
請求項23の発明では、請求項1乃至16の何れか1つに記載の発明において、電子メールのフォーマットに変換された履歴情報は、所定の時間単位で時刻を表す第1の文字列と、各時間単位をさらに短く分割した時間区分の間に人の動きを検出したセンサ部の有無を表す第2の文字列とで構成され、当該第2の文字列は、各時間区分で人の動きを検出したセンサ部を示す各センサ部毎に種類の異なる文字を時系列順に配列してなり、各時間区分で複数のセンサ部が人の動きを検出した場合は予め設定されたセンサ部の優先順位に従い、優先順位の高いセンサ部に対応する文字を当該時間区分の代表値として表示することを特徴とする。
【0032】
請求項24の発明では、請求項1乃至23の何れか1つに記載の発明において、複数のセンサ部の中から、検出信号を受け取るセンサ部を少なくとも1つ選択する選択手段を監視装置に設けて成ることを特徴とする。
【0033】
請求項25の発明では、請求項1乃至24の何れか1つに記載の発明において、上記監視装置は、何れかのセンサ部の検知エリアから別のセンサ部の検知エリアまで人が移動するのに要する移動時間を記憶すると共に、何れかのセンサ部が検出信号を発生してから別のセンサ部が検出信号を発生するまでの時間間隔を計時し、その計時結果が移動時間よりも短い場合は複数の人を検知したと判断して、上記履歴情報に複数人の検知情報を含めることを特徴とする。
【0034】
請求項26の発明では、請求項1乃至24の何れか1つに記載の発明において、上記監視装置は、何れかのセンサ部の検知エリアから別のセンサ部の検知エリアまで人が移動するのに要する移動時間を記憶すると共に、何れかのセンサ部が検出信号を発生してから別のセンサ部が検出信号を発生するまでの時間間隔を計時し、その計時結果が移動時間よりも短い場合は複数の人を検知したと判断して、上記履歴情報に複数人の検知情報を含め、上記履歴情報に基づいて別々の人間に対応した第2の文字列の表示を異なる表示としたことを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
図1に本実施形態のモニタリングシステムのシステム構成図を示す。本システムは、例えば高齢者などのモニタ対象者が居住する住居A内に設置されて、宅内に居るモニタ対象者の動きを検知する1乃至複数(本実施形態では例えば4台)の行動検知センサ1a〜1d(センサ部)と、監視装置2と、センタ装置3と、携帯電話4(メール受信端末)とで構成される。
【0036】
各行動検知センサ1a〜1dは宅内に居るモニタ対象者の動きを検知するために、例えば検知エリアを居間、寝室、トイレ、玄関のように複数の空間に設定し、それぞれの検知エリアに行動検知センサ1a〜1dを設置している。
【0037】
図2は各行動検知センサ1a〜1dのブロック図であり、CPU10と、検知エリアにおける人の動きを検知する焦電センサのようなセンサ部11と、小電力の電波信号からなるワイヤレス信号によりセンサ部11の検知信号を監視装置2へ送信する小電力送信部12と、各種のパラメータを記憶するEEPROM13と、バッテリBを電源としてCPU10やセンサ部11の動作電源を生成するCPU・センサ用電源14aと、バッテリBを電源として小電力送信部12のPLL(フェーズロックドループ回路)12a、VCO(電圧制御発振器)12b及び基準発振器12cの動作電源を生成する通信回路用電源14bと、バッテリBを電源として小電力送信部12の駆動回路12dの動作電源を生成する駆動回路用電源14cと、センサ部11の検知状態を発光表示する検知表示LED15と、小電力送信部12の送信周波数などの設定を行うための設定スイッチ16と、この行動検知センサ1a…を監視装置2に登録するための信号を小電力送信部12から送信させる際に操作する登録スイッチ17とで構成される。また、小電力送信部12は、PLL12a、VCO12bおよび基準発振器12cからなるPLLシンセサイザ部と駆動回路12dとで構成され、PLLシンセサイザ部で所望の周波数の搬送波を作成し、この搬送波にCPU10から入力される送信信号をのせ、駆動回路12dで増幅して、アンテナ12eから送信するようになっている。
【0038】
各行動検知センサ1a…では、焦電センサのようなセンサ部11を用いて検知エリア内の人の動きを検知しており、検知エリア内で人の動きがあると、センサ部11が検知信号を発生し、人が停止した場合や検知エリアから出た場合には検知信号の発生を停止するようなっている。そして、センサ部11が検知信号を発生すると、CPU10がこの検知信号を小電力送信部12に出力し、小電力送信部12から監視装置2へ電波信号により送信させている。
【0039】
図3は監視装置2のブロック図であり、監視装置2は、メインマイコン20と、サブマイコン21と、各行動検知センサ1a…から電波信号により送信された検知信号をアンテナ22aを介して受信する小電力受信部22と、各種のパラメータや各行動検知センサ1a〜1dから入力された検知信号の履歴情報などのデータを記憶する記憶部としてのEEPROM23aおよび外部拡張メモリ23bと、小電力受信部22の受信周波数などの設定を行う設定スイッチ24a,24bと、検知信号の受信状態や各部の動作状態を発光表示する受信LED25a、コールボタンLED25b及び状態LED25cと、PCMCIAコネクタ26を介して接続され、センタ装置3との間で携帯電話網を利用したパケット通信を行う通信部としての通信カード27と、パーソナルコンピュータなどの外部機器との間でRS232Cのような通信方式でデータ通信を行うRS232Cドライバ28と、商用電源ACをトランス29で降圧して得た電圧からマイコン用の5V電源や小電力受信部22用の電源を生成する電源回路30と、電源回路30の出力電圧を監視する電圧監視部31とで構成される。
【0040】
監視装置2では、小電力受信部22が各行動検知センサ1a…から送信された検知信号を受信すると、受信した検知信号がサブマイコン21を介してメインマイコン20に入力される。ここで、各行動検知センサ1a…の送信周波数はそれぞれ異なる周波数に設定されているので、監視装置2では受信周波数をもとに何れの行動検知センサ1a…から入力された信号であるかを判別でき、メインマイコン20では各行動検知センサ1a…毎に検知信号の発生時刻を外部拡張メモリ23bに記憶させている。
【0041】
このように、本実施形態では行動検知センサ1a…と監視装置2との間の信号伝送を無線通信により行っているので、行動検知センサ1a…と監視装置2との間の配線が不要になって、施工作業が容易になり、また行動検知センサ1a…の増設にも容易に対応できる。なお、本実施形態では行動検知センサ1a…と監視装置2との間の信号伝送に電波信号を用いているが、電波以外のワイヤレス信号、例えば赤外線のような光信号からなるワイヤレス信号を用いても良いことは言うまでもない。また、行動検知センサ1a…はバッテリBで駆動されるので、電源線を施工する必要が無く、どの部屋にも容易に設置することができる。
【0042】
センタ装置3は監視サービスの提供者により運営され、プロバイダとしての機能を有しており、監視装置2に対して送信要求信号を出力して、監視装置2からパケット通信で送信された履歴情報を取得し、取得した過去24時間の履歴情報をもとに電子メールを作成して、作成した電子メールをセンタ装置3内に設置されたメールサーバ(図示せず)に出力する。ここで、センタ装置3には各監視装置2に対応して電子メールの送信先のメールアドレスが予め設定されており、監視サービスの提供者によって送信先のメールアドレスの変更などの手続が行われる。尚、本実施形態では監視装置2からセンタ装置3へ携帯電話網を利用したパケット通信により履歴情報を送信しているが、監視装置2とセンタ装置3との間のデータ通信を上記の通信方式に限定する趣旨のものではなく、公衆電話網やPHSを利用してデータ通信を行うようにしても良い。
【0043】
また本実施形態では、監視者の所持するメール受信端末として、携帯電話網(移動体通信網)に接続される携帯電話4を用いている。携帯電話4は、図4に示すように、移動体通信網に接続され移動体通信網を介して通信を行うとともに、センタ装置3内のメールサーバにアクセスして、履歴情報を示す電子メールを受信する受信部としての移動体端末機能部41と、ダイヤル操作などを行うためのキースイッチからなる入力部42と、LCDなどの表示部43と、通話用の送話器MCおよび受話器SPなどから構成される。なお、本実施形態ではメール受信端末として携帯電話4を例に説明を行っているが、メール受信端末を携帯電話4に限定する趣旨のものではなく、電子メールを受信する機能を備えていれば、ノートパソコンやPDAなどのメール受信端末を用いても良い。
【0044】
ここで、本システムの動作を以下に簡単に説明する。何れかの行動検知センサ1a…でセンサ部11が人体の動きを検知すると、CPU10はセンサ部11の検知信号を小電力送信部12に出力し、小電力送信部12から監視装置2へ電波信号により検知信号を送信させる。監視装置2では、小電力受信部22が行動検知センサ1a…から送信された検知信号を受信しており、小電力受信部22の受信した検知信号はサブマイコン21を介してメインマイコン20に入力され、メインマイコン20は、それぞれの行動検知センサ1a…毎に検知信号を受信した時刻を外部拡張メモリ23bに記憶させる。
【0045】
そして、監視者が各行動検知センサ1a…の履歴情報を確認したい場合は、携帯電話4の入力部42を操作してセンタ装置3に電話をかけ、履歴情報の転送を要求する履歴要求信号をセンタ装置3に送信すると(図1のa)、センタ装置3から対応する監視装置2に対して送信要求信号が出力される(図1のb)。監視装置2ではセンタ装置3からの送信要求信号を受信すると、メインマイコン20が外部拡張メモリ23bから各行動検知センサ1a…毎の検知信号の履歴情報を読み出して、通信カード27を用いてセンタ装置3へパケット通信により送信する(図1のc)。センタ装置3では、監視装置2からパケット通信により送信された履歴情報をもとに電子メールを作成して、メールサーバに出力しており、監視者が携帯電話4を用いて監視サービス提供者の運営するプロバイダにアクセスして、メールサーバから電子メールを受信すると(図1のd)、携帯電話4の表示部43に各行動検知センサ1a…の検知信号の履歴が表示される。このように、携帯電話4からの履歴要求信号を受信すると、センタ装置3が監視装置2に送信要求信号を出力し、この送信要求信号に応じて得られた履歴情報をもとに電子メールを作成しているので、監視者に対して最新の履歴情報を提供することができる。
【0046】
またセンタ装置3では、予め設定された時刻がくると、監視装置2に対して例えば1日に1回送信要求信号を出力しており(図1のb)、監視装置2ではセンタ装置3からの送信要求信号を受信すると、メインマイコン20が外部拡張メモリ23bから各行動検知センサ1a…毎の検知信号の履歴情報を読み出して、通信カード27を用いてセンタ装置3へパケット通信により送信する(図1のc)。センタ装置3では、監視装置2からパケット通信により送信された履歴情報をもとに電子メールを作成して、メールサーバに出力しており、監視者が携帯電話4を用いて監視サービス提供者の運営するプロバイダにアクセスして、メールサーバから電子メールを受信すると(図1のd)、携帯電話4の表示部43に各行動検知センサ1a…の検知信号の履歴が表示される。通常の状態であれば、1日に1回程度の履歴情報で十分であり、この場合、送信要求を必要としないので、受信者の手間がいらない。また、携帯電話4から履歴送信信号を送信する必要がないので電子メールを受信する際の1回の通信で済み、通信費用を削減できる。
【0047】
このように、センタ装置3では監視装置2から取得した履歴情報をもとに電子メールを作成しており、現在の検知信号だけではなく過去の検知信号を含めた履歴情報を電子メールで出力しているので、モニタ対象者の行動をより詳細に読み取ることができる。また履歴情報を電子メールで送信しているので、監視者の都合の良い時間に電子メールを受信して履歴情報を見ることができ、しかも電子メールを受信可能なメール受信端末さえあれば、旅行先などでも履歴情報を見ることができ、モニタ対象者の行動を確実に把握することができるから、家族や縁者である監視者に一層の安心感を与えることができる。
【0048】
尚、センタ装置3から監視装置2に送信要求信号を送信する際に、時刻合わせが正確に行われているセンタ装置3側から現在の時刻を示す現在時刻情報を送信要求信号とともに送信するようにしても良く、監視装置2のメインマイコン20が、センタ装置3から送信された現在時刻情報をもとに内部時計の時刻を修正することで、監視装置2の時刻を頻繁に校正することができ、各行動検知センサ1a…による検知信号の発生時刻の精度が向上する。また、ノイズなどによって監視装置2の内部時計が狂った場合でも、内部時計の時刻を速やかに修正することができ、監視装置2の内部時計の精度を向上させることができる。
【0049】
ところで、図5はセンタ装置3から送信される電子メールの内容を示しており、携帯電話4の表示部43には、所定の時間単位(例えば1時間単位)で時刻を表示する第1の文字列A1と、各時間単位の間に行動検知センサ1a〜1dが人の動きを検知した検知回数を表す第2の文字列A2とが左右に並べて表示されている。ここで、検知回数を表す第2の文字列A2は、所定の文字(例えば★)を検知回数の数だけ並べて構成されるので、図5中の上下方向を時間軸として検知回数がヒストグラム状に表示されるようになっている。このように、携帯電話4の表示部43には各行動検知センサ1a〜1dの検知回数がヒストグラム状に表示されるので、各行動検知センサ1a〜1dの検知回数を視覚的に把握できる。
【0050】
図5に示す表示例では検知回数を表す第2の文字列A2の文字数を、各時間単位の間に行動検知センサ1a〜1dが人の動きを検知した検知回数と同じ数にしているが、携帯電話4の表示部43は文字数が限られているため、第2の文字列A2の表示が2行に跨らないように、第2の文字列A2の文字数を検知回数の数に比例した文字数としても良い。また、検知回数が1回であれば第2の文字列A2を「★」、2回であれば「★★」、3〜4回であれば「★★★」、5〜9回であれば「★★★★」、10〜19回であれば「★★★★★」、20〜49回であれば「★★★★★★」、50〜99回であれば「★★★★★★★」、100回以上であれば「★★★★★★★★」というように、第2の文字列A2の文字数を検知回数の対数にほぼ比例した文字数としても良く、第2の文字列A2の文字数を検知回数に比例した文字数とする場合に比べて、検知回数が多い場合でも第2の文字列A2の文字数が少なくなり、第2の文字列A2が2行に跨って表示されるのを防止できる。例えば図6(a)は第2の文字列A2の文字数を検知回数の対数に比例した文字数とした場合を示しており、図6(b)に示すように第2の文字列A2の文字数を検知回数の数とした場合に比べて第2の文字列A2の文字数が少なくなり、表示を見易くできる。尚、図6(a)(b)では第2の文字列A2の文字として「※」を用いた例を示している。
【0051】
また、図5及び図6に示す表示例では第2の文字列A2の文字を1種類としているが、各行動検知センサ1a〜1d毎に異なる文字を使用しても良く、第2の文字列A2を構成する文字種から、どの行動検知センサ1a〜1dが人の動きを検知したか(つまり監視対象者が住居内のどの検知エリアにいたか)を読み取ることができ、監視対象者がどのような行動をとっているかをより詳細に推測することができる。
【0052】
また、電子メールのフォーマットを、所定の時間単位で時刻を表示する第1の文字列A1と、各時間単位の間に行動検知センサ1a〜1dが人の動きを検知した検知時間を表す第2の文字列A3とを左右に並べたようなフォーマットとしても良く、各時間単位毎の検知時間がヒストグラム状に表示されるから、行動検知センサ1a…の検知時間を視覚的に把握することができる。図7はこの場合の電子メールの内容を示しており、携帯電話4の表示部43には、所定の時間単位(例えば1時間単位)で時刻を表示する第1の文字列A1と、各時間単位の間に行動検知センサ1a〜1dが人の動きを検知した検知時間を表す第2の文字列A3とが左右に並べて表示されている。ここで、第2の文字列A3は、所定の文字(例えば*)を検知時間に比例した数だけ並べて構成される。表1は各時間単位の間の行動検知センサ1a…の検知時間と第2の文字列A3の文字数との関係を示しており、検知時間が0分の場合は文字列A3の文字数が0個、検知時間が1〜5分の場合は文字数が1個、検知時間が6〜10分の場合は文字数が2個、検知時間が11〜15分の場合は文字数が3個、というように、第2の文字列A3の文字数が検知時間にほぼ比例している。
【0053】
【表1】
【0054】
したがって、図7に示すように上下方向を時間軸として各時間単位毎の検知時間がヒストグラム状に表示されるから、各時間単位における検知時間の合計を視覚的に把握することができる。
【0055】
また、電子メールのフォーマットを、所定の時間単位で時刻を表示する第1の文字列A1と、各時間単位をさらに短く分割した時間区分の間に行動検知センサ1a〜1dが人の動きを検知したか否かを表す第2の文字列A4とを左右に並べたようなフォーマットとしても良く、人の動きがあった時間区分と人の動きがない時間区分とを視覚的に把握することができる。図8は上述したフォーマットの電子メールの内容を示しており、携帯電話4の表示部43には、所定の時間単位(例えば1時間単位)で時刻を表示する第1の文字列A1と、各時間単位をさらに短く分割した時間区分(例えば5分間隔)の間に行動検知センサ1a〜1dが人の動きを検知したか否かを表す第2の文字列A4とが左右に並べて表示されている。1時間毎に時刻を表示する第1の文字列A1の右側には、第2の文字列A4の文字「*」を配置するための文字枠B1が左右方向に12個並べて設けてある。12個の文字枠B1は1時間を5分単位で分割した12個の時間区分にそれぞれ対応し、12個の文字枠B1を図中左側から時刻の早い順番に並べている。そして、何れかの行動検知センサ1a〜1dが人の動きを検知した場合は、検出信号を発生した時間区分に対応する文字枠B1内に所定の文字「*」を表示させている。したがって、文字「*」が表示されていない文字枠B1は、この文字枠B1に対応する時間区分内に何れの行動検知センサ1a〜1dも人の動きを検知していないことを示している。このように、携帯電話4の表示部43に、所定の時間単位で時刻を表示する第1の文字列A1と、各時間単位をさらに短く分割した時間区分の間に行動検知センサ1a〜1dが人の動きを検知したか否かを表す第2の文字列A4とを左右に並べて表示させているので、人の動きがあった時間区分と人の動きがない時間区分とを視覚的に把握することができる。
【0056】
さらに、電子メールのフォーマットを、所定の時間単位(例えば1時間単位)で時刻を表示する第1の文字列A1と、各々の行動検知センサ1a〜1dが各時間単位の間に人の動きを検知した検知時間を、各行動検知センサ1a〜1d毎に異なる文字で表す第2の文字列A5とが左右に並べたようなフォーマットとしても良い。図9は上述したフォーマットの電子メールの内容を示しており、携帯電話4の表示部43には、第1の文字列A1と第2の文字列A2とが左右に並べて表示されている。ここで、第2の文字列A5は、各行動検知センサ1a…毎に種類の異なる文字を、予め指定した行動検知センサ1a…の順番で配列して構成され、各行動検知センサ1a〜1dに対応する文字の文字数はその検知時間に比例する(表2及び表3参照)。表2は各行動検知センサ1a…の設置場所と文字の種類との対応関係を示し、居室に設置されたセンサは「*」、寝室に設置されたセンサは「b」、トイレに設置されたセンサは「t」、玄関に設置されたセンサは「e」のように設置場所に応じて異なる種類の文字を用いているので、文字の種類から人の動きを検出した場所を把握できる。また、各行動検知センサ1a…に対応する文字は予め設定された順番で表示されているので、同じ種類の文字が纏めて表示されることになり、表示部43の表示を見易くできる。
【0057】
【表2】
【0058】
【表3】
【0059】
尚、この例では各行動検知センサ1a…に対応する文字を予め設定した順番で表示しているが、各行動検知センサ1a…に対応する文字を検出信号を発生した時刻順に表示しても良く、各行動検知センサ1a…の検知状況の時間的な変化を把握することができる。図10はこの場合の電子メールの内容を示しており、携帯電話4の表示部43には、所定の時間単位(例えば1時間単位)で時刻を表示する第1の文字列A1と、各々の行動検知センサ1a〜1dが各時間単位の間に人の動きを検知した検知回数を表す第2の文字列A6とが左右に並べて表示されている。ここで、第2の文字列A6は、各行動検知センサ1a…毎に種類の異なる文字を、検出信号を発生した順番で配列して構成される。また、各行動検知センサ1a…に対応する文字の文字数は、ある行動検知センサ1a…が人の動きを検出してから別の行動検知センサ1a…が人の動きを検出するまでの間に当該行動検知センサ1a…が検出信号を発生した回数に比例した文字数となっており、各時間単位内の行動検知センサ1a〜1dの検知回数の和がヒストグラム状に表示される。
【0060】
また更に、電子メールのフォーマットを、所定の時間単位(例えば1時間単位)で時刻を表示する第1の文字列A1と、各時間単位をさらに短く分割した時間区分(例えば5分間隔)の間に何れかの行動検知センサ1a〜1dが人の動きを検知したか否かを表す第2の文字列A7とが左右に並べられたようなフォーマットとしても良い。図11は上述したフォーマットの電子メールの内容を示しており、携帯電話4の表示部43には、1時間毎に時刻を表示する第1の文字列A1の右側に、第2の文字列A7の文字を配置するための文字枠B2が左右方向に12個並べて表示されるようになっている。12個の文字枠B2は1時間を5分単位で分割した12個の時間区分にそれぞれ対応し、12個の文字枠B2を図中左側から時刻の早い順番に並べている。そして、何れかの行動検知センサ1a〜1dが人の動きを検知した場合は、検出信号を発生した時間区分に対応する文字枠B2内に、人の動きを検知した行動検知センサ1a〜1dに予め割り当てた文字を配置する。したがって、何も文字が表示されていない文字枠B2は、この文字枠B2に対応する時間区分内に何れの行動検知センサ1a〜1dも人の動きを検知していないことを示している。尚、各行動検知センサ1a…には、その設置場所に応じて異なる文字を割り当てており(表2参照)、文字の種類から人の動きを検出した場所を把握できる。また、同時刻に複数の行動検知センサ1a…が人の動きを検出した場合は、表4に示すような優先順位にしたがって、優先順位の高い行動検知センサ1a…に対応する文字を代表値として対応する文字枠B2内に表示させる。
【0061】
【表4】
【0062】
また、この例では携帯電話4の表示部43に、所定の時間単位で時刻を表示する第1の文字列A1と、各時間単位をさらに短く分割した時間区分の間に何れかの行動検知センサ1a…が人の動きを検知したか否かを表す第2の文字列A7とを左右に並べて表示させているので、人の動きがあった時間区分と人の動きがない時間区分とを視覚的に把握することができる。
【0063】
(実施形態2)
本実施形態のモニタリングシステムの構成は実施形態1と同様であるので、その説明は省略し、以下では本実施形態の特徴となる部分のみを説明する。
【0064】
本実施形態では、図3に示した監視装置2の外部拡張メモリ23bに、何れかの行動検知センサ1a…の検知エリアから別の行動検知センサ1a…の検知エリアまで人が移動するのに要する移動時間を記憶しておき、メインマイコン20にて、何れかの行動検知センサ1a…が検出信号を発生してから別の行動検知センサ1a…が検出信号を発生するまでの時間間隔を計時して、その計時結果が移動時間よりも短い場合は複数の人を検知したと判断して、外部拡張メモリ23bに複数人の検知情報を含めている。
【0065】
ところで、上述の移動時間とは、例えば居間から浴室まで、寝室から台所までというように、ある行動検知センサ1a…の検知エリアから別の行動検知センサ1a…の検知エリアまで人が移動するのに必要な時間を意味するものである。メインマイコン20は、ある行動検知センサ1a…が検知信号を発生してから、別の行動検知センサ1a…が検知信号を発生するまでの時間を計時しており、その計時結果が外部拡張メモリ23bに記憶された移動時間よりも短い場合、検知エリア内に複数の人が存在すると判断する。
【0066】
モニタ対象者が例えば居間に在室し、その居間に行動検知センサ1aが備えられている場合は、モニタ対象者の動作に応じて、行動検知センサ1aから検出信号が発せられている。その後、一例として浴室に設置された行動検知センサ1cから検出信号が発せられた場合、モニタ対象者が居間から浴室まで移動したものと考えると、居間から浴室まで移動するのには所定の移動時間が必要になるが、居間に設置された行動検知センサ1aが検出信号を発生してから、浴室に設置された行動検知センサ1cが検出信号を発生するまでの時間をメインマイコン20で計時した結果が移動時間よりも短ければ、モニタ対象者がその間に浴室まで移動することは不可能なので、モニタ対象者以外に浴室に人がいると判断することができ、各行動検知センサ1a〜1dの検知エリア内に存在する人の数を判断できる。
【0067】
なお、メインマイコン20が複数の人を検知した場合には、検知情報に複数人を検知したという情報を含めているので、センタ装置3ではこの情報を含む履歴情報に基づいて電子メールを作成することができ、例えば携帯電話4の表示部43に、異なる人物を検知した検知回数を異なる文字で表示したり、色分け表示したり、或いは白抜きなどの反転表示をするようにしても良く、表示部43の表示から複数の人が存在することを容易に判別することができる。また、複数の人が存在する場合は、モニタ対象者が1人だけの場合に比べて行動検知センサ1a〜1dの検知回数が増加するものと考えられるが、異なる人物を検知した検知回数を異なる文字や色で表示することによって、複数の人がいることを携帯電話4を所持する監視者に知らしめることができる。したがって、監視者は、検知回数の増加が異常によるものではなく複数の人がいるためであると判断できるから、監視者に安心感を与えることができる。尚、メインマイコン20が複数の人を検知した場合には、例えば携帯電話4の表示部43に「来訪者がいます」というような文字情報を表示させても良く、モニタ対象者以外の人物がいることを明確に報知できる。
【0068】
(実施形態3)
図12に本実施形態のモニタリングシステムのシステム構成図を示す。本システムは、例えば高齢者などのモニタ対象者が居住する住居A内に設置されて、宅内に居るモニタ対象者の動きを検知する1乃至複数(本実施形態では例えば4台)の行動検知センサ1a〜1d(センサ部)と、監視装置2と、センタ装置3と、携帯電話4(メール受信端末)とで構成される。尚、行動検知センサ1a〜1d、監視装置2、センタ装置3及び携帯電話4の構成及び動作は上述した実施形態1と略同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0069】
各行動検知センサ1a…では、焦電センサのようなセンサ部11を用いて検知エリア内の人の動きを検知しており、検知エリア内で人の動きがあると、センサ部11が検知信号を発生し、人が停止した場合や検知エリアから出た場合には検知信号の発生を停止するようなっている。
【0070】
ここで、上述した実施形態1ではセンサ部11が検知信号を発生すると、その都度CPU10がこの検知信号を小電力送信部12に出力し、小電力送信部12から監視装置2へ電波信号により送信させているため、通信の回数が多くなって、行動検知センサ1a…の電力消費が増大するという問題があった。
【0071】
そこで、本実施形態では、CPU10の内部タイマ(図示せず)により所定の送信時間間隔(例えば5分)を計時させるとともに、計時中にセンサ部11から入力された検知信号をEEPROM13に蓄積している。尚、検知信号をEEPROM13に記憶させる際は、前回のカウント開始時刻から人体の動きを検知するまでの相対的な時間情報を検知信号とともにEEPROM13に記憶させている。そして、内部タイマが送信時間間隔を計時すると(カウントアップすると)、CPU10は、カウント中に蓄積された検知信号と時間情報とをEEPROM13から読み出して、小電力送信部12から監視装置2へ電波信号により送信させるとともに、内部タイマをリセットして計時動作を再開させ、EEPROM13に蓄積したデータを消去している。尚、本実施形態では時間情報として、内部タイマが送信時間間隔の計時を開始した時刻(つまり前回のカウント開始時刻)から人体の動きを検知するまでの相対的な時間情報を送信しているが、送信時刻(つまり今回のカウント開始時刻)から人体の動きを検知した時点までの相対的な時間情報を送信するようにしても良い。
【0072】
図13は各行動検知センサ1a…から監視装置2へ送信される電波信号のフォーマットを示し、上記送信時間間隔の検知信号のデータ(現在までの5分間のデータ)を例えば5秒毎の時間に区切り、先頭のビットを5分前から4分55秒前の時間帯のデータ、末尾のビットを5秒前から現在までの時間帯のデータとしてある。そして、センサ部11が人体の動きを検知した時間帯のビットを「1」、動きを検知しなかった時間帯のビットを「0」としてデータ列を作成しており、このデータ列を5分毎に電波信号で監視装置2へ送信している。
【0073】
一方、監視装置2では、小電力受信部22が各行動検知センサ1a…から送信された検知信号を受信すると、受信した検知信号がサブマイコン21を介してメインマイコン20に入力される。ここで、各行動検知センサ1a…から送信される電波信号には、各行動検知センサ1a…に個別に割り当てられたID番号が含まれているので、メインマイコン20ではこのID番号をもとに何れの行動検知センサ1a…から入力された信号であるかを判定する。また、各行動検知センサ1a…からの電波信号には上述の時間情報が含まれており、監視装置2がもつ絶対時刻(現在時刻)をもとに検知信号の発生時刻を演算により求め、各行動検知センサ1a…毎の検知信号の発生時刻を外部記憶装置23bに記憶させている。例えば14時25分00秒に行動検知センサ1aから監視装置2へ5分間の検知信号のデータが送信されたとすると、図13の枠番D1のデータ(先頭のビットから2番目のデータ)は14時20分05秒から14時20分10秒までの時間帯のデータであると処理して、外部記憶装置23bに記憶させている。
【0074】
以上説明したように各行動検知センサ1a…では、内部タイマにより所定の送信時間間隔(本実施形態では例えば5分)をカウントし、内部タイマがカウントアップすると、カウント中に発した検知信号をまとめて送信しているので、センサ部11が検知信号を発生する毎に検知信号を監視装置3へ送信する場合に比べて、通信の回数を減らして各行動検知センサ1a…の電力消費を抑制でき、バッテリBの寿命を延ばすことができる。尚、本実施形態では送信時間間隔を例えば5分に設定しているが、送信時間間隔は使用条件を考慮して適宜の時間間隔に設定すれば良い。
【0075】
(実施形態4)
本発明の実施形態4を図14及び図15に基づいて説明する。尚、モニタリングシステムの基本的な構成及び動作は実施形態3と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0076】
実施形態3では各行動検知センサ1a…から監視装置2へ一定の送信時間間隔(例えば5分)で検知信号をまとめて送信しているのに対して、本実施形態では図14に示すように設置時から所定の初期動作期間(例えば30分)が経過するまでの間(時刻t1〜t2)は、初期動作期間の経過後(時刻t2以降)に比べて送信時間間隔を短い時間(例えば5秒)に設定している。すなわち、各行動検知センサ1a…は、設置時から初期動作期間が経過するまでの間は5秒毎に検知信号のデータを送信し、初期動作期間が経過した後は5分ごとに検知信号のデータを送信するモードに移行する。尚、図14中の●は各行動検知センサ1a…がデータを送信するタイミングを示している。
【0077】
また、図15は監視装置2内部の部品配置を示す図であり、監視装置2の器体内には各行動検知センサ1a…に対応して受信表示用の発光ダイオードLDa 〜LDh が配置されており、各発光ダイオードLDa 〜LDh の発光は器体の表面に設けた透光部を通して外部から視認可能となっている。そして、小電力受信部22が各行動検知センサ1a…からの電波信号を受信し、受信信号がサブマイコン21を介してメインマイコン20に入力されると、メインマイコン20は受信した電波信号に含まれるID番号をもとに何れの行動検知センサ1a…から受信した信号であるかを判定して、対応する発光ダイオードLDa …を点灯させている。
【0078】
而して、各行動検知センサ1a…が所定の設置位置に設置されて、各行動検知センサ1a…から一定の送信時間間隔で電波信号が送信されると、監視装置2はこの電波信号を受信し、対応する発光ダイオードLDa …を点灯させているので、各発光ダイオードLDa …の点灯/消灯から各行動検知センサ1a…と監視装置2との間で小電力通信が行われていることを確認でき、各行動検知センサ1a…の設置状況を容易に確認できる。しかも、設置時から初期動作期間が経過するまでの間は、各行動検知センサ1a…から監視装置2へ検知信号を送信する送信時間間隔を短くしているので、各行動検知センサ1a…を設置してから最初に検知信号が送信されるまでの時間が短くなり、各行動検知センサ1a…の設置が完了したことを迅速に確認することができる。
【0079】
尚、監視装置2が、発光ダイオードLDa …の点灯状態を所定の保持時間(例えば30分)保持するとともに、保持時間が経過すると発光ダイオードLDa …を消灯させて、以後は各行動検知センサ1a…からの信号入力があっても発光ダイオードLDa …を消灯させたままにしても良く、監視装置2が発光ダイオードLDa …の点灯状態を所定の保持時間だけ保持しているので、例えば行動検知センサ1a…が監視装置2と離れた場所に設置されている場合でも、30分あれば監視装置2の設置場所に戻ってきて、発光ダイオードLDa …の点灯状態を確認することができ、確認作業を容易に行うことができる。尚、発光ダイオードLDa …の点灯状態の保持時間を30分に限定する趣旨のものではなく、適宜の時間に設定すれば良い。
【0080】
(実施形態5)
本発明の実施形態5を図16〜図20に基づいて説明する。尚、モニタリングシステムの基本的な構成及び動作は実施形態3又は4と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0081】
上述の実施形態3又は4では、各行動検知センサ1a…から監視装置2へ一定の送信時間間隔が経過する毎に検知信号をまとめて送信させており、各送信時間間隔の間にセンサ部11が人体の動きを検知していない場合でも、動きを検知していないことを示す信号を送信しているのに対して、本実施形態では、図16に示すように送信時間間隔の間センサ部11が人体の動きを検知しなかった場合(時刻t3以降)、CPU10は小電力送信部12から監視装置2へのデータ送信を休止させている。つまり、人体の動きを検知していないことを示すデータは、電子メールの表示には使用されないので、不要なデータの送信を停止することで、各行動検知センサ1a…の無駄な電力消費を抑制して、バッテリBの寿命を延ばすことができる。尚、図16の●は行動検知センサ1a…が検知信号を送信するタイミングを示し、○は後述の非検知信号を送信するタイミングを示している。
【0082】
また、前回の送信時刻(時刻t3)から上記の送信時間間隔よりも長い所定の報知時間(例えば6時間)が経過するまでの間に、センサ部11が人体の動きを検知できなかった場合、CPU10は、上記の報知時間が経過した時点(時刻t4)で人体の動きが無いことを示す非検知信号を小電力送信部12から送信させている。
【0083】
このように各行動検知センサ1a…では人体の動きを検知していない場合はデータの送信を休止するとともに、前回の送信時刻から所定の報知時間が経過するまでの間に人体の動きを検知しなかった場合は非検知信号を監視装置2へ送信させているので、人体の動きがない場合でもこの非検知信号から各行動検知センサ1a…の動作状態や通信が正常に行われていることを確認でき、各行動検知センサ1a…の信頼性を向上させることができる。
【0084】
而して、行動検知センサ1a…が正常に動作していれば、前回の送信時刻より所定の報知時間が経過するまでの間に何らかの信号が送信されるので、監視装置2では、上述の報知時間よりも長い所定の時間、行動検知センサ1a…より全く信号を受信できなかった場合、この行動検知センサ1a…が故障したり、この行動検知センサ1a…と監視装置2との間に障害物が介在するなどして小電力通信が不能になったと判断して、この行動検知センサ1a…との通信が不能になったことを示す通信不能情報をセンター装置3へ送信している(図16のイ)。
【0085】
この時、センター装置3では、監視装置2から送信された通信不能情報をもとに監視装置2と行動検知センサ1a…との通信が不能になったことを早期に把握することができ、保守管理の対応を迅速に行うことができる。
【0086】
また、センター装置3は監視装置2からの通信不能情報を受信すると、図17に示すように検知情報に行動検知センサ1aとの間で通信異常が発生したことを示す情報を付加した電子メールを作成して、サービス利用者の携帯する携帯電話4に送信しており(図16のロ)、携帯電話4を携帯するサービス利用者、或いはサービス利用者の依頼を受けた業者が行動検知センサ1aの状態を確認したり、行動検知センサ1a…の修理などの対応を早期にとることができ、保守管理の対応を迅速に行うことができる。
【0087】
また、センター装置3から監視装置2に対して送信要求信号を送信した際に、送信要求信号に対する応答が監視装置2から得られなかった場合、センター装置3は、監視装置2(送受信機)が通信不能になったと判断して、図18に示すように監視装置2が通信不能になったことを示す内容の電子メールを携帯電話4に送信しており、携帯電話4を携帯するサービス利用者、或いはサービス利用者の依頼を受けた業者が監視装置2の状態を確認したり、監視装置2の電源を確認するなどの対応を早期にとることができ、保守管理の対応を迅速に行うことができる。
【0088】
また、本実施形態では送信時間間隔の間センサ部11が人体の動きを検知しなかった場合、CPU10は小電力送信部12から監視装置2へのデータ送信を休止させているのであるが、図19に示すように監視装置2へのデータ送信を1乃至複数回休止し、前回送信時から送信時間間隔よりも十分長い期間(例えば数時間)が経過した状態でセンサ部11が人体の動きを検知すると(時刻t6)、CPU10は小電力送信部12から監視装置2へ検知信号を即座に送信させるとともに、内部タイマをリセットして送信時間間隔のカウント動作を再開させている。尚、図19の●は行動検知センサ1a…が検知信号を送信するタイミングを示している。
【0089】
例えば行動検知センサ1aの配置された部屋から別の部屋に出て行き、数時間後に戻ってきた場合、行動検知センサ1aのセンサ部11が人体の動きを検知すると、CPU10は、内部タイマがカウントアップするまで待つことなく、小電力送信部12から監視装置2へ即座に検知信号を送信させているので、監視装置2では監視対象者の現在位置を即座に把握することができ、センター装置3に対して最新の情報を提供することができる。
【0090】
尚、センサ部11が人体の動きを検知しなかったために監視装置2へのデータ送信を1乃至複数回休止した場合、CPU10は、図20(a)に示すように所定の判定時間内(例えば10秒間)に所定回数以上(例えば3回以上)検知信号を発すると、人体の動きがあったと判断して小電力送信部12から検知信号を送信させ、図20(b)に示すように判定時間内に1回又は2回しか検知信号を発しなければ、人体以外のものを誤検知したと判断して検知信号を送信しないものとする。
【0091】
ところで、センサ部11に用いる焦電素子は微分型センサであって、入射する熱線量に変化が生じた時にしか出力信号が得られないから、センサ部11の検知領域を複数の小さな領域に分割することによって、人のわずかな動きを検出して出力を連続的に得るようにしているのであるが、例えばカーテンの動きやねずみのような小動物の動きを誤検出する場合、カーテンや小動物の動きは人の動きよりもさらに微少な範囲での動きであるから、判定時間を十分短い時間に設定しておけばセンサ部11からは1回しか検知信号が出力されない。したがって、上記の判定時間内に所定回数以上検知信号を発した場合は人体の動きがあったと判断することで、人体以外の検知対象でない物体の誤検知を防止でき、確実に人体検知を行うことができる。
【0092】
(実施形態6)
本発明の実施形態6を図面に基づいて説明する。尚、モニタリングシステムの基本的な構成は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0093】
本実施形態では、図21に示すように各行動検知センサ1a…の器体内部に押釦スイッチからなる送信確認ボタン33を設けるとともに、監視装置2の器体内部には図15に示すように各行動検知センサ1a…に対応して受信表示用の発光ダイオードLDa 〜LDh を配置してあり、各発光ダイオードLDa 〜LDh の発光は器体の表面に設けた透光部を通して外部から視認可能となっている。
【0094】
而して、施工時に作業者が各行動検知センサ1a…の送信確認ボタン33を押すと、CPU10が送信確認ボタン33からの操作入力に応じて小電力送信部12から監視装置2へ自己のID番号を含む電波信号を送信させており、この電波信号を受信した監視装置2はID番号をもとに何れの行動検知センサ1a…からの信号かを判別し、対応する発光ダイオードLDa …を点灯させているので、発光ダイオードLDa …の点灯状態から各行動検知センサ1a…と監視装置2との間の通信が正常に行われているか否かを容易に確認することができる。
【0095】
なお監視装置2では、施工時に各行動検知センサ1a…から送信された電波信号に応じて発光ダイオードLDa …を点灯させる場合、図14に示すように発光ダイオードLDa …の点灯状態を所定の保持時間(例えば30分)保持しており、保持時間が経過すると発光ダイオードLDa …を消灯させて、以後は各行動検知センサ1a…からの信号入力があっても発光ダイオードLDa …を消灯させたままにしている。このように監視装置2は発光ダイオードLDa …の点灯状態を所定の保持時間だけ保持しているので、例えば行動検知センサ1a…が監視装置2と離れた場所に設置されている場合でも、30分あれば監視装置2の設置場所に戻ってきて、発光ダイオードLDa …の点灯状態を確認することができ、施工性が良くなる。尚、発光ダイオードLDa …の点灯状態の保持時間を30分に限定する趣旨のものではなく、施工時間を見込んだ任意の時間に設定すれば良い。
【0096】
また、図15に示すように、監視装置2にスライドスイッチからなるセンサ確認スイッチ32を設け、行動検知センサ1a…との間の小電力通信の確認時にセンサ確認スイッチ32をオンにすると、監視装置2の動作モードをセンサ確認モードに切り替えるようにしても良く、監視装置2ではセンサ確認モードにおいて各行動検知センサ1a…から検知信号を受信した場合は検知信号を送信した行動検知センサ1a…に対応する発光ダイオードLDa …を点灯させているが、リセット手段としてのセンサ確認スイッチ32を一旦オフにすると発光ダイオードLDa …が全て消灯され、その後再びセンサ確認スイッチ32をオンにすると、センサ確認モードに切り替わり、各行動検知センサ1a…から検知信号を受信した場合は検知信号を送信した行動検知センサ1a…に対応する発光ダイオードLDa …を点灯させている。
【0097】
ところで、監視装置2の設置場所と離れた場所で行動検知センサ1a…と監視装置2との間の通信状態を確認しながら、行動検知センサ1a…の設置場所を検討する場合は、先ず行動検知センサ1a…の設置位置を大まかに決定した状態で、行動検知センサ1a…に設けた送信確認ボタン33を操作することにより、行動検知センサ1a…から監視装置2に電波信号を送信させ、この時の発光ダイオードLDa …の点灯状態からこの位置での通信状態を確認する。そして、センサ確認スイッチ32をオフにして発光ダイオードLDa …を一旦消灯させた後、センサ確認スイッチ32をオンにしてセンサ確認モードに切り替え、行動検知センサ1a…の設置位置を細かく調整した状態で、行動検知センサ1a…に設けた送信確認ボタン33を操作することにより、行動検知センサ1a…から監視装置2に再度電波信号を送信させ、この時の発光ダイオードLDa …の点灯状態からこの位置での通信状態を確認する。このように、行動検知センサ1a…の設置位置を大まかに決定した状態で通信状態を確認した後に、設置位置を細かく調整して再び通信状態を確認しているので、行動検知センサ1a…の設置位置を効率良く決めることができ、施工性を高めることができる。
【0098】
尚、センサ確認スイッチ32としてスライドスイッチを用いる代わりに押釦スイッチを用いても良く、センサ確認スイッチ32を押下すると、監視装置2の動作モードがセンサ確認モードとなり、各行動検知センサ1a…から検知信号を受信した場合は検知信号を送信した行動検知センサ1a…に対応する発光ダイオードLDa …を点灯させているが、その後、リセット手段たるセンサ確認スイッチ32を押下すると監視装置2は発光ダイオードLDa …を全て消灯させた後に再度センサ確認モードに切り替わって、押下時点から一定時間(例えば30分)が経過すると通常動作モードに切り替わるようにしており、この場合は監視装置2の動作モードが通常動作モードに自動的に切り替えられるため、作業者が意図的にセンサ確認スイッチ32を操作する必要がなく、通常動作モードへの切り替え忘れがないから、施工後の動作確認を確実に行うことができる。
【0099】
尚、上述した実施形態4のモニタリングシステムにおいて本実施形態と同様に監視装置2にセンサ確認スイッチ32を設けても良く、センサ確認スイッチ32をオンにして監視装置2の動作モードがセンサ確認モードに切り替えられた場合、監視装置2が各行動検知センサ1a…からの検知信号を受信すると、検知信号を送信した行動検知センサ1a…に対応する発光ダイオードLDa …を点灯させる。そして、センサ確認スイッチ32をオフにして、監視装置2が発光ダイオードLDa …を全て消灯させた後、センサ確認スイッチ32を再度オンにすると、監視装置2の動作モードがセンサ確認モードに再び切り替えられるので、上述と同様に、行動検知センサ1a…の設置位置を大まかに決定した状態で通信状態を確認した後に、設置位置を細かく調整して再び通信状態を確認するといった使い方ができ、行動検知センサ1a…の設置位置を効率良く決めることができる。
【0100】
ところで、上述した各実施形態において、監視装置2のメインマイコン20に、複数の行動検知センサ1a〜1dの中から、検出信号を受信する行動検知センサ1a…を少なくとも1つ選択する選択機能を持たせても良く、選択されていない行動検知センサ1a…からの検出信号を無視することによって、不要な検出信号を除外することができる。
【0101】
また、上述の実施形態では検知エリア内における人の動きを検知するセンサ部として焦電センサを用いて説明したが、センサ部をこのようなセンサに限定する趣旨のものではなく、例えば所定の検知エリアの画像を撮像するテレビカメラを用い、テレビカメラの撮像した画像を画像処理することによって、人体の動きを検出するようにしても良く、人の動きを検出できるのであればどのようなセンサを用いても良い。
【0102】
また、上述の実施形態では監視装置2が1台のみとなっているが、複数の住戸にそれぞれ監視装置2を設置し、各住戸内に設置された行動検知センサの検知信号の履歴情報を各監視装置2からセンタ装置3に送信させ、センタ装置3が、各監視装置2から取得した履歴情報をもとに電子メールを作成して、各監視装置2に対応したメール受信端末に送信するようにしても良いことは言うまでもない。
【0103】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、所定の検知エリアを有し当該検知エリア内の人体の動きを検知するセンサ部と、当該センサ部の検知信号の履歴情報を記憶する記憶部及び外部からの送信要求信号に応じて記憶部に記憶された履歴情報を外部へ出力する通信部を具備した監視装置と、監視装置に送信要求信号を出力して当該監視装置から履歴情報を取得し、取得した履歴情報を電子メールのフォーマットに変換してメールサーバに出力するセンタ装置と、メールサーバから履歴情報を含む電子メールを受信する受信部及び受信した電子メールの内容を表示する表示部を具備したメール受信端末と、を備えて成ることを特徴とし、監視装置は、センタ装置からの送信要求信号に応じて、現在の検知信号だけではなく過去の検知信号を含めた履歴情報を出力し、センタ装置は監視装置から取得した履歴情報をもとに電子メールを作成してメールサーバに出力しており、メール受信端末の表示部には、受信部がメールサーバから受信した電子メールの内容が表示されるので、監視者は表示部の表示からモニタ対象者の行動をより詳細に読み取れるという効果がある。しかも、センタ装置は履歴情報を電子メールで送信しているので、監視者はメール受信端末を用いて都合の良い時間に電子メールを受信して履歴情報を見ることができ、また電子メールを受信可能なメール受信端末があれば、旅行先などでも履歴情報を確認できるので、モニタ対象者の行動を確実に把握できるという効果がある。
【0104】
請求項2の発明は、請求項1記載の発明において、センサ部は、ワイヤレス信号により出力信号を監視装置へ送信することを特徴とし、センサ部と監視装置との間の信号伝送をワイヤレス信号により行っているので、センサ部と監視装置との間の配線が不要になって、施工作業が容易になり、またセンサ部の増設にも容易に対応できるという効果がある。
【0105】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、センサ部は、所定の送信時間間隔を計時するタイマを備え、タイマが送信時間間隔を計時する毎に計時中に発した検知信号をまとめて送信しており、送信するデータに、送信時間間隔の計時を開始した時刻から人体の動きを検知するまでの相対的な時間情報を含めて成ることを特徴とし、タイマが送信時間間隔を計時する毎に検知信号をまとめて送信しているので、人体の動きを検知する毎に検知信号を監視装置へ送信する場合に比べて送信回数を少なくして、センサ部の消費電力を抑制することができ、センサ部がバッテリ駆動の場合にはバッテリの消耗を抑制して、長寿命化が図れるという効果がある。
【0106】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、センサ部は、設置時から所定の初期動作期間が経過するまでの間は初期動作期間の経過後に比べて送信時間間隔を短い時間に設定しており、監視装置に、センサ部からの信号を受信した際に受信した信号が何れのセンサ部からの信号であるかを表示する受信表示部を設けて成ることを特徴とし、監視装置がセンサ部からの信号を受信すると、受信した信号が何れのセンサ部からの信号であるかを受信表示部に表示させているので、受信表示部の表示からセンサ部の設置が完了したことを容易に確認でき、しかも設置時から初期動作期間が経過するまでの間は送信時間間隔を短くすることによって、センサ部から信号が送信されるまでの時間を短くしているので、センサ部の設置が完了したことを迅速に確認できるという効果がある。
【0107】
請求項5の発明は、請求項3又は4の発明において、センサ部は、タイマが送信時間間隔を計時するまでの間に人体の動きを検知しなかった場合、監視装置へのデータ送信を休止することを特徴とし、無駄なデータが送信されるのを防止して、センサ部の消費電力を抑制することができ、センサ部がバッテリ駆動の場合にはバッテリの消耗を抑制して、長寿命化が図れるという効果がある。
【0108】
請求項6の発明は、請求項5の発明において、センサ部は、前回の送信時刻から送信時間間隔よりも長い所定の報知時間が経過するまでの間、人体の動きを検知しなかった場合は、人体の動きが無いことを示す非検知信号を監視装置へ送信しており、監視装置は、報知時間よりも長い所定の時間センサ部より全く信号を受信できなかった場合、センサ部との間の通信が不能になったことを示す通信不能情報をセンタ装置へ送信することを特徴とし、請求項5の発明と同様、タイマが送信時間間隔を計時するまでの間に人体の動きを検知しなかった場合は、監視装置へのデータ送信を休止しているので、無駄なデータが送信されるのを防止して、センサ部の消費電力を抑制することができる。さらに、前回の送信時刻から所定の報知期間が経過するまでの間、人体の動きを検知しなかった場合は非検知信号を監視装置へ送信しているので、この非検知信号を受信することでセンサ部との間の通信が正常に行われていることを確認でき、そのうえ監視装置は、報知時間よりも長い所定の時間センサ部より全く信号を受信できなかった場合、センサ部との間の通信が不能になったことを示す通信不能情報をセンタ装置へ送信しているので、センタ装置側でセンサ部と監視装置との間の通信異常を迅速に把握でき、保守管理の対応を早めることができる。
【0109】
請求項7の発明は、請求項6の発明において、センタ装置は、監視装置から通信不能情報を受信すると、受信した通信不能情報に基づいてセンサ部と監視装置との間の通信が不能になったことを示す電子メールを作成し、メールサーバを経由してメール受信端末に送信することを特徴とし、センタ装置は、監視装置から通信不能情報を受信すると、センサ部と監視装置との間の通信が不能になったことを示す電子メールを作成してメール受信端末に送信しているので、メール受信端末を所持する利用者が、センサ部と監視装置との間の通信が不能になったことをいち早く確認して、センサ部或いは監視装置の修理を依頼するといった対応をとることができ、保守管理の対応を早めることができる。
【0110】
請求項8の発明は、請求項5の発明において、センサ部は、タイマが送信時間間隔を計時するまでの間に人体の動きを検知しなかったために監視装置へのデータ送信を1乃至複数回休止した状態で人体の動きを検知すると、人体の動きを検知した時点で検知信号を監視装置へ送信するとともに、タイマをリセットして計時動作を再開させることを特徴とし、人体の動きがなかったために監視装置へのデータ送信を1乃至複数回停止した状態で人体の動きを検知すると、タイマが送信時間間隔を計時するのを待たずに、人体の動きを検知した時点で検知信号を監視装置へ送信しているので、監視装置で人体の動きがあったことを迅速に把握でき、センタ装置に最新の検知情報を提供できるという効果がある。
【0111】
請求項9の発明は、請求項8の発明において、センサ部は、タイマが送信時間間隔を計時するまでの間に人体の動きを検知しなかったために監視装置へのデータ送信を1乃至複数回停止した状態において、送信時間間隔よりも短い所定の判定時間内に所定回数以上検知があった場合は人体の動きがあったと判断して、検知信号を監視装置へ送信することを特徴とし、センサ部が人体を検知した場合には検知信号が連続して複数回発生するので、所定の判定時間内に所定回数以上検知があった場合は人体の動きがあったと判断することにより、人体以外の検知対象でない物体を誤検知する可能性を低減して、確実に人体を検知できるという効果がある。
【0112】
請求項10の発明は、請求項1の発明において、監視装置とセンタ装置との間では移動体通信網を経由して通信を行っており、センタ装置は、監視装置に対して送信要求信号を送信した際にこの送信要求信号に対する応答が監視装置から得られなければ、監視装置との間の通信が不能になったことを示す電子メールを作成し、メールサーバを経由してメール受信端末に送信することを特徴とし、センタ装置から監視装置へ送信要求信号を送信しても、この送信要求信号に対する応答が得られなかった場合、センタ装置は、監視装置との間の通信が不能になったと判断し、監視装置との間の通信が不能になったことを示す電子メールをメール受信端末に送信しているので、メール受信端末を所持する利用者が、センタ装置と監視装置との間の通信が不能になったことをいち早く確認して、監視装置の状態を確認するといった対応をとることができ、保守管理の対応を早めることができる。
【0113】
請求項11の発明は、請求項1の発明において、センサ部に、監視装置との間の通信確認用の信号を送信する機能を付加すると共に、監視装置に、センサ部からの信号を受信した際に受信した信号が何れのセンサ部からの信号であるかを表示する受信表示部を設けて成ることを特徴とし、施工時等にセンサ部から通信確認用の信号を送信させると、監視装置の受信表示部に何れのセンサ部からの信号を受信したかが表示されるので、受信表示部の表示からセンサ部と監視装置との間の通信が正常に行われているか否かを確認することができる。
【0114】
請求項12の発明は、請求項4又は11の発明において、受信表示部は、センサ部からの信号の受信表示を所定の保持時間保持することを特徴とし、受信表示部の受信表示を所定の保持時間保持しているので、センサ部と監視装置とが離れた場所に設置されている場合でも、受信表示部の表示を見落とすことがなく、施工作業がやりやすいという効果がある。
【0115】
請求項13の発明は、請求項12の発明において、監視装置に、受信表示部の受信表示をリセットするリセット手段を設けたことを特徴とし、施工時に各センサ部の設置位置を大まかに決定した後に、各センサ部の設置位置を細かく調整する場合、リセット手段を用いて受信表示部の受信表示をリセットすることで、各センサ部の設置位置を調整した状態で各センサ部と監視装置との間の通信状態を確認することができ、施工作業の作業性が向上するという効果がある。
【0116】
請求項14の発明は、請求項1の発明において、センタ装置は、監視装置へ送信要求信号を送信する際に現在の時刻を示す現在時刻情報を送信要求信号とともに送信しており、監視装置は、受信した現在時刻情報をもとに内部の時刻データを修正することを特徴とし、センタ装置から送信された現在時刻情報に合わせて監視装置の内部時計の時刻を修正しているので、時刻の精度を高めることができる。
【0117】
請求項15の発明は、請求項1又は2記載の発明において、センタ装置は、メール受信端末からの履歴要求信号を受信すると、監視装置に対して送信要求信号を出力し、この送信要求信号に応じて得られた履歴情報をもとに電子メールを作成してメールサーバに出力することを特徴とし、メール受信端末からの履歴要求信号を受信すると、センタ装置が監視装置に送信要求信号を出力し、この送信要求信号に応じて得られた履歴情報をもとに電子メールを作成しているので、監視者に最新の履歴情報を提供することができる。
【0118】
請求項16の発明は、請求項1又は2記載の発明において、センタ装置は、予め設定された時刻がくると、監視装置に対して送信要求信号を出力し、この送信要求信号に応じて得られた履歴情報をもとに電子メールを作成してメールサーバに出力することを特徴とし、センタ装置は監視装置に対して定期的に送信要求信号を出力し、この送信要求信号に応じて得られた履歴情報から電子メールを作成しているので、センタ装置側で履歴情報を蓄積するとともに、定期的に履歴情報を更新することができるという効果がある。
【0119】
請求項17の発明は、請求項1乃至16の何れか1つに記載の発明において、電子メールのフォーマットに変換された履歴情報は、所定の時間単位で時刻を表す第1の文字列と、各時間単位の間にセンサ部が人の動きを検知した検知回数を表す第2の文字列とを並べて構成され、第2の文字列の文字数を検知回数に比例した文字数とし、メール受信端末の表示部にセンサ部の検知回数をヒストグラム状に表示させることを特徴とし、請求項1乃至16の発明の効果に加えて、各時間単位毎のセンサ部の検知回数を視覚的に把握できるという効果がある。
【0120】
請求項18の発明は、請求項1乃至16の何れか1つに記載の発明において、電子メールのフォーマットに変換された履歴情報は、所定の時間単位で時刻を表す第1の文字列と、各時間単位の間にセンサ部が人の動きを検知した検知回数を表す第2の文字列とを並べて構成され、第2の文字列の文字数を検知回数の対数に比例した文字数とし、メール受信端末の表示部にセンサ部の検知回数をヒストグラム状に表示させることを特徴とし、請求項1乃至16の発明の効果に加えて、各時間単位毎のセンサ部の検知回数を視覚的に把握でき、さらに第2の文字列の文字数を検知回数の対数に比例した文字数としているので、検知回数が多い場合でも第2の文字列の文字数を少なくして、表示部の表示を見易くできるという効果がある。
【0121】
請求項19の発明は、請求項1乃至16の何れか1つに記載の発明において、電子メールのフォーマットに変換された履歴情報は、所定の時間単位で時刻を表す第1の文字列と、各時間単位の間にセンサ部が人の動きを検知した検知時間を表す第2の文字列とを並べて構成され、第2の文字列の文字数を検知時間に比例した文字数とし、メール受信端末の表示部にセンサ部の検知時間をヒストグラム状に表示させることを特徴とし、請求項1乃至16の発明の効果に加えて、各時間単位毎のセンサ部の検知時間を視覚的に把握できるという効果がある。
【0122】
請求項20の発明は、請求項1乃至16の何れか1つに記載の発明において、電子メールのフォーマットに変換された履歴情報は、所定の時間単位で時刻を表す第1の文字列と、各時間単位をさらに短く分割した時間区分の間にセンサ部が人の動きを検知したか否かを表す第2の文字列とを並べて構成され、メール受信端末の表示部にセンサ部の検知の有無を時系列で表示させることを特徴とし、請求項1乃至16の発明の効果に加え、各時間単位において人の動きを検知した時間帯(時間区分)と、人の動きが無い時間帯とを視覚的に把握できるという効果がある。
【0123】
請求項21の発明は、請求項1乃至16の何れか1つに記載の発明において、電子メールのフォーマットに変換された履歴情報は、所定の時間単位で時刻を表す第1の文字列と、各々のセンサ部が各時間単位の間に人の動きを検知した検知時間を表す第2の文字列とを並べて構成され、第2の文字列は、各センサ部毎に種類の異なる文字を、予め指定したセンサ部の順番で配列してなり、各センサ部に対応した文字の文字数を各センサ部の検知時間に比例した文字数とし、メール受信端末の表示部に各センサ部の検知時間をヒストグラム状に表示させることを特徴とし、請求項1乃至16の発明の効果に加えて、第2の文字列は、各センサ部毎に種類の異なる文字を、その検知時間に比例した文字数だけ配列して構成されるので、個々のセンサ部の検知時間を視覚的に把握でき、且つ、各センサ部に対応した文字を予め指定したセンサ部の順番で配列しているので、表示部の表示を見易くできるという効果がある。
【0124】
請求項22の発明は、請求項1乃至16の何れか1つに記載の発明において、電子メールのフォーマットに変換された履歴情報は、所定の時間単位で時刻を表す第1の文字列と、各時間単位の間に人の動きを検出したセンサ部を、検出信号を発生した時刻順に、センサ部毎に異なる種類の文字で表した第2の文字列とを並べて構成され、各センサ部に対応した文字の文字数を、当該センサ部が人の動きを検出してから別のセンサ部が人の動きを検出するまでの間に当該センサ部が検出信号を発生した回数に比例した文字数とし、メール受信端末の表示部に各時間単位内での各センサ部の検知回数の和をヒストグラム状に表示させることを特徴とし、請求項1乃至16の発明の効果に加えて、第2の文字列は、検出信号を発生した順番でセンサ部毎に異なる種類の文字を配列して構成されるので、個々のセンサ部の検知状況を視覚的に把握でき、且つ、検知状況の時間的な変化の様子も容易に把握できるという効果がある。
【0125】
請求項23の発明は、請求項1乃至16の何れか1つに記載の発明において、電子メールのフォーマットに変換された履歴情報は、所定の時間単位で時刻を表す第1の文字列と、各時間単位をさらに短く分割した時間区分の間に人の動きを検出したセンサ部の有無を表す第2の文字列とで構成され、当該第2の文字列は、各時間区分で人の動きを検出したセンサ部を示す各センサ部毎に種類の異なる文字を時系列順に配列してなり、各時間区分で複数のセンサ部が人の動きを検出した場合は予め設定されたセンサ部の優先順位に従い、優先順位の高いセンサ部に対応する文字を当該時間区分の代表値として表示することを特徴とし、請求項1乃至16の発明の効果に加えて、第2の文字列は、各時間区分で人の動きを検出したセンサ部を示す各センサ部毎に種類の異なる文字を時系列順に配列して構成され、且つ、各時間区分で複数のセンサ部が人の動きを検出した場合は優先順位の高いセンサ部に対応する文字を代表値として表示しているので、各時間区分でどのセンサ部が人の動きを検知したかを視覚的に把握できるという効果がある。
【0126】
請求項24の発明は、請求項1乃至23の何れか1つに記載の発明において、複数のセンサ部の中から、検出信号を受け取るセンサ部を少なくとも1つ選択する選択手段を監視装置に設けて成ることを特徴とし、請求項1乃至11の発明の効果に加え、選択手段を用いて不要なセンサ部からの検出信号を除外することができるという効果がある。
【0127】
請求項25の発明は、請求項1乃至24の何れか1つに記載の発明において、上記監視装置は、何れかのセンサ部の検知エリアから別のセンサ部の検知エリアまで人が移動するのに要する移動時間を記憶すると共に、何れかのセンサ部が検出信号を発生してから別のセンサ部が検出信号を発生するまでの時間間隔を計時し、その計時結果が移動時間よりも短い場合は複数の人を検知したと判断して、上記履歴情報に複数人の検知情報を含めることを特徴とし、請求項1乃至12の発明の効果に加えて、監視装置では何れかのセンサ部が検出信号を発生してから別のセンサ部が検出信号を発生するまでの時間間隔を計時しており、その時間間隔が予め記憶した移動時間よりも短い場合、複数の人がいると判断しているので、検知エリア内にいるのが1人か又は複数人かを確実に判断できるという効果がある。
【0128】
請求項26の発明は、請求項1乃至24の何れか1つに記載の発明において、上記監視装置は、何れかのセンサ部の検知エリアから別のセンサ部の検知エリアまで人が移動するのに要する移動時間を記憶すると共に、何れかのセンサ部が検出信号を発生してから別のセンサ部が検出信号を発生するまでの時間間隔を計時し、その計時結果が移動時間よりも短い場合は複数の人を検知したと判断して、上記履歴情報に複数人の検知情報を含め、上記履歴情報に基づいて別々の人間に対応した第2の文字列の表示を異なる表示としたことを特徴とし、請求項1乃至12の発明の効果に加えて、監視装置では、何れかのセンサ部が検出信号を発生してから別のセンサ部が検出信号を発生するまでの時間間隔を計時しており、その時間間隔が予め記憶した移動時間よりも短い場合、複数の人がいると判断しているので、検知エリア内にいるのが1人か又は複数人かを確実に判断することができ、且つ、複数の人が存在すると判断した場合は、別々の人間に対応した第2の文字列の表示を異なる表示としているから、メール受信端末を所持する監視者は表示部の表示から複数の人が存在することを容易に把握できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のモニタリングシステムのシステム構成図である。
【図2】同上のセンサ部のブロック図である。
【図3】同上の監視装置のブロック図である。
【図4】同上のメール受信端末のブロック図である。
【図5】同上の電子メールのフォーマットを説明する説明図である。
【図6】(a)(b)は同上の別の電子メールのフォーマットを説明する説明図である。
【図7】同上のまた別の電子メールのフォーマットを説明する説明図である。
【図8】同上の更に別の電子メールのフォーマットを説明する説明図である。
【図9】同上のまた別の電子メールのフォーマットを説明する説明図である。
【図10】同上の更に別の電子メールのフォーマットを説明する説明図である。
【図11】同上のまた更に別の電子メールのフォーマットを説明する説明図である。
【図12】実施形態3のモニタリングシステムのシステム構成図である。
【図13】同上の行動検知センサからの信号フォーマットの説明図である。
【図14】実施形態4のモニタリングシステムの動作を説明するタイムチャートである。
【図15】同上の監視装置内部の部品配置を示す図である。
【図16】実施形態5のモニタリングシステムの動作を説明するタイムチャートである。
【図17】同上の携帯電話の表示部に電子メールを表示させた状態の説明図である。
【図18】同上の携帯電話の表示部に別の電子メールを表示させた状態の説明図である。
【図19】
同上の別の動作を説明するタイムチャートである。
【図20】
(a)(b)は行動検知センサによる人体検知の判定基準を説明する図である。
【図21】
実施形態6のモニタリングシステムに用いる行動検知センサの内部の部品配置図である。
【符号の説明】
1a〜1d 行動検知センサ
2 監視装置
3 センタ装置
4 携帯電話
43 表示部
Claims (26)
- 所定の検知エリアを有し当該検知エリア内の人体の動きを検知するセンサ部と、当該センサ部の検知信号の履歴情報を記憶する記憶部及び外部からの送信要求信号に応じて記憶部に記憶された履歴情報を外部へ出力する通信部を具備した監視装置と、監視装置に送信要求信号を出力して当該監視装置から履歴情報を取得し、取得した履歴情報を電子メールのフォーマットに変換してメールサーバに出力するセンタ装置と、メールサーバから履歴情報を含む電子メールを受信する受信部及び受信した電子メールの内容を表示する表示部を具備したメール受信端末と、を備えて成ることを特徴とするモニタリングシステム。
- 前記センサ部は、ワイヤレス信号により検知信号を監視装置へ送信することを特徴とする請求項1記載のモニタリングシステム。
- 前記センサ部は、所定の送信時間間隔を計時するタイマを備え、タイマが前記送信時間間隔を計時する毎に計時中に発した検知信号をまとめて送信しており、送信するデータに、前記送信時間間隔の計時を開始した時刻から人体の動きを検知するまでの相対的な時間情報を含めて成ることを特徴とする請求項2記載のモニタリングシステム。
- 前記センサ部は、設置時から所定の初期動作期間が経過するまでの間は初期動作期間の経過後に比べて前記送信時間間隔を短い時間に設定しており、前記監視装置に、前記センサ部からの信号を受信した際に受信した信号が何れのセンサ部からの信号であるかを表示する受信表示部を設けて成ることを特徴とする請求項3記載のモニタリングシステム。
- 前記センサ部は、タイマが前記送信時間間隔を計時するまでの間に人体の動きを検知しなかった場合、監視装置へのデータ送信を休止することを特徴とする請求項3又は4記載のモニタリングシステム。
- 前記センサ部は、前回の送信時刻から前記送信時間間隔よりも長い所定の報知時間が経過するまでの間、人体の動きを検知しなかった場合は、人体の動きが無いことを示す非検知信号を監視装置へ送信しており、監視装置は、前記報知時間よりも長い所定の時間センサ部より全く信号を受信できなかった場合、センサ部との間の通信が不能になったことを示す通信不能情報をセンタ装置へ送信することを特徴とする請求項5記載のモニタリングシステム。
- 前記センタ装置は、監視装置から通信不能情報を受信すると、受信した通信不能情報に基づいてセンサ部と監視装置との間の通信が不能になったことを示す電子メールを作成し、メールサーバを経由してメール受信端末に送信することを特徴とする請求項6記載のモニタリングシステム。
- 前記センサ部は、タイマが前記送信時間間隔を計時するまでの間に人体の動きを検知しなかったために監視装置へのデータ送信を1乃至複数回休止した状態で人体の動きを検知すると、人体の動きを検知した時点で検知信号を監視装置へ送信するとともに、タイマをリセットして計時動作を再開させることを特徴とする請求項5記載のモニタリングシステム。
- 前記センサ部は、タイマが前記送信時間間隔を計時するまでの間に人体の動きを検知しなかったために監視装置へのデータ送信を1乃至複数回休止した状態において、前記送信時間間隔よりも短い所定の判定時間内に所定回数以上検知があった場合は人体の動きがあったと判断することを特徴とする請求項8記載のモニタリングシステム。
- 前記監視装置と前記センタ装置との間では移動体通信網を経由して通信を行っており、センタ装置は、監視装置に対して送信要求信号を送信した際にこの送信要求信号に対する応答が監視装置から得られなければ、監視装置との間の通信が不能になったことを示す電子メールを作成し、メールサーバを経由してメール受信端末に送信することを特徴とする請求項1記載のモニタリングシステム。
- 前記センサ部に、前記監視装置との間の通信確認用の信号を送信する機能を付加すると共に、監視装置に、センサ部からの信号を受信した際に受信した信号が何れのセンサ部からの信号であるかを表示する受信表示部を設けて成ることを特徴とする請求項1記載のモニタリングシステム。
- 前記受信表示部は、前記センサ部からの信号の受信表示を所定の保持時間保持することを特徴とする請求項4又は11記載のモニタリングシステム。
- 前記監視装置に、前記受信表示部の受信表示をリセットするリセット手段を設けたことを特徴とする請求項12記載のモニタリングシステム。
- 前記センタ装置は、前記監視装置へ送信要求信号を送信する際に現在の時刻を示す現在時刻情報を送信要求信号とともに送信しており、監視装置は、受信した現在時刻情報をもとに内部時計の時刻を修正することを特徴とする請求項1記載のモニタリングシステム。
- 前記センタ装置は、メール受信端末からの履歴要求信号を受信すると、監視装置に対して送信要求信号を出力し、この送信要求信号に応じて得られた履歴情報をもとに電子メールを作成してメールサーバに出力することを特徴とする請求項1又は2記載のモニタリングシステム。
- 前記センタ装置は、予め設定された時刻がくると、監視装置に対して送信要求信号を出力し、この送信要求信号に応じて得られた履歴情報をもとに電子メールを作成してメールサーバに出力することを特徴とする請求項1又は2記載のモニタリングシステム。
- 前記電子メールのフォーマットに変換された履歴情報は、所定の時間単位で時刻を表す第1の文字列と、各時間単位の間にセンサ部が人の動きを検知した検知回数を表す第2の文字列とを並べて構成され、第2の文字列の文字数を検知回数に比例した文字数とし、メール受信端末の表示部にセンサ部の検知回数をヒストグラム状に表示させることを特徴とする請求項1乃至16の何れか1つに記載のモニタリングシステム。
- 前記電子メールのフォーマットに変換された履歴情報は、所定の時間単位で時刻を表す第1の文字列と、各時間単位の間にセンサ部が人の動きを検知した検知回数を表す第2の文字列とを並べて構成され、第2の文字列の文字数を検知回数の対数に比例した文字数とし、メール受信端末の表示部にセンサ部の検知回数をヒストグラム状に表示させることを特徴とする請求項1乃至16の何れか1つに記載のモニタリングシステム。
- 前記電子メールのフォーマットに変換された履歴情報は、所定の時間単位で時刻を表す第1の文字列と、各時間単位の間にセンサ部が人の動きを検知した検知時間を表す第2の文字列とを並べて構成され、第2の文字列の文字数を検知時間に比例した文字数とし、メール受信端末の表示部にセンサ部の検知時間をヒストグラム状に表示させることを特徴とする請求項1乃至16の何れか1つに記載のモニタリングシステム。
- 前記電子メールのフォーマットに変換された履歴情報は、所定の時間単位で時刻を表す第1の文字列と、各時間単位をさらに短く分割した時間区分の間にセンサ部が人の動きを検知したか否かを表す第2の文字列とを並べて構成され、メール受信端末の表示部にセンサ部の検知の有無を時系列で表示させることを特徴とする請求項1乃至16の何れか1つに記載のモニタリングシステム。
- 前記電子メールのフォーマットに変換された履歴情報は、所定の時間単位で時刻を表す第1の文字列と、各々のセンサ部が各時間単位の間に人の動きを検知した検知時間を表す第2の文字列とを並べて構成され、第2の文字列は、各センサ部毎に種類の異なる文字を、予め指定したセンサ部の順番で配列してなり、各センサ部に対応した文字の文字数を各センサ部の検知時間に比例した文字数とし、メール受信端末の表示部に各センサ部の検知時間をヒストグラム状に表示させることを特徴とする請求項1乃至16の何れか1つに記載のモニタリングシステム。
- 前記電子メールのフォーマットに変換された履歴情報は、所定の時間単位で時刻を表す第1の文字列と、各時間単位の間に人の動きを検出したセンサ部を、検出信号を発生した時刻順に、センサ部毎に異なる種類の文字で表した第2の文字列とを並べて構成され、各センサ部に対応した文字の文字数を、当該センサ部が人の動きを検出してから別のセンサ部が人の動きを検出するまでの間に当該センサ部が検出信号を発生した回数に比例した文字数とし、メール受信端末の表示部に各時間単位内での各センサ部の検知回数の和をヒストグラム状に表示させることを特徴とする請求項1乃至16の何れか1つに記載のモニタリングシステム。
- 前記電子メールのフォーマットに変換された履歴情報は、所定の時間単位で時刻を表す第1の文字列と、各時間単位をさらに短く分割した時間区分の間に人の動きを検出したセンサ部の有無を表す第2の文字列とで構成され、当該第2の文字列は、各時間区分で人の動きを検出したセンサ部を示す各センサ部毎に種類の異なる文字を時系列順に配列してなり、各時間区分で複数のセンサ部が人の動きを検出した場合は予め設定されたセンサ部の優先順位に従い、優先順位の高いセンサ部に対応する文字を当該時間区分の代表値として表示することを特徴とする請求項1乃至16の何れか1つに記載のモニタリングシステム。
- 複数のセンサ部の中から、検出信号を受け取るセンサ部を少なくとも1つ選択する選択手段を監視装置に設けて成ることを特徴とする請求項1乃至23の何れか1つに記載のモニタリングシステム。
- 上記監視装置は、何れかのセンサ部の検知エリアから別のセンサ部の検知エリアまで人が移動するのに要する移動時間を記憶すると共に、何れかのセンサ部が検出信号を発生してから別のセンサ部が検出信号を発生するまでの時間間隔を計時し、その計時結果が前記移動時間よりも短い場合は複数の人を検知したと判断して、上記履歴情報に複数人の検知情報を含めることを特徴とする請求項1乃至24の何れか1つに記載のモニタリングシステム。
- 上記監視装置は、何れかのセンサ部の検知エリアから別のセンサ部の検知エリアまで人が移動するのに要する移動時間を記憶すると共に、何れかのセンサ部が検出信号を発生してから別のセンサ部が検出信号を発生するまでの時間間隔を計時し、その計時結果が前記移動時間よりも短い場合は複数の人を検知したと判断して、上記履歴情報に複数人の検知情報を含め、上記履歴情報に基づいて別々の人間に対応した第2の文字列の表示を異なる表示としたことを特徴とする請求項1乃至24の何れか1つに記載のモニタリングシステム。
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